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2017年に個人的に観戦したベストゲームTOP3(高校・大学・社会人それぞれ)

今年もお陰様でたくさんのアマチュア野球の試合を観戦させていただきました。

高校野球:107試合
大学野球:53試合
社会人野球:29試合

ということで今年も最後はその中でもベストゲームTOP3を高校野球・大学野球・社会人野球ごとに発表したいと思います。

まずは高校野球編

3位:東邦×三重
10/31 秋季東海大会準決勝@岡崎市民球場

勝った方がセンバツ確定という東海大会の準決勝。試合は新チーム結成以来練習試合も含めて40連勝中と絶好調に対して、前チームからの2枚看板の定本・山本が不調の三重。試合は東邦が先行する形で進むも、三重も食らいついていくと、ついに7回裏に途中出場の伊藤の活躍などで逆転。そのリードを保ったまま試合は9回2死までいくも、東邦は3番洞田がヒットで出塁、続く4番石川が起死回生の逆転2ランを放ちセンバツ出場を確定させた。

20171030東邦×三重 スコアボード

20171030東邦 石川1 20171030三重 伊藤
(左)東邦:石川   (右)三重:伊藤

観戦記:東邦×三重


2位:日大三×早稲田実業
4/27 春季東京大会決勝@神宮球場

秋と同じ組み合わせとなった春の東京大会の決勝。6回までは早実が6-4とリードしていたが、7回からは想像を絶する打撃戦が開始。早実が14-10と4点リードして最終回を迎えるも、9回表に日大三が桜井のホームランを皮切りに一挙7点をあげて再逆転。しかし早実はその裏に清宮の2打席連続弾となる3ランで追いつき試合は延長戦へ。しかし延長戦に入ると早実5番手赤嶺、日大三はセンターから2度目のマウンドに上がった八木が粘りのピッチングを展開して、一転して0行進。最後は延長12回裏に早実が野田のタイムリーで18ー17とサヨナラ勝ちを納めた。

20170427日大三×早稲田実業 スコアボード

20170527日大三 八木 20170427早稲田実業 清宮
(左)日大三:八木    (右)早稲田実業:清宮

観戦記:日大三×早稲田実業


1位:東海大市原望洋×専大松戸
7/22 全国高校野球選手権千葉大会準々決勝@千葉マリンスタジアム

望洋のエース金久保(ヤクルトドラフト5位)であったが、この日はストレートの制球がイマイチで中盤以降専大松戸打線に捕まると7回裏にはまさかのKO。望洋は万事休すと思われたが、荒川のホームランなどで追い上げると、9回2死からワイルドピッチで同点。代打が出た関係で金久保がマウンドに戻って9回裏を抑え、試合は延長戦に突入すると、10回表に金久保が今度はバットで決勝2ランを放ち望洋が勝利した。

20170722東海大市原望洋×専大松戸 スコアボード

20170722東海大市原望洋 金久保2 20170723専大松戸 川上
(右)東海大市原望洋:金久保  (左)専大松戸:川上

観戦記:東海大市原望洋×専大松戸


続いて続いて大学野球編

3位:名城大×九州共立大
11/11 明治神宮野球大会(大学の部)1回戦

名城大のエースは大学日本代表の常連でもあるMax153㌔右腕の栗林であったが、その前に立ちはだかったのが九州共立大の110㎏の巨漢スラッガーの片山。1回にスライダーをレフトスタンドに運ぶ3ランを放つと、5回裏には今度は高めの釣り球を右中間スタンドに運ぶ2ラン。しかし名城大打線も奮闘し6回に4点を奪うなどして逆転。ただ九州共立大は平良のソロで追いつくと、栗林が代打が出た関係で降板すると、最終回は望月のサヨナラタイムリーで九州共立大が勝利した。

20171111名城大×九州共立大 スコアボード

20171111名城大 栗林 20171111九州共立大 片山
(左)名城大:栗林   (右)九州共立大:片山

観戦記:名城大×九州共立大


2位:東北福祉大×富士大
7/2 東北地区大学野球選手権決勝 @仙台市民球場

試合は富士大が6回まで7-0とリード。決勝でも7回7点差でコールドとなるこの大会であったが、東北福祉大は7回2死から主将菊名のタイムリーでコールドを回避すると、8回表には楠本・清水のタイムリーなどで一挙5点を奪い逆転。東北福祉大は午前の準決勝でも登板したリリーフエース津森を投入するも、富士大が9回裏に追いついてタイブレークに突入。タイブレーク2イニング目に菊名のショートゴロの間に勝ち越した東北福祉大が大逆転勝利で優勝を果たした。

20170702東北福祉大×富士大 スコアボード

20170702東北福祉大 楠本 20170702富士大 小林
(左)東北福祉大:楠本  (右)富士大:小林

観戦記:東北福祉大×富士大


1位:立教大×天理大
6/8 全日本大学野球選手権準々決勝@神宮球場

天理大は先発中川の好投で7回まで3-0とリード。しかし立教大は8回表に山根の2ランで1点差と迫ると、土壇場の9回表には主将熊谷(阪神ドラフト3位)のタイムリーで同点。タイブレークとなった10回表にセカンドゴロの間に1点をあげると、4回途中からリリーフした1年生アンダースローの中川が、その裏を無失点に抑えて勝利。最大のピンチを脱した立教大はこの勢いのままに59年ぶりとなる全日本大学野球選手権制覇を果たした。

20170608立教大×天理大 スコアボード

20170608立教大 熊谷 20170608天理大 中川
(左)立教大:熊谷  (右)天理大:中川

観戦記:立教大×天理大


最後に社会人野球編

3位:九州三菱自動車×トヨタ自動車
7/14 都市対抗野球(開幕戦)@東京ドーム

前年度優勝のトヨタに対し、久しぶりの出場の九州三菱自動車という対戦でトヨタが圧倒的に有利と思われていた。しかし九州三菱自動車はエース谷川(阪神ドラフト5位)がトヨタの前に立ちはだかり、試合は延長戦へ。トヨタは延長戦からエース佐竹を投入すると佐竹・谷川の投げ合いで勝負は決まらず延長12回からはタイブレークに突入する。タイブレークでも佐竹が無失点で切り抜けると、トヨタはその裏に藤岡(ロッテドラフト2位)がサヨナラ満塁弾を放ち勝利した。

20170714トヨタ自動車×九州三菱自動車 スコアボード

20170714九州三菱自動車 谷川 20170714トヨタ自動車 藤岡3
(左)九州三菱自動車:谷川  (右)トヨタ自動車:藤岡

観戦記:九州三菱自動車×トヨタ自動車


2位:三菱重工神戸高砂×フェデックス
11/2 社会人野球日本選手権1回戦@京セラドーム大阪

三菱重工の守安、フェデックスの金井の投手戦となった試合は1-1のまま両者譲らずに、延長戦でもなかなか試合が決まらず、12回からはタイブレークに突入する。それでも守安、さらにはタイブレークから登板した出羽の素晴らしいピッチングで1死満塁からのスタートにも関わらず4イニングも両者無得点。延長16回に三菱重工が國久・那賀の連続タイムリーで3点を勝ち越すと、守安が5イニング連続で1死満塁を無失点で凌いで勝利した。

20171102三菱重工神戸高砂×フェデックス スコアボード

20171102三菱重工神戸高砂 守安 20171102フェデックス 金井
(右)三菱重工神戸高砂:守安 (左)フェデックス:金井

観戦記:三菱重工神戸高砂×フェデックス


1位:明治安田生命×東京ガス
5/27 都市対抗東京2次予選@太田スタジアム

都市対抗の東京第2代表を目指す戦いは、明治安田生命が9回表に代打小川のソロで追いつき延長戦へ。明治安田生命の三宮、東京ガスの臼井と両チーム2番手投手の好投により、延長戦に入っても0行進。タイブレークのない試合はナイターに突入し、延長18回に明治安田生命が1点を勝ち越すも、その裏に疑惑の判定にライトがボールを見失うアクシデントもあり同点。最後は内野安打+暴投とあっけない幕切れとなったが、延長18回の死闘を東京ガスが制した。

