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センバツ決勝の展望

 さてセンバツも明日がいよいよ決勝です。もう終わってしまうと思うと寂しい一方、寝不足の日々が終わるという安堵感も…w


智弁学園(奈良)VS高松商業(香川)

単純な実力でみれば智弁学園と予想したいところですが、もう高松商業が読めなさすぎる…。

特に投手陣が読めない…。
高松商業の浦(3年)のここまでの成績です。
相手 投球回数  失点
いなべ総合 7 5
創志学園  9 1
海星 5 1/3 3
秀岳館 11 2

打線の強さでいえば 秀岳館 >> 創志学園 > 海星 > いなべ総合です。低めにボールがきっちりと集まるかというのが1つのバロメーターにはなってきますが、この成績見ていると明日の浦がどういう投球するか読めないですね…。ただ村上のここまでの投球を見ていると、好調の高松商打線といえども、そんなに多くの得点は望めないので、先発:浦の出来が決勝戦の行方を大きく左右すると思います。

もう1つ不気味なのが、やはり高松商の勢いですね。
「今回も奇跡」高松商エース・浦
去年の秋の四国大会決勝以来、何回奇跡を起こせば気が済むんだこいつら!本人はこんなこと言っていますが、もはや奇跡じゃないんですね…。まぁあと甲子園の雰囲気は古豪+公立ということで、高松商びいきなところもあり、何やら佐賀北と被るような感じもあるので、明日も何かやってくれるかもしれません。


まぁ開幕当初から見れば、予想外の組み合わせになった決勝ですが、非常に楽しみです!!
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テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

センバツ準決勝の展望

3/26-28で計9試合を見たのですが、観戦記は全然追いついていない状態です…。日付が前後していまいますが、これから一部は書いていきたいと思いますので、よかったら過去分もチェックしていただければと思います。


さて今回は明日のセンバツの準決勝の展望でも簡単に…


智弁学園×龍谷大平安

まぁ一言でいえば、村上VS市岡でしょう。
両投手ともに初戦から全て1人で投げ切っているので、そろそろ疲れが見えてくる頃です。その中で、通常通りのピッチングができるかということろがカギになってきます。この2人が通常通りのピッチングができれば、ロースコアの戦いは必須です。

実力的には平安の方が上だと思っていましたが、ここ2試合は橋本(3年)を中心に打線がかなり湿りがちなので、現状はほぼ互角といえるでしょう。


秀岳館×高松商

強力打線を誇る両チームの戦いですが、こちらは秀岳館が有利ですね。

高松商は前の海星戦で先発の浦(3年)だけでなく、頼みのリリーフの美濃(3年)まで打たれてしまったのがキツいところ…。残念ながら今のところ秀岳館打線を抑えるメドはたっていないと言えます。一方有村(3年)・堀江(3年)らを筆頭とする秀岳館の投手陣な高松商打線を抑えらえる可能性は十分にあると思います。投手が5人いて、疲れの影響も少ないのも有利な点です。


以上です。




テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

3/26 早稲田大×日本通運【六大学・社会人対抗戦】

社会人チームVS東京六大学の対抗戦。3/26の2試合目は早稲田大×日本通運です。

スタメン

早稲田大
4 真鍋 (4) 早稲田実 2
2 吉見 (3) 早稲田実 28
8 中澤 (4) 静岡 1
6 石井 (4) 作新学院 10
3 立花 (4) 千葉英和 8
5 木田 (4) 成章 7
9 三倉 (3) 東邦 22
7 八木 (3) 早稲田実 25
1 竹内 (4) 松阪 15



日本通運
5 大谷 上武大 5
8 根岸 日本大 24
9 北川 創価大 33
3 関本 立正大  10
7 藤嶋 関西大 28
4 浦部 神奈川大 1
6 松本歩 早稲田大 2
2 酒井 東洋大 25
1 渡辺 東海大 18



試合展開


日通は初回、2死から1・2塁のチャンスを作ると、5番:藤嶋の左中間へのタイムリー2ベースで2点を先制します。日通は2・3回にも2・3塁のチャンスを作りますが、早稲田先発の竹内からあと1本が出ません(早0-2日)。

4回表、早稲田は中澤・石井の主力2人が四球を選びチャンスを作ると、5番:立花が左中間に2ベースを放ち1点を返します。6番:木田のショートゴロの間に同点とすると、7番:三倉が日通:渡辺のストレートを左中間スタンドまで運ぶ2ランで勝ち越しに成功します(早4-2日)。

