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慶応大×日本大【オープン戦】

12/17 オープン戦
慶応大×日本大 @日大実籾グランド

試合経過

日大の実籾グランドには、神宮大会を制して秋の日本一に輝いた慶応大が訪れ、12月も半分以上が過ぎたので、さすがに今年最終戦となるだろうオープン戦が開催された。

慶応大は3回表、この回から登板した日大の2番手川端に対して、先頭の森谷がセンター前ヒットで出塁すると、1死から古野もうまくレフト前に運び1・3塁のチャンス。3番真田がライト前へタイムリーヒットを放つと、4番常深のサードゴロ併殺崩れの間にも追加点をあげて、慶応大が2点を先制する。

慶応大の先発広池(元広島カープの広池浩二の息子)は、12中中旬と寒い中でもストレートに力があり、3回まで日大打線を1安打に抑える好投。日大は4回裏に、瀬谷・山内の連打で無死1・2塁のチャンスを作るも、広池は後続を打ち取って、4回無失点でマウンドを降りた。
20231217慶応大 広池
先発し4回無失点の好投をみせた広池

慶応大は5回裏に2番手として浮橋が登板するも、ここから日大が反撃に出る。2死から9番尾島がライトフェンス直撃の3ベースを放つと、1番相澤は難しいボールを見事にセンター前に運ぶタイムリー。投げては5回を石橋が、6回を清水がそれぞれ1イニングパーフェクトに抑える投球をみせて、流れを日大に呼び込んだ。
20231217日大 清水
1イニングをわずか8球で片づけ流れを呼び込んだ清水

すると日大は6回裏、先頭の山内が3ベースを放つと、1死1・3塁から、ファーストゴロの間に好スタートを切りホームイン(記録はFC)で同点。この日はレフト→センター方向に強い風が吹いていた実籾グランド、続く山口雄の打球はレフトファールフライかと思われたが、この強風で戻され、慌てたレフトは転倒すると、ボールはフェアゾーンにポトリと落ちるラッキーな2ベースとなり、この間に2者が生還して、日大が4ー2と逆転に成功する。
20231217日大 山内1
この試合3安打目となる3エースを放ち逆転の起点となった山内

この攻撃の口火を切った山内は、ホームインすると、そのままブルペンに向かい、直後の7回表にはリリーフ登板。しかし慶応大は代打の巨漢スラッガー上江州が、初球のストレートを捉え、高く上がった打球はそのままホームランとなり、慶応大が1点差に迫る。
20231217慶応大 上江洲
代打ホームランを放った上江洲

勢いに乗る慶応大は8回表にも、この回から登板して日大の坂尾に対して、先頭の古野が左中間2ベース。タッチアップと四球で1死1・3塁となってから、日大高出身の5番堀がライトへ犠牲フライを放ち同点に追いつく。さらに6番吉野の打球は、風の影響もあって伸びて、ライトに戻った山内がわずかに届かず、さらに日大の中継プレーが乱れる間に吉野は一気に3塁を回ってホームインし、慶応大が2点を勝ち越して、この回6-4と逆転に成功した。
20231217慶応大 吉野
タイムリー3ベースを放ち一気にホームインまで果たした吉野

慶応大は8回から4番手として向井がマウンドに登るも、先頭打者に四球を与えてしまうと、日大は9番尾島が左中間を破るタイムリー2ベースを放ち1点差。さらに無死1・2塁と逆転のチャンスまで作るも、向井がバントのために代打起用された岸本、さらにはサイクルリーチの山内の2人を連続三振に仕留め、4番谷端の左中間へのライナーを放つも、センター古野が打球に一直線に走ってダイビングキャッチというスーパープレーをみせて、慶応大はリードを守った。

それでも日大は9回裏、1死から連続四死球で1・2塁のチャンスを作ると、途中からマスクを被っていた松浦が、低めの変化球をうまくライトに運ぶ同点タイムリー。ここで迎えたこの試合絶好調の9番尾島は、カウント2B2Sからのストレートを左中間に弾き返し、ランナーが返ってサヨナラ勝ち。日大がシーソーゲームを逆転サヨナラで制した。
20231217日大 尾島1
サヨナラ打を放ちガッツポーズの尾島


20231217慶応大×日本大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


神宮大会を制した慶応大だが、来年は勝負の年となる。というのも現在の3年生世代は、中日で活躍してWBC日本代表にも選ばれた高橋、今年中日のドラフト2位で指名された津田ら有力選手を試験で落としており、AO入試での有力選手の合格が少ない年。これには甲子園が中止になるなどして、実績という面でアピールできなかったこともあるが、そのよく年以降も慶応大の有力選手の合格は減っており、甲子園で活躍した選手でも合格へのハードルが高くなっていると思われる。その分付属校や、一般入試で入ってきた選手でチームを組まなければならず、この試合のスタメンもそれを象徴するかのように、付属校の慶応義塾を除けば、スタメンに高校野球の超強豪校はいないという布陣であった。この布陣でも、超強豪の選手ばかりがスタメンに名を連ねる日大と互角の勝負をしたという意味では凄いことだ。そして来年には他からとってこなくても、夏の甲子園で優勝した慶応義塾のメンバーも入ってくる。付属校+一般入試メンバーで、スポーツ推薦の選手の集まる強豪を倒せるのか、来年の慶応大には要注目である。

