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東邦×三重 【秋季東海大会準決勝】

10/30 秋季東海大会
東邦(愛知1位)×三重(三重1位) @岡崎市民球場

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171030東邦×三重


1・2回と両チームともに無得点で迎えた3回表、東邦は先頭の林がヒットで出塁すると、続く洞田のライト前ヒットで林は3塁へ行く。ライト浦口は送球を途中で止めるもボールが手から離れてしまい、その間に林が先制のホームを踏む。その後ヒットとエラーで満塁とすると7番山本が押し出しの四球を選んで東邦が2点目をあげる。しかしその裏に三重は浦口の内野安打と2四死球で満塁とすると、5番東の2点タイムリーで同点、さらに代打森のファーストゴロの間にもう1点を加えて逆転に成功する。

しかし東邦は4回表に、この回からマウンドに上がった三重の定本を攻めて無死2・3塁とすると、洞口のセカンドゴロの間に同点にし、さらに梅田・反頭のタイムリーで3点を勝ち越す。その裏に三重は井上と浦口のタイムリー2ベースで1点差に迫る。

5・6回と両チームともに打線が沈黙するが、東邦は7回表に林の犠牲フライと洞田のタイムリーで待望の追加点をあげて3点差とする。しかしまたもやその裏に、三重は東のタイムリー2ベース、さらには2・3塁から代打伊藤の2点タイムリーで同点。さらにワイルドピッチで東邦のキャッチャー反頭がボールを見失う間に、2塁ランナーの伊藤が一気にホームを陥れ、三重が逆転に成功する。

8回表にもチャンスを作るが、梶田の打球はあと数センチというところでファールになるなど追いつかない東邦は、9回表も2死ランナー無し。ここから3番洞田がセンター前ヒットを放って繋ぐと、4番石川は何と右中間スタンドに逆転2ラン。その裏を8回から登板した3番手の荒島がしのいで東邦が逆転勝利。センバツ出場をほぼ確実なものとした。

20171030三重 東
3安打3打点の活躍をみせた三重の5番東

20171030東邦 洞田
最後の2ランにつながるヒットを含む4安打をはなった東邦の3番洞田

20171030東邦 荒島
8回・9回と三重打線を抑えて逆転劇を呼び込んだ東邦3番手の荒島


Topic
◆エース不調も見事な粘りでセンバツに大きく前進
三重のエースは、1年秋からエースを務め、2年夏には三重準V、この秋からはチームの主将も務める定本である。しかしこの日の三重の先発は準々決勝の大垣西戦に続いて、背番号11の右サイドハンドの福田であった。

しかし福田が3回に2点を失うと、4回のマウンドには定本が上がった。定本は181㎝85㎏の体格から140㌔中盤をマークするという評判であったが、先頭打者にいきなり四球を与えるなどコントロールも定まらず、スピードも130㌔中盤と出ていなかった。結局打者6人からアウトを1個しかとれずに降板。明らかに本来の出来とは遠い内容で、先発しなかったのも納得であった。

それでも福田が再登板して5・6回を無失点に抑えるなど奮起すると、打線は7回に再逆転。ただ本来は定本と2枚看板と言われていた山本大が登板するも、こちらも本調子には遠いようで逆転弾を浴びてしまった。それでも逆に言えば投手陣がこの状態で、強豪東邦をあと1歩のところまで追い詰めた打線とチームとしての粘り強さは評価できるもので、定本・山本大が復活すれば非常に楽しみなチームであると感じた。そして来年のセンバツは東海3枠であるために、同じく準決勝で敗れた中京との比較となるが中京は4-7と静岡相手に3点差。決勝の結果にもよるところであるが、敗れても1点差であったとうことは非常に価値のあることかもしれない。

20171030三重 定本
4回から2番手として登板するも本調子にはほど遠かった三重のエース定本


◆スタメン外れた4番が代打で大活躍
三重の伊東陸は、この東海大会から背番号7を背負い、その打棒で前の大垣西戦では4番を務めた期待の1年生である。しかしこの試合はレフトのスタメンは押田。3回裏の同点に追いついてなおも1・3塁という場面では、押田に代打が送られるも、代打は同じくレフトをまもる森であった。

その後もレフトは押田→大川→古屋と3選手が守るも伊藤の出番はなく…やっと伊藤に出番が回ってきたのは7回裏の代打であった。伊藤は1死2・3塁という場面で打席に立つと、カウント1B2Sと追い込まれてからのストレートを振り抜きレフト前に運ぶと2者が生還し三重が同点に追いつく。さらに送りバントで2塁へ進塁すると、続く代打山本祐の1球目はワンバンとなり、これを逸らしたキャッチャー反頭は逸らしたボールを見失う。これを見た伊藤は2塁から一気に3塁を回ってホームイン。代打でのタイムリーに加えて、好走塁で一気にチームを逆転へと導いた。

この時点では1打席ながらヒーロー有力であった伊藤だが、チームが逆転されると、9回裏の2打席目では荒島の前に3球三振。変化球への対応などまだまだ確実性がないと感じた。それでも今日の活躍は見事であり、前の試合で4番を任されていたあたり小島監督からの期待も高いところであろう。冬の間にしっかりと力をつけて春には全試合4番として出場して欲しいものだ。

20171030三重 伊藤
7回に代打で登場し同点の2点タイムリーを放った三重の伊藤


◆東邦苦戦の原因はエースにあり
愛知大会は43得点4失点と圧倒的な力で勝ち上がり、東海大会では常葉菊川も10-6で撃破、新チームは練習試合も含めて負けなしで、さらには地元で開催されている東海大会とあって優勝候補筆頭である東邦。この試合も上記のように三重の2枚看板が不調とあれば、東邦が快勝すると思われたが、結果的には9回2死まで負けていて、石川の逆転2ランで劇的ではあるものの、何とか勝ったという試合であった。そのようになってしまった原因は10得点を奪った打線でなく、やはり9失点を喫してしまった投手陣にあるだろう。そしてその1番の要因は4回途中でKOされてしまったエース扇谷にある。

この日の岡崎球場は台風明けで風が強く、投手にとっては不利な条件であったが、その中でも扇谷は唯一140㌔以上をマーク。187㎝94㎏という体格のまさに本格派右腕であった。Max141㌔をマークしたストレートの他にも130㌔くらいのツーシーム(?)にスライダーというピッチングで球自体がそんなに悪いとは思わなかったが、3回裏の連続四球が響き、また4回裏にも連打を浴びて、降板となってしまった。愛知大会では安定したピッチングを見せていたようなので、これは東邦にとっては大きな誤算であったことだろう。

不甲斐ないピッチングであったがそれでもセンバツの切符は手にした扇谷。本格派右腕としての素質は素晴らしいものがあるので、是非ともセンバツでも期待したい投手だ。

20171030東邦 扇谷
4回途中でKOとなってしまった東邦のエース扇谷


Pickup Player
石川昂弥 東邦1年 サード
~あと1人からの逆転2ラン~
この試合は何といっても9回2死から逆転ホームランを放った東邦の4番石川に限る。

