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秋終了時点でのU18日本代表を選んでみた(2023)

現在松山では大学日本代表候補が行われていますが、高校でも春季大会と重なる春でなく、この時期にやってもいいかなと思います。高校野球の場合は、対外試合禁止期間なので、そこでやると外野はうるさそうですが…。そんなわけでか、秋のシーズンも終わったので、現段階でU18日本代表のメンバー20人を選んでみました。個人的には今世界と戦えと言われたら、このメンバーになります。暇つぶしにでもご覧ください↓


【投手】
洗平(八戸学院光星)
小川(作新学院)
小宅(慶應義塾)
中本(京都国際)
平嶋(大阪桐蔭)
津嘉山(神戸国際大付)
高尾(広陵)
川勝(生光学園)

投手陣の中心として期待したのは、1年春から広陵のエースを務め今世代で完成度はNo1との呼び声高い高尾。その他に夏の甲子園優勝投手の小宅、神宮大会準Vの作新学院のエース小川ら右腕に加え、左のエースとしてスケールの大きさの光る洗平に期待したい。抑えには大阪桐蔭のエースで154㌔右腕の平嶋、生光学園の153㌔右腕川勝らスピード自慢の投手に期待し、左投手が少ない中で、近畿大会でも活躍した京都国際のサイドスロー左腕の中本も貴重な存在となる。

20231115広陵 高尾
投球の完成度が高くエースとして期待したい高尾


【捕手】
箱山(健大高崎)
只石(広陵)

今世代でいえば、箱山がNo1捕手との呼び声は高く正捕手筆頭となる。広陵では前チームから正捕手で中軸を務める只石も攻守において能力が高く、またエース高尾との相性という面でも期待したい存在。第3捕手は、専大松戸ではこの秋から捕手に転向した中山もいる。

20230923健大高崎 箱山
今世代No1捕手との呼び声高い箱山


【内野手】
湯浅(仙台育英)
石塚(花咲徳栄)
中山(専大松戸)
片井(二松学舎大付)
森 (桐光学園)
ラマル(大阪桐蔭)

1年夏から二松学舎大付の4番を打つファーストの片井、大阪桐蔭で4番を務めて桁違いのパワーを発揮しているサードのラマルの2人は打線の中核で、内野手6人中5人が右打者となってしまった。セカンドには仙台育英で3番打者として夏に準Vを経験したミート力も長ける湯浅が基本で、ショートは花咲徳栄の石塚が筆頭だが、中山・森という実力者も揃い、ショート争いに負けても他のポジションでの起用も可能となる。

20231014二松学舎大付 片井
4番候補筆頭の右のスラッガー片井


【外野手】
高山(健大高崎)
モイセエフ(豊川)
徳丸(大阪桐蔭)
境  (大阪桐蔭)

右打者の多い内野手とは逆に、外野手は4人全員が左打者。この偏りは嫌という人もいるかもしれないが、チームとしてはバランスはとれている。身体能力が高く走攻守にレベルの高い大阪桐蔭のリードオフマン境に、前チームから大阪桐蔭の主軸を務める徳丸、この秋にチームを東海大会優勝に導くなど大ブレイクを果たしたモイセエフの打力も魅力で、広島の高山健一スカウトの次男である健大高崎の高山裕次郎はその打力に加えて、正確さを兼ね備える強肩も魅力だ。

20231119豊川 モイセエフ
この秋大ブレイクしたモイセエフは両親がロシア人だが日本代表に選出



あくまで現段階でのチームであり、冬を越えて力をつけてくる選手もいるので、来年夏のU18日本代表はまた変わった顔ぶれになってくるとは思いますが、来年は上記の選手に注目してみてはいかがでしょうか?