日大はこの試合でも、山内が二刀流として活躍。打撃では3打席目までに、2ベース→シングルヒット→3ベースと放ちサイクルヒットにリーチ。3ベースの後は好走塁でホームインして、そのままブルペンに行き、直後の守りでは登板という、大谷翔平を彷彿とされるような活躍であったが、やはり大谷のようなヒーローになるのは簡単ではない。投手としては上江洲に1発を浴びてしまい1回1失点で、その後は再びライトに戻るも、風の影響もあったが吉野の打球をあと1歩で取れずに逆転を許してしまい、打撃でもあとの2打席はノーヒットであった。これまでは1試合の中では投手・野手のどちらかのみであったが、おそらく来年からは本当の意味での二刀流挑戦。リーグ戦は連戦であるし、二刀流としてのスタミナもつけていく必要がありそうだ。
20231217日大 山内2
ライトからマウンドに上がったリアル二刀流山内


Pickup Player
尾島叶大 日本大2年 外野手
~サヨナラ打を含む長打3本でレギュラー獲りに大きくアピール~
日本大は9番センターで出場した尾島が、サヨナラ打を含む3本の長打を放つ活躍で、外野のレギュラーを獲りに大きくアピールした。

尾島叶大は成田高校では父の尾島治信監督のもとで、2年秋はから俊足巧打のリードオフマンとして活躍。しかし2年秋は準々決勝で粟飯原(DeNA)率いる東京学館に、3年夏は5回戦で木更津総合に敗れ、親子での甲子園出場はならなかった。日本大に進むと、1年秋には代走としてリーグ戦デビューを果たすも、2年春秋はリーグ戦出場無し。この秋も11月末のオープン戦ではベンチメンバーではなかったものの、その後は代走に加えて、打撃好調で結果を残すと、この試合では9番センターでスタメンの座を掴んだ。

3回の1打席目はセンターフライに倒れたものの、センター後方に鋭い打球を放ち、打撃の好調さをアピールすると、第2打席ではインコースのボールをうまく打つとあわやホームランというライトフェンス直撃の3ベースヒットを放ち、チームの初得点となるホームを踏んだ。第3打席ではストレートの四球で出塁し、8回裏に無死1塁で迎えた第4打席ではストレートをライナーで左中間に弾き返し、1点差に迫るタイムリー2ベースヒット。そして9回裏に同点に追いついた後、なおも1死1・2塁というチャンスで尾島に第5打席が回ってきた。慶応大としては日大で1番当たっている打者ということで本当に嫌なところであったことだろうが、尾島は勢いそのままにカウント2B2Sからストレートを捉えると、打球は前進守備のレフトの横を抜けていくサヨナラ打となった。結果的に4打数3安打2打点、3安打は全て長打という大活躍であった。

この試合でもベンチ入りのほとんどの選手が出場した日大において、フル出場したのは、3番山内・4番谷端の主力2人に加えて、この尾島のみでいかにこの試合で尾島が当たっていたかがわかる。どちらかというと、小柄で俊足が1番の武器である選手だが、この試合ではパンチ力も見せつけて、3安打全てが長打であった。

それでも日大の選手層は厚く、外野でいえば山内は二刀流でフル稼働すれば確定で、センターレギュラーに最有力候補の星はこの試合には出場していなかった。まだまだ強力なライバルが多くレギュラーへの道のりは簡単ではないが、この試合での活躍は片岡監督にとって大きなアピールになったはず。調子が上がってきたところで、今年の試合が終わってしまうのは残念であるが、是非とも来年のオープン戦でもこの好調をキープして、センターのポジションを狙いたいところだ。
20231217日大 尾島2



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明治神宮大会(大学の部)のベストナインを勝手に選んでみた【2023】

慶応大の優勝で幕を閉じた明治神宮大会(高校の部)。そんな大会のベストナインを個人的に選んでみました。
なお選考基準はこの大会での活躍のみであり、ドラフト候補だとかそんなことは一切考慮しておりません。

ピッチャー
外丸東眞 慶応大2年(前橋育英)

初戦の環太平洋大戦では7回完封(コールド)勝利をあげると、決勝の青山学院大戦でも9回5安打完封勝利をあげて、下村・常廣といったドラ1投手に投げ勝った。2年生ながらその投球は完成度が非常に高く、今大会無失点でチームを優勝に導き、大会MVPと言える活躍であった。
20231118慶応大 外丸

