永田パワーもあったか報徳学園の大健闘
センバツの決勝は雨で順延となった。
昨日は準決勝で敗れてしまったが、最終回まで秋の王者履正社からリードを奪うなど善戦した報徳学園。
今大会は(まだ終わっていないが)この報徳の大会と言っていいほど大会を盛り上げてくれた。
ただ正直今大会の報徳学園はそこまで強いというチームではなかった。
報徳学園なら例年はBをつけたいところだが、今年はCランクをつけさせてもったほどだ↓。
センバツ出場校を勝手にランク付け【2017】
秋の大会では決勝で神戸国際大付に敗れて2位で近畿大会出場。1回戦の東山戦ではエース西垣がKOされるなど途中まで敗北ペースであったが、池上が好リリーフを見せると、片岡の逆転打で何とか勝利。続く滋賀学園には完封負けを喫して近畿ベスト8ながらなんとか出場にこじつけたという感じである。近畿大会の初戦も久しぶりに出場の東山であったし、兵庫県大会でも倒した強豪は育英くらいであり、そこまで実力が高いとは言えなかった。エース西垣も素材としてはドラフト候補として注目されているものの、現段階の実力は突出したものがなく、打線も昨年から中軸を務める篠原を中心し、小園・片岡ら好打者は揃うが、例年と比べると迫力不足は否めなかった。
しかしセンバツの1回戦でそんなイメージは吹き飛んだ。相手が21世紀枠の多治見だったはいえ、打線は21得点の猛攻。エース西垣も球威:変化球・コントロールの全ての面で成長がみられ圧倒的なピッチングであった。その西垣は続く2回戦でも前橋育英を完封する活躍。準決勝あたりではさすがに疲れが見え始めたが、今大会の躍進の最大の立役者といえる。
打線では打率4割をこえた4人が牽引した。まず主砲の篠原は徐々に調子をあげていくと、福岡大大濠戦では3長打の活躍で4番としての役割を果たした。守備面でも西垣を巧みにリードし、強肩でランナーを刺すなどの活躍であった。続いて初戦ではホームランを放つなどした小園は、走塁・守備も素晴らしく早くもドラフト候補との呼び声が高い。2番永山は初戦で5安打の固め打ちを披露すると、その後も足を使ってセーフティなどで相手をかき回した。派手さはなかったものの6番池上もコンスタントにヒットを放ち打率.471。打撃もさることながら3試合にリリーフとしても登板し、履正社戦では最後に得点を許すもそれ以外は無失点という素晴らしい内容であった。
そして今大会の報徳はなんといっても「永田監督の最後の甲子園」であったセンバツ出場決定直後に指揮官がセンバツを最後に勇退することを発表。選手の「永田監督に有終の美を…」という思いもいい方向に働いたに違いない。
そんな永田監督の最後に甲子園の女神も微笑んだか、報徳学園にとってはツイているところもあった。初戦ば相手が21世紀枠の多治見。2回戦は前橋育英は公式戦初先発の根岸をマウンドに送り、この根岸から初回に4点を奪って4-0で勝利。2回から登板したエース丸山の前には無得点であったことを考えると根岸先発は報徳学園にとってツイていたといえる。準々決勝も福岡大大濠のエース三浦は、再試合の疲れもあって登板回避であった。
それにしても今大会の報徳学園の戦いは本当に見事であった。この後は大角新監督を迎えて新たなスタートを切ることになるが、今のチームで夏にはまた甲子園に帰ってきてほしいものだ。




報徳学園の4割カルテッド
(左上)小園 .500
(右上)永山 .444
(左下)篠原 .500
(右下)池上 .471
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昨日は準決勝で敗れてしまったが、最終回まで秋の王者履正社からリードを奪うなど善戦した報徳学園。
今大会は(まだ終わっていないが)この報徳の大会と言っていいほど大会を盛り上げてくれた。
ただ正直今大会の報徳学園はそこまで強いというチームではなかった。
報徳学園なら例年はBをつけたいところだが、今年はCランクをつけさせてもったほどだ↓。
センバツ出場校を勝手にランク付け【2017】
秋の大会では決勝で神戸国際大付に敗れて2位で近畿大会出場。1回戦の東山戦ではエース西垣がKOされるなど途中まで敗北ペースであったが、池上が好リリーフを見せると、片岡の逆転打で何とか勝利。続く滋賀学園には完封負けを喫して近畿ベスト8ながらなんとか出場にこじつけたという感じである。近畿大会の初戦も久しぶりに出場の東山であったし、兵庫県大会でも倒した強豪は育英くらいであり、そこまで実力が高いとは言えなかった。エース西垣も素材としてはドラフト候補として注目されているものの、現段階の実力は突出したものがなく、打線も昨年から中軸を務める篠原を中心し、小園・片岡ら好打者は揃うが、例年と比べると迫力不足は否めなかった。
しかしセンバツの1回戦でそんなイメージは吹き飛んだ。相手が21世紀枠の多治見だったはいえ、打線は21得点の猛攻。エース西垣も球威:変化球・コントロールの全ての面で成長がみられ圧倒的なピッチングであった。その西垣は続く2回戦でも前橋育英を完封する活躍。準決勝あたりではさすがに疲れが見え始めたが、今大会の躍進の最大の立役者といえる。
打線では打率4割をこえた4人が牽引した。まず主砲の篠原は徐々に調子をあげていくと、福岡大大濠戦では3長打の活躍で4番としての役割を果たした。守備面でも西垣を巧みにリードし、強肩でランナーを刺すなどの活躍であった。続いて初戦ではホームランを放つなどした小園は、走塁・守備も素晴らしく早くもドラフト候補との呼び声が高い。2番永山は初戦で5安打の固め打ちを披露すると、その後も足を使ってセーフティなどで相手をかき回した。派手さはなかったものの6番池上もコンスタントにヒットを放ち打率.471。打撃もさることながら3試合にリリーフとしても登板し、履正社戦では最後に得点を許すもそれ以外は無失点という素晴らしい内容であった。
そして今大会の報徳はなんといっても「永田監督の最後の甲子園」であったセンバツ出場決定直後に指揮官がセンバツを最後に勇退することを発表。選手の「永田監督に有終の美を…」という思いもいい方向に働いたに違いない。
そんな永田監督の最後に甲子園の女神も微笑んだか、報徳学園にとってはツイているところもあった。初戦ば相手が21世紀枠の多治見。2回戦は前橋育英は公式戦初先発の根岸をマウンドに送り、この根岸から初回に4点を奪って4-0で勝利。2回から登板したエース丸山の前には無得点であったことを考えると根岸先発は報徳学園にとってツイていたといえる。準々決勝も福岡大大濠のエース三浦は、再試合の疲れもあって登板回避であった。
それにしても今大会の報徳学園の戦いは本当に見事であった。この後は大角新監督を迎えて新たなスタートを切ることになるが、今のチームで夏にはまた甲子園に帰ってきてほしいものだ。




報徳学園の4割カルテッド
(左上)小園 .500
(右上)永山 .444
(左下)篠原 .500
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