20170527明治安田生命×東京ガス スコアボード

0170527明治安田生命 三宮2 20170527東京ガス 臼井2
(左)明治安田生命:三宮 (右)東京ガス:臼井

観戦記:明治安田生命×東京ガス


以上です。
今年も読んでくださった方ありがとうございました。
来年も少しでも役に立てることを色々書いきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


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名城大×九州共立大 【明治神宮野球大会(大学の部)】

11/11 明治神宮野球大会(大学の部)1回戦
名城大(北陸東海3連盟代表)×九州共立大(九州3連盟代表)

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171111名城大×九州共立大

名城大は初回に2死ランナー無しから坪井・高木・山口とクリーンアップの3連打で1点を先制。しかし九州共立大はその裏に、1死1・2塁から4番片山が変化球をうまく救いあげてレフトポール際に特大の3ランを放ちすかさず逆転する。追う展開となった名城大だが3回表に4番高木の2ベースを皮切りに、山口のタイムリー。さらにエラーを挟んで8番加納に同点タイムリーが飛び出し、九州共立大の先発竹本をKOする。

追いつかれた九州共立大だが4回裏に2死ランナー無しから平良がセンタオーバーの3ベースを放つと、続く8番緒方のタイムリーで勝ち越し。さらに5回裏には内野安打の早野を1塁に置いて、4番片山が今度は高めの釣り球を右中間スタンドに運ぶ2ランを放ちリードを3点に広げる。

3回にリリーフしてから名城大打線をノーヒットに抑えていた九州共立大の2番手岩崎であったが、6回表に突如乱れ、連続四球から4番高木にタイムリーを浴びて降板。3番手に久保をマウンドに送るも、名城大の勢いを止められず山口のタイムリーと堀井のスクイズで同点とされると、代打工藤には逆転となるタイムリー3ベースを浴びてしまう。6回以降立ち直った名城大のプロ注目のエース栗林の前に抑えられていた九州共立打線だが、8回裏には7番平良がスライダーを捉えると打球はバックスクリーンに飛び込む値千金の同点ホームランとなる。

同点のまま迎えた9回表、名城大は先頭の工藤のヒットと送りバントで1死2塁と勝ち越しのチャンス。ここでエース栗林に代打柘植を送るも三振、さらに続く吉浦の鋭い当たりは久保のグラブに収まるピッチャーライナーとなってしまい勝ち越しならず…。その裏のマウンドには2番手阪倉が上がるも、石原・早野にヒットを浴びて1・3塁のピンチ。ここで2ホーマーの片山は当然のごとく敬遠するも、続く5番望月の強烈な打球はピッチャー強襲のサヨナラタイムリーとなり九州共立大が勝利を納めた。


20171111九州共立大 片山2
初回に3ランを放ち豪快にバットを投げる九州共立大の4番片山

20171111九州共立大 平良
8回裏にバックスクリーンに同点弾を放った九州共立大の1年生平良

20171111名城大 高木
タイムリーを含む3安打の活躍をみせた名城大4番の高木


Topic
◆栗林に天敵現れる
名城大のエースといえば大学日本代表の常連であるMax153㌔右腕の栗林。この秋もリーグ戦では6勝をあげてベストナインと敢闘賞を受賞(名城大はリーグ戦2位から神宮大会の切符を掴んだ)する活躍を見せていた。この日の栗林は相変わらず美しいフォームでストレートは11月のナイターであるというのに149㌔をマークしていた。

そんな栗林の前に立ちはだかったのが九州共立大の4番片山であった。初回には片山に変化球を救われてレフトスタンドに運ばれてしまったが、第2打席の対戦ではストレートで見事に空振り三振。栗林のスピードのあるボールに片山もフルスイングで応える感じでこの2打席目あたりからこの2人の対戦だけは特別な空気を身にまとっていた。栗林は第3打席も片山を2球で追い込んで、ファールを挟んで4球目は高めに外した球であっただろうが、しかしこれを片山は振り抜くと打球は右中間スタンドに飛び込む2ランとなった。完全に片山が天敵となった栗林は続く打席ではランナー無しにも関わらず敬遠気味に片山を歩かせた。

決してボール自体は悪くなかった栗林であるが、この片山の2発計5失点が響いて、8回7失点というピッチング。全国の舞台とはいえ、栗林本人にしてもショックな内容であったことだろう。ただ栗林はまだ3年生、来年は大学日本代表のエース候補、さらにはドラフト上位候補として大いに期待されることであろう。

20171111名城大 栗林
片山の2ホーマーが響き8回7失点となってしまった名城大のエース栗林


◆復帰の久保が気迫の投球
それまで素晴らしいピッチングをしていた九州共立大の2番手岩崎が突如乱れ、代わりに3番手としてマウンドに送られたのは本来のエースとして期待されていた久保であった。久保は2年秋にリーグ戦でMVPを受賞してチームを優勝に導いたが、今年はケガもあって思うように投げられない日々を送った。その間に九州共立大では竹本・島内の両先発がともに3勝無敗という活躍をみせてチームを優勝。神宮大会の出場校を決める九州代表決定戦から復帰していた。

だが久保は名城大打線の勢いを止めることができずに、2本のタイムリーとスクイズを浴びて逆転を許してしまうなどまだ本調子とはいえない状態。それでも7回・8回と名城大打線をノーヒットに抑えると、9回はピンチを招くも強烈なピッチャーライナーを見事な反応で自ら捕球し、7~9回は無失点の好投。この気迫が打線にも伝わったか、8回裏に同点とすると、9回裏にはサヨナラ勝ち。久保に全国初勝利をもたらせた。

まだまだ本調子とはいないものの気迫で抑えたまさにエースらしいピッチングをみせた久保。この気迫の裏には、昨年の秋にリーグ戦ではMVPを獲得しながらも、神宮大会の代表決定戦では日本文理大に敗れてしまった苦い経験もあるのだろう。まだ3年生である久保。久保のいない間に大学日本代表の候補となるなど急成長をとげた島内とのエース争いも楽しみである。

20171111九州共立大 久保
九州共立大の3番手としてマウンドにあがり勝ち投手となった久保


◆最後は望月が決めた
最後にサヨナラ打を放ったのが九州共立大の望月であるというのもなかなか感慨深いところであった。望月はこの秋プロ志望届を出すも指名漏れ。さらに望月の一家離散などの内容がドラフト特番で放送されると、「これはオンエアしていい内容なのか?」と物議が醸し出されて、別の意味でも注目される形となってしまった。

そんな状態で迎えたこの明治神宮大会。5番ショートでスタメン出場を果たした望月は8回まで4打数1安打とそれほど目立つ活躍はできていなかった。しかし9回裏には4番片山が敬遠され1死満塁という絶好のチャンスで打席が回ってくると、その初球を振り抜くと打球はピッチャー阪倉を強襲、阪倉はボールを拾って急いでホームに投げるも間に合わず、サヨナラ勝ちとなった。

指名漏れの時点では何も決まっていないと話をしていた望月だが、卒業後には東芝への入社が決まった。これはこれでまたいばらの道でもあるが、結果を出して2年後にはプロ入りを果たして欲しいものだ。

20171111九州共立大 望月
9回裏にサヨナラタイムリーを放つ九州共立大の望月


Pickup Player
片山勢三 九州共立大4年 ファースト
~規格外の2発で神宮の観客を虜に~
この試合で全国の舞台で強烈すぎるインパクトを残したのは九州共立大の4番片山であった。

