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東洋大×中央大【東都大学野球連盟】

4/21 東都学生野球連盟 第4週2日目
東洋大×中央大 @神宮球場

試合経過

東都学生野球連盟は今シーズンは月・金という試合が多い中、この週は初めて火・水と連戦となった。月・金であればエースが2試合とも先発できるが、連戦となるとそうもいかずに2人目の先発が必要となってくる。こういう状況に中央大は、前日の試合で1回無失点と好リリーフをみせた沢田がリーグ戦初先発、東洋大はそもそも連戦でなくても細野と松澤と2人の先発投手を起用しており、前日には松澤が先発したことから、この試合では細野が先発のマウンドに上がった。
20210421中央大 澤田
リーグ戦初先発のマウンドに上がった中央大の沢田

リーグ戦初先発の沢田に対して、東洋大は3回表、先頭の9番加藤響がレフト線への2ベースで出塁すると、続く1番松本はバントの構えからバスターに切り替えると、ライナー性の打球はサードの頭上を越えて、レフト線へのタイムリー2ベースとなって東洋大が先制する。さらに2番瀬川も素直には送らずに、ライト前ヒットで続いて無死1・3塁とチャンスを広げたところで、中央大は沢田→石田裕に投手をスイッチする。石田裕は3番佐々木に四球を与えてしまい、無死満塁とさらにピンチを広げてしまうが、4番小口をサードゴロホームゲッツーに仕留めると、5番木村もサードゴロに打ち取って、中央大はこの回を最少失点で切り抜ける。
20210424東洋大 加藤響
先制点の起点となる2ベースを放つ東洋大のルーキー加藤響

東洋大の先発の細野は初回、2番石井から149㌔のストレートで三振を奪うなどエンジン全開。3回には1死から9番宮井にヒットを浴びるも、この宮井を1塁牽制で刺すと、続く1番中川に死球を与えるも、この中川も1塁牽制で刺すなど得意の牽制も光り、中央大はランナーをなかなか進めることができずに、細野の前に0行進が続いていく。

ただ中央大の2番手の石田裕もストレートはMax141㌔とまりもコントロールが抜群であり、スライダー・カーブ・フォークといった変化球も交えて東洋大打線を4回以降も打ち取っていく。結局石田裕は3回のピンチから7回までの5イニングを無失点で抑える好投をみせて、試合は東洋大が1-0とリードしたまま終盤に突入する。
20210421中央大 石田裕
5回無失点の好リリーフをみせた中央大の2番手石田裕

4回~7回まで細野の前にヒットすら出せずにいた中央大だが8回裏、この回の先頭に代打北村を起用すると、北村がレフト前に弾き返して出塁し、代走にはオコエら俊足選手を毎年輩出している関東一でもNo1(と関東一の米澤監督)が評した齋藤を起用する。しかしここまで3度牽制に刺されていることもあり、齋藤のリードは小さく、続く中田には送りバントのサインを出すも、細野のストレートの前にバント失敗の三振。さらにリードはそれほぼ大きくもなかった齋藤までも、細野は1塁牽制で刺してしまい、中央大は久しぶりのチャンスを逃す。

細野のために追加点をあげたい東洋大打線は9回表、先頭の代打宮本がヒットで出塁。続く橋本吏の送りバントを、ピッチャーが1塁へ送球するもベースカバーに入ったセカンドと戻ったファーストか被りどちらも獲れずに、無死2・3塁というピンチを迎える。ただここで中央大3番手の大栄は、8番廣岡をサードゴロに打ち取ると、3本間で挟まれた宮本はアウト、この間に一気に2塁を狙ったバッターランナーの廣岡もアウトとなるダブルプレー。最後は加藤響を打ち取って、中央大投手陣も粘りの投球で9回まで東洋大打線を1点に抑えた。

ただ9回裏の中央大の攻撃も、9回になっても148㌔をマークするなど衰えない細野の投球の前に、中川・石井の1・2番が連続三振で2死。ただここから3番古賀がこの試合3個目の四球を選ぶと、4番森下は死球で2死1・2塁という長打が出れば一気にサヨナラというチャンスを作る。ここで今シーズン好調の5番高橋隆を迎えるも、最後は細野がインコース低めのストレートでこの試合14個目の三振を奪ってゲームセット。東洋大が3回にあげた1点を、細野が完封で守り切り、1-0で勝利した。
20210424東洋大 バッテリー
完封勝利をあげてハイタッチの東洋大バッテリー


