東邦ガス×NTT東日本【都市対抗野球大会】

7/13 都市対抗野球大会(開幕戦)
東邦ガス×NTT東日本 @東京ドーム

試合経過

NTTは1回裏、先頭の下川のライト前ヒットから2死2塁のチャンスを作る。4番喜納の打球は二遊間のボテボテのゴロとなり、ショート小田は余裕で追いつくも送球を焦ってボールを捕れず…打球がセンターに抜けて下川が生還し先制。続く5番越前は変化球をレフトスタンドに運ぶ2ランでNTTが初回に3点を先制。NTTは2回裏にも上田がエラーで出塁すると、9番枡澤が2ランホームランを放ち5点のリードを奪う。
20180713NTT東日本 越前
初回に2ランをはなったNTT東日本の主将で5番の越前

東邦ガスの先発は今年リリーフから先発に転向し、予選では防御率0.30と大車輪の活躍をみせたベテランの小椋であったが、2回5失点で降板。ストレートはMax146㌔をマークし、得意の130㌔前後のチェンジアップも有効であり、それほど悪いとは思わなかった。しかしインコースのボールを越前・枡澤にうまくスタンドに運ばれてしまい、そこはNTTが1枚上手であったということのようだ。
20180713東邦ガス 小椋
2回で降板となってしまった東邦ガスの先発小椋

東邦ガスは3回表に先頭の小野がエラーで出塁すると、2死2塁から1番上内の打球はライト前のライナー。これをNTTのライト越前がスライディングキャッチを試みるもわずかに及ばずタイムリー3ベース。2番大島の犠飛で2点目をあげると、3番南にもホームランが飛び出し3-5と追い上げる。

NTT東日本の先発は2年目のドラフト候補右腕の堀が予想されていたが、先発のマウンドに上がったのは経験豊富な大竹でキャッチャーの上田とは都市対抗10年連続出場バッテリー。昨年の都市対抗決勝でも先発を務めた大竹であったが、その時は3回途中3失点で降板。エラー絡みではあったが、この試合でも3回に3点を失ってしまい、若干のデジャヴ感はあった。しかし大竹は4回もマウンドに上がると持ち前の小さく曲がる球をコントロールよく投げ込み、4・5回と東邦ガス打線を完璧に抑えてみせた。一方東邦ガスも3回から九谷(ヤマハからの補強選手)とランナーを出しながらも4~6回を無失点に抑え、両チーム無得点となり、試合は硬直してしまう。
20180713NTT東日本 大竹
昨年の決勝のリベンジのマウンドに立っNTT東日本の大竹

次にどちらが点を取るかが重要になってきた試合。リードしているNTT東日本が昨年の都市対抗でも伊藤を代打に送るなど仕掛けると、その伊藤がセンター前ヒットを放ち出塁。さらに都市対抗初マウンドとなった立野(東海理化からの補強選手)のボールで進塁すると、続く代打高野のセカンドゴロで伊藤が3塁まで進む。上田三振で2死となった後、立野の投球間に伊藤がホームスチールを決行。素晴らしい走塁であったが、間一髪アウト(伊藤は判定に猛抗議していましたが…)となってしまう。ただ攻めの姿勢を見せたNTTは7回裏、先頭の枡澤がこの日2本目のホームランとなるソロをレフトスタンドに叩き込み、貴重な追加点をあげる。

NTTは投げては6回からリリーフした沼田が、右バッターのインコースのストレートに、スライダー・カーブなどを交えたテンポのいいピッチングで9回1死まで東邦ガス打線を無得点に抑える。9回1死からは、昨年の都市対抗ではケガで登板できなかった末永がマウンドに上がり、Max148㌔をマークするピッチングで締めてゲームセット。NTT東日本が6-3で開幕戦を勝利で飾った。
20180713NTT東日本 沼田
6回から無失点リリーフをみせたNTT東日本の沼田


