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5/30 東芝×MHPS横浜【都市対抗西関東予選】

今年も三つ巴の都市対抗関東予選。東芝・JX-ENEOS・MHPS横浜の3チームのうち2チームが本線出場となります。その2チームを決めるための2次予選のリーグ初戦を横浜スタジアムまで見に行ってきました。天気予報とは裏腹にやむことのない小雨が降りしきる中での試合です。

スタメン

東芝
CF 小川 八王子 上武大 27
SS 堀米 久慈東 白鴎大 0
1B 服部 九州産業 九州共立大 3
DH 金子 飯塚 九州共立大 23
2B 吉田 岡山理大附   10
LF 佐藤旭 慶応 慶応大 26
3B 松本 横浜 立教大 7
C 井川 土浦日大 城西大 2
RF 大河原 横浜 亜細亜大 1
P 谷岡 成立学園   29


MHPS横浜
CF 中西 横浜創学館 八戸大 6
SS 栗林 横浜商大 日体大 0
3B 竹内 日大三 明治大 3
RF 常道 東海大菅生 東海大 13
DH 対馬 駒大苫小牧 九州共立大 22
2B 久保 佐賀商 富士大 1
1B 村山 常葉菊川   5
C 前田 米子西 立教大 23
LF 園田 帝京 国際武道大 27
P 大野 星稜 専修大 17



試合経過

1回裏、MHPS横浜は先頭の中西が四球で出塁してチャンスを作ると、4番:常道が谷岡の145㌔のストレートをライト線に弾き返し、3ベース。MHPS横浜が4番の一振りで先制します。(東0-1M)

4回裏、先頭の竹内がレフトオーバーの2ベースで出塁し、常道の進塁打で1死3塁。ここで5番:対馬がセンター前ヒットを放ち、MHPSがリードを広げます。(東0-2M)

MHPS横浜の先発:大野はキレのいいストレートとカットボール・スライダーを駆使したピッチング。1・2回のピンチをともに併殺打でしのぐと、3・4回はともに三者凡退。5回にも1死満塁のピンチを背負うも小川を三振、堀米をレフトフライに打ち取り、前半を無失点で切り抜ける。(東0-2M)

グランド整備が終わった6回表、東芝はこの回先頭の服部にホームランが飛び出し初得点。さらに2四球でチャンスを作るなど、ややペースの落ちた大野を攻め立てます。(東0-2M)

7回表、MHPS横浜は大野から2年目のサウスポー松田(奈良大附→近畿大)にスイッチ。しかしこの松田が小川のヒットなどで2死2塁のピンチを招くと、服部・金子に連続2ベースを浴びて、一気に逆転を許してしまう。(東3-2M)

この打撃陣に応えるように東芝先発の谷岡は5~7回を3人ずつで抑える。すると8回表、MHPSの3番手:トクナガ(アメリカ)が四球とバントで2死2塁のピンチを背負うと、9番:大河原の打球を処理したサード竹内の送球が逸れる。1塁がセーフとなり、この間に一気にセカンドランナーがホームインして、東芝が勢いそのままにノーヒットで追加点をあげる。(東4-2M)

9回裏、MHPS横浜は1死から対馬のソロホームランで1点差と迫るも、続く久保は三振に倒れ2死ランナー無し。そこから主将の村山が意地の2ベースで望みをつなぐと、次のバッターは9回表からマスクをかぶっていた小野寺(関東一→朝日大)。小野寺は完投勝利目前の谷岡の球を弾き返すと、これがセンターフェンス直撃の3ベース。MHPS横浜が土壇場で同点に追いつきます。さらに押せ押せムードのMHPS横浜は、同じく途中出場の五十嵐(新潟明訓→立教大)が1・2塁間を破りサヨナラ☆MHPS横浜が土壇場での大逆転で5-4で東芝に勝利しました。

20160530東芝 服部
ホームランを含む4安打2打点の東芝:服部

20160530MHPS横浜 大野
6回1失点と好投したMHPS横浜先発の新人:大野

20160530MHPS横浜 五十嵐
サヨナラ打を放ったMHPS横浜:五十嵐



スコア

東芝
20160530東芝スコア

MHPS横浜
20160530MHPS横浜スコア


Topic

野球の流れとは不思議なもの
序盤はランナーを出すものの、併殺打などでチャンスをモノにできない東芝、得点圏にランナーを進めたのは2回だけだが、その2回で得点をあげたMHPS横浜という構図で流れはまさにMHPS横浜にあった。

それがグランド整備が終わると、先頭の服部がホームランを放つなど一気に東芝に。逆転した上に、谷岡はどんどん調子を上げる、さらに相手のエラーで追加点と流れは完全に東芝のものとなり、MHPS横浜には単に2点という点差以上の厳しさがあった。

そんな状態なので9回に対馬がソロホームランを放っても、流れはまったく来る気がしなかった。谷岡に疲れも少しは見え始めていたが、続く久保を三振にとるなど完投勝利に向けての力は十分であった。しかしそんなところで、いきなり流れは一気にMHPS横浜へ戻り、3連打で逆転サヨナラ勝ち。

「野球の神様ってつくづく気まぐれだな~」と思わせる、そんな試合であった。


雨の中、見事に投げ抜いた谷岡

東芝のエース:谷岡。最後はサヨナラ打を浴び、マウンドで呆然としていた姿が印象的であったが、この日のピッチングはなかなか素晴らしいものであった。雨が降り、やや肌寒いなか半袖で登場した右腕は、その見た目通りの気合の入ったピッチングを見せる。ストレートはMaxは145㌔止まりも、140㌔を下回る球がほとんどない。昨年までのように力を入れなくても、腕をコンパクトに振り抜くことでスピードを出せていることが、このコンスタントに球速を出せている要因のように見えた。

初回に相手4番の常道に全球すストレート勝負でタイムリーを浴びると、以後は130㌔を超えるスライダーでカウントを稼ぎ、ストレートで勝負するというピッチング。この勝負のストレートは来ると分かっていも、なかなかとらえることができず、差し込まれる傾向にあった。

最後の8・9回はやや疲れが見えたが、それでもこの雨のなか145球を投げ抜いた姿はまさにエースのピッチングであった。今年解禁のドラフトでの指名も大いにあり得るだろう。ただ東芝としては、疲れが見ても最後までこのエースに託すしかなかった、リリーフの陣容は今後の大きな課題であろう。

生まれ変わったMHPA横浜、だが最後に決めたのは…
昨年は2大大会の出場を逃したMHPS横浜。チームの中心であった佐々木が長崎重工に移籍するなどベテラン勢がチームを抜け、このチームにしては多い5人の新人が加わった。その中で先発の大野・6番の久保がスタメンに名を連ね、4番の常道も2年目と若い布陣に生まれ変わった。

しかし試合を決めたのは、28歳ながらチーム最年長野手となった五十嵐であった。勢いのある若手を、ここ1番というをきはベテラン勢が支えるという形の今年のMHPS横浜。都市対抗に王手をかけた次戦も楽しみです。

20160530東芝 谷岡


Pickup Player

小野寺颯人 MHPS横浜 キャッチャー
~土壇場で新人が果たした大仕事~
8回に前田に代打が出た関係で9回からマスクを被った新人の小野寺。関東一高では1個下の秋山(立教大4年)・伊藤大(立正大4年)らとともに3年春にセンバツ出場、夏は4番キャッチャーとしてチームを引っ張るも伊藤拓(群馬ダイヤモンドペガサス)・松本(日本ハム)らの帝京に決勝で敗れた。東京から岐阜の朝日大に進学すると、そこでタイトルを総なめし、今年からMHPS横浜に入団した。

そんな小野寺に9回2死2塁、1打同点だが打たなければ負けという緊迫した場面で打順が回ってきた。正直守備で入った新人には重すぎる場面だ。しかしMHPS横浜はキャッチャーが3人しかおらず、前田はもう引っ込み、対馬はDHという状況で、ベンチにもうキャッチャーは残っていない。そんな状況もあり小野寺はこの場面でそのまま打席に向かうと、谷岡の2球目を捉えセンターのフェンス直撃打を放つ。ヘッドスライディングで3塁を陥れると、新人らしくそのまま手足をバタバタさせて大喜びした。

そして続く五十嵐のサヨナラ打に繋がるのだが、この試合で1番の仕事を果たしのはこの小野寺であろう。今日の試合だとリード面はまだよくわからないが、経験豊富な前田、昨年は補強選手としてJX-ENOSの補強され都市対抗でスタメン出場した対馬と実力者の揃うMHPS横浜の正捕手争いが3人になろうとしている。

20160530MHPS横浜 小野寺
9回2死から同点打を放ったMHPS横浜の新人:小野寺
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テーマ : 野球
ジャンル : スポーツ

