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6/4智弁学園和歌山×履正社【春季近畿大会】

春季近畿大会の準決勝2試合目。寺島率いる優勝候補筆頭の履正社と、地元和歌山県1位の智弁和歌山の戦いです。(これを見るために和歌山まで来たといっても過言でない)

スタメン

智弁和歌山
RF 北阪 5
2B 森本 4
CF 野口 8
SS 高垣 6
1B 文元 18
3B 17
LF 下村 7
C 門脇 2
P 1


履正社
CF 福田 8
2B 北野 4
1B 四川 5
3B 安田 3
C 井町 2
LF 石田 14
RF 山本 9
SS 若林健 6
P 山口 18




試合経過

《1回表》智弁和歌山は先頭の北阪が四球で出塁、3番野口の際に盗塁を決め、2死2塁で4番高垣を迎える。高垣は2B0Sから甘く入ったストレートをセンターに弾き返し、北阪がホームイン。地元の智弁和歌山が先制します。(智1-0履)

《1回裏》履正社は先頭の福田が初球をライト前ヒット。2番北野が送ると、3番四川が甘く入った変化球をたたくと、フラッと上がった打球はそのままライトスタンドへ。四川の一振りで履正社が早くも逆転します。(智1-2履)

《3回裏》2死から四川がセンター前で出塁すると。続く4番安田が高めに浮いた変化球をとらえる。打球は右中間のフェンスを越え、履正社が2本目の2ランでリードを広げる。(智1-4履)

《6回表》グランド整備明けの智弁和歌山は2死ランナーなしから4番高垣がレフトへのソロを放ち反撃の狼煙を上げる。(智2-4履)

《6回裏》1死から井町のヒット、代打:若林将(2年)の四球でチャンスを作ると、まずは7番山本がレフト前にタイムリーヒット。ここで智弁和歌山はピッチャーを黒原(2年)に交代。しかし若林健の四球で満塁となると、福田・北野・四川の1~3番が3連続タイムリーを放つなどして、この回一挙5点をあげる。(智2-9履)

《7回表》後がない智弁和歌山であるが、履正社の先発山口の前に三者三振。履正社が9-2(7回コールド)で智弁和歌山を破り、春季近畿大会の決勝に進出しました。

20160604智弁和歌山 高垣
タタイムリーにホームランと1人智弁和歌山打線で気を吐いた高垣

20160604履正社 安田
3回に2ランを放った履正社の4番安田

20160604履正社 山口
見事2失点完投勝利をあげた履正社の山口


スコア

智弁和歌山
20160604智弁和歌山スコア

履正社
20160604履正社スコア


Topic

秋からの成長を見せた履正社打線
秋は1-2大阪桐蔭、0-1阪南大と、打線が打てずに寺島(3年)の好投を見殺しにする形で、近畿大会出場を逃した履正社。だがこの春は見事な強力打線っぷりを見せている。

その打線の中心は四川・安田の2人のスラッガー。この日もこの2人にそれぞれ2ランホームランが飛び出し、試合を優位に進められた。またそれ以外の打者も激しい競争を勝ち抜いただけあって、どの打者も振りが鋭く、どこからでも点がとれる打線だ。6回裏には連打で一気に畳みかけ5得点、この5点が効いて結局コールド勝ちまでもっていくことができた。

さらに履正社打線はこの日はヒットを9本放ったのだが、そのすべてが得点に絡むという試合巧者っぷりも見せた。投手陣はもともと全国でもトップクラスだけに、打線に力がついてくると、いよいよ夏の大阪桐蔭との決戦に向けて視角はないです。


想像以上の山口
プロ注目のエース寺島はこの日は出場なし。秋は寺島が4番エースで孤軍奮闘していた状態だったので、そんな寺島抜きで智弁和歌山にコールド勝ちとは秋からの履正社のチームとしての成長がうかがえます。

代わりに先発を任されたのが山口。この投手もプロから注目されるほどの左腕ですが、実際に見てみるとストレートの威力は想像以上でした。これがしっかりと溜めを作ったスリークウォーターのフォームから放たれる角度のついた重い球なので、スピードは140くらいかと思いますが(紀三井寺球場はスピード表示なし)、それ以上の威力があります。それにうまい具合にスライダーなどの変化球を混ぜることができていたので、智弁和歌山打線ですら全然という感じでした。天敵:高垣がいたために2点を失ってしまいましたが、2点とれれたのを忘れるほど素晴らしいピッチングでした。