入学当初から大型内野手して注目されていた石川は1年春から東邦でショートの座を獲得。夏の大会も背番号6で迎えたが、出場は代打がメインとなってしまった。しかし新チームではやや細めであった体も185㎝81㎏とがっちりしたものになり、スイングも力強いものであった。8月には骨折で戦線離脱したと聞くが、この試合でも4番サードでスタメン出場した。

しかし三重投手陣は警戒してか、石川のときだけ明らかに変化球が多い配球。それに対して1打席目には何とかヒットを放つも、これもランナーがスタートを切っていてセカンドが逆をつかれたから1・2塁間を抜けたというヒットであり、その後も三振→死球→右飛→三ゴとチームとしては17安打と猛打を発揮した一方、石川の成績は第5打席までは打撃内容はさっぱりであった。

それでも2死から3番洞田がヒットで出塁して、最終回1点ビハインドで2死1塁という場面で回ってきた第6打席。カウント1B1Sからのややアウトコースよりのストレートを捉えると、打球は両翼99.1mセンター126mと広い岡崎球場の右中間スタンドに飛び込む逆転2ランホームラン。絶体絶命のところからチームをセンバツに導くという4番として最高の仕事を果たした。

あんな打球早々打てるものではないというホームランで石川自身の実力もさることながら、あの場面で打順が回ってくること、そして今日は終始レフト方向に向かって吹いていた風が、(いつからかは知らないが)石川のホームランのときは右中間方向に向かって吹いていたあたりはスタートしての素質を感じずにはいられなかった。

守備ではこの秋からサードにコンバートになったが、大柄な割にグラブさばきが柔らかく、守備もしっかりしていて安心して見ていられた。そして送球のスピードもなかなかであり、肩はものすごく強いようであった。中学時代はピッチャーも兼任していたらしいので、是非マウンドに立つ姿も見てみたいと思った。

これで名実ともに101回大会のスター候補筆頭となった石川。その姿が早くも来年のセンバツでも見れるのは楽しみでしかない。

20171030東邦 石川1 20171030東邦 石川2
9回2死から逆転2ランを放った東邦の4番石川



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昭和×日大三 【秋季東京大会3回戦】

10/28 秋季東京大会3回戦
昭和×日大三@神宮第二球場

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171028昭和×日大三


昭和は1回表に立ち上がりイマイチ波に乗れない日大三の先発川村からヒットと2四球で満塁のチャンスを作るも無得点。その裏、対照的に日大三は2死ランナー無しから3番日置がサード強襲の2ベースを放つと、4番中村のセンター前タイムリーで先制。さらに5番飯村がライトスタンドに2ランを放ち3点を先制する。

昭和は2回表に猪野のヒットとエラーで2死1・2塁とすると2番博田がセンター前にタイムリーを放ち1点を返す。すると日大三は2回裏に波に乗れない河村に早くも代打を送り、3回からは2番手林にマウンドを託すこととなる。

日大三は3回裏、2死ランナー無しから日置がエラーで出塁すると、4番大塚がライト線へタイムリー3ベース。さらに5番飯村が右中間スタンドに2打席連続となる2ランと、まるで1回のデジャヴと言わんばかりに、2死ランナー無しからクリーンアップだけで3点を追加する。

2番手林は登板当初こそ制球にバラツキがあったものの、4回以降は昭和打線をよせつけないピッチング。打線は6回裏に齊藤の犠牲フライで1点を加えると、7回裏には大塚のこの日3本目のタイムリーヒットで7点差をつけてコールド勝ち。日大三が盤石の戦いぶりでベスト8進出を果たした。

20171028日大三 大塚
3本のタイムリーヒットを放った日大三4番の大塚

2017日大三 飯村2
初回に2ランホームランを放った日大三5番の飯村

20171028昭和 博田
2回表にタイムリーヒットを放つ昭和の博田


Topic
◆クリーンアップだけで点をとる
日大三の強力クリーンアップが、まさにクリーンアップだけで点をとったという試合であった。

1回、3回はともに2死ランナー無しという場面で3番日置を迎えたのだが、
1回は日置:サード強襲2ベース→中村:センター前タイムリー→飯村2ラン
3回は日置:エラーで出塁→中村:ライト線タイムリー3ベース→飯村2ラン
とまるでデジャヴのような展開で3点ずつを奪い、試合の主導権を握った。

前チームからレギュラー格であった3番日置・4番大塚の2人は当初から評判が高かいが、これに加えてこの試合から5番を打つ飯村が2ホーマーの大活躍で、この2人に追随して強力なクリーンアップとなった。

結局
3番日置 4打数2安打2得点
4番中村 4打数3安打3打点(タイムリー3本)
5番飯村 3打数2安打4打点(2ホーマー)
という見事な活躍ぶりであった。

ただクリーンアップ以外では1安打と日大三打線としては不本意な結果。これでクリーンアップに対するマークがさらに厳しくなるだろうから、他の打者もバッティングも重要になってくることだろう。

20171028日大三 日置
クリーンアップの中でも先陣をきってチャンスを作った日大三3番日置


◆余裕の投手起用
日大三はこの秋、背番号11の1年生右腕の井上(U18日本代表の井上大成の弟)が実質上のエースであり、これに背番号8だが本来とエースとして期待された中村が続いていた状態だ。

しかしこの日の日大三の先発はこの2人でなくて、背番号1をつけた今大会初登板の左腕河村。河村はテイクバックの小さなしっかりと溜めを作ったフォームから投げ込むために打者から来るとストレートがいきなりくるような感じがしそうな左腕。左バッターのアウトコースのストレートはいい球であったが、これがギリギリでボールになってしまい、カウントを悪くしてしまうなど、どこか波に乗り切れないピッチングで、2回までに50球を擁してしまい、その裏の打席で代打を送られてしまった。

2番手で登板したのは井上でも中村でもなく、背番号18の林。林は172㎝67㎏と小柄な右腕であるが、足を大きくあげた体全体を使った投げっぷりの良いフォームから勢いのあるストレートを投げ込む。最初はややコントロールに苦しむも、もう1つの武器である縦に大きく曲がるスライダーが決まりだすと徐々に調子をあげていき、5回を無失点の好投を見せた。

次の帝京戦を意識してか(前の試合に勝った帝京が見ていた)、結局井上・中村を登板させずに勝利。河村はまだまだであったが、林は計算が立つこともわかり、次戦以降に向けて投手陣も盤石である。

2017日大三 林
3回~7回まで5イニング無失点リリーフをみせた日大三2番手の林


◆唯一の1年生は前田幸長Jr
日大三でスタメンで唯一の1年生であったのが前田。前の試合までは投手も兼任する中村が5番センターであったが、この試合では柳澤がセンターに回り、レフトに背番号16をつけた前田が入った。そしてこの前田は中日や巨人で活躍した左腕の前田幸長氏の息子であるらしい。

