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常総学院×明秀日立【春季茨城大会】

4/30 春季茨城大会2回戦
常総学院×明秀日立 @水戸市営球場

茨城大会はまだ2回戦ですが、早くも咋秋の優勝校である明秀日立と、秋は早々に敗れてしまったために春ノーシードであった常総学院がぶつかりました。咋夏の決勝を戦った両校のどちらかが夏はノーシードになってしまいます。

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170430常総学院×明秀日立

明秀日立は1回裏に、先頭の原がヒットで出塁すると、3番芳賀のタイムリーで先制。続く4番若松がレフトスタンドに2ランを放り込むと、1人挟んで6番増田もレフトスタンドにホームラン。常総学院の先発左腕の鈴木を1回持たずして、KOする。常総学院は2番手に背番号1の柴山を送るも、柴山も3回に5番高橋にソロホームランを浴びてしまう。

常総打線は明秀日立のエース粂の前にチャンスを作るもあと1本が出ない。粂は4回表に佐々木の打球を受けて、悶絶した後に、チームメイトに肩を借りて1度ベンチに下がるも、マウンドに戻ってきて気迫の投球を続ける。

明秀打線は5回裏に7番池田陵のライトオーバー2ベースと、常総3番手小林のボークで2点を追加。7点差とすると、そのまま粂が無失点の投球を続け、7回コールド勝ち。常総学院はまさかのコールド負けで、夏はノーシードからのスタートとなった。

20170430明秀日立 若松
先制の2ランを放った4番若松

20170430常総学院 佐々木
常総学院では唯一当たっていた佐々木

20170430明秀日立 粂1
完封勝利をあげてガッツポーズの粂


Topic
◆強打で茨城の世代交代か?
明秀日立は2012年に、光星学院で坂本らを育てて強打のチームを作り上げた金沢監督が就任し、以来チームとして力をつけてきている。そして咋秋には初めて茨城大会を果たす。だが春季大会では2回戦で、ノーシードとなっていた常総学院と当たるという試練を迎えた。

しかし試合が始めってみれば、金沢監督のカラーである強打は健在で、初回から2ホーマーで常総学院を圧倒。5回までに7点を奪って、7回コールドという圧勝した。茨城の雄であり、咋夏の茨城大会の決勝で敗れた常総学院にコールド勝ち。力をつけてきた明秀日立が、常総学院が牽引するという茨城の高校野球界の構図を変えるかもしれない。


◆来年も楽しみな2年生たち
明秀日立はこの日はスタメンに4人の2年生が名を連ね、活躍した。

まず前チームでは1年生ながら細川(DeNA)・糸野(JR東日本)とクリーンアップを形成した芳賀はこの試合では先制タイムリーを放つ活躍を見せた。昨年からの経験もあってか打席での雰囲気も出てきて、常総学院も1番警戒しているように見えた。またポジションも秋までのファーストからセカンドにコンバートし守備面での責任も大きくなった。1回にホームランを放った増田は走攻守揃っている期待のショートストップだ。秋はベンチ外ながら、サードでスタメン出場している池田陵も、5回に逆方向となるライトの頭を超すタイムリー2ベースを放った。控え投手も兼ねていて背番号11の細川はこの日は打力を生かしてファーストで出場。大した活躍は見せられなかったが、兄;細川成也(DeNA)を彷彿とさせるパワフルなスイングに、投手としての期待もかかる。

そんな彼らの存在が、細川(DeNA)・糸野(JR東日本)らを擁した前チーム、秋の大会を制した今のチームに加えて、来年のチームも茨城のトップに降臨し続ける可能性を示唆している。

20170430明秀日立 芳賀
先制タイムリーを放った3番芳賀


◆名門復活のキーマンは
これで秋・春と早々に敗退してしまい、夏はノーシードからのスタートとなってしまう常総学院。投げては3投手がそれぞれ失点し計7失点、打ってもあと1本が出ずに完封負けと投打に力不足であり、夏に向けてチームの再生は必須だ。

そんな再生のキーマンとなるのは個人的に宮里であると思う。1年秋に彗星のように現れてクリーンアップを務め、横浜の藤平(楽天)から逆転ホームランを放つなどチームの主軸として活躍し、春夏の甲子園に出場した宮里。今日も4番を務め、いずれもチャンスの場面で回ってきたが、四球はおいておいて、あとは三振・セカンドフライという内容。あそこで1本が出ていればという場面であった。また守備面でも咋秋からキャッチャーにコンバートし、守備面でもチームを引っ張る立場となった。セカンドへの送球を見ていると能力の高さは感じられたが、リード面では3投手それぞれがパッとしなかったのが現実である。

上記ように秋春ともに公式戦の経験の少ないチームであるために、経験が不足している現チーム。そういう面でも宮里が攻守にわたってチームを牽引していくことが、常総学院が復活を果たして、夏の甲子園に出場するためには必要であろう。

20170430常総学院 宮里
咋秋からキャッチャーも務める宮里が攻守でチーム復活のキーとなる


Pickup Player
粂直輝 明秀日立3年 ピッチャー
~気迫で常総を完封したエース~
どちらかと強打が目立つ明秀日立であるが、この日のヒーローは常総学院打線を7回無失点に抑えたエースの粂であろう。粂はサイドスローからの浮き上がるようなストレートが武器。今日はこのストレートを中心に強気に攻めることができてい、変化球のコンビネーションでよかった。7回で5四死球を与えてしまったこともあり、毎回のようにランナーを背負うも、ピンチの場面では何とか粘って、常総学院を7回無失点、4奪三振、4安打という内容であった。

4回には佐々木のピッチャー返しの打球が足を直撃。ボールを拾ってアウトにするも、その後は悶絶するような感じで、チームメイトに肩を借りながら、ベンチに戻った。このときは無理だろうと思ったが、再びマウンドに戻り、完封劇に繋げた。ずっと気迫のこもった投球を続けてきた粂であったが、勝利の瞬間には大きくガッツポーズして雄叫びをあげた。おそらく咋夏の先輩たちの思いなども背負って投げていたのだろう。

20170430明秀日立 粂2
見事常総学院を7回零封した粂


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東海大相模×橘学苑【春季神奈川大会】

4/29 春季神奈川大会準々決勝
東海大相模×橘学苑 @サーティーフォー保土ヶ谷球場

春の神奈川大会も準々決勝、勝てば夏の第1シードという試合。東海大相模に、「たちばながくえん対決」を制して、好投手川井擁する横浜創学館を破って勢いに乗る橘学苑が挑みます。


試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170429東海大相模×橘学苑

橘学苑は3回裏に7番麦田が初ヒットで出塁すると、2死2塁から2番鈴木が3塁線を破り先制。続く3番三谷はレフトオーバーの2ベースを放ち、2者が生還して3点を先制する。

ただこれで火が付いたか相模打線。3回まで9人で抑えられてきた、橘学苑の先発高波から、小松・山田拓の1・2番の連打で無死1・3塁のチャンスを作ると、黒澤のセカンドゴロがフィルダースチョイスとなり1点。4番森下のセーフティで満塁とすると、菊地・喜友名秋の連続タイムリーで同点。横田の押し出し死球で勝ち越したところで、橘学苑はエースの森屋を送る。森屋は無死満塁から8番・9番を連続内野フライに打ち取るが、小松・山田拓・黒澤には3連続タイムリーを浴びるなど上位打線に捕まり、結局この回相模は11得点。

5回表にも小松の2ランで10点差とすると、投げては安里が3回に3点を失うも、それ以外はパーフェクトの5回9奪三振。東海大相模が13-3の5回コールドでベスト4進出。夏の第1シードを獲得した。