5/28 東京ガス×セガサミー【都市対抗東京予選】

昨年の都市対抗で東京代表のチームは全て初戦負け…。よって代表枠が1つ減らされてしまった今年の都市対抗東京予選。昨年はとうもに都市対抗出場を果たした東京ガスとセガサミーが、負ければ都市対抗予選敗退という状態で戦う、敗者復活線の2回戦を見に、太田スタジアムに行ってきました。

スタメン

東京ガス
LF 濱田政 京都西 東洋大 4
2B 小林 北海 駒澤大 7
RF 小野田 早稲田実 早稲田大 26
1B 黒田 広陵 関西大 25
3B 村田 PL学園 日本大 6
SS 中山 PL学園   8
DH 佐々木 日大三 明治大 3
RF 坂井 春日部共栄 東洋大 29
C 山内 桐蔭学園 明治大 22
P 宮谷 報徳学園 筑波大 14


セガサミー
3B 砂川 明豊 駒澤大 2
DH 神野 埼玉栄 立正大 5
2B 江藤 大分商 日本文理大 1
RF 本間 関東一 立正大 32
CF 赤堀 掛川西 立正大 6
1B 澤良木 済美 日本文理大 26
SS 根岸 樹徳 日本大 30
C 喜多 敦賀気比   22
LF 富田 福工大城東 日本文理大 31
P 横田 飯能南 上武大 16



試合経過

1回はともに先頭打者が出塁し、2死3塁という状況で4番を迎える。しかし両チームとも4番が四球を選ぶと、5番打者が打ち取られ無得点となる。(東0-0セ)

2回表、この回先頭の東京ガス:中山の放った打球はフラフラと上がるも、これがギリギリライトフェンスを越えるホームラン。プロも注目の大型ショートの1発で東京ガスが先制します。(東1-0セ)

4回裏、1死からセガサミー4番の本間が変化球を捉えると打球はライトフェンス後方のネットに直撃するホームラン。今年から4番を務める本間の1発でセガサミーが同点に追いつきます。(東1-1セ)

5回表、東京ガスは先頭の坂井が初球をたたき、右中間を破る2ベースで出塁。山内がバントで送ると、濱田政がライトへ犠牲フライを放ち、勝ち越しに成功します。(東2-1セ)

6回表、セガサミーの横田の制球が乱れ、3四死球で1死満塁。しかしここで復活した横田が佐々木を三振、坂井をファーストゴロに打ち取りピンチを凌ぎます。(東2-1セ)

7回表、この回からセガサミーのピッチャーは森脇(塔南→日本大)。先頭の山内が1塁線を破る2ベースで出塁、さらにキャッチャーのセカンド牽制が暴投となり、無死3塁のチャンスを迎えます。しかしここから森脇がギアをあげ、1~3番を打ち取り、無得点に凌ぎます。

チャンスは作るもののなかなか追加点の奪えない東京ガスでしたが、7回から登板した新人の石田(近江→関西大)が2イニングを無得点に抑える、最終回はエースの山岡が締めました。東京ガスが2-1で勝利し、都市対抗へ望みをつないだ一方、セガサミーは予選敗退が決定しました…。

20160528セガサミー 本間
同点ホームランを放つセガサミー:本間

20160528東京ガス 坂井
犠牲フライで決勝点となる生還を果たす東京ガス:坂井

20160528東京ガス 石田
7・8回を見事無得点に抑えた東京ガスの新人:石田


スコア

東京ガス
20160528東京ガス スコア

セガサミー
20160528セガサミー スコア


Topic

どちらも計算通りの働きをした投手陣
ともにサススポーの先発で始まったこの試合。この両先発がともに6回まで投げ、それぞれ1失点、2失点と見事なピッチングで試合を作った。7回からは両チームともに速球派の右腕が登場すると、こちらも7回以降を無得点に抑えた。

両監督にしてみてば投手陣は計算通りの働きをしてくれた。この投手陣を見る限りは両チームとも都市対抗に相応しいともいえる出来であったが、紙一重の差でセガサミーは敗退。初芝監督は就任3年目にして、初の都市対抗不出場となった。まぁ鷺宮製作所・セガサミー・NTT東日本・東京ガス・JR東日本・明治安田生命の6チームのち半分しか都市対抗に出られないってのは鬼畜すぎるよね…。


補強選手の目玉はこの2人
敗退の決まってしまったセガサミー。となると次に注目されるのが、誰か補強選手として選ばれるかだ。今日の試合を見て、イチオシだと思ったのは2年目の本間と森脇である。

まずは昨年までの1番から、今年は4番を打つようになった本間。もともと176㎝88㎏と体格はよかったのだが、そこまでホームランは多くないことと足があることで、どうも4番というイメージはなかった。しかし4回の同点ホームランはまさに4番の一振りであり、パワーも十分であることを証明した。補強選手に4番を打たせるとなると抵抗はあるところだが、中軸だけでなく1番としても起用できるというのは大きなプラスであると思う。

7回からリリーフした森脇もその能力の高さを証明した。小さめのテイクバックから投げるストレートはこの日はMax149㌔。この149㌔で最終回のピンチを三振で切って取るなど、ピンチの場面になるとギヤが上がるような投手で、リリーフとしての適性は十分であろう。どのチームも補強選手は先発させるより、リリーフで登板させることが多いので、そういう意味でもこの森脇はうってつけである。

ともに大卒2年目ということで、都市対抗で活躍すればプロというものもおのずと見えてくる立場にあると思う。

その他にも主将で3番の江藤、DeNAから復帰した赤堀、アンダースローの前原(出水→日本文理大)など補強したい選手は目白押しである。

20160528セガサミー 森脇
3イニングを無失点のセガサミー:森脇

山岡の抑え適正
山岡は今こそ東京ガスのエースであるが、高校時代にはU18日本代表で抑えと務め、社会人1年目も主にリリーフを務めていた。キレのあるストレートに、大きく落ちるスライダーというピッチングはまさに抑え向きといえる。今年指名が確実である山岡をプロはどこで起用するのかは注目である。

そんな山岡がこの日、久しぶりに抑えとして1点リードの9回にマウンドに上がった。前日に先発しているからだろうか、ストレートはMax144㌔止まりでどこか勢いがないように感じられたが、それでも縦のスライダーは健在であった。正直130㌔越えでこれほど落差があると、プロでも簡単には打てないと思う。スライダーが来ることはある程度バッターも分かっているのだろうが、この日のセガサミー打線はバットに当たってもスライダーに差し込まれるケースが目立った。結局、赤堀に元プロの意地としてヒットを浴びるものの、1回を1安打無失点に抑え、見事抑えの大役を果たした。

先発だと終盤にややスタミナ切れとなる傾向もあるし、やはり山岡のピッチングが1番生きるのは抑えかと思う。今年は大阪ガスのエースとして先発に、時には抑えに奮闘するだろうが、来年はどこの球団にいつか分からないが、是非ともストッパーをやっているところを見たいものだ。

20160528東京ガス 山岡
最終回に登場した東京ガスのエース:山岡


Pickup Player

宮谷陽介 東京ガス ピッチャー
~来年の東京ガスの主力投手となる~

この日の東京ガスの先発は宮谷。山岡に次いで先発を任されている筑波大出身の3年目のサウスポーだ。

この日の宮谷はMaxは142㌔のストレートに威力が感じられた。特に中盤以降はこのストレート主体のピッチングでセガサミー打線を抑えた。結果としては本間には変化球をライドスタンドに運ばれたものの、6回を被安打3の1失点と見事な内容であり、7回に交代したのも惜しいと思わせる内容であった。

またこの日の宮谷で目を引いたのが牽制球だ。下の2枚はちょうど1塁ランナーの根岸を刺した際の写真なのだが、1枚目の写真を見ると完全にホームに投げると思いますよね…。この日は盗塁を許すこともなく、また根岸以外にも逆を突かれているランナーはいたので、この牽制も今日の好投の一因といえるだろう。

来年はエース山岡が抜けることがほぼ確実な東京ガス。来年のエースとして宮谷が名乗りをあげてきた!そんな試合であった。

20160528東京ガス 宮谷1

20160528東京ガス 宮谷2
1塁ランナーを牽制で刺す東京ガス:宮谷

テーマ : 野球
ジャンル : スポーツ

5/23 千葉黎明×横浜【春季関東大会】

常総学院VS横浜という、秋の関東大会の再戦となると思われていたこの試合。ところが前日に、注目の右腕:川口を擁する千葉黎明が常総学院にコールドで勝利するという番狂わせ。千葉黎明VS横浜という対戦になりました。

スタメン

千葉黎明
2B 藤江 4
SS 小林 5
1B 大堀 3
LF 島村 7
P 川口 1
C 2
RF 根本 8
CF 木内 18
3B 15

横浜
CF 石川 1
3B 遠藤 6
2B 戸堀 4
LF 村田 7
1B 3
P 藤平 10
RF 松井 9
C 徳田 2
SS 渡辺 16


試合経過

1回裏、横浜打線が川口に襲いかかる。この日1番に起用された石川がセンター前ヒットで出塁すると、バント→戸堀のポテンヒットで1死1・3塁。ここで村田が4番の仕事をきっちり果たすタイムリーを放ち先制。さらに公家(3年)に代わってスタメン起用された申もタイムリーで続く。いきなり打者5人からバントのアウトしかとれないという嫌な展開であったが、続く藤平・松井は川口が抑える。(黎0-2横)

