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【あのチームは今】U15日本代表 WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016inいわき

U18日本代表が合宿を検討しているなんてニュースがあったが、センバツまでも1ヶ月もきって、今年の世代はどんな選手がU18日本代表に選ばれるのかというのもこれから注目していきたいところです。ただ今年U18世代となる選手たちは、3年前はU15日本代表だったわけで、そのときのメンバーが今はどうなっているのか?センバツに出るの?といったことを調べてみました。

このときのU15日本代表はオープニングラウンドは全勝、スーパーラウンドではアメリカに敗れるも、決勝に進出。決勝ではオープニングラウンドで4-0で勝利したキューバとの再戦となったが、その時と同じ先発のエース及川がつかまり4-9で敗れ準優勝となった。

当時のメンバーの今は以下の通り↓
20190226 U-15ベースボールワールドカップ2016inいわき.

U15日本代表に選ばれたといっても、センバツに出場できるのは3人のみ(横浜の及川・黒須と履正社の野口)だから厳しい世界である。ただ中でも1番の注目はやはり、U15でもエースであった及川だろう。関東大会でコールド負けをしたにも関わらず、選考委員が名をあげて選出理由とされた左腕はMax153㌔にまで成長し、高校投手の四天王としてプロも注目している。その及川とともに1年夏からベンチ入りしていた黒須は、秋は調子を落としたが、センバツでは及川に次ぐ投手として期待される。U15代表では4番キャッチャーを務めた野口は、履正社の主将正捕手としてチームを牽引する。バッテリーを組んでいた及川と野口の対戦が実現すれば面白い展開となるだろう。

センバツ出場はならなかったが、星野・宮城の両投手、星子・近藤・小山・稲生らはプロからも注目される選手である。その一方高校ではベンチ入りもできていない選手もいて、これも高校野球の厳しさを表している。センバツ出場組の3人と共に、他の選手の今後の活躍、さらにはU18でも日本代表入りできるか今後も注目していきたい。

20180908横浜 及川2
横浜ではエースとなり153㌔左腕として注目されている及川

20181028履正社 野口
正捕手主将とまさに履正社の大黒柱となっている野口

20180922健大高崎 田口
健大高崎の核弾頭として活躍中の野口

20180811愛工大名電 稲生
3番打者として咋夏は愛工大名電を甲子園に導いた稲生



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筑波大×立教大【オープン戦】

2/23 オープン戦
筑波大×立教大@立教大新座G

試合経過

20190223筑波大×立教大 日刊スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

大学野球でもオープン戦が始まり、この日は立教大×筑波大の試合が行われた。筑波大にとってはこれが今シーズン初のオープン戦となる。

立教大の先発はアンダーハンドの中川だが、打順はなんと3番。DH無しの東京六大学といえども、オープン戦ではDHを採用が通常であるが、桐光学園では下級生の頃から中軸を務め、3年時には東海大相模の門馬監督に「神奈川No1打者」と称された逸材は今シーズンから本格的に二刀流も視野にいれているようである。中川は2年生まではリリーフが主戦場だったので、そもそも打席が回ってくることも少なかったが、今シーズンは先発に再挑戦することも含めての起用であろう。その中川は初回に先頭の篠原にヒットを皮切りにピンチを招くも、最後は4番田中力をアウトコース低めのストレートで三振に斬ってピンチを凌いだ。バックネット裏の立教部員によると136㌔は出ているらしく、アンダースローとしては日本球界でも高橋礼(ソフトバンク)に次ぐスピードではないだろうか。
20190223立教大 中川 20190223立教大 中川2
今年から二刀流挑戦?3番ピッチャーでスタメン出場した立教大の中川

筑波大はエース村木が先発。初回は2死から二刀流の3番中川に左中間に2ベースを浴びるも、最後は中嶋をショートゴロに打ち取って、こちらもピンチを凌いだ。しかし続く2回に突如乱れ、林中にストレートの四球を与えてしまうと、続く宮にもデットボールでピンチを招く。続く敷名は2球で追い込みファーストゴロに打ち取るも、これをファースト片岡が2塁へ悪送球してしまい、その間に林中が生還し立教が先制。立教はさらに1番小野が前進守備のセカンドの頭を超えるタイムリーを放ち2点目をあげる。

