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JABA東京スポニチ大会のベストナイン(2024)

2024年春の社会人野球の公式戦となったJABA東京スポニチ大会は、Hondaの優勝で幕を閉じました。
そんな大会のベストナインを個人的に選んでみました。

ピッチャー
中村伊吹(星琳→白鴎大→Honda)

しなやかな腕の振りからキレのあるボールを繰り出す左腕は、予選リーグでは日立製作所戦で2回無失点、大阪ガス戦で2回無失点とともに強豪相手に好リリーフ。決勝では先発のマウントに上がり、日本通運を6回無失点に抑え、今大会は12回無失点という成績で大会MVPを受賞した。
20240314Honda 中村伊

キャッチャー
山本空(下関商→城西大→日本通運)

木南が絶対的正捕手として君臨してきた日本通運において、今大会5試合全てでスタメンマスクを被った2年目の捕手は、その強肩でランナーを刺し、攻撃面でも打率.538に犠打3個、持ち前の走力でも2盗塁と貢献度の高い活躍で、今大会の首位打者・敢闘賞を受賞した。
20240314日本通運 山本

ファースト
山下 滉介(岡山理大付→亜細亜大→Honda)

期待の2年目の右のスラッガーは、選手層の厚いHondaの内野の中でスタメン出場すると、初戦のJR東日本東北戦では3打数3安打、準決勝のセガサミー戦では貴重なタイムリー2点2ベースを放ち、打率.417・打点5は優勝したHondaの中でもトップ、2ベース4本と長打の多さも際立った。
20240314Honda 山下滉


セカンド
三浦良裕(市立尼崎→大阪経済大→Honda)

昨年は下位打線が多かったものの、今大会ではHondaのリードオフマンを務めると、初戦のJR東日本東北戦から2盗塁と躍動し、大会通じて出塁率は.444をマーク。決勝の日本通運戦では1打席目で2ベースを放ち先制のホームを踏むと、その後は2ランホームランを放つ活躍をみせた。
20240314Honda 三浦

サード
津田翔希(浦和学院→東洋大→Honda)

初戦のJR東日本東北戦で2点タイムリーを放つと、準決勝では先制タイムリー、決勝戦では貴重な2点目となるタイムリーとここぞという場面のタイムリーが光った。サードだけでなくショートもこなした持ち前の守備力に加えて、Hondaのラストバッターは打率.375という成績で優勝に貢献した。
20240314Honda 津田

ショート
添田真海(作新学院→明治大→日本通運)

もはや社会人野球屈指のバットコントロールを誇る日本通運のリードオフマンは、ニチダイ戦では決勝のホームを踏むなど2安打、鷺宮製作所戦では4安打をマーク。準決勝・決勝では本来の力は発揮できなかったものの、大会通じて打率.318の活躍をみせた。
20240314日本通運 添田

外野
金城飛龍(東海大相模→東海大→Honda)
巨人の金城龍彦コーチを父にもつHondaのルーキーは全試合センターとしてスタメン出場すると、JR東日本東北戦では3安打3盗塁の活躍をみせ、準決勝ではヒットで出塁すると先制のホームを踏み、決勝ではコールドを決めるサヨナラ2点タイムリー。今大会の新人賞3選手の中でもNo1の活躍であったことは言うまでもない。
20240314Honda 金城

沓澤侑輝(千葉経済大付→獨協大→日本通運)
期待され続けてきた日本通運の左の強打者がついにその実力を発揮し、今大会では全試合5番打者として出場。2戦目の鷺宮製作所戦では3ベースに、試合を決める逆転2ランの大活躍で、以降は全てマルチ安打を放ち、打率.474で見事「打撃賞」に輝いた。
20240314日本通運 沓澤

田中滉伸(遊学館→創価大→日本通運)
初戦のニチダイ戦ではタイブレークで代打で登場して見事サヨナラヒットを放つと、以降は4番打者として4試合連続でスタメン出場。東海Rex戦でも2安打を放つと、準決勝のJR東日本戦では9回に決勝2ランとここ一番での勝負強さが光った。
20240309日本通運 田中

