秋の埼玉は花咲徳栄が優勝
秋季埼玉大会も昨日終わり、花咲徳栄が4年ぶり5回目の優勝を果たしました。

甲子園優勝で最悪だったスタート
夏の甲子園優勝を果たした花咲徳栄は当然のことながら、新チームの始動は遅かった。さらに優勝時のレギュラーで下級生は野村のみという状態であったために、経験不足も否めない。
そんな中予選を勝ち抜いて迎えた本大会の初戦。監督間の投票により第1シードに選ばれた花咲徳栄の初戦の相手は格下の滑川総合であったが、守備の乱れにパッとしない投手陣で滑川総合に得点を許し、7回まではビハインドという状態。7回裏に何とか追いつき、最後は田谷野のポテンヒットでサヨナラ勝ちというなんとも王者らしからぬ初戦であった。詳細はコチラ
この段階ではチームの完成度は低く、戦力の充実している浦和学院や埼玉栄に比べると落ちるかなという印象であった。
調子があがった証は野村の4番復帰?
しかしその後は徐々にチームとして調子をあげていき
10-1鷲宮
15-3栄北
9-2山村学園
と3試合連続でコールド勝ちを納めた。
前チームで4番であった野村は新チーム結成当初は1番を打っていた。岩井監督も「野村が4番に入るのが理想」と話していたのに、野村が1番を打っていたのは打線の状態がよくないということを表していたのであろう。
しかし3回戦の栄北戦から野村が4番に復帰。ここら辺がチームとしての調子があがってきたようであり、新1番の倉持と新3番の韮澤はうまく野村の前にチャンスメイクができていたし、6番に下がった主将の新井も決勝戦では決勝打を放つなど、野村4番復帰にともない組み替えた打線も機能しているといえる。

野村自身は1番でも4番でも打撃好調をキープしていた

新オーダーでは野村の前の3番を打つことになった1年生の韮澤
脱落したライバルたち
こうして花咲徳栄が調子をあげる一方、春日部共栄は上尾に、埼玉栄は山村学園に、そして3季連続で秋の決勝で敗れている最大のライバル浦和学院までも市立川越に敗れてしまい、ベスト4に残ったシード校は花咲徳栄だけであった。
結果として花咲徳栄は、これらのいわゆる超強豪校と直接対戦することなく、埼玉の頂に立ててしまった。まぁ裏を返せば、この短期間で安定した戦いのできるチームを作った岩井監督の大勝利ということであろう。
関東大会に向けてポイントは投手陣
埼玉を制覇した花咲徳栄は10/21@神奈川でセンバツ出場をかけた秋季関東大会に挑む。このセンバツでポイントとなってくるのは投手陣であろう。
埼玉大会で花咲徳栄は
・背番号1のオーバーハンドの中田
・背番号10の1年生左腕の和田
・背番号11のサイド右腕の斎藤
の主に3投手で勝ちぬいた。
それぞれタイプの異なった3投手を擁しているのはいいことだが、その反面昨年の網脇・清水、一昨年の高橋昂(現:広島)のような力強い球を持った投手陣ではないために関東の舞台で強力打線のチーム相手に通用するかが焦点となる。上記のように浦和学院や埼玉栄とは当たっていないことも不安要素である。センバツが当確となるためには関東大会で2勝する必要があり、強力打線といわれるようなチームが出てくる可能性は高い。
ただ花咲徳栄には結局1回戦の2イニングしか投げていないものの、4番を打つ野村は投げてはMax144㌔を誇る右腕である。おそらくこの野村は抑えの切り札としての起用が見込まれるが、投手としての安定感という意味ではまだ未知数の部分もある。このピッチャー野村をどう使い、それがどう出るかというのも投手の大きなポイントの1つである。

秋の埼玉大会では背番号1を背負った中田

前チームからベンチ入りを果たしていて経験のあるサイド右腕の齊藤
夏春連覇にむけて
これまで夏春と甲子園を連覇した高校はたったの4校しかおらず、最近では1982年なのでもう36年ほどでていないことになる。
前途多難はなスタートであったが、無事に埼玉大会を制した花咲徳栄。是非ともこのままの勢いで関東大会でも上位進出を果たして、まずはセンバツの切符を掴んで欲しいものだ。
ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓

