大阪桐蔭の高卒連続プロ入り記録は途絶える?
大阪桐蔭の偉大な記録がいまピンチを迎えている。
■2010年
江村 直也(ロッテD5位)
■2011年
西田 直斗(阪神D5位)
■2012年
藤浪 晋太郎(阪神D1位)
■2013年
森 友哉(西武D1位)
■2014年
香月 一也(ロッテD5位)
■2015年
青柳 昴樹(DeNA D6位)
■2016年
高山 優希(日本ハムD5位)
ここのところ7年連続で高卒でプロ入り選手を輩出していた大阪桐蔭。高卒での連続プロ入りとなれば、あの横浜でも最高4年、PL学園でも3年といったところがMaxであり、これは本当にスゴい記録である。
しかし今年はここまでプロ志望届を提出した大阪桐蔭の選手は0であり、この記録継続も難しい状況となっている。
その原因としてはまず、春のセンバツも制した大阪桐蔭であるが、レギュラーの半数が2年生という若いチームであり、3年生でレギュラーであったのは徳山・福井・坂之下・泉口・山本のみ。
期待のエース徳山が早々に進学表明
この5人の中で最も注目であったのが、140㌔以上が7人以上という大阪桐蔭の強力投手陣の中でも他を寄せ付けないレベルにあり、センバツはこのエース徳山がほぼ1人で投げて優勝した。徳山は夏も盤石の投球であり、敗れた仙台育英は柿木が完投であったために、打ち込まれたこともない。今年の夏は甲子園で様々な投手を見させてもらったが、この徳山のストレートは球速こそ圧倒的でないものの回転数・威力ともに1ランク上だと感じた。そんな徳山はU18日本代表でもエース格として活躍したが、早々に大学進学を表明。プロに入るのより難しいともいわれる早稲田大のスポーツ推薦を手にしたとの噂だ。

センバツ優勝投手でU18のエースでもあったが早々に進学を表明した徳山
期待はダンテ
福井・坂之下・泉口はともに好選手であるが、3人とも体が大きかったり、ホームランを量産する選手ではない。よってこの3人もタイプ的には即プロというよりは大学へ進学してからとなるだろう。
そうなると期待なのが山本である。山本ダンテ武蔵という名の通りアメリカとのハーフである山本は身体能力が高く、西谷監督が「オコエを超えろ」と期待していた外野手。50m6.1秒の俊足に、強肩、強打を兼ねそろえていてセンバツでは4番も打った。ただベンチ入りは2年秋からでまだ実績としては少なく、また一部では先輩の中山に続いて国学院大へ進学するとの噂もある。ただ現段階で大阪桐蔭の中で希望があるとすれば山本だろう。
とはいえプロ志望届は10/12までで、このギリギリで出すということは考えにくい。残念ながら実質上、大阪桐蔭の高卒での直接プロ入りの連続記録は途絶えてしまったといえるだろう。

唯一の希望の山本も進学が有力である
では大学生・社会人は
ただ高卒での直接プロ入りに限らなければ、大阪桐蔭出身者の連続プロ入り記録は継続するのだろうか?
現大学4年世代は森友哉(西武)の世代である。大阪桐蔭のこの代のエースであり、大学日本代表候補でもあった青山学院大の葛川は早々に社会人入りを表明。現在のところ、プロ志望届を提出したのは立教大の4番として全日本大学野球選手権優勝を果たした笠松である。ただ笠松は春の活躍とは裏腹にこの秋は打率.133でホームラン無しと絶不調で4番からも外され、先日の明治大戦では3三振で懲罰交代という有様。もともと右の大砲として期待されていた選手であり、この秋は守備力の向上も見られるので、指名もないとは言わないが、厳しい状態ではある。

笠松はこの秋の絶不調で志望届を提出したもののかなり雲行きが怪しい
社会人解禁組は西田(阪神)世代である。実はこの世代は2年前で大卒として河原(早稲田大)、山足(立命館大)、北川(創価大)、松原(関西学院大)の4人がプロ志望届を提出するも、まさかの全員が指名漏れという憂き目にあっていて、それから2年が経ちリベンジの年となる。ただ三菱重工神戸・高砂でレギュラーとなっていない松原は無理であろう。河原もトヨタという強豪の中で3番を打つこともあるが、レギュラー獲得には至っておらず、これといった決めてもない。可能性があるとすると山足と北川の2人であろう。
山足はHonda鈴鹿で1番ショートとして定着している。正直プロ要注目というほどの活躍まではできていないが、50m5.8秒の俊足という絶対的な武器を持っているので、プロとしても使い勝手もよく指名する球団があるかもしれない。4人の中で社会人の実績No1といえるのが日本通運で4番に座る北川。チームも昨年の日本選手権、今年の都市対抗と連続で準優勝という結果も納めている。右のスラッガーということで欲しいチームはあるかもしれない。

