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法政大 新加入選手(2021)

2021年度の新加入選手情報。
今回は法政大編です。

スポーツ推薦合格者

【投手】
篠木健太郎(木更津総合)
吉鶴翔瑛(木更津総合)
安達壮太(桐光学園)
阿部巧雅(上田西)

【捕手】
鈴木大照(明徳義塾)
田所宗大(いなべ総合)
吉安遼哉(大阪桐蔭)

【内野手】
内海壮太(御殿場西)
武川廉(滋賀学園)
中津大和(小松大谷)
山城航太郎(福岡大大濠)

【外野手】
滝倖之介(佐伯鶴城)
田中勝大(天理)
西村友哉(中京大中京)
姫木陸斗(日大藤沢)


今年の法政大の新入生は、何といってもバッテリー陣のレベルの高さが際立っている。篠木は個人的には、プロにいった選手を除けば、2020年度の高校生の中でもNo1投手だと思っている。スリークウォーターから投げ込むMax150㌔のストレートは、うなりをあげるように伸びてきており、手元で鋭く曲がるスライダーも絶品。フォームといい上記のストレートの質といい、則本(楽天)を彷彿とさせる右腕であり、3年夏にはエースとして防御率0.60の活躍でチームを優勝に導いた。木更津総合から、ソフトバンクのバッテリーコーチである吉鶴憲治の次男である左腕の吉鶴も加入。吉鶴非常に回転がよく、こちらも一級品と呼べるストレートの持ち主であり、同学年に篠木がいなければ間違いなくエースとなっていた存在で、大学でも1年目よりリリーフとしても活躍しそうである。木更津総合といえば、早川(楽天)に代表されるように、トップクラスの選手は五島監督の出身である早稲田大に進学していたが、近年は山下(新4年)・野尻(新3年)もおり、今年の篠木・吉鶴も含めて完全に木更津総合の覇権を奪った形となっている。
20190929木更津総合 篠木
篠木(木更津総合)


桐光学園の安達は、小島(ロッテ)を彷彿とさせる壁を作って体が開かないようなフォームの左腕で、右バッターのインコースに決まるストレートは素晴らしいものがあり、スライダー・カーブ・チェンジアップといった変化球もレベルが高い。打っても桐光学園で1年春から4番を務めた打力を誇り、DH制のない東京六大学野球連盟では打席に立つ姿も注目だ。昨年はともにプロ入りした鈴木(ロッテ1位)・高田(楽天2位)の2人が投手陣を牽引し、今年も主将の三浦・山下とプロ注目の2人が控えるものの、来年以降は目途が立っていなかった投手陣であるが、この3人がいえば来年以降も安泰といえるだろう。
20190908桐光学園 安達1
安達(桐光学園)


捕手も強豪校でそれぞれ正捕手というだけでなく、主軸も務めた打力を誇る3人が名を連ねた。大阪桐蔭の吉安は、左打席から広角に強い打球を飛ばすことのできるスラッガーで、2年夏から名門の4番を務めた。2年秋から正捕手となるも、その後はケガなどにも泣いたが、復帰した甲子園交流試合ではライト・レフト・センターに打ち分ける3安打を放った。いなべ総合の田所は、セカンド送球1.79秒、高校通算32発というまさに強肩強打の捕手であり、3年夏には4番捕手主将として伊東とのバッテリーで、チームを三重大会制覇に導いた。ちょうど渡邊(七十七銀行)が卒業したところで、またいなべ総合からプロ注目の捕手が加入することとなる。3番捕手主将として明徳義塾を2年秋に四国大会制覇に導いた鈴木は、遠投110㍍の強肩もさることながら、俊足も兼ねそろえている身体能力の高い選手である。神宮大会では星稜戦で3ランを放つパワーもあるが、俊足で3ベースを量産する姿にも注目だ。正直個の中で1人しか正捕手になればいというのはもったいないというレベルの3選手だが、いずれも打力や他ポジションの経験もあるので、野手に転向させても面白いだろう。
20191115明徳義塾 鈴木1
鈴木(明徳義塾)


