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二松学舎大付は本当にエースに頼りすぎなのか?

花咲徳栄がセンバツに滑り込んだ一方で、
センバツ落選となったのが東京準優勝の二松学舎大付。

まぁ花咲徳栄と二松学舎大付だったら
ほぼ互角でだと思うので、この選出自体にはそんな文句はないです。

ただ
「大江君に頼りすぎる傾向がある」
という高野連の落選理由はどうかと思う!!


わたしに言わせれば、この秋の東京No1チームは二松学舎大付である。

 2-1早稲田実業
 5-1日大三
10-1都城東
10-1東海大高輪台
 3-4関東一

もちろん決勝では関東一に敗れたのだが、
何とも不運なくじ運から早実・日大三を破って勝ち上がってきた実力は本物である。
ちょっと相手のレベルが下がった準々決勝・準決勝では
どちらも10-1と見事なコールド勝ちを納めている。

決勝戦でも8・9回に外野に飛んだ打球は1回だけなのに、
ボテボテの当たり連発で4点を失って逆転負けという不運なところもあった。

もちろん結果は結果なのだが、
秋の東京で1番力のあったチームは二松学舎大付という印象をもった人は
わたしだけはないはずだ。


さてもとの「大江君に頼りすぎる傾向がある」の話に戻る。
こんな東京No1ともいえるチームが本当にエースに頼り過ぎというチームなのだろうか?

二松学舎大付の中心がエース大江(2年)を中心としたチームであるということは事実である。
二松学舎 大江
二松学舎大付 エース大江

1年からずっとエースであり、
決勝戦では逆転された直後に
自己最速を更新する148㌔を出すなど、ロマンもある投手だ。

確かに秋の東京大会も延長戦を含めて全て大江が1人で投げぬきましたが、
連戦の少ない秋をエースが1人で投げぬくなんてことはザラですよね。

頼りすぎるというくらいなので、
さぞかし打てないor守備が悪いということなのでしょうが…

打線はと上記の秋大のスコアの通り、決して弱くない。
(というか十分に強打というレベルである)

特に4番の永井(1年)が活躍が大きい。
二松学舎 永井


夏の段階ではベンチ入りすらしていなく、
それがレギュラー7人が残るチームの4番に抜擢されたのだから、
最初は昨年の橋本(2年)のように期待を込めた起用なのかと思っていたが、
準決勝・決勝でホームランを含む計5安打と打ちまくり、
名実ともに4番として二松学舎大付の打線にさらなる厚みを与えた。


守備も夏のレギュラーが7人残っていることもあり、非常に安定している。
(昨年のショートのレギュラー島根(2年)とセンターのレギュラー平野潤(2年)がともに
ベンチにいられるほどのレベルである)
特に捕手:今村(2年)、セカンド:鳥羽(1年)、ショート:三口(2年)のセンターラインは
素晴らしいものがある。

というわけで二松学舎大付は決して「大江君に頼りすぎ」なチームではないのだ!!


ではなんでこんなことを言われるのかというと…
去年のセンバツですねw

大江が16奪三振をとりながらも、
二松学舎大付は21世紀枠の松山東に逆転負け…。

21世紀枠に負けてしまうと、
選んだ関東・東京の高野連は非常に罰が悪いわけで、
そこらへんの印象が残っているのが今回の「大江君に頼りすぎる傾向がある」発言なわけだ。


とはいえ、高野連のおじいちゃん!
「記憶が曖昧なのかもしれないけど、それは去年のことですよ」


最初にも言ったが、二松学舎大付の落選という結果自体には文句はない。
ただこういうテキトーな理由に関しては文句はつけざるを得ない。

報徳・市和歌山のときもそうだったが、
どうして無理に
・選出されたチームのいい点と
・選出されなかったチームの悪い点
のみを述べて、あたかも自分たちの正当性を主張する必要があるのだ?

別にいいじゃないか、
花咲徳栄の方が、二松学舎大付より素晴らしかったの一言で…。













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テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

埼玉両雄の数奇な運命

ここ数年、圧倒的な実績で埼玉を牽引し続けてきた浦和学院と
夏の大会で東海大相模を最も苦しめた花咲徳栄

今年度この2校の争いは全国でも1位2位を争うほどレベルが高いと言える。


2015年10月4日@県営大宮
埼玉県秋季大会決勝
花咲徳栄×浦和学院

どちらも関東大会出場を決めた後で、
本来ならばエキシビジョン的な秋の県大会決勝戦。

ところが昨年の秋の関東大会は埼玉開催とあって、
勝った方にはスーパーシードが与えられる。

※スーパーシード
関東大会ベスト8からのスタートで
1回勝っただけでセンバツ当確となる。
(他のチームは2回勝たないと当確にはならない)