門司学園高では1年時から外野のレギュラーであった片山は1個上の牛島(JR九州)が抜けた2年秋以降は4番キャッチャー主将。2年秋に福岡準Vを果たし九州大会に出場、3年夏はチームを28年ぶりの福岡ベスト4に導くなどして高校通算32発をマークした。九州共立大では同期に緒方がいたこともあり、打力を生かす意味でもファーストを守るようになると、ファーストorDHとして1年秋にはレギュラーを獲得。その後ホームラン王2回、打点王1回、ベストナイン1回に敢闘賞も受賞するなどリーグ戦通算14発を誇る福岡六大学野球屈指のスラッガーとして活躍。4年時には九州共立大の主将も務めている。ただもともと大柄であった片山だがこの間に体重が15㎏増え、今では体重110㎏とぽっちゃりタイプのスラッガーとなった。

神宮大会はDH無しであるために、この日は4番ファーストでスタメン出場した片山は1打席目にいきなり栗林のスライダーを救い亜が得ると打球はレフトポール際に飛び込む特大の3ランとなる。2打席目は栗林の威力のあるストレートをフルスイングするも三振。5回裏の第3打席でも簡単に追い込まれてしまうも、そこから高めの釣り球を右中間スタンドに運ぶ2ラン。ここまで活躍すると、もう成すすべのない名城大バッテリーは第4打席は1死ランナー無という場面であったのに片山を敬遠。1死1・3塁というサヨナラのチャンスで迎えた第5打席でも当然のように敬遠されてしまった。結局3打数2安打(2ホーマー)5打点という見事な活躍。その結果だけでなく、ぽっちゃりとした体形やフルスイング、まるでプロ野球選手のようにホームランを打った際のバットの投げ方などでも神宮大会の観客の心を掴んだスラッガーはその名を全国に知らしめることができたであろう。

卒業後は社会人の名門パナソニックに入社予定。そのパワーはすでに社会人でも十分すぎるほどである一方、まだ打撃に粗さはある。これらを克服して確実性が増した打撃ができるようになれば、ポジション柄被ってしまう外国人に太刀打ちできる打者としてプロからの指名も見えてくるのではないか?

20171111九州共立大 片山
2ホーマー5打点の活躍で神宮のファンの心を掴んだ九州共立大の片山



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東洋大×亜細亜大 【東都大学野球連盟優勝決定戦】

11/4 東都大学野球連盟第8週第3試合
東洋大×亜細亜大@神宮球場

ここまでそれぞれ勝ち点3をあげて首位で並んでいた東洋大と亜細亜大の最終節での直接対決はそれぞれ1勝1敗となったところで、転向や東京六大学野球の都合もあり、1週間伸びて最終決戦を迎えた。リーグ戦の最後の試合だが、勝った方が優勝という優勝決定戦です。

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171105東洋大×亜細亜大

東洋大は2回表に先頭の4番中川がレフトオーバー2ベースを放つと、5番西川のタイムリーで先制。東洋大は3回表にも1番田中将也がライト線に2ベースを放つと、亜細亜大は早くも先発の中村稔から、山城にスイッチこの山城はこのピンチを併殺で凌いで期待に応えるも、続く4回には連続四球などで満塁のピンチを背負うと、8番宝楽に右中間に2点タイムリー2ベースを浴びてしまう。さらに阪神ドラフト2位指名の高橋遥が登板するも、5球連続ボールで降板するなどピンチを広げてしまうが、4番手の嘉陽がそのピンチを凌ぐ。

亜細亜大の反撃は5回裏、上田のポテンヒットが2ベースとなり、続く小山のバントを飯田が3塁へ送球も田中将也が落球してしまい無死1・3塁。1死後に2番近森がライト前に2点タイムリーを放ち亜細亜大が1点差に迫るも、ここで登板した東洋大2番手甲斐野が続くピンチを何とかしのいで、試合は東洋大が1点リードのまま後半戦へ突入する。

東洋大は7回表に途中出場の1年生納がレフト前ヒット→盗塁でちゃうんすを作ると5番西川がタイムリー内野安打を放ち1点追加。しかし亜細亜大もその裏にこちらも途中出場の平田がヒットで出塁し2盗、ファーストゴロ間に3塁へ進むと、3番北村の打席でホームスチールを決めて1点差に迫る。

1点を追う亜細亜大は9回裏に先頭の代打中村将が四球で出塁すると、すかさず盗塁で無死2塁。しかしその勢いで無死にも関わらず3盗を狙うとタッチアウト。さらに2死から7回裏にホームスチールを決めた俊足平田が四球で出塁するも、盗塁を焦って飛びだしてしまいゲームセット。東洋大が逃げ切って優勝を決めた。

20171104東洋大 飯田
5回途中2失点の好投をみせた東洋大のエース飯田

20171104東洋大 宝楽
4回に2点タイムリーを放った東洋大の宝楽

20171104亜細亜大 近森
5回に2点タイムリーを放った亜細亜大の近森


Topic
◆もはや飯田頼みでない甲斐野の台頭
今年の東洋大の大黒柱といえばエースであり主将でもある飯田、高橋監督が「今年は飯田のチーム」と公言するくらいである。春も飯田が4勝をあげてMVPに輝く活躍でリーグ制覇を果たした。しかしその飯田がこの秋は決していい状態とは言えず、序盤は先発しても早々にマウンドを降りるという展開が目立った。だが国学院大戦でいきなり「トルネードで投げてみろ」と高橋監督に言われると、そのトルネードで完封。それ以降は調子を取り戻し、この亜細亜大との1戦目も最後はサヨナラ負けを喫するも9回途中1失点の好投。当然のごとく、この優勝決定戦も先発のマウンドに上がった。

飯田はこの日は気合が入っていたかストレートにいつも以上に威力があり、4回までで無失点6奪三振の好投。しかし5回に近森に2点タイムリーを浴びると、高橋監督はあっさりと大黒柱の飯田をマウンドからおろした。そして代わってマウンドにあがったのが甲斐野。甲斐野は秋季リーグ開始時はベンチ外であったが、飯田の不調時にリリーフとして頭角を現すとMax152㌔のストレートを武器にここまでリーグ戦で4勝をあげていた。甲斐野は初球にいきなり150㌔をマークすると、4番頓宮の3球目には自己最速タイの152㌔をマーク。5・6回は亜細亜大打線を完全に寄せ付けないピッチングを見せた。結局甲斐野は最後まで投げて4回2/3を1失点という好リリーフでリーグを守り切った。

これで優勝した東洋大は飯田が春に続いてMVP、甲斐野が最優秀投手賞、最多勝(5勝)、ベストナイン(投手)に輝いた。春は飯田頼みで優勝したが、この秋は甲斐野の台頭により、飯田の不調をカバーし、最後は飯田の力と相成って掴んだ優勝であった。

20171104東洋大 甲斐野
5回途中からマウンドにあがり最後まで1失点で投げ抜いた東洋大の甲斐野


◆足で得点を奪うも、最後は足におぼれた亜細亜大
威力のある甲斐野のボールの前に手も足も出ていなかった亜細亜大が攻撃の糸口としたのは盗塁であった。7回1死から生田監督はチーム1位のアベレージを誇っていた正随に代えて、代打に平田を送った。確かに正随はこの日全く持って当たっていなかったが、平田はこれが秋のリーグ戦初出場であり、どちらかといえば打撃より走塁・守備に秀でた選手であるために、この起用は驚きであった。

しかし平田は見事にセンター前にはじき返すと、次打者の2球目に余裕で盗塁を成功させて、さらにファーストゴロで3塁まで進んだ。そして続く北村の初球、甲斐野がゆったりと足をあげて投球に入ると平田はホームスチールを決行すると、ホームはセーフで亜細亜大が1点差に迫った。なかなか甲斐野を打てない中で、甲斐野の弱点がクイックであるところにつけ込んだ見事な攻撃であった。