20170429橘学苑 三谷
3回表に2点タイムリー2ベースを放った三谷

20170429東海大相模 黒澤
3打点の活躍をみせた黒澤

20170429東海大相模 喜友名秋
2本のタイムリーを放った喜友名秋



Topic
◆最初は橘学苑の狙い通り
橘学苑の先発はエースの森屋でなく、背番号10をつけた左サイドの高波であった。高波は球速はないものの緩急をつけたピッチングで相模打線を1・2回はパーフェクト。3回の先頭の横田が初ヒットをう当たれるも、続く山田翔がバントを見事なフィールディングでゲッツーにとった。

その裏に橘学苑も先頭の麦田が初ヒットで出塁すると、こちらは見事にバントを成功させて、先制点に繋げるという展開。投打にわたって橘学苑の狙い通りで3回までは完全な橘学苑ペースであった。

20170429橘学苑 高波
3回までは東海大相模打線を完璧に抑えた高波


◆強力打線であっという間の逆転劇
上記のように3回までは完全な橘学苑ペースでスコアは0-3。しかしこれで相模打線が目を覚ましてしまった。打順が2廻り目に入ったということもあり、高波の球にも合い始めた打線は小松・山田拓の連打に始まり、あっという間に4点を奪って逆転して、なおも無死満塁として高波をマウンドからおろした。代わった背番号1の森屋は球威があったが、むしろそのほうが好物と言わんばかりに上位打線が襲い掛かった。結局3回までの有様が嘘かのように、4回の1イニングで10安打11得点をあげた。

これで東海大相模は2年ぶりに夏の第1シード獲得。春季大会はここまで予選から7試合全てでコールド勝ちという圧勝っぷりである。2015年に小笠原(中日)を擁して甲子園優勝して以来、神奈川でも準決勝以降に進むのは初めて。次の準決勝の相手は秋に敗れた桐光学園。秋のリベンジを果たすことができれば、東海大相模の完全復活となることだろう。


◆背番号20のエース
勝てば第1シードというこの大一番で東海大相模の先発を務めたのは背番号20の安里。安里は咋夏は背番号10、秋は背番号1をつけたいた。しかし大会後に肘を痛めて、まだ復帰の段階を踏んでいるということもあり、この大会では背番号20である。だが山場であった横浜商大高戦でも先発するなど実質的にはエースとしての役割を果たしている。

また安里はこの春からフォームも大幅に変えた。もとは左の本格派と言われるような投手であったが、咋秋に肘を痛めたこともあり、腕の位置を下げたと聞いていた。スリークウォーターくらいかと思っていたが、実際にはサイドに近い位置くらいまで腕を下げたフォームになっていた。

ただそれでもストレートに勢いはあり、初回からいきなり4者連続三振。3回には橘学苑打線に3点を奪われてしまうが、それ以外のイニングは全てパーフェクトで5回を投げて9奪三振というピッチングであった。夏にはこの安里が再び背番号1をつけて、名実ともに東海大相模のエースとしてチームを引っ張っていくことを期待したい。

20170429東海大相模 安里
腕をさげた新フォームで5回9奪三振の好投の安里



Pickup Player
小松勇輝 東海大相模2年 ショート
~見事に流れをつくった相模の核弾頭~

昨年の春季大会でいきなり東海大相模のショートのレギュラーを掴んだ1年生が小松であった。あれから1年当時9番であった打順を、1番にあげて再び春の保土ヶ谷に戻ってきた。

この日も1番ショートで先発出場した小松は、初回にいきなり鋭い打球を放つもレフト正面のライナー。そしてそのまま東海大相模打線が沈黙。無得点のまま4回の先頭打者として迎えた第2打席はライトへのポテンヒットで俊足を飛ばしてこれを2塁打にする。これを機に東海大相模打線は大爆発して一気に逆転。ただ無死満塁から内野フライ2つで2アウトとやや流れが止まりかけた場面で打者一巡したまた小松に打席が回る。ここで小松の強烈な打球はファースト強襲ヒットとなり、2点を追加。これが再び打線に火をつけた四球を挟んで小松から5連続ヒットで橘学苑をさらに突き放した。そしてとどめは5回1死3塁で迎えた第4打席。カウント1B1Sからのストレートを振り抜くと打球はライトスタンドに飛び込む2ラン。これで10点差をつけた東海大相模はそのままコールド勝ちした。

結局この日は4打数3安打4打点1ホーマーという大活躍。自らの結果だけでなく小松が打てば、東海大相模打線が波の乗るという
流れもできていた。昨年のでデビューから1年して、もともと武器の守備に加えて、力強さを増した打撃でさらに好選手となった小松。このまま東海大相模を引っ張る存在として期待です。

20170429東海大相模 小松
5回表にトドメとなる2ランを放つ小松



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日大三×早稲田実業【春季東京大会】


4/27 春季東京大会決勝
日大三×早稲田実業 @神宮球場

高校野球としては初のナイター開催となった春季東京大会決勝。高校野球の春季大会としては異例の観衆2万人が見守るなか、秋にも決勝戦で激闘を繰り広げた日大三と早実という西東京の両雄が激突。球史に残るだろう壮絶な試合となった。

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170429日大三×早稲田実業

日大三は1回表に長谷川が四球で出塁→盗塁でチャンスメークすると、桜井のセンターオーバー2ベースで先制。さらに金成の四球を挟んで、日置がレフトスタンドに3ランを放って4点をあげる。早実はその裏に2死1塁から野村が左中間スタンドに2ランを放つ。するとここで日大三の先発岡部が肘の違和感により降板し柿澤に交代する。

早実は3回裏に連続四球から野村のショート強襲ヒット、小西のライト前と2本のタイムリーで同点。さらに5回には野村にこの日2本目の2ランが飛び出して、逆転に成功する。

3~6回は早実池田の前にノーヒットに抑えられていた日大三打線であるが、7回表に2死から代打溝口が2ベースを放つと、井上のタイムリー、四球を挟んで桜井に逆転の2点タイムリー2ベースが飛び出し、再び試合をひっくり返す。

ただ早実も7回裏に、この回から登板した日大三3番手の八木に襲い掛かり、1死満塁のチャンスを作ると、小西がこの日2本目の同点タイムリー。さらに橘内のレフトオーバー2ベースで勝ち越すと、代打福嶋・9番西田にもタイムリーが飛び出して、7-11と逆転に成功する。

しかしこれがこの対戦の魔物か…8回表に日大三は日置のタイムリーで1点を返すと、ここからサード野村がサードゴロをセカンドに連続暴投。日大三が10ー11と1点差に迫る。

それでも早実は8回裏にここまでノーヒットであった清宮がライトスタンド最上段に2ランを放ち、これで勝負あったかに思えた。

だが9回表に日大三は先頭の桜井のソロホームランで反撃の狼煙をがえると、そこから満塁のチャンスを作り、八木のタイムリーとワイルドピッチで13-13の同点。さらに溝口の犠飛で勝ち越すと、井上のタイムリー、とどめだ代打大塚の2ランで17-13と4点のリードを奪う。

ただ日大三は前の回から登板したていた金成がやはり制球が定まらず、7回にKOされた八木をセンターからマウンドに戻す。八木は野田・雪山に連打を浴びて1点を返されると、清宮に3ランを浴びて同点。さらに野村のヒットから1死2塁のピンチを招くが、代打板谷を敬遠すると、これが大成功で続く橘内を併殺に斬って取り、試合は17-17で延長戦に突入する。

延長線は日大三:八木、早実:赤嶺が粘りの投球をみせて10回・11回はともに無得点。迎えた12回裏、早実四球と橘内の内野安打で無死1・2塁。ここで赤嶺のバントもいいところに転がり内野安打となり、無死満塁。西田はショートゴロに倒れるも、最後は野田が前進守備のセカンドの横をやぶってサヨナラ勝ち。早実が秋に続き、春の東京大会も制した。