キャッチャー
宮崎恭輔 慶応大4年(国学院久我山)

大学日本代表にも選ばれた強打の捕手は、環太平洋大戦では4回に貴重な追加点となる2ランホームランを放つなど3打点の活躍をみせた。守備でもエース外丸ら投手陣を巧みにリードして、相手打線を3試合でわずか1失点に抑えて、チームを優勝に導いた。
20231118慶応大 宮崎

ファースト
吉川海斗 慶応大4年(慶応)

内外野を起用にこなす慶応大のリードオフマンは、今大会はファーストとして起用されると日体大戦では先制点を防ぐファインプレー。打撃では決勝の青山学院大では2安打3出塁の活躍をみせた。
20231118慶応大 吉川

セカンド
廣瀬隆太 慶応大4年(慶応)

ドラフト会議ではソフトバンクから3位指名を受けた注目のスラッガーは、日体大戦では逆転3ランホームラン、さらにダメ押しのソロホームランの2発を放ち、決勝の青山学院大でも貴重な追加点となる犠牲フライを放ち、その実力を証明した。
20231118慶応大 廣瀬

サード
本間颯太朗 慶応大3年(慶応)

小柄ながら足を高くあげるフォームでパンチ力のある右打者は、今大会では2番打者として起用され、環太平洋大戦では2安打にバント・盗塁も決め、決勝では先制点となる押し出し四球を選ぶなど貢献度の高い活躍をみせ、打率.444をマークした。
20231118慶応大 本間

ショート
佐々木大輔 富士大3年(一関学院)

春季リーグでは本塁打・打点王の2冠に輝いた、外国人のような打撃フォームが特徴の富士大の強打者は、上武大戦では2安打を放ち、1-0で勝利したチームの唯一の得点をマークした。青山学院大でも2三振は喫したものの、常廣からヒットと四球で2出塁。
20231116富士大 佐々木

外野
中野波来 青山学院大4年(大阪桐蔭)
初戦の日本文理大戦で2安打を放つと、準決勝の富士大戦では主将の中島が欠場する中で代わりにセンターを守り(普段はライト)、打っても2ベース2本を含む3打数3安打3得点(チームが4得点)の大活躍で、副主将として勝利の立役者となった。
20231118青山学院大 中野

麦谷佑介 富士大3年(大崎中央)
準決勝の青山学院大戦では常廣から一時同点となるタイムリーに加えて、逆方向のレフトスタンドにホームランを放ち、今大会打率.429の活躍。春には下村からもホームランを放っており、これで青山学院大のドラ1の2人を攻略したことなり、来年のドラフト候補としての注目も高まっている。
2023116富士大 麦谷

酒井成真 日体大1年(東海大菅生)
天理大戦は1打席目に逆方向のライトスタンドに先制弾を放つと、2打席目にはレフトスタンドに2打席連続弾。チームが2-1で勝利したので、貴重な2発となった。その他にも中部学院大戦では犠飛、慶応大戦でもヒットを放ち、1年生ながら日体大の中軸としての役割を十分に果たした。
20231118日体大 酒井



惜しくもベストナインには選ばれなかったものの、各ポジションで候補としてノミネートされていた選手は以下の通りでした。
投手:常廣(青山学院大)、箱山(日体大)、佐藤(富士大)
捕手:高橋(日体大)
一塁:
二塁:島袋(日本文理大)
三塁:佐々木(青山学院大)、楠本(環太平洋大)
遊撃:粟国(日本文理大)
外野:中島(青山学院大)、猿渡(環太平洋大)、中溝(日本文理大)


以上です。異論は認めます。


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白鴎大×上武大【関甲信学生野球連盟】

試合経過

関甲信学生野球連盟は最終節を迎え、白鴎大×上武大のゴールデンカード。ここまで全勝で、勝てば全勝優勝が決まる上武大に対し、白鴎大は山梨学院大に敗れており1敗で、この試合にも敗れると神宮大会に繋がる横浜市長杯進出すら叶わなくなってしまうという状況である。

上武大は2回裏、7番高岡がレフトフェンス直撃の2ベースを放つと、2死2塁から9番の1年生松本が1・2塁間を破る先制タイムリーを放つ。対する白鴎大も2回までは上武大の先発笹森にパーフェクトに抑えられていたものの、8番中島がチーム初ヒットを放ち、今シーズン高打率をマークしている島田が連打で続くと、2番のドラフト候補福島も持ち前の俊足で内野安打を勝ち取り満塁のチャンス。ここで3番の主将千葉は押し出しの四球を選び、白鴎大がすかさず同点に追いつく。
20231007白鷗大 福島
白鷗大のプロ注目の福島

