夏の東西東京の代表校が初戦で激突!?
先週末から各地で1次予選が始まった秋季東京大会。
その第5ブロックではこの夏の西東京代表の東海大菅生と東東京代表の二松学舎大付が初戦から当たるというビックマッチとなっている。

なんでこんなことになったかを説明するために、そもそも東京の秋季大会の1次予選の仕組みを説明する。
秋の東京には地方大会というものがなく、東京大会を制すればセンバツは確定(これにより東京は北海道とともに毎年センバツに必ず1チームを出せる都道府県といえる)。準優勝であれば関東の5チーム目との比較となる。この東京大会には1次予選と、本大会がある。
1次予選は各ブロックに分かれて行われ、このブロックにはそれぞれ当番校というのが存在する。この1次予選は基本的には球場でなく、高校のグランドを使って行われ、当番校のグランドがその会場となる。東京だと公式戦を行うのに十分なグランドを擁しているところは限られ、自ずと当番校は決まってきて、またそのような高校はいわゆる強豪校であることが多い。この1次予選の抽選にシードという概念はないが、この当番校どうしは1次予選で当たることはないのだ。つまりどちらも当番校となっている日大三と早実は1次予選で当たることはないのである。
しかし二松学舎大付は学校が九段下(もうすぐ横は皇居)という都心にあり、野球部のグランドは二松学舎大学の柏キャンパスにある。グランド自体は十分な広さはありそうだが、東京大会を千葉でやるわけにはいかないので、二松学舎大付は当番校とはなれなかった。
となると前述のようにシードはないので、くじ運次第で東海大菅生のブロックに入って、初戦から東海大菅生戦となってしまうこともありえるのだ。
これもトーナメント方式で1回負ければ終わり。つまり東海大菅生か二松学舎大付のどちらかは、いきなり夏春甲子園連続出場の可能性がなくなってしまう。そして上の図を見ればもうお分かりだろうが、総当たりで上位2チームが本大会に行ける神奈川や、敗者復活戦のある千葉と違って、東京の1次予選はトーナメントの1発勝負!ということで、東海大菅生か二松学舎大付のどちらかは1次予選の初戦敗退となり、いきなり夏春連続での甲子園出場の望みが絶たれてしまうのだ。
この東海大菅生と二松学舎大付ばかりが目立つが、他にも
・帝京×安田学園
・東亜学園×創価
・早稲田実業×日大鶴ケ丘
といった強豪同士が1次予選で同じブロックとなり、どちらかが本大会にすら出場できないという憂き目に遭うこととなる。
ちなみにグランドのせいで当番校となれなかった二松学舎付だが、東海大菅生との試合は注目度が高すぎて人が押し寄せると東海大菅生グランドでは…ということで多摩一本杉球場で行われることになったというオチである。
さてではこのビックカードの行方ですが、
個人的には東海大菅生がだいぶ有利とみる。
二松学舎大付は1番セカンド堀川、3番サード平間、5番ライト畠山、東海大菅生は1番ショート田中、4番ファースト片山とそれぞれ夏の甲子園で活躍した野手陣は残るが、投手陣でいうと二松学舎大付がエース市川頼みで甲子園では2年生以下の投手がベンチ入りしていなかったのに対し、東海大菅生は2枚看板のうちの1人で青森山田戦で1失点完投勝利をあげた戸田が残る。やはり秋というのはまだチームの完成度が低く、強いピッチャーがいるところが断然有利であり、この対決も戸田の状態が万全であれば東海大菅生が有利と思われる。逆に二松学舎大付は岸川・長島らがしっかりとしたエースとなることができれば、十分に食らいつくことができるだろう。
いずれにせよ、いきなりの夏の東西優勝校の対決は非常に楽しみです。多摩一本杉球場でやるということなので、土曜は観戦に行こうかと思います。

