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JR東日本×セガサミー【都市対抗東京第3代表決定戦】  ~JR東日本がこまでの鬱憤を晴らし、3度目の正直で都市対抗出場決定~

5/31  都市対抗予選 東京第3代表決定戦
JR東日本×セガサミー @神宮球場

第1代表決定戦、第2代表決定戦に敗れて、都市対抗まであと1歩のところにいながら足踏みのJR東日本。一方、セガサミーは今季初の代表決定戦。第1代表の準決勝では敗れたJR東日本にリベンジしたいところである。


試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170531JR東日本×セガサミー

JR東日本は1回表に東條が四球で出塁すると、4番松本のレフトスタンド中段に2ランを放り込み先制。対するセガサミーも2回裏に根岸の左中間にソロホームランで1点を返す。

JR東日本は3回表に小室のヒット、東條のバントヒットで無死1・2塁から丸子のセカンドゴロを砂川がはじく間に小室が一気にホームイン。ここでセガサミーは氏家→森脇にスイッチするも、長谷川の四球で満塁となってから、拝崎の2点タイムリーで計3点を追加。4回表にも松本・長谷川・拝崎の3連続タイムリーでさらに3点を追加する。

トドメは7回表に小室の2点タイムリー、さらに東條のレフトオーバーのタイムリー2ベースで11点目。投げては中1日で登板したエース田嶋が、根岸のホームラン以外は見事無得点に抑えた。7回終わって10点差ということでJR東日本が7回コールド勝ちで都市対抗東京第3代表の座を射止めた。

20170530セガサミー 根岸
2回に田嶋からホームランを放った根岸

20170530JR東日本 東條
タイムリー2ベースを含む3安打の活躍の東條

20170530JR東日本 都市対抗出場決定
都市対抗出場を決めた瞬間のJR東日本ナイン



Topic
◆対照的であったこの試合への臨み方
東京第3代表決定戦は、負ければ翌日に第4代表決定戦がある。この試合で敗けても、次の試合で勝てばよいという考え方もできる。

この日JR東日本は中1日でエース田嶋を先発させた。中1日という過密日程を考えたら、田嶋は最後の砦として第4代表決定戦にもっていったほうが万全の状態で臨めただろう。しかしそれでもこの試合に先発させたのは、ここで意地でも都市対抗出場を決めようという堀井監督の考えの現れだ。

一方のセガサミーはエース格として活躍しているのは横田であったが、代表決定戦初戦となるこの試合の先発は氏家。横田が予選でJR東日本相手に先発して負けたということもあるが、これは横田を次戦に温存したという考えもできる。初芝監督はここで負けても、次の試合を横田で取ればいいという考えだったのかもしれない。

結局試合はある意味この意気込み通りにJR東日本が快勝。ただそれでも次の日の第4代表決定戦に横田を残しているセガサミーはある意味計算通りなのかもしれない。


◆中1日で登板のエース
上記のようにJR東日本は豊富な投手陣を抱えるにもかかわらず、ドラフト1位候補のエース田嶋を中1日で先発させた。田嶋はこの日は130㌔台のストレートと力をいれた140㌔台のストレートを使い分けるピッチングで、打者を見下ろすような余裕も見られた。スライダー・・チェンジアップなどの変化球もさえていて、2回に根岸にホームランを打たれた以外はほぼ完璧にセガサミー打線を押させえていく。5回裏にはこの日最速となる150㌔もマークした。

結局田嶋は点差が空いても最後まで投げ抜き7回1失点で完投勝利。中1日のエース起用に見事に応えて、第3代表決定戦の最優秀戦にも選ばれた。結局この2次予選では5試合中4試合に先発し。都市対抗の切符を勝ち取った。昨年は初戦で10回まで好投するも最後はホームランを浴びて敗れるなどくやしさを味わった。おそらくラストイヤーとなる都市対抗でそのくやしさを晴らしてほしい。

20170530JR東日本 田嶋
中1日で先発も7回1失点で完投勝利をあげた田嶋


◆やっぱり4番は松本
JR東日本の4番といえば松本。なぜだかは知らないが、前の試合(第2代表決定戦)ではスタメンを外れていた松本だが、この試合はまた4番に座った。すると2死1塁で迎えた第1打席で先制の2ランホームラン。ここ2試合ともに1点ずつしか奪えていなかった打線にとっては、まさに起爆剤となる1打であった。

松本は4回表にもレフト前へタイムリーヒットを放つと。無死1・2塁の6回表にはサードと投手の間の絶妙なよことにバントを転がし。これを内野安打とした。結局5打数3安打3打点という活躍。前に比べてノーステップ気味のフォームにするなど、まだまだ進化を続ける32歳のベテランの強打はJR東日本にとっては必要不可欠のようだ。

20170530JR東日本 松本
先制2ランなど3安打3打点の活躍の4番松本


Pickup Player
拝崎諒 JR東日本 外野手
~2本の貴重なタイムリーで初の都市対抗へ~
1年目のルーキーながら堂々とJR東日本のセンターのレギュラーに定着したのが拝崎である。

拝崎は横浜高で1年秋からセンターのレギュラーとなった走攻守と3拍子揃った選手。2年春のセンバツに1番センターで出場して以降はケガに悩まされるも、2年夏・3年春にもエース柳(現:中日)らを擁して甲子園に出場した。ただし3年夏は4回戦まで打率.500を超える好成績を残していたが。5回戦で当時2年生の松井(現:楽天)の前に敗れた。

関東学院大では1年春よりライトのレギュラーを務め、2年春より3番センターを務め、日本代表候補合宿も経験。3年春にはベストナインを受賞した。3年秋・4年春は不調に陥り打順降格を味わうも、4年春には打率.400、ホームラン3本、打点14という圧巻の成績を残して三冠王に輝いた。

JR東日本では佐々木や同じく新人の佐藤拓らとの争いに勝って、1年目からセンターのレギュラーを獲得。この日も6番センターとしてスタメン出場を果たした。1番の見せ場は3回に2死満塁で迎えた第2打席。森脇のストレートを強くたたくと、打球はワンバンで
ファースト澤良木の頭を超えるライト前へのタイムリーヒット。続く4回にもうまくライト前に運ぶタイムリーヒットを放ち、この試合2安打3打点の活躍で都市対抗出場に大きく貢献した。

打撃のみならず、俊足・強肩のセンター守備も非常に魅力的な選手。このままいけば来年には十分にプロに指名されるレベルの選手であると感じた。

20170530JR東日本 拝崎
2本のタイムリーで3打点の活躍をみせた拝崎



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