しかし上武大は直後の3回裏、村田が四球で出塁して、島村が送ってチャンスを作ると、5番荒巻がフルカウントからライト前に弾き返して勝ち越し。さらに4回裏にも、川端・村田が連続四球で1・2塁とすると島村がライト前へタイムリー。さらにプロ注目の4番進藤は3打席連続の四死球で満塁とすると、6番粟田がライト前に2点タイムリーを放ち、この回3点を追加する。
20231007上武大 粟田
貴重な追加点となる2点タイムリーを放った粟田

上武大は5回裏にも1番川端がヒットで出塁し、盗塁にバッテリーミスが重なって3塁まで進むと、2番村田がタイムリーヒット。白鴎大のエース松永は、この試合では持ち前の制球が定まらず、球数を重ねて、なんと5回までで131球を投じ、6失点でマウンドを降りることとなった。

対する上武大の先発笹森は、力のあるストレートをコントロールよく投げ込み、ストレートとの見分けが難しいSFFを武器に快投。5〜7回は白鴎大打線をパーフェクトに抑えるなど、7回まで7奪三振4安打1失点という素晴らしい投球をみせた。
20231007上武大 笹森
7回まで1失点と素晴らしい投球をみせた上武大のエース笹森

しかし8回表、疲れが見えてきたのか白鴎大打線が笹森に襲い掛かる。先頭の杉谷がエラーで出塁すると、福島・千葉の連打であっという間に無死満塁とすると、4番高橋樹がセンターへ抜けるタイムリーヒット。さらに代打で登場した佐々木(花巻東の佐々木麟太郎のいとこ)が押し出しの四球を選び、3ー6と迫り、なおも無死満塁。この場面で上武大の谷口監督は笹森から、1年生右腕の木口にスイッチ。1年生ながらこの秋抜群の投球を見せている右腕は、いきなり高橋諒から全てストレートで3球三振を奪うと、続く浅野からも全てストレートで三振。最後は中島からスライダーで3球三振を奪い、無死満塁のピンチでわずか10球で3者三振と圧巻すぎる投球をみせた。
20231007白鷗大 佐々木
代打で登場して押し出し四球を選んだ佐々木鱗太郎のいとここと佐々木駿介

これで窮地を脱して勢いに乗った上武大は、6・7回とノーヒットに抑えられていた白鴎大の2番手松本に対して、先頭の島村が右中間へ2ベースヒット。4番進藤が送った後に、5番荒巻がセンターオーバーのタイムリー2ベース。さらに7番高岡のショートフライかと思われた当たりは、風の影響もありレフト前にポテンと落ちるタイムリー2ベースとなり、上武大が2点を追加してリードを8ー3と広げて勝負アリ。9回も木口が無失点に抑えて勝利し、上武大が全勝でリーグ制覇を決めた。
20231007上武大 優勝


20231007白鷗大×上武大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


春季リーグでは上武大戦で勝利投手となり、白鴎大を優勝に導いたエース松永。リーグ戦では42イニング連続無失点をマークするなど安定感抜群で、大学日本代表候補合宿にも参加したほどの左腕だが、この試合では本来のピッチングとは程遠い内容であった。持ち前のコントロールが悪く、5回までに何と8四死球。正直代えろと思ったが、白鴎大は松永と共に春の全日本大学野手選手権ベスト4の立役者となり、ドラフト候補にも挙げられる山田と池田の2人の4年生がこの試合ではベンチ外。藤田監督としても苦しいところだが、松永に託さざるを得なかった。それでも5回で球数が130球に達すると、さすがに続投とは行かずに降板となった。松永としては悔しい経験になったが、まだ2年生であり、この悔しさを糧に来年からも白鴎大のエースとして君臨することを期待したい。
20231007白鷗大 松永
本調子でなく、また酷な状況で奮闘した白鷗大のエース松永

上武大の注目は、昨年から大学ジャパンの正捕手を務め、大学No.1捕手として、今年のドラフト候補にあがる進藤だ。この試合では4番捕手として出場したが、相手バッテリーにも警戒されて際どいところを攻められ、四球→四球→死球と3四死球。4打席目はショートゴロに倒れるが、5打席目はバントを決めた。結局1打数ノーヒットだが、このうち3打席では得点に関わっており、打撃での貢献度は高い。また守っては、先発の笹森は慎重に、またリリーフで筑陽学園の後輩となる木口は大胆にリードし勝利に貢献。おそらくドラフト指名後に開催入れる横浜市長杯出場も決め、大学No.1捕手の大学野球はまだ続く。
20231007上武大 進藤
上武大の大学No1捕手進藤