20180713東邦ガス×NTT東日本
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

前年度王者としてこの大会を迎えたNTT東日本。一昨年は日本生命が敗退、昨年もトヨタ自動車はタイブレークの末に藤岡裕のサヨナラホームランで勝利と前年度王者が苦労していた開幕戦。渡邊(→ロッテ)、福田(→オリックス)が抜けて、補強選手も使えないと戦力的にはダウンした状態で迎えた。ただ福田の抜けたショートでは阿部との争いを制して新人の丸山が2番ショートの座を掴むと2安打の活躍。他にも昨年大活躍であった伊藤がベンチスタートで、黒川・枡澤といった若手がスタメンを掴んだことは大きい。そして枡澤は2ホーマーと最高の結果を出し、伊藤も途中出場で2安打と健在ぶりをみせた。投手陣ではエースはいないが失点を少なめにして継投でつなぐというスタイルを継承していて、その中でリリーフの末永が復帰したのは大きい。あえて言えば堀にエースとしてこの開幕戦のマウンドに上がって欲しかったところだが…基本的には投打ともに優勝した昨年と同じ戦いができていて、あまり戦力ダウンは感じさせなかった。
20180713NTT東日本 丸山
福田の後釜となるショートの定位置を獲得したNTT東日本のルーキー丸山

一方の東邦ガスは逆に若手が出てきていないという印象だ。この試合で投げたのは小椋・水田のベテランと補強の九谷・立野ということで、この大一番のマウンドに上げられる若手はいなかったようだ。田中・栁川・屋宜といった期待の若手には是非とも東京ドームのマウンドを経験して欲しかった。打線も同じで3番のベテラン南のみが気をはいた形。南は2ベース→ホームラン→シングルヒットの3打数3安打で迎えた第4打席にはサイクル安打の期待もかかるほどの活躍であったが、この南の前にランナーをためる、あるいは南を返すということはできていなかった。
20180713東邦ガス 南
3ベースが出ればサイクル安打という活躍をみせた東邦ガスの3番南

東邦ガスは有名選手の弟が多いのも注目であった。2番センター大島は中日の大島洋平の弟であり、俊足巧打というプレースタイルは兄そっくりであった。打撃ではさすがにかなわないが、脚力だと兄を超えるかもしれないほどのレベルにあった。また出場機会はなかったリリーフとして待機していた屋宜はヤクルトの屋宜照悟の弟であり、コーチ兼任の捕手である鶴岡は日本ハムの鶴岡慎一の弟である。野球選手ではないが、東邦ガス入社を機にキャッチャーに再転向して正捕手の座を掴んでいる柴田は、元SKEの弟でありこちらも注目されていた。
20180713東邦ガス 大島
中日の大島洋平の弟、東邦ガスの2番センター大島


PickUp Player
枡澤怜 NTT東日本 外野手
~2ホーマーを放った恐怖の9番打者~
この試合で9番に抜擢された枡澤がホームランを2本打ってしまうあたりが、NTT東日本のレベルの高さを現わしていた。

枡澤は八王子高では大型内野手として活躍。3年夏には3番ショートをチームとしては活躍も東海大菅生と当たって1回戦負けというように結果を出すことができなかったが、そのポテンシャルを認められて亜細亜大に入学すると、外野手に転向。3年春より徐々に出場機会を得て、一時は4番を任されることもあるなど亜細亜大のレギュラーとして活躍するも、調子に波があり、その実力を発揮できているとは言えなかった。それでも4年夏には大学日本代表にも選出された。

しかしNTT東日本では厚い選手層にも阻まれ、目立った活躍ができておらず、昨年の都市対抗では打席に立つことが叶わなかった。ただ3年目となった今年の都市対抗では9番レフトでスタメン出場を果たした。すると1死1塁で迎えた第1打席では小椋のインコースのストレートをうまくさばきレフトスタンドに飛び込む2ランホームラン。第2打席はセンターフライに倒れるも、第3打席では立野のストレートを捉えると左中間スタンドにソロホームラン。3打数2安打2ホーマー3打点という見事な活躍ぶりで、9番打者ながら181㎝90㎏というパワーを遺憾なく発揮した。

まだ打順が9番であったり、2本目のホームランを打った後の守備では交代してしまうなど、飯塚監督の信頼は完全につかみ取ってはいないようだ。だが枡澤の持っているポテンシャルを発揮することができれば、一気にNTT東日本の主軸を打てる選手になることだろう。

20180713NTT東日本 枡澤
2ホーマーを放ったNTT東日本の恐怖の9番打者枡澤


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2018年 社会人ドラフト候補(7月時点)