そんな前田は1・2打席目はセカンドゴロ、ライトフライと倒れるも、6回の先頭バッターとして迎えた第3打席では初球をうまく引き付けて逆方向であるレフト前に持って行った。次打者の初球で盗塁を決めると、さらにキャッチャーの送球が逸れる間に3塁へ到達し、あっという間に無死3塁のチャンスを作ってみせた。ちなみにこのヒットがこの試合の日大三のクリーンアップ以外の唯一のヒットであった。

クリーンアップに続く打者の台頭という意味でも、またチーム内の活性化を図る意味でも前田の活躍は日大三にとって非常に有意機なものであっただろう。

2017日大三 前田
6回裏にレフト前ヒットを放つ日大三の前田


Pickup Player
飯村昇大 日大三2年 ファースト
~クリーンアップ昇格後の2打席連続ホームラン~
この試合から5番に入った飯村は2ランホームラン2本の大活躍であった。

飯村はこの秋からベンチ入りし、ファーストのレギュラーを獲得した。打順は前の試合までは6番であったが、この日は5番を打っていた中村がスタメンを外れたこともあり、この飯村が5番に昇格してクリーンアップの一角を担うこととなった。

1回裏に1点を先制して、2死1塁で迎えた第1打席ではカウント3B2Sから低めの変化球を体勢を崩しながらもうまくすくいあげてライトスタンドに飛び込む2ランホームラン。続く3回の2死3塁で迎えた3回裏の第2打席では、今度は甘く入ったストレートをしっかりと振り抜き右中間スタンドに飛び込む特大の1発となった。3連発を狙った第3打席では力が入っていたようでセンターフライに倒れてしまったが、この試合を通して3打数2安打2ホーマー4打点という見事な活躍であった。

飯村は177㎝74㎏という細身の体格で、佐々木(立命館大)・廣谷(中央大)・金成といった日大三のファーストを守ってきた大型スラッガーとは少しタイプが異なる。1打席のうますくいあげたホームランに象徴されるように、パワーもさることながら、技術でうまくボールをバットに乗せて飛ばすことのできる打者と感じた。高校通算はこれでまだ8本らしいが、冬場に力をつければ、春以降はもっとホームランを打てるポテンシャルがあり、楽しみな選手である。

2017日大三 飯村1
2ランホームラン2本と5番昇格で即結果をだした日大三の飯村


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テーマ : 高校野球
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帝京×明大中野 【秋季東京大会3回戦】

10/28 秋季東京大会3回戦
帝京×明大中野 @神宮第二球場

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171024帝京×明大中野


明大中野は1回裏に先頭の杉浦が右中間へ2ベースを放ち出塁。すると帝京前田監督はここで早くも先発の背番号19真野→エース松澤に投手を交代。松澤はバントで1死3塁とされるも、3番吉田を三振に仕留めるなど見事に初回のピンチを凌いでみせる。

試合が動いたのは3回表、帝京は志田の2ベース→遠藤のレフト前→田中は敬遠気味の四球と満塁のチャンスを作ると4番白石が前進守備の1・2塁間を破り先制。さらにトランのファーストゴロを石井がホームに暴投してしまい2点目。とどめは笹川が走者一掃のセンターオーバーのタイムリー3ベースを放ち一挙5点を先制する。5回表にも田中の2ベース→バントで1死3塁とすると5番トランがセンター前にタイムリーを放った。

6回まで松澤の前に無得点に抑えられていた明大中野であるが、7回裏に伊井・森本の連打と四球で満塁のチャンスを作ると、2番明新のタイムリーでまず1点。さらに3番主将吉田が左中間に走者一掃の2ベースを放ち2点差に迫る。しかし4番加藤のヒットで1死1・3塁と一気に同点のチャンスを作るも、5番福島がファーストゴロ併殺に倒れて2点止まり。

続く8回裏にも1・2塁と一打同点のチャンスを作るも、帝京キャッチャー竹田がセカンド牽制で見事ランナーを刺すと流れは帝京に戻る。9回表に志田の2ベースと敬遠気味の四球2個で満塁とすると、6番笹川がこの日2本目の走者一掃のタイムリーを放ち3点を追加して勝負を決めた。帝京はベスト8進出。

20171024帝京 白石
先制タイムリーを放つ帝京4番の白石

20171024帝京 志田
1番打者としてチームを勢いづける3安打を放った志田

20171024明大中野 吉田
7回裏に走者一掃のタイムリーを放った明大中野の主将吉田


Topic
◆まさか日本文理大リレーで2人目からエース登場
帝京の先発は背番号19をつけた真野であったが、この真野が1回裏の先頭打者に2ベースを打たれたところで、前田監督は早くもエースの松澤をマウンドに送った。まさに日本文理大を彷彿とさせる継投であった。松澤はバントで1死3塁とされるも、3番吉田を見逃し三振に仕留めるなどこのピンチを脱してみせると、2回以降も安定したピッチングで明大中野打線に得点を許さない。

松澤は夏から取り組んだ、バッターから背番号が正対してみる取り込んだトルネード投法から威力のあるストレートに加えて、大きく曲がるスライダーに、シュート、チェンジアップなども交えた投球で非常に完成度の高い投手であると改めて感じた。しかし中盤を過ぎると明中打線も松澤のストレートに合ってくる。ここら辺がもともといいピッチングをしていながらもわざわざトルネードに変えたようんなのかなと思った。結局ストレートであってきたことで、勝負どころではスライダー頼みというピッチングになる。そして今度はスライダーが甘く入ってしまい、7回裏に打たれた2本のタイムリーはいずれも初球のスライダーであった。

それでも得点を許したのはこの7回裏だけであり、なんとか逃げ切った松澤。リリーフ投手ながら9回4失点という投球であった。エースとしての最低限の役割を果たしたといえるが、7回の場面では9番打者に四球を与えて満塁にしてしまった場面も含めて課題は残る内容であった。

20171024帝京 松澤
1回裏の打者2人目からリリーフして最後まで投げ抜いた帝京のエース松澤


◆明中の神宮第二シフトを破った笹川
この日の明大中野の外野陣は相手が強打の帝京であるにもかかわらず、守備位置は比較的に前めであった。これはおそらくは神宮第二球場は両翼が91㍍と狭く、人工芝でボールも死なないので抜かれてもすぐにフェンスに到着するということから引いたシフトであり(実際神宮第二ではフェンス直撃のシングルヒットとか多い)、ある意味理にかなっていると思った。

しかしそのシフトを見事に破ったのは帝京の6番笹川であった。笹川は満塁で迎えた4回の第2打席にセンターの頭を越える走者一掃のタイムリー3ベースを放つ。鋭い打球であったが、センターが他の球場と同じような位置に守っていれば神宮第二では頭を越すという打球はフェンス直撃かホームラン以外まずなく、前めに守っていたことが災いしてしまった。さらに9回にも満塁の場面で笹川の打球は左中間へ…飛び込んだセンター福島はグラブに当てるもボールをキャッチすることができずにこれまた走者一掃のタイムリーとなってしまった。

最初にも書いたように理にかなっていると思った明大中野の外野守備位置であったが、この日は結果としてそれが裏目に出てしまった。そして走者一掃のタイムリー2本とこのシフトを破って6打点をあげた笹川は見事であった。