2回表、千葉黎明は簡単に2死とされるが、7番:根本がチーム初ヒットで出塁。続く木内の打球は左中間へ、センター石川が回り込んでいれば…というところではあったが、結果的に打球は左中間を抜ける2ベースとなり、千葉黎明が1点を返します。(黎1-2横)

勢いづいた千葉黎明は3回~6回のいずれも得点圏にランナーを進めますが、ピンチになるとギアの上がる藤平の前に後1本が出ない。ただ守っては川口が2回以降徐々に調子を上げ、6回には横浜の4~6番を三者三振に抑えるなど、追加点を許さず、スコアは硬直状態となる。(黎1-2横)

8回裏、横浜は村田のライトフェンス直撃の2ベースでチャンスを作る。2死となるものの、藤平が変化球をうまくすくいあげてレフトオーバー2ベース。横浜が貴重な追加点をあげます。さらに向川原にもタイムリーを浴びたところで、千葉黎明はバッテリーごと交代をします。しかし2番手:高橋(3年)、3番手:十和田(3年)ともに横浜打線につかまり、アウトをとることができません。結局最後は戸堀に3塁線にタイムリーを浴び、7点差がついてコールド。横浜が8-1(8回コールド)で千葉黎明を破り、関東大会ベスト4進出です。

20160523千葉黎明 川口
2~7回横浜打線を無得点に抑えた千葉黎明:川口

20160523横浜 石川
1番に抜擢され、5打席で4出塁と役割を果たした横浜:石川

20160523横浜 藤平
8回1失点で完投勝利をあげた横浜:藤平


スコア

千葉黎明
20160523千葉黎明スコア

横浜
20160523横浜スコア


Topic

横浜の1年生カルテッド

神奈川県大会の25人→18人に絞らなければいけない関東大会。注目の横浜の1年生は13:万波、14斎藤、15長南、17角田と4人がベンチ入りしました。そしてこの4人が全員今日の試合に出場し、コールド勝ちに見事貢献しました。

まず最初に登場したのは長南。7回裏に代打として出場。センターフライに倒れてしまいますが、当たりは悪くなかったです。1番最初に代打として起用されるあたり現段階では1年生の中でも1番評価が高いと言えるでしょう。松井の代打だったので、そのまま守備につくかと思ったのですが、代わりに向川原が入ってお役御免となってしまったのは残念です。

続いて8回の2死1塁で代打として登場したのが角田。パスボールでランナーが2塁へ進むと、フルカウントからの6球目をレフト線に運ぶタイムリーヒットを放ちます。なおも2死2塁のチャンスで代打:万波。セカンドラン―は角田に代わって斎藤が起用されます。この万波もレフトオーバーの2ベースを放ち、齋藤がホームイン。

この1年生の活躍に触発されたのか、石川・遠藤・戸堀も続き一気にコールド勝ちを納めました。

20160523横浜 角田
代打で登場しタイムリーを放つ横浜1年生の角田


川口は通用したが…
千葉黎明の注目の川口は前日の常総学院戦に続き連投。初回こそ2点を失いますが、その後2~7回は無得点に抑えるなど、評判に違わない投球を見せました。敷島球場のスピードガンがやや辛いこともあり、ストレートは130㌔前半、Max138㌔でしたが、スライダーをしっかりコントロールできていて、非常に安定した投球ができる投手に成長していました。

このように川口が全国でもトップクラスの横浜打線に十分に通用することを証明した一方、2番手以降の投手には大きく課題を残しました。川口が8回2死で降板した後、左サイドの高橋、右オーバーの十和田と2人の投手が登板しましたが、2人で横浜の打者5人から1つもアウトを取れず、そのままコールド負けとなってしまいました。夏はさすがに川口1人ではやっていけないと思うので、千葉黎明が勝ち進むには2番手以降の投手の奮起が必要です。

公家は欠場
前日に死球を受けて途中交代した公家はこの日は欠場。この日のスタメンのファーストは申でした。ベンチにはいてとくに、包帯としているとかではないので、重症ではないと思うのですが…1年生をあれだけ代打に出したのに、公家の出場がなかったということは出られる状態にはないようですね…。

代役はキャッチャー→ファーストに転向した申。川口の変化球にタイミングが合っていて、初回にタイムリーヒットを放つなど見事に代役を務めました。

しかし個人的には神奈川最強バッターだと思っている公家。春から横浜高校のキャプテンにも就任したことですし、大事ないことを祈ります。にしても強打者の証なんだろうけど、公家は死球が多い気がするな…。

20160523横浜 申
公家の代わりにファーストに入った横浜:申


Pickup Player

万波中正 横浜1年 外野
普通スーパー1年生というのは、1年生なのに活躍したので、スーパー1年生なのである。ところが名前だけが先行してしまった形の万波はいささか気の毒であった。コンゴとのハーフで192㎝92㎏、まさにオコエ瑠偉をスケールアップさせたような体格の持ち主で、中学時代は野球だけでなく、100㍍ハードルやや砲丸投げでも都大会で優勝実績がある。そんな逸材に期待するなというのも無理があるが、春季大会では4回戦の弥栄戦ヒットも放ったものの、決勝の日大戦では5打数ノーヒットと大きな結果は残せないでいた。しかしノーヒットということすら報道されてしまう。本人にとっては相当なプレッシャーであったことだろう。

この日の万波は当初はバット引きを担当していたが、8回裏に9番の渡辺に代わってネクストバッターサークルに入る。2死ながら同じく1年生の角田がヒットでつなぐと、万波が打席に入り球場は盛り上がりを見せる。

カウント2B1Sから低めのカーブを豪快に空振りした。スゴいスイングであったが、評判通りまだ粗さは目立つ空振りであった。千葉黎明バッテリーもこれなら打ち取れると思ったのであろう…次の球も同じコースにカーブであった。しかし万波は体制を崩しながらもこの球をすくい上げると打球はレフトの頭上を越えるタイムリー2ベース。修正能力の高さを見せつけた。

また昨年の清宮(早稲田実2年)もそうだが、万波にも球場の雰囲気、ついてはチーム盛り上げる素質がある。横浜は四球を挟んで、遠藤・戸堀の連打で横浜が一気に畳みかけてコールド勝ちを納めた。

全国デビュー戦で貴重な1本を出したことで、本人もだいぶ楽になったのではないだろうか。これで自分のペースを取り戻してくれれば、夏の大会では昨年の清宮のそうな存在になれる可能性は十分にある。

20160523横浜 万波
タイムリー2ベースを放ち喜びの表情を見せる横浜:万波


余談

絶対に敗けられない事情がそこにはある(横浜高校編)
この日は平日であったがベンチ入りできなかった部員も公欠をとってだろうか、スタンドで応援する姿が見られた。しかし横浜高校だけはそれが4人と少ない…。どうやら横浜高校は中間試験中ということで、ケガでベンチ外となった昨年のスーパー1年生:増田(2年)ら4人だけということらしいのだ。

つまりだ…試合に出ている部員も負けた瞬間に中間テストとなってしまうのだろう。別に優関東大会で優勝したところでテストがなくなるわけではないだろうが、「敗けたら即中間テスト」という状況は部員にとって大きな「敗けられない事情」であり、公にはできないが、そのことはモチベーションとなっていることだろう。

テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

5/21 浦和学院×日本航空【春季関東大会】

5/21桐生球場の第2試合。
春の関東大会連覇を目指す浦和学院に、秋の関東大会ベスト8の日本航空が挑みます。

スタメン

浦和学院
CF 山本晃 8
2B 家盛 15
SS 諏訪 6
RF 蛭間 9
LF 幸喜 7
C 梶山 2
1B 前田 3
P 榊原 1
3B 杉山 5

日本航空
3B 小郷 5
SS 三島優 6
LF 豊田 7
1B 藤沢 3
C 片野 2
CF 馬場 8
RF 上栗 9
P 片岡 1
2B 長沼 4



試合経過

試合は両エースの投手戦で4回まで0-0。日本航空の先発:片岡は調子がいいとは言えない状態でランナーを出すものの、2つの併殺などでなんとかしのぐピッチング。対する浦和学院の先発:榊原は3回までヒットを許さない完璧なピッチングです。(浦0-0日)

試合が動いたのは4回、浦和学院は2つの四球で1・2塁とすると山本晃のライトオーバー2ベースでまずは先制。2死後、主将の諏訪が粘って8球目をライトスタンドに放り込む3ランで、浦学が一気に試合を動かします。(浦4-0日)