そのまま1点差で迎えた9回裏にも、先頭で代打中村将を送ると、この中村将が四球を選んで出塁。次打者の2球目に2盗をあっさりきめて、無死2塁でバッターはバントも右打ちもできる小山倭というまたとないチャンスを迎える。だがここで小山倭の4球目に中村将が3盗を決行。しかしこれを西川に刺されてしまい、一気にチャンスが途切れた。また2死から平田が四球で出塁するも、今度はボールを長く持つ戦法をとった甲斐野の前に、投球に入る前にスタートを切ってしまい挟まれてアウトでゲームセットとなってしまった。

サインなのかは分からないが、中村将の無死2塁での3盗は120%セーフにならなければ決行してはいけない場面であり、それを決行して失敗というのは、同点のランナーがいなくなったということ以上に亜細亜大へのダメージは大きかった。7回に足を使った攻撃で見事に得点を奪った亜細亜大であったが、9回はその足に溺れてしまい、同点の大チャンスを逃してしまったといえる。

20171104亜細亜大 平田
7回にホームスチールを決めた亜細亜大の平田


◆五厘狩りVS監督ラスト
優勝決定戦という大一番に際して、亜細亜大はベンチ入りの選手はおろかスタンド、さらには生田監督ら首脳陣まで五厘狩りにして臨んだ。この日はこの試合の前に高校野球(秋季東京大会準決勝)が行われていたが、どちらが高校球児か分からないくらいの状態。この試合に対する気合の入りようが半端ないと感じた。

一方の東洋大も見た目こそは亜細亜大ほどではないものの、特に飯田のピッチングなどを見ていると、静かな闘志というものがひしひしと伝わってくるような感じであった。試合後に分かったのだが、東洋大を46年間指揮してきた高橋監督が今シーズン限りでの退任を表明したということで、なんとしてでも指揮官のラストを花道で飾りたいとのことであった。

東都の優勝決定戦という珍しい対決は、そんな両者の凄まじい思いも重なって、上記のような好ゲームとなったようだ。



Pickup Player
西川元気 東洋大4年 キャッチャー
~勝負強い打撃に最後は亜大の機動力を防ぐ~
東洋大の飯田・甲斐野のリレーは見事であったが、その2人をリードして、打っては2本のタイムリーを放った西川の活躍は大きかったと言える。

西川は182cm80kgというがっちりとした体格の捕手で、勝負強くパンチ力のあるバッティングと強気なリード、強肩が武器のキャッチャーである。浦和学院で2年秋にレギュラーを掴むと、3年春のセンバツではキャッチャー兼ファーストとして打率.429をマークする活躍をみせてセンバツV。東洋大では3年春から正捕手となると、4年春にはリーグ制覇。この秋も好リードに加えて、中央大戦では2試合連続で決勝打を放つ活躍を見せていた。

そんな活躍が認められてか、この優勝決定戦では打順を5番に上げての出場。すると無死2塁で迎えた第1打席ではバントをすることなく、中村の球を強打すると、打球は三遊間を抜けて先制タイムリーとなる。さらに2死3塁のチャンスで迎えた7回の第4打席では、代わったばかりの平内のストレートに対して、勢いのない打球となってしまうもこれがタイムリー内野安打となり、4-3で勝った東洋大にとって大きな4点目となった。打っては3打数2安打2打点(犠打1個)というこの秋の西川の勝負強さを象徴するような成績であった。

守っても飯田・甲斐野の2人を好リードして、亜細亜大打線をヒット6本に抑え込んだ。7回裏には足でかき回されてしまい1点を失うも、9回表には無死2塁から3盗を決行した中村将を見事に刺して、亜細亜大の息の根を止めるビックプレーを見せた。

この秋はプロ志望届を提出するも残念ながら指名漏れ。しかしそれから約1週間後のこの試合ではそのくやしさを晴らすべく見事な活躍でチームを優勝に導いた。この秋は通算でも打率.318で打点13もリーグトップ、初のベストナイン(捕手)も受賞。Honda鈴鹿への入社も決まった西川の活躍にこれからも期待したい。

20171104東洋大 西川1 20171104東洋大 西川2
打ってはタイムリー2本、9回には3盗を阻止して亜大の息の根をとめた東洋大の正捕手西川




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もう大阪選抜でなくて大阪桐蔭でええやん

今日12/25~、千葉・岐阜・和歌山・大阪の4府県の高校野球選抜チームが台湾に遠征して、台湾の強豪高校4チームと試合をする。ということで各県の選抜メンバーには注目が集まるところで、先週には千葉県選抜の壮行試合も観戦してきた→(観戦記)

千葉・岐阜・和歌山の各県の選抜メンバーは、各高校から万遍なく選ばれているのに対し、大阪の選抜チームはだけは少し異なっている。

大阪選抜のメンバー↓
背番号 選手名 ポジション 高校
1 柿木 蓮 投手 大阪桐蔭
2 小泉 航平 捕手 大阪桐蔭
3 井阪 太一 内野 大阪桐蔭
4 山田 健太 内野 大阪桐蔭
5 中川 卓也 内野 大阪桐蔭
6 根尾 昂 投手/内野 大阪桐蔭
7 宮崎 仁斗 外野 大阪桐蔭
8 藤原 恭大 外野 大阪桐蔭
9 青地 斗舞 外野 大阪桐蔭
10 横川 凱 投手 大阪桐蔭
11 石川 瑞貴 内野 大阪桐蔭
12 飯田 光希 捕手 大阪桐蔭
13 山田 優太 内野 大阪桐蔭
14 大石 晨慈 投手 近大附属
15 立石 健 投手 大体大浪商
16 青木 大地 捕手 大阪桐蔭
17 中田 唯斗 投手 大阪桐蔭
18 宮本 涼太 内野 大阪桐蔭
19 中野 波來 外野 大阪桐蔭
20 榎木 貫太 内野 大阪桐蔭


とまぁこのようにメンバー20人中18人が大阪桐蔭の選手。これに近大附属のエース大石と、大体大浪商のエース立石が加わったというだけだ。ただここまで来たらもう大阪桐蔭のピッチャー2人追加して、大阪選抜じゃなくて大阪桐蔭で参加すればええやん!というツッコミがしたくなる有様だ。

ちなみに昨年は9/18と半分が履正社の選手が中心で、大阪桐蔭の選手は0人(詳細はコチラ→履正社という名の大阪選抜)。どうやら大阪選抜はその秋の優勝校を中心に構成されるようであるが、今年はさらにその傾向が激しくなったようだ。

大阪選抜だけがこのような構成となっているキーワードがおそらくまた「公平性」でないだろうか?選抜チームに参加ことは選手にとっては励みになる一方、投手ならライバルチームの捕手相手に投球することとなり、手の内を知られてしまうこともあり、場合によっては選手を出したチームにとって後々不利になってしまうこともある。しかし今回の大阪選抜ではメインの大阪桐蔭は北大阪、それに対してエースを出した近大附属・大体大浪商は南大阪なので、この両エースが大阪桐蔭に手の内を知られても、甲子園出場には関係ないのだ。履正社をはじめとした北大阪の選手が1人もいないということはここら辺の事情が関係しているように思える。

このようなほぼ単独チームでの出場は、選抜チームのメンバー構成を楽しみにしている人間にとっては残念な一方、楽しみもある。まずは大阪桐蔭のメンバーの現在地が知れることだ。大阪桐蔭ともなるとレギュラーはおろか、だれがベンチ入りするかということすら焦点となる。今回の18人はおそらく現在のベストの18人ではないかと考えられ、秋にはベンチ外であったが今回はメンバー入りを果たしている宮本・中野・榎木といった1年生は、センバツにかけても注目していきたい存在だ。また単独チームということで、チームとしての一体感はあり、戦い方などは洗練されていると思われる。ひょっとしたら強者たちの集まりとはいえ、寄せ集めのチームよりも強いということも考えらえるのだ。そもそも大阪桐蔭=各県からセンバツされた強者たちの集まりでもあるし…。