20171024帝京 笹川
2本の走者一掃のタイムリーで6打点をあげた帝京の笹川


◆背番号と守備位置が相変わらず合わなさすぎる件について
コンバートの多い帝京においては守備位置と背番号が合わないというのはよくあることだが、この試合では何と9人中守備位置と背番号があっているのはセンターの志田だけというスタメンであった。

これには大きな要因が2つあり、1つ目が大会直線に新チームからキャッチャーに転向していた田中を、夏までのショートに戻し、ショートの遠藤をセカンドにしたこと。そしてもう1つが控えピッチャーだが打力のある白石をファーストにし、ファーストであった藤波をレフトに、そしてレフトのトランをライトにするというように2つの大規模な玉突きコンバートが起きたことにある。

ただこれは帝京のある意味恒例といえ、このチームが夏に向かってどのような布陣になっていくのか注目である。


Pickup Player
田中悠我 帝京2年 ショート
~2度の敬遠された帝京の背番号2の大型ショート~

田中は1年夏から外野のレギュラーとして活躍すると、2年春にはショートへコンバート。スピードとパワーを兼ねそろえた大型ショートとして3試合連続ホームランを放つ。2年夏も3番ショートを務めると、4回戦では中学時代を過ごした日大豊山を破り、準々決勝の東海大高輪台戦では9回に同点ホームランを放つも、チームは延長10回にサヨナラ負けを喫してしまった。

新チームではキャッチャーにコンバートされた田中は背番号2をつけていたが、ケガか本大会1回戦の練馬戦ではスタメンを外れていた。しかし2回戦の創価戦では定位置の3番ショートで出場すると走者一掃のタイムリーを放つ活躍。この日も同じく背番号2ながら3番ショートでスタメン出場をはたした。

田中は第1打席では強烈な打球を放つもレフト正面のライナー。しかしこれまでの活躍とこの打球を見てか、3回の1死1・3塁という場面ではキャッチャーが立ち上がりはしなかったものの明大中野は明らかに田中との勝負を避けた。第3打席ではセンターオーバーの2ベースを放ちチャンスメイクすると、トランのタイムリーで生還。1死3塁で迎えた9回の第5打席でも、2打席目と同様に敬遠気味に歩かされた。結果的には3打数1安打であったが、3回・5回・9回と帝京が得点をあげたいずれ回においても田中は出塁し、3度ホームに返るなどして、得点に絡んでいる。

また敬遠2回とは明大中野も田中の実力を認めているという証拠であり、秋の段階でここまでされる打者はなかなかいない。現在の帝京打線では間違いなくNo1打者である田中が3番を打っている意味というのも、このような敬遠も想定していることであろう。

本職のショートに戻った守備でも、9回に三遊間の強烈な打球をダイビングキャッチして、セカンドでアウトをとるなどファインプレーで観客を魅了した。田中は肩が強いこともあり、割と後ろ目に守ることができていて、これもこのファインプレーの一因といえるだろう。

帝京で1年夏からレギュラーというと中村晃(ソフトバンク)・杉谷・松本(ともに日本ハム)といった名前があがる。同様に1年夏からレギュラーであった田中も、これらの系譜を受け継ぐべく大型ショートとしてドラフト候補にも挙がっている。ただその反面1年夏から帝京のレギュラーなのに甲子園未出場では格好がつかない、そういう意味でも何としても、この秋は東京を勝ち上がり、前田監督を久しぶりに甲子園に連れていきたいものだ。

20171028帝京 田中2 20171028帝京 田中
2敬遠されてしまった帝京の大型ショート田中


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テーマ : 高校野球
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健大高崎×桐光学園 【秋季関東大会1回戦】

10/24 秋季関東大会1回戦
健大高崎×桐光学園@サーティフォー保土ヶ谷球場

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171024健大高崎×桐光学園

健大高崎は2回表、1死から享保がライト前ヒットで出塁し、送って2死2塁とすると、8番主将の大柿が1・2塁間を破るヒットを放ち、享保が俊足を飛ばしてホームイン。続く3回表には先頭の今井がセーフティを決めて、バント、牽制悪送球で3塁まで進むと、4番高山のファーストゴロ併殺崩れの間に2点目をあげる。

桐光打線は毎回のようにチャンスを作るも健大高崎の先発吉田の前にあと1本を出すことがでずにいたが、ようやく5回表に田村のタイムリーが出て1点を返す。なおも2死満塁と一気に逆転のチャンスも作るも、健大高崎2番手藤原の前に9番谷村が三振に倒れる。

健大高崎は直後の6回表に、先頭の3番山下が左中間に2ベースを放ち、バントで送って3塁とすると、5番大越がセンター前にタイムリーを放ちリードを2点に広げる。守っては藤原が、5回まで10安打を放っていた桐光打線を6回以降は無安打に抑える好投。健大高崎が2点のリードを守り切り、3-1で勝利してベスト8進出です。

20171024桐光学園 鈴木
スタメン抜擢に応える3安打を放った桐光学園の鈴木

20171024健大高崎 藤原
5回途中から最後まで桐光打線を無安打に抑えた健大高崎2番手の藤原

20171024健大高崎 大越
3点目のタイムリーを放った健大高崎の大越


Topic
◆2枚看板→エースは谷村へ
桐光学園といえば谷村・冨田という左右の1年生2枚看板である。1年夏から谷村が先発、冨田がリリーフというパターンであり、神奈川大会の準決勝までは全てこのリレーであり、まさにダブルエースという体制であった。しかし神奈川大会の準決勝で、早めに継投して冨田が東海大相模打線に捕まってコールド負けを喫すると、関東大会出場をかけた3位決定戦では谷村が完投するなど、この継投パターンに変化が見られてきた。

神奈川大会では冨田が背番号1であったが、この神奈川大会では谷村が背番号1をつけ先発のマウンドに上がった。谷村は健大高崎打線のそつのない攻撃で序盤に2点を失ってしまうが、持ち前の落ち着いたピッチングで、ゆったりとしてスリークウォーターから威力のあるストレートをテンポよくコーナーに決めていき、4回・5回は健大高崎打線を3人ずつで抑える好投を見せていた。

5回裏に2死満塁と一気に逆転のチャンスを迎えても谷村に代打が出ることはなく(まぁ谷村は打力もあるということもあり…)、6回にもう1点を失っても、この段階ではまだ冨田はベンチにいて継投の気配はなかった。結局谷村は8回裏に代打を送られて降板。8回3失点であったが、その結果以上に内容はよいものであった。この関東大会では野呂監督は投手陣は基本谷村でいくという方針であったようで、桐光学園のエースは谷村であったといえる。

ただ冨田も9回表に登板すると、得意のスライダーを惜しげもなく投げ込み1回を見事に3人で片づけるピッチング。やや谷村に先行されてしまった形であるが、春にはエースの座を奪うべく頑張って欲しい。

20171024桐光学園 谷村
8回3失点の好投をみせた桐光学園エースの谷村


◆その差は得点効率
この試合の勝敗を分けたのは、得点効率のよさであった。健大高崎は5回までに4安打ながらも2得点、一方の桐光学園は5回までに10安打を放つも1得点であり、結果的に後半藤原に抑え込まれてしまった桐光学園にとっては序盤に1得点しかあげられないことが大きかった。