指名打者
藤野隼大(川越東→立教大→Honda)
本職は捕手であるが、Hondaには絶対的正捕手として辻野がいることもあり、今大会も打撃を生かして全試合4番(1試合を除きDH)で出場。初戦のJR東日本東北戦では2ベース決勝では4番打者らしく、初回にチャンス→併殺で流れが悪くなったところで、3塁ランナーを返す先制タイムリーは、決勝戦の流れを左右する上でも非常に価値のある一打であった。
20240314Honda 藤野



惜しくもベストナインには選ばれなかったものの、各ポジションで候補としてノミネートされていた選手は以下の通りでした。
投手:東野(Honda)
捕手:辻野(Honda)、須田(セガサミー)
一塁:橋本(鷺宮製作所)、武藤(東海理化)、濱田(日本新薬)
二塁:木村(日本通運)、松浦(ENEOS)
三塁:砂川(セガサミー)、稲垣(Honda熊本)
遊撃:
外野:篠田(JR東日本)、上西(JFE西日本)、福本(東海理化)、吉川(日立製作所)
DH :綿屋(JFE西日本)


以上です。異論は認めます。


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テーマ : 社会人野球
ジャンル : スポーツ

日本新薬×東海理化【JABA東京スポニチ大会】

3/10 JABA東京スポニチ大会予選リーグ
日本新薬×東海理化 @等々力球場

試合経過

JABA東京スポニチ大会のブロック予選2日目。前日の初戦では、日本製鉄鹿島に勝利して好発進の日本新薬と、セガサミーに破れてもう後のない東海理化の試合です。

東海理化の先発の金田は、ゆったりと足を上げて、タメを作ってから、しなやかに腕を降り、非常に綺麗なフォーム。ストレートはコーナーに決まるなどコントロールが良く、変化球もカットボール•スライダー•カーブ•フォーク•チェンジアップと多彩であった。初回のピンチを凌ぐと、その後は安定した投球で、3〜5回はパーフェクト投球をみせて、5回まで無失点。
20240310東海理化 金田
安定した投球で日本新薬打線に得点を許さない金田

日本新薬の先発の岩本は、出どころの見づらいフォームから繰り出すストレートにはスピード以上のものがあり、カットボール•2シーム•チェンジアップなどのボールと合ったものの、この試合ではストレートが多い印象であった。3〜4回にかけては4者連続三振を奪うなど、5回まで4安打8奪三振無失点。試合は両先発の好投により、0ー0で5回を終える。
20240311日本新薬 岩本
奪三振も多く好投をみせた岩本

この日の等々力は風が強く、また不規則に向きも変わっていた。6回表、日本新薬の先頭打者植田の打球はレフトファールフライかと思いきや、風に流されてレフトが対応できずにフェアゾーンに落ちるラッキーな2ベース。9番竹内が送って1死3塁のチャンスとしたところで、代打大石を送り勝負に出たが、大石はやや浅いライトフライに倒れてランナー動けず、続く武田は金田が見事三振に仕留めて、日本新薬は得点とはならなかった。

その裏の東海理化は、先頭のプロ注目の3番福本がこの試合3本目となるヒットを放ち出塁し、盗塁を決めてチャンスメイク。2死3塁となったところで、日本新薬は岩本→左腕の木下に継投。ただその木下が連続四死球で東海理化は満塁とするも、最後は池間がレフトフライに倒れ、こちらも得点とはならなかった。
20240311日本新薬 木下
リリーフ登板してピンチをしのいだ木下

それでも東海理化は8回裏、日本新薬の3番手山上から、福本がこの試合4安打目となるヒットを放ち出塁すると、続く門叶のセンターフライで2塁へタッチアップ。5番武藤はストレートを振り抜くと、打球はライト線へ飛ぶタイムリー2ペースとなり、東海理化がついに均衡を破って先制点をあげる。
20240310東海理化 武藤
均衡を破るタイムリーを放った武藤

日本新薬は最終回、2死から3番のルーキー根路銘がヒットを放つも、最後は金田が4番若林から、この試合8個目となる三振を奪ってゲームセット。東海理化が金田の完封で勝利し、予選リーグ突破に望みを繋いだ。