明日から都市対抗開幕ということで…
そんな都市対抗での活躍が楽しみなドラフト候補たちを勝手にランク付けしてみました。

Sランク:ドラフト1位候補筆頭
Aランク:ドラフト上位候補
Bランク:志望届出せば指名確実
Cランク:ドラフト指名境界線

◆…今年ドラフト解禁となる選手です。
…前回(1月)からランクアップ
↓…前回(1月)からランクダウン

Sランク
齋藤(Honda/投)◆
生田目(日本通運/投)◆↑

Aランク
臼井(東京ガス/投)◆
笹川(東京ガス/外)◆
岡野(東芝/投)◆↑
吉川(パナソニック/投)◆

Bランク
拜崎(JR東日本/外)◆
堀(NTT東日本/投)◆
鈴木(JX-ENEOS/投)◆↓
富山(トヨタ自動車/投)◆↑
堀田(西濃運輸/投)◆
勝野(三菱重工名古屋/投)◆
平尾(Honda鈴鹿/投)◆
柘植(Honda鈴鹿/捕)◆↑
高橋拓(日本生命/投)◆
皆川(日本生命/外)◆
坂本(新日鉄住金広畑/投)◆

Cランク
小島(きらやか銀行/投)
宝利(日本製紙石巻/投)
角田(SUBARU/投)
大貫(新日鐵住金鹿島/投)◆↑
森下(日立製作所/内)◆
濱元(日立製作所/外)◆
松尾(かずさマジック/投)◆
山田(かずさマジック/投)
宮澤(かずさマジック/外)◆↑
幸良(Honda/投)
辻野(Honda/捕)
松田(Honda/内)◆
阿部(日本通運/投)
木南(日本通運/捕)
北川(日本通運/内外)↓
高橋(日本通運/外)◆
中澤(JFE東日本/外)◆↑
板東(JR東日本/投)
永谷(JR東日本/投)◆↓
小室(JR東日本/内)◆↓
國松(JR東日本/投内)
丸子(JR東日本/内)
石川(東京ガス/内)◆↑
中山(東京ガス/内)
喜多(セガサミー/捕)↑
道端(明治安田生命/捕)
岡本(東芝/投手)↑
左澤(JX-ENEOS/投)◆
柏原(JX-ENEOS/投)↓
大野(MHPS/投)
久保(MHPS/内)
龍(MHPS/外)◆
金井(フェデックス/投)◆↓
諏訪(トヨタ自動車/投)◆
北村(トヨタ自動車/内)
若林(JR東海/投)
田中(東邦ガス/投)
立野(東海理化/投)◆↑
瀧中(Honda鈴鹿/投)◆
松本(Honda鈴鹿/内)◆
岩本(日本新薬/投)◆
温水(大阪ガス/投)◆
法兼(パナソニック/内)◆
牛島(JR九州/捕)◆


以上です。
異論は認めますw

20170602Honda 齋藤2
1月に続きSランクとさせてもらったHondaの齋藤

20180602日本通運 生田目
日本通運のエースとなりSランクとさせてもらった生田目


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日大×大師【選手権北神奈川大会1回戦】

7/8 選手権北神奈川大会1回戦
日大×大師 @横浜スタジアム

7/8に開会式が行われた選手権神奈川大会。開会式直後に南神奈川大会の開幕戦が行われ、第2試合は北神奈川大会の開幕戦なのですが、そこでいきなり前回大会ベスト16の大師とベスト4の日大の対戦となりました。

試合経過

大師の先発は昨年からエースを務める寒河江。1回表、日大の1番大本のライナーを大師のショート鷲津がダイビングするもボールはグラブからこぼれてしまう。先頭が出塁した日大は川腰が送って1死2塁とすると、続く3番横山の打球は二遊間を抜けるセンター前ヒット。しかし2塁ランナーの大本は抜けてからのスタートであったために、センター齊藤はランナーを刺そうと3塁へ送球するがこれがサード頭上を越える暴投となってしまい、ボールデットで大本が生還し日大が先制。続く4番小水もレフト前タイムリーを放つと、さらに西ノ坊の打球をサードがはじいてしまい日大が初回に3点をあげる。
20180708日大 小水
初回にタイムリーを放つ日大の4番小水