足という絶対的な武器のある山足はプロでも使い勝手がいいはずである

1年目から日本通運の4番を務めた北川にも期待がかかる
以上です。
ドラフト会議まであと20日を切って…大阪桐蔭の選手がプロ入りするのか注目です。
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ここのところ7年連続で高卒でプロ入り選手を輩出していた大阪桐蔭。高卒での連続プロ入りとなれば、あの横浜でも最高4年、PL学園でも3年といったところがMaxであり、これは本当にスゴい記録である。
しかし今年はここまでプロ志望届を提出した大阪桐蔭の選手は0であり、この記録継続も難しい状況となっている。
その原因としてはまず、春のセンバツも制した大阪桐蔭であるが、レギュラーの半数が2年生という若いチームであり、3年生でレギュラーであったのは徳山・福井・坂之下・泉口・山本のみ。
期待のエース徳山が早々に進学表明
この5人の中で最も注目であったのが、140㌔以上が7人以上という大阪桐蔭の強力投手陣の中でも他を寄せ付けないレベルにあり、センバツはこのエース徳山がほぼ1人で投げて優勝した。徳山は夏も盤石の投球であり、敗れた仙台育英は柿木が完投であったために、打ち込まれたこともない。今年の夏は甲子園で様々な投手を見させてもらったが、この徳山のストレートは球速こそ圧倒的でないものの回転数・威力ともに1ランク上だと感じた。そんな徳山はU18日本代表でもエース格として活躍したが、早々に大学進学を表明。プロに入るのより難しいともいわれる早稲田大のスポーツ推薦を手にしたとの噂だ。

センバツ優勝投手でU18のエースでもあったが早々に進学を表明した徳山
期待はダンテ
福井・坂之下・泉口はともに好選手であるが、3人とも体が大きかったり、ホームランを量産する選手ではない。よってこの3人もタイプ的には即プロというよりは大学へ進学してからとなるだろう。
そうなると期待なのが山本である。山本ダンテ武蔵という名の通りアメリカとのハーフである山本は身体能力が高く、西谷監督が「オコエを超えろ」と期待していた外野手。50m6.1秒の俊足に、強肩、強打を兼ねそろえていてセンバツでは4番も打った。ただベンチ入りは2年秋からでまだ実績としては少なく、また一部では先輩の中山に続いて国学院大へ進学するとの噂もある。ただ現段階で大阪桐蔭の中で希望があるとすれば山本だろう。
とはいえプロ志望届は10/12までで、このギリギリで出すということは考えにくい。残念ながら実質上、大阪桐蔭の高卒での直接プロ入りの連続記録は途絶えてしまったといえるだろう。

唯一の希望の山本も進学が有力である
では大学生・社会人は
ただ高卒での直接プロ入りに限らなければ、大阪桐蔭出身者の連続プロ入り記録は継続するのだろうか?
現大学4年世代は森友哉(西武)の世代である。大阪桐蔭のこの代のエースであり、大学日本代表候補でもあった青山学院大の葛川は早々に社会人入りを表明。現在のところ、プロ志望届を提出したのは立教大の4番として全日本大学野球選手権優勝を果たした笠松である。ただ笠松は春の活躍とは裏腹にこの秋は打率.133でホームラン無しと絶不調で4番からも外され、先日の明治大戦では3三振で懲罰交代という有様。もともと右の大砲として期待されていた選手であり、この秋は守備力の向上も見られるので、指名もないとは言わないが、厳しい状態ではある。

笠松はこの秋の絶不調で志望届を提出したもののかなり雲行きが怪しい
社会人解禁組は西田(阪神)世代である。実はこの世代は2年前で大卒として河原(早稲田大)、山足(立命館大)、北川(創価大)、松原(関西学院大)の4人がプロ志望届を提出するも、まさかの全員が指名漏れという憂き目にあっていて、それから2年が経ちリベンジの年となる。ただ三菱重工神戸・高砂でレギュラーとなっていない松原は無理であろう。河原もトヨタという強豪の中で3番を打つこともあるが、レギュラー獲得には至っておらず、これといった決めてもない。可能性があるとすると山足と北川の2人であろう。
山足はHonda鈴鹿で1番ショートとして定着している。正直プロ要注目というほどの活躍まではできていないが、50m5.8秒の俊足という絶対的な武器を持っているので、プロとしても使い勝手もよく指名する球団があるかもしれない。4人の中で社会人の実績No1といえるのが日本通運で4番に座る北川。チームも昨年の日本選手権、今年の都市対抗と連続で準優勝という結果も納めている。右のスラッガーということで欲しいチームはあるかもしれない。

足という絶対的な武器のある山足はプロでも使い勝手がいいはずである

1年目から日本通運の4番を務めた北川にも期待がかかる
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