早稲田は4回まで投げた竹内が初回の2失点のみで凌ぐと、5回も代わった北濱(3年:金沢桜丘)がピンチを迎えるも、先輩:松本歩をショートゴロに抑えて切り抜けます。6回からは大竹(3年:濟々黌)→吉野(4年:日本文理)→小島(2年:浦和学院)と主力投手のリレーに入ります。3人ともランナーは出しますが、要所を抑え、日通打線を無得点に抑えました。

9回には中澤のタイムリー3ベースで2点を加えた早稲田が6-2で日本通運を破りました

早稲田大 石井
4番に座り、4出塁2盗塁の活躍を見せた新主将:石井

早稲田大 三倉
勝ち越しの2ランを放った三倉

日本通運 藤嶋
2塁打2本と日本通運打線で1人気を吐いた藤嶋


スコア
(都合により8回表までしか見ていません)

早稲田
20160326 早稲田大スコア

日本通運
20130326 日本通運スコア




感想

野手陣では昨年からのレギュラーは中澤・石井のみという新星早稲田。それも昨年の早稲田はほとんどスタメンメンバーだけで戦ったので経験不足は否めないところです。

まず中澤・石井の2人ですが、日通バッテリーもこの2人だけは警戒していたようでした。特に4番の石井は四球を3つ選ぶなど、4番の風格も出てきたかなというところです。目立ったあたりは中澤のタイムリー3ベース1本だけであったものの、2人で計10打席のうちアウトが3つだけという見事な活躍で、昨年と違ってマークが激しくなる中でも、中心的存在としてチームをひぱって言ってくれそうです。

この2人の後を打つ立花・木田・三倉・八木は4回の攻撃は見事でしたが、それ以外ではほとんど活躍はできていませんでした。力はあるけど、まだ安定して発揮できていないという感じですが、まぁまぁでしょう。その一方、真鍋・吉見の1・2番はノーヒットで、開幕までに入れ替えも大いにあり得るという印象でした。

投手陣は順調な仕上がりでした。まぁその前の試合の東大がJX-ENEOS相手に、山本俊(4年:西春)・宮台(3年:湘南)の両エースを使わずに15失点という泥試合を展開していたので、こうやって主力投手を使ってくれただけで嬉しかったですねw


日通は投手陣も含めてほぼフルメンバーだったので、大学生相手に不甲斐ないですね。昨年の大学日本一の主力投手陣がそのままの早稲田なので、社会人と言えども、点をとるのは簡単ではないですが、9回のうち、7回も得点圏にランナーを進めているのに、得点が初回の2点のみというのが原因かと…。好調の3番北川(創価大)にチャンスが回ってきたのは初回のみと、ことごとくクリーンアップ以外でチャンスを迎えるという展開だったので、打順の組み換えとかも必要かもしれませんね。

Pick Up Player

立花玲央(4年:千葉英和)

佐藤(3年:瀬戸内)と熊田(3年:早稲田実)の争いかと思われた早稲田のファーストの座を射止めたのは立花でした。昨年までは外野手ですが、この冬にファーストにコンバートしたようです。この日は5番でスタメン起用されると、第1打席ではバント失敗していまいますが、第2打席では1点差に迫る貴重な2ベースを左中間に放ちました。そのあとにホームランを打った三倉もそうですが、左バッターがレフト方向にいい当たりを打てるのは、昨年の丸子(現:JR東日本)のように高橋監督の指導の賜物でしょうか?

この立花、実はロッテやメジャーなどでも活躍した立花龍司コンディショニングコーチの息子です。そのおかげか185㎝80㎏という立派な体格で、ファーストの捕球の際には華麗な180℃開脚も見せていました。ですが、早稲田には1浪の末加入した苦労人で昨年まで公式戦の出場はありません。

そんなポテンシャル十分な立花が、昨年の丸子のように開花すれば、早稲田打線にやや不足しているパワーというパーツが埋まり、3期連続優勝がより現実的なものとなるでしょう。

早稲田大 立花



余談

早稲田の今日のベンチ入りメンバーです。(まぁ六大学のHPにももう載っていますが…)
20160326 早稲田ベンチ入りメンバー


高橋監督の方針なのか、昨年同様に上級生が多いですね。その中でも唯一ベンチ入りを果たした1年生が、加藤(1年:早稲田実)です。打力を生かすために高校入学時の外野に再コンバートされるのか、今年の早稲田の弱点を補うべく捕手のままでいくのか注目していましたが、シートノックではまさかのファーストを守っていました(ちなみにHPの登録は捕手)。