20240310日本新薬×東海理化
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


東海理化は外野陣が強力で、ともに昨年は都市対抗で若獅子賞を獲得し、今年のドラフト候補である3番福本は4安打、4番門叶はノーヒットだったものの、フェンス際の特大のセンターフライを2本放った。決勝タイムリーを放った武藤も本職は外野であるが、外野手が豊富なチーム事情もあって今年はファーストで出場。まだ春先のJABA大会ということもあり、経験豊富な齋藤•井貝はベンチという状況だ。トータルの戦力では、まだトヨタ•ヤマハ•西濃運輸•Honda鈴鹿といった東海のトップチームには劣るものの、今年の外野陣だけでみれば、上記のチームを凌ぐかもしれない。
20240310東海理化 門叶
今年のドラフト候補にもあがる4番門叶

正式にはまだ入社もしてない3月に、ルーキーたちも出場しているJABA東京スポニチ大会。この試合でも注目のルーキー対決があった。日本新薬の3番DHで出場したルーキー根路銘と、東海理化の7番ショートで出場したルーキー近藤は、ともに九州共立大出身。4回表には、根路銘の放った難しい回転の二遊間抜けようというあたりを、近藤が好捕して1塁へ送球すると、本当に際どいタイミングであったが判定はアウト。昨年までは二遊間を組んでいた2人が、社会人野球の舞台で早くも凌ぎを削っていた。
20240311日本新薬 根路銘
3番DHで出場した日本新薬のルーキー根路銘


Pickup Player
福本綺羅 東海理化 外野手
~今年の度会はこの男~
高卒3年目で今年ドラフトイヤーを迎える東海理化の福本が、4打数4安打2盗塁の活躍で、その力を見せつけた。

福本はパンチ力のある打撃を武器に、明石商では1年秋に背番号17でベンチ入りを果たすと、兵庫大会の終盤からレギュラーに定着して、近畿大会では4番に抜擢。大阪桐蔭戦では藤江からタイムリー3ベースを含む2安打をマーク。チームは8強入りし、センバツにも選出されるも、コロナ渦で中止。夏の甲子園交流試合にも、4番ファーストとして出場した。ちなみにこの時に3番を打っていたのが、1個上の先輩でもある来田(オリックス)である。2年秋からは4番センター、さらには143㌔をマークする投手としても活躍。3年夏も阪上(近畿大)率いる神戸国際大付に敗れ、最高学年では甲子園出場は果たせなかったものの、福本はそのプレースタイルから「来田2世」としてドラフト候補にも上がった。

卒業後は東海理化に入社すると、2年目には都市対抗デビュー。1番ライトとして3試合で計14打数7安打の活躍をみせて、都市対抗の新人賞に該当する若獅子賞を獲得した。3年目の今年はドラフト指名も解禁となる中、まず最初の大会であるこのJABA東京スポニチ大会では3番センターとチームの主軸として出場している。

この試合ではまず第1打席にはストレートをセンター前に弾き返して出塁。そして素晴らしかったのが第2打席で、チームとしては岩本の前に3者連続三振という場面で回ってきて、追い込まれてからもファールで粘り、最後は9球目を捉えると強烈な打球」で1・2塁間を抜いた。さらに長打ケアでライトが後ろに守っていたことを逃さずに、1・2塁間をゴロで抜けた打球なのに、好走塁で2塁を陥れて2ベースとしてみせた。第3打席でもストレートをライト前に弾き返し、盗塁を決めてみせた。第4打席では初球を今度はレフト前に弾き返すバッティングをみせ、さらに続く門叶のセンターフライでは2塁へタッチアップする好走塁。これでこの試合唯一の得点となる生還を果たした。結局4打数4安打と、両チームともに打線に元気がない中で、1人レベチな打撃をみせた。この試合では3つの好走塁も含めてチャンスメーカーとしての活躍であったが、東海理化としては福本には全てランナーのいない場面で打席が回っており、チャンスで回すことができていれば、スコアも変わっていたことだろう。