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明治神宮大会(高校の部)のベストナインを勝手に選んでみた【2023】

星稜が松井秀喜が主将のとき以来の、優勝を果たした明治神宮大会(高校の部)。
そんな大会のベストナインを個人的に選んでみました。
なお選考基準はこの大会での活躍のみであり、ドラフト候補だとかそんなことは一切考慮しておりません。


ピッチャー
小川哲平 作新学院2年

初戦の北海戦では9回3安打無失点、準決勝の関東一戦では3回無失点リリーフ、決勝の星稜戦でも6回1失点の好投をみせ、大会通じて18回1失点で防御率は0.50。これまでの強いストレートに加えて、スライダーなども有効に使って余裕のある投球ができるようになっており、エースとしてチームを準優勝に導いた。
20231119作新学院 小川哲

キャッチャー
熊谷俊乃介 関東一2年

大阪桐蔭戦ではエース平嶋から2ランホームランを放つなど3安打3打点、準決勝の作新学院でも2本の犠牲フライを放つなど少勝負強さを見せつけ、関東一の5番打者として3試合全てで打点、打率も.500の活躍。守っても坂井・畠中・大後とタイプ異なる3投手を巧みにリードした。
20231115関東一 熊谷

ファースト
服部航 星稜1年

1年生ながら夏の甲子園も経験した野球センス抜群の好選手は、今大会は5番ファーストで出場。ヒットは2本のみであったが、決勝の作新学院戦では先制ホームラン、準決勝の豊川戦ではタイムリーヒットに3四死球と、価値のある打撃をみせた。
20231115星稜 服部

セカンド
中谷羽玖 星稜2年

豊川戦ではタイムリーを含む4安打を放つなど、4試合全てでヒットを放ち、打率.429をマーク。バントもしっかり決め、5得点をマークするなど2番打者として、星稜打線の潤滑油としての活躍が光り、セカンド守備も安定していた。
20231115星稜 中谷

サード
高橋徹平 関東一2年

目の覚めるような打球を放つ関東一の主将で4番打者の高橋は、大阪桐蔭戦では先制タイムリーを含む2安打を放ち、準決勝の作新学院戦でもレフト線へのタイムリー2ベースを含む2安打を放ち、大会通じて打率.455をマークした。
20231115関東一 高橋

ショート
吉田大吾 星稜2年

初戦こそノーヒットであったが、その後は3試合連続でマルチヒットをマークし、大会打率.400をマーク。準決勝の豊川戦と、決勝の作新学院戦では共に2安打に加えて3出塁で、大会通じて5得点をマークし、星稜のリードオフマンとしての役割をきっちりと果たした。
20231115星稜 吉田

外野
芦硲晃太 星稜2年
星稜の主将であり、3番打者を務める強打者は、準決勝の豊川戦ではライトポール直撃の2ランホームランを含む4安打6打点と大爆発。決勝の作新学院戦でも8回に決勝タイムリーを放ち、打率.438、大会トップの打点9をマークし、今大会のMVPともいえる活躍をみせた。
20231115星稜 芦硲

小川亜怜 作新学院1年
関東大会から好調の1年生は神宮大会でも3番に座ると、初戦の北海戦ではタイブレークで逆転サヨナラタイムリーヒット。準決勝の関東一戦でも同点タイムリーに、ダメ押しタイムリーを終盤で2本のタイムリーを放つなど要所での1本が光った。
20231116作新学院 小川亜

飛田優悟 関東一2年
新チームにも誕生した、関東一伝統の俊足の1番センター飛田は、3試合全てで1打席目にヒットを放ち先制のホームを踏んでおり、大阪桐蔭戦・作新学院戦ではマルチヒッも記録して、打率.455に5得点とまさに1番という働きをみせた。
20231115関東一 飛田


惜しくもベストナインには選ばれなかったものの、各ポジションで候補としてノミネートされていた選手は以下の通りでした。
投手:佐宗(星稜)、道本(星稜)
捕手:能美(星稜)
一塁:粒良(作新学院)
二塁:小島(関東一)
三塁:萩原(星稜)
遊撃:菊地(作新学院)
外野:成井(関東一)、モイセエフ(豊川)


以上です。異論は認めます。


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神宮大会(高校の部)で3年連続同一カードの決勝なるか!?