その裏、日本航空は1死から7番;上栗がホームランを放ち1点を返します。5回裏にも、2死1塁から豊田の左中間へのタイムリー2ベースが飛び出し日本航空が追い上げます。(浦4-2日)

7回裏、日本航空は1死から浦学サード杉山の暴投で出塁。すると浦学はここでエース:榊原→1年生左腕の佐野(1年)にスイッチ。しかし佐野は自らのバント処理のミスでピンチを広げると、西角・長沼に連続タイムリーを浴びて同点に追いつかれます。(浦4-4日)

勢いに乗る日本航空は8回裏、この回1死からリリーフした浦学3番手の黒川(3年)から4番の藤沢がヒットで出塁。代走の三島真(3年)が盗塁を決めると、次の片野のセンター前でホームイン。日本航空が勝ち越しに成功します。(浦4-5日)

9回表、6回からリリーフした西角に無安打に抑えられていた浦学は、代打:松永(3年)が初ヒットを放ち、さらに杉山もヒットを放ち2死1・2塁と同点のチャンスを作ります。しかし続く山本晃の打球は西角のグラブに収まりピッチャーゴロ。日本航空が5-4と逆転で浦和学院を破りました。


20160521浦和学院 諏訪
4回表に3ランを放つ浦和学院:諏訪

20160521日本航空 上栗
4回裏に反撃の狼煙となるソロホームランを放った日本航空:上栗

20160521日本航空 片野
決勝のタイムリーを放った日本航空:片野


スコア

浦和学院
20160521浦和学院スコア
日本航空
20160521日本航空スコア


Topic

手負いのエースに、経験不足のリリーフ陣
7回裏、1死からサードエラーで出塁を許したところで、浦学はエース榊原から1年生の佐野に投手交代をした。榊原はこの日は確かにボールに勢いはなかったが、それでも7回まで被安打3に抑えていた。佐野は期待の1年生ではあるが、試合に「勝つ」ということを考えると榊原続投がベストであり、この継投には疑問が残った。案の定、佐野は自らのエラーでピンチを広げると連続タイムリーで同点とされてしまった。

実は榊原は背中に痛みを抱えていたらしい。

浦学は昨秋の埼玉県大会決勝で花咲徳栄相手に好投した辻(3年)や、春の埼玉県大会準決勝で8回無失点の好投を見せた左腕の大澤(3年)といった実績のある投手がこの関東大会ではベンチ外。エースの榊原以外は、黒川と3人の1年生という布陣であった。この日リリーフ登板した佐野も黒川も球自体は悪くないが、どこか流れに飲まれるままに打たれてしまった感がある。一言でいうならば「経験不足」だ。

ただ逆に言えば経験さえ積めば夏には十分戦力になる力は持っている。これに辻や大澤が復帰すれば、なかなか充実した投手陣ができあがることだろう。

20160521浦和学院 榊原
背中に痛みを抱えながらも7回途中まで好投した浦和学院エースの榊原


6人の1年生
浦和学院は6人の1年生がベンチ入りしていた。その中で出場したのは、埼玉県大会の決勝に続いて4番に座った蛭間と、2番手で登板した佐野であった。結果的に蛭間は3タコで途中交代、代わりに入った佐野も守備の乱れはあったものの同点に追いつかれるなどと、2人にとってはほろ苦い全国デビューとなってしまった。

蛭間に関しては、「4番は…」というところはあるが、スイングが鋭く、スタメンにいる分には全く遜色ない。佐野も打たれはしたものの、ストレートには威力があり、小島(早稲田大2年)以上との噂も納得できるものだった。

この日の経験を糧にして、夏には是非とも「浦学のスーパー1年生」という言葉を聞きたいものだ。

20160521浦和学院 佐野
2番手で登板した浦和学院の1年生サウスポー:佐野


代走見事的中
8回裏、1死から4番の藤沢がヒットで出塁すると、沢田監督は勝負とみて、代走を三島真を送った。そして三島真は初球から黒川のフォームを盗んで盗塁を成功させるという鈴木尚(巨人)のような大仕事をやってのける。

続く片野のセンター前ヒットは球足が早くセンターも前進しながらキャッチという打球であったが、サードコーチャーは迷わず手を回した。これもランナーが三島真でなかったらできないことであっただろう。結果的にセンターからの送球が少しそれたこともあり、三島真はスライディングせずに悠々とホームイン。

見事に起用に応えて最高の仕事をした代走がもぎとった決勝点であった。

20160521日本航空 三島真
決勝のホームを踏む代走の三島真


Pickup Player
西角優杏 日本航空3年 ピッチャー
日本航空が勝つならば、大黒柱のエース:片岡が浦学打線を抑えてロースコアの展開に持ち込む必要があると試合前は考えていた。しかし片岡はこの日はホームに躍動感がなく、球に勢いがなく、また四球が多くコントロールにも苦しみ、5回で降板。日本航空が勝利するための必要条件が消えたように思えた。

そんな中、6回から登板した西角は腕を伸ばして大きく使うフォームから勢いのあるストレート、手元で鋭く曲がるスライダーを投げ込む。まだコントロールが安定しそうにないフォームではあったが、この日は四死球も0。6~8回は出したランナーは振り逃げのみと、完全に浦学打線を手玉にとっていた。

打っても7回のチャンスで1点差に詰め寄るタイムリーを放つなど、まさにこの日は西角デーであった。
昨秋は片岡が15回を投げ切り、中1日で完投したことを考えると、日本航空に頼もしい2番手が登場したと言える。

20160521日本航空 西角
浦学打線を4イニング被安打2無失点に抑えて逆転を呼び込んだ日本航空:西角

テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

5/15 慶応大×立教大【東京六大学野球リーグ】

前日に田村(4年:報徳学園)の完封で1-0で勝利を納めた立教大。この日の結果次第では首位に立つ可能性もあります。一方、この日負ければ優勝の可能性が消える慶応大。そんな両チームにとって重要な1戦をお送りします。

スタメン

立教大
CF 佐藤拓 浦和学院 1
SS 熊谷 仙台育英 4
LF 佐藤竜 国学久我山 8
3B 笠松 大阪桐蔭 5
RF 田中和 西南学院 7
1B 大東 長良 20
C 高田 浦和学院 8
P 黒萩 遊学館 21
2B 高橋信 長崎日大 6


慶応大
2B 小原和 盛岡三 36
RF 山口 桐光学園 1
1B 山本瑛 South Torra 8
3B 沓掛 慶応 5
LF 岩見 比叡山 13
CF 柳町 慶応 35
C 須藤 創志学園 3
P 原田 慶応  21
SS 照屋 沖縄尚学 2


試合経過

1回表、慶応の初先発の原田に立教打線が襲い掛かります。先頭の佐藤拓が2ベースで出塁すると、3番:佐藤竜がレフトスタンドへ2ランホームラン。立教が佐藤コンビの活躍で2点を先制します。(立2-0慶)

2回表にもピンチを迎えた慶応は強打者の佐藤拓を迎えたところで、ピッチャーを高橋佑(1年:川越東)にスイッチ。この高橋佑が見事に佐藤拓を三振に斬ると流れは慶応へ…。その裏、沓掛のヒットと2四球で満塁とすると須藤の併殺打の間に1点。続く高橋佑の代打:明渡(3年:桐蔭)がレフト線へタイムリー2ベースを放ち、慶応が試合を振り出しに戻します。(立2-2慶)

勢いの止まらない慶応は3回裏、2死から山本瑛のヒットと四球で1・2塁のチャンスを作ると。5番:岩見がセンターオーバーの2ベースを放ち、2点の勝ち越しに成功し、立教先発の黒萩をノックアウトします。(立2-4慶)

4・5回はリリーフした慶応:清水洋(3年:ラサール函館)、立教:藤田(3年:県岐阜商)の両左腕が変化球中心の投球で相手打線を無得点に抑えます。そして、後がない慶応は6回から前日8回完投したエースの加藤拓(4年:慶応)を投入して、逃げ切りを計ります。それに対抗するかのように立教も主将:澤田圭(4年:大阪桐蔭)を投入します。(立2-4慶)

7回表、加藤拓は連続三振で2死とするも、そこから笠松のヒットと四球で1・2塁とされます。ここで立教は代打:飯迫(2年:神戸国際大付)を送ると、この飯迫が加藤拓の高めのストレートをうまく叩き、右中間へのタイムリー3ベース。立教が同点においつきます。(立4-4慶)

今度は勢いは立教に…。8回表、立教は1死送った代打:松崎がライトスタンドへのホームランで勝ち越し。さらに続く佐藤拓もライトスタンドに放り込み、連続ホームランで立教が2点を勝ち越します。(立6-4慶)