甲子園で打率.500をマークした守備の要でもあるショート田中が残るのは東海大菅生としても大きい

夏は3番を務めた平間は二松学舎大付の新チームの中心として期待される
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その第5ブロックではこの夏の西東京代表の東海大菅生と東東京代表の二松学舎大付が初戦から当たるというビックマッチとなっている。

なんでこんなことになったかを説明するために、そもそも東京の秋季大会の1次予選の仕組みを説明する。
秋の東京には地方大会というものがなく、東京大会を制すればセンバツは確定(これにより東京は北海道とともに毎年センバツに必ず1チームを出せる都道府県といえる)。準優勝であれば関東の5チーム目との比較となる。この東京大会には1次予選と、本大会がある。
1次予選は各ブロックに分かれて行われ、このブロックにはそれぞれ当番校というのが存在する。この1次予選は基本的には球場でなく、高校のグランドを使って行われ、当番校のグランドがその会場となる。東京だと公式戦を行うのに十分なグランドを擁しているところは限られ、自ずと当番校は決まってきて、またそのような高校はいわゆる強豪校であることが多い。この1次予選の抽選にシードという概念はないが、この当番校どうしは1次予選で当たることはないのだ。つまりどちらも当番校となっている日大三と早実は1次予選で当たることはないのである。
しかし二松学舎大付は学校が九段下(もうすぐ横は皇居)という都心にあり、野球部のグランドは二松学舎大学の柏キャンパスにある。グランド自体は十分な広さはありそうだが、東京大会を千葉でやるわけにはいかないので、二松学舎大付は当番校とはなれなかった。
となると前述のようにシードはないので、くじ運次第で東海大菅生のブロックに入って、初戦から東海大菅生戦となってしまうこともありえるのだ。
これもトーナメント方式で1回負ければ終わり。つまり東海大菅生か二松学舎大付のどちらかは、いきなり夏春甲子園連続出場の可能性がなくなってしまう。そして上の図を見ればもうお分かりだろうが、総当たりで上位2チームが本大会に行ける神奈川や、敗者復活戦のある千葉と違って、東京の1次予選はトーナメントの1発勝負!ということで、東海大菅生か二松学舎大付のどちらかは1次予選の初戦敗退となり、いきなり夏春連続での甲子園出場の望みが絶たれてしまうのだ。
この東海大菅生と二松学舎大付ばかりが目立つが、他にも
・帝京×安田学園
・東亜学園×創価
・早稲田実業×日大鶴ケ丘
といった強豪同士が1次予選で同じブロックとなり、どちらかが本大会にすら出場できないという憂き目に遭うこととなる。
ちなみにグランドのせいで当番校となれなかった二松学舎付だが、東海大菅生との試合は注目度が高すぎて人が押し寄せると東海大菅生グランドでは…ということで多摩一本杉球場で行われることになったというオチである。
さてではこのビックカードの行方ですが、
個人的には東海大菅生がだいぶ有利とみる。
二松学舎大付は1番セカンド堀川、3番サード平間、5番ライト畠山、東海大菅生は1番ショート田中、4番ファースト片山とそれぞれ夏の甲子園で活躍した野手陣は残るが、投手陣でいうと二松学舎大付がエース市川頼みで甲子園では2年生以下の投手がベンチ入りしていなかったのに対し、東海大菅生は2枚看板のうちの1人で青森山田戦で1失点完投勝利をあげた戸田が残る。やはり秋というのはまだチームの完成度が低く、強いピッチャーがいるところが断然有利であり、この対決も戸田の状態が万全であれば東海大菅生が有利と思われる。逆に二松学舎大付は岸川・長島らがしっかりとしたエースとなることができれば、十分に食らいつくことができるだろう。
いずれにせよ、いきなりの夏の東西優勝校の対決は非常に楽しみです。多摩一本杉球場でやるということなので、土曜は観戦に行こうかと思います。

甲子園で打率.500をマークした守備の要でもあるショート田中が残るのは東海大菅生としても大きい

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