2回まで順調であった中川が、3回には1死からセカンド林中の連続エラーで1・3塁のピンチを迎える。いずれもやや難しい打球であり、またショート・サードを主戦場としていた林中のセカンド器用ということも影響した場面であっただろう。筑波大は若狭のセカンドゴロの間に1点を返すと、3番片岡はさきほどの汚名返上とばかりにライトオーバーのタイムリー3ベースを放ち筑波大が同点に追いつく。
20190223筑波大 片岡
エラーの汚名返上とばかりに同点タイムリーを放った筑波大の片岡

2点ずつを失った両先発はともに3回で降板。立教は2番手として赤嶺がマウンドに上がると、スライダー・チェンジアップなどの変化球を駆使した打たせてとるピッチングで、4~6回からの3イニングをわずか30球とテンポよく無失点に抑える。
20190223立教大 赤嶺
4回から3イニング無失点の好リリーフをみせた立教大の赤嶺

筑波大の2番手の佐藤は、咋秋から村木に次ぐ先発2番手を担うと、公式戦では31回2/3を投げて未だに得点を許していないとう2年生左腕である。マウンドに上がった佐藤は持ち前のノビのあるストレートを武器に、林中・宮からいきなり連続三振を奪うなど4回を完璧に抑える。続く5回も小野・太田を打ち取り順調に2死とするも、そこから3番に入っていたピッチャーの赤嶺に四球を与えてしまう。すると立教は4番三井が球足の速い打球で左中間を抜けるタイムリー3ベースとなり立教大が勝ち越し。さらに5番中嶋もタイムリーで続いて2点のリードを奪う。
20190223立教大 三井
勝ち越しのタイムリー3ベースを放った立教大4番の三井

立教は6回にも1死1塁から2番太田がレフトオーバーのタイムリー2ベース。続く代打山田のヒットでホームを狙った太田はタッチアウトとなるも、三井のヒットで再び2死1・3塁のチャンスを作ると、中嶋がレフト線へ2点タイムリー2ベースを放ち、この回3得点。筑波大の佐藤は、2死からピッチャーに四球を与えたことが痛手となり、まさかの3回5失点という内容であった。
20190223筑波大 佐藤
まさかの3回5失点という投球内容となってしまった筑波大2番手の佐藤

筑波大は7回から3番手として期待の2年生右腕浅井がマウンドに上がる。浅井のストレートは本当に素晴らしいものがあり、いきなり先頭の小澤をストレート3球で三振に仕留めてみせる。だがここから課題なのであろうか…抜ける球が多く制球を乱して3連続四死球。その間に牽制悪送球や、2個のワイルドピッチもあった。さらに代打小松田にはライト線にタイムリー2ベースを浴びてしまうなど散々な内容で、オープン戦にも関わらず1死とっただけで降板となってしまった。代わった中真もいきなり、鷲谷に弾丸ライナーでライトスタンドへ運ばれ3ランを被打。立教はさらに三井・竹葉の2ベースで1点を追加するなどこの回一挙6点をあげて試合を決めた。
20190223立教大 鷲津
中真の代りっぱなを捉えて3ランを放った立教大の鷲津

筑波大は最終回に松本・串田・濱内の3連打で満塁すると、清水が犠牲フライを放つなど途中出場組が奮起して、1点を奪うも時遅し。打線が奮起した立教大が13-3と筑波大に大勝した。

総括

立教大打線が筑波大の強力投手陣を見事に打ち破った試合であった。筑波大は村木、佐藤、浅井、中真とリリーフエースである加藤を除く主力投手が軒並み揃って登板した。まだオープン戦初戦ということで、まだまだ仕上がっていないところはあったが、それでも13失点というのは厳しい結果であった。