Pickup Player
木口永翔 上武大1年
~木口の10球~
8回無死満塁というピンチで登板した、上武大の1年生右腕木口が素晴らしすぎる投球をみせた。

筑陽学園では1年秋からベンチ入りし、2年秋からはエースを務め、スリークォーターから投じる140㌔を越えるストレートでプロからも注目を集めた。3年夏の福岡大会では、沖学園や折尾愛真から完封勝利をあげるも、決勝では九州国際大付に0-1で敗れて準優勝に終わり、甲子園出場はなし。上武大に進学すると、春先のオープン戦からAチームに帯同し、1年春は関東学園大戦で初先発初勝利をあげるなど4試合に登板。1年秋も関東学園大戦で完封勝利をあげるなど、ここまで先発にリリーフに5試合に登板をし、チームの中心投手として活躍していた。

この優勝をかけた白鷗大戦では、エース笹森が好投を続けていたが、8回には味方のエラーもあり白鷗大打線に捕まり2失点で、なおも無死満塁という窮地を、谷口監督はこの1年生右腕に託した。木口は、筑陽学園の先輩である進藤のリードのもと、柔らかい肩関節を生かしたスリークォーターから自慢のストレートを投げ込み、いきなり高橋諒をストレート3球で空振り三振。続く浅野も4球全てストレートで三振に仕留めると、中島もストレート2球で追い込んだあとに、最後はスライダーで空振り三振。なんと無死満塁のピンチをわずか10球で3者三振で切り抜けるという離れ業をやってみせた。引き続き9回もマウンドにあがった木口は、先頭の島田にヒットを浴びたものの、そこから杉谷・福島・千葉という白鷗大の上位打線からも3者三振を奪うという圧巻の投球をみせて、試合を締めて、チームの胴上げ投手となった。

これで秋季リーグは25回を投げてわずか失点2という成績で、この試合の活躍によるインパクトもあってか、最高殊勲選手賞を受賞。1年生にして、早くもリーグで最高のタイトルを手に入れた。

ストレートは上尾球場の表示ではMax145㌔だが、ここの球場は辛めなので実際は150近くは出ていると思われる。独特なスリークォーターのフォームで、角度もあり、なかなかお目にかかれないボールだ。変化球もこの試合では少なかったものの、スライダーやフォークを操り、どちらかというとリリーフ向きの投手である。リリーフという観点でいえば、3年後のドラフトを待たずに、今すぐにでもプロは指名したいレベルの投手である。これから3年でさらに成長を遂げれば、2026年のドラフト会議の目玉となることだろう。そしてその時には、この「木口の10球」が伝説としてメディアにも取り上げられることだろう。
20231007上武大 木口
無死満塁のピンチをわずか10球3者三振で凌いだ木口


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東洋大×駒澤大【東都大学野球連盟】

6/24 東都1部2部入替戦 第2戦
東洋大×駒澤大 @明治神宮球場

試合経過

東都1部2部の入替戦は、1部最下位の駒澤大と、2部優勝の東洋大のカードとなり、第1戦は東洋大がプロ注目のエース細野の完投で勝利。ただ細野は185球を投じたこともあり、昇格に王手をかけた、この第2戦ではベンチ外。東洋大は野澤、駒澤大は初戦でもリリーフ登板をした高井と両左腕の先発で試合は始まった。

東洋大は3回表、先頭の吉田の打球は高いバウンドのショートゴロが内野安打となり出塁すると、後藤が送って1死2塁で上位打線に回る。すると2死2塁から2番石上泰が三遊間を破るヒットを放ち、吉田が生還して先制する。4回表にも、4番水谷がライト線への2ベースで出塁すると、進塁打とバッテリーミスで生還し、2点目をあげる。
2023062東洋大 石上泰
先制タイムリーを放った石上泰

駒澤大は5回から速球派左腕の東田が登板し、5・6回と東洋大打線を抑えていた。ただ7回表に東洋大は、吉田のヒット→後藤のバントと3回と同じようにチャンスを作ると、2死1て・2塁から3番宮下がライト前にタイムリーを放ち3点目をあげる。
2023062東洋大 宮下
追加点となるタイムリーを放った宮下

東洋大の先発の野澤は、打者のタイミングをずらすべくモーションのスピードを変えたりもしながら、MAX143㌔のストレートと、130㌔前後で落ちる2シームを中心に、スライダー・カーブを交えた投球で、駒澤大打線を抑えていく。序盤には四死球でランナーを出したものの、そのピンチを凌ぐと、3回以降は打者3人で片付け、無失点。気づけば6回までノーヒットピッチングを繰り広げる。

しかし7回裏、駒澤大は1死から5番小林がチーム初ヒットとなるセンター前ヒットを放つと、2死となってから神宮・角田の連打で満塁とする。ここで左腕の野澤に対して、駒澤大は右の代打柳野を準備するも、東洋大がピッチャーを右の島田に交代すると、駒澤大は代打の代打で出村を起用。緊迫した勝負は、島田が152㌔のストレートで出村をサードゴロに打ち取り、東洋大に軍配が上がった。
2023062東洋大 小林
駒澤大のチーム初ヒットを放った小林