上記の打撃と走塁に加えて、今季から守るセンターでも、風の強い中で後方のフライを落ち着いて処理するなど安心して見ていられた。肩力もあるので、打つだけでなく走攻守と3拍子揃った選手だ。この試合でスカウトの評価もさらに上がったことだろうし、タイプとしては、同じく高卒3年目で昨年はドラフト1位3球団競合となった度会に似ているところがある。福本は昨年若獅子賞こそ獲得したものの、橋戸賞を獲得した度会にはまだ実績は及ばない。ただ今年の都市対抗などで実績さえ残せれば、同じくドラフト1位で指名される可能性もある、個人的には今年の社会人野球の中で、現段階ではNo1ともいえる逸材だと思っている。

20240310東海理化 福本1

20240310東海理化 福本2


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テーマ : 社会人野球
ジャンル : スポーツ

パリーグの各球団におススメのドラ1(2024)

プロ野球の各球団に対して、個人的に勝手にドラフト1位の選手をおススメしていきたいと思います。例えるなら自分がその球団のGMだったら、この選手をドラフト1位で指名するという話になります。まずはパリーグ編です。


オリックス
パリーグ3連覇を果たして、次世代も含めて戦力は充実しているといえるオリックス。しかし山本に加えて、FAで山崎が移籍してしまい、先発は昨年の勝ち頭2人を失った状況。ローテーションは宮城・山下・田嶋・東に加えて、先発転向を目指す小木田、曽谷・齋藤ら期待のホープもいるものの、結果次第では即戦力を補強せざるを得ない。そんなオリックスにおススメなのは、関西大の金丸。

金丸はMAX153㌔を誇る左腕で、非常に奪三振率が高いのが魅力。関西大では2年春に同志社大戦で17奪三振完封勝利をあげたのを皮切りに、3年秋は6勝0敗で防御率0.35という圧倒的な成績でチームを優勝に導いた。リーグ戦通算でも、19勝2敗で防御率1.07という数字で、この春は侍ジャパン(トップチーム)に選出されて、欧州代表との2戦目では先発を務めて2回4奪三振パーフェクトで、完全試合リレーの口火を切った。今年のドラフト候補の中で、No.1といえる投手であり、地元のオリックスに入団すれば、ローテが厚くなることは間違いなしだ。
20221031関西大 金丸


ロッテ
吉井政権2年目となる今年は、セカンドの中村をサード、ショートの藤岡をセカンドにするという大胆な内野のコンバートを決行。これによりショートのレギュラーの座は、茶谷・友杉・小川らで争う形となったが、確固たる選手がいるわけではななくなった。そのショートの座に入れたいのが、今年のドラフト最大の目玉の宗山(明治大)。彼を獲れば10年はショート安泰とも言われている逸材で、(実際はそんなことないだろうが)もはやこれは宗山獲得のためのコンバートともいえる。

宗山の最大の魅力はその守備力で、身のこなしが素晴らしく、メジャーリーガーのようなプレーも連発できる華のあるショートである。打ってもミート力が非常に高く、東京六大学では2年春に首位打者を獲得しており、これまで通算94安打で、今年の活躍次第では高山(今年からオイシックス新潟)のもつ、リーグ戦通算最多安打記録の131の更新も見えてくる。何より猛者の集う大学侍ジャパンでも2年時からレギュラーを務めており、昨年も辻本(中日)らを押しのけて3番ショートで出場。今年は欧州選抜との試合には、(フル代表)侍ジャパンとして招集もされた(残念ながらケガで試合出場はなかった)。今年は宗山ドラフトと言われるほどであり、ドラフト1位は確実、焦点は何球団が指名するかといったレベルの選手となっている。
20230514明治大 宗山


ソフトバンク
オリックスに3連覇を許し、昨年はドラフト戦略をこれまでの高校生中心から、即戦力へと切り換えたソフトバンク。今年も即戦力路線となるのか、あるいは高校生育成路線に戻るのかは、今年のシーズンの順位次第となりそうだが、今回は即戦力でと仮定した場合の話をしたい。昨年は1位で武内を指名したように、投手陣とりわけ左腕は少ないのが現状。特にモイネロの先発転向により、リリーフ陣には確実に計算できる左腕がいないのは悩みだ。そんなソフトバンクにおススメしたいのは、法政大ではリリーフとしての実績もある左腕の吉鶴だ。