20210421東洋大×中央大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


細野の155球にも及ぶ力投で勝利した東洋大であるが、これは東洋大としては想定外であったようだ。細野は昨年はケガなどをしていたこともあって、杉本監督としては徐々にイニングを増やしていくとの方針もあり、今季はこれまで先発した2試合とも1失点と好投していたものの、6回や7回で降板していた。この日も杉本監督は同じくらいで代えることを想定していたようだが、細野の投球内容が良すぎたことと、1-0というスコアで膠着していたことから、なかなか代えづらかったようであり、そのまま完封してしまった。そして今日の試合で2番手として予定されており、ずっとブルペンで投球練習をしていたのが、背番号35を付けた1年生の岩崎であった。2年夏の甲子園では準決勝では明石商から1失点完投勝利、決勝では星稜相手に好リリーフをみせて優勝投手となると、昨年の甲子園交流試合でも2年夏の決勝で破った星稜を返り討ちにする1失点完投勝利をあげた右腕の神宮デビューは残念ながらお預けとなってしまったが、細野がここまで投げてくれたことは東洋大にとっては嬉しい誤算であろう。
20210424東洋大 岩崎
ブルペンでずっと準備をしていた東洋大の岩崎

完封敗けを喫してしまった中央大打線であるが、その中で存在感を現したのは、今年のドラフト候補の中でNo1捕手との呼び声が高い古賀であった。福岡大大濠では高校通算52発の打棒も、中央大で昨年までリーグ戦通算打率.214であった古賀だが、ドラフト嫌イヤーとなる今年はついに打撃でも本領発揮。今年は3番を務め、打率は(この試合終了時で)リーグトップの.429、ホームランもすでに3本放っている。この試合では1打席目で細野のカットボールを綺麗にセンターに弾き返すと、2打席目以降は完全に警戒されていたようで、そこから3打席連続四球となってしまった。細野VS古賀という視点でみれば、古賀の完全勝利という形であり、ドラフトに向けて打撃の向上は大きなプラスであり、ドラフト1位も十分にあり得るところまで来たといえるだろう。
20210421中央大 古賀
4打席全てで出塁し、中央大打線で唯一細野に勝ったといえる古賀


Pickup Player
細野晴希 東洋大2年 投手
~圧倒的な14奪三振完封勝利~
東洋大の細野が、リーグ戦初勝利を14奪三振完封という圧巻の内容で手に入れた。

細野は東亜学園高の出身で、2年秋にはエースとして東京4強入りを果たすと、冬には東京選抜のメンバーとしてキューバ遠征に参加。3年春にはU18日本代表の1次候補メンバーにも選出(ただし合宿は春季東京大会と被り不参加)された。ただ当時はスピードというよりは、ノビのあるボールを投げる左腕という印象であった。東洋大に進学すると、1年目はケガなどの影響もあり、リーグ戦の登板はリリーフ3試合の計3イニングのみであったが、2年生となった今年はチームの開幕投手を務めた。この開幕の青学戦では7回途中1失点、立正大との2回戦では6回途中1失点と好投をみせていたものの、未だに勝利はなかった。

この試合でも先発マウンドに上がった細野は初回からエンジン全開。足を高く上げて、ぶらりと大きく振るフォームから繰り出すストレートは威力十分で、2番石井からはこの試合最速の149㌔で三振を奪うなど、初回はアウト3個すべてが三振であった。変化球はスライダーを中心に、カットボール・SFFといった130㌔中盤の変化球や、110㌔台のカーブなども時おり混ぜるなどスピードに変化がつけらえていた。四球などでランナーを出すものの、「足を上げてから、相手の動きを見て放れるらしい。僕らとは次元が違う、天性のうまさなので、ほかのチームはリードしない方がいいです」と杉本監督が評した必殺の1塁牽制で、3回には出した走者を2回も刺してみせており、中央大はなかなか得点圏にランナーを進めることができなかった(7回までで1回のみ)。中盤以降はスライダーを多めに使って打たせていくピッチングを展開し、気づけば4~7回は中央大打線はノーヒットという状態であった。