20170427日大三 日置
初回に3ランを放つ日置

20170427早稲田実業 雪山
清宮・野村の前の2番打者として7打席で7出塁の雪山

20170427早稲田実業 野田
サヨナラタイムリーを放つ野田


Topic
◆打撃絶好調の野村に待っていた悪夢
試合序盤~中盤にかけて清宮が打てない中、早実打線を牽引したのはやはり4番の野村であった。まず4点失った後の1回裏に、反撃の狼煙となる2ラン。同点に追いついた後の5回裏には勝ち越しの2ランを放った。いずれも弾丸ライナーで左中間スタンドに飛び込むもので、打った本人もやや驚くほどすさまじい打球のノビであった。その他にも第2打席にはショート強襲のタイムリーヒット、第4・第6打席にも痛烈な打球のセンター前ヒットを放つなど、合わせて7打数5安打5打点という活躍であった。

そんな打撃絶好調の中、8回裏には守備で悪夢が待ち受けていた。無死1塁でサードゴロという絶好のゲッツーコースであったが、これをセカンドに暴投。さらに続く打者の打球も野村のところにとび、今度こそゲッツーかと思ったがそれを再びセカンドに暴投してしまった(2つ目に関してはセカンドの橘内も捕ってやれよと言いたいところではあったが、記録は野村のエラー)。まさかの連続エラーで1点差に迫られてしまい、次の回の逆転劇につなげてしまった。ナイターという慣れない環境で、微妙な距離感などもつかみにくいところではあったが、打撃とは裏腹に守備には悪夢が待っていた。

20170427早稲田実業 野村
5回に勝ち越し2ランを放つ野村


◆それでも桜井は投げない
日大三はこの試合6人の投手が投げたが、その中にプロ注目で、秋に清宮から5三振を奪ったエース桜井の登板はなかった。先発で右のエースともいえる岡部が1回に肘の違和感で早々に降板、その後は柿澤→八木→中村→田口→金成と繋いだが、早実打線を抑えるには至らなかった。ただそれでも9回表に7点を奪って逆転、最終回には引き続き金成がマウンドに上がるがストライクが入らない…。ここで小倉監督は交代を告げ、桜井が動くとスタンドがどっとと騒めくが、桜井はファーストミットから外野用のグラブに交換するだけで、そのままセンターの守備につき、マウンドには7回に1イニング持たずにKOされた八木が再び上がった。毛局八木は清宮に同点3ランを浴びて試合は延長戦に突入してしまった。

マウンドに上がらなかった桜井であるが、野手としてはライト・センター・ファーストと様々な守備を務め、打撃でもチームを牽引した。まず第1打席に先制のタイムリー2ベースを放つと、7回表の第3打席では逆転のタイムリー2ベース、さらに9回には大逆転の口火をきるソロホームランを放つなど4安打4打点の活躍。2本の2ベースはライナーで外野を破る鋭い打球で、ホームランも打った瞬間にそれとわかるものであった。日大三打線は金成が注目されているが、日大三打線の核は昨年からライトのレギュラーである桜井だということを改めて感じた。

日大三は投手桜井を温存して、結果的に敗れてしまった。だがあの展開でも当初決めた通りに、桜井を投げさせなかった小倉監督はスゴいと思うし、ここで桜井を温存した価値は、今日の敗けよりも大きくなって、夏の戦いにプラスされることだろう。

20170427日大三 桜井
9回に大逆転の口火となるホームランを放つ桜井


◆ついにピッチャー金成登板
日大三の注目のスラッガー金成は、昨夏までは投手であり、センバツ前には打撃投手をしただけでニュースになるなど193㎝のサウスポーとしても注目されていた。決勝前には小倉監督も金成の登板の可能性を示唆したが、これは半ば報道陣に対するリップサービスかと思っていた。しかし上述の通り岡部の緊急降板に始まり、日大三の投手陣は総動員状態。8回裏に5番手田口が清宮に2ランを浴びたところで、前の回からブルペンで練習していた金成に出番が回ってきた。

金成は193㎝103㎏の体を生かした本格派左腕であり、ストレートは最速148㌔をマークした。それに対して100㌔台のカーブも持っていた、その球速差は40㌔にも達した。登板していきなり野村を三振に斬って取るが、その後は課題である制球難を露呈して、3連続四死球で満塁のピンチを招く。最後はなんとか石井を打ち取ってピンチを脱した。チームが大逆転をした9回も引き続きマウンドに上がるも、先頭打者に四球を与え、続く打者に2球連続でボールとなったところで、交代を告げられた。

こうして金成の公式戦初登板は終わってしまった。いきなり現高校生左腕では最速となる148㌔をマークするなど、そのポテンシャルの高さは示したが、やはり制球力が…。まぁちゃんとストライクさえ入れば、いくら日大三といえどももっと登板があるわけで、そこは予想通りであったのかもしれないが…。

また4番を務めた打撃では、これだけの乱打戦となる中で1安打は物足りない結果。本人も登板したことよりも、「自分が打てないから負けた」と打撃面での反省の弁を述べていた。まぁピッチャー金成は非常に楽しみであるが、まずは本業の打撃でしっかりと結果を残してから、余裕があれば…というところだろう。

20170427日大三 金成
ついにベールを脱いだMax148㌔左腕の金成


Pickup Player
清宮幸太郎 早稲田実業3年 ファースト
~打つべきところで打つのがスター~
もはや説明不要、高校通算82発の実績をもつ早稲田実業のスラッガーである清宮。この日の清宮は決してよくはなかった。第4打席まではノーヒットの1四球。中でも1打席目と3打席目はいずれもカウント3B0Sから打ってピッチャーゴロ(高く上がったフライを獲れずもセカンドフォースアウト)、ファーストゴロという内容であった。次の4番野村が絶好調であっただけに、この2つの凡退というのは非常に痛かった。

それでもしっかりと帳尻を合わせてくるのがスターというものなのだろうか?8回の第5打席では左腕田口の球を完璧にとらえてライトスタンド上段への2ラン。打った早々歩き出すようなところは高校野球らしくないと言われそうであるが、あれだけ飛ばせば文句ないだろうと言わんばかりの、プロでもなかなかお目にかかれない飛距離のホームランであった。さらに逆転されて迎えた9回、1点を消してランナー1・3塁、ホームランが出れば同点というチャンスで迎えた第6打席。ピッチャーは4打席目に変化球にタイミングが合わなく三振を喫してる八木であったが、今度はその球をとらえると、ライナー性の打球はそのままバックスクリーンよりややレフト寄りのスタンドに飛び込んだ。清宮にしては珍しくガッツポーズも見られたほどの、見事な同点ホームランであった。

この春季大会を通して、序盤は不調であった清宮も、準々決勝以降は毎試合ホームランを打ってしっかりと調子を上げてきた。そして今日の試合でも序盤はさっぱりであったが、終盤にはきっちりとホームラン2発。打つべきところで打つというのはさすがのスターである。また清宮が打つことで、当初はそれほど強豪じゃないチームにも快勝とはいかなかったチームの調子もあがっていた。そして清宮個人も今日の2本で高校通算83号、84号。山本のもつ高校通算107発の記録もいよいよ視界に入ってきた。

20170427早稲田実業 清宮


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木更津総合×中央学院【春季千葉大会】

4/23 春季千葉大会2回戦
木更津総合×中央学院 @県営千葉球場

昨年は春・夏と甲子園出場を果たしたものの、秋は千葉英和に早々に敗れてしまい。この春シードを逃した木更津総合。前日の初戦でいきなり東海大浦安と当たり、次は秋準優勝で関東大会ベスト8の中央学院と、2回戦にしていきなりの強豪対決です。


