大阪桐蔭と履正社が同じ北大阪で何が公平なの?
来年の夏の甲子園は100回記念大会ということで、大阪からも2校が出場可能となり、南大阪大会と北大阪大会の区分けが発表された。注目の大阪2強である大阪桐蔭と履正社はともに北大阪に入り、この両校を夏の甲子園で見るということは不可能となった。ちょっと前の段階では大阪桐蔭のある大東市を南に変更し、大阪桐蔭と履正社が分れるという話があったために、この両校を見たいと思っているファン(自分も含まれる)にとっては非常に残念な結果になった。
大阪の高野連内でも簡単には決まらず、最終的には大阪高野連の浅田会長が「公平な代表の選び方を考えた~」といってこの区分けにしたらしい。
ただ言いたい。何が公平なんだ??
1つこの浅田会長があげていたのは、南北の高校の数が5校と少ないことらしいが、そんなものはもともと明確な区割りなどないのだから、その方法を変えればいくらでも少なくすることは可能であろう。
例えば北大阪に属した高校の立場になってみよう。甲子園に行くには大阪桐蔭・履正社を上回る成績を残す必要があり、それがとてつもないいばらの道であることは言うまでもない。その高校と同じくらいの実力の高校が南大阪にあったとすれば、その南大阪の高校の方が明らかに甲子園に出れる可能性は高い。もし大阪桐蔭と履正社が南北に分かれていれば、その可能性の差は同等といえるだろう。こちらの方がよっぽど公平ではないだろうか?
そもそもそんなに公平性が大事なら、大阪を分断などせずに、全チームでトーナメントをやって1位と2位を甲子園に出せばいい。もしくは1位は決定として、3位決定戦をやり、この3位と決勝で敗れた2位が再び対戦して勝った方が大阪2枠目として甲子園に出場するという社会人野球方式などいいと思われる。
結局大阪高野連の言う公平性など全然公平でないのであるし、そもそも完全な公平など存在しないので、それを追い求めてもムダの一言である。
そもそも高野連の言う公平性というのは、たいていの場合は、いわゆる野球強豪校には不利で、それ以外の高校には有利なものである。その1番の例が、来年の春から導入されるというタイブレークだ。選手の故障を防止するなら、まず取るべきは明らかに投球制限であるが、高野連はこれを「投手のたくさんいるチームが有利になってしまい公平性が損なわれる」として棄却している。冷静に考えれば、野球において投手がたくさんいるチームが有利というのは当たり前の話で、なぜこれが不公平になるのか分からない。この言葉こそがまさに高野連の公平性=強豪校以外に有利という発想を表している言葉だ。
そんな高野連の中でも、大阪は古い体質が残り、このような思想が顕著であるといえる。大阪は夏でも未だにシードがないし、ブラバンでの応援は禁止であり、この2点についても大阪大会高野連は公平性という言葉でその理由を語っている。結局はこの強豪校軽視の偏った公平性でしか物事を考えられないのだ。
と散々文句を言ったし、同じように文句を言いたい人もいるだとうが、これは決定事項であり、大阪桐蔭と履正社が夏の甲子園の決勝というのは夢物語となってしまった。まぁ南には今年は注目のエース左腕の大石率いる近大附属もいるし、不公平な分け方でも大阪ならそれなりの実力校が来ると信じて、夏の甲子園を楽しみにしたいところだ。

ともに夏の甲子園で見ることができないのが残念な履正社の濱内主将と、大阪桐蔭の中川主将
ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓

にほんブログ村
大阪の高野連内でも簡単には決まらず、最終的には大阪高野連の浅田会長が「公平な代表の選び方を考えた~」といってこの区分けにしたらしい。
ただ言いたい。何が公平なんだ??
1つこの浅田会長があげていたのは、南北の高校の数が5校と少ないことらしいが、そんなものはもともと明確な区割りなどないのだから、その方法を変えればいくらでも少なくすることは可能であろう。
例えば北大阪に属した高校の立場になってみよう。甲子園に行くには大阪桐蔭・履正社を上回る成績を残す必要があり、それがとてつもないいばらの道であることは言うまでもない。その高校と同じくらいの実力の高校が南大阪にあったとすれば、その南大阪の高校の方が明らかに甲子園に出れる可能性は高い。もし大阪桐蔭と履正社が南北に分かれていれば、その可能性の差は同等といえるだろう。こちらの方がよっぽど公平ではないだろうか?
そもそもそんなに公平性が大事なら、大阪を分断などせずに、全チームでトーナメントをやって1位と2位を甲子園に出せばいい。もしくは1位は決定として、3位決定戦をやり、この3位と決勝で敗れた2位が再び対戦して勝った方が大阪2枠目として甲子園に出場するという社会人野球方式などいいと思われる。
結局大阪高野連の言う公平性など全然公平でないのであるし、そもそも完全な公平など存在しないので、それを追い求めてもムダの一言である。
そもそも高野連の言う公平性というのは、たいていの場合は、いわゆる野球強豪校には不利で、それ以外の高校には有利なものである。その1番の例が、来年の春から導入されるというタイブレークだ。選手の故障を防止するなら、まず取るべきは明らかに投球制限であるが、高野連はこれを「投手のたくさんいるチームが有利になってしまい公平性が損なわれる」として棄却している。冷静に考えれば、野球において投手がたくさんいるチームが有利というのは当たり前の話で、なぜこれが不公平になるのか分からない。この言葉こそがまさに高野連の公平性=強豪校以外に有利という発想を表している言葉だ。
そんな高野連の中でも、大阪は古い体質が残り、このような思想が顕著であるといえる。大阪は夏でも未だにシードがないし、ブラバンでの応援は禁止であり、この2点についても大阪大会高野連は公平性という言葉でその理由を語っている。結局はこの強豪校軽視の偏った公平性でしか物事を考えられないのだ。
と散々文句を言ったし、同じように文句を言いたい人もいるだとうが、これは決定事項であり、大阪桐蔭と履正社が夏の甲子園の決勝というのは夢物語となってしまった。まぁ南には今年は注目のエース左腕の大石率いる近大附属もいるし、不公平な分け方でも大阪ならそれなりの実力校が来ると信じて、夏の甲子園を楽しみにしたいところだ。


ともに夏の甲子園で見ることができないのが残念な履正社の濱内主将と、大阪桐蔭の中川主将
ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓



にほんブログ村
スポンサーサイト