一方日大はエース左腕の中島でなく、こちらも実績は十分であるが背番号9の右腕の北野をマウンドに送る。その北野は1回裏の大師の攻撃を3人が完璧に抑えると、2回は5番加賀山に初安打となる2ベースを浴びてピンチを招くも追いついて後続を断つなど対照的な立ち上がりを見せる。

日大は3回表、先頭の小水が2打席連続のヒットを放つと、5番源田もバスターでショートの逆をついて内野安打、6番諸泉が送って1死2・3塁とチャンスを作る。続く西ノ坊のショートゴロで大師はホームに送球するも間に合わずにこれがフィルダースチョイス。続く8番北野にも犠牲フライを放ち、この回日大が2点を追加し5-0とする。

反撃に出たい大師はその裏、1死から吉川がレフト線に2ベースを放ちチャンスを作ると、続く2番並木も3塁線を破り初得点。しかし続くチャンスでは北野が粘りのピッチングの前に3番鷲尾はライトフライ、4番越智は三振と主軸が倒れて1点止まりとなってしまう。
20180708大師 並木
大師の初得点となるタイムリー2ベースを放った2番並木

すると4回表、日大は先頭の大本がセンター前ヒットで出塁すると、続く2番川腰は送らずに強硬策。しかしこれが仇となってショートゴロ併殺…と思いきやこれをショート鷲津がファンブルしてしまい、2死ランナー無しのはずが無死1・2塁。横山のセカンドゴロで1死2・3塁となる。すると続く4番小水のサードゴロはキャッチャーが1塁送球を指示するもサード廣瀬がホームに送球しフィルダースチョイス。大師はこの回から初回にエラーをするなどして不安であったサードを林→廣瀬に代えていただが、これが実らなかった。さらに2死から6番諸泉に2点タイムリーが飛びだし、日大は4回までで早くも8-1とリードを広げる。

大師の寒河江は中盤から多彩な変化球を有効に使いだし、5回は日大の攻撃を3人で終えるなど波に乗ってきたように思えたが6回表にまたしてもバックが足を引っ張ってしまう。先頭の2番川腰のレフトフライをレフトが目測を誤り、最終的にはカバーに入ったセンターでもとれたという打球であったがこれがお見合い気味になり2ベース。3番横山、4番小水を連続三振に斬って取るも、5番源田の打球は前進守備のライトの頭を越える2ベースとなり日大が1点を追加する。
20180708日大 源田
6回にトドメとなるタイムリー2ベースを放った日大の5番源田


大師打線は5回裏に満塁のチャンスを作るも北野の前にあと1本が出ず…。6回・7回も3人ずつで抑えられてしまい、点差が埋まらずに7回コールド。1回戦屈指の好カードは日大が北野の1失点完投で9-1(7回コールド)で勝利という意外な結果に終わった。


20180708日大×大師
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

思わぬ大差がついてしまった試合。原因は大師の守備の乱れにあった。大師はエラー4個でその全てが得点に絡んでしまってしまうなど悪い意味で効果的であった。それに加えて記録はヒットだが…という打球もあり、さらに間に合わないのにホームに投げてしまったフィルダースチョイスが2つと、単純なエラー4個という数字以上に守備が乱れた。北神奈川大会の開幕戦とあって会場は横浜スタジアム、開会式後なのでそのまま残る人や他チームの選手も多いということで、これまではとは違った緊張感の中でも試合で残念ながら浮足立ってしまった形だ。

エースの寒河江は昨年は2年生ながら昨夏は桐蔭学園から3失点完投勝利、敗れはしたものの桐光学園相手にも4失点完投した好投手。ストレートは140㌔という噂ほどスピードは出ていなかった気がするが、テイクバックが体に隠れるようなフォームからしなやかに腕を振って投げるストレートは球速以上のものがあり、またインコースを果敢につくなどコントロールもよかった。変化球はスライダーや大きなカーブなどがあり、中盤以降はこれを有効に使って日大打線を抑えていた。与えた四死球は2個のみで非常にまとまった投手であると感じたかが、今日に限っていていえばいかんせん守備に足を引っ張られすぎて波に乗れなかった。だが180㎝68㎏という細身の体格は鍛えればまだまだ球威が増しそうであり、これで夏は敗退となってしまったが、次のステージでの活躍に大いに期待したい選手である。
20180708大師 寒河江
守備に足を引っ張られる形で失点を重ねてしまった大師のエース寒河江