試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170423木更津総合×中央学院

木更津総合は2回表に大木が3ベースで出塁すると、野尻のタイムリーで先制。投げては山下が3回までパーフェクト7奪三振という最高の立ち上がりを見せるが、4回裏に2個の四球と初ヒットで無死満塁のピンチを招くと、ファーストゴロを野尻がファンブルする間に同点に追いつかれる。

しかしその直後の5回表に野尻・山中のヒットと四球で満塁のチャンスを作ると、3番峯村が右中間に走者一掃のタイムリー3ベースを放ち勝ち越し。中央学院は先発の市川→西村→藤井とつなぐも、木更津総合打線の勢いを止められず、細田・山下にもタイムリーを浴びてこの回一挙に6点を勝ち越される。

木更津総合は7回表に大木のこの2本目の3ベースとなるタイムリーで1点を追加し、7点差とする。その裏に中央学院は2死ランナー無とコールド寸前までいくが、そこから連打でチャンスを作ると、サード小池のエラーで1点をあげる。しかし序盤の勢いこそなくなったものの、山下は安定したピッチングで以降得点を許さずに2失点完投。木更津総合が8-2で勝利して、3回戦にコマを進めた。一方秋準Vの中央学院は夏はノーシードで戦うことになってしまった。

20170423木更津総合 野尻
先制タイムリーを放った野尻

20170423木更津総合 峯村
5回に決勝打となる走者一掃のタイムリー3ベースを放つ峯村

20170423中央学院 藤井
この春背番号1をつけた藤井であったが木更津総合打線の勢いを止められなかった


Topic
◆右中間を狙い打ち
木更津総合打線は11安打8得点と順調なスタートを切った。その中でも全て得点に絡んだ長打4本が効果的であった(その4本の詳細は以下)。
①先制のホームを踏むこととなる大木の3ベース
②峯村の走者一掃のタイムリー3ベース
③山下の2点タイムリー3ベース
④2死1塁からの大木のタイムリー3ベース
この4本はいずれも右中間に放ったものであり、非常に効果的であった。

中でも右中間に3ベースを2本放った大木は、第2打席のライト前ヒットも右中間寄りの打球でまさに右中間を狙いうち。採取打席の打球も右中間にライナー性で飛ばしたが、これはさすがにライト寄りに守備位置を変えていたセンターのグラブに収まった。大木はパンチ力があり、どちらかというと引っ張り気味のバッターであったが、この春にはきれいにセンターから右方向へも打てるように成長していた。

この大木に代表されるように、この日の木更津総合打線は引っ張ることがなく、基本に忠実に打ちかえすバッティングが目立った。
秋3回戦敗退と沈黙してしまった打線が、基本に立ち戻って復活しつつあるようだ。

20170423木更津総合 大木
3ベース2本を含む右中間に3本のヒットを放った大木


◆ホロ苦さを味わった小池弟
木更津総合では入学早々の1年生2人がベンチ入りし、そのうち小池柊稀が9番サードでスタメン出場した。小池という名だけでピンとくる人も多いだろうが、この小池柊稀は、木更津総合の前チームの主将で、U18日本代表でも主将を務めた小池航貴の弟である。プレースタイルも兄に似ていて、機敏な動きで安定した守備、打撃面でもノーヒットではあったが絶妙なバントを決めていた。

だがそんな小池に高校野球の洗礼が待ち受けていた。7点リードで迎えた7回裏、この回を無失点で切り抜ければコールド勝ちという場面で、中央学院は2死から粘って連打でチャンスを作った。それでも次のバッターを打ち取ればゲームセットという場面で、打球は小池の前に飛んだ。しかしボールは小池のグラブに収らず、エラーとなり試合は9回まで続くこととなってしまった。

それでもその直後の打席で代打を送られることもなくフル出場と期待の高さがうかがえる。サード守備では2試合連続でエラーを喫してしまったが、中学時代は投手とのことでまだ不慣れな部分もある。動き自体は前述の通り兄のように機敏でいい動きをしているので、これからにも十分期待がもてる。

20170423木更津総合 小池
9番サードで出場した小池弟


◆本家と同じく開幕を迎えた大谷
中央学院の注目はなんといっても、昨秋の関東大会ではあわやノーヒットノーランという完封劇を演じるなど、2年生エースで打撃もいい「二刀流の大谷」。しかしこの春は大谷の背番号は20で、この日もピッチャーでなく、1番ライトでの出場となった。ちなみに秋は3番or5番であったので、いきなり1番で起用されるあたりがちょっと本家(日本ハムの大谷)に近い。しかし打撃面ではこの日は山下の前に3三振とさっぱりであった。

投げる方ではベンチ前でキャッチボールをしていたものの登板なし。シートノックではライトで強肩と披露していたので、決して投げられないわけではないのだろうけど、背番号20というところからするとどこか万全の状態でないと考えられる。昨秋準Vの中央学院は予選免除であり、この日が春の開幕戦。こちらの大谷も投手を封印して、野手一本で開幕を迎えたようだ。

20170423中央学院 大谷
注目の二刀流大谷はこの日はライトで出場し登板はなかった


Pickup Player
山下輝 木更津総合3年 ピッチャー
~ついに大型左腕が開花~
山下は1年夏から強打の左打者としてファーストのレギュラーを掴み、1年秋には4番打者として関東大会Vに貢献。2年春夏の甲子園では5番or6番打者をつとめ、2年春には打率.364をマークした。そんな山下であったが、早川をはじめとして3年生ばかりだった投手陣が抜けたことにより、この山下が2年秋からはピッチャーに再転向してエースとなった。しかしチームは3回戦で千葉英和に敗れ、長い冬を過ごすこととなってしまった。

そんな冬をこえた山下はエースとしてこの大事な初戦に先発し、成長した姿をみせた。ストレートは前よりも指にしっかりかかった球になっていて、この日は最速141㌔と187㎝という体格に似合う球となってきた。スライダーも打者の手元で曲がり、中央学院の打者は序盤は低めのスライダーに面白いようにバットが回っていた。そしてこれらの球のコントロールがよく、特に右バッターのインコース・左バッターのアウトコースに徹底して投げることができていた。またフォームも開きが少なく、先輩の早川に教わった?というような感じになっていた。

中央学院の打者1巡目をパーフェクト、7奪三振という圧巻のスタートを切る。4回には連続四球などから無死満塁のピンチを招くも、ここでギアをあげて4番塚越を三振。続く永長も完全に詰まらせるがこをファースト野尻がファンブルして1点を失う。その後は3回までの勢いはなくなるものの、終始安定したピッチング。7回にはあと1人というところから1点を失ってコールドを逃すも、8回・9回は兜の緒を締めなおして抑えて、秋準Vのチーム相手に、見事9回2失点12奪三振という内容であった。

打っても最初の2打席は完全にタイミングが合っていなかったが、3打席目では右中間に2点タイムリー3ベース。この日は7番を打っていたが、元4番として打撃にも期待したいところだ。

巨人のスカウトも評価するなど、注目の187㎝左腕がついに開花。秋は早々に姿を消してしまった木更津総合がこの春は大暴れしそうな予感だ。

20170423木更津総合 山下
9回2失点12奪三振で完投勝利をあげた山下


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横浜×桐蔭学園【春季神奈川大会】

4/22 春季神奈川大会4回戦
横浜×桐蔭学園 @サーティーフォー保土ヶ谷球場

3回戦で横浜と桐蔭学園が激突してしまうといういかにも神奈川らしいカードです。


試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170422横浜×桐蔭学園

桐蔭学園の先発小諸は初回制球が定まらずに4四死球で押し出しを与えて1点を失うも、続く満塁のピンチでは1塁牽制でアウトをとる。すると桐蔭学園はその裏に2死から柿崎がヒットで出塁すると、4番南木が左中間スタンドに2ランを放ち逆転。しかし横浜も2回表に市村の2ベースからショートのエラーで同点に追いつく。