今年も秋の高校日本一を決める明治神宮大会が、明日から始まる。既にセンバツ出場が事実上決まっているチームのみが出場する大会であり、優勝自体の価値が問われる大会ではある。ただ秋は、新チーム発足からの準備時間も少ないので、実力のあるチームでもひょんなことから大量失点して敗れるというケースも多い。夏に比べて、チームとしての本来の実力が結果に反映されづらいので、秋の大会を勝ち抜く、それも安定して勝ち抜くのは難しい。それを表すかのように、神宮大会(高校の部)では、53回目を迎える昨年、初めて連覇が達成された。


その連覇を達成したのは、ご存じの通り大阪桐蔭。最近の高校野球で1番強いチームといえば大阪桐蔭であるものの、甲子園で何度も優勝を果たしている大阪桐蔭ですら、意外にも神宮大会の優勝は一昨年が初であった。


そんな大阪桐蔭だが、今年も秋の近畿大会を3連覇して神宮大会に出場。今年は2回戦スタートということで、優勝までに必要な勝利数は、1回戦スタートだったここ2年よりも少ない上に、今年のチームは187㎝でMax154㌔のエース平嶋、189㎝でMax151㌔の1年生右腕森ら、スピードのある大型右腕が多数揃っており、連戦にも対応できる。打線では前チームからクリーンアップを務める徳丸やラマルが中心となり、他にも激しいレギュラー争いを勝ち抜いてきた新顔たちが躍動しており、大阪大会では履正社、近畿大会では報徳学園といった強豪を撃破して、危なげなく近畿を制しているあたりはまさに王者。今年の神宮大会でも優勝候補筆頭である。
20231028大阪桐蔭 平嶋
大阪桐蔭の新エース187㎝のMax154㌔右腕平嶋


大阪桐蔭が連覇を達成した直近2回の大会では、決勝の相手はいずれも広陵であった。その広陵も、今年も中国大会を勝ち抜き、3年連続での神宮大会出場を決めている。広陵の強みはなんといってもエース高尾で、1年春から名門の背番号1を背負った右腕は、ストレート・変化球・コントロールの全てにおいて完成度が高く、世代の中では昨年の前田(大阪桐蔭→ソフトバンクドラフト1位)のような存在となっている。前チームからバッテリーを組む只石も残っており、また1年生右腕の堀田が中国大会決勝では完投勝利をあげるなど力を発揮してきている。
20230811広陵 高尾
今世代完成度No1の広陵のエース高尾


大阪桐蔭と広陵は今年も決勝まで当たらない組み合わせだ。広陵は1回戦スタートになるので、優勝までには大阪桐蔭より1試合多く4試合に勝利する必要があるが、上記の堀田ら投手陣が奮闘し、高尾を万全の状態で決勝の大阪桐蔭戦に持ってくることができれば、3年目のリベンジもかなり現実味を帯びてくる。

何があるかわからない秋の神宮大会であれば、両チームともに順当にいけば決勝に進出する実力をもっており、3年連続で決勝が大阪桐蔭×広陵になることはあり得る。もしそれが実現すれば、本当に凄いことである。

それと同時に大阪桐蔭が3連覇するようなことがあれば、高校野球は戦国時代から、まさに天下統一されたような状況にもなるだろう。上述のように実力が結果に反映されづらい状況においても、3連覇を達成するとなれば、それほど大阪桐蔭の力がずば抜けているとうことになる。これが1年ならまだしも、3年もの間、代が変わっても継続するとなれば、まさに徳川幕府のようなもので、この先も簡単には揺るがないだろう。

個人的には大阪桐蔭の3連覇には大いに期待している。その一方、大阪桐蔭が3連覇をすれば、ミラクルありのどこが勝つか分からない高校野球を愛しているファンにとっては一大事となることだろう。


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創価×関東一

11/5 秋季東京大会決勝
創価×関東一 @神宮球場

試合経過

秋の東京ナンバー1、さらにはセンバツ出場(勝った方は当確)、神宮大会出場をかけた秋季東京大会決勝は、前日の準決勝に勝利した創価と関東一の対戦。創価は前日にも先発して好投した背番号18の左腕森山が、関東一は前日はリリーフで登板した背番号10の右腕坂井が先発のマウンドに上がった。