8回裏、慶応はこれまた2死から四球と柳町・須藤の連打で満塁のチャンス。打順は加藤拓のところで代打:天野(2年:智弁和歌山)を起用します。その天野が放った打球はハーフライナーで、三塁後方に飛びますが、これをショート:熊谷が見事なランニングキャッチで立教がピンチを凌ぎます。(立6-4慶)

毎回のようにランナーを出していた澤田圭も9回裏は見事に3人で締め、立教大が6-4で慶応大とのシーソーゲームを制しました。

20160515立教大 佐藤竜
先制2ランを放った立教:佐藤竜

20160515慶応大 清水洋
3イニング無失点に抑えた慶応:清水洋

20160515立教大 飯迫
7回表に同点のタイムリー3ベースを放つ立教:飯迫


スコア

立教大
20160515立教

慶応大
20160515慶応


Topic

盤石だったはずの慶応逃げ切り体制

4-2とリードした6回、慶応は前日に完投したエースの加藤拓を投入した。加藤拓が6回を無失点に抑える。これに加えて7回からファースト:山本瑛→清水翔(3年:桐蔭学園)、セカンド:小原和→倉田(3年:浜松西)、レフト:岩見→重田(4年:佐賀西)と守備を固めます。特に3番:山本瑛、5番:岩見とこの日当たっていた中軸2人を代えたのは意外であった。

しかし上記の通り、7・8回に2点ずつとられ逆転負け…。この試合に負ければ優勝の可能性がなくなるということで、盤石の布陣で逃げ切りを計ったところをやられてしまうという、慶応にとっては何とも悔しい結果であった。


次週に向けて役者は揃った
この日の立教の先発が黒萩であったことは意外であった。絶好調の田村を1戦にもっていくのは納得だが、エースで主将の澤田圭は1戦目→2戦目となるだけだと思っていたからだ(前日からブルペンで投げていたので負傷ではないと思っていた)。

しかし黒萩は3回途中でKOとなり、6回からは澤田圭がマウンドに…。決して盤石というピッチングではなかったものの、球速も140は越えていて、ある程度はコーナーをつけていて、4イニングを無失点に抑え、逆転勝利を呼び込んだ。

これで勝ち点を手にした立教大は次週明大と優勝をかけて対戦する。エース兼主将が復活を遂げ、決戦に向けていよいよ役者がそろった。

20160515立教大 澤田圭
4イニング無失点の好投で逆転を呼び込んだ立教大:澤田圭



Pickup Player

松崎建造(立教大2年) セカンド
~恩師の前で果たした大仕事~

伊藤(国際武道大2年)、渡辺(明治大2年)、高濱(日本ハム)、浅間(日本ハム)と実力者が揃った一昨年の横浜高校のキャプテンがこの松崎だ。そんな同期が大学球界で、プロの世界で活躍する中、松崎は大学1年目をケガで苦しんだ。酒井田(東邦ガス)が抜けた立教のセカンドは激戦区で、渡邊(3年:神戸国際大付)や峯本(2年:大阪桐蔭)と争ったもののレギュラーを手にしたのは高橋信.。松崎は2番手に甘んじ、ここまでスタメンは1試合のみで計6打席しか立てていなかった。

この日、松崎は3打数ノーヒットの高橋信に代わって8回に代打で出場した。次の打者が佐藤拓であったことから、「その前にランナーとして出ること」が松崎に求められた役割であったように思える。しかし剛腕:加藤拓の5球目を振り抜いた打球はそのままライトンのフェンスを越えた。身長170cmの代打の一発は、慶応に大きなダメージを与え、佐藤拓の連続となるホームランも呼び込んだ。

この日は横浜高校の恩師である渡辺元監督も観戦に訪れていた(次の試合で孫見るためかもしれんが…)とあって、恩師の前で最高の仕事ができたといえる。次週の優勝をかけた明大は2戦とも右ピッチャーの先発が有力であることから、大一番で松崎のスタメンも大いにあり得る。
20160515立教大 松崎
決勝のホームランを放った後、守備についた立教大:松崎


余談

2014年秋に開幕から7連勝しながらも、あと一歩のところで優勝を逃した立教大。前に優勝した際のピッチャーが上重(日テレアナウンサー)・多田野(石川ミリオンスターズ)と、もう16年も優勝から遠ざかっている。

しかし今の立教は勢いでいれば、明治を凌ぐだろう。「たまには立教が優勝した方が面白いだろう」が現実味を帯びてきました。

たまには立教が優勝した方が面白いだろう

テーマ : 野球
ジャンル : スポーツ

5/14 早稲田大×明治大【東京六大学野球リーグ】

開幕前の予想で、今年の六大学の優勝候補にあげさせてもらった早稲田と明治。早稲田が法政と立教相手に勝ち点を落とす一方、明治は今のところ勝ち点を落としていません。そんな対照的な両雄の試合を見に神宮に行ってきました。

スタメン

早稲田
2B 真鍋 早稲田実 2
CF 中澤 静岡 1
RF 三倉 東邦 22
SS 石井 作新学院 10
1B 立花 千葉英和 8
LF 八木 早稲田実 25
3B 木田 成章 7
C 吉見 早稲田実 28
P 竹内 松阪 15


明治
2B 竹村 浦和学院 4
RF 加勢 札幌第一 7
1B 佐野恵 広陵 3
C 牛島 門司学園 2
LF 東原 天理 38
SS 吉田大 佼成学園 6
CF 逢澤 関西 37
P 横浜 10
3B 渡辺 横浜 15


試合経過

見事な投手戦で始まったこの試合、1~3回は明大:柳、早大:竹内の見事なピッチングで両チーム無得点。(早0-0明)

均衡が破れたのは4回裏、1死から明大4番:牛島がレフトへソロホームランを放ち先制。投げては柳が早大打線に対し、5回までパーフェクト10奪三振と圧巻の投球を披露する。(早0-1明)

しかしグランド整備明けの5回裏、早大:木田の放った打球は風にも乗り、レフトスタンドへ飛び込む公式戦初ホームラン。意外な形で早大がパーフェクトを破り、さらに同点に追いつきます。(早1-1明)

6回に失点して以降、柳の勢いが止まった。8回表には先頭打者に四球→バントでチャンスを作られると、8番:吉見にレフトオーバータイムリー2ベースを浴び、逆転を許してしまう。(早2-1明)

8回裏、明大も同様に先頭打者が四球で出塁→バントで1死2塁のチャンスを作る。早稲田は竹内→吉野和(4年:日本文理)に交代するも、制球が定まらず、四球→ヒットで満塁のピンチ。続く佐野恵にもセンター前に運ばれ、明大が同点に追いつきく。しかし後続は代わった小島(2年:浦和学院)が抑え、この回同点でしのぐ。(早2-2明)

試合は同点のまま延長戦へ入る。明大は9回:斎藤(3年:桐蔭学園)、10回~星(4年:宇都宮工)と繋いだのに、対し早大は小島が8回から続投する。明大は10回裏に2死2塁から佐野恵がまたもやセンター前ヒットを放つが、ホームタッチアウトとなる。(早2-2明)

試合が終わりそうにない気配が出てきた11回裏、明大は先頭の牛島。カウント2B1Sからのストレートを弾き返すと、サヨナラホームラン。明大が延長11回の激戦の末、早大を3-2で破りました。


20160514早稲田大 竹内
8回途中まで2失点と見事なピッチングをみせた早大:竹内

20160515明治大 柳
8回2失点11奪三振の好投を見せた明大:柳

20160515明治大 佐野恵
8回裏に同点タイムリーを放つ明大:佐野恵

スコア

早稲田
20160514早稲田スコア

明治
20165014明治スコア


Topic

8回裏の駆け引き
この試合は8回裏がポイントであった。

まず明大は先頭で好投の柳に代えて越智(2年:丹原)を送る。しかしこの越智に対し、竹内はストレートの四球と早稲田にとっては嫌な空気が流れる。渡辺のバントで1死2塁とすると、明大は右の代打:富岡(4年:日大三)を送る。

これを見た早大:高橋監督はマウンドへ行き、竹内に交代を継げる。前の回のチャンスでも打席に立たせていたので、本来はこのまま竹内で行くつもりだったのだろうが、先頭打者恵への四球と、富岡・加勢と右打者が続くということで交代に踏み切ったのだろう。しかしこれを見た明大は代打の代打に左の小林恵(4年:遊学館)を送る。

吉野和はアンダースローながら左バッターを苦にしないと高橋監督も太鼓判を押していたが、この日は左バッターに対してボールがアウトコースの外側に外れることが多く、ストライクが取れない。小林恵を歩かせてしまうと、またもや左の代打:中道(4年:智弁学園)にも3B1Sとカウントを悪くし、ストライクを入れにいったところをセンター前に弾き返され満塁のピンチとされる。