日大としてはほぼ文句のない勝ち上がりであろう。打線は相手のミスに助けられたところもあるが、スタメンでは北野以外の全員がヒットを放ち7回までに9得点と効率の良い攻めを見せた。唯一ノーヒットの北野も犠牲フライに四球にと得点に貢献していたし、ピッチャーに専念するために8番を打っていたが、昨秋は3番も務めたいた強打者である。守っては大師とは対照的にノーエラーで北野を盛り立てて1失点のみと安定した内容。

そして1番大きいのはエースの中島を登板させることなく勝っただ。日大の次の対戦相手はセンバツにも出場した慶応であり、日大にとっては格上との対戦となる。日大の現チームの最大の武器は、昨年エースとしてベスト4入りを果たすなど実績も十分であり、空振りのとれる伸びるストレートが武器のエース左腕中島である。よって中島が慶応を抑えて、ロースコアの接戦をモノにするという形が勝利に1番近い。慶応戦は13日(金)ということで疲労度的には問題ないだろうが、偵察に来たであろう慶応に対して中島を見せなかったのは、上記のミッションを達成するうえでアドバンテージになった。中島本人は初回からベンチ前でキャッチボールをするなど投げる気満々であったようだが…その力を是非とも次の慶応戦で発揮して欲しいものだ。
20180708日大 中島
初回からベンチ前でキャッチボールをする日大のエース中島


Pickup Player
北野秀造 日大3年 ピッチャー兼外野手
~起用に応えてエース温存に大成功~
上記にも書いた通り背番号9の北野がこの大一番を完投勝利で飾り、エース中島を慶応戦に完全温存できたのは大きかった。

北野は前チームから背番号10の投手として活躍。持ち味の安定した投球で2年夏の選手権神奈川大会では座間総合、川崎工科、市ヶ尾、東海大相模と4試合で先発のマウンドを経験してベスト4入りに貢献。2年秋から3番ライトを主戦場としつつ、エース中島に次ぐ投手も務めた。

この夏の開幕戦はいきなり昨夏にブレイクした大師との対戦とあって、エース中島の起用が予想されたが、先発のマウンドにあがったのは北野であった。北野は初回に大師打線を10球で3者凡退に抑える最高のスタートを切る。スライダー・カーブ・チェンジアップなどの変化球を有効に使ったピッチングで大師打線に的を絞らせなかった。2回以降は毎回のようにランナーを背負うも、与えた得点は3回の並木のタイムリー2ベース1点のみ。ピンチの場面でもしっかり自分の投球をすることができていて、追い込んでからは低めのワンバンするようなスライダーで三振を奪えていた。結局7回を投げて6奪三振1失点。1回からキャッチボールをしていたエース中島に出番を与えず完投勝利をあげた。

打つ方ではこの試合ではピッチングに集中する意味もあってか8番打者。日大のスタメンで唯一ノーヒットであったが、3回の
第2打席ではセンターに犠牲フライを放ち、7回には無死1・2塁からファースト前に完璧なバントを決めるなどバットでも貢献。次戦では中軸を務めるかもしれない。

もはや右のエースと言える北野の投球。バッティングも含めて、次の慶応戦ではさらなる活躍が期待される。

20180708日大 北野
見事7回1失点で完投勝利をあげた日大の北野


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夏の甲子園出場校予想(2018)

夏の甲子園出場をかけた各地方大会も次々に開幕しているということで…
今年も勝手に夏の甲子園の出場校を予想していました。

自分の予想だけだとつまらないだとうから、報知高校野球とホームランでも各地方のページで1番の本命とされている高校も合わせて載せておきます。

2018夏の甲子園代表予想

さぁ今年はいくつ当たるでしょうか?