まず関東一打線を3回までノーヒットと素晴らしい立ち上がりを見せたのが、創価の森山であった。ストレートは130㌔前後ながらも、腕がいきなり出てくるようなフォームで、ブレーキの効いたスライダー、100㌔台と球速差の大きいチェンジアップで相手打線を翻弄した。
20231105創価 森山
素晴らしい立ち上がりをみせた森山

対する関東一の先発坂井も、2・3回とピンチを招くも凌いでいたが、4回には1死から6番井路旗に甘く入ったチェンジアップをライトスタンドに運ばれてしまい、創価が主将の一振りで先制点をあげる。
20231105創価 井路端
先制弾を放った井路端

3回まで沈黙していた関東一打線だが、4回には2番坂本がチーム初ヒットで出塁。続くは主将でチームNo.1打者である高橋なので、バントをせずに強硬策に出るも、強烈な打球は森山を強襲するも、森山が見事に拾い上げて1ー6ー3で併殺。森山は治療のために1度ベンチに下がったものの続投。4回・5回もなんとか無失点に抑えるものの、関東一打線もチャンスを作るなど徐々に本領を発揮し始めてきた。

すると6回裏、先頭の坂本が低めの難しいボールを巧みにレフト前に運ぶと、今度はバントの構えをした高橋は死球となり、これを4番越後が送って関東一が1死2・3塁のチャンス。森山は5番熊谷はファール2球ですぐに追い込むも、最後は熊谷がしぶとく低めのストレートを弾き返し、センターに抜ける2点タイムリーとなり関東一が逆転。創価はここで森山→土居に継投するも、関東一は代打成井→市川の連打で満塁とするも、ここは土居が踏ん張り追加点を与えなかった。
20231105関東一 熊谷
逆転タイムリーを放った熊谷

しかし7回裏には、内野安打2本と四球で土居が無死満塁のピンチを招いてしまうと、創価は背番号1の左腕長谷川へ継投。長谷川は4番越後をショートフライに打ち取ると、5番熊谷の打球は三塁線へ。これをサード中川が捕ると、足元にあったベースを踏み、ホームへ送球し3塁ランナーもタッチアウト。創価が絶体絶命のピンチを防ぎ、粘りをみせた。

それでも関東一は8回裏、先頭の成井が四球で出塁して、市川が送ってチャンスメイク。創価は長谷川から、同じく左腕の川瀬へ継投に出るも、関東一は8番小島が右中間へタイムリー3ベースを放ち待望の追加点。さらに9番坂井も犠牲フライを放ち、4ー1とリードを広げる。
20231105関東一 小島
貴重な追加点となるタイムリー3ベースを放った小島

坂井は4回に井路畑に1発を浴びて以降は、創価打線をパーフェクトに抑えていたが、創価は9回に田村がヒットを放ち久しぶりランナーを出す。しかし坂井は4番高橋から三振を奪うと、最後は小宮をセカンドゴロに抑えてゲームセット。関東一が4ー1で勝利して、秋季東京大会を制覇。神宮大会出場を決め、来年春のセンバツ出場を当確とした。
20231105関東一 優勝
優勝を決めてマウンドに集まる関東一ナイン


20231105創価×関東一
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


新チームの準備期間が短く、各チームが秋季大会で苦戦する中でも、毎年秋でもきっちりとしたチームを作り上げてくることに定評のある関東一。しかも例年関東一のレギュラーは3年生は多く、新チームは初レギュラー組が多いが、今年は畠山・坂井の投手2枚看板に加えて、野手も主将高橋をはじめとして、坂本・越後の1年生コンビも前チームからレギュラーを務めており、経験値のある選手が残っており、鬼に金棒状況で、見事に秋の東京を制した。