野手陣もなかかのメンツはそろうが、バッテリー陣に比べると…という面はある。そんな中でも1番の注目は、神宮大会を制した中京大中京のリードオフマンであった西村であろう。50㍍6.0秒の俊足に加えて、173㎝と小柄ながらパンチ力もあり、高校通算19発。2年秋の東海大会では、場外弾を放つなど、打率.636の大活躍をみせており、法政大でも1年目からレギュラー争いに参戦できる逸材だ。佐伯鶴城の滝も、50㍍6.2秒の俊足と長打力を兼ねそろえており、地元のソフトバンクもリストアップしていたが、結局法政大進学を選んでいる。日大藤沢で3番センター姫木は、スイングスピードが速く高校通算29発を誇り、俊足、さらには投手としても注目される強肩も誇る3拍子揃った選手だ。投手という話だと、福岡大大濠の山城は高校通算21発を誇る4番ショートであるが、投げても149㌔をマークする。チームには山下(オリックス1位)ら強力な投手陣がいたために、ショートを本職としていたが、大学では投手として勝負しても面白い。
20191117中京大中京 西村
西村(中京大中京)


昨年は春季リーグ戦では見事優勝を果たしものの、秋季リーグ戦では5位に終わった法政大。レギュラー陣に4年生が多かったために、新チームにおいてはレギュラー争いが必死である。新たに加藤監督が就任したこともあり、それも横一線からのスタート感が強く、上記の1年生にもいきなりチャンスが巡ってくることもありそうだ。



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早稲田大 新加入選手(2021)

2021年度の新加入選手情報も書いていきます。
今年もまずは早稲田大からです。

スポーツ推薦合格者

【捕手】
栗田勇雅(山梨学院)
印出太一(中京大中京)

【内野手】
中村敢晴(筑陽学園)

【外野手】
吉納翼(東邦)


なんといっても、今年の早稲田大のスポーツ推薦で衝撃だったのは、4人しかないスポーツ推薦の捕手が2人いるということだ。山梨学院では1年春から正捕手を務めた栗田は、1年夏から4季連続での甲子園出場を決めており、最後の夏も甲子園があれば皆勤賞も見えていた。好リードとセカンド送球2秒前後の強肩を兼ねそろえた経験豊富な捕手で、2年秋からは4番を務めた打力もあるが、どちらかというと守備型の捕手である。栗田が守備型であれば、強肩強打の攻撃型捕手といえるのが中京大中京の印出である。その打力を武器に1年春から中京大中京でファーストのレギュラーを務めると、2年春から本職の捕手の座も射止め、2年秋には4番捕手主将として中京大中京を神宮大会Vに導いた。早稲田大の捕手事情としては、今年は新4年生の岩本がいるものの、新3年生以下を見ると正捕手候補がいないのが現状で、この2人は早くも来年の正捕手候補筆頭。やはりチームの司令塔がいないというのは深刻であり、それを打破するためにも、杉山(中日→琉球ブルーオーシャンズ)・地引(東京ガス)の2人が入学し、1年目から正捕手争いを繰り広げた2009年の再来を期待したい。

20191020山梨学院 栗田
栗田(山梨学院)

20191027中京大中京 印出2
印出(中京大中京)


筑陽学園のショート中村は1年秋にリードオフマンとして九州大会を制すると、2年春夏は甲子園に連続出場を果たしたときは走攻守に能力は高いものの確実性がなかったが、その後は体重を12㎏増やして3年時には4番主将としてもチームを牽引した。兄はソフトバンクの中村宜聖、父は日本文理大の中村壽博監督という野球一家に育っており、大学でも全国大会に出場して、親子対決の実現にも期待したい。東邦の吉納は、2年春には5番レフトとして甲子園に出場すると、準決勝では明石商の中森(ロッテD3位)から3ランを放つなどして、大会通じてチーム2位の7打点をマークして、チームの優勝に貢献した。2年秋以降は投手、そして4番も務めて、高校通算44発を誇る東邦の左のスラッガーとして、昨年の熊田に続いて東邦から早稲田大の門をたたくこととなった。