というわけでそんな他県とはちょっと異なった選抜チームの大阪。もはや大阪桐蔭と言いたくなるが、ちゃんと大阪選抜のユニフォームを着て戦っているようで、17日には大阪桐蔭のメンバー外の選手相手に壮行試合をやっていたようです→大阪選抜、台湾遠征へ 大阪桐蔭を母体にライバル2投手も。その相手となった大阪桐蔭のメンバー外の選手に、春のセンバツ優勝バッテリーである3年生の徳山ー福井とかが含まれているということで、この試合見てみたかったですね…。春から早稲田に進学の徳山、慶応に進学の福井がバッテリーというのも感慨深いですし…。

そんな大阪桐蔭、いや大阪選抜。台湾でどのようなプレーを見せてくれるのか注目です。

20171111大阪桐蔭 根尾
大阪選抜でも投手にショートに打撃に期待のかかる根尾

20171103近大附属 大石
近大附属のエース大石は、秋に2度敗れた大阪桐蔭とチームメイトとなる



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2018年度日体大 新入部員

日体大の野球部スポーツ推薦の合格者です。

選手名 ポジション 出身校
早稲田 玲生  P/O 宇部鴻城
伊藤 敦紀 P/O 健大高崎
北 拓海 P 智弁和歌山
岡部 仁 P 日大三
鳥谷部 慎吾  P 弘前東
中津 秀太 P 京都外大西
筒井 恒匡 P 松本工
安藤 諭 C/O 健大高崎
猪原 隆雅 C 大冠
堀口 遼馬 C 日大藤沢
市村 拓巳 1B/3B/SS 横浜
斎藤 友哉 2B 福岡大大濠
飯島 大夢 3B/1B 前橋育英
殿谷 小次郎 SS 市立尼崎
添田 真聖 SS/2B 作新学院
古川 航輝 3B 佐賀北
来田 渉悟 1B 明石商
渥美 陸 2B 日大高
ワラス 開智 3B 常磐大高
三野原 愛望 2B 東福岡
石井 幸大 SS 愛工大名電
橋本 篤弥 O 敦賀気比
前田 優太 O 静岡
細田 悠貴 O 木更津総合
椎名 修大 O 遊学館


明治神宮大会を制した日体大、その原動力の松本・東妻の右の本格派2枚看板が残る投手陣であるが、逆に言えばこの2人続く投手、特に左腕や変則投手などは入り込む余地がある。早稲田は130㌔後半のストレートをはじめとしたテンポのよいピッチングで2年秋に宇部鴻城のエースとして中国大会V。しかし3年春のセンバツでは大阪桐蔭相手に1死も取れずに降板とくやしさを味わった。奇しくもその大阪桐蔭バッテリーが早稲田大に入学とあって、早稲田が早稲田に勝ってリベンジを果たしたいところだ。北はテクバックが見えづらい左腕であり、緩急をつけたピッチングが持ち味で智弁和歌山では甲子園初戦の興南戦で先発を務めた。この2人とは対照的に鳥谷部はMax143㌔のストレートが武器で奪三振率の高い左腕。2年秋には弘前東を青森3位、東北大会出場に導いた。センバツベスト8に輝いた健大高崎のエース伊藤はサイドスロー右腕。威力のあるストレート、持ち味のスライダーに加えて、ワンシームも操る。3年夏にバッテリーを組んだ安藤も同じ大学に進学するのも心強い。右の本格派でいえば日大三の岡部が能力が高い。2年春の東京大会決勝で肘を負傷してしまったが、140㌔を超えるストレートに多彩な変化球で本来ならば桜井(DeNA)と2枚看板となる存在であった。

野手陣では内野に逸材が揃う。飯島は2年時から前橋育英の中軸を務めた対応力のあるスラッガー。4番サード主将として出場した夏の甲子園では山梨学院で左手首の骨折が治らない状態で出場したにも関わらず、ホームランを含む3安打の活躍をみせた。添田は2年夏に甲子園制覇を経験し、2年秋からは主将も務め、攻守好打の内野手として作新学院を春夏連続で甲子園に導いた。明治大で活躍する兄とはまた違った進路を選んだ形である。横浜の市村はU15日本代表も経験した逸材で、横浜では1年夏よりベンチ入りを果たすも、その後は鳴かず飛ばずであったが、2年秋からレギュラーを務めると、横浜に欠かせない存在に成長。強打に加えて、ファースト・サード・ショートとこなせるユーティリティもあるために使い勝手がよさそうだ。常磐大のワラスは170㎝と大柄ではないが、急成長をとげたスラッガーで2年秋に決勝2ランを放ち常総学院を破ると、続く試合では明秀日立から満塁ホームランを放つなど高校通算31発を誇る。來田は競争の激しい明石商において2年秋には3番を務めた器用なバットコントロールが魅力。渥美は日大の核弾頭ながらも夏の神奈川大会で10打点を叩き出した打撃が魅力のセカンドだ。堀口はセカンド送球1.8秒の強肩が魅力の捕手で、打っても2年時から日大藤沢の中軸を務めた。日体大は近年1年生捕手も積極起用する傾向があるので、正捕手が固定されないチームにおいてチャンスがあるかもしれない。外野手では橋本は3年時こそ結果を出せなかったものの、2年春には敦賀気比の5番レフトでセンバツに出場した打力が武器。静岡の前田は小柄ながらスイッチヒッターからのしぶとい打撃にバントもうまく、俊足のセンターとしても活躍していた。細田は野球センス抜群の外野手で、木更津総合で1年秋からレフトのレギュラーを務め、甲子園に3回出場した。

明治神宮大会制覇の割には超ビックネームと言われる存在は飯島くらいであろうが、それでも各チームで堅実な働きをしてきた有望選手が集まった。来年が間違いなく旬であろう日体大において、今年の高垣のように1年目からレギュラーを張る選手が出てきて欲しいものだ。


20161112宇部鴻城 早稲田
宇部鴻城:早稲田

20160416日大藤沢 堀口
日大藤沢:堀口

20170811横浜 市村2
横浜:市村

20170503作新学院 添田
作新学院:添田


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2018年度駒澤大新入部員

駒澤大の2018年度の新入部員です。

選手名 ポジション 出身校
村越 裕野 P 学法石川
染谷 康友  P 千葉商大付
山本 寛大 P 松山商
甲斐 優弥 C 愛知
岡田 海斗 C 岡山理大付
中尾 夏輝 C 石見智翠館
佐々木 魁  C 松山聖陵
千丸 剛 2B 花咲徳栄
笹木 優一 1B 千葉黎明
鵜飼 航丞 1B 中京大中京
柏原 朋生 SS 岡山理大付
新田 旬希 SS 市立呉
伊藤 史瑛 SS 千原台
古薗 康太 SS 鹿児島実
太刀岡 蓮 O 花咲徳栄
関原 健人 O 高岡第一
佐藤 勇治 O 広陵


入替戦の末に1部昇格を果たした駒澤大。

投手陣は残念ながら有名どころはいない。山本はストレートは130㌔ちょっとであるが、スライダー・カーブをコントロールよく投げるピッチングでゲームメイク能力がある。染谷は千葉商大付で1年夏から登板経験のある左腕で、右打者のインコースへのストレートが武器である。ここには名前がないが創価を完封するなどして春に東京ベスト8に進出した駒大高の140㌔を超えるエース左腕の吉田も入ることであろう。