吉鶴はストレートはMAX151㌔をマークするが、ボールの回転がよく、そのスピード以上に伸びてくる印象がある左腕だ。初見で捉えるのが難しいことに加えて、インコースを果敢に着くなど、マウンド度胸もあり、リリーフに適していると思われる。木更津総合→法政大と、同じく今年のドラフト1位候補である篠木と2枚看板を形成しており、それまではリリーフ中心であったが、昨秋からは先発も務めており、リーグ3位となる防御率1.87をマーク。冬には大学日本代表候補合宿のメンバーにも選出されている。先日はおいどんカップで、ソフトバンクの3軍相手に好投をみせて、アピールにも成功。そしてそのソフトバンク3軍バッテリーコーチは、父の吉鶴憲司氏である。「父から、プロを目指すからにはドラフト1位で行けといわれ、自分としてもそれが目標」とコメントしている吉鶴翔瑛。その通りにドラフト1位での親子鷹が実現できれ、ソフトバンクにとっても、よい補強となることだろう。
20230416法政大 吉鶴


楽天
一昨年は荘司→小孫→渡辺、今年は古謝→坂井→日當と2年連続で、上位指名を投手が独占している楽天。今年は是非とも野手を指名したいところで、特に島内や岡島は今年で34歳となり、センター辰巳以外はレギュラーが決まっていない外野手の補強は急務だ。そんな楽天におすすめしたいのが、塩見(ヤクルト)タイプで、東北楽天シニア出身の外野手の富士大の麦谷だ。

麦谷の武器は何と言っても、50㍍5.9秒をマークするそのスピードをはじめとした身体能力の高さ。富士大では1年春から1番センターとして全国の舞台も経験しており、パワーもついてきて昨年は3番打者を務め、春の全日本大学野球選手権では下村から、秋の明治神宮大会では常廣からと、青山学院大の両ドラ1右腕から、神宮球場のレフトスタンド(左打者なので逆方向になる)にホームランを放っており、大舞台での強さも証明済みだ。まだ粗さもあるものの、それも伸びしろであり、東北のスターになれる素質のある選手だ。
2023116富士大 麦谷


西武
山川もソフトバンクに移籍してしまい、昔は山賊打線と恐れられた打線も現在は影を潜めている。その反面投手陣は充実してきているところで、昨年のドラフトでは、支配下指名7人中6人が投手であった。今年こそは何としても主軸を担える野手を獲得したいところ。そんな西武におススメしたいのは、とにかくフルスイングのできる青山学院大のサード佐々木だ。

県立岐阜商でも高校通算41ホーマーを誇ったスラッガーは、青山学院大では1年春からベストナインに輝き、3年間で東都通算11発を放つなど、主軸として活躍。昨年は春は全日本大学野球選手権を制して、秋は明治神宮大会準優勝で、侍ジャパン大学代表にも名を連ねており、今年ドラフトイヤーを迎える。佐々木の魅力は何と言っても、その思い切りのいいフルスイングで、これだけ振れる打者はなかなかいないと思う。山川を育てた西武ならば、育成のメソッドもありそうだ。また高校時代には本格派右腕としても活躍するなど肩も良く、サード守備も魅力。西武は中村がフル出場は難しく、サードのレギュラーが空白となっているので、そういった面でもうってつけの選手だ。
20231118青山学院大 佐々木


日本ハム
その年のNo.1選手を取りに行く方針の日本ハムであれば、今年は宗山で決まり。しかもショートは固定できておらずに、ウィークポイントなので、補強という面でも合致している。
※宗山選手の詳細についてはロッテ欄を参照



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テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

国士舘大×NTT東日本【オープン戦】

2024/2/17 オープン戦
国士舘大×NTT東日本 @NTT東日本船橋グランド

試合経過

今年初のオープン戦観戦は、国士舘大×NTT東日本の対戦。国士舘大には昨年から、NTT東日本の初代監督でもある長井監督が就任しており、関係性も深い両チームの対戦です。