20190811筑陽学園 中村
中村(筑陽学園)

20190331東邦 吉納
吉納(東邦)


昨年はエース早川を擁し、最後は劇的な形で早慶戦を制して優勝を果たした早稲田大。昨年は甲子園はなかったものの、その前年の甲子園で結果を残した選手を中心に今年も高校球界屈指の4人が入学した。投手が1人もいなかったことは、来年以降のことを考えると不安になるが、近年はスタメンにスポーツ推薦が締める割合が極めて高い早稲田大においては重要な戦力となってくれることだろう。


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2021年度の大学生ドラフト候補を勝手にランク付け(1月)

ドラフト候補を勝手にランク付け。
前回の高校生編に続いて、今回は大学生編です。


Sランク:ドラフト1位筆頭
Aランク:ドラフト上位候補
Bランク:志望届出せば指名確実
Cランク:ドラフト境界線


~Sランク~
今のところ該当者なし

~Aランク~
椋木蓮(東北福祉大)投
徳山壮磨(早稲田大)投
古賀悠斗(中央大)捕
佐藤隼輔(筑波大)投

20190223筑波大 佐藤
佐藤(筑波大)


~Bランク~
川村友斗(仙台大)外
古田島成龍(中央学院大)投
鈴木勇斗(創価大)投
小向直樹(共栄大)投
岩本久重(早稲田大)捕
森田晃介(慶応大)投
正木智也(慶応大)外
三浦銀二(法政大)投
山下輝(法政大)投
丸山和郁(明治大)外
森圭名(青山学院大)投
峯村貴希(日本大)内
野口智哉(関西大)内

20201011明治大 丸山
丸山(明治大)


~Cランク~
古間木大登(東農大オホーツク)捕
佐藤大雅(富士大)捕
三浦瑞樹(東北福祉大)投
山脇彰太(上武大)外
中山誠吾(白鴎大)内
桐敷拓馬(新潟医療福祉大)投
山崎凪(中央学院大)投
西垣雅矢(早稲田大)投
福井章吾(慶応大)捕
古屋敷匠真(法政大)投
竹田祐(明治大)投
川端健斗(立教大)投
太田英毅(立教大)外
木村翔大(東洋大)内
新田旬希(駒澤大)内
泉口友汰(青山学院大)内
井上大成(青山学院大)外
赤星優志(日本大)投
高杉勝太郎(東海大)投
前田秀紀(神奈川大)投
梶原昂希(神奈川大)外
飯田琉斗(横浜商大)投
松井友飛(金沢学院大)投
長谷川威展(金沢学院大)投
黒原拓未(関西学院大)投
北山亘基(京都産業大)投
翁田大勢(関西国際大)投
大石将斗(環太平洋大)投
隅田知一郎(西日本工業大)投


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中央大×亜細亜大【東都学生野球連盟】

11/3 東都学生野球連盟 第5週1回戦
中央大×亜細亜大 @神宮球場

試合経過

東都1部のリーグ戦も最終週に入り、亜細亜大は立正大とともに6勝2敗で首位に立っており、優勝に向けて敗けられない中央大戦を迎える。先週のドラフト会議では、亜細亜大からは平内(巨人1位)・内間(楽天4位)・矢野(広島6位)の3人が、中央大からも牧(DeNA2位)・五十幡(日本ハム2位)の2人が指名を受けており、5人のドラフト選手がベンチ入りした試合でもあった。