続く佐野恵は2球で追い込むも、最後は体制を崩しながらもセンター前に運ばれ、明大が同点に追いつく。なおも1死満塁で4番:牛島という逆転の大チャンス。ここで高橋監督は波の乗れない吉野和を諦め、小島を投入する。小島への継投は想定通りだろうが、理想としては5人中4が右バッターであったので、5番の東原あたりまでは吉野和で行きたかったところだろうが、結果として吉野和は左バッター3人相手に1アウトもとれないと最悪の結果になってしまった。

そんな早大にとっては悪い流れの中登板した小島だが、明大の4番:牛島を3球三振という最高のピッチングを披露する。続く東原もセカンドゴロに仕留め、2-2のまま9回を迎えることになる。

明大が代打4人、早大が3投手をつぎ込んだの8回裏の攻防は非常に見ごたえのあるものであった。

早稲田にとってはここで同点止まりは善しとするべきかもしれないが、ここで逃げ切れなかったことがやはり今日の早稲田の敗北の要因であっただろう。

20165014早稲田大 小島2
8回裏1死満塁のピンチで登板し、見事な投球をみせた早大:小島


風頼みの早稲田打線
この日の神宮球場はホーム→レフト方向に強い風が吹いていた。早大の1点目の木田のホームランも打ったときはレフトフライかと思ったが、高く上がったことが功を奏し、風の影響を大きく受けてスタンドに飛び込んだ。2点目も吉見のレフトオーバーの2ベースも同様で、最初はレフトは捕れるかのような動きであったが、打球はどんどん伸びレフト線のフェンス間際まで飛んだ。

残念ながら風がなければ今日の早稲田は完封負けしていただろう。11イニングでヒット3本…。今シーズンの早稲田打線を象徴するかのような抑えられっぷりであった。現在の早稲田打線は真鍋が打率3割を超えているが、他の打者は2割5分に達している者もいない。特に昨年からの数少ないレギュラーで、石井とともに打線の核として期待されている中澤の.032が厳しい。

基本的にメンバーを固定して戦う高橋監督。この日は中澤を2番にするなど打順は組み替えてきたが、メンバーを入れ替えるなどもっと大幅な打線にテコ入れが必要じゃないですか?と思わせる1日であった。


明大の強力投手陣
上述のように早大打線が不甲斐ないのもそうだが、明治の投手陣のボールは素晴らしいものであった。

まずは先発の柳。5回までパーフェクト10奪三振は見事としか言いようがない。1巡目はストレート中心の投球で、2巡目以降に早大打線が初球から積極的に振るようになると、早いうちから変化球を使い空振りを奪っていく。なんだかんだいって三振というのは初球から振っていけばしないものだが、その中でもペースを落とすことなく三振を奪えたのはスゴいことだ。柳といえば大きく曲がるカーブが持ち味だが、この日は130㌔くらいのボール(ツーシーム?)がよく効いていたと思う。この5回までが素晴らしすぎたせいで、6回以降は三振が1個と一気ペースダウンしたようにも見えてしまうが、風さえなければ間違いなく完封していたというピッチングだった。

上記のように好投のエース柳に代打を送ることができるのが明大の強みだ。2番手で登板した斎藤は、ストレートがほぼ全て140㌔越え(Max144㌔)と球威がアップしていた。ただですらクロス気味のスリークウォーターで、スライダーもいいので、左バッターに対してはたまらないだろう。斎藤は左バッターが4人続いた9回のみの登板であったが、何で1イニングで代えてしまうのだというピッチングであった。

そんな「何で代えるの?」という批判を見事にかき消すピッチングを見せたのが3番手の星であった。この日はMax152㌔のストレートがベストより低めに決まり、もともとあった球速はあるが粗いというイメージからの脱却ができていた。今期から先発転向を目指していたということで、そこが力任せでなく安定したピッチングに繋がったのではないだろうか?本人は先発をしたいようだが、今日の2イニングノーヒット3奪三振のピッチングを見ると、抑えで使いたくなる投手であった。そんな星だが、11回にサヨナラ勝ちとあったえ、意外なことにも4年目でリーグ戦初勝利を挙げた。

これだけの投手が揃っていれば、現段階では大学No1の投手陣といっても過言でない。そろそろ森下(1年:大分商)の登板でも見たいところであるが、この投手陣に割って入るのは簡単でなさそうだ。

20160515明治大 星
152㌔のストレートで三振を奪う活躍を見せた明治大:星



Pickup Player
牛島将太 明治大4年 キャッチャー
見事リベンジを果たした明治の4番

8回裏、同点に追いつきなおも1死満塁。明治としてはこの日ホームランを放つなど1番当たっていた牛島にここで打順が回ったことは明治にとってみれば最高の展開であっただろう。しかし早大:小島の前に、全てストレートで3球三振。明治の4番にとっては屈辱といってもいい結果でないだろうか?

そんな中11回裏に回ってきた次の打席。小島は今度はスライダーから入る投球を見せるが、2B1Sからの4球目。牛島が外レートを振り抜いた打球は低い弾道で左中間へ、フェンスに当たったかに見えた打球はわずかにフェンスの上。見事なサヨナラホームランとなった。

明大は昨年までは坂本(現:阪神)が捕手として4年間降臨していて、牛島の出番はほとんどなかった。坂本が抜けた今年は中道らとの正捕手争いに見事勝利した。まわりの選手の不調もあり、4番に座ると、今日の2本を含む3ホーマーと見事に結果を出している。

守備面でも早大が初球から振って来る中で三振を奪い続けたリードは見事であったし、肩もいい。上述の通り、昨年までは坂本の陰に隠れたが、明治の4番捕手とあればスカウトも放ってはおかない。4年目になって現れたドラフト候補に今後も注目です。

20160515明治大 牛島
明治大の4番キャッチャー:牛島

テーマ : 野球
ジャンル : スポーツ

5/8 京都外大西×龍谷大平安【春季京都大会】

春季京都大会の準々決勝、センバツベスト4の龍谷大平安に、前の試合で大当たり、ドラフト候補にもなった緒方率いる京都外大西が挑みます。

スタメン

京都外大西
CF 福尾 7
SS 緒形 6
2B 谷本 4
1B 大黒 ? 3
LF 米地 ? 2
3B 齊藤 ? 15
RF 原田 ? 9
C 伊藤 13
P 宮城 ? 1


龍谷大平安
2B 久保田 4
RF 竹内 9
SS 西川 6
1B 橋本 3
3B 冨田 5
LF 岡田 17
C 並河 13
CF 小川 8
P 西田 20



試合経過

1回裏、平安はレフト前ヒットで出塁した先頭の久保田を送ると、3番:西川が変化球をうまく合わせライト線へのタイムリー2ベースを放ち、先制。2死後に冨田・岡田にも連続タイムリーが飛び出して、初回に3点を先制します。(京0-3平)

2回表、外大西は大黒・米地・原田のヒットで満塁のチャンスを作ると、ここで平安先発の西田が押し出しの四球。しかし続く宮城はショートゴロ併殺で、外大西の反撃は1点止まりとなります。(京1-3平)

4回表、外大西は四球2つとエラーでまたもや満塁のチャンスを作ると、1番:福尾がレフト前タイムリーを放ち、2者が生還。同点に追いつきます。続くバッターは緒方なので一気に逆転といきたいところですが、代わった平安2番手の大野(3年)にショートフライに打ち取られます。(京3-3平)

6回裏、先頭の冨田がセンター前で出塁すると、続く岡田の打席でエンドラン。セカンド方面に釣られたセカンドの見事逆をつくライト前ヒットで無死1・3塁、さらに岡田の盗塁で無死2・3塁とチャンスを広げます。続く竹葉のセカンドゴロの間に1点を勝ち越しますが、後続は宮城に打ち取られ、この回1点止まりとなります。(京3-4平)

直後の7回、外大西は先頭の福尾がライト前で出塁すると、続く2番:緒方がバスターをした打球はセカンドの頭を越えます。右中間への3ベースとなり、外大西が同点に追いつきます。谷本サードゴロ(ランナー動かず)、大黒が死球で1死1・3塁となったところで平安はエースの市岡を投入。ここで外大西はスクイズを仕掛けますが、バッテリーに見事に外され、サードランナーはアウト。米地も三振に倒れて、この回またもや同点止まりとなります。(京4-4平)

8・9回は市岡・宮城の両エースが無失点の好投を見せ、試合は延長戦にはいる。(京4-4平)

10回裏、2死から平安4番の橋本の放った打球はサヨナラホームランか…と思われたが、あと少しだけ足りずセンターのフェンス直撃の3ベース。しかし直後の初球を5番の冨田が叩き、この打球がセンターの頭を越え、サヨナラ打となりました。龍谷大平安が苦しみながらも5-4(サヨナラ)で京都外大西を下しました。