ではこの差は具体的にどこから来たのだろうか?
健大高崎はまず回の先頭打者、あるいは1死のうちにランナーを出すことができていた。アウトカウントが浅いためにこのランナーをバントで送ることができ、また自慢の機動力を使って盗塁や相手のミスでの進塁もできていた。また2回の先制点の場面ではあたりが強かったので2塁からランナーが還れるかなというタイミングであったが、ランナーの享保は迷わず3塁を回ってホームを陥れた。
対する桐光学園は1回の2死から3連打で満塁というように、5回までで13人のランナーを出したのに、そのうち無死でのランナーは1人のみ。となるとバントなども使用しづらく、盗塁も0個なのでなかなかランナーを進ませることができなかった。またランナー2塁から単打、ランナー1塁から長打という場面が4回もあったが、いずれもランナーが3塁で止まっていた。

上記の要因でいえば多少は運やめぐり合わせという要素もあるが、やはり健大高崎が自慢の機動力でチャンスを作り出す、あるいは少ないチャンスを得点に結びつけるということができたのに対し、桐光学園はそういうことができなかった結果であろう。なんだかんだいって「機動破壊の健大高崎」は今年も健在のようである。

20171024健大高崎 享保
俊足を飛ばして一気に2塁から生還する健大高崎の享保



◆楽しみな1年生投手たち
野手には今井・山下・高山・大柿と春にセンバツベスト8を経験したメンバーが残る一方、投手は4人とも3年生であり、新チームでは青柳監督も「投手が課題台頭」と言っていた。

そんな健大高崎の先発は背番号11をつけた1年生右腕の吉田。吉田は細身ながら、腕の振りには天性ともいうべきものがあり、腕を柔らかくムチのように振り抜いて回転のいいストレートを投げ込み、縦のスライダーとのコンビネーションでまさに正統派ともいうべき右腕であった。まだ投球リズムが単調なところなどもあり、桐光打線にヒット10本を浴びてしまったが、それでも要所はしっかりと締めて5回途中まで1失点と試合を作った。

5回のピンチから登板したのは同じく1年生の背番号14の左腕藤原であった。藤原は168㎝60㎏とまだまだ小柄であるが、体全体を使ったフォームから繰り出すストレートは勢いとキレがあり、またスライダーも打者の手元で曲がっていて、見分けが容易でなさそうな代物であった。吉田相手には思うようにバットを振り抜いていた桐光打線であるが、この藤原の前には大沈黙となってしまい、結局藤原は5回途中から最後まで5奪三振無安打という素晴らしいピッチングを見せた。

まだまだ経験が少なく安泰とはいえない健大高崎投手陣であるが、楽しみな1年生が出てきて、非常に未来は明るいといえる。

20171024健大高崎 吉田
5回途中まで1失点と何とか試合をまとめた健大高崎の先発吉田


Pickup Player
大柿廉太郎
~夏の悔しさをバネに攻守でチームを牽引する主将~

健大高崎ではリード力と強肩で1年夏から正捕手を務め、前チームでも9番キャッチャーとしてセンバツベスト8を経験した。しかし2年夏は安藤に正捕手の座を奪われてしまい、チームは3季連続で群馬大会決勝で前橋育英に敗れてしまった。新チームでは主将に就任し、この日は8番キャッチャーとしてスタメン出場を果たした。

まず打撃では2回表2死2塁で回ってきた第1打席で鋭い打球で1・2塁間を破るタイムリーを放ちチームに貴重な先制点をもたらせた。第2打席でも強烈なレフトライナーを放ち、第3打席でもショートの頭を越えるレフト前ヒットを放った。最終打席はセンターフライに倒れるも、4打席中3打席で強烈な打球を放ち、4打数2安打1打点の活躍をみせた。180㎝77㎏という体格は身長・体重ともに健大高崎のベンチ入りメンバーではトップであり、キャッチャーだから下位というのもあるかもしれないが、この日のバッティングを見ていると是非とも中軸にというバッターであった。

守備面でも持ち前のリードで2人の1年生投手をうまくリードして9回1失点。特に藤原はこの日よかったというストレートを生かしたリードで、藤原自身もよかったが、桐光打線を無安打に封じたのはこの大柿のリードの賜物でもあると思う。2投手ともにボールが続いた場合などはすかさずマウンドに駆け寄って、先輩・主将らしく肩をポンとたたいて励ますといった場面も多くみられ、見事にキャッチャーとしてチームを牽引していると感じた。

1年時から順調な歩みを見せも、2年夏に挫折を味わった大柿がそれも糧にして、新主将として見事にチームを牽引していると感じた試合であった。

20171024健大高崎 大柿 20171024健大高崎 大柿2
先制タイムリーに好リードの活躍をみせた健大高崎の新主将大柿


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主なNPBお祈り選手2017

2017年のドラフト会議も終わりました。
今年も多くの選手が指名された一方、残念ながら指名漏れとなってしまった有力選手もいます。そんな選手(NPBに内定をもらえずにお祈りされてしまった)にスポットを当てて書いてみたいと思います。

まずは主な指名選手一覧↓
NPBお祈りリスト2017

まずは高校生は今年はどちらかというと順当な指名で、意外な指名漏れ選手は少なかった。ただ夏の甲子園で活躍した綱脇(花咲徳栄)・長谷川(仙台育英)の2人が漏れたのは意外で、今年の打高投低が象徴するように野手の活躍がスカウトの目にもついたということであろう。綱脇はスピードこそまだプロレベルにないもののストレートのノビには天性のものがあり、またその他の部分でも総合力が高い。同僚の西川・清水が指名されただけに、綱脇もとは思ったが…なんだかんだいって甲子園優勝投手が指名漏れというのはあまり聞いたことがないので残念だ。長谷川も日本文理を完封、あの大阪桐蔭から1失点完投勝利をあげるなど個人的には甲子園のベストナインに選んだほどの活躍であったが、甲子園の活躍だけでは評価できないところもあったようだ。

20170723花咲徳栄 綱脇
夏の甲子園優勝投手ながら指名漏れとなってしまった花咲徳栄の綱脇


大学生でも多くの有力投手、走攻守揃ったショートに指名もれが相次いだ。中でも草場(九産大)は今年は本調子ではなかったが、当初は1位候補と言われていた逸材で指名漏れは意外であり、上位でなければ社会人に行くという方針でもあった可能性も捨てきれない。ちょうどこの日に東都の優勝を占う重要な1戦で投手戦を繰り広げた飯田(東洋大)と嘉陽(亜細亜大)が指名漏れしてしまったのは残酷である。そのほかにもあまり似たタイプのいない貴重な変則サイドの宮本(東農大オホーツク)、リリーフ適正のある宮川(上武大)・大道寺(筑波大)もプロでも需要がありそうなだけに意外であった。