そんな事情もあったが、16安打というのは立教打線にとっては微笑ましい数字であろう。立教で現段階でレギュラーが確定しているのは藤野・三井くらいしかおらず、いい意味でレギュラー争いが熾烈化していると感じた。中でも起爆剤になりそうなのが、春夏連覇の大阪桐蔭から入学した宮崎・山田の新1年生コンビであろう。宮崎・山田ともに前日はスタメンであったこともあり、この日の試合では代打で1打席のみの出場。ただともにチャンスの場面で出場すると初球をたたき、宮崎はライト前に運んで、山田も三遊間を破るなどきっちりと結果を出した。これに触発されてか、大阪桐蔭の先輩である4番三井も勝ち越しのタイムリー3ベースを皮切りに、2ベース・シングルヒットと放ち、ホームランが出ればサイクル安打という活躍であった。
20190223立教大 宮崎 20190223立教大 山田
ともに代打で出場してヒットを放った宮崎(左)と山田(右)

筑波大では新1年生として濱内が代打で出場。濱内は昨年の履正社の主将であり、北大阪大会の準決勝では急造投手ながら大阪桐蔭相手に好投をみせて、9回2死までリードを奪った。しかしそこから宮崎に四球を与えてしまうと、最後は山田のタイムリーで逆転を許して敗れてしまった。濱内は筑波大では野手となるようで、直接対決とはいかなかったが、そんな因縁の大阪桐蔭×履正社が早くもこのオープン戦で実現した形となった。

代打で出場した濱内は初球を捉えるも、打球はショート宮の守備範囲で惜しくもショートゴロ。ただ9回に回ってきた2打席目には、同じく初球を打ちにいくと、ライト前にしぶとく落として大学初安打をマークした。筑波大は篠原・皆神・片岡・上中尾といった巧打者は前チームから残るものの、中嶋・種子島といったパンチ力のある打者が卒業しまって、チームとしては長打の打てるバッターに台頭してきて欲しいところ。この日は4番として期待されている田中力がチャンスに打てずに3打席目には代打を送られるなど、苦しい状況であり、濱内にも1年目から中軸としての活躍も期待されているかもしれない。
20190223筑波大 濱内
代打で出場してヒットを放った筑波大の1年生濱内


Pickup Player
中嶋瞭 立教大3年 ファースト
~2本のタイムリーでファーストのレギュラー獲得に前進~

この試合で5番に座った中嶋は、貴重な場面でタイムリー2本を放ち、レギュラー獲得に向けて大きくアピールでした。

中嶋は佼成学園では力強いスイングを武器に中軸として活躍。2年春に3番or4番サードを務め、エース小玉(国学院大)を擁して東京準V、関東大会出場を果たした。肩の強さにも定評があり、2年秋の新チームからは正捕手となると、3年夏には日大三相手に最終回までリードを奪うも、最後は逆転サヨナラ負けを喫してしまった。立教大では打力を生かして主にファーストを務め、昨年フレッシュリーグで経験を積むと、2年秋にはリーグ戦デビューを果たして、代打で2打席に立った。今年神宮での初安打、レギュラー獲得が期待されている。

この試合では5番ファーストでスタメン出場した中嶋は、初回に4番三井が敬遠気味に歩かされた場面ではショートゴロと凡退。2打席目もレフトフライに打ち取られていた。ただ両打席ともに内容としては悪くない打球でもあった。第3打席は三井がタイムリー3ベースで勝ち越した直後の打席であり、ここで初球を叩くと三遊間を破るタイムリーとなった。これは筑波大を突き放す意味でも非常に貴重なタイムリーであった。続く第4打席では2死1・3塁という場面で、サードの頭を痛烈な打球で抜く2点タイムリー2ベース。結果としてこの試合は4打数2安打3打点という活躍であった。

立教の激しいレギュラー争いの中でも、特に熾烈なのがファーストではないだろうか?昨年までファーストを務めた飯迫が卒業すると、他に実績のある選手はいないのが現状だ。中嶋と同じくファーストを争う左のスラッガーである鷲津もこの試合では3ランを放ちアピール。他にも右のスラッガーである東や、二刀流に挑戦するなら中川が投げるとき以外はファーストを守るというプランもあるだろう。中嶋はキャッチャーも務めていた選手なのでファーストの守備力も高く、この試合で結果を残したこともあり、現段階ではレギュラーに1番近いかもしれない。ただリーグ戦開幕まであと1ヶ月半の間、まだまだ立教大のファーストのレギュラー争いは続きそうだ。