京都外大西 福尾
4回に2点タイムリーを放つ京都外大西:福尾

龍谷大平安 岡田2
得点に絡む2安打を放った龍谷大平安:岡田

龍谷大平安 冨田
サヨナラ打を放つ龍谷大平安:冨田


スコア

京都外大西
20160508京都外大西

龍谷大平安
20160508龍谷大平安

Topic

市岡に次ぐ投手は…
センバツでは市岡が4試合全てに完投した龍谷大平安。夏を戦い抜くためにも、この春大では市岡に次ぐ投手が台頭して欲しいところである。

そんな思いからか相手が京都外大西とあっても、この日の先発は西田。右手を大きく丸め込むように使うホームが特徴の2年生左腕だ。しかし西田は毎回四球を出してしまい、2回には押し出し、4回には2四球で満塁から同点タイムリーを浴びるなど、四球が原因で失点してしまう。結局この同点タイムリーで降板とかり、残念ながら原田監督の起用には応えられなかった。

続いてマウンドに上がったのは昨年からの経験もある背番号10の大野。色々とフォームを試行錯誤した後、テイクバックの小さいコンパクトなスリークウォーターになっていた。投球のテンポも非常に早く、自分のペースに持っていけると強い。しかし7回表に連打で同点とされると、ペースが乱れ始め、さらに死球を与えたところでエースの市岡に降板した。

相手が強豪の京都外大西ということもあるが、結局2人ともいいピッチングとはいかず、市岡の負担を少なくする存在としては物足りない結果になってしまった。昨年は高橋奎(現:ヤクルト)の不調により、夏はあっさりと敗退してしまった龍谷大平安。今年はその二の轍を踏まないためにも、西田・大野らの奮起が必要だ。

龍谷大平安 西田2
龍谷大平安の先発:西田

また17番岡田
センバツでは背番号7をつけホームランを放つなど一躍全国区の選手となった岡田…しかしこの春大では背番号がまた17に戻っていました…。どうやら原田監督曰く、また練習態度などに問題があったとかで…。

ただこの日も、タイムリー3ベースに、エンドランでのライト前ヒット、盗塁と見事な活躍。これでプレー以外には問題が多いというのだから、そこを修正していけば…と思うと非常にロマンがありますね。近畿大会ではまた7に戻れるように頑張ってほしいものです。

プロ注目の緒方の実力

プロ注の京都外大西のショート:緒方。この日も2番ショートで先発出場です。

といっても、無死1塁で2回打順が回ってきましたが、構えはするもののバントはせず…。特に7回表の無死1塁では、そのままバスターから右中間を破る見事な同点タイムリー3ベースを放っています。弾道はそんなに高くないようですが、2番ショートとは思えないほどしっかりと筋肉がついていて、打球も速かったのでパワーもありそうです。昨年は3番や4番を打っていたこともあり、バントをしたりと繋ぐための2番ではないようです(2番最強説に載ったのかな?)。

守備はそんなに機会がなかったのですが、安定はしていました。50m5秒台という足は、見ている限りは早いけど、そこまで?という印象でしたね(まぁそんなに本気で走る場面でもなかったので…)。

そんなわけでドラフト候補となれる実力はあるが、実際に指名される存在になるたみにはもう一回りレベルアップする必要があると感じました。

京都外大西 緒方
7回にタイムリー3ベースを放つ緒方


Pickup Player

市岡奏馬(龍谷大平安3年) ピッチャー
魅せつけたエースの実力


この日の市岡のピッチングはまさに圧巻であった。同点とされなおも1死1・3塁のピンチで登板すると、スクイズを外しランナータッチアウト→三振と簡単にピンチを脱するとと、以後8~10回は振り逃げで1人ランナーを出したのみで、そのランナーも自らの牽制で刺した。特にチェンジアップ効いていて、これが決め球にもなっていて計6奪三振、また前のように突如乱れる気配もなく、内容としてはパーフェクトなものであった。

試合は同点のまま延長に入るも、龍谷大平安はまさに「敗ける気がしない」といった有様であった。こういったプレッシャーも延長10回のサヨナラに繋がったと思う。2番手の投手がなかなか台頭して来ないなか、ならば自分で全部投げると言わんばかりのピッチングで、エースとしての実力を見せつけた。

龍谷大平安 市岡3

テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

黒木は故障?

5/3の試合で、黒木(4年:橘学苑)の完投で見事青山学院大を下して2部優勝に王手をかけた立正大。
(5/3青山学院大×立正大)

続く第2戦は敗れ、1勝1敗で臨んだ第3戦…。
立正大の先発はエースの黒木でなく、山下(4年:立正大淞南)でした。

この山下は4回途中5失点でチームも敗れて、勝ち点を落として、
逆に青山学院大が首位に浮上しました。

立正大って3戦目の先発ピッチャーは3人目使う方針なの?
この大一番でそれやっちゃう?って思ったのですが、
どうやら黒木は負傷していたとのことですね↓

5/3の試合で1塁ベースカバーに入った際に、転倒して肩を痛めたそうです。
(そいや、そんな転倒してたシーンあったな…)

スコア見る限りだと、これが7回なのでそれ以降も普通に投げ続けていたんですね…。
(8回に150㌔もマークしていた気がします)

これがアドレナリンの力ってやつなんですかね?

まぁいずれにせよ、黒木はもはや立正大はおろか大学球界の主役になりつつあるので、
スカウトの気持ちも考慮して大事に直して欲しいところです。

立正大 黒木2
立正大;黒木

テーマ : 野球
ジャンル : スポーツ

5/5 龍谷大×京産大【関西六大学野球リーグ】

昼間の奈良から近鉄特急で京都へ!

この日の関西六大学野球、龍谷大×京産大の京都対決はナイター@わかさスタジアム京都でした。

スタメン

龍谷大
CF 堀口 近江 34
2B 田頭 今治西 4
SS 梅田 龍谷大平安 7
LF 中村崇 北陸 26
RF 吉田夏 東海大仰星 31
1B 桑山 東邦 1
DH 山口 近江 28
C 菊地 福岡大大濠 2
3B 橋爪 興國 33
P 大符 興國 19


京都産業大
CF 杉野 近江 38
SS 原井 福知山成美 30
2B 川上 高知 28
3B 藤原 近江 3
C 福山 明石 1
LF 中北 奈良大付 33
DH 横山 龍谷大平安 22
1B 西川 龍谷大平安 34
RF 中村 安来 4
P 川辺 東山 20


試合経過

1回裏、京産大は先頭の杉野がヒットで出塁すると、バントで送ります。3番:川上のところで杉野が、大符のモーションを完全に盗んで3盗を決めると、川上は四球で1死1・3塁。ここで4番:藤原の強烈なショートゴロは併殺崩れとなり、京産大が先制します。なおも5番:福山のヒットと四球で満塁のチャンスを作ると、7番:横山が2点タタイムリーで大符をノックアウト。代わった藤岡(4年:桜宮)からも西川がタイムリーを放ちます。(龍0-4京)

2回裏、またも杉野のヒットから2死3塁のチャンスを作ると、川上は平凡なショートゴロであったが、これを龍谷大のショート梅田が1塁へ大暴投。京産大が1点を追加します。(龍0-5京)

3回表、反撃したい龍谷大は1死1・2塁のチャンスで2番:田頭。しかし田頭の打球はセカンドゴロで併殺にと思いきや、これをセカンド:川上が2塁へ悪送球。3番:梅田の犠牲フライで1点を返すと、続く中村崇のセカンドフライをまたもやセカンド川上がエラー。龍谷大がこの1回ヒット1本で2点を返します。(龍2-5京)

4回裏、龍谷大ライトの吉田夏が杉野ライトフライをエラーし、1死3塁。続く原井のタイムリーで1点。2死後、4番:藤原の放った打球はレフトスタンドに消え、京産大がこの回3点を追加します。(龍2-8京)

5回裏、京産大は攻撃の手を緩めません。先頭の中北が右中間への2ベースで出塁すると、横山の送りバント→西川のスクイズで堅実に1点を追加します。(龍2-9京)

6回表、龍谷大はこの回から代わった熊山(3年:東海大仰星)から中村崇・桑山の2本の長打で1点を返し、反撃ののろしをあげます。しかし続く1死1・3塁のチャンスで、菊地がショートゴロ併殺に倒れ、この回1点止まりとなります。(龍3-9京)

8回裏にも龍谷大投手陣の乱調とエラーからノーヒットで1点を追加した京産大が10-3で龍谷大を破りました

京産大 杉野
4出塁3得点と1番の役割を果たした京産大:杉野

京産大 川辺
5回を被安打2自責点0と好投した京産大:川辺

龍谷大 村上
2回無失点の好投をみせた龍谷大:村上


スコア

龍谷大
20160505龍谷大スコア

京産大
20160505京産大スコア



Topic

両チーム乱れた守備
この日は龍谷大が3つ、京産大が2つエラーがあった。このエラーが全て得点に繋がった(両チーム計13得点中、自責点は6のみ)のと、どれも難しい打球や処理でなかっただけに何とも締まらない試合になってしまった。