亜大は3回裏、先頭の田中幹がチーム初ヒットで出塁すると、2番矢野の初球にすかさず盗塁。さらに2球目には投球がワンバンになったのを見逃さずに素晴らしいスタートを切って、あっという間に無死3塁というチャンスを作る。さらに2番矢野は3球目を捉えると、これが右中間への3ベースとなり、亜大が先制する。さらに3番木倉は3球目のスライダーを捉えると、打球はレフトポール際に飛び込む2ランホームラン。亜大が1~3番の活躍で3点を先制し、中央大先発の皆川をKOする。
20201103亜細亜大 木倉
2ランを放った亜大の3番木倉

皆川に代わって、中央大の2番手としてマウンドに上がったのは1年生右腕の石田裕。石田裕はストレートはMax141㌔ながらスライダーをはじめとした変化球も駆使して、安定した投球を披露。3~5回で打たれたヒットは内野安打1本のみという投球で亜大打線を無得点に抑えていく。
20201103中央大 石田裕
2番手としてマウンドにあがり好投をみせた中大の石田裕

ただそんな石田の好投に待ったをかけたのは亜大の1年生天井であった。1年生ながら春のオープン戦からスタメンを勝ち取り、背番号10を与えられている期待の星は、ここまで打率が3割を超える活躍。6回1死から回ってきた第3打席では、石田のインコースのストレートをうまく振り抜くと打球はライトスタンドに飛びこむリーグ戦初ホームランとなる。さらに7回裏には、亜大は途中出場の竹輪がセンター前ヒットで出塁して、バントとバッテリーミスで3塁まで進むと、3番木倉が1・2塁間を見事に破るタイムリーを放ち、亜大がリードを5点に広げ、石田裕は降板となってしまった。
20201103亜細亜大 天井
リーグ戦初ホームランを放つ亜大の天井

亜大の先発の平内は、この試合は自慢のスピードはMax149㌔止まりであったものの、2シーム・スライダー・カーブ・SFFといった変化球も駆使した、非常に亜大の投手らしい投球をみせて、5回までは中大打線に2塁も踏ませない投球。6回にはイレギュラーもあって、1番中川に2ベースを浴びるものの、続く2番五十幡の三遊間を抜けようという当たりをショート矢野がダイビングキャッチ(内野安打となる)して、ランナーを3塁に止めると、続く3番内山をピッチャーゴロに打ち取りピンチを凌いだ。結局平内は7回4安打7奪三振無失点という内容でマウンドを降りる。
20201103亜細亜大 平内2
7回無失点の好投をみせた亜大の平内

亜大は8回からは、なんとこれまで2試合目の先発を務めていた青山が登板。青山は8回は中前・内潟と代打2人から連続三振を奪い3者凡退に抑えてみせるものの、9回には中大打線が意地をみせる。1死から2番五十幡がセンターオーバーの3ベースで出塁すると、1死1・3塁から4番牧の当たりはショートゴロとなるも、なんとか併殺を防いで、その間にまず1点。さらに5番倉石も四球を選んで、2死1・2塁と再びチャンスを作る。この回2個目の四球ということで、亜大は青山に代えて、高山をマウンドに送ると高山が気合のこもったストレートで古賀をショートフライに打ち取ってゲームセット。亜細亜大が中央大に5-1で勝利した。
20201103中央大 五十幡
最終回に意地の3ベースを放ち得点につなげた中大の五十幡


20201103中央大×亜細亜大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


ここまで首位を走る亜細亜大の原動力となっているのが、平内・青山の先発2人である。本来エースとして期待された内間が不調の中で、青山がリーグ1位の防御率1.27、平内がリーグ2位の防御率1.32と見事な活躍をみせている。リーグを代表する投手である東洋大の村上が故障したこともあり、これほど先発のしっかりしたチームは現在の東都1部にはおらず、亜細亜大のストロングポイントになっている。ただこの試合ではこれまでの平内が1試合目、青山が2試合目という起用でなく、1試合目で平内→青山という起用をみせた。平内は投球内容的には完封ペースであったのに7回で降ろし、明日先発予定の青山を使ったことで、2年前には当時エースだった中村稔(ロッテ)を3連投させるなど生田監督の性格を考えても、翌日も平内が先発するということが大いに考えられる。平内はここまでケガ多かった選手なので、ドラフト1位で指名した巨人は気が気でないかもしれない。ただ同率で首位に並んでいた立正大がこの後の試合で国学院大に敗れたために、亜細亜大の優勝へのM1が点灯した(=翌日の試合に亜細亜大が勝つor立正大が敗けるで優勝)こともあり、優勝に向けてラストスパートをかけるということであろうか。
20201103亜細亜大 青山
この試合ではリリーフとして起用された亜大の青山