早稲田大 加藤
1年生ながらベンチ入りし、ファーストでノックを受ける加藤

以上です。
明日は関西へ飛んで、高校野球の世界に戻ります。

テーマ : 野球
ジャンル : スポーツ

西高東低のセンバツ

今回のセンバツでは関西勢の躍進が目立つ一方、関東勢は早々に姿を消しています。

関西 生存率5/6 (うち2チームはベスト8決定済)
関東 生存率1/6

しかも関東で唯一残っている木更津総合は、明日大阪桐蔭戦なので、結果によっては関東勢全滅という可能性も大いにあります。

近年はどちらかというと関東勢が力をつけてきていて、昨年の夏の甲子園ではベスト8のうち半分が関東勢でした。今回のセンバツも前評判は関東勢の方が高かったです。関東は木更津総合・常総学院・東海甲府・桐生第一・花咲徳栄・関東一とそれぞれ実績のある強豪ばかりが出場したのに対し、関西は滋賀学園・明石商・市和歌山といったあたりはまだ全国レベルでの実績はない高校も出場していました。組み合わせの問題もありますが、蓋を開けてみれば、関西勢の大躍進!!今年のセンバツは逆にベスト8の半分以上が関西勢という可能性もまだまだあります。

こんな西高東低の状態ですが、関東民のわたしからすれば微妙なところです。地元という意味では頑張ってほしいですが、甲子園を見たときに関東では簡単にお目にかかれないチームが見れることが多いのはそれはそれでいいことです。

まぁただ関東勢には力をつけてもらって、夏の甲子園では昨年のようにどんどん上位進出していってほしいです。

以上です。

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ジャンル : スポーツ

甲子園のスピードガン辛くなりすぎてるよな?

というのは、今回のセンバツをある程度見ている人なら、誰しもが思ったことでしょう。もともと甲子園のスピードガンが甘いというのは有名な話で、まぁそこら辺を今大会前に調整かなんかしたのでしょう。

別に変えたこと自体を悪いと言うつもりはないのですが、
①変えたなら、変えたらでそのことを公表しろ
②辛くなりすぎ
③バラツキありすぎ
の3点では異を唱えたいと思う。


①変えたなら、変えたらでそのことを公表しろ

なんで野球の団体って、こういうこと言わないのですかね?影響度合いは違えど、一昨年の統一球の規格戻したときにNPBがそのこと黙ってたのと似たような感覚です。たかがスピードで試合の勝敗に直接的にかかわるわけではないけど、投げてるピッチャーの身になったら、何か嫌ですよね…。

別にこれこそ減るわけじゃないんだし…とっとと公表しちまえよ!!このまま阪神の試合でも始まると、それこそバッシング浴びることになるぞ…。


②辛くなりすぎ

もともと甘かったから、それを何とかしようってことで今回の調整が行われたんだろうけど…。なんでそれが甘い→普通じゃなくて、甘い→辛いになってしまうのかね?

以下主な投手の今大会のMaxです。
選手 高校 球速のMax
甲子園 スカウト計測 これまで
吉川 開星 147 - 143
高田 創志学園 146 149 150
山崎 敦賀気比 143 - 144
藤嶋 東邦 142 144 146
早川 木更津総合 140 144 142
鈴木 常総学院 140 - 143
高橋昂 花咲徳栄 139 141 145
高山 大阪桐蔭 139 144 150
市岡 龍谷大平安 137 - 143


今大会は割とコンディションもよく、冬場の練習の成果を発揮してMaxを更新する投手がもっといてもおかしくないです。スカウトの計測と比較しても、全体的に低いことから、甲子園のスピードガンは(一般的なレベルと比較しても)辛くなったと言えるでしょう。


③バラツキありすぎ

コースとか条件によって、球速出やすかったり出にくかったりしている気がするんですよね…。

②ではMaxについて述べましたが、今大会の傾向としてMaxが突出しているという印象があります。例えば早川はMaxは140でしたが、その他は135以上の球もほとんどなかったです。普通に投げていれば、球速の分布って(同じ球種だと)正規分布になると思っています。今回の早川の場合で言えば、Maxが140なら、138とか139とかが2・3球くらいあるのが普通だってことです。

ではどんな条件だと球速が出るのか…ずばり低めだと出やすいと思っています。球速で言えば、今大会ずば抜けている吉川(開星)はコントロールが定まっていなく、序盤はワンバンボールなどは結構あったのですが、それらが140を超えていたのです。他の投手を見ていても。低めのストライクとかはスピードまだマシだなと感じてはいます。

そんなわけでみなさん余裕あったら、低めのときの球速注目してみて!