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四国アイランドリーグ選抜×ロッテ

6/30 四国アイランドリーグ選抜関東遠征
四国アイランドリーグ選抜×ロッテ@ロッテ浦和球場

四国アイランドリーグ選抜関東遠征の3日目。最終日のこの日は前日に続いてロッテ2軍との対戦。1・2戦目と日本ハム・ロッテに敗れているため3連敗して四国に帰るわけにもいかない1戦です。


試合経過
ロッテは1回裏、先頭の加藤がヒットで出塁すると、2番和田のバントがフィルダースチョイスとなり無死1・2塁。加藤は牽制アウトとなるも、和田が2盗を決めると、5番香月の初球には3盗。これがキャッチャーの悪送球も誘って、ロッテが和田の足で1点を先制。さらに2死2塁から香月が左中間を破り初回に2点をあげた。ロッテは2回裏にも肘井のヒット→四球→加藤のヒットで満塁のチャンスを作ると3番伊志嶺がレフトオーバーのタイムリー2ベースを放ち2点を追加する。

反撃に出たい四国選抜は3回表、この回先頭の7番高井がチーム初ヒットとなるセンターオーバーの2ベースで出塁すると、9番妹尾も逆方向のレフトオーバー2ベースを放ち1点。続く1番カンディラスも1塁線を破り、四国選抜が2点を返す。しかし四国選抜がロッテ先発の藤岡からあげた得点はこの2点のみ。藤岡は全盛期のような威力抜群のストレートというピッチングではなかったが、変化球をうまく使ったピッチングで四国選抜を寄せ付けず、6回2失点というまずまずのピッチング。ローテーション投手が不足気味の中、よいアピールになったと思われる。
20180630ロッテ 藤岡剛
6回2失点の好投をみせたロッテ先発の藤岡貴

ロッテは3回裏に満塁から柿沼の2点タイムリー、4回裏には伊志嶺・根本の連打で作った2・3塁のチャンスから香月のファーストゴロの間に1点を追加し4回までで7得点。石田→原田→畝と四国アイランドリーグで断トツの成績で優勝を果たした香川オリーブガイナーズの原動力となっている3投手を見事に打ち砕いた。

四国選抜は5回に4番手鎌田が登板し、満塁のピンチを招きながらも、この試合初めてロッテを無得点に抑える。しかし6回に鎌田が安田の打球を無得点に処理した際に負傷して降板してしまうと、後を継いだ左腕の山崎から三家・加藤と2人のスイッチヒッターが右打席から2ベースを放ち1点を追加する。

ロッテは7回表から2番手に大隣が登板。しかし大隣はいきなり笠原・谷田・三好に3連打を浴びてしまい無死満塁。大隣は牽制でランナーを刺すなどして、妹尾のセカンドゴロの間の1点に抑えるが、この妹尾のセカンドゴロも強烈な当たりであるなど、先発の座を争う同じ左腕の藤岡が好投した後だけに、なかなか厳しいマウンドとなってしまった。

さらにロッテは8回表に3番手としてマウンドにあがったオルモスが大乱調。安藤にタイムリーを浴びると、その後の4連続四死球で押し出し2個にワイルドピッチと計4点を失い、四国選抜は一気に1点差に迫る。
20180630高知ファイティングドックス 安藤
途中出場ながらタイムリーを含む2安打の活躍をみせた四国アイランドリーグ選抜の安藤

しかしロッテは8回裏、先頭の宗接が3ベースで出塁すると8番三家が前進守備の1・2塁間を破るタイムリーヒット。さらに四球→バントでつないで1死2・3塁のチャンスとすると2番和田が犠牲フライを放ち、ロッテが2点を加えて突き放す。最終回は高野が締めてロッテが10-7で勝利した。
20180630ロッテ 三家
8回裏に貴重な追加点となるタイムリーを放ったロッテの三家


20180630四国アイランドリーグ選抜×ロッテ
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

プロを目指す独立リーグの選手たちにとっては格好のアピールの場であったろう、関東に遠征してきてのNPB球団との3試合。しかしこれで3連敗となってしまい、とりわけNPB入りに向けてアピールできたという選手はいなかった。特に深刻だったのが投手陣でこの3試合で計28失点…。各チームのエース級を集めての出来であり、今日の試合でも登板した6投手のうち鎌田以外の5投手が失点。さらにロッテは13残塁であったようによく10点で済んだという有様であった。