さらに横浜は3回表に増田が2ランを放ち再逆転。5回に1点差に迫られるも、6回に2死1・2塁から山崎がセンターオーバーの2点タイムリー3ベースを放ち突き放す。山崎は8回にもレフト線にタイムリー2ベースを放った。投げてはエース板川が2回以降は土田にしかヒットを打たれない好投で3失点完投勝利をあげた。横浜が7-3で勝利してベスト8に1番乗り。

20170422横浜 増田
3回に勝ち越しの2ランを放つ増田

20170422横浜 山崎
6回・8回にそれぞれタイムリーとなる長打を放った山崎

20170422桐蔭学園 土谷
4安打の活躍をみせた土田


Topic
◆勝負してもらえない中でさすがの増田
プロ注目の横浜の4番増田。この日は1打席目は1死2・3塁ということで当然のように歩かされるも、第2打席には見事勝ち越しとなる2ランホームラン。これに桐蔭学園はさらに警戒を強めることとなり、また次の打者である万波が当たっていたなかったこともあり。2・3打席目も四球と、5打席で四球は3個であった。

ただ第5打席でもレフト前ヒットを放つなど、この日は2打数2安打2打点の活躍。なかなかストライクが来ない中で、その数少ない球を確実に仕留める打撃はさすがとしか言いようがない。また塁に出た後もこの日は2盗塁と走塁に関しても一級品で、こうなるとさ四球もより出しづらくなる。

打者としてのレベルの高さをさらに見せつける結果となり、ドラフト上位候補との呼び声もさらに高まり、この秋のドラフトがさらに楽しみである。

20170422横浜 増田2
勝負を避けられることが多い中でも2打数2安打2打点ときっちり結果を出した増田


◆桐蔭学園の大コンバート
桐蔭学園は秋からポジションを大きく変更してこの春に望んだ。まず前チームからショートのレギュラーの土田がサードへ回り、代わりに主将で秋はセンターであった柿崎がこの春は背番号6。この試合のスタメンは熊谷であったが、途中から柿崎がショートへ回った。キャッチャーには1年秋に正捕手の林と、1年生ながら夏にマスクも被った星野という2人がいるが、ここにあえてファーストであった南木をコンバートさせて、林は俊足を生かしてかライトを守っていた。いずれも昨夏からレギュラー格のチームの中心選手のコンバートであり、そこには桐蔭学園の大きな決意が感じられた。

しかし内容はというと、2回には林がやや目測を誤り2ベースを許すと、そのランナーがショート熊谷のエラーで生還して同点に追いつかれるなど守備にはまだ不安の残る状態。ただそんな中でも捕手の南木だけは、斎藤の盗塁を刺すなど、低く正確なセカンドストーができていて、しっかり体でワンバンを止めることもできていて、捕手として成功していた。これが打撃にも表れたか、この大会から4番に座り、1回裏には見事な逆転2ランを左中間スタンドに運んだ。

夏に向けてこの桐蔭学園の新布陣がどこまで完成度をあげていくのか楽しみである。

20170422桐蔭学園 南木
キャッチャーにコンバートした南木
打っても4番として初回に逆転2ランを放った


◆エースを育てろ
桐蔭学園の現チームの課題は投手陣であり、秋からエースといえる投手が不在の状態。そんな中、この日の横浜戦ではこの春から背番号1をつける小諸が先発。小諸は初回は球か乱して4四死球を与えて押し出しで1点を先制されるという最悪のスタート。ただ2回以降はある程度立ち直り、1イニングにヒットを2本以上打たれることのない安定したピッチング。小諸は前を大きくテイクバックの小さくといったフォームから、ランナーがいなくてもクイックを交えたり、足の上げ方を変えたりとして相手のタイミングをずらそうとするなど打ちづらそうなピッチャーであった。横浜の万波はこの小諸に完全にタイミングをはずされていて、4タコの2三振と完全に抑えられていた。結局8回を7失点であったものの、横浜打線にビックイニングを作らせることはなかった。

4年前の土屋監督ラストイヤーに斎藤(現:明治大)を擁して春季神奈川大会を制した桐蔭学園。代わった大川監督は基本は継投路線であり、1人の投手をずっと引っ張るようなことはなかった。だがこの日は崩れることはなかったもの7失点の小諸を8回まで引っ張った。これまでの采配であれば、間違いなく代えていたところだろう。前の城山戦でも左腕の徳永を完投させたことなどを見ると、この春はある程度主力投手に長いイニングを任せているようだ。そこで目指しているのはやはり小諸や徳永といった投手がエースとして1人立ちするということではないだろうか?

20170422桐蔭学園 小諸


Pickup Player
板川圭矢 横浜2年 ピッチャー
~一冬越えて完全に横浜のエースに~
咋秋に当時1年生ながら横浜のエースナンバーを背負った板川。最終的には浦和学院を2失点完投するなど結果も残した一方、神奈川大会では不安定なピッチングもあり、横浜のエースとしてはまだ力不足感は否めなかった。

そんな板川であるが、一冬越えたこの春はまた違った姿を見せた。冬場に鍛えたのは投球時に下半身がしっかりしいて、よりタメを作れるようになったことでボールの力が増していた。またコントロールも非常によくなり、特に右バッターのアウトコースの際どいコースにストレートを投げ込むことができていて、変化球とのコンビネーションもさえていた。これにより前までは1試合に数個しかなかった奪三振も多くなり、全体的に見ていても、安心して見ていられるピッチングであった。

この試合でも初回こそ南木に2ランを浴びるも、その後は併殺崩れの1点のみであり、2回以降はヒットを打たれたのは土田のみというピッチングで、三振も7個奪った。3失点完投という結果であったが、その結果以上に内容のある素晴らしピッチングであった。一冬越えて完全に横浜のエースとなったといえるだろう。

秋には増田や万波が登板するなど投手力に課題のあった横浜。エース板川が真のエースに成長し、2番手として塩原も復活。増田・万波も引き続き投げることもでき、及川・黒須といった有望な1年生もいる。こうなってくると本当に死角のないチームとなりそうだ。

20170422横浜 板川



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東京決勝のナイター開催に思う東京の高校野球場問題


◆春季東京大会の決勝が神宮でのナイターに

ベスト4まで揃った春季東京大会だが、ここで日程が変更になった。

【当初の日程】
4/22 準決勝2試合@神宮第二
4/23 決勝@神宮第二

【変更後】
4/22 準決勝1試合@神宮第二
4/23 準決勝1試合@神宮第二
4/27 決勝戦@神宮(18:00~のナイター)


まず決勝がナイター開催とうことであるが、高校野球でナイターというのは異例中の異例である。夏の甲子園では第4試合が途中からナイターなることもあるが、これも長引いた場合にしょうがなくなってしまっているナイターであり、最初からナイター開催の試合というのはこれが初めてらしい。


この日程の背景にあるのは早実つまりは清宮の存在といえる。収容人数が5000人ちょっと(でしかも見づらい)神宮第二では寄与に哉フィーバーに耐えることができないため、広い神宮にしたというわけである。


◆変更の理由は本当に清宮フィーバーだけか?

ただこれは本当に清宮の影響なのだろうか?確かに清宮による観客の増員は多く見込まれる。しかしそのレベルって、そこまでのものなのだろうか?