終盤の8回になると、ラストスパートをかけたのか、またピッチングに勢いがでてきて三振が増え、8・9回のアウトは1塁牽制と三振のみという、(いい意味で)まさに1人相撲。リーグ戦ではこれまで完投の経験などなく、スタミナも不安視されたが、9回にも148㌔をマークするなど最後まで勢いは衰えることなく、9回14奪三振無失点で投げ切って、リーグ戦初勝利をあげた。ちなみにこの試合で細野が刺した1塁牽制は4つ(中央大が出したランナーの半分)であった。

まだ2年生になったばかりの細野。それでも高校時代から比べると球威は格段に上がっており、この試合を見た同じ左腕のDeNAの吉見スカウトは「(細野ことを)今すぐにでも欲しい」と賞賛した。今日の内容は出来すぎにしても、149㌔左腕ということであればドラフトの注目選手となることは間違いなく、順調にいけば2年後のドラフトの目玉となることだろう。

20210424東洋大 細野
14奪三振完封でリーグ戦初勝利をあげた東洋大の細野


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慶応大×法政大【東京六大学野球連盟】

4/10 東京六大学野球連盟 第1週1日目
慶応大×法政大 @神宮球場

試合経過

東京六大学野球連盟の開幕日の第2試合は、慶応大×法政大の試合。ともに実績十分であり、今年からエースとなった2人の4年生右腕が前評判通りの投球をみせた。

まず法政大の先発は三浦は1年春からリーグ戦登板を重ねてきた右腕。昨年はリリーフで登板数も少なかったが、最終学年となり、チームの主将も務めることとなり、今年は満を持して開幕投手を務めた。三浦はMax146㌔のストレートをコントロールよく投げこみ、スライダー・カットボール・カーブ・フォークなど変化球も含めて全てのボールでしっかりとストライクが取れる総合力の高い投球をみせ、慶応大打線にヒットすら許さない投球をみせる。

対する慶応大の先発は、2年秋にはベストナインを獲得するなど、ここまで安定した成績を残してきた右腕の森田。こちらはMax143㌔のストレートに、得意のカットボールを多めに、スライダー・カーブ・フォーク・チェンジアップ・シュート(?)といった多彩な変化球を交えながら、丁寧にボールを投げこんでいった。こちらは2回・4回などには法政打線にヒットを浴びてピンチを招くものの、4回にはセンター渡部が好返球でホームを狙ったランナーを刺すなどバックが盛りてて、法政大のスコアに0を刻んでいく。試合はこの両投手の好投により、6回まで0-0のまま進む。
20210410慶応大 森田
6回まで無失点の好投をみせた慶応大のエース森田

7回裏、慶応は6回まで無失点の森田に代えて、小林綾をマウンドに送る。確かに森田は三浦と違って、ヒットを浴びてピンチを招く場面も多かったが、それでも無失点の好投を続けていたエースをここで代えるというのは意外であった。ただ小林綾は先頭の中原にヒットを浴びてしまうと、続くバントの構えをした舟生にはストライクが入らずに四球、三浦に送りバントを決められて、1死2・3塁とピンチを作ったところで降板となってしまう。慶応大は海崎→岡田と左バッターが続くこともあり、左腕の生井をマウンドに送ると、生井は大胆なフォームからのMax147㌔のストレートとスライダーを武器に海崎から三振を奪って2死とする。続く岡田に対しても追い込んだものの、そこから岡田は何とかストレートに食らいつくと打球はレフト・センター・ショートの間にポトリと落ちて、2者が生還して法政大が2-0とリードを奪う。
20210410法政大 岡田悠
先制の2点タイムリーを放った法政大の岡田

反撃に出たい慶応大は8回表、先頭に代打宮尾を送ると、宮尾が四球を選んで出塁。宮尾は盗塁を決め、さらに福井のファーストゴロの間に3塁へ進む1死3塁とチャンスを作る。ここで慶応大は生井のところで、代打北村を送る。三浦はノーヒットノーラン継続中であったが、2点リードのある法政大はこの場面で、前進守備を敷かなかったため、北村のショートゴロの間に宮尾が生還する。
20210410慶応大 宮尾
四球で出塁し、慶応大の初得点となるホームを踏んだ宮尾