しかしどちらのチームも連戦とあってともに先発は2.5番手
花咲徳栄 先発:清水(1年)
花咲徳栄の先発:清水(1年)

浦和学院 先発:辻(2年)
浦和学院の先発:辻(2年)

しかし内容は対照的で
辻が7回まで6安打1失点と好投したのに対し、
清水は毎回得点圏にランナーを背負い6回まで11安打5失点。
(清水はむしろよく5点で済んだよな…)

さらに花咲徳栄は代わった瀧口(2年)もタイムリーを浴び、
7回終わって花咲1-6浦学という状況です。

8回表、花咲は4番隈本(2年)が3ランを放ち、4-6とやっと反撃ムード!
しかし8回裏もピリッとしない瀧口が四球などで満塁のピンチ!
ですがエース高橋昂(2年)はベンチから出てきすらしません。
(このピンチは瀧口が何とかしのぎました)

対照的に浦学は最終回エースの榊原(2年)を投入。
榊原が3人でピシャっと締め、浦和学院が逃げ切り、
関東大会のスーパーシードを手にしたという試合でした。


この試合のキーとなったのは
スーパーシードに対する両校の意識の差です。

好投していた辻も3ランを浴びた瞬間にすぐに大澤(2年)に代え、
最後はエース榊原を投入した浦和学院。

一方、浦学打線を抑えられる気配のない清水を続投させ、
リリーフした瀧口もピリッとしないのに続投させ、
高橋昂を出す気配すら見せなかった花咲徳栄。

夏のことを考慮すれば、
エースを最大のライバルに見せなかったことは大きな収穫ですが、
関東大会の1勝に匹敵するこの試合に対して、
消極的な岩井監督の戦い方には個人的には疑問を持ちました。


この結果、関東大会では
浦和学院は桐生第一×千葉明徳の勝者を倒せばセンバツ当確なのに対し、
花咲徳栄は樹徳を倒した上で、木更津総合×桐光学園の勝者を倒してやっとセンバツ当確
という埼玉の決勝戦の重みを改めて感じる組み合わせとなりました。


しかし結果はご存知の通り…

秋の関東大会15連勝中であった浦和学院は
エース榊原がケガで本調子でなかったこともありますが、
桐生第一に1-6でまさかの敗北。

それに対し、花咲徳栄は
樹徳に4-2で勝利すると、
木更津総合には1-2で敗れたものの、
関東大会王者と接戦を演じたことが高く評価され、
関東5枠目としてセンバツ出場を果たしました。


埼玉の決勝により
センバツに圧倒的有利となった浦和学院→不出場
センバツまでの道のりがかなり厳しくなった花咲徳栄→出場
となったのですから、本当に埼玉の両雄の数奇な運命です。

わたしは岩井監督の采配には賛同しかねますが、
・浦和学院にエースを見せずに
・センバツの出場権をもぎ取った
ので、結果だけ見れば大勝利なわけですね。

センバツは花咲徳栄に頑張ってもらうとして、
この埼玉の両雄が夏にはどんな戦いを繰り広げるのか注目です。












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田中正義が侍Japan辞退

創価大・田中正義が侍3月台湾戦辞退へ…疲労蓄積
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1603917.html
-日刊スポーツ-より

ということで残念ですね…。

大谷・藤浪・柳田に続きの辞退なので、
まさに小久保Japanは目玉を失ったという感じでしょう。


ただ田中はまさに剛腕といった感じの投手なので、
ケガとかもしづらいという印象をお持ちでしょうが、
高校時代には肩痛によりほとんどピッチャーができずに
外野手として過ごしたという経歴の持ち主です。
(まぁ同期に秋元・池田もいたしね…)

そんなわけで割とガラスの肩の投手だと思うので、
しっかり休んでリーグ戦に臨んでもらいたいですね。


テーマ : 野球
ジャンル : スポーツ

ここが変だよセンバツ選考2016

(兵庫大会決勝)
報徳学園0-2明石商業

(近畿大会準々決勝)
報徳学園0-1滋賀学園(近畿準優勝)
    (延長14回)
市和歌山0-7明石商業(近畿ベスト4)
   (7回コールド)

市和歌山はセンバツ出場
報徳学園はセンバツ落選

Why 高野連 pepole 何で 報徳出られないンダヨ!?