咋秋の東京大会の決勝は、清宮フィーバーで球場の外に長蛇の列ができたことで有名だ。わたし自身も1時間半くらいは並んだだろうか?ただこれは正直高野連の不手際によるところが多く、前の試合の六大学新人戦の決勝が終わらないとチケットを販売しないというルールと、あらかじめ並んでいた人に対しての公平性を保つために、途中から窓口を増設しなかった(神宮のメインのチケット売り場は使われなかった)ことにある。結局球場に入れなかった人はいないし、外野席は解放されてもいなかったのだ。外野を解放しても入れない人がいる、夏の浜スタや甲子園に比べれば、東京での観客の数なんて大したことないのだ。

ではなぜ神宮でのナイターにする必要があったかというと…
東京には高校野球で使える、それなりの規模の球場がないからだ!

以下は東京とその近郊の高校野球でよく使われる球場の収容人数である。
球場 収容人数
神宮球場 31828
神宮第二球場 5632
太田スタジアム 3338
ダイワハウススタジアム八王子 11289
サーティーフォー保土ヶ谷 14817
県営大宮球場 20500
県営千葉球場 27000

当初東京大会の決勝の球場として予定されていたの神宮第二の収容人数は5632人で、近隣の県の決勝の会場、つまりは千葉の県営千葉球場、神奈川のサーティーフォー保土ヶ谷、埼玉の県営大宮球場などに比べるとかなり少ない。東京ではほかにダイワハウススタジアム八王子が収容人数の多い球場となっているが、これは八王子と東京の中心部からは遠い場所もあり、また11289人もうち内野は3000人ほどと収容人数が少なく、外野と内野の後ろに広い芝生スペースがあって収容人数を稼いでいるような状態だ。つまり東京には神宮球場以外に程よく高校野球の決勝などで使える球場がないのだ。

そして神宮はもともと平日・休日の日中は東京六大学や東都大学リーグが抑えているために、空いているのはヤクルトの試合のナイターの時間帯というわけである。

まとめると今回のナイター開催には清宮フィーバーの影響もあるが、東京に高校野球の決勝をやるのに適した球場がなかったことが原因であると思う。

神宮第二は収容人数が5632人である上に、そのうちに2000人くらいは2階席で、普通の内野スタンドというものもなく見づらい。老朽化も進んでいて、人工芝は黒ずんでいてもはや芝といえるレベルにない。早く神宮第二を廃止して、代わりにそこそこ大きな球場を建て替えるor都心の他の位置に作るということをしたほうがいいと思う。これは清宮登場以前から東京の抱ている課題であり、今回のはこれにちゃんと向き合ういい機会かと思う。


◆ただ春の決勝はそこまで盛り上がるか…

ただ今回の史上初の(最初から決まっている)高校野球のナイターという試みは面白いと思うし、お堅い高野連にしてはなかなか思い切ったことをやったなと思う。高野連としてはこの神宮ナイターで行う春季大会の決勝が盛り上がってほしいところだろうし、理想をいえば早実×日大三という秋の激戦の再戦が望ましいだろう。しかしそこには以下のような2つの問題がある。

①そもそもそんな重要な試合ではない
春の関東大会の出場枠は2枠で決勝の結果にかかわらず、当該の2校はすでに関東大会の出場を決めている。つまりはわざわざエースを投げさせて勝ちに行くような試合ではないのであり、それが夏に当たるかもしれない西東京のチームとなればなおさらだ。よってたとえカードが早実×日大三になっても、日大三のエース桜井が出てきて、秋に5連続三振を奪った清宮との再戦となる確率は極めて低いのだ。

②調子がイマイチな早実
早実は今大会非常に組み合わせに恵まれていて、いわゆる超強豪校といわれるようなチームとはこれまで当たっておらず、その実力に少し疑問が残る。秋に活躍した中川・赤嶺がケガで投手陣がかなりこころもとない状態で、野手では清宮・野村に次ぐ存在といえる橘内も離脱中、清宮は先日の駒大高戦では2本塁打を放ったものの、それまでは強い相手でもないのにホームラン無しで打撃の内容もかなり不安の残るものであった。早実の準決勝の相手は強豪の国士館。秋には9-0で勝っているが、今の早実のチーム状態から見ると。準決勝で早実が破れるという展開も大いにあり得る。


とまぁこんなこと言ったけど、平日のナイターで高校野球見れるとかテンション上がるので、見に行きたいとは思っていますが…。



以上。
長々と春季東京大会決勝のナイター開催についていろいろと思うことを書いていました。


20170409早稲田実業 清宮
3回戦の共栄学園戦で神宮第二球場の打席に立つ清宮


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神奈川工科大×横浜商大【神奈川大学野球リーグ】

4/16 神奈川大学野球リーグ第3節(2試合目)
神奈川工科大×横浜商大 @関東学院大学ギオンパーク

前日の試合では神奈川工科大が11-2と大勝して迎えた2日目。前節で桐蔭横浜大相手に勝ち点を落とした横浜商大にとっては絶対に負けられない試合です。

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170416神奈川工科大×横浜商大

初回制球の定まらない商大の先発川村は3四死球で満塁のピンチを迎えるも、最後は下東をファーストゴロに打ち取りピンチを凌ぐ。しかし川村はそれでも安定せず。2・3回には1・3塁の、4回には再び満塁のピンチを招くが何とか無失点で凌ぐ。対する工科大の先発真下も毎回のようにヒットを浴びてピンチを招くも、こちらはこれが自分のスタイルと言わんばかりにピンチを凌ぐ。こうして両リーム合わせてランナーを出さなかった攻撃は1度だけという試合であったが、なぜか8回表まで0-0という試合となる。

迎えた8回裏に商大は藤澤の内野安打と2四死球で満塁のチャンスを作ると、ここで迎えた8番嘉門が前進守備のセンターを抜く2ベースを放ってついに均衡を破る。9回表に工科大も先頭の高村がこの日3本目のヒットを放って反撃に出るも、代走の松本が盗塁死しジーエンド。川村は5回以降は無四球の好投で1年生ながら見事完封勝利をあげた。

20170416神奈川工科大 高村
神奈川工科大打線で3安打と気を吐いた高村

20170416横浜商大 嘉門1
8回裏に2点タイムリー2ベースを放つ嘉門

20170416横浜商大バッテリー
完封勝利をあげた横浜商大バッテリー


Topic
◆なんとも奇妙な0行進
この試合は8回表まで0-0であったのだが、その間の両チーム計15回の攻撃のうちランナーが1人も出なかったのは7回表の神奈川工科大の攻撃のみ。それ以外の攻撃では全てランナーが出ていた。神奈川工科大は1回と4回に満塁の、2回と3回には1・3塁のチャンスを作るも、あと1本が出ずまた走塁ミスなどもありに無得点。横浜商大も毎回ランナーを出し、うち4回は先頭バッターが出塁しているという状態であったが無得点と、お互いわざと点をとらないようにしているのではないか(そんなわけはないが)というような試合展開での投手戦であった。

ただ最終的にはランナーを出した後のピンチでの川村・真下の両先発は非常に粘り強く、決して両投手とも会心の出来とは言えないがナイスピッチングであった。

20170416神奈川工科大 真下
敗れはしたものの8回2失点のナイスピッチングをみせた真下


◆痛かった工科大の2つの走塁ミス
上記のように両チームともチャンスがありながら点がとれないというズブズブな展開の試合であったが、序盤ペースを握っていたのは工科大ように思える。工科大のほうが出したランナーが多く、チャンスが決定的であったのと、商大の川村がペースを乱して1人相撲なピッチングであったのに対し、工科大の真下はある意味ランナーを出すけど抑えるというのが自分のスタイルであったからである。