1-2と1点差に迫ったものの、未だにノーヒットという状態で慶応大は9回表の攻撃を迎える。慶応大は1死から、法政二出身という異色の経歴をもつ中澤慎を法政だ相手に代打に送ると、中澤は三浦のストレートを捉え、打球は打った中澤が歩き出すのも納得の大飛球であったが、レフトのポール際わずかに逸れてファールボール。ノーヒット継続どころか、同点という危機であった三浦だが、最後はスライダーで中澤を見逃しの三振に仕留めて2死。しかし三浦はここから4番正木、さらに代打若林と1発のある2人には慎重になりすぎたか、連続で四球を与えてしまう。慶応大は長打が出れば一気に逆転というチャンスを作り、代打綿引を送るものの、最後は綿引が三浦の前に三振に倒れてしまいゲームセット。法政大が三浦のノーヒット1ランの好投で2-1で勝利した。
20210410法政大 三浦1
ノーヒット1ランを達成した法政大の三浦


20210410慶応大×法政大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


法政大の三浦、慶応大の森田というリーグを代表する2人の右腕の白熱した投手戦であった試合。ただ慶応大としては、結果として6回で森田を下ろして、継投に入ったことが裏目となってしまった。大学野球となるある程度はエースに頼る部分もまだ多く、それがプロ注目の右腕となればなおさらである。昨年から慶応大の指揮を執るのは、それまで社会人の名門のJR東日本を指揮していた堀井監督であり、この試合の森田の交代も社会人野球らしい采配だと感じた。昨年も好投のエース木澤(ヤクルト)→生井に交代して、早大の蛭間に逆転2ランを浴びて優勝を逃したというシーンもあった。昨年はリリーフとして登板して1点も取られていないという小林綾の実績も買ったのだろうが、やはり継投は難しいものだと考えさせられるシーンであった。
20210410慶応大 松本綾
慶応大の2番手として登板した小林綾

勝利した法政大は三浦以外にも4年生の奮起が目立った。昨年のチームのレギュラーにも4年生が多く、前チームのレギュラーとして残っているのは大柿と高田桐くらいであったが、この試合では何とこの2人がベンチスタート。代わりにリーグ戦初出場となったキャッチー舟生をはじめとして、小池・後藤・諸橋・中原といった、リーグ戦出場が少ない4年生がスタメンに名を連ね、10人中8人が4年生という布陣で臨んだ。そして結果的には法政大が放ったヒット8本は全て4年生が放ったものであり、得点に貢献したのも全て4年生、投げても4年生で主将の三浦がノーヒット1ランとまさに4年生づくしの活躍の試合であった。
20210410法政大 舟生
リーグ戦初スタメンで三浦のノーヒット1ランをアシスタントした法政大のキャッチャー舟生


Pickup Player
三浦銀二 法政大4年 投手
~復活のノーヒット1ラン~
法政大のエース三浦が、この開幕戦でノーヒット1ランという62年ぶりの記録を達成した。

福岡大大濠では濱地(阪神)の後を受けて、2年秋からエースとなると、古賀(中央大)との バッテリーで九州大会では大分商、鹿児島実業、秀岳館から3試合連続完封勝利あげるなど活躍でチームを九州大会Vに導いた。3年春のセンバツでは、難波(日本ハム)が率いる創志学園から3失点完投勝利をあげると、続く2回戦では現在のチームメイトであり、この試合では5番で出場した後藤率いる滋賀学園と対戦。延長15回を1失点で投げ抜くと、翌日の再試合でも3失点完投勝利をあげた。3年夏は、現在は法政大の後輩でもある東筑の石田に投げ敗けてしまい甲子園出場はならなかったが、U18日本代表にも選出された。