にほんブログ村

甲子園優勝で最悪だったスタート
夏の甲子園優勝を果たした花咲徳栄は当然のことながら、新チームの始動は遅かった。さらに優勝時のレギュラーで下級生は野村のみという状態であったために、経験不足も否めない。
そんな中予選を勝ち抜いて迎えた本大会の初戦。監督間の投票により第1シードに選ばれた花咲徳栄の初戦の相手は格下の滑川総合であったが、守備の乱れにパッとしない投手陣で滑川総合に得点を許し、7回まではビハインドという状態。7回裏に何とか追いつき、最後は田谷野のポテンヒットでサヨナラ勝ちというなんとも王者らしからぬ初戦であった。詳細はコチラ
この段階ではチームの完成度は低く、戦力の充実している浦和学院や埼玉栄に比べると落ちるかなという印象であった。
調子があがった証は野村の4番復帰?
しかしその後は徐々にチームとして調子をあげていき
10-1鷲宮
15-3栄北
9-2山村学園
と3試合連続でコールド勝ちを納めた。
前チームで4番であった野村は新チーム結成当初は1番を打っていた。岩井監督も「野村が4番に入るのが理想」と話していたのに、野村が1番を打っていたのは打線の状態がよくないということを表していたのであろう。
しかし3回戦の栄北戦から野村が4番に復帰。ここら辺がチームとしての調子があがってきたようであり、新1番の倉持と新3番の韮澤はうまく野村の前にチャンスメイクができていたし、6番に下がった主将の新井も決勝戦では決勝打を放つなど、野村4番復帰にともない組み替えた打線も機能しているといえる。

野村自身は1番でも4番でも打撃好調をキープしていた

新オーダーでは野村の前の3番を打つことになった1年生の韮澤
脱落したライバルたち
こうして花咲徳栄が調子をあげる一方、春日部共栄は上尾に、埼玉栄は山村学園に、そして3季連続で秋の決勝で敗れている最大のライバル浦和学院までも市立川越に敗れてしまい、ベスト4に残ったシード校は花咲徳栄だけであった。
結果として花咲徳栄は、これらのいわゆる超強豪校と直接対戦することなく、埼玉の頂に立ててしまった。まぁ裏を返せば、この短期間で安定した戦いのできるチームを作った岩井監督の大勝利ということであろう。
関東大会に向けてポイントは投手陣
埼玉を制覇した花咲徳栄は10/21@神奈川でセンバツ出場をかけた秋季関東大会に挑む。このセンバツでポイントとなってくるのは投手陣であろう。
埼玉大会で花咲徳栄は
・背番号1のオーバーハンドの中田
・背番号10の1年生左腕の和田
・背番号11のサイド右腕の斎藤
の主に3投手で勝ちぬいた。
それぞれタイプの異なった3投手を擁しているのはいいことだが、その反面昨年の網脇・清水、一昨年の高橋昂(現:広島)のような力強い球を持った投手陣ではないために関東の舞台で強力打線のチーム相手に通用するかが焦点となる。上記のように浦和学院や埼玉栄とは当たっていないことも不安要素である。センバツが当確となるためには関東大会で2勝する必要があり、強力打線といわれるようなチームが出てくる可能性は高い。
ただ花咲徳栄には結局1回戦の2イニングしか投げていないものの、4番を打つ野村は投げてはMax144㌔を誇る右腕である。おそらくこの野村は抑えの切り札としての起用が見込まれるが、投手としての安定感という意味ではまだ未知数の部分もある。このピッチャー野村をどう使い、それがどう出るかというのも投手の大きなポイントの1つである。

秋の埼玉大会では背番号1を背負った中田

前チームからベンチ入りを果たしていて経験のあるサイド右腕の齊藤
夏春連覇にむけて
これまで夏春と甲子園を連覇した高校はたったの4校しかおらず、最近では1982年なのでもう36年ほどでていないことになる。
前途多難はなスタートであったが、無事に埼玉大会を制した花咲徳栄。是非ともこのままの勢いで関東大会でも上位進出を果たして、まずはセンバツの切符を掴んで欲しいものだ。
ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓


にほんブログ村
スポンサーサイト