島田はボールの勢いは素晴らしかったものの、コントロールにバラつきがあり、8回はピンチを招いたものの、4番岩本から3球三振を奪うなどして何とか無失点。9回も先頭打者に四球を与えてしまい、ここでピッチャー石上祐に交代すると、そこか、石上祐が神宮・角田から2者連続三振を奪うなど3者凡退に抑えて、ゲームセット。東洋大が完封リレーで勝利し、1部昇格を決めた。
20230624東洋大 1部昇格
1部昇格を決めた東洋大


20230624東洋大×駒澤大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

東洋大は秋から1部で戦う上でも、大きな収穫が得られた試合であった。東洋大はエースとして、大学生No1との呼び声も高い細野がいる一方、先発2番手は岩崎・野澤・佐伯・島田と様々な投手が務め、固定できずにいた。この試合では前日に185球を投げた細野はベンチ外にし、どう投手をやりくりすのか注目であったが、先発の野澤は7回途中までノーヒットピッチングを展開し、その後を島田→石上祐と繋いで完封リレー。このまま野澤が先発2番手となり、島田や石上祐の他に、来年のドラフト候補である一條も本領を発揮してくれれば、1部でも優勝を狙える投手陣であろう。
2023062東洋大 野澤
先発として7回途中までノーヒットと見事な投球を見せた野澤

ここ最近入替戦では脅威の粘りをみせて、1部に残留していた駒澤大だが、1部で優勝を狙えるだろう東洋大の戦力の前に屈してしまった。ただこちらも戦力は整ってきており、特に課題であった投手陣は松村・エーアン・高井・東田と3年生カルテッドの活躍が光った。特にエース村松は、前日の試合では先発して逆転を許し降板してしまったが、この試合では2回1/3をパーフェクトリリーフと意地をみせた。このカルテッドが最終学年を迎える来年は、駒澤大にとって大きなチャンスであり、何としても最短で1部復帰を果たしたいところだ。
20230624駒澤大 松村
リリーフで2回1/3をパーフェクトに抑えたエース松村


Pickup Player
島田舜也 東洋大2年 投手
~さらに進化した右腕が昨年のリベンジ~
東洋大は2番手で登板した島田が、神宮を沸かせる素晴らしいボールを投げ、無失点リリーフをみせた。

木更津総合のときから140㌔を越えるストレートに、パワーカーブを武器とする右腕としてとして名をはせていた島田は、2年秋にはエースとして拓大紅陵・千葉英和から完投勝利をあげるなどして千葉大会優勝に貢献。ただスーパーシードとして臨んだ関東大会では初戦で常総学院に打ち込まれ完敗。3年夏も準々決勝では習志野から完投勝利をあげるなどチームを牽引するものの、決勝では6回6失点という内容で、チームも深沢(DeNA)がエースの専大松戸に延長戦の末に敗れて、結局甲子園出場はならなかった。

昨年東洋大に進学した島田の公式戦デビューは、なんと春の入替戦。1点リードの9回無死1・2塁というピンチという非常に酷な場面であり、最後は中央大に逆転サヨナラ勝ちを許してしまい、チームは2部残留となってしまった。ただその時の島田はストレートが148㌔をマークするなど、スピード面では大きな進化をみせていた。そして1年秋の秋季リーグ戦では4試合にリリーフ登板、この2年春のリーグ戦では先発も経験し、この入替戦の舞台に帰ってきました。

この試合では先発の野沢が相手打線をノーヒットに抑える素晴らしい投球をみせていたものの、7回に初ヒットを浴びると、そこから連打を浴びて2死満塁というピンチ。3人のランナーが返ると同点というこのピンチで、東洋大の井上監督は島田をマウンドに送りました。四球を出せば1点という、また酷な場面での登板だったが、島田は代打の出村を変化球2球で追い込むと、最後は152㌔のストレートに出村は振り遅れてサードゴロでピンチを脱しました。

島田はそのまま8回も続投。ストレートは昨年からさらに進化しており、Max153㌔でアベレージでも150㌔を越えるスピードを誇り、得意のパワーカーブに加えて、130㌔前後のチェンジアップも有効でした。ただコントロールにはまだバラつきがあり、8回の先頭打者に四球を与えてしまうと、そこから1死1・2塁のピンチを招いてしまうが、4番岩本に対しては3球連続の変化球、最後はチェンジアップで三振に仕留め、5番小林も力のないショートライナーでピンチを脱します。9回もマウンドにあがった島田ですが、またもや先頭打者に四球を与えてしまうと降板。後続は石上祐が抑え、島田は1回1/3で無失点という投球内容でした。