20190223立教大 中嶋
2本のタイムリーを放ち3打点をあげた立教大の中嶋


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東京ガス×広島カープ【練習試合】

2/17 練習試合
東京ガス×広島カープ(2軍) @天福球場

試合経過

20190217東京ガス×広島
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


プロ野球のキャンプも中盤に差し掛かり、対外試合が始まった。この日は宮崎の日南でキャンプを行っていた広島2軍、同じく宮崎の綾でキャンプを行っていた東京ガスが練習試合を行った。

東京ガスは先発にエース臼井を送り込むも、広島がいきなりプロの実力を見せつける。まず先頭の桒原が右中間に2ベース。続く2番小窪は送らずに初球を叩き、これがセカンドの頭上を越えるタイムリーとなる。広島が1軍の紅白戦にも参加していた桒原、実績も十分のベテラン小窪という2人の実力者の連打で先制した。しかし臼井は続く高橋大をショートゴロ併殺に仕留めるなど、4番林からも見逃しの三振を奪うなど後続は完璧に抑えてみせた。
20190217広島 桒原
先制点のきっかけとなる2ベースを放った広島の1番桒原

すると東京ガスは直後の2回表、小野田と安本のヒットで2死ながら1・3塁のチャンスを作ると迎えるは1番笹川。入社時から東京ガスの4番、さらには社会人日本代表でも4番を務める強打者を1番に据えるというサプライズな打線を組んだ東京ガスであったが、これが功を奏する形となり、笹川は低めの変化球を捉えて右中間に運んだ。この1打で1塁ランナーの安本も一気に生還して東京ガスが2-1と逆転に成功した。東京ガスはさらにそこから2死満塁と追加点のチャンスを作るも、3番石川の二遊間抜けようかというあたりを広島セカンド羽月がダイビングキャッチ。打った石川が思わず唖然するほどの、高卒ルーキーの超ファインプレーで広島が追加点を許さなかった。
20192017東京ガス 笹川
逆転タイムリー2ベースを放つ東京ガスの1番笹川

臼井は2回以降は安定したピッチング。この日はストレートのコントロールがよく、得意のフォークに加えて、スライダーが冴えていて、広島打線からよく空振りを奪えていた。臼井のスライダーは昨年まではカットボールに近いものが多かったが、この日はもう少し曲がりの大きなスライダーが多く見られた。さすがは社会人日本代表にも選ばれていて、ドラフト指名も濃厚であったが、東京ガスに残留した絶対的なエースというピッチングで、5回を初回にいきなり失った1点のみにまとめあげた。
20192017東京ガス 臼井
5回1失点の好投をみせた東京ガスのエース臼井

追加点の欲しい東京ガスは5回表、この回からマウンドに上がった佐々木に対して、1死から3番石川が1・2塁間を破って出塁。石川は2盗を決めると、中山のショートゴロでも好判断で3塁に進塁してチャンスを作り出す。ここで迎えた5番楠が(おそらく社会人野球での対外試合初安打となる)ライト前にタイムリーを放って、東京ガスが3-1とリードを広げる。
20190217東京ガス 楠
貴重な追加点となるタイムリーを放った東京ガス新人の楠

広島は6回からマウンドに横山が上がる。かつては同じ東京地区で東京ガスとしのぎを削ったであろうNTT東日本出身の横山は、この日登板した広島の投手陣の中では実績が1番あり、6・7回と東京ガスを無安打に抑えるピッチングをみせた。
20190217広島 横山
6回・7回と無失点に抑えた広島の横山

一方東京ガスも6回から期待の2年目右腕の野村をマウンドに上げる。野村は全身を使ったフォームから力のあるストレートと、大きく縦に曲がるスライダーを軸に、こちらも6・7回と無失点に抑える。しかし野村は8回に大盛の強烈なピッチャーゴロを右手で受けてしまうというアクシデントがあり、大事をとって8回途中で降板。東京ガスは先発としての実績もある岩佐をマウンドに送った。
20192017東京ガス 野村
負傷は心配だが、6回から無失点リリーフをみせた東京ガス2番手の野村