大学生内野手は指名漏れが多かった。しかし藤岡(トヨタ→ロッテ2位)、田中(日立製作所→巨人4位)、山足(Honda鈴鹿→オリックス7位)とちょうど2年前に指名漏れを経験した大学生が今回は指名されていて、2年後は同様のことができるように腕を磨いてほしい。プロから指名漏れした大学生選手は、社会人球界にとっては宝であり、これからどこに入社するのかも注目していきたい。

20170610九産大 草場
当初はドラフト1位候補であった九産大の草場も指名漏れ


社会人では2年前にまさかまさか指名漏れであった谷田(JX-ENEOS)は、解禁となった今年も指名漏れ。背景には齋藤・若林・塩見と3人もJX-ENEOSから指名されたために、それ以上の指名をプロ側が遠慮した可能性もあり、ENEOSでは同じく有力視されていた柏原も同様に指名漏れしている。北村は2年目から社会人日本代表で活躍したが指名漏れ。亜細亜大→指名漏れ→トヨタと一緒であった同期の藤岡がロッテ2位であり、また弟の拓巳が巨人から4位指名を受けたことを考えると非常に悔しいであろう。まぁ社会人の選手は順位の指定があったり、そもそも残留するという選択の選手もいるので一概に指名されない=評価が低いとは言えないので難しいところである。

これらの選手自身にとっては非常に残念な結果であろうが、アマチュア野球としてはスター選手が残ってくれたことになる。今回のドラフトでも指名漏れを経験した選手が何人も指名されているので、彼らにもこれをバネに頑張ってもらって、来年・2年後・4年後では期待したいところだ。

20170312JX-ENEOS谷田
まさかの指名漏れから2年が経った、今年もJX-ENEOSの谷田に指名はなかった



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各球団におススメしたい、絶対にお得なドラフト候補たち

ドラフト会議では上位候補にばかり注目がいきますが、上位候補以外も注目の選手はいます。
ということで今回は各球団におススメしたい、上位候補とは言われていないけど、早いうちに獲っておけば絶対にお得という選手を紹介したいです。


①金久保優斗 東海大市原望洋高 投手

しなやかなフォームからMax147㌔のストレートにキレ味抜群のスライダーに加え、カーブ・フォークなど変化球、コントロールもよく、野手としての能力も高いようにフィールディングにも定評のある総合力の高い右腕。昨秋はほぼ1人で投げ抜いて関東大会準V、センバツでも滋賀学園相手に14回までの力投を見せるなどして上位候補にも挙げられていた。しかしここからケガなどの影響もありスカウトの評価もトーンダウン。夏は1度はKOされるも再びマウンドに戻り自ら延長戦で決勝ホームランを放つなおして大激戦の末に専大松戸を破るも、続く準決勝で木更津総合に敗れ甲子園出場を逃し、あまり名前も聞かれなくなってしまった。

ただ上記のように投手としての能力は高く、個人的には昨年ロッテに3位指名された島よりも上だと思っている。またまだ細身であり、球速なども上がる余地があることを考えると、全体的なトーンダウンしている今こそお得なのではないかと思う。

20170722東海大市原望洋 金久保
東海大市原望洋:金久保


②永井敦士 二松学舎大付高 外野手

1年秋から二松学舎大付の4番を務めた永井、途中は打撃不調などで6番などに降格することもあったが、最後の夏は4番としてチームを甲子園出場に導き、初戦の高岡商戦では5打数5安打の活躍をみせた。永井の1番の魅力は178cm91kgというどっしりとした体格からの力強いスイングで高校通算は47本に上る。しかし永井を推したいのはこれに加えて、91㎏という巨体ながら50㍍を6秒ほどで走るという走力の高さで、肩も強い。

右の巨漢スラッガーでありながら、身体能力が高くスピードのもある選手はなかなかおらず、この身体能力を生かせば、まだまだ伸びしろもある。ちょっとタイプは違うが二松学舎大付の先輩である鈴木誠也に通じるところもあり、早いうちに指名しておけば掘り出しものになる可能性が大いになる。

20170813二松学舎大付 永井
二松学舎大付:永井


③與座敬人 岐阜経済大 投手

今年の全日本大学野球選手権で、石巻専修大を完封して一躍名前を全国にとどろかせた右のアンダースロー。沖縄尚学ではサイドスローの4番手投手であったが、大学でアンダースローに転向すると、2年春より岐阜経済大のエースとなり2年秋・4年春とそれぞれ最優秀投手賞とリーグMVPを受賞した。小柄でありスピードはないものの、緩急とコーナーの出し入れで勝負するタイプでその姿はまさに牧田(西武)に重なる。

ちょうど牧田のメジャー移籍もささやかれて、日本球界ではさらに少なくなる貴重なアンダースロー。戦いの場が岐阜であったことからまだまだ知名度は低いが、間違いなく唯一無二の存在となりうる投手。早い段階でも指名しておいて、損することはない選手であろう。

20170608岐阜経済大 與座



③村上海斗 奈良学園大 外野手

北照高時代は投手兼外野の控えであった村上であるが、奈良学園大では2年春からレギュラーを獲得。189㎝94㎏という体格に、50㍍5.8秒の走力、投手時代は145㌔をマークした強肩で長打力も身体能力は日本でもトップクラスを誇る。まだまだ粗さの残る選手ではあるものの、3年春には全日本大学野球選手権ベスト4と大一番にも強く、4年春には打率.320と課題であった確実性も増してきている。

実績からそこまでの上位指名は見込めないが、この身体能力は魅力的で、その能力が開花すれば糸井や新庄のようなスターになる可能性も秘めている。育成ありきの指名にはなるが、成功したときのメリットは無限大である。

20160611奈良学園大 村上
奈良学園大:村上


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明秀日立×山梨学院 【秋季関東大会1回戦】

10/24 秋季関東大会1回戦
明秀日立×山梨学院 @サーティーフォー保土ヶ谷球場

土日が雨で月曜から始まった関東大会も2日目…明秀日立(茨城1位)と山梨学院(山梨2位)がセンバツをかけて初戦を戦います。


試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171024明秀日立×山梨学院


山梨学院は1回裏に清水雄のヒット、ショートエラーで1・2塁のチャンスを作ると、4番相澤の打席の初球でダブルスチールを決めて2・3塁、さらにカウント3B1Sからスクイズを決行。これがファーストへの送球間に2塁ランナーまでもが生還する2ランスクイズとなり2点を先制する。明秀日立は2回表に9番高田のタイムリーで1点を返すも、3回裏に山梨学院は連続四球で1・2塁から4番相澤がセンター前ヒット、ランナーは3塁ストップもセンターからホームへの送球をキャッチャーが逸らす間にランナーがホームインし、再び2点差とする。

明秀日立の強力打線が目覚めたのは5回表。先頭の北野がセーフティを試みると、これがサードの悪送球を誘い無死2塁。3番池田がライト線に2ベースを放ち1点差とすると、芳賀・細川の連打で同点。さらに7番鈴木翔がライトフェンス直撃の2点タイムリー2ベースを放ち、明秀日立が逆転に成功する。これで完全に流れをモノにした明秀日立は7回に代打佐伯の、8回には細川の犠牲フライで追加点。投げては細川がランナーは出すものの、4回以降は山梨学院を無得点に抑えて完投勝利。明秀日立が初戦を突破してセンバツ出場に王手をかけた。