正直これだけ強力なサススポーが2枚もいた高校のチームは記憶にないですね…。

20160604履正社 寺島
寺島はブルペンで投げただけ…

智弁和歌山の夏への課題は投手陣
一方で完敗の智弁和歌山。2点に抑えられた打線もさることながら、夏に向けての1番の課題は投手陣かなと思いました。

今年の智弁和歌山のエースは軟投派の左腕:橋。序盤は2ランを浴びた以外は、履正社打線のタイミングをうまくはずすピッチングをできていましたが、6回にはついにつかまりました。2番手の黒原も似たタイプのピッチャーであるために、この勢いを止めるのは不十分であったかなと思います。

強打のイメージの智弁和歌山ですが、近年は蔭地野(ニチダイ)、吉川(JR西日本)、東妻(日体大)、斎藤(JR西日本)とプロも注目するような好投手を輩出してきました。それらと比べると今年のエース橋はだいぶ物足りないかなという印象です。橋自身の奮起も必要ですが、橋の後をリリーフする球に力のあるピッチャーがいるともっと形になるかと思います。加藤(2年)あたりが、そうなってくれると高嶋監督としても心強いことでしょう。

20160604智弁和歌山 橋
智弁和歌山のエース:橋

Pickup Player

四川雄翔 履正社3年 ファースト
~覚醒した打線の柱~

2年時から履正社で5番などを任され、新チームでは打線の柱として期待されていた四川。しかし昨秋は寺島が4番を打つこととなり、打線の不調が原因で近畿大会出場を逃した。

この日は3番打者として、まず逆転の2ランホームラン。2打席目はセンター前ヒット、4打席目は左中間へのタイムリー2ベースと、4打数3安打3打点と主軸としての役割を見事に果たした。最初のホームランもそうだが、そのあとのセンターへの2本のヒットこそ、四川の真骨頂であった。体重を落としたからだろうか?、スイングに柔軟性が出たようで、2本ともうまく合わせてセンター前にもっていった。それまでのパワーヒッターに加えて、アベレージヒッターも取得したようなイメージだ。

その点で4番を打つ安田よりは四川のほうが打者として優っている。3年生ということもあるし、履正社打線の柱は四川!!これで夏も頑張ってほしい。

20160604履正社 四川
3安打3打点の活躍をした履正社の3番四川


余談

そろそろ高嶋さんも…
智弁和歌山→慶応大→ロッテと進んで2011年に智弁和歌山に戻ってきた喜多コーチ。ノックを軽々こなす姿もだいぶ板についてきたと思います。今年で70歳の高嶋監督…ここ最近は甲子園でも上の方まで進出していないですし…そろそろ智弁和歌山の喜多監督が誕生する日も近い?

20160604智弁和歌山 喜多コーチ
試合前ノックをする智弁和歌山の喜多コーチ

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6/4 智弁学園×明石商【春季近畿大会】

春の近畿大会の準決勝の1試合目。センバツ優勝の智弁学園VSセンバツベスト8の明石商業。センバツではあと1個というところで実現しなかったカードが、この和歌紀は三寺球場で実現しました。

スタメン
智弁学園
C 岡澤 2
CF 青木 8
2B 太田 6
RF 福元 9
1B 畠山 15
P 村上 1
3B 大橋 5
LF 4
SS 高塚 17


明石商
2B 津岡 4
SS 大西 6
CF 藤原 8
C 小西 2
P 吉高 10
3B 橋本 5
LF 松下 7
1B 高平 16
RF 鷲尾 9


試合経過

1回表、智弁学園は先頭の岡澤が四球で出塁→バント、太田のレフト前で1死1.3塁のチャンスを作るも、4番:福元の打球は強烈なショートライナー。1塁ランナーの太田が戻れず、ゲッツーとなりチャンスをつぶす。(智0-0明)

1回裏、明石商も先頭の津岡がヒットで出塁→バント→四球で1死1・2塁のチャンスを作るも、小西・吉高が他終えれ、無得点。(智0-0明)

3回表、この回から2巡目の智弁学園は先頭の1番:岡澤がヒット→バント→大田の内野安打でチャンスを作る。4番の福元は浅いセンターフライに倒れるも、5番:畑山がカウント3B0Sからストレートを三遊間に弾き返し、智弁学園が先制します。(智1-0明)

4回表、四球とエラーで1死1・3塁のチャンスを作ると、9番の1年生:高塚がスクイズ。高塚がバントした打球はピッチャーの横を抜け、内野安打となる。さらにチャンスが続いたところで岡澤のタイムリー、青木の犠牲フライでこの回計3点を追加する。(智4-0明)

6回表、先頭の納が振り逃げで出塁→バントでチャンスを作ると、岡澤が右中間にこの日2本目のタイムリーを放つ。(智5-0明)

