桐蔭学園×湘南学院 【秋季神奈川大会2回戦】
9/3 秋季神奈川大会2回戦
桐蔭学園×湘南学院 @俣野横浜薬科大スタジアム
試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

桐蔭学園は1回表にエラー→四球→ヒットで満塁のチャンスを作ると5番高木が前進のセカンドの横を抜くライト前タイムリーを放ち先制。2回表には2死2・3塁から3番吉原のレフト前への2点タイムリーを皮切りに、栗林・高木が連続タイムリー2ベース、瀧口も泳ぎながらレフト前に運んで4連続タイムリーで5点をあげて桐蔭学園が6-0とリードする。
反撃に出たい湘南学院はその裏に死球と内山柊・関野柊の連打で満塁のチャンスを作ると西原が押し出し四球、続く関野祐のセンター前タイムリーで2点。しかし続く福田がショートゴロ併殺で反撃は2点止まり。すると3回表に桐蔭学園は1・2塁から2番森が節妙なセーフティを決めて満塁とすると。吉原の犠飛、栗林のタイムリーですぐさまリードを6点に戻す。
さらに3回表には湘南学院2番手の石崎にも襲い掛かり、原田・新田の連続代打がともにヒットを放ちまず1点。さらに馬場のタイムリー、森の左中間への2点タイムリー2ベース、栗林のこの日3本目となるタイムリーでまたもや5点をあげて、湘南学院を突き放す。
桐蔭学園の投手陣はその後もランナーを出すピリッとしない内容であったが、なんとか湘南学院打線を3回以降は無得点に抑えて、11点差のまま5回を終えてコールド勝ち。桐蔭学園が2回戦を突破した。

先制タイムリーを含む3安打2打点の活躍の桐蔭学園;高木

3本のタイムリーヒットを放った桐蔭学園の新4番;栗林

2回にタイムリーヒットを放つなど湘南学院打線で1番当たっていた関野祐
Topic
◆夏のレギュラーはベンチスタート
桐蔭学園でこの夏の大会でレギュラーとして活躍していたのはサード新田とレフト鈴木大。この他に夏はケガにより直前でベンチ外になったが、春は5番セカンドで出ていた中倉がいて、この3人が前チームからのレギュラーといえる選手であった。しかしこの日の桐蔭学園のスタメンにこの3人の名前はなく、鈴木大は背番号14、中倉は背番号15と2桁であった。
6点差をつけた4回になると桐蔭学園は次々にメンバーを入れ替え始めて、まずは代打で新田・中倉・鈴木大の3人が登場した。新田は無死3塁の場面で登場するとあっさりとライト前にタイムリーを放ち、続く打席でもレフト前ヒットを放つなど夏の5番打者の実力を見せつけ、つぎの試合はおそらくスタメンという状態であろう。ただ中倉と鈴木大はセカンドゴロ、サードゴロと結果を出すことができず、セカンドのスタメンであった樺田はいい働きをしていたので、次の試合のスタメンも厳しいだろう。特に中倉はまだケガが治っていないのか、シートノックにも入っていなかった。
この日は打線が好調で大勝した桐蔭学園であったが、この神奈川を勝ち抜いていく上では前チームを知る3人が必要となってくることだろう。

途中出場ながら2安打を放った桐蔭学園の新田
◆つながる桐蔭打線
この日の桐蔭学園打線はとにかく繋がり、5回で13得点をたたき出した。湘南学院の投手陣はフォームが綺麗な右のエース関野祐、右サイドからの緩急が持ち味の石崎、左の荒井・古謝とバラエティーに富んでいて、決してレベルは低くなかったが、それでもこの結果というのは立派である。
特に馬場・森の1年生1・2番コンビが出塁し、3~5番がタイムリーで返すというオーソドックスなパターンが確立されていて、3~5番は3人でタイムリーヒット6本であった。クリーンアップに限らず、新チームでは前チームの柿崎や南木のようなパワーヒッターはいないが、各打者がシンプルに球を打ち返すことができていた結果がこの13得点であると思った。
◆新チームも不安な投手陣
打撃陣は好調であった桐蔭新チームだが、その分今年も不安があるのは投手陣である。先発した背番号1を背負う左腕瀧口は、2回からストライクとボールがはっきりしだしてきていて、押し出しを与えてしまう始末で各回ランナーを出す内容で、点差の影響もあるが3回降板となったしまった。2番でマウンドにあがったのは、この夏も大師戦で先発を務めた期待の1年生右腕山崎であったが、こちらも打者の途中カウント2B1Sの場面で交代を告げられてしまう始末であった。
打線が大量リードを奪うも、投手陣の中心として期待される2人がどこかパッとしない内容で守備の流れが悪かった桐蔭学園。3番手の鈴木啓、4番手の齋藤含めて、まだまだ球自体の力もなく、前チームに続いてエースと呼べるピッチャーがいない状態である。このまま勝ち進めば来週には横浜の強力打線を迎え撃たなければいけないとあって、この1週間での整備が急務となる。