NTT東日本は1回裏、国士舘大の先発小野寺に対し、1番道原がセンター前に弾き返すと、すかさず盗塁を決めてチャンスメイク。すると2番のルーキー石井巧がライト前にタイムリーヒットを放ち先制。さらに中村のヒットと四球で無死満塁とすると、5番火之浦の犠飛で2点目。しかしここで小野寺がやっと温まったのか、続くピンチは6番大柿・7番下川と連続三振に仕留める。
20240217国士舘大 小野寺
国士館大先発の小野寺

NTT東日本の先発の吉松は、1・2回と国士舘大を無得点に抑えていたものの、3回には突如制球を乱し、連続四球で無死1・2塁のピンチを迎える。国士舘大は2番上本勇が送ってチャンスを広げるも、頼みの3番山下はインコースに詰まってショートフライでランナー動けず。国士舘大としては嫌な流れとなったが、ここでNTT東日本は意表をつく2塁牽制を試みるも、これが暴投となり、3塁ランナーが生還する。

それでもNTT東日本はその裏、2四球とこの試合4番に座った山下のピッチャー強襲ヒットで満塁のチャンスを作ると、下川のセカンドゴロ併殺崩れの間に追加点。前半はNTT東日本が3ー1とリードして、折り返すこととなった。

国士舘大の2番手のサイド右腕中西に、4・5回と抑えられていたNTT東日本だが、6回裏には高卒ルーキー池本がライト前ヒットで口火を切ると、1番道原がこの試合3本目のヒットで続いて無死1・3塁のチャンス。石井巧の犠牲フライで1点を加えた後に、伊東・山下が連続四球で満塁とする。ここで中西も踏ん張り、火之浦をサードファールフライに打ち取り、代打佐久本もショートゴロに打ち取ったと思いきや、ショートからの送球がショーバンとなり、これをファーストが捕れず、この間に2者が生還して、この回3点を追加。
20240217NTT東日本 道原
リードオフマンとして3安打の活躍をみせた道原

NTT東日本は7回には、国士舘大の3番手浜野から押し出し四球で1点を追加する。8回にも4番手鎌田州から、内山がライトフェンス直撃の3ベース→朝田がタイムリーと途中出場組の活躍で追加点をあげた。

NTT東日本投手陣は先発の吉松が3回まで投げた後、2番手の宮下が3回をパーフェクト投球、その後を受けた寺嶋も2回を3奪三振無失点と、2月にも関わらず期待の両右腕が力強いボールを披露して見せた。最後はクローザーの多田が締めて、国士舘大打線に4回以降得点を許さずに、NTT東日本が8ー1と、オープン戦初陣を勝利で飾った。
20240217NTT東日本 宮下
3回パーフェクトリリーフをみせた宮下


20240217国士舘大×NTT東日本
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


スカウトも見守ったこの初戦で、NTT東日本は今年ドラフト解禁となる、いわゆるドラフト候補たちが素晴らしいスタートを切った。まずは1番センターで出場した大卒2年目の道原は、簡単にヒットを打つようなその打撃で3安打をマークし、盗塁も2個決めるなど俊足巧打のリードオフマンとしてお手本のような活躍を見せた。タイプ的には、NTT東日本のOBでもある福田(オリックス)を彷彿とさせる。7回から3番手として登板したのは高卒3年目の寺嶋。力のあるストレートに加えて、とにかくスライダーが大きく鋭く曲がっており、ほぼ同じ年の国士舘大の選手たちを圧倒し、2イニングを投げて3奪三振無失点の好投であった。高卒3年目と若く、プロからの人気も出そうな投手で、あとは競争の激しい投手陣の中で、二大大会などでどれだけ出番を得られるかが、今後ドラフト指名へのポイントとなりそうだ。他にもこの試合では出番はなかったものの、大卒2年目の大型捕手野口、高卒4年目の右腕片山らもおり、ドラフト候補が目白押しのNTT東日本。昨年はまさかの二大大会出場を逃しており、そのリベンジのためにも若いドラフト候補たちの活躍は必須だ。
20240217NTT東日本 寺嶋
2回無失点の好投をみせた今年ドラフト解禁の寺嶋