中央大は逆に投手陣が課題というのは、もともと分かっていることなので、やはりある程度打線が打たないとキツい。打線の中でも注目なのが、ともにドラフト2位で指名された五十幡と牧。五十幡はこの試合2安打で、牧もノーヒットながら1打席目のセンターフライ・3打席目のライトライナーなどはいい当たりであった。打率ランキングでは牧が2位、五十幡が7位と結果は出しているので、あとはまわりがもっと打てるといい。本来は3番打者として期待されていた森下は不調もあって、この試合ではついにスタメンから外し、代わりにスピードスターの齋藤を起用するも、出塁することかなわず、1番に昇格させた中川もイレギュラー絡みのヒットでの出塁のみという状態で、打線のコテ入れも機能していないようである。
20201103中央大 齋藤
森下に代わりスタメンに抜擢された中大の齋藤


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平内龍太 亜細亜大4年 投手
~巨人ドラ1に恥じない見事な投球~
巨人にドラフト1位で指名された平内が、7回無失点とその指名に恥じない、見事な投球をみせた。

神戸国際大付のときから146㌔をマークする奪三振率の高い本格派右腕として注目されていた平内。余談であるが、元ダイエーの投手で、現在はソフトバンクの球団統括本部を務める永井智浩を叔父に持つ。1年秋からベンチ入りを果たすと、3年春には市立神港戦で15奪三振完封勝利をマークするなど結果を残すと、3年夏は背番号1を獲得。準々決勝では吉高(日体大)、さらには来年から巨人でチームメイトとなる山崎(東海大→巨人ドラ2)の2枚看板を擁する明石商と対戦して、6回まで相手打線を無失点に抑えるも、7回に5点を失いチームは敗れた。

プロ志望届を提出するも指名はなく、亜細亜大に進学すると、1年秋は先発にリリーフに活躍し、防御率1.65の好成績をマーク。ただその後はケガの影響などもあり、なかなか安定した成績を残せずにいた。ラストシーズンとなったこの秋は、開幕戦でリリーフとして3年春以来のリーグ戦登板を果たすと、いきなり153㌔をマーク。翌週の駒澤大1回戦では先発として5回1失点で勝利をあげると、2回戦ではリリーフとして自己最速を更新する156㌔をマークして、スカウト陣の度肝を抜いた。これらの活躍とそのポテンシャルが評価され、ドラフト会議では佐藤の抽選を外した巨人が外れ1位として平内を(単独)指名した。ドラフト会議翌日には東洋大から1失点完投勝利をあげ、満を持してこの最終週の中央大戦に臨んでいた。

この試合の平内は、先発ということもあり、ストレートはMax149㌔止まりであった。ただそれでも重さのある球質のいいストレートは健在であり、コントロールもしっかりしていた。変化球は140㌔前半の2シーム、スライダーに加えて、有効であったのがストレートと球速差が40㌔あるカーブと、逆に球速差の少ない130㌔中盤~後半のSFF。これらの球を絡めて、緩急をつける投球ができており、女房役の古賀の2個の盗塁阻止もあって。5回までは中大に2塁すら踏ませない投球。6回にはイレギュラーな打球もあって、2死1・3塁と初めてピンチを招くも、3番内山をピッチャーゴロに打ち取ってピンチを切り抜けると、7回も3者凡退に斬ってとり、明らかに完封ペースであったものの、ここで降板。7回を投げて、4安打7奪三振無失点という素晴らしい内容で、青山にマウンドを託した。