法政大に進学すると、1年春からリリーフで7試合に登板するなど活躍。1年秋には1戦目の先発を務めるなどエースとして、3勝・防御率1.99という活躍で、チームをリーグ優勝に導くなど輝かしいスタートを切った。だが2年春には防御率3.92と成績を落とすと、その後は調子が上がらずに、チームには鈴木(ロッテ)・高田(楽天)という頼もしい先輩がいたことまおり、リリーフに再転向。3年春秋はともに、悪い成績ではなかったものの、投げたイニング数は少なく、本来の三浦の姿とは遠いものがあった。

ただ最終学年を迎えた今年は、チームの主将にも就任して、この開幕戦の先発マウンドに三浦は帰ってきた。以前より伸びやかなフォームとなっており、この試合ではストレートはMax146㌔をマーク。自己最速の150㌔には及ばなかったものの、回転がよく、コーナーにコントロールもされているいいストレートであった。変化球はスライダー・カットボール・カーブ・フォークを投じており、度の球でもストライクを取ることもでき、フォークは決め球として有効であった。スピード・コントロール・変化球のどれをとってもレベルが高く、いいときの三浦が戻ってきたといえる投球で、慶応打線にはヒットを許さすに、スイスイとイニングを重ねていった。ノーヒットノーランというプレッシャーもかかってくる中でも、己の投球を継続できていた点も評価できる。終盤は四球を出してしまい、8回にはそこからノーヒットで1点を失い、最終回にも2死から連続四球でピンチを招いたものの、勝負どころでは三振を奪うことができてて、最後は綿引から三振を奪ってゲームセット。9回を投げて無安打1失点8奪三振という好投で、東京六大学野球連盟では62年ぶりとなる、ノーヒット1ランを達成してチームを勝利に導いた。

完全に復活といえる素晴らしい投球で、この開幕戦と見守った各球団のスカウトからも高評価が相次ぐなど、完全にドラフト戦線にも主役として復帰した三浦。この試合のような投球を続けていけば、即戦力としてドラフト上位でのプロ入りは固いであろう。

20210410法政大 三浦2
ノーヒット1ランで見事に復活を果たした法政大のエースで主将の三浦


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法政大 新加入選手(2021)

2021年度の新加入選手情報。
今回は法政大編です。

スポーツ推薦合格者

【投手】
篠木健太郎(木更津総合)
吉鶴翔瑛(木更津総合)
安達壮太(桐光学園)
阿部巧雅(上田西)

【捕手】
鈴木大照(明徳義塾)
田所宗大(いなべ総合)
吉安遼哉(大阪桐蔭)

【内野手】
内海壮太(御殿場西)
武川廉(滋賀学園)
中津大和(小松大谷)
山城航太郎(福岡大大濠)

【外野手】
滝倖之介(佐伯鶴城)
田中勝大(天理)
西村友哉(中京大中京)
姫木陸斗(日大藤沢)


今年の法政大の新入生は、何といってもバッテリー陣のレベルの高さが際立っている。篠木は個人的には、プロにいった選手を除けば、2020年度の高校生の中でもNo1投手だと思っている。スリークウォーターから投げ込むMax150㌔のストレートは、うなりをあげるように伸びてきており、手元で鋭く曲がるスライダーも絶品。フォームといい上記のストレートの質といい、則本(楽天)を彷彿とさせる右腕であり、3年夏にはエースとして防御率0.60の活躍でチームを優勝に導いた。木更津総合から、ソフトバンクのバッテリーコーチである吉鶴憲治の次男である左腕の吉鶴も加入。吉鶴非常に回転がよく、こちらも一級品と呼べるストレートの持ち主であり、同学年に篠木がいなければ間違いなくエースとなっていた存在で、大学でも1年目よりリリーフとしても活躍しそうである。木更津総合といえば、早川(楽天)に代表されるように、トップクラスの選手は五島監督の出身である早稲田大に進学していたが、近年は山下(新4年)・野尻(新3年)もおり、今年の篠木・吉鶴も含めて完全に木更津総合の覇権を奪った形となっている。
20190929木更津総合 篠木
篠木(木更津総合)