一昨年は3部との入替戦も経験したものの、昨年は春秋共に上位進出を果たした国士舘大。しかしその立役者であるエース左腕の中村は卒業し、いわゆるチームの柱となる選手が不在となっている。チームの中心として期待したいのが、付属高の国士舘出身の選手たちだ。新4年生世代の国士舘は、秋の東京大会を制して、センバツ出場を決めていた(ただ甲子園は夏も含めて、コロナの影響で中止)。昨年からリリーフとして登板している当時のエース中西は、腕の位置を下げて完全にサイドスローとなっており、今年はリリーフエースとして期待される。当時ショートを守っていた鎌田も大学では投手となっており、この試合では8回に登板。ストレートの威力・角度ともに、この試合で登板した国士舘大の投手の中では頭1つ抜けており、クローザー適正もありそうだ。当時正捕手だった吉田は、捕手には昨秋にベストナインに輝いた川副がいることもあり、この試合では打力を生かして4番ファーストで出場している。チームの中心としては川副や山下もいるものの、最高学年を迎える国士舘生え抜きの選手たちにも注目だ。
20240217国士舘大 中西
リリーフの柱として期待したい中西


Pickup Player
池本真人 NTT東日本 ショート
~侍ジャパン監督のイチオシ選手が社会人野球デビュー~
NTT東日本にしては異色の高卒ルーキー(というか正確にはまだ高校)の池本が、ショートとしてフル出場し、上々の社会人野球デビューを飾った。

池本は広陵時代は控えであり、3年春のセンバツでも背番号11で、初戦の立正大淞南戦で途中からショートの守備に就いて、ショートゴロを1個捌いただけであった。しかしこの姿を見た当時NTT東日本の井端コーチ(現侍ジャパン監督)は、池本のことを源田みたいと評して、自らのYouTubeで紹介した。ただ3年春は広島商戦でサヨナラ打を放つなどの活躍はあったものの、広陵のショートにはU18日本代表で主将も務めた小林がおり、3年夏も同様に控えであり、甲子園でも代打で出場してセカンドの守備についたのみであった。

NTT東日本ほどの名門に高卒で入るには、本来であればドラフト候補レベルの実力が必須。池本は180㎝と大型の内野手で、井端が評価したように守備力は高い選手だが、結果的には広陵とはいえ控え選手であり、本来は上記に該当しない。それがNTT東日本への入社となったことに関しては、やはり井端の推薦があったからであろう。

そんな池本だが、このオープン戦初戦ではいきなり9番ショートでスタメン出場。ただそのショートの守備は、社会人野球にいても遜色ないレベルで、最初は広陵の池本だと分からなかった私は、池本なんて大卒の好ショートいたっけ?と検索していたほどだ。実際に守備に派手さはないものの、この試合の守備機会も全てそつなくこなし、まさに井端の言うような源田のようなショート像をみせた。

打撃では社会人初打席では死球を食らってしまったものの、3打席目には追い込まれてから中西のストレートを巧く捉えると、打球はライナーでセカンドの横を抜けてライト前ヒットとなり、この回の3得点の起点となった。打撃も派手はさないものの、力を抜いた構えからコンパクトに振り抜き、ミート力も高そうな感じだ。結局この試合では5回打席に立ち、3打数1安打2四死球で、3出塁と打撃面でも結果を出した。出塁すると社会人野球のお兄さん達を含めてチームが大いに盛り上がるところも、まだ高校生のルーキーならではであった。

オープン戦では出場機会を得ているものの、社会人野球の名門でレギュラーとなるとまだまだであろう。ただこのまま順調にいけば、2年後には玄人好みのショートとして、ドラフト候補に上がってくる選手になるかもしれない。侍ジャパンの監督の目に叶った高校生の今後の活躍に期待だ。
20240217NTT東日本 池本


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2024年の東都1部各チームの布陣を予想してみる

2024年の東都大学野球連盟1部の各チームの布陣を予想してみました。
個人の勝手な予想ですが、宜しければご覧ください。

2024青山学院大予想
2024日本大予想
2024中央大予想
2024亜細亜大予想
2024国学院大予想
2024駒沢大予想



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