翌日も先発が予想される平内。ケガ明けなので、巨人からしてみると心配でたまらないだろうが、神宮大会のない今年は、(優勝決定戦にもつれ込まない限り)翌日が平内にとって大学最後の公式戦となる。是非ともフル回転の活躍で、東都1部優勝+投手のタイトルを手土産に巨人に旅立ちたいところだ。

20201103亜細亜大 平内1
巨人ドラ1の名に恥じない7回無失点の好投をみせた亜大の平内


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東北福祉大×八戸学院大【東北地区大学野球王座決定戦】

10/31 東北地区大学野球王座決定戦準決勝
東北福祉大×八戸学院大 @東北福祉大野球場

試合経過

神宮大会は中止となってしまったものの、秋の東北の大学No1を決めた戦いが、この日から東北福祉大野球場で始まった。準決勝の1試合目では、それぞれドラフト会議で2名ずつが指名を受けた東北福祉大と八戸学院大が対戦するという注目のカードとなった。

八戸学院大の先発は大方の予想に反して、エース大道(広島3位指名)ではなく、2枚看板のうちのもう1人である左腕の中道(ソフトバンク育成2位)。これには東北福祉大の打線に左バッターが多いことと、やはり意表をつくという意図があったと思われる。中道は独特な腕の出所が見づらいフォームから繰り出す、Max141㌔のストレートに、スライダー・フォークを駆使した投手。初回には東北福祉大の3番元山(ヤクルト4位)に2ベースを浴びるなどして1死2・3塁のピンチを招くも、続く4番小椋を低めのスライダーで三振に仕留め、さらに5番楠本もピッチャーゴロに打ち取りピンチを凌いだ。
20201031八戸学院大 中道
八戸学院大の先発、ソフトバンクから育成2位指名を受けた中道

しかし2回表、東北福祉大は先頭の生沼が死球で出塁。そこから大里・高田は倒れて2死となるものの、9番杉澤の打席で生沼が盗塁を決めてチャンスを作る。すると杉澤の打球は二遊間抜けようかというところを、ショート中川が好捕し送球するも、杉澤の足が勝って内野安打。2塁ランナーの生沼はこの間に一気にホームを狙い、ホームはクロスプレーに…八戸学院大の捕手の大向が審判にもうアピールをしたように、アウトと思われるタイミングであったが、球審の判定はセーフで東北福祉大が1点を先制する。
20201031東北福祉大 杉澤
先制点となるタイムリー内野安打を放った東北福祉大の杉澤

東北福祉大は4回表にも、5番楠本・7番大里とともに死球を食らい、さらに8番高田は四球を選んで1死満塁のチャンスを作り、またもはや打席には杉澤という場面を迎える。杉澤の打球はまたもやショートゴロとなり、中川は併殺を狙うべく2塁へ送球するも、これがまたもや1塁は際どいタイミングとなるもののセーフとなり、併殺崩れの間に東北福祉大が2点目をあげる。中道は結局この5回に4四死球を出すなど、ややコントロールに精彩を欠いていたところもあり、4回2失点で降板となってしまう。

八戸学院大の反撃は4回裏、2死ランナー無しから、6番清水が東北福祉大のエース山野(ヤクルト2位)のカーブをうまく左中間に運ぶ3ベースで出塁。続く7番の小淵が1・2塁間を破り、八戸学院大が初得点をあげて1-2とする。ただそれ以外で見てみると、山野はさすがという投球で、ストレートはMax147㌔をマークしており、スライダー・カットボール・カーブ・チェンジアップといった変化球とのコンビネーションで三振を次々に奪っていく。山野は6回まで被安打4、奪三振12、失点1という投球内容で、しっかりと自分の仕事を果たしてマウンドを降りることとなった。
20201031東北福祉大 山野
6回12奪三振1失点の好投をみせた東北福祉大のエース山野