そんな工科大の流れがとまったのが4回表。1死満塁で3番石川を迎えるという大チャンスで、石川の放った打球はレフト定位置付近のフライ。3塁ランナーはタッチアップからスタートを切るも、塁間の中間付近までいったところで急遽ストップし帰塁した。3塁ランナーは無事に帰塁したが、これを見て同時にスタートを切っていた2塁ランナーが戻れずに2・3塁間で挟まれてアウトになりチェンジ。クロスプレーでのアウトならまだしも、このような中途半端な形で、それ以降はランナーが2人以上でるチャンスがなくなるなど完全に流れを逸してしまった。

そして2点を先行されて迎えた9回だが、ここで先頭の高村がヒットを放ち反撃ムードを迎えるも、代走の松本が盗塁死。2点差でランナーが1人ということで、150%セーフになるのでなければ走ってはいけない場面であった。結果論かもしれないが、続く長嶋がヒットを放ったので、松本が走っていなければ無死1・2塁という同点の絶好のチャンスであった。

工科大にとってはこの2つさえなければ…という走塁ミスであった。


◆一緒に怒られ続けた女房役の決勝打
この日商大のスタメンマスクを被ったのは2年生捕手の嘉門。2年前のセンバツで平沼(日本ハム)とバッテリーを組んでセンバツ優勝を果たしたキャッチャーである。

しかしこの日は初回から先発の川村が制球を乱して、何度も佐々木監督に川村とともに怒られるという始末。それでも川村をリードし続けると、中盤から川村は復活。そんな力投の川村を助けるがごとく、8回に回ってきた1死満塁のチャンスでは、2球目のストレートをセンター方向にはじき返すと、この打球が前進守備のセンターを超えて値千金の2点タイムリー2ベースとなった。

前日は2番手の捕手として起用されるも、投壊を止めることができずに、交代となってしまった嘉門。この日はフル出場を果たし。リード面だけでなく、打撃面でもこの日デビューの1年生投手の完封を後押しした見事な活躍であった。この活躍を続ければ、本格的に正捕手として1人立ちする日も近いかもしれない。

20170416横浜商大 嘉門2
決勝打に加えて1年生の川村を見事にリードした嘉門


Pickup Player
川村駿平 横浜商大1年 ピッチャー
~怒られながらも、ランナー出しながらも、気づいたら完封~
前日にプロ注目のエース渡辺佑ら投手陣が崩壊し、神奈川工科大から計11失点を喫した商大投手陣。この日の先発はリーグ戦初登板となる1年生の川村であった。川村は140㌔を超える勢いのあるストレートが武器の向上のエースとして、昨年神奈川無敗の横浜強力打線相手に敗れはしたものの8回2失点の好投したことで有名。ちなみに2年夏にもエースを務めていたものの、初戦で横浜商大高に敗れたという縁の持ち主でもある。

そんな川村は序盤から、コンパクトなテイクバックから勢いよく腕を振り抜きで勢いのあるストレートを主体に押していくピッチング。しかし制球にばバラツキがあり、いきなり四球・四球・三振・三振というまさに1人相撲なピッチング。佐々木監督の怒鳴り声が何度も川村に向かって飛び交った。そんな感じで4回まで10人のランナーを出すピッチングであったが、ピンチでは何とか相手打者を打ち取って無失点。

5回以降になるといい感じに力が抜けてきたか、制球が安定した四球は0。スライダーなども変化球も使ってタイミングをはずすこともできていた。ただそれでも7回以外は全てランナーを出していたので、9回になったとききには「あれ、もしかして完封?」という感じであった。結局9イニングで15人のランナーを出しながらも要所を抑えて、初登板初先発初完封で初勝利。散々怒りながらも、初先発のルーキーを代えることなく託した佐々木監督の期待に応えた。

開幕から3連敗であった横浜商大はこれで初勝利。課題であったエース渡辺佑に次ぐ投手という点でも、チームにとって大きな意味をもつ川村のデビュー戦であった。

20170416横浜商大 川村
デビュー戦で初完封初勝利をあげた川村


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横浜×藤沢西【春季神奈川大会】

4/15 春季神奈川大会2回戦
横浜×藤沢西 @サーティーフォー保土ヶ谷球場

春季神奈川大会の横浜の初戦。相手は1回戦で鎌倉学園を10-0のコールドで破るという番狂わせを演じてきた藤沢西です。

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170415横浜×藤沢西

横浜は初回2番斎藤がレフトオーバーの2ベースで出塁すると、2死から4番の増田がレフト前に運んで先制。さらに続く万波がセンターオーバーの3ベースを放つ。2~4回は藤沢西の竹村の前にノーヒットに抑えられるも、5回表に2死から長南がヒットで出塁すると、斎藤もセンターオーバーの3ベースを放ち追加点。

投げては先発の塩原が6回を10奪三振無失点。7回表にエース板川が代打で出場して四球を選ぶと、これを皮切りに長南のタイムリー2ベース、斎藤の2ラン。さらにそこからまた満塁のチャンスを作ると、福永のタイムリーで7点差とする。そしてその裏を板川が三者三振で締めて、横浜が7-0でコールド発進した。

20170415横浜 長南
いずれも得点に絡む2安打を放った長南

20170415横浜 板川
7回表に代打で登場し、その裏を三者三振に抑えた板川。

20170415藤沢西 竹村
2~4回は横浜打線を無安打に抑えた竹村


Topic
◆あとシングルヒットだけでサイクル安打
この日3安打3打点と大当たりだったのが横浜の2番斎藤。1打席目にレフトオーバーの2ベースを放ち、先制点のきっかけとなると、5回には2死1塁からセンターオーバーの3ベースを放ち、貴重な追加点。7回にはレフトスタンドに2ランを叩き込んで試合を決定づけた。これであとシングルヒットを打てばサイクル安打というところであったが、試合はコールドで終わってしまった。

齋藤はどちらかというと、シングルヒットを量産するアベレージヒッタータイプであった。しかし冬場にパワーのつけたのか、またこの日の保土ヶ谷の風も味方したのかこの日のヒットは全て外野の頭を超えるもの。打順は2番になったようであるが、これではバントさせるのがもったいないほどの打力であった。

20170415横浜 齋藤
シングルヒットが出ればサイクル安打という活躍の斎藤


◆スーパー1年生はほろ苦デビュー
春季大会ということで、横浜は背番号21-25までさっそく5人の1年生がベンチ入り。その中でも世田谷西シニア出身の内海は、いきなり3番ファーストに抜擢された。

内海は1年生とは思えないしっかりした体格で、スイングスピードもなかなかのものであった。しかし竹村にややタイミングが合っていなかったようで第1打席、第2打席ともに三振に倒れてしまうと、第3打席では同じ1年生の吉原が代打に送られてしまう。ファーストの守備は、中学時代はサードなど守っていたようで、また不慣れなのかシートノックからエラーが目立った。実際の試合ではファースト後方のファールフライが1個捕れなくて、守備は打撃以上にまだまだであった。

今日はほろ苦デビューとなってしまったが、横浜で3番で起用されたのだから実力がはいはずはない。次戦以降でその実力が発揮されるのを楽しみに見ていきたいと思う。

20170415横浜 内海
3番に抜擢されたものの2打数2三振だった内海


◆鎌学を倒して勢いで…
正直横浜の初戦の相手は、昨年までDeNAで活躍した(現:新潟アルビレックスの)長田らを輩出した古豪の鎌倉学園になると思っていた。しかし初戦でそんな鎌倉学園に初戦で10-0と完勝して、横浜の対戦相手となったのが藤沢西であった。

藤沢西は初回に2点を失うも、先発の竹村は2~4回は横浜打線をノーヒットに抑えるピッチング。独特のリズミカルなサイド気味のフォームから、長南・内海からは2個ずつの三振を奪った。ただその一方、打線のほうは残念ながら得点がとれる気配がなかった。