スピードに関しては一気に大学球界でもトップレベルに上がっており、2年後にはドラフト候補と言われる投手であろう。まだスピードが上がったボールをコントロールしきれていないところはあるものの、それでもピンチの場面でギアをあげて抑える底力、メンタルの強さもプロ向きだ。まずはこの秋、東都1部リーグの舞台で島田がどのような投球をみせるのかを楽しみにしたい。
2023062東洋大 島田



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侍ジャパン大学代表×東芝【練習試合】

7/2 侍ジャパン大学代表合宿 練習試合
侍ジャパン大学代表×東芝 @バッティングパレス相石スタジアムひらつか

試合経過

日米大学野球選手権に出場する侍ジャパン大学代表は、4日間の直前合宿を開催。3日目となるこの日は、前日のENEOS戦に続いて、東芝との練習試合が実施された。

東芝の先発のサイドバンド粂は、初回簡単に2死を取るも、大学代表はそこから3番宗山がチーム初ヒットを放つと、4番西川もしぶとく繋いで1・3塁。5番上田希のセカンド横を強く破るタイムリーで先制すると、6番廣瀬は1・2塁間を破り、7番佐々木はレフト線へ2ペースと、2死ぬからの5連打、3連続タイムリーで初回に大学代表が3点をあげる。
20230702侍ジャパン大学代表 上田希
先制タイムリーを放った上田希

大学代表の先発は、全日本大学野球選手権の優勝投手の常廣。短いイニングでの登板ということで、150㌔連発が期待されたが、まだ滑る国際球に対応できていないということで、ストレートは140㌔前半が多く、MAXは148㌔止まり。カーブを多めに緩急をつけた投球で、初回は無事に無失点で切り抜けた。
20230702侍ジャパン大学代表 常廣
侍ジャパン大学代表の先発を務めた常廣

ただ東芝は2回裏に、松本のヒットと四球で無死1・2塁のチャンス。続く中村は併殺に倒れて、2死3塁となってしまったものの、8番太田がセンター前にタイムリー。さらに3回には、ライト守備で2度もファインプレーを見せていた1番光本が左中間スタンドへソロホームラン。大学時代の主戦場である平塚で、帝京大戦士が躍動して、東芝が2点目をあげ、1点差に迫る。常廣は3回2失点で、結果以上に不安の残る内容であった。
20230702東芝 光本
ファインプレーにホームランと攻守にわたる活躍をみせた光本

東芝の粂は、サイドからのMAX148㌔のストレートと得意のスライダーを軸とした投球で、2〜4回は大学代表打線をパーフェクトに抑えていた。ただ5回に大学代表は、1番宮崎一がチームとしては初回以来となるヒットを放つと、宗山が続いて2死1・3塁。ここで4番西川がセンター前に弾き返し追加点をあげ、リードを4ー2と広げる。

大学代表は4回からは今年のドラフトの目玉で、エース候補の左腕細野が登板。先週の入替戦で185球も投じて完投した影響か、この試合でも登板は1イニングのみであったが、Max151㌔のストレートに大きく曲がるスライダーを武器に、四球でランナーを1人出したものの無安打無失点。5回からは草加が登板し、東都2部の最優秀投手→東都1部の最優秀投手へのリレーが実現。草加はMax152㌔のストレートに、スライダー・カーブ・フォークなどの変化球を駆使し、ピンチは背負ったものの3回無失点で、本番での先発投手入りへ大きくアピールした。
20230702侍ジャパン大学代表 草加
3回無失点の好投を見せた草加

東芝も6回からは継投に入り、6回は後輩が相手チームに多い青山学院大出身のルーキー左腕の北村、7回は今年から本格的に投手に転向した谷川と新戦力の2人が無安打無失点の好投。8回は松山がピンチを招いたものの、辻本を併殺に打ち取り無失点。9回には高卒2年目のルーキー西村が登板して、年上にあたる大学代表から2三振を奪い無失点と、東芝は1イニングずつのリレーで相手打線を後半は無失点に抑えた。
20230702東芝 北村
6回に登板した東芝のルーキー北村

ただ大学代表も8回には古謝が登板してMax151㌔のストレートを武器に、1回2奪三振パーフェクト。最終回には木村が登板し、こちらはスライダー・フォークといった変化球を中心に、最終回を締めてゲームセット。大学代表が前半で奪ったリードを守り切り、4-2で勝利した。
20230702侍ジャパン大学代表 木村
最終回を締めた木村