東北福祉大は7回は2番手の原がピンチを招きながらも何とか抑えると、8回には1年生右腕の後藤を投入。ただ後藤に対して八戸学院大は、先頭の途中出場の池内がライトオーバーの2ベースと放つと、四球と7番小淵のヒットで1死満塁というチャンスを作る。ここで東北福祉大の大塚監督はたまらなく、リリースエースである椋木をマウンドに送り、八戸学院大も代打に1年生の森本を起用する。椋木は変化球で森本を完璧に打ち取ったものの、セカンドゴロとなった打球をセカンド齋藤はキャッチして、目の前の1塁ランナーにタッチ、さらに1塁へ投げて併殺を完成させようとしたものの、タッチした1塁ランナーが邪魔になって送球できなかった。このプレーに対して、東北福祉大からは守備妨害という声も飛んだが、審判団の協議の末に妨害は認められず、併殺崩れの間に八戸学院大が2-2の同点に追いつく。

八戸学院大は5回からエース大道が登板していた。この日はMax148㌔をマークしたストレートの質がいいのは知っていたが、スライダー・SFFといった変化球がこの日は冴えていた。結局5回からの5イニングで被安打1、四死球1、9奪三振という、こちらも広島のドラフト3位に恥じない素晴らしい投球で東北福祉大打線に追加点を与えず、試合は2-2のまま9回を終了し、10回からのタイブレークに突入することとなる。
20201031東北福祉大 大道
9回まで5イニング9奪三振無失点の投球をみせた八戸学院大のエース大道

無死1・2塁からスタートするタイブレーク。2番から始まる先攻の東北福祉大は、まず代打の安里がきっちりと送って1死2・3塁で3番元山を迎える。八戸学院大からすれば申告敬遠もあり得る場面であったが、キャッチ-は座り大道はスライダーを軸に際どいコースに投げ込んでいった。するとカウント3B1Sからのストレートに元山は手を出すも、これはショートフライとなってバッテリーの完全勝利。ただ山場は越えたものの、続く4番小椋は変化球を捉えると、センターフライかと思われた打球はセンター方向に向かって吹く風にも乗って、フェンス際まで飛んでいき、センターオーバーのタイムリー2ベースとなり、東北福祉大が2点を勝ち越す。
20201031東北福祉大 小椋
センターオーバーの2点タイムリー3ベースを放った東北福祉大の4番小椋

その裏、八戸学院大も同じくバントのために代打大城を送るものの、椋木の威力のあるストレートに押されてしまいキャッチャーフライ。さらに椋木は5番新岡のバットをへし折ってサードゴロに仕留めると、2死2・3塁という同点のピンチで迎えた6番清水に対して、ギアをあげて150㌔超えのストレートを連発。最後は150㌔のインコースのストレートで見逃しの三振に仕留めてゲームセット。東北福祉大がタイブレークにまでもつれた激戦を4-2で制して、東北王者に王手をかけた。
20201031東北福祉大 椋木2
タイブレークを無失点に抑えて勝利を掴んだ椋木―渡辺の東北福祉大バッテリー


20201031東北福祉大×八戸学院大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

両チームともドラフト会議後の初の公式戦とあって、ドラフト会議で指名された大道VS山野・元山の対決に注目が集まった。大道の登板は5回からであったために、大道と山野の投げ合いは5・6回の2イニングのみで、この間は互いに譲らず無失点で引き分けといったところだろうか。一方大道VS元山は、大道の代わりっぱなである1打席目こそショートライナーであったものの、その後は三振・ショートフライで計3打数ノーヒットと大道の完全勝利。来年から大道は広島、山野・元山はヤクルトでプレーするので、是非ともこの続きはセ・リーグの公式戦という形で見たいものだ。
20201031東北福祉大 元山
東北福祉大の元山(ヤクルトのドラフト4位)