以上です。

球速表示が甘いのもよくはなかったけど、辛いのはもっとつまらないから、早くちゃんとした状態に調整してほしいわ…。そして高校生なんだから、少しぐらい球速のロマンを追い求めながらなげさせてあげてもいいと思う。




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3/22 日南学園×明石商【センバツ甲子園】

センバツ3日目の第1試合。
不祥事からの復活を目指す日南学園と、初出場の地元:明石商業の対決です。


スタメン

日南学園
CF 長原 (3) 8
SS 石嶋 (3) 6
2B 前田 (3) 4
LF 益田 (3) 7
RF 濱本 (3) 9
C 萩原 (3) 2
3B 芳賀 (2) 15
1B 松田 (3) 3
P 森山 (3) 1


明石商業
LF 後藤 (2) 18
SS 大西 (3) 6
CF 橋本 (3) 8
3B 小西 (3) 3
1B 松下 (3) 4
P 吉高 (3) 1
RF 藤原 (3) 9
CF 藤井 (3) 2
2B 大田 (3) 14



試合経過

初回は両先発がともに3人ずつで抑えて迎えた2回表、日南学園は5番:濱本のソロで先制する。しかしそれ以降、明石商:吉高、日南学園:森山の投手戦となり、3・4・5回はともに0行進が続く。(日1-0明)

吉高がSFFを効果的に使い、日南学園打線を圧倒してくのに対し、明石商打線は森山からチャンスを作るようになる。そして迎えた6回裏、2死2塁から3番:橋本にタイムリーが飛び出し、明石商が試合を振り出しに戻す。(日1-1明)

同点で迎えた8回裏、明石商は先頭の9番:大田の打球がセンター前に落ち2ベースとなる。続く後藤が送って、1死3塁でバッターは2番の大西。大西は最初からバントの構えをし、日南学園を揺さぶると、2球続けてボールとなり迎えた3球目、ここも最初からバントの構えのままだが、サードランナーがスタートし、大西はそのままスクイズ。バントは見事にピッチャーとファーストの間に転がり、明石商業が勝ち越しに成功する。(日1-2明)

これで試合が決まったかと思った9回。日南学園は1死から3番:前田が苦しんでいたSFFを右中間に弾き返し、3ベースとなる。1死1・3塁となって、5番:濱本はしぶとくセンター前に弾き返し、日南学園が土壇場で追いつく。なおも1死1・2塁で逆転のチャンスであったが、ここは吉高が踏ん張り試合は9回裏に…。(日2-2明)

9回裏、1死から5番:松下がヒットで出塁すると、6番:吉高のバントを、日南学園:森山がFCし1・2塁。さらに森山は動揺したか続く打者に死球を与え、1死満塁となる。ここで迎える8番:藤井はこちらも最初からバントの構え。1・2球目と見逃し1-1となった3球目、藤井は相変わらず最初からバントの構えだが、ここでサードランナーがスタート!!藤井が1塁方面にきっちりと転がし、明石商がサヨナラスクイズで勝利を納めた。吉高は2失点、10奪三振で見事完投勝利をあげた。

日南学園 濱本
先制ホームランに、土壇場での同点タイムリーと大活躍の濱本


明石商業サヨナラホームイン
サヨナラのホームを踏む松下と後ろで大喜びの狭間監督


明石商業 吉高
見事完投勝利をあげた吉高





スコア

日南学園
20160322日南学園

明石商
20160322明石商

感想

よく「自分たちの野球を貫く」という言葉が使われる。正直こんな曖昧な言葉はあまり好きではないのだが、今日の明石商には使ってもいいと思った。

明石商は1試合平均4.75と、センバツ出場校の中でトップの犠打数を誇る。狭間監督の「勝つためには必要な手段」という方針のもと、バント練習に時間を費やし、中軸であってもバントを厭わないというチームだ。今日の試合でもバントを8回試みて、7回が成功し、そのうち5回が得点に繋がった。3得点しかあげていないのだから、恐ろしいバントの貢献率だ。

2回成功したスクイズも、最初からバントの構えをして、相手を揺さぶった中で決めたという代物だ。セーフティスクイズが流行るこのご時世で、ランナーをスタートさせ、きっちりしたコースに1発でバントを決めた技術はまさに練習の賜物だ。Mさに有言実行の「バント野球」で勝利を手にした明石商であった。