20230702侍ジャパン大学代表×東芝
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


選考合宿はあったものの、このメンバーでのチームスタートは2日前だが、日米大学野球選手権まではもう1週間を切っているという侍ジャパン大学代表。チームの布陣として、決まっているところ、そして競いながら調子のいい選手を起用するところが見えてきていた。野手でいえばキャッチャー進藤、ショート宗山の昨年の代表からのレギュラー2人に加えて、レフト西川、DHも含めてポジションは流動的だが上田希・廣瀬・佐々木の3人も含めた6人はレギュラーとして決まりのようで、この試合でもほぼフル出場していた。その一方でセカンドは宮下・辻本・熊田の争い、センター・ライトは中島・宮崎一・渡部・天井の争いと、この3ポジションは激戦区となっている。投手陣も各チームのエースがいるだけあって先発争いはし烈で、村田を抑えに回して、3枠ほどの先発の座を下村・常廣・草加・武内・細野ら東都の投手陣で争う構図となっている。最有力の常廣が今日は不安な内容だっただけに、本番どうなるのかこちらは、大久保監督のみぞ知る(というかひょっとしたらまだ悩んでいる)という状況であろうか。

都市対抗開幕を2週間後に控える東芝にとっても、これは重要な練習試合で、メンバーはほぼガチであったと思われる。エース藤村こそ登板しなかったものの、先発2番手として期待される粂が投げ、6回以降も本番さながらのリリーフ陣であった。今年は補強選手もいないために、特に投手陣は自前の選手たちでやりくりする必要があり、例年より1~2枚は多く用意しなければならないだろう。その中で期待のもてる投球をしたのが、9回に登板した高卒2年目の左腕西村。智弁学園では2020年に夏の甲子園準優勝を果たした左腕は、Max143㌔のストレートと、鋭く曲がるスライダーを武器に、年上となる大学代表の選手たち相手に1イニング2奪三振無失点に抑えると、その後に行われた無死1・2塁スタートのタイブレーク練習でも、満塁のピンチで上田希から三振を奪うなどして無失点に抑えるなど、都市対抗デビューに向けて大きくアピールに成功したといえる。
20230702東芝 西村
都市対抗での登板に向けてアピールに成功した西村


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西川史礁 青山学院大3年 レフト
~ジャパンの4番が3安打の活躍~
侍ジャパン大学代表の4番に座った西川が、タイムリーを含む3安打の活躍で、起用に応えた。

西川は龍谷大平安では2年春のセンバツで背番号16ながら3試合ともショートとして出場。初戦では津田学園の前(オリックス)からヒットを放つと、続く盛岡大付戦では2安打3打点の活躍をみせた。2年秋からは3番ショートを務め、大型ショートとして注目はされたいたものの、卒業後は兄の西川藍畝が主将を務めていた青山学院大に進学。1年秋から代打などで出場機会を得たものの、結果は残せずにレギュラー獲得とはならなかった。

しかし今年は持ち前の打撃が開花し、リーグ戦では4番レフトとしてスタメンに定着すると、打率.364(リーグ2位)・10打点(リーグ2位)・3本塁打(トップタイ)という活躍で打線を牽引し、チームを優勝に導き、MVP・ベストナインを獲得。全日本大学野球選手権でも中部学院大戦でホームランを含む3安打、決勝の明治大戦でも先制タイムリーを放つなど打率.467の活躍をみせて、春の日本一を達成。レギュラー獲得からあっという間に大学球界トップクラスの打者に昇りつめ、大学日本代表候補合宿でも紅白戦で古謝(桐蔭横浜大)から2ランを放つなどしてメンバーに選出された。

前日の練習試合でも4番レフトでスタメン出場した西川であったが、死球を受けて早々に交代。状態が心配であったが、打撲ということでこの試合も引き続き4番レフトとしてスタメンに名を連ねた。まず2死1塁で迎えた第1打席では、追い込まれながらも低めの変化球にうまく合わせてセンター前ヒットで1・3塁とチャンスを広げると、そこからチームは3連続タイムリーに繋がった。第2打席ではライト光本のファインプレーでライトフライに倒れたものの、2死1・3塁で迎えた第3打席では粂の143㌔のストレートをセンター前に弾き返し、貴重な追加点となるタイムリー。第5打席でも、左腕松山のボールをうまく逆らわずに、1・2塁間に運ぶヒットを放ち、4打数3安打1打点という活躍であった。

西川のいいところは、何といってもスイングに思い切りの良さがあるところだ。182㎝81㎏という体格は、侍ジャパンの4番としてはまだ細身だが、そのスイングはまさに4番打者である。豪快な一方、1打席目のように追い込まれてもしぶとくヒットを放つなど対応力もあり、アベレージもしっかり残せる打者だ。守備でも、もともとはショートをやっていただけあり、肩力や走力も申し分はない。

昨年の代表で4番を務めた廣瀬や上田希を押しのけての4番起用、そしてこの試合では起用に見事に応えて見せた。大学日本代表の4番は、侍ジャパンのサイトに記録のある2014年以降、中村(ロッテ)・吉田(レッドソックス)・大山(阪神)・牧(DeNA)ら全員がプロ入りを果たしている。西川もこの打撃を続けることができれば、来年は貴重な右の強打者としてドラフト戦線に名を連ねることだろう。
20230702侍ジャパン大学代表 西川



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