元山とともに東北福祉大打線を牽引する楠本(DeNA楠本の弟)も、花咲徳栄出身とあって、同学年で春日部共栄出身の大道とは縁のある選手。2016年の夏の埼玉大会準決勝で対戦した際には、3打数3安打2四死球2打点と楠本の完全勝利し、そのまま埼玉を制した花咲徳栄は、夏の甲子園も制した。今日の対戦では初打席では楠本が見事にライト線へ2ベースヒットを放つも、2回目の対戦となった8回には大道がインコースのストレートで見逃し三振に仕留めると、2点を勝ち越された直後の10回の対戦でも、大道が今度はSFFで三振を奪ってみせた。春日部共栄→八戸学院大という異色のルートで進学し、1年時からチームのエースとなり、ドラフトで指名されるまでなった大道の成長が感じられる対戦でもあった。
20201031東北福祉大 楠本
大道との埼玉対決に臨んだ東北福祉大の楠本


Pickup Player
椋木蓮 東北福祉大3年 投手
~タイブレークも含めた圧巻のリリーフ~
ドラフト指名投手が3人も登板したこの試合で、「誰が1番凄いピッチャーだった?」と聞かれれば、個人的には「間違いなく椋木」と答えるであろう。

高川学園ではちょうど山野の1個下にあたり、2年夏には甲子園に出場も、エース山野が完投したために登板はなし。2年秋からエースとなると、3年夏には全4試合で完投するも、準々決勝では下関国際の鶴田(東農大)との投げ合いに敗れて8強止まりとなった。山野の後を追う形で東北福祉大に進学すると、体がパワーアップしたこともあり、150㌔をマークするようになり、1年春からリーグ戦で3勝をあげる活躍をみせ、全日本大学野球選手権でも優勝を経験。1年秋にも4勝をあげるものの、2年時は故障もあってか登板は少なかった。3年秋は3試合にリリーフとして登板し、計8イニング無失点とリリーフエースの座を取り戻して、チームの優勝に貢献し、この大会を迎えていた。

この試合で椋木は、1点をリードした8回裏1死満塁という場面でマウンドに上がった。代打の森本は完全にセカンドゴロに打ち取ったものの、打球が弱かったり、ランナーとの野手の接触もあって、これが併殺崩れとなり同点に追いつかれるも、続く大向もセンターフライに打ち取ってピンチを凌いだ。椋木の最大の魅力はサイド気味のフォームから繰り出すストレートで、この試合でもMAX151㌔をマーク。さらにスピードだけでなく、このボールが低めにしっかりと伸びてミットに収まるので打者から見ると本当に嫌な球である。9回裏も3人で抑えた椋木だが、タイブレークに入るとさらにギアが上がったような投球を披露。無死1・2塁という場面からスタートするタイブレークだが、バントのために出てきた代打に、ストレートで完全に押し勝ってキャッチャーフライとバントをさせないと、続く5番新岡はインコースのストレートでバットをへし折ってのサードゴロ。ただこれがボテボテのゴロでランナーに進塁を許して2・3塁と1打同点という場面になるも、ここで迎えた清水に対しては全球ストレート、最後の3球はいずれも150㌔超えという投球で最後はインコースのストレートで見逃しの三振。打者8人に対して、出塁も許さない圧巻のリリーフで、チームの勝利に貢献した。

この試合の椋木の球は本当に素晴らしく、(イニングが短いということもあるが)登板したドラフト指名の3投手よりも、素晴らしいものであった。この試合の翌日に行われた決勝でも、またもやタイブレークにもつれる決戦で好リリーフをみせた椋木は、今大会の最優秀投手賞を受賞している。今のままでもリリーフとしては十分にプロでもやっていけるレベルであろう。ただまだ1年大学でのプレーがある椋木…おそらく来年は高川学園時代と同じく山野からエースを受け継ぐことが予想される。チームの柱として先発に転向するのか、はたまた津森(ソフトバンク)のようにリリーフエースとして引き続きやっていくのかも注目である。

20201031東北福祉大 椋木1
圧巻のリリーフをみせてチームに勝利をもたらせた東北福祉大の椋木



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