先発した桐蔭学園背番号1の瀧口であったが、2回に押し出しを与えるなどパッとしないピッチングであった
Pickup Player
森敬斗 桐蔭学園1年 ショート
~変幻自在なバッティングを見せた新ショート~
走攻守揃った選手として、1年夏から背番号15でベンチ入りを果たした森は、大師戦では6番ライトでスタメン出場を果たしていた。新チームでは本来の内野に再コンバートされて、この日は2番ショートでスタメン出場した。
2番打者として無死2塁で回ってきた第1打席で四球を選ぶと、2死2塁でまわってきた第2打席では変化球を引っ張って強烈な打球で1・2塁間を破るヒット。第3打席では1・2塁からサード前に絶妙なセーフティを決めて。第4打席では左中間に2点タイムリー2ベースヒット。引っ張って、流して、セーフティも決めてとまさに変幻自在なバッティングで3打数3安打2打点の活躍。第1打席の四球も含めて、すべての打席で得点に絡む活躍を見せた。また走ってもキャッチャーがセカンド牽制をする間に3塁を陥れてみせるなど、2盗塁と俊足ぶりを発揮した。
ちょうど1年秋からショートということだと、前チームで主力として活躍した土田と被るところがある。土田よりも打撃のパンチ力などはある一方、肩力はあるものの、まだやや体勢が高くショート守備はまだまだかと思われる。ただ柿崎がいなくなり、チームの中心となる選手が不在の桐蔭学園において、1年生ながら走攻守揃ったショートとしてその中心を担うポテンシャルをもった選手だとは感じられた。

桐蔭学園の新ショートとして高いポテンシャルを見せつけた森
ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓

にほんブログ村
桐蔭学園×湘南学院 @俣野横浜薬科大スタジアム
試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

桐蔭学園は1回表にエラー→四球→ヒットで満塁のチャンスを作ると5番高木が前進のセカンドの横を抜くライト前タイムリーを放ち先制。2回表には2死2・3塁から3番吉原のレフト前への2点タイムリーを皮切りに、栗林・高木が連続タイムリー2ベース、瀧口も泳ぎながらレフト前に運んで4連続タイムリーで5点をあげて桐蔭学園が6-0とリードする。
反撃に出たい湘南学院はその裏に死球と内山柊・関野柊の連打で満塁のチャンスを作ると西原が押し出し四球、続く関野祐のセンター前タイムリーで2点。しかし続く福田がショートゴロ併殺で反撃は2点止まり。すると3回表に桐蔭学園は1・2塁から2番森が節妙なセーフティを決めて満塁とすると。吉原の犠飛、栗林のタイムリーですぐさまリードを6点に戻す。
さらに3回表には湘南学院2番手の石崎にも襲い掛かり、原田・新田の連続代打がともにヒットを放ちまず1点。さらに馬場のタイムリー、森の左中間への2点タイムリー2ベース、栗林のこの日3本目となるタイムリーでまたもや5点をあげて、湘南学院を突き放す。
桐蔭学園の投手陣はその後もランナーを出すピリッとしない内容であったが、なんとか湘南学院打線を3回以降は無得点に抑えて、11点差のまま5回を終えてコールド勝ち。桐蔭学園が2回戦を突破した。