関東一打線はスラッガーといえるパンチ力のある選手は高橋くらいだが、この試合でも単打で繋いで、持ち前の機動力も絡めて得点を奪った。そんな関東一を象徴するような選手が、2番を打つ坂本だ。167㎝と小柄な1年生であるが、この試合では送りバントを俊足でヒットにするなど3打数3安打でエラーも含めれば4打席全てで出塁し、盗塁も決めている。U15日本代表の左腕としても有名で、投手も務めるが、まずは外野手として見事に関東一の野球にハマっている印象だ。
20231105関東一 坂本
関東一野球を体現するような3安打の活躍をみせた坂本

敗れてしまった創価は、投手陣の細かなリレーもあり、粘りを見せて3点差と関東一に善戦したものの、ややセンバツは厳しいかと思われる。関東6枠目は、東京2校目の創価と、関東大会で5校目と思われる桐光学園との比較になりそうだが、桐光学園は敗れた試合でも関東大会準Vの山梨学院にタイブレークにも連れ込む大善戦をみせている。昨年は東京が2校選ばれたという経緯を踏まえても、久々に創価の野球が甲子園で見られるという期待は希薄なものとなりそうだ。


Pickup Player
坂井遼 関東一2年 投手
~チームをセンバツに導く1失点完投~

関東一はこの試合で先発のマウンドを任された坂井が1失点完投で、チームをセンバツ出場に導いた。

坂井は中学時代は江戸川南ボーイズで外野手であったが、関東一に入学すると投手に転向。1年秋からベンチ入りすると、2年春にはエースナンバーを背負い、2年夏は日大豊山戦のタイブレークでリリーフ登板するも敗戦投手となってしまった。前チームから坂井とともに2枚看板として活躍していた左腕畠中も残っており、この秋は畠中が背番号1で、坂井は背番号10。2回戦の日体大荏原戦、3回戦の城西戦で先発のマウントに上がっていたものの、準々決勝の東海大菅生戦と準決勝の早稲田実業戦という山場では畠中が先発で、坂井はリリーフに回っていた。決勝戦でも同様に畠中→坂井という継投かと思われたが、米澤監督は気持ちの強い選手として坂井を先発のマウンドに送った。

坂井はピンチは招いたものの3回までは創価打線を無失点に抑えていたが、4回2死から創価の6番井路端に対して、追い込んでから浮いてしまったチェンジアップをライトスタンドに運ばれて先制を許してしまう。ただこれで坂井としては目が覚めたのか、バランスのいいフォームからMax143㌔のストレートに加えて、スライダー・カーブ・チェンジアップといった変化球を本当に器用に操り、5~8回は創価打線をパーフェクトに抑える投球。最終回には久ぶりにヒットは浴びたものの、後続を抑えて5安打1失点7奪三振完投勝利。米澤監督の先発起用に見事なまでに応えて見せた。

関東一の投手陣の中でも、Max145㌔と球の力でいえば間違いなくNo1といえる坂井。器用さもあって万能タイプの右腕でもあり、ややオーソドックスすぎるところはあるが、センバツなど来年も実績を積んでいけば、ドラフト候補といわれる投手となることであろう。
20231105関東一 坂井



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惜しくも指名漏れしてしまった逸材たち(高校編) 2023年版

先週のドラフト会議で指名を受けてプロ入りに大きく前進した選手がいる一方、志望届を提出したものの残念ながら指名のなかった選手もいます。ただこの選手たちはアマチュア野球にとっては、次のフェーズのドラフト1位候補であり、今後の動向(進路)が要注目となります。そんなわけで指名漏れとなってしまった高校生の逸材を紹介していきたいと思います。


【投手】
仁田陽翔(仙台育英)
ハッブス大起(東北)
篠崎国忠(修徳)
天野京介(愛産大工)
黒野颯太(誉)
中山勝暁(武田)
髙橋快秀(多度津)
黒木陽琉(神村学園)
東恩納蒼(沖縄尚学)

【捕手】
日隈翔弥(東北)
八幡康生(東京学館新潟)

【内野手】
小野勝利(花咲徳栄)
真鍋慧 (広陵)
森田大翔(履正社)
竹内颯平(報徳学園)
江口翔人(西日本短大付)