野手ではやはり夏の甲子園をせいした花咲徳栄の太刀岡・千丸の1・2番コンビに注目だ。太刀岡は俊足を武器に決勝戦では3得点をマークするなど計10得点で1番打者らしい働きをみせた。千丸は巧みなバットコントロールで1年秋よりセカンドを務め、夏の甲子園でも打率.407、小柄ながら2塁打を5本打つなど長打力もあり、また主将としてチームを甲子園制覇に導いた功績も大きい。今年から駒澤大の指揮をとる大倉監督は機動力を駆使した攻撃を展開するので、それにマッチした2人といえるので1年目から出番もありそうだ。その花咲徳栄に決勝で敗れた広陵からは佐藤が入学。夏の甲子園では背番号13ながら、初戦の中京大中京戦で途中出場ながらホームランを放つと、その後はセンターの定位置を確保した。中京大中京からは4番のスラッガー鵜飼が入学。夏はケガの影響もあり不調であったが、高橋監督が歴代No1と評する長打力で高校通算56発をマークし、U18日本代表の1次候補にも選ばれた。新田はセンバツに出場した市立呉の4番ショート主将とまさに大黒柱で、きれいに打ち分けるミート力に長打もあり、走ってはセンバツで3盗を決めるなど走力に加えて技術もあり、守備も安定している3拍子揃った大型ショート。柏原・伊藤・古薗とそれぞれショートのライバルは多いが、この中でも少し抜けた存在であろう。

駒澤大が1部昇格を決めたのが11月のはじめであるので、それまでにスポーツ推薦は決まっていたのだろう。野手には甲子園で活躍した名の知れた選手が多いが、投手陣はここ数年2部で低迷していたことが影響したように人数・ネームバリューともにいいとは言えない。来年は久しぶりに1部で大暴れして、また上野(2中京大中京)のように高校球界を代表する投手を獲りたいものだ。


20170319呉 新田
市立呉:新田

20170811中京大中京 鵜飼
中京大中京:鵜飼

20170723花咲徳栄 千丸
花咲徳栄:千丸

20170723花咲徳栄 太刀岡
花咲徳栄:太刀岡



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成田×千葉県選抜 【台湾遠征前壮行試合】

12/17 台湾遠征前壮行試合
成田×千葉県選抜@県営千葉球場

12/22-30まで千葉・岐阜・和歌山・大阪の県選抜チームが台湾に遠征して、現地の高校の上位4チームと試合を行う。この千葉県選抜が壮行試合として成田高校と試合を行った。バットは県選抜が木製使用で、試合は勝負・点差に関係なく10回裏まで、選手の再出場も可という特殊ルールの試合です。


試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171217成田×千葉県選抜

1回表、県選抜の先発渡部は四球のあとの連続デットボールでいきなり1死満塁のピンチを招くも、5番秋葉を三振に斬ってとるなど後続を抑える。その後は渡部→箱山→清宮と2イニングずつ繋いで成田打線を抑えるが、一方の打線も成田のエース仲澤の前に無得点に抑えられてしまう。

試合が動いたのは5回裏、成田はこの回から2番手の杉田をマウンドに送るが、いきなり連続四死球でランナーを出すと、バントで送って1死2・3塁。さらに成田にバッテリーミスが飛び出し県選抜が先制。1・3塁となってから野尻の併殺崩れの間にも県選抜が得点をあげて2点を先制する。

県選抜は7回裏には、先頭の小林のヒットと四球で1死1・2塁とすると、3番今里が右中間を破るタイムリー2ベースで1点追加。さらに続く4番野尻も前進守備の二遊間を破る2点タイムリーを放ち、主軸のタイムリーで県選抜がこの回3点を追加する。

しかし成田も終盤意地をみせる。8回表に連続四球とバントで2・3塁とすると、ショートゴロ(エラー)の間に初得点をあげると、9回裏には2死1・2塁から3番手で登板していた荒張が左中間を破る2点タイムリー2ベース。10回表にも2四球と代打高田のヒットで1死満塁とすると6番吉岡が犠牲フライ。なおも1打逆転のチャンスであったが、最後は並木が三振に倒れてあと1点及ばなかった。県選抜が何とか逃げ切り、選抜としての面目を保った。

20171217成田 仲澤
4回無失点の好投をみせた成田のエース仲澤

20171217千葉県選抜 箱山
3回・4回を1安打無失点に抑えた県選抜2番手の箱山

20171217千葉県選抜 野尻
7回裏に2点タイムリーを放つ県選抜の4番野尻


Topic
◆県選抜の軸はやはり今里・野尻
3番今里、4番野尻と、専大松戸・木更津総合の4番という千葉を代表する2人の左の強打者が3番・4番をつとめた。今里は長身ながらバットを構えた姿勢が何ともよく芯のしっかりとしたスイング、一方野尻はどっしりと構えてから強靭な下半身で思い切ったスイング。それぞれタイプは異なるが、他の選手と比べても雰囲気があった。

ただこの日は県選抜は木製バット使用ということもあり、ともに3打席目までは1四球の2打数ノーヒット。しかし7回裏1死1・2塁で3番今里を迎えると、今里は高めのストレートをうまくたたき右中間へのタイムリー2ベース。続く4番野尻も詰まりながらもその打球速度で二遊間を破る2点タイムリー。期待の2人が連続タイムリーとしっかり役割を果たした。

5回裏の2点も相手のミスもあったものの、ともに今里・野尻の打席で生まれていて、この日の県選抜チームの5得点は全てこの2人の打席から生まれている。各チームから選りすぐりの打者が集まっていても木製バットでは簡単に打てないということが分かった今日の試合。それだけ打撃面ではこの2人にかかる期待と負担はより大きいものになったであろう。

20171217千葉県選抜 今里
野尻とともに県選抜の打線を牽引した3番の今里


◆期待の二刀流清宮
5回表に3番手として千葉県選抜のマウンドに上がったのが清宮(せいみや)。188㎝の長身からの角度のあるストレートはMax146㌔を誇る本格派右腕である。この日の清宮はコントロールに若干のバラツキがあったが、それでも威力のあるストレートに加えて落差の大きなスライダーもかなりの代物で、成田打線を完全に詰まらされていた。ヒットは2本浴びたものの、キャッチャー内野安打とピッチャー内野安打のみであり、2イニングで外野手1球も飛ばされなかった。

マウンドを降りた7回からはライトの守備に就いた清宮。18人中、野手は11人のみで、外野が本職は2人というメンバーにおいて外野も守れる投手というのは貴重な存在だ。8回裏に回ってきた打席ではレフト線にいいファールを打つも、最後は低めの変化球に三振してしまったが、この二刀流は台湾でも必要であろう。

その名前(清宮虎太郎と清宮虎太郎は似ているよな?)、188㎝という長身、ピッチンング、そして外野手とこの日出場した中では1番ともいえるインパクトのあった清宮。今年も清宮フィーバー起きることに期待したいです。

20171217千葉県選抜 清宮 20171217千葉県選抜 清宮2
投打での活躍が期待される県選抜の清宮


◆若干不安だった県選抜投手陣
何とか1点差で逃げ切るという形での勝利は県選抜としては納得のいくものではないだろう。上記のように今里・野尻のところでしか点のとれなかった打線も課題ではあるが、これは木製バットという条件下ではある意味予想できたことだろう。それより不安であったのは、終盤に4点を失ってしまった投手陣であった。

今回の選抜メンバーには7人の投手が含まれているが、全員が右投手であり、そのうちのほとんどがテンポのいいピッチングを持ち味とするスリークウォーター右腕。この試合では7人全員が登板したが、上記の清宮以外は相手打線に対してあまり違いを作り出せなかったかもしれない。また終盤に成田打線に捉えられてしまった投手(國藤・菅澤・伊藤)たちは、序盤に登板した投手(渡部・箱山・清宮・瀧田)に比べると力不足感は否めなく、メンバー構成に疑問を感じた。