2回戦で敗れてはしまったが、鎌倉学園をコールドで倒し、横浜相手に5回までは0-3と粘った今大会は藤沢西にとっては大きな収穫になったことだろう。


Pickup Player
塩原陸 横浜3年 ピッチャー
~復活の兆しを見せた3年生~
1年夏からベンチ入りを果たして期待されていた右腕の塩原であった。咋秋、平田監督は左腕板川の後を球威のある塩原がリリーフするというゲームプランをもっていたようだ。しかし咋秋の塩原はフォームそして球がバラバラで、横浜は終盤追いつかれると、あるいは板川が再登板して何とかしのぐという状態であった。その事態に平田監督は急遽増田や万波を投手として起用を強いられ、関東大会では塩原の名前はベンチ入りメンバーから消えていた。

迎えたこの春は塩原はベンチ復帰を果たし、背番号も秋と同じ10となった。そしてこの初戦の先発を任された。

塩原は秋と違って、フォームが安定していて、コントロールがよくなっているのはもちろんのこと体重移動がしっかりできていたので、力をボールに伝えることができいた。そのためか球速は140にも満たないだろうが、球には重みがあるいいストレートが、全員が右バッターの藤沢西打線のアウトコースいっぱいに決まっていた。序盤は決まっていなかったスライダーも徐々にいい感じに決めるようになり、打者のタイミングをはずすスローカーブも時より交えていた。テンポもよく、ピッチャーとしての完成度は咋秋とは見違えるほどになっていた。

そんな投球にしっかりと結果もついてきて、6回まで投げて被安打2、10奪三振の無失点という投球。見事に先発の役割を果たして、初戦突破の立役者となった。

課題としては今日は抑えていたので迷いなくどんどんストレートを投げ込むことができていたが、これげスピードボールに強い強豪校に対しても同じピッチングができるかということであろうか。ただ今日のところは、投手陣で頼りになる3年生右腕が復活の兆しを見せたという、横浜にとっては大きな収穫があったといえるだろう。

20170415横浜 塩原
6回10奪三振無失点の好投をみせた塩原


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慶応大2017年度新入部員

 今週末が初戦となる慶応大の2017年度の新入部員です。

選手名 ポジション 出身校
大西 健斗 P/O 北海
柏木 啓佑 P 慶応
木澤 尚文 P 慶応
佐藤 宏樹 P 大館鳳鳴
杉原 寛哉 P 桐蔭学園
関根 智輝 P 城東
関谷 航平 P 川越東
長谷部 銀次 P 中京大中京
日置 勇斗 P/O 山村学園
植田 響介 C 高松商
鶴岡 崇大 C 桐蔭学園
西澤 俊哉 C 慶応
嶋田 翔 1B/C 樹徳
長門 巧 1B 札幌第一
野口 眞生 2B 川越東
瀬戸西 純 SS 慶応
井上 怜 O 慶応
大串 亮太 O 慶応
堀内 一優 O 慶応
水久保 佳幸 O 慶応
※主要選手だけでこれで全部ではないです


スポーツ推薦がない慶応であるが、今年はいあゆる強豪校からの選手が多いようだ。特に加藤拓(広島)が抜けて、経験者がほとんどいない投手陣には有名選手が多く入部した。

その中でも1番の目玉はやはり夏の甲子園準V右腕の大西。MaX144㌔のストレートとスライダーのコンビネーションが武器で、ゲームメイク能力が高い。慶応の1年生は例え背番号がもらえても30番台であるが、期待の表れか大西に与えられた背番号は21。しかし肩の状態が思わしくなく、いきなりのデビューは難しそうだ。その分、北海では4番も打っていた打力で野手としてのデビューの可能性もある。もう1人背番号をもらったのが関根。こちらもMax146㌔の馬力のある右腕で、都立校なが昨年は創価や帝京から完投勝利をあげた。また昨年は東京で無敗であった関東一とも引き分け再試合を演じている。夏の甲子園に出場した大館鳳鳴のエース佐藤、Max144㌔の威力のあるストレートが武器で杉田玄白の末柄でもある中京大中京の長谷部の両左腕も即戦力としての期待が高い。杉原は咋夏に桐蔭学園神奈川ベスト4に導いた立役者。ケガなどの影響でその桐蔭学園を破った試合には登板しなかったが木澤もポテンシャルの高い右腕である。

投手に夏の甲子園準Vがいれば、野手にはセンバツ準Vの高松商の4番キャッチャーで主将の植田がいる。強肩捕手で、右打のスラッガー植田はセンバツでは打率.381、1ホーマー5打点の活躍。夏には丸亀戦で1試合で3ホーマーを放った。捕手には祖父が元南海監督という鶴岡も入学して、キャッチャーとしてプロ注目であった樹徳の嶋田は高校通算34発の打力をいかして内野に転向する見込みである。その他咋夏に神奈川準Vを果たした慶応勢も入学。大川・瀬戸西・水久保はいずれも俊足で即戦力としての期待がかかる。

20160620都城東 関根
都立の星として昨年は創価や帝京を撃破した右腕の関根

20160328高松商 植田響
センバツ準Vに4番キャッチャー主将として貢献した植田


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東京は夏のシード校が決定

春季東京大会は月曜にベスト8が出そろい、それとともにベスト16までに与えられる夏のシード校も決まった。
その16校は東西で分けてみると以下の通り。

【東東京】
・共栄学園
・関東一
・実践学園
・帝京
・東京実業
・二松学舎大付
・朋優学園

【西東京】
・早稲田実業
駒大
・八王子
・日本学園
・国士館
・日野
・佼成学園
・東海大菅生
・日大三

(青はベスト8に残っているチーム)

内訳は東7校、西が9校ということでバランスがよくなった(昨年は東が極端に多かったので)。

まず東東京は3強(関東一・二松学舎大付・帝京)は安泰だが、その他のチームが甲子園経験のない、いわゆるシード常連の強豪校ではない。修徳・東海大高輪台・城東・堀越・東亜学園・成立学園といった強豪校がシード漏れしたことで、これらのチームがとこに入るかでほかのチームも大きく影響を受け、夏に死のブロックができる可能性がある。

逆に西東京は順調に強豪校がシード権を獲得した。日大鶴ケ丘・明大中野八王子・創価・国学院久我山らがシード漏れとなったが。もともと強豪の多い西東京ではしょうがないこと。昨年はシード漏れした強豪校が多くも、うまく散らばったが、今年はそもそもシードでちゃんと分かれているので、強豪校どうしは散らばりそうだ。


さて話は春季大会に戻したい。
今後の展開としてはやはりセンバツにも出場し、これまで圧倒的な力を見せている日大三が優勝候補筆頭となる。東海大菅生戦こそ4-3と1点差であったが、それ以外の試合は守ってはエース桜井を温存し、打っては神宮第二球場でホームランを量産というさまで、毎年春季大会には特に強いというのも推しポイントだ。これに次ぐのは東東京の3強。関東一は高橋・小川の2枚看板が交互に先発して安定した戦いを見せており、二松学舎大付は冬を越えて個々の選手の能力の高さが増している。帝京も1・2回戦はだいぶ苦戦したが、先日は秋4強の日のをコールドで破る徐々に調子を上げてきている。注目の早実は、清宮の打撃はイマイチだし、投手陣のできも悪く、橘内・中川・赤嶺などケガ人も多くチームの状態としてはかなり悪い。ただくじ運に恵まれた挙句、片倉や八王子など対戦するはずだった強豪が直線で敗れるなど。何か"もっている"ところがあり不気味な存在だ。

今週末以降も首都圏ではいち早く佳境に入るm、春季東京大会に注目です。


20170408関東一 小川
個人的にこの春に注目の関東一のエース小川


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