【外野手】
菰田朝陽(拓大紅陵)
北川陸翔(立命館宇治)


今回のドラフト会議で1番の驚きであったのは真鍋(広陵)の名前が呼ばれなかったことだろう。下級生の頃から広陵の4番として結果を出し、高校通算62発を誇る189㎝93㎏で大型スラッガーは、佐々木鱗太郎がプロ志望届を提出しなかったことにより、今年の高校生打者としてはNo1の呼び声も高かった。3位までという順位縛りがあったにせよ、1位指名の可能性もあると思われていただけに、この衝撃は大きかった。履正社の4番として夏の甲子園では2ホーマーを放つなどして評価をあげた森田は、そのままU18日本代表でも4番を務めており、こちらも貴重な右のスラッガーとしての指名が濃厚であったが指名漏れとなった。真鍋は大商大、森田は帝京大への進学を予定している。当初は佐々木・真鍋とともに注目されていた佐倉(九州国際大付)も、育成指名であり、当初は豊作といわれた今年の高校生スラッガーにも厳しい評価がなされた形だ。
20230327広陵 真鍋
今年のドラフト1番の驚きは真鍋の指名漏れであった


投手でいえば、夏の甲子園で評価をあげた東恩納(沖縄尚学)と黒木(神村学園)の指名漏れが意外であった。東恩納はこの夏は、Max147㌔のストレートとスライダーにコントロールの良さが光り、沖縄大会から甲子園にかけて47イニング連続無失点を記録し、U18日本代表では5回参考ながらプエルトリコ戦で完全試合を達成し、大会のベストナインも受賞するなど活躍した。黒木も甲子園前は注目はあまりされていなかったものの、Max147㌔左腕というだけでなく、来ると分かっていても打てないモイネロカーブが大きな武器で、夏の甲子園での神村学園の4強進出に大いに貢献した。この2人に共通するのは、当初は大学進学の意向を示していたが、夏の活躍もあり、方針転換してプロ志望届を提出したことだ。そのせいで各球団のリストに当初はなく、スカウトの注目も集められなかったという見方もある一方、個人的には大学も内定している中なので、どこかの球団から話があって方針転換したのかと思っていたので、やはりこの2人の指名漏れは意外であった。東恩納は中央大に、黒木は亜細亜大に進学予定とのことなので、来年は東都での2人の戦いにも注目したい。
20230811沖縄尚学 東恩納
高校生投手の中では今年の夏No1のパフォーマンスをみせたといえる東恩納


昨夏には仙台育英の投手陣の一角として夏の甲子園を制した仁田は、そこから1年でストレートが151㌔まで伸びた。左腕で150㌔越えとなるとインパクトは大きいが、今年は本来の力を発揮できずに、強力仙台育英投手陣の中では出番が少なく、アピール不足だったこともあり、指名漏れとなった。その仙台育英を破るなどして、春のセンバツに出場したハップスは、188㎝の長身から繰り出すストレートに、多彩な変化球も操り、ハーフということもあって、スカウトからも人気のある選手であった。修徳の篠崎は192㎝102㎏という体格を誇り、Max148㌔ながら、まだまだスピードアップしそうなスケールの大きな右腕であり、そのポテンシャルも含めて指名があると思っていた。その他にも天野京介(愛産大工)・黒野颯太(誉)・中山勝暁(武田)・髙橋快秀(多度津)ら150㌔近いストレートをもつ投手も指名漏れしており、スピードのある選手が多くなってきている昨今では、スピードは大前提で、それにどれだけ+αを見せられるかが焦点なのかとも思った。
20230725修徳 篠崎
192㎝を誇りそのスケールの大きさはトップクラスであった篠崎


ちなみに一言付け加えておくと、真鍋のような順位縛りだけでなく、仙台育英の仁田のように育成はNGという方針の選手も多くいると思われる。なのでっ球団がその力を認めて、育成で指名したいと思っても、プロ入りいなかった選手も上記には含まれていることはご留意頂きたい。




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