ただ今回はあくまで"選抜"チーム。強い選手を集めてベストのチームを作り上げるという代表とは違うのだ。野手ならともなく、冬のこの時期に投手を派遣して、試合で投げさせるというのはそれぞれのチームにとってリスクもあることだ。よって中央学院の大谷、専大松戸の古川、習志野の古谷、流通経済大柏の高坂、千葉敬愛の新原といった好投手が入っていないところをみると、辞退した選手もいそうだ。また18人のうち、銚子商と拓大紅陵からは2人が選ばれたが、他は各チーム1人ずつという構成であるために、選手の所属チームに偏りが出ないように、あえて強豪私立以外から選んだという可能性もある。

U18代表を見てもわかる通り、国際試合では投手陣の出来が与える影響は大きい。今日の試合を見て若干不安を覚えてしまったが、台湾の舞台ではそんな不安を払拭するようなピッチングを期待したい。

20171217県選抜 渡部
県選抜の先発を務めた渡部


◆扇の要を相手に獲られながらも、あと1歩まで善戦の成田
壮行試合の相手ということで、対外試合禁止の期間にも関わず、高野連の大公認のもとで今日の試合を行った成田。1チームVS県選抜というもともと不利な構図に加えて、チームの4番主将正捕手である田宮は相手チームとして、熟知する自チームの打線を抑えるためにリードするという状態であった。

それでもエースの仲澤を先発にたてると、仲澤が4回無失点の好投。3番手の荒張も落差のある変化球で3個の三振を奪い、打っても2点タイムリー2ベースを放つ大活躍。終盤に4点を奪って、県選抜をあと1点差というところまで追い詰めた。結果的には1点差で敗れてしったが、見事な健闘ぶりであった。そして秋に敗れた千葉黎明の渡部をはじめとして、各チームのエースと対戦したこの経験を春以降に生かして頑張ってほしい。

20171217成田 荒張
投げては3回無失点、打っては2点タイムリー2ベースの荒張


Pickup Player
田宮裕涼 成田2年 キャッチャー
~チームメイト相手に存在感を発揮した県選抜主将~
成田の4番正捕手主将でありながら、この日は県選抜の一員としてプレーした田宮には、1塁側の県選抜スタンドと3塁側の成田スタンドの両方から声援が注がれた。

前チームから3番キャッチャーとして活躍する田宮は、守っては好リードに強肩から繰り出す低くてコントロールのよい送球、打っても左打席から力強い打球を放つ。この日7番キャッチャーとしてスタメンマスクを被った田宮はまず守っては、熟知しているだろう成田打線を6回まで無得点に抑える。3回には盗塁を試みた1番打者の吉田慎の盗塁を完璧な送球で刺して見せると。成田スタンドからは苦笑があがった。また5回表にキャッチャー前のボテボテのゴロを足を滑らせて内野安打にしてしまうと、両チームのベンチから様々な声を浴びせられていた。

打っては第1打席では強烈なファーストゴロを放つと、2死2塁で迎えた第2打席では見事にライト前ヒットを放つも、打球が早すぎたせいでランナーは3塁ストップで先制打を逃した。第3打席もファーストゴロ、第4打席は四球で結局3打数1安打。相手投手を熟知しているというメリットはあったものの、打席の内容だけでいえば今里・野尻に次ぐ存在であった。

背番号10を背負い、この県選抜では主将も務める田宮。マスクは6回まで被り、その後はDHとしてフル出場するなど扱いも完全に主力である。味方との対戦も経て、旅立つ台湾では主将として、正捕手としてチームを率いて是非とも大暴れしてきて欲しいものだ。

20171217千葉県選抜 田宮  20171217千葉県選抜 田宮2
県選抜の主将であり正捕手として期待される田宮


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2018年度中央大新入部員

中央大の2018年度の推薦合格者です。

選手名 ポジション 出身校
皆川 喬涼 P/O 前橋育英
大関 秀太郎 P 作新学院
高橋 晴 P/1B 関東第一
後藤 茂基 P 城西
湯沢 卓己 P 星野
植田 健人 P 興国
古賀 悠斗 C/3B/SS 福岡大大濠
藤井 大地 1B 松商学園
石田 瑛平 SS 習志野
中川 拓紀 SS 宇治山田商
中田 悠斗 O 藤枝明誠
石塚 郷 O 東邦
三輪 一真 O 愛知


春は入替戦の末に何とか残留、秋はなんとか入替戦回避の5位と昨年は思うように成績の残せなかった中央大。そんなチームを支えた大黒柱の鍬原(巨人D1位)も抜けて、それを補うがごとくバッテリーを中心に有力な選手たちが入学する。

皆川は選手層の厚い前橋育英投手陣において、3年夏はエースとしてチームを甲子園出場に導いた。Max149㌔をマークしたストレートとスライダーのコンビネーションで明徳義塾を9回途中まで1失点に抑える好投。野手としての能力も高く、マウンドに上がらないときは3番ライトを務めた。関東一の高橋も186㎝の長身からMax148㌔のストレートを繰り出す本格派右腕。まだまだ球にバラツキがあり、夏は二松学舎打線に打ち込まれてしまったが、その分まだまだ伸びしろがある投手だ。エースでありながら関東一では主将をつとめ、バッティングの能力も高い。城西の後藤はノビのあるMax143㌔のストレートが武器。2年秋にはそこまで強豪とはいえないチームを獅子奮迅の働きで東京ベスト8まで導き、準々決勝でも国士館相手に自責点1で完投した。ちょうど来年のエースとして期待される伊藤(3小山台)と境遇が被る投手だ。興国の植田も140㌔を超えるストレートに多彩な変化球を操る本格派右腕。打撃や走力でも注目されている選手で外野手での起用もありそうだ。本格派右腕とは対照的に、大関はテイクバックの小さなフォームから変化球を交えてテンポよく堅実なピッチングをする左腕。作新学院のエースとして、ほぼ1人で投げ抜いて秋は関東大会V、春夏ともに甲子園のマウンドも経験した。湯沢は夏には浦和学院相手に延長12回まで好投を見せるなど星野の躍進をささえた左腕である。

野手の1番の目玉は福岡大大濠の古賀。捕手転向は2年秋と遅いが、三浦(法政大入学予定)とのバッテリーで秋の九州大会を制すると、セカンド送球1.9秒の強肩と高校通算52発の強打の捕手として、一躍ドラフト候補に。夏にはU18日本代表ではあの中村(広島D1位)を差し置いて、大会途中から正捕手となった実力者でこの世代でも1位2位を争うキャッチャーといえる。もともとは1年春からサードやショートのレギュラーをとった選手であり、センバツではキャッチャー→リリーフでマウンドに上がってMax141㌔をマークするなどオールマイティーな能力も持ち合わせる。松商学園の藤井は4番主将としてチームを夏の甲子園出場に導き、土浦日大戦では4安打、盛岡大付戦では三浦からレフトスタンドにホームランを放った。藤枝明誠の中田も同じく4番主将として、3年夏の静岡大会では打率.417の活躍でチームを初の甲子園出場に導いた。石田は習志野で主将を務めた安定した守備を中心にバッティング・走塁もレベルの高いショート。兄の石田晃(東農大2)と同じ東都の舞台に進むことになった。

全体として注目の本格派右腕が何人も入学し、キャッチャーの古賀も含めてバッテリーの強化はできてる。その反面野手は古賀以外はやや迫力不足感はある。ただ投手陣に打力のある選手もいるので、何人かは野手転向もあるかもしれない。また高橋、藤井、石田、中田という高校では主将を務めた選手が多く、単純な実力以外にリーダーシップなどの人間性も評価された人選となっているようだ。