四国選抜で注目だったのは関東に凱旋を果たした谷田。慶応高と慶応大ではそれぞれ日本代表を経験した強打者であったが、大学4年時には指名確実と言われながらもまさかのドラフト指名漏れ。JX-ENEOSに進むもドラフト解禁となった昨秋には指名がなし。今年JX-ENEOSという名門を退社して、アメリカのトライアウトを受けて最終的に徳島インディゴソックスに入団という茨の道を選択したことでも話題となった。そんな谷田はこの試合では5回裏からセンターの守備に就くと、1打席目ではセンター前ヒット。2打席目には押し出しの四球を選ぶも、9回表のホームランが出れば同点というチャンスでは三振に倒れてしまいゲームセットとなった。リーグ戦では打率.269の1本塁打と結果も出せておらず、本来の実力はまだ発揮できていないようだ。ただ名門の肩書が邪魔していたこともあり、その実力さえ発揮できれば下位や育成でのプロ入りは確実なだけに今後も期待して見ていきたい。
20180630徳島インディゴソックス 谷田
5回から途中出場の四国アイランドリーグ選抜の谷田

ロッテで目を引いたのは和田。和田は高校では陸上部で高校野球を経験せずに、クラブチームを経て富山SBからロッテに入団した異色の選手。前日の試合でのホームランとうって変わって、この試合ではノーヒットであったが、初回に50㍍5.8秒の俊足を生かして2つの盗塁を決めて先制点をもぎ取り、犠牲フライにバントも2個としっかり役割を果たしていた。フルスイングしたあとのフォロースルーが柳田そっくりであり「和ギータ」という愛称も納得であった。和田は大学2年生世代にあたる若い育成選手であるが、1軍経験者の多い割とガチなこの日のオーダーの中でもその存在感を発揮していたし、まだまだ体が細いのでこれからしっかりと筋肉をつけていけば本当に末恐ろしい選手だ。和田の他には1番として4安打をマークした加藤や4番に入って鋭い当たりを飛ばしていた根本、6回2失点と安定したピッチングをみせた藤岡あたりは1軍にしてもおかしくない選手なのでさすがといったところであろう。
20180630ロッテ 和田
ノーヒットも足でバントでロッテの得点に貢献した和田

Pickup Player
妹尾克哉 香川オリーブガイナーズ ショート
~3打点の活躍で唯一のアピールに成功~
この試合9番ショートでフル出場し、3打点をマークした妹尾は、全体的に低調なアピールに終わってしまった四国選抜の中ではやれた選手であった。

妹尾は走攻守揃った内野手として神戸国際大付では2年春からセカンドのレギュラーとなると、近畿大会決勝戦(VS北大津)ではホームランを含む3安打4打点でチームの近畿Vに貢献。2年なるは5番セカンドを務めるも、準決勝では4-5で明石商に敗れてしまった。その野球センスを発揮して3年夏には正捕手も務めるなどしたが、結局甲子園の土を踏むことはできなかった。

神戸国際大付卒業後は近畿大に進学という噂があったが、5月に香川オリーブガイナーズに入団。直後からショートのレギュラーを掴み、2年目の今季は打率.343の活躍で(前期)首位打者を獲得し、チームを優勝に導いた活躍。四国アイランドリーグの選抜メンバーにも選ばれた。

この試合では9番ショートでスタメン出場した妹尾。3回裏に1死2塁で迎えた第1打席ではレフトオーバーのタイムリー2ベース。左VS左にも関わらず、藤岡のストレートをしっかりと引き付けて、逆方向であるレフトの頭上を越えるライナーという非常に評価のできるバッティングであった。その後は7回表に満塁のチャンスで強烈なセカンドゴロを放ち、これが併殺崩れとなったために2打点目。8回表にもまたもや満塁で乱調のオルモスから冷静に四球を選んで3打点目をあげた。

高校時代はおもにセカンドであったが、ショート守備も流れるような動きで非常にうまい。前日の試合では盗塁も決めたようで、まさに走攻守揃った内野手。まだ高卒2年目という若さもあるので、NPBのスカウトから見ればこのシリーズで1番魅力的な選手に見えたのではないだろうか?

20180630香川オリーブガイナーズ 妹尾1 20180630香川オリーブガイナーズ 妹尾2
3打点の活躍をみせた四国アイランドリーグ選抜のショート妹尾


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