20171024山梨学院 相澤
山梨学院の3得点全てに絡む活躍をみせた4番相澤

20171024明秀日立 池田
タイムリー2ベースを含む3安打を放った明秀日立の3番池田

20171024明秀日立 細川2
同点タイムリーを含む2打点とバットでも活躍をみせた明秀日立のエース細川


Topic
◆今年はスモールベースボールな山梨学院
前チームでは秋・春・夏と山梨大会において負けなしの完全制覇、夏の甲子園にも出場した山梨学院。五十嵐・栗尾ら強力打線に、吉松・宮内・石井ら豊富な投手陣と圧倒的な戦力を誇っていた。しかしそのメンバーで残っているのは、甲子園では3番レフトを務めた中尾のみで、その中尾はこの試合はベンチスタートという状況。戦力的には小粒になった感がある新チームは、その分機動力を使ったスモールベースボールを展開した。

そんなチームは序盤、ヒットで出塁した2番清水雄が2盗、エラーで1・2塁とした後には2人のランナーが細川のモーションを完全に盗んでダブルスチールを決めて2・3塁。ここで迎えるバッターは4番相澤であったが、スクイズを決行するとこれが2ランスクイズとなり、ヒット1本で2点を先制してみせた。2回にも四球と相手の守備の乱れに乗じてこちらもヒット1本で1点を追加した。

しかしその後投手陣が捕まり点差をつけられてしまうと、機動力も発揮しづらい展開で強硬策に出るも7回~9回は毎回併殺となってしまった。機動力という新たな武器を手に入れた山梨学院。だがやはりこれだけでは全国で勝ち進むのは厳しく、冬場に力をつけてパワーと機動力を兼ねそろえたチームとしたいところだ。

20171024山梨学院 清水雄
3盗塁を決めるなど機動面でチームを牽引した山梨学院の主将清水雄


◆どこからでも打てる強力打線
明秀日立といえば、光星学院で強打のチームを作り上げた金沢監督が就任し、DeNAの細川やJR東日本の糸野に象徴されるような強打が売りのチームである。今年のチームも強打の1番増田に、池田・芳賀・細川のクリーンアップと前チームからのレギュラーで構成する上位打線は強力そのもの。しかしこの試合では下位打線の活躍も目立った。

その象徴であったのが7番サードの鈴木翔。鈴木は170㎝と小柄で、どちらかと言えば守備が武器の選手であると思っていた。だが5回表に同点とした後のチャンスで迎えた第3打席、垣越のストレートを振り抜くと、打球は逆方向であるライトフェンス直撃の2点タイムリー2ベースとなり、これがこの試合の決勝打となった。鈴木翔の他にも、1点目のタイムリーを放った9番高田、代打で登場して犠牲フライを放った佐伯も打点をあげ、この試合では7得点のうち4点が7番以降の打点であった。高田は170㎝、佐伯も172㎝と3人とも小柄であるが、しっかりとバットを振り切って打点をあげることができていたのは明秀日立の指導の賜物であると思う。上位だけでなく、下位からも点が取れる強力打線は他のチームにとっても脅威であることだろう。

20171024明秀日立 鈴木翔


◆守備は不安な明秀日立
打棒は目立った一方、明秀日立は守備には不安を残した。この日の3失点は全てエラー絡みであり、エース細川の自責点は0。ショートで主将と守備の要である増田の2個のエラーも痛かったが、記録には残らない3回裏のミスは非常に問題であった。

3回裏の1・2塁の場面でセンター前ヒットを打たれたものな、2塁ランナーは3塁ストップ。にも関わらずセンターからのバックホーム送球をキャッチャーが逸らし、その間に止まっていたはずのランナーが生還してしまった。
この場面だと
①そもそもセンターがバックホームする必要はなかった
②投げるにしてもカットできる高さであればいいし、また内野もカットで止めようとしなかった
③横に逸れた送球でもないのに、バウンドが悪くてキャッチャーは逸らしてしまった
④ピッチャー細川はホームのカバーにちゃんと入っていなかった
と細かいものではるが、守備の4個のミスが重なっていて、このうちのどれか1個でもできていれば防げた得点であった。

この回はこれ以外にも明らかにタイミングアウトの盗塁をセーフにする、挟殺をミスしてセーフにする(記録は野選)というプレーもあり、逆にいえばよく1点で済んだという守りであり、この回終了時には金沢監督から檄も飛んでいた。

今日の試合は打力で盛り返して勝つことができたが、このような守備は致命傷になりかねない。今日の経験と金沢監督の檄も糧に、明日以降は安定した守備を目指して頑張ってほしい。


Pickup Player
細川拓哉 明秀日立2年 ピッチャー
調子が悪くても、守備が悪くても、抑えるエース
自身の調子が悪くても、守備に足を引っ張られても、チームを勝利に導いたという意味では、この日の細川のピッチングはまさにエースというべきものであった。

細川のストレートはこの日も威力抜群で、山梨学院打線は振り遅れの傾向にあった。そして最大の武器である130㌔前後のスライダーも健在であった。しかしこの日の細川はボールがバラついていて調子がいいとは言えない状態で、与えた四死球は8個。上述のように守備の乱れもあり、序盤はなかなか波に乗れずに3点を失い山梨学院にリードをゆるしてしまう。

4回以降も8回までは毎回得点圏にランナーを背負うが、粘りのピッチングで勝負ところでは三振・併殺といった理想の形でアウトをとるこができていて、山梨学院に得点を許さない。結局9回3失点(自責点0)、打たれたヒットは5本で、7個の三振を奪うというピッチングで見事完投勝利をあげた。

ただ四球の多さなどが災いしてか、この日の細川は172球を投じてしまった。終盤でも特に球威が落ちているという様子はなく、細川はスタミナのある投手だと思うが、この力投型のフォームで172球というのはダメージが少なくないだろう。明日にはセンバツ出場をかけた健大高崎戦が待ち構えている。健大高崎は昨秋の関東大会で明秀日立がコールド負けした相手であり、このときも細川は2番手で登板するも、健大高崎打線を止めることはできなかった。

茨城大会でも主だった試合はほぼ細川のみで勝ち抜いてきた明秀日立。初戦突破に大きな代償を払ってしまい、万全の状態とはいいがたい細川であるが、健大高崎へのリベンジ、そして初の甲子園を果たすためには連投は必須であろう。


20171024明秀日立 細川
自責点0の完投勝利を収めた明秀日立のエース細川


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ドラフト上位候補24人を大予想

あと3日に迫ったドラフト会議。
ということで今日はドラフト会議で1位・2位で指名される24人を予想してみました。

2017ドラフト上位24人

やはり今回の焦点となるのは何球団が清宮を指名するかである。実力はもちろんであるが、確実に人を呼べる要素を兼ねそろえているスラッガーはどこのチームも欲しいはず。もし自由に選んだ選手をドラフト1位で捕れるなら全球団が清宮にすることだろう。ただ現実に清宮を獲得できるのは1球団であり、多くの球団は「はずれ」という形になる。ならば清宮を回避して、2番目・3番目にいい選手を確実に獲ろうというのは正しい選択であり、個人的には清宮の指名はなんだかんだいって6球団くらいに収束するのではないかと思っている。それでも「清宮のドラフト」ともいえるべきドラフトであることは間違いない。