原因は紛れもなく21世紀枠での長田高校選出ですね


「1点ビハインドの7回に投手の打順で代打を送り、その裏に出てきた投手が大量失点をした。勝負の一手で(失敗して)負けたことに関してのマイナス評価はどうかな(という意見)。それよりも6回までの内容と県大会からの公式戦の成績を見て、市和歌山の方が打率も防御率も上回った。報徳学園は逆に近畿大会での打率と防御率が良かった。こういう両校同等と判断し、最終的には地域性も加味しました」と杉中小委員長は話した。また、時系列で先に長田(兵庫)が21世紀枠で選出されたことの関連はきっぱりと否定した。
-Sportsnavi-より

①「勝負の一手で(失敗して)負けたことに関してのマイナス評価はどうかな」
・これは投手層が薄いというマイナス評価には繋がらないのか?
 (まぁ市和歌山は和歌山大会の準決も決勝も継投で勝ち上がっているんだけどね…)
・監督の采配も含めてのチームの力がないとは言えないのか?

②「公式戦の成績を見て、両校同等と判断し」
・県大会って和歌山と兵庫の差は考慮無しか!?
 報徳学園が倒したチーム:東洋大姫路・姫路工・育英・神港学園
  市和歌山が倒したチーム:田辺工・和歌山東・高野山
・明石商業に対して、9回6安打の報徳が、7回3安打の市和歌山より打てないというのか?

③「最終的には地域性も加味しました」
 長田が別枠で完全に関係ないってなら、兵庫は2校だけだから地域性そんなに問題なくない?

④実際試合見たのか?
 これが1番言いたい。「選考するってぐらいだから、もちろん試合見ているんよな!?」
 近畿大会の滋賀学園戦の報徳:主島のピッチングには負けはしたものの、絶賛の声は多いです。
 そういうとこって考慮されないの?
 (まぁ市立和歌山×明石商業の試合前に球場を後にしたわたしが言うのもアレですが…)

こんな感じで考えば、考える報徳>市和歌山となるわけです。

となるとやはり、長田の選出により、報徳を選出で兵庫が3校になる。
ってことが理由としか考えられないですね。

では、なんでこんなことになってしまったのか?

選考の順番です。

センバツの選考は
21世紀枠の高校を選ぶ→地域ごとの代表校を選ぶ
という順番なんです。

つまり近畿の選考が始まる時点では、すでに長田の選出は決まっていて、
報徳が兵庫3校目となることも決まっていたのです。

センバツ甲子園にとって、21世紀枠が興行的に需要なのは理解しているが、
本来はおまけ的な要素であるはずです。

実際の21世紀枠での選出高に関しては、
ほとんど明確な理由もないものなので、どこであろうが文句は言いません。

ただそのおまけのが、本体(地域ごとの選考)に影響を与えて、
本来出場すべき高校が出られなくなるというのはおかしいと思います。

以上で文句は終わりです。


とはいえ、選出された長田高校が悪いわけではないので、
彼らには是非とも頑張ってほしいです。

そして報徳もこの悔しさをバネに是非とも、夏には甲子園に来てほしいものです。
(1年の頃から、主島見てみたいと思っていたので…)

以上!!















テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

はじめに

このブログはアマチュア野球好きの筆者が
主に試合の観戦記を勝手に書いていくブログです。

といっても3月までは特に試合もないので、
このオフシーズンは勝手に自分の思っていることでも書いていきます。


なんで今更こんなブログを始めようとしたかというと、
①記録
②情報の発信
③仲間

の3つが目的ですね。

①記録
今までは個人の趣味としてアマチュア野球の試合を見て、
スコアをつかけたり、写真を撮ったりしてきました。

そういう意味での記録は残っているんですが、
そのとき自分が何を感じて、何を思ったとか
そういう記録は残っていないんですね…。

よって観戦記に、そういった自分が感じたことも
付け足して残してみたいと思いました。

つまりは
備忘録+成果物ってことが①の意味です。

②情報の発信・共有
アマチュア野球の情報って、結構仕入れるの大変です。
ニュースだとドラフト候補だとか、プロ野球選手の親族だとかしか
やってくれないし…。

自分自身もっと詳しい情報を知りたいときには、
他の人のブログとか、どこかの掲示板とかをあさったりして
情報を得たりもしています。

今度は自分がその情報を与える役割も担えればと思います。

③仲間
正直なところ、自分の囲りにアマチュア野球を本当に語れる友人は1人しかいません。
野球好きはたくさんいますが、まぁいわゆるアマチュア野球マニアはいないんです。

こうやってネットを使って、そういう方々と交流できたり、
他の方々の意見を聞けたりできたらと思っています。
(でもバッシングとかはお手柔らかに…)

またここで少しでもアマチュア野球の魅力が伝わって
ファンの方が少しでも増えてくれたらいいかなとも思います。


以上です。

最初の挨拶を簡単に…と思ったけど、
結構長いまじめな文章になってしまいました。

こんな真面目な文章は最初で最後かもしれないブログですが、
どうぞよろしくお願いします。






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高校野球~社会人野球までアマチュア野球なら何でも好きです

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