この試合はナイターということで、普段あまりナイター経験のないだろう大学生にとっては、ボールの見えたや試合までの調整という部分で難しいこともあったのかもしれない。今回関西六大学は初観戦で、この試合投げた投手8人中6人が140㌔オーバーとレベルの高さは伺えたので、次は是非ともエラーの少ない締まった試合を期待したい。


近江出身1番センター
この日勝利した京産大で目立ったのが1年生ながら1番センターで出場した杉野。5打席で4出塁3得点、高校自体は中軸を打つことが多かった打者だが、見事に1番の役割を果たした。特に初回の相手投手のモーションを完全に盗んだ3盗は見事であり、これが初回のビックイニングの流れを引き寄せたように見えた。

対する龍谷大の1番は堀口。ミート力と走力がある左バッターでまさに「THE1番」といった雰囲気の打者だ。近江高校出身の2年生で、杉野の1個先輩にあたる。この日は4打数1安打であったが、打率.538と脅威のハイアベレージで現在、関西六大学リーグの首位打者である。この日は持ち味の足でも、杉野に負けてしまったが、是非とも次は先輩の維持を見せて欲しい。

龍谷大 堀口
龍谷大の1番:堀口


龍谷投手陣復活のカギは
龍谷大はこれで4連敗。エース瀧中が本調子でないのもさることながら、前節の9失点に続き、この日は10失点と2試合目の投手陣がヒドい状態だ。捕手を宮崎(3年:敦賀気比)→菊地に代えても効果はなかった。そんな投手陣を象徴していたのが、今日4番手で登板した石田(3年:東邦)だ。

高校時代は関根(DeNA)や三倉(早稲田大3年)らとともに最強世代と言わた東邦のエース。ベルギーとのハーフで身体能力も高く、Max147k㌔を誇り、龍谷大でも昨年は先発2番手として活躍していた。

そんな石田が今日登板したのは6点ビハインドの9回。まさか石田が見れるのか!?という期待とは裏腹に、ストライクが入らないイップスのような状態であり、連続四球の後3ボールとなったところで交代を告げられた。

たあボール自体は140㌔を越えていて、これがステップが独特のフォームで非常にタイミングが取りづらそうであった。そんなわけでボール自体は魅力的な投手であった。この石田が制球難を克服して、瀧中と2枚看板を構成できれば、龍谷大の復調が見えてくるだろう。

龍谷大 石田
9回に4番手で登板した龍谷大:石田


Pickup Player

藤原 隆蒔(京都産業大4年) サード

関西六大学No1スラッガーの実力

近江高校では4番打者として、センバツでは準優勝の光星学院からホームランを放ち、高校日本代表候補にもなった藤原。高校時代に比べると体も一回り大きくなっていて、打者としての風格も出てきました(その分スピード落ちたかな…って気もしなくはない)。
1年時から京産大の中軸として活躍し、今年で最終学年を迎えます。

やはり打球の速さは周囲より一回りも二回りも上でした。初回も結果はショートゴロとなってしまいましたが、非常打球で打点を記録しています。そして今日1番の見せ場は4回2死2塁で迎えた第3打席、初球のストレートを振り抜くと打球はレフトスタンド後方の木のあたりに消えていきました(ひょっとしたら場外弾かも…)。今日はこの1打だけでしたが、打球のスピード、角度ともに完璧な一打でした。

現状では大卒そのままプロというのはなさそうですが、社会人では1年目から活躍できそうな実力をもっていますので、2~3年後にはスラッガーとしてドラフト候補になることを期待したいです。

京産大 藤原
4回に2ランを放った京産大:藤原

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5/5 郡山×天理【春季奈良大会】

センバツ優勝の智弁学園のいる奈良。その智弁学園のライバルといえば、天理です。その天理と、荻野貴(現:ロッテ)らを輩出した進学校:郡山の試合を見てきました。

スタメン

郡山
RF 桑原 9
3B 丸尾 5
CF 上田 8
SS 黒瀬 6
1B 崎山 3
LF 下御領 7
P 太田 10
CF 山口 ? 2
2B 武市 4

天理
CF 神野 8
2B 杉下 4
1B 安原 3
LF 漆原 7
3B 檜垣 6
SS 太田 20
RF 濱口 ? 9
C 城下 2
P 森浦 1



試合経過

1回裏、天理は2死から3番:安原がヒットで出塁。4番:漆原が初球を左中間に運び1点を先制します。(郡0-1天)

2回裏、郡山6番の下御領(いかにも奈良っぽい名前だよね…)が放った打球はなんとレフトスタンドに飛び込むホームラン。郡山が一振りで試合を振り出しに戻します。(郡1-1天)

3回裏、天理は神野のヒット→杉下の四球→安原のヒットと1~3番で無死満塁のチャンスを作り出します。4番:漆原もこれに続き、ライトフェンス直撃の2ベースで天理が2点を勝ち越し。さらに死球で満塁となった後も、濱口のファーストゴロの間に1点を追加します。(郡1-4天)

4回表、郡山先頭の上田の放った打球は、下御領の打球を再現したかのように、またもやレフトスタンドに飛び込みます。(郡2-4天)

5回裏、檜垣が2ベースで出塁すると、7番:濱口のセンターオーバーの3ベースで1点。さらにショートゴロエラーで濱口が生還し、天理がこの回2点目を追加します。(郡2-6天)

7回裏、四球と城下のセカンド強襲ヒットで1死1・3塁のチャンスを作ると、森浦の犠牲フライで1点。神野がヒットで続き、1打サヨナラコールドのチャンスを作り出しますが、太田が杉下をセカンドゴロに打ち取りピンチを脱します。(郡2-7天)

森浦はヒットを計7本浴びるも、同イニングに2本のヒットを許すことのないピッチング。ソロホームラン2本の2失点のみに抑え、14奪三振を奪い完投し、(天理を7-2の勝利に導きました)

郡山 上田
4回表にホームランを放った郡山:上田

天理 神野
3安打2盗塁と1番の役割を果たした天理:神野

天理 漆原
2本のタイムリー2ベースを放った天理の4番:漆原


スコア

郡山
20160505郡山

天理
20160504天理



Topic

天理は智弁学園を倒せるか?
天理と智弁学園といえば奈良のライバルですが、智弁学園がセンバツ優勝とあっては、さすがの天理も今年は差をつけられた感は否めません。夏に向けてストップ・ザ・智弁学園の陣容はいかなるものか?というのが今回の観戦のテーマでした。

「正直厳しいがそのポテンシャルは十分にある」というのが率直な結論です。理由はエースの森浦です。今日のピッチングだとまだまだ部分はあるが、このピッチャーなら智弁学園を抑えてロースコアの接戦に持ち込める可能性があると踏んだからです。(森浦について詳しくはPickUp Playerで…)

ただセンバツ覇者の智弁学園に挑むというならば、今日の試合はコールドで勝っておきたかったところです。


1年生への洗礼
天理のスタメンショートは背番号20の太田。体格もまありの上級生と遜色なく、打順も6番と打てるショートとして期待されていたようです。

ところがこの日は郡山先発の方の太田の変化球に全くもって合わず…なんと3打席で3三振…。この日の天理が12残塁とイマイチ打線が機能しきれなかった原因がこの6番の太田でした。打撃が尾を引いているのか、守備も送球が恐る恐るだったりとぎこちなかったですね…。

そんな感じであったので、6回からは山口(2年)と交代。太田にとっては散々な結果となってしましたが、これの悔しさを糧に成長して欲しいものです。

天理 太田
1年生なら6番ショートで先発出場した天理:太田

Pickup Player

森浦大輔 天理3年 ピッチャー
~VS智弁学園のカギを握るエース~

1年秋の近畿大会で大阪桐蔭相手に2失点完投勝利!これが森浦を一躍全国区のピッチャーにした試合であった。だがそれから彼の名を主立って聞くことはなかった…。昨夏エースの斎藤が大会直前で負傷、智弁学園戦でマウンドに上がったのはレフトから急遽ピッチャーに転向した冨木で、森浦は控えのままであった。

そんな夏を経験して最上級生となった今日の森浦からはエースの風格が感じられました。

四球は1個とまとまってはいたが、細かいコントロールなく、ストレート主体で押していくピッチング。そのせいか甘く入ったところを2本レフトスタンドに運ばれました(まぁこれは2本とも出合い頭感はあったが…)。ただランナーを出すとギヤを1段階あげていたのか、ピンチでは強く、1イニングに2本以上のヒットを打たれた回はなかったです。また14奪三振というのも見事でした。

というわけでいいボールは持っているので、甘いところにさえ行かないようになれば、智弁学園打線も簡単には打てないピッチャーになると思います。

天理 森浦
2失点14奪三振で完投勝利をあげた天理のエース:森浦


余談

昨夏で橋本監督が勇退し、元近鉄の中村良二監督が後を継いでいます。まだ中村監督の色というのはよく分からなかったですが、元プロ監督として頑張っていってほしいと思います。

テーマ : 高校野球
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