対する日南学園は、吉高のピッチングとこのバントにやられた試合であった。もう十分に全国レベルの好投手と呼んでいい吉高から、多くの点をとれないことはしょうがないが、バントに対してはもう少しできたことはあるのではないかと思う。特にサヨナラの場面は1死1塁からのバントでFC.。無死の場面ならまだしも、そんなに勝負にいく場面でなかったのではないかと思う。最後のスクイズに関しても、満塁とはいえ、前の回と全く同じ形でスクイズをされてしまったことは残念であった。(1球ぐらい外すという形を見せておけば、明石商にもっとプレッシャーを与えられただろう)


さて明石商の次の相手は東邦。今日の関東一は藤嶋の球威に押されて、バントの失敗が目立った。そして一躍全国区になった明石商のバント野球は、大いに警戒され、今日の日南学園のように簡単にはバントをさせてくれないだろう。ただ警戒されても明石商のバント野球の真価は次戦で問われることになり、それが証明されれば東邦という大物を食うことも夢ではない。


ピックアッププレイヤー

大西進太郎(3年)
明石商の2番バッター。バント野球の神髄がこの大西である。今日の試合でも、6回に前のバッターが失敗した後にバントを決め、2死2塁のチャンスを作り出し、同点に繋げ、8回に勝ち越しのスクイズを決め、バントで2得点に貢献。ショートの守備も安定していて、6個のショートゴロを無難にさばいていた。

通常の打線であれば、打線の核となる4番が抑えられると、一気にやられた感が出てしまい、打線全体の沈黙へとつながる。ただバントで戦う明石商にとっては、この4番に相当するのが2番の大西になる。もしこの大西がバントに失敗するようなことがあると、それはチーム全体のバント失敗へと繋がってしまい、それは明石商にとって打線の沈黙を意味する。

明石商打線のある意味中心となる大西の活躍に次戦も期待です。

明石商業 大西
同点のスクイズを決めた大西





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3/21 龍谷大平安×明徳義塾【センバツ甲子園】

センバツ甲子園2日目の第2試合。龍谷大平安×明徳義塾という名門対決です。


スタメン

龍谷大平安
CF 小川 (3) 8
2B 久保田 (3) 4
SS 西川 (3) 6
1B 橋本 (3) 3
LF 岡田 (2) 7
P 市岡 (3) 1
3B 冨田 (3) 5
RF 竹内 (3) 9
C 竹葉 (3) 2
秋はファースト:冨田、サード:橋本でしたが入れ替わっていますね。それと岡田が5番に昇格しています。

明徳義塾
CF 立花 (3) 8
2B 金田 (3) 4
RF 西浦 (2) 9
C 古賀 (3) 2
LF 西村 (3) 7
1B 平石 (3) 3
3B 大北 (3) 5
SS 高村 (3) 6
P 中野 (3) 1
秋からの変化点は西村が2番→5番になったくらいで、特に変わりはないです。

龍谷大平安 市岡2
龍谷大平安:先発の市岡

中野6-3
明徳義塾:先発の中野



試合展開

龍谷大平安は1・2回で計6本のヒットを放つが、キャッチャー古賀からの素晴らしい牽制などもあり、得点は竹内のタイムリーによる1点のみとなる。すると2回裏、2死1・2塁から市岡の連続ワイルドピッチにより明徳義塾が同点に追いつく。(平1-1明)

しかし勢いの衰えない平安打線は3回表、4番橋本のレフトへのソロで勝ち越し。さらに5番の岡田もバックスクリーン横に放り込み、平安が連続ホームランで明徳義塾を突き放す。(平3-1明)

明徳義塾は3回までに8本のヒットを浴びたエース:中野を早々に諦め、4回からは2年生サウスポーの北方を投入する。しかし平安打線の勢いを止めることはできず、5回には竹内のタイムリー2点2ベースで、7回には市岡のタイムリーと、竹内のこの日3本目のタイムリーで2点ずつを加えられる。(平7-1明)

平安の市岡は、2回までは連続ワイルドピッチなど不安定であったが、打線に勢いづけれるかのように、3回以降は調子を上げていき、7奪三振・被安打6・1失点の完投勝利。伝統校対決は龍谷大平安7-1明徳義塾という、龍谷大平安の圧勝に終わりました。