桐光学園の安達は、小島(ロッテ)を彷彿とさせる壁を作って体が開かないようなフォームの左腕で、右バッターのインコースに決まるストレートは素晴らしいものがあり、スライダー・カーブ・チェンジアップといった変化球もレベルが高い。打っても桐光学園で1年春から4番を務めた打力を誇り、DH制のない東京六大学野球連盟では打席に立つ姿も注目だ。昨年はともにプロ入りした鈴木(ロッテ1位)・高田(楽天2位)の2人が投手陣を牽引し、今年も主将の三浦・山下とプロ注目の2人が控えるものの、来年以降は目途が立っていなかった投手陣であるが、この3人がいえば来年以降も安泰といえるだろう。
20190908桐光学園 安達1
安達(桐光学園)


捕手も強豪校でそれぞれ正捕手というだけでなく、主軸も務めた打力を誇る3人が名を連ねた。大阪桐蔭の吉安は、左打席から広角に強い打球を飛ばすことのできるスラッガーで、2年夏から名門の4番を務めた。2年秋から正捕手となるも、その後はケガなどにも泣いたが、復帰した甲子園交流試合ではライト・レフト・センターに打ち分ける3安打を放った。いなべ総合の田所は、セカンド送球1.79秒、高校通算32発というまさに強肩強打の捕手であり、3年夏には4番捕手主将として伊東とのバッテリーで、チームを三重大会制覇に導いた。ちょうど渡邊(七十七銀行)が卒業したところで、またいなべ総合からプロ注目の捕手が加入することとなる。3番捕手主将として明徳義塾を2年秋に四国大会制覇に導いた鈴木は、遠投110㍍の強肩もさることながら、俊足も兼ねそろえている身体能力の高い選手である。神宮大会では星稜戦で3ランを放つパワーもあるが、俊足で3ベースを量産する姿にも注目だ。正直個の中で1人しか正捕手になればいというのはもったいないというレベルの3選手だが、いずれも打力や他ポジションの経験もあるので、野手に転向させても面白いだろう。
20191115明徳義塾 鈴木1
鈴木(明徳義塾)


野手陣もなかかのメンツはそろうが、バッテリー陣に比べると…という面はある。そんな中でも1番の注目は、神宮大会を制した中京大中京のリードオフマンであった西村であろう。50㍍6.0秒の俊足に加えて、173㎝と小柄ながらパンチ力もあり、高校通算19発。2年秋の東海大会では、場外弾を放つなど、打率.636の大活躍をみせており、法政大でも1年目からレギュラー争いに参戦できる逸材だ。佐伯鶴城の滝も、50㍍6.2秒の俊足と長打力を兼ねそろえており、地元のソフトバンクもリストアップしていたが、結局法政大進学を選んでいる。日大藤沢で3番センター姫木は、スイングスピードが速く高校通算29発を誇り、俊足、さらには投手としても注目される強肩も誇る3拍子揃った選手だ。投手という話だと、福岡大大濠の山城は高校通算21発を誇る4番ショートであるが、投げても149㌔をマークする。チームには山下(オリックス1位)ら強力な投手陣がいたために、ショートを本職としていたが、大学では投手として勝負しても面白い。
20191117中京大中京 西村
西村(中京大中京)


昨年は春季リーグ戦では見事優勝を果たしものの、秋季リーグ戦では5位に終わった法政大。レギュラー陣に4年生が多かったために、新チームにおいてはレギュラー争いが必死である。新たに加藤監督が就任したこともあり、それも横一線からのスタート感が強く、上記の1年生にもいきなりチャンスが巡ってくることもありそうだ。



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早稲田大 新加入選手(2021)

2021年度の新加入選手情報も書いていきます。
今年もまずは早稲田大からです。

スポーツ推薦合格者

【捕手】
栗田勇雅(山梨学院)
印出太一(中京大中京)

【内野手】
中村敢晴(筑陽学園)

【外野手】
吉納翼(東邦)