その清宮を回避していち早く手を打ったのが広島で、地元の中村(広陵)の1位指名を早くも公表した。わざわざ清宮を回避するのだから、1位指名が被るというのは非常に嫌なことであり、他球団は中村を指名しづらい状態だ。清宮を逆手にとったこの広島の戦法は個人的には見事であると思った。

即戦力という意味では高卒3年目の田嶋(JR東日本)には人気が集中しそうで、こちらは清宮を回避しても競合する恐れがある。こちらもオリックスの1位指名が決定的と言われているが、それでも他に突っ込む球団はありそうだ。

全体としては清宮・安田・中村といった高校勢をはじめとして野手の上位指名が今年は多そうである。あくまでこの予想での数値だが、昨年は4人、一昨年は8人であった上位24人に占める野手の割合は今年は10人ほどになりそうだ。


以上です。今年のドラフトについては勝手に予想と展望を書かせてもらいました。

あと3日…ドラフト会議が楽しみです。

20170427早稲田実業 清宮
早稲田実業:清宮

20170811広陵 中村
広陵:中村

20170530JR東日本 田嶋
JR東日本:田嶋

20170625ヤマハ 鈴木
ヤマハ:鈴木


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【あのチームは今】~2013年仙台育英~

今回は2013年の仙台育英です。

秋は東北大会を制すると、そのままの勢いで明治神宮大会優勝。センバツでも早実相手に逆転勝ちを納めるなど力を発揮するも、高知の投手リレーの前にまさかの完封負けでベスト8止まり。春の東北大会も制し、夏も連続で甲子園に出場すると、1回戦ではセンバツ覇者である浦和学院との大乱打戦を制して熊谷のサヨナラ打で11-10と勝利。しかし続く2回戦では常総の飯田(東洋大)の前に抑えてしまい敗れた。甲子園では成績を残せなかったが、東北では負けなし、実力でいえばこの世代でもトップクラスのチームであった。

打線は4番の上林が、センバツではワンバンのボールを2ベースにするなど類いまれなるバッティングセンスを見せつけて打線を
牽引。その前の3番長谷川も高いバッティング能力をみせ、熊谷・菊名の1・2番は俊足でかき回した。上林の後を打つ、水間には長打があり、小林やピッチャーの鈴木も打力があった。上林と熊谷は甲子園後にはU18日本代表にも選出された。ちなみに春はベンチ入りしているものの夏はベンチ外になってしまったが当時1年生には平沢(ロッテ)もいる。

投手は鈴木・馬場の2枚看板で、フォークなどを駆使してゲームメイクに定評のある鈴木が先発して、速球派の馬場に繋ぐというパターンで、捕手の小林のリードもレベルが高かった。守っても菊間・熊谷の二遊間を中心して、高い守備力を誇った


そんな2013年の仙台育英のチームの選手たちの今がこちら↓
※画像なので見づらい場合は拡大してみてください
2013仙台育英


やはりプロで活躍する上林が目立つ(今日は登録抹消されて優勝の際に涙していたが…)が、この上林に追いつくべくこの秋は熊谷・菊名・馬場の3人がプロ志望届を提出した。特に最速155㌔を誇る馬場は上位での指名もありえる逸材だ。さらにプロ志望届を提出せずにJX-ENEOSへ進む予定の小林も、プロ志望届を出せば指名はほぼ固いという状態であった。熊谷・菊名・小林はそれぞれ名門大学で主将をつとめ、水間・鈴木・福田も副主将を務めるなど大学球界でプレー以外の面でも力を発揮している。ちなみにこのチームの高校のときの主将は上林であった。

正直1チームでこれだけ大学球界の中心となっている選手はいないだろうというくらい逸材が揃った2013年の仙台育英。ドラフト会議が非常に楽しみであろう4年前のチームである。

20170617ソフトバンク 上林
ソフトバンク:上林

20171001立教大 熊谷
立教大:熊谷

20170702仙台大 馬場
仙台大:馬場

20170702富士大 小林
富士大:小林



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ドラフトで大学生捕手が少なすぎる件について

プロ野球界でも捕手不足がささやかれる今日この頃。即戦力の捕手はどのチームにとっても欲しいところであるが、この秋は大学生捕手のプロ志望届がとにかく少ない!

正直ドラフトで指名される可能性のある大学生捕手は西川(東洋大)と齊藤(北海道教育大学岩見沢)くらいしかいない。西川は180㎝82㎏という立派な体格でリードに定評があり、昨年から東洋大の正捕手として活躍し、今年の春にはリーグ優勝、この秋も中大戦で2試合連続で決勝打を放つなど勝負強い打撃を見せている。その一方まだ打撃では確実性に欠けており、全体的にもプロとしてはインパクトにかけるところもある。この秋は東洋の正捕手 齊藤は180cm86kgの大型強肩捕手であり、大学ではベストナイン5回・首位打者・MVPと実績はあるが、活躍の場が札幌学生野球連盟2部ということで評価がしづらい。よってこの2人ですら指名が確実といえる状況でない。場合によっては大学生捕手の指名0の可能性もある。

20170510東洋大 西川
東洋大:西川


なぜこのような事態になったかというと、本来はプロから1番の注目である大学日本代表に選ばれた3捕手がプロ志望届を出さすに、小畑(立正大)はトヨタ、小林(富士大)・大平(桜美林大)はともにJX_ENEOSとそれぞれ名門社会人へ進むこととなっている。

捕手の人材不足はプロ野球界だけでなく、社会人野球界でも起きている現象である。35人もの選手を抱え、社会人でもNo1の選手層と言われるトヨタでさえ、キャッチャーは3人しかいない上に、31歳となる細山田の後継者はいない状態であり、大学生日本代表の正捕手の小畑を早めに獲得したわけである。

20170502立正大 小畑
立正大:小畑


となると即戦力捕手の欲しいチームは社会人の指名に走る可能性がある。社会人でいうと松本(西濃運輸)、木南(日本通運)、大城(NTT西日本)らが候補になる。さらにその中で人気の出そうなのが岸田(大阪ガス)である。岸田は報徳学園でピッチャーとしても145㌔の強肩に加え、ショートもこなすなど野球選手抜群で、大阪ガスでは高卒1年目からレギュラー格として活躍している。岸田は前出の3人と違って高卒3年目の捕手であり、学年としては大学3年生世代と同期になるために、即戦力だが若いというところが魅力で大学生捕手の獲得を考えていた球団の人気が集中する可能性もある。

20170312大阪ガス 岸田
大阪ガス:岸田


以上です。
あと1週間を切ったドラフト会議。こんな捕手事情もちょっと気にしながら見てみても面白いのではないでしょうか?



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