龍谷大平安 橋本2
勝ち越しホームランを放った橋本

龍谷大平安 竹内
3本のタイムリーを放った竹内


スコア

龍谷大平安
20160321龍谷大平安スコア

明徳義塾
20160321明徳義塾スコア


感想

スコアは7-1であったが、それ以上に龍谷大平安が力の差を見せつけた試合であった。明徳義塾にとっては、馬淵監督が「今までの敗戦で一番恥ずかしい」というのも納得できるほどの完敗であった。

龍谷大平安のカギはエース市岡が安定して投げられるか(龍谷大平安【センバツ出場チーム紹介】)と言っていたが、実際のところは「市岡がいくら取られようが、打線でそれ以上の得点をとる」といったスタイルのチームであった。

今日も市岡が連続ワイルドピッチと相変わらずの不安定さを露呈して、同点に追いつかれるという展開も、連続ホームランですぐに払拭。その後も手を緩めることなく追加点をとっていくことで流れを手にした。市岡自身もバットで3安打と活躍したように、攻撃で流れを作り、守備にもっていくことで、市岡の投球も徐々に調子が上がっていった。この攻撃陣は今大会でもトップクラスで、抑えるのは容易ではないだろう。


対する明徳義塾は、
①高校No1捕手と呼び声に違わない古賀の存在感
②林田の2回パーフェクト好投
ぐらいしか収穫がなく、マイナス面が多かったですね。

特に投手陣は深刻です。エース中野・2番手北方は滅多打ちに遭い、明徳義塾が全国でさらに上に行くには、もっと球に威力のあるピッチャーの存在が必要と感じました。上述の通り、2回をパーフェクトには抑えたトルネード気味にサイドスロー:林田もその候補ですが、やはり國光(3年)や平石が投手として復活に期待したいとそろです。

明徳義塾 林田
龍谷大平安打線を相手に2回をパーフェクに抑えた林田



ピックアッププレイヤー

岡田悠希(2年):外野手
入学当初からレギュラーであった岡田であるが、昨秋は「忘れ物が多すぎる」という理由から背番号は17。よって今回が初めての一桁背番号7となった。打順も昨年の7番→5番に昇格し、クリーンアップの一角を担う。

まずは明徳義塾:西村のレフトへの大飛球をフェンスに体を当てながらキャッチするファインプレーと守備で見せます。打っては、橋本に続く形でバックスクリーンのやや横に飛び込むホームラン、次の打席では見事な流し打ちで三遊間を抜くなど高い打撃技術を見せつけました。この活躍でいわゆるドラフト候補にもなったようです(下記にリンク有)。全体的にも落ち着いてプレーできているように見え、冬の間に技術面・精神面の両方で成長したことがうかがえます。

龍谷大平安・岡田 衝撃弾のスカウト評 阪神・熊野スカウト「スピード感では清宮より上」

龍谷大平安 岡田2
2者連続となるホームランを放った岡田

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高松商業【センバツ出場チーム紹介⑦】

第7回目は秋の高校日本一(明治神宮大会優勝)の高松商業です。

正直、高松商業の(明治神宮大会優勝は大きなサプライズでした。高松商業=古豪というイメージです。実際にOBを見ても現役の選手は松永(ロッテ)くらいで、あとは有名どころは流通経済大の4番:笹田、法政大のサイドスロー右腕:谷川くらいです。センバツに出てくることはあっても、センバツ出場を真っ先に決めるチームとは思いませんでした。


--秋の成績--
香川県大会準優勝(1-2小豆島)
四国大会優勝
明治神宮大会優勝


--投手--
エースの浦(3年)はMax141㌔のストレートにスライダーなどの変化球をもつ右腕。ものすごいボールを投げるタイプではありませんが、安定したピッチングを展開します。この浦が四国大会を1人で投げぬくなど、高松商業は浦1枚のチームでした。

しかし明治神宮大会の2回戦では浦がウィルス性腸炎にかかり、緊急先発したのが2番手のサイドスロー多田(3年)でした。相手が大阪桐蔭で、エースが欠場という絶望的な状況でしたが、この多田が大阪桐蔭打線を7回まで3失点に抑えます。8回につかまると、セカンドを守っていた美濃(3年)がマウンドで行き、ピンチを脱して見事チームを勝利に導きました。決勝戦の敦賀気比戦もこの多田→美濃のリレーで勝利しました。こうして意図することなく、多田・美濃という2枚の投手も計算できるようになりました。