なんといっても、今年の早稲田大のスポーツ推薦で衝撃だったのは、4人しかないスポーツ推薦の捕手が2人いるということだ。山梨学院では1年春から正捕手を務めた栗田は、1年夏から4季連続での甲子園出場を決めており、最後の夏も甲子園があれば皆勤賞も見えていた。好リードとセカンド送球2秒前後の強肩を兼ねそろえた経験豊富な捕手で、2年秋からは4番を務めた打力もあるが、どちらかというと守備型の捕手である。栗田が守備型であれば、強肩強打の攻撃型捕手といえるのが中京大中京の印出である。その打力を武器に1年春から中京大中京でファーストのレギュラーを務めると、2年春から本職の捕手の座も射止め、2年秋には4番捕手主将として中京大中京を神宮大会Vに導いた。早稲田大の捕手事情としては、今年は新4年生の岩本がいるものの、新3年生以下を見ると正捕手候補がいないのが現状で、この2人は早くも来年の正捕手候補筆頭。やはりチームの司令塔がいないというのは深刻であり、それを打破するためにも、杉山(中日→琉球ブルーオーシャンズ)・地引(東京ガス)の2人が入学し、1年目から正捕手争いを繰り広げた2009年の再来を期待したい。

20191020山梨学院 栗田
栗田(山梨学院)

20191027中京大中京 印出2
印出(中京大中京)


筑陽学園のショート中村は1年秋にリードオフマンとして九州大会を制すると、2年春夏は甲子園に連続出場を果たしたときは走攻守に能力は高いものの確実性がなかったが、その後は体重を12㎏増やして3年時には4番主将としてもチームを牽引した。兄はソフトバンクの中村宜聖、父は日本文理大の中村壽博監督という野球一家に育っており、大学でも全国大会に出場して、親子対決の実現にも期待したい。東邦の吉納は、2年春には5番レフトとして甲子園に出場すると、準決勝では明石商の中森(ロッテD3位)から3ランを放つなどして、大会通じてチーム2位の7打点をマークして、チームの優勝に貢献した。2年秋以降は投手、そして4番も務めて、高校通算44発を誇る東邦の左のスラッガーとして、昨年の熊田に続いて東邦から早稲田大の門をたたくこととなった。

20190811筑陽学園 中村
中村(筑陽学園)

20190331東邦 吉納
吉納(東邦)


昨年はエース早川を擁し、最後は劇的な形で早慶戦を制して優勝を果たした早稲田大。昨年は甲子園はなかったものの、その前年の甲子園で結果を残した選手を中心に今年も高校球界屈指の4人が入学した。投手が1人もいなかったことは、来年以降のことを考えると不安になるが、近年はスタメンにスポーツ推薦が締める割合が極めて高い早稲田大においては重要な戦力となってくれることだろう。


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2021年度の大学生ドラフト候補を勝手にランク付け(1月)

ドラフト候補を勝手にランク付け。
前回の高校生編に続いて、今回は大学生編です。


Sランク:ドラフト1位筆頭
Aランク:ドラフト上位候補
Bランク:志望届出せば指名確実
Cランク:ドラフト境界線


~Sランク~
今のところ該当者なし

~Aランク~
椋木蓮(東北福祉大)投
徳山壮磨(早稲田大)投
古賀悠斗(中央大)捕
佐藤隼輔(筑波大)投

20190223筑波大 佐藤
佐藤(筑波大)


~Bランク~
川村友斗(仙台大)外
古田島成龍(中央学院大)投
鈴木勇斗(創価大)投
小向直樹(共栄大)投
岩本久重(早稲田大)捕
森田晃介(慶応大)投
正木智也(慶応大)外
三浦銀二(法政大)投
山下輝(法政大)投
丸山和郁(明治大)外
森圭名(青山学院大)投
峯村貴希(日本大)内
野口智哉(関西大)内

20201011明治大 丸山
丸山(明治大)


~Cランク~
古間木大登(東農大オホーツク)捕
佐藤大雅(富士大)捕
三浦瑞樹(東北福祉大)投
山脇彰太(上武大)外
中山誠吾(白鴎大)内
桐敷拓馬(新潟医療福祉大)投
山崎凪(中央学院大)投
西垣雅矢(早稲田大)投
福井章吾(慶応大)捕
古屋敷匠真(法政大)投
竹田祐(明治大)投
川端健斗(立教大)投
太田英毅(立教大)外
木村翔大(東洋大)内
新田旬希(駒澤大)内
泉口友汰(青山学院大)内
井上大成(青山学院大)外
赤星優志(日本大)投
高杉勝太郎(東海大)投
前田秀紀(神奈川大)投
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