先制タイムリーを含む3安打2打点の活躍の桐蔭学園;高木

3本のタイムリーヒットを放った桐蔭学園の新4番;栗林

2回にタイムリーヒットを放つなど湘南学院打線で1番当たっていた関野祐
Topic
◆夏のレギュラーはベンチスタート
桐蔭学園でこの夏の大会でレギュラーとして活躍していたのはサード新田とレフト鈴木大。この他に夏はケガにより直前でベンチ外になったが、春は5番セカンドで出ていた中倉がいて、この3人が前チームからのレギュラーといえる選手であった。しかしこの日の桐蔭学園のスタメンにこの3人の名前はなく、鈴木大は背番号14、中倉は背番号15と2桁であった。
6点差をつけた4回になると桐蔭学園は次々にメンバーを入れ替え始めて、まずは代打で新田・中倉・鈴木大の3人が登場した。新田は無死3塁の場面で登場するとあっさりとライト前にタイムリーを放ち、続く打席でもレフト前ヒットを放つなど夏の5番打者の実力を見せつけ、つぎの試合はおそらくスタメンという状態であろう。ただ中倉と鈴木大はセカンドゴロ、サードゴロと結果を出すことができず、セカンドのスタメンであった樺田はいい働きをしていたので、次の試合のスタメンも厳しいだろう。特に中倉はまだケガが治っていないのか、シートノックにも入っていなかった。
この日は打線が好調で大勝した桐蔭学園であったが、この神奈川を勝ち抜いていく上では前チームを知る3人が必要となってくることだろう。

途中出場ながら2安打を放った桐蔭学園の新田
◆つながる桐蔭打線
この日の桐蔭学園打線はとにかく繋がり、5回で13得点をたたき出した。湘南学院の投手陣はフォームが綺麗な右のエース関野祐、右サイドからの緩急が持ち味の石崎、左の荒井・古謝とバラエティーに富んでいて、決してレベルは低くなかったが、それでもこの結果というのは立派である。
特に馬場・森の1年生1・2番コンビが出塁し、3~5番がタイムリーで返すというオーソドックスなパターンが確立されていて、3~5番は3人でタイムリーヒット6本であった。クリーンアップに限らず、新チームでは前チームの柿崎や南木のようなパワーヒッターはいないが、各打者がシンプルに球を打ち返すことができていた結果がこの13得点であると思った。
◆新チームも不安な投手陣
打撃陣は好調であった桐蔭新チームだが、その分今年も不安があるのは投手陣である。先発した背番号1を背負う左腕瀧口は、2回からストライクとボールがはっきりしだしてきていて、押し出しを与えてしまう始末で各回ランナーを出す内容で、点差の影響もあるが3回降板となったしまった。2番でマウンドにあがったのは、この夏も大師戦で先発を務めた期待の1年生右腕山崎であったが、こちらも打者の途中カウント2B1Sの場面で交代を告げられてしまう始末であった。
打線が大量リードを奪うも、投手陣の中心として期待される2人がどこかパッとしない内容で守備の流れが悪かった桐蔭学園。3番手の鈴木啓、4番手の齋藤含めて、まだまだ球自体の力もなく、前チームに続いてエースと呼べるピッチャーがいない状態である。このまま勝ち進めば来週には横浜の強力打線を迎え撃たなければいけないとあって、この1週間での整備が急務となる。

先発した桐蔭学園背番号1の瀧口であったが、2回に押し出しを与えるなどパッとしないピッチングであった
Pickup Player
森敬斗 桐蔭学園1年 ショート
~変幻自在なバッティングを見せた新ショート~
走攻守揃った選手として、1年夏から背番号15でベンチ入りを果たした森は、大師戦では6番ライトでスタメン出場を果たしていた。新チームでは本来の内野に再コンバートされて、この日は2番ショートでスタメン出場した。
2番打者として無死2塁で回ってきた第1打席で四球を選ぶと、2死2塁でまわってきた第2打席では変化球を引っ張って強烈な打球で1・2塁間を破るヒット。第3打席では1・2塁からサード前に絶妙なセーフティを決めて。第4打席では左中間に2点タイムリー2ベースヒット。引っ張って、流して、セーフティも決めてとまさに変幻自在なバッティングで3打数3安打2打点の活躍。第1打席の四球も含めて、すべての打席で得点に絡む活躍を見せた。また走ってもキャッチャーがセカンド牽制をする間に3塁を陥れてみせるなど、2盗塁と俊足ぶりを発揮した。
ちょうど1年秋からショートということだと、前チームで主力として活躍した土田と被るところがある。土田よりも打撃のパンチ力などはある一方、肩力はあるものの、まだやや体勢が高くショート守備はまだまだかと思われる。ただ柿崎がいなくなり、チームの中心となる選手が不在の桐蔭学園において、1年生ながら走攻守揃ったショートとしてその中心を担うポテンシャルをもった選手だとは感じられた。

桐蔭学園の新ショートとして高いポテンシャルを見せつけた森
ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓

にほんブログ村
スポンサーサイト