高松商業 浦
エース 浦


--野手--
全体として大きなのを打つバッターはそれほど多くないが、12試合で33盗塁と足のある巧打者が並んでいて、ここぞというときには集中打で得点が取れるのが特徴です。それを象徴するのが1番の安西(3年)。チームトップの.373のアベレージを残し、3塁打5本、7盗塁と足を使って多くのチャンスを作り出しました。チームが春にさらにレベルアップするため、4番:植田響(3年)や6番:植田理(2年)の植田兄弟らポイントゲッターのさらなる躍動に期待したいところです。

高松商業 安西
1番センター 安西

高松商業 植田響
4番キャッチャー 植田響


--センバツ制覇へのキーマン--

美濃晃成(3年)
チームトップタイの打点12をあげたポイントゲッターであるが、それと同時に盗塁もチームダントツトップの11。2年夏まではそうだったように本来は1番タイプのバッターであるのがこの美濃だ。春には上述の安西と1・2番を組ませるのも非常におもしろいと思う。だが秋はチーム最多ホームラン2本、投げてはチーム最速の143㌔と非常に高い運動センスを誇る美濃の役割は多岐にわたる。

特に抑えとしての期待は大きい。エースの浦は、安定した投手だが、最後まで相手を寄せ付けないというタイプの投手ではない。相手が冬の間に力をつけてきた全国の強豪となれば、なおさらである。よってチームNo1の威力を誇る真っ直ぐをもつ美濃の救援は必要不可欠である。

この美濃が投打の両面で、秋のようにインパクトを残さないと、秋の王者といえども、高松商業の上位進出は難しい。

高松商業 美濃
5番セカンド兼リリーフ投手 美濃


大谷(ロッテ)を要した2001年の報徳学園以来、明治神宮大会王者は春のセンバツでは優勝していない。このジンクスを破るべく、古豪という範疇から脱却すべく、高松商業には頑張ってほしい。

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龍谷大平安【センバツ出場チーム紹介⑥】

第6回目は龍谷大平安です。

言わずと知れとた京都の強豪校。4年連続での出場は、出場校の中でも最長です。その中でも、一昨年は高橋奎(ヤクルト)らを有して見事優勝を果たしています。OBには桧山(元阪神)、炭谷(西武)、赤松(広島)らがいます。

--秋の成績--
京都大会優勝
近畿大会ベスト4(1-8滋賀学園)


--投手--
エースはMax143㌔に、切れのいいスライダー操るサウスポーの市岡(3年)。昨年のエースで同じサウスポーの高橋奎と比べると、安定感がまだまだ足りない。2人いるうちの1人の主将でもあることから、やはり安定してチームを引っ張っていく存在となって欲しい。

2番手は昨春に背番号1を背負った、右のスリークウォーターの大野(3年)。市岡とエースを争う存在であったが、市岡が乱調してもすぐには出てこなかった秋の起用法から見ると、市岡との差は大きく開いてしまったようである。3番手の葛城(2年)とともに、市岡を脅かす存在になってくれば、チームとしてよい相乗効果が生まれるだろう。


--野手--
野手陣は非常に戦力が整っている。攻守センスがありドラフト候補にもあがる3番:西川(3年)、昨年からのレギュラーで秋は打率.481の4番:橋本(3年)、練習試合を含めるとセンバツ出場チームの中でも最多の13本塁打を秋に放った5番:冨田(3年)のクリーンアップは強力である。その前を打つ、1番:小川(3年)、、2番:久保田(3年)はともに足があり、相手から見ると非常に嫌な1・2番である。昨夏1年生ながらレギュラーとなった岡田(2年)も7番に控えていて、全体として切れ目のない打線である。

守備は強肩の捕手:竹葉(3年)、久保田・西川の二遊間を中心に、穴がなく非常に堅いといえる。

龍谷大平安 橋本
4番サード 橋本

龍谷大平安 岡田
7番レフト 岡田



--センバツ制覇へのキーマン--

市岡奏馬(3年)
前評判では龍谷大平安が有利と見られていた昨秋の近畿大会準決勝:滋賀学園戦は、1-8で龍谷大平安のコールド負けという"まさかの結果"に終わった。神村(滋賀学園:2年)の前に見事に抑えられた打線もさることながら、1番の敗因は7回途中10四死球で降板したエース市岡であった。

それまでの近畿大会1・2回戦では15イニングで1失点と安定したピッチングを繰り広げていた。それが突如崩れた準決勝であった。トーナメントの高校野球では、いくらそれまでいいピッチングをしようが、その後の試合で崩れてしまえば意味がない。それを
かみしめるような試合であった。