20170320前橋育英 皆川
前橋育英:皆川

20170717関東一 高橋1
関東一:高橋

20161113福岡大大濠 古賀
福岡大大濠:古賀

20170722習志野 石田
習志野:石田




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茨城の21世紀枠 日立一のサードはサウスポー

前の記事で関東の21世紀枠候補について触れましたが、今回はその中でも茨城の候補校である日立一についてです。

日立一を見たのは秋季大会茨城大会の準決勝。その試合で最も目立ったのは日立一のサード清水大海であった。この清水は背番号1をつけながらもサードを守っていたが、なんと左投げなのである。清水は4回裏に霞ヶ浦の4番河野の強烈な3塁線の打球を見事にキャッチすると、そのまま体を1回転させて1塁へ送球しアウト。まさに左利きの特性を生かした見事な守備であり、この試合でスタンドが1番の盛り上がりを見せたシーンであった。

20170930日立一 清水 20170930日立一 清水2
左投げながらサードを守る日立一の清水

清水は164㎝と小柄な選手であるが、野球選手抜群で日立一では1年夏からライトのレギュラー。そして1年秋の新チームからは何とセカンドを務め、2年夏は3番サード。この秋は背番号1でマウンドに立つこともあるが、先発は技巧派の1年生サイド右腕の綿引が務めることが多く、その間清水は引き続きサードを守っていた。

この秋の日立一は3回戦で力のある水戸葵陵をコールドで破って波に乗ると、準々決勝ではシード校である水戸商から清水が1失点完投勝利。準決勝の霞ヶ浦戦では綿引が先発して見事なピッチングで5回までは0-0と善戦するも、終盤に3点を奪われて敗れてしまった。この試合でも清水がサード、背番号5の右投げの箕輪がレフトを守っていて、最初は「おい、逆だろ!」と突っ込みたくなるところであったが、上述した清水の3塁線のゴロをアウトにしたプレーはそんなツッコミを許さないほど見事なものであった。
バッティングでも3番を務めている通り、非常に打撃センスが感じられて、ヒットは1本のみであったが、アウトになった打球も鋭いライナー性のものであった。

20170930日立一 清水3
清水は投げては準々決勝で水戸商を1失点完投した


ただ日立一はこの茨城ベスト4という成績が認められて、県の21世紀枠推薦校に選ばれた。前の記事でも書いた通り、日立一は成績では他県の高校よりやや下回るが、今年の関東の他県の推薦校はもともとの強豪校ばかりで、21世紀的な要素は少ない。ひょっとしたら日立一が選出されて、2000年の那覇高校以来の左投げのサードが甲子園の舞台で見れるかもしれない。



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期待のできる関東の21世紀枠候補たち

センバツ甲子園における21世紀枠の成績はかなり思わしくない。具体的にいえば、ここ5年計15チームの中で1回戦を突破したのは3チームのみで、そのうちの2チームは1回戦が21世紀枠同士なので、実質的にはここ5年で1回戦を突破したのは2015年の松山東のみという状態である。

来年のセンバツの21世紀枠の各県の候補チームが発表されているが、そんな事情を考慮してか、今年の関東には実力面では期待できるチームが名を連ねた。この中から関東としての推薦チームが決まり、1月に書く地区の代表校との比較の上で選出となる。

茨城:日立一(茨城ベスト4)
栃木;青藍泰斗(栃木ベスト4)
群馬:藤岡中央(群馬ベスト4)
埼玉:市立川越(埼玉準V、関東大会1回戦敗退)→不祥事により辞退
千葉:柏南(千葉ベスト16)
東京:佼成学園(東京準V)
神奈川:鎌倉学園(神奈川ベスト4)

まずこの秋最大のインパンクを残したのは鎌倉学園。神奈川大会の準々決勝では、夏の甲子園に出場したレギュラー6人が残る横浜からコールド勝ちを納めた。準決勝・3位決定戦では敗れてしまい関東大会出場を逃したが、ともに慶応・桐光学園という強豪に対して1点差と善戦した。投手陣は安定した投球で慶応を1失点で完投したエース小島、ノビのあるストレートが武器の新倉、190㎝右腕の大浦の3本柱、打線も横浜戦でサイクル安打を放った新倉、4番の松丸らクリーンアップが強力で投打ともに戦力が充実している。横浜コールド勝ちというインパクトに加え、古豪であること、3回目の21世紀枠推薦であることから通常では第1候補となるが、神奈川からは東海大相模・慶応がセンバツ確実なだけにこの地域性がどう影響するかが焦点となる。

20170924鎌倉学園 新倉3
横浜戦でサイクル安打を達成した鎌倉学園の新倉


続いてこの秋の神宮をもっとも沸かせたのが佼成学園。東京大会の準決勝では、早実を破るなどして大会通じて2失点のみという国士館から3点を奪って逆転勝ちを納めると、決勝では9回表まで日大三からリードを奪う快進撃。ただ最後は日大三の猛攻にあって8失点で、結果的に6点差をつけての敗戦となって、東京2位ではあるが関東5枠目との争いではかなりの劣勢。この大躍進を支えたのはエースの青木で、独特なスリークウォーターから打者の手元で曲がる変化球を駆使した投球が光った。準決勝からはケガで出遅れていた夏のエース左腕の中村も復活した。打線は得点こそ少なかったものの、長打のある松下・平澤に、センターではファインプレーを連発した3番岸川、国士館戦では走者一掃のタイムリー3ベースを放っ出塁率の高い1番笹渕と充実していて、ここ1番では効果的に得点をあげていた。

20171105佼成学園 青木
佼成学園の快進撃の立役者となったエース青木


藤岡中央は143㌔右腕のエース門馬の活躍が目立った。群馬大会の準々決勝では14回6安打11奪三振1失点の快投で前橋育英を破り、前橋育英の県内の連勝記録を33で止めた。続く関東学園大付戦では延長11回にサヨナラ負けで関東大会を逃すも、なんと20個もの三振を奪った。打っても4番とまさにチームの大黒柱である。このように全国でも通用する投手がいる以上、センバツに出場しても簡単に負けることはないであろう。

この3校に共通するのは秋に好成績を残したというだけでなく、それぞれ国士館、横浜、前橋育英といった超がつくほどの強豪校を倒していることとそして投手力があることだ。高校野球の成績を大きく左右するのはやはりくじ運であり、シードという制度のない秋の大会ではその要素がさらに大きくなる。同じ県ベスト4でも、くじ運で強豪校に当たらずに勝ち上がってきたチームと、このように強豪校を破ってきたチームとではその実際の力は大きく違うといえる。そして投手力がある以上、大崩れすることもなく安定した戦いができて、センバツでも大敗することがなさそうなのも大きなポイントだ。

市立川越も2年生のエース右腕、1年生の左腕和田と2枚看板を擁して、浦和学院を破り埼玉準Vという見事な成績であり、上記の3チームと同等に評価ができた。しかし中学生を練習に参加させたということで、推薦を辞退。昨年は東海大市原望洋が中学生を練習に参加させても、監督や部長が責任をとった上で、センバツに選出されるということはあったが、これは関東準Vという成績での一般枠の選出であった。このようなちょっとしたことでも問題を起こしてしまえば、21世紀枠での選出はほぼないといえ、辞退というのはやむなしかと思う。

その他には栃木の青藍泰斗はもはや悲願校といえるレベルの活躍ぶりで、昨秋・昨夏は優勝した作新学院に僅差で、この秋も優勝した国学院栃木に2点差で敗れている。ただできることなら石川(中日D2位)のいる昨年のチームで推薦して欲しかったところはある。

そんな有望で実力十分な関東の21世紀枠候補校たちであるがその反面欠点もある。残念ながらこれらのチームはすでに強豪校と言われるようなチームであり、21世紀枠としての要素にはやや欠けてしまうのである。そうなると日立一や柏南にもチャンスはあるかもしれないが、やはりセンバツでの活躍を考えると上記の3校を見たいところだ。

21世紀枠の地区推薦校の発表は15日(金)。関東からどの高校が選ばれるのは非常に楽しみなところです。


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