智弁学園のエース村上は公式戦では久々の先発となったが、センバツでのピッチングそのままに明石商打線を、2~8回は3人ずつ抑え、2安打完封。9回に福元のホームランで1点を追加した智弁学園が6-0で明石商を破り、決勝進出です。

20160604明石商 三浦
リリーフ登板し、打者5人をパーフェクトに抑えた明石商:三浦

20160604智弁学園 村上

2安打完封勝利の智弁学園:村上

20160604智弁学園 福元
9回にダメ押しの1発を放った智弁学園:福元


スコア

智弁学園
20160604智弁学園スコア

明石商
20160604明石商スコア


Topic

センバツ優勝投手健在
春の奈良大会、近畿大会の1回戦はダブル松本(松本大(3年)、松本竜(2年))を中心に控え投手で勝ち上がった智弁学園。エースの村上は公式戦ではセンバツの決勝戦以来の先発です。

まぁ練習試合とかではきっと投げていたのだろうけど、この日の村上はブランクを感じさせない、センバツのままのピッチングであった。
キレのあるストレートが見事コーナーに決まり、明石商打線に仕事をさせない。結局3塁を踏ませないピッチングで10奪三振完封勝利であった。

センバツで優勝してしまうと、春季大会はどこか中だるみ的なものが見えがちだが、今年の智弁学園はそんなことなく順調そのものであった。


明石商の大コンバート
センバツではベスト8、春の兵庫大会も圧倒的な強さで制した明石商業。そんな順調に見える明石商がこの近畿大会前に大きなテコ入れを行った。

小西 ファーストorサード→キャッチャー
橋本 センター→サード
藤原 ライト→センター
松下 フファーストorセカンド→レフト
大田 セカンド→ファースト
その他にもメンバーの入れ替わりが多く、センバツ時と一緒なのはピッチャーの吉高、ショートの大西のみという布陣であった。

特に1番の変化点は主砲:小西のキャッチャー起用である。もともとはキャッチャー経験もある小西だが、それまでの正捕手の藤井(3年)もケガというわけではなさそうなので、まさに大抜擢である。この日はまだ吉高のSFFのキャッチングがおぼつかないところなどが見られ、振り逃げを許すなど、まだまだといった感じである。しかし小西がキャッチャーに入れば、その分ファーストで打力のある選手を起用することもできるとう意味で期待である。
20160604明石商 小西
キャッチャー小西

期待の山崎はベンチ外
明石商の兵庫大会制覇の立役者となったのがMax148㌔右腕の山崎。名簿で見ると、この近畿大会は背番号1となっていましたが…背番号1は森蔭(3年)になっていました(この森蔭の体格がまたいいもんだから、当初は山崎だと思っていた)。原因は肘痛ケガらしいです…。

報徳学園を完封した山崎ですが、全国の舞台でどれだけ通用するかというのはぜひ見てみたかったので、非常に残念です。代わりに吉高の後を継いだ三浦(3年)が5人をパーフェクトと好投したのは収穫ですが、夏には是非とも吉高・山崎の2枚看板を見たいものです。

Pickup Player

岡澤智基 智弁学園3年 キャッチャー
~負けなしの主将~

これで智弁学園は昨秋の近畿大会の大阪桐蔭戦以来公式戦負けなし。この大阪桐蔭戦でケガでスタメンを外れていたのが主将で正捕手の岡澤。序盤で大差をつけられるも、岡澤が途中出場するとそこからはほぼ互角という展開であった。つまり岡澤がスタメン出場した公式戦は新チーム発足以来まだ負けていないのである。

まずこの試合は4打数3安打4出塁と1番打者としての仕事が目立った。ヒット3本ははいずれも右方向へのものと対応力の高さを見せ、またそのうち2本はSFFを打ったものでった。今日の智弁学園打線の中でここまでSFFをとらえたバッターはおらず、このヒットが吉高に与えたダメージは大きいはずだ。

走塁の意識も高く、センターフライで2度も2塁→3塁へタッチアップしている。特に1回目のタッチアップはそんなに飛距離のないなかの好走塁で、そのあとの畠山のタイムリーにつながった(2塁にいてはおそらく畠山のヒットでは返れなかった)。

守備面では橋本の盗塁を刺した送球は、低い弾道でとても素晴らしかった。公式戦久しぶりの先発の村上をうまくリードし、完封に貢献。特に小西などは全くタイミングがあっておらず、ここらのところは岡澤のリードの賜物といえよう。

無敗の主将が走攻守でチームを引っ張り、春の近畿大会制覇を狙います。

20160604智弁学園 岡澤
ライト方向へヒットを放つ智弁学園:岡澤

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