市岡自身の実力はあるだけに、その実力をいかに毎回発揮できるかがポイントとなってくる。現在龍谷大平安は主将2人制をひいているが、いずれは市岡か橋本のどちらかがチームを1人でまとめていく存在になって欲しいという思いを原田監督はもっていることだろう。もし市岡がそのような存在になれれば、安定したピッチングも備わり、関西のサウスポー四天王は五奉行に変わることであろう。

龍谷大平安 市岡
エース市岡


龍谷大平安の1回戦は、明徳義塾と高校野球を代表する伝統校どうしの対決となった。この1回戦屈指の好カードを制することが、龍谷大平安の2年ぶりの春制覇にとって、1番のポイントとなる。

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常総学院【センバツ出場チーム紹介⑤】

第5回目は関東大会準優勝で、優勝候補と呼び声の高い常総学院です。

名将:木内監督の元、2003年に大崎(西武)、坂(阪神)、松林(現常総学院コーチ)らを有して、決勝でダルビッシュを破り全国制覇!センバツでは2001年に優勝を果たしています。OBには上述のメンバーのほかに、仁志(元巨人・横浜)、金子(現日本ハム打撃コーチ)、内田(楽天)らがいます。


--秋の成績--
茨城大会準優勝(2-3霞ヶ浦)
関東大会準優勝(7-8木更津総合)


--投手--
エースの鈴木(3年)はMax143㌔のストレートに、スライダー・シュート・チェンジアップなどの多彩な変化球をコーナーに投げ分けます。今年はサウスポーに好投手が多いですが、完成度ならこの鈴木がNo1でしょう。昨年のセンバツでは2年生なら大阪桐蔭をあと追い詰め、秋の関東大会ではU15日本代表のチームメイトであった藤平(横浜)に投げ勝つなど、連続で1失点完投勝利でチームをセンバツ出場に導きました。

2番手の樫村(3年)はMax143㌔を誇る本格派右腕。昨年から2番手を務め、関東大会の準決勝では桐生第一を完封しています。サイドスローの倉田(3年)、鈴木と同じくU15日本代表経験のある小林克(2年)も控えていています。佐々木監督は複数の投手を起用する監督なので、鈴木頼みでなく、この3人の投手の出番もあると思います。

常総学院 鈴木2


--野手--
打線はコマは揃っているものの、柱となる選手がおらずに、昨秋はどちらかというと投手頼みの戦いが続いていました。そんな中、攻撃陣の柱に名乗りをあげたのが宮里(2年)です。茨城大会では背番号20でしたが、関東大会で背番号3に昇格すると、決勝戦では4番を務め、最終的には.520と大活躍を見せました。打撃にも定評のあるエース鈴木との2人が中軸となりますが、これに4番を奪われた形の花輪(3年)、5番の石川(3年)、秋は控えながら昨年から試合に出場していた清水(3年)らが対抗してくるようになると打線は一層厚みを増します。この中軸にチャンスを回すためにも、秋は相手投手の右左によって1・2番をチェンジしていた陶山(2年)・有村(3年)のコンビの役割が重要となってきます。

守備は有村・中村(3年)の二遊間・センターの陶山が特に安定しているため、センターラインは堅いです。あとは、ファースト宮里やレフト石川などの両脇の守備力が向上すっれば、鬼(エース鈴木)に金棒状態です。

常総学院 陶山
2番センター 陶山

常総学院 花輪
5番サード 花輪


--センバツ制覇へのキーマン--

宮里豊汰(2年)
今年度最速を誇る横浜:藤平のストレートを1球でとらえてフェンス直撃!続く打席では、今度はフェンスを越える特大の逆転2ラン!身長は173㎝とそんなに高くないものの、見ていて気持ちのいいフルスイングでいかにもスラッガーというタイプのそのバッターは、本当に彗星のごとく現れた。

この秋の活躍で一躍有名となった宮里は、この春は常総の4番として徹底マークされることだろう。もう横浜のようにストレートで簡単に勝負してくれることもないだろう。本当の真価が問われるのはこの春である。

昨日の練習試合では、秋の活躍がマグレでないことを見せつけつつあるが(常総学院・宮里、プロ注目須磨翔風の才木からV弾)、明日の本番でどういう打撃を見せるか?綿屋(鹿児島実業)とのスラッガー対決に勝つことができるか?常総学院がセンバツを制覇するには、このスラッガーの活躍が必須です。

常総学院 宮里
4番ファースト 宮里



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