東京ガスは9回表に、2死ランナー無しから安本→笹川→西丸と3連打が飛び出してトドメの1点を追加。その裏を8回の緊急登板から続投した岩佐が抑えて、東京ガスが4-1で広島を下した。


総括

社会人がプロを破ったと騒ぐこともできるかもしれないが、個人的な感想としては当然の結果といえる。広島は2軍といえども、1軍当落線上にいる選手はみんな沖縄にいるので、この日のメンバーは2軍でも普段ウエスタンで戦っているチームほどの戦力はなく、高卒すぐの選手も多かった。それに対して東京ガスは、中山以外全員が大学で実績を残した選手で構成される社会人野球きっての名門である。特に今年に関しては、プロ入り確実と思われたエース臼井と4番笹川が残留して、戦力も充実していて、2大大会制覇を狙う上で勝負の年となる。そんな思いを表すかのように、この日はほぼフルというメンバーがスタメンに名を連ね、投手陣もエース臼井をはじめとして、野村→岩佐と先発を担うことが期待される3人でリレーした。選手の実力面、チームの完成度、本気度からいって東京ガスが勝つことは当然であった。

そんな東京ガスの戦力に今年も即戦力の新人が加わった。この日スタメンに名を連ねた西丸と楠木。西丸は3年春に東都のベストナインを獲得した強打が持ち味で国学院大で主将を務めた。この日は2番ファーストでスタメンに名を連ねると、タイムリーを含む2安打の活躍。アウトになったがショートライナーも含めて器用に逆方向にいい打球を放つことができていて、2番打者としての適性も大いにありそうであった。富士大ではベストナイン7度も輝き、咋秋には通算100安打も達成した楠は、志望届を出せば指名が濃厚であった大阪ガス入り。笹川が残留したことで層の厚い東京ガスの外野陣の中で、この日は5番センターでスタメンに名を連ねると、3打席目には2死3塁の場面で見事にライト前にタイムリーを放って見せた。
20190217東京ガス 西丸
タイムリーを含む2安打を放った東京ガスの2番西丸

ただですら成熟したメンバーが揃っているところに、臼井と笹川が残留し、西丸・楠ら即戦力の新人も加わった。中山が新主将になり、4番にも座ると2安打の活躍をみせるなど、チーム内での世代交代も進みつつある。この日もスタメンで小林以外が全員ヒットを放ったように戦力に抜かりはない状態だ。

1-4という点差以上に完敗であった広島だが、その中でも光るものが見えたのは桒原・林・大盛の3人。桒原は先制のきっかけとなる2ベースを放ちなど2安打の活躍で盗塁も決めるなど1番としての仕事を果たした。本職の内野に加えて、途中からは外野も守るなど使い勝手もよく、先週は1軍の紅白戦にも呼ばれていたことを踏まえてもこの中で1番1軍に近い選手といえよう。4番に座った林は、高卒ルーキーとは思えないくらいの雰囲気があった。4回のセンター前ヒットに加えて、7回のセカンドゴロも小林のファインプレーに阻まれたいい当たりであり、1年春から智弁和歌山で中軸を務めていたその実力をプロでも発揮できていた。途中からセンターに入った育成ルーキーの大盛も、初打席でプロ入り初となるヒットを放つと、続く打席でも野村を負傷退場に追い込む強烈な打球を放った。走塁などを見ていても身体能力の高さが感じられた。社会人チームのテストをたくさん受けるも合格には至らなかったところを、広島からの育成指名で野球を続けられることになった苦労人がその思いをプレーに乗せることができていたようだ。
20190217広島 林
高卒ルーキーながら4番としての風格が漂っていた広島の林


Pickup Player
安本英正 東京ガス キャッチ-
~今年こそ山内の後釜に~

安本は広島商から法政大に進むも、1個上に木下(現:中日)がいたために3年時まではほとんどマスクを被ることはなかった。4年になるとスタメンでマスクを被ることは多くなるも、打力の問題もあってフル出場することは少なく、中園(現:日本新薬)との併用となっていた。大学ではそこまで結果を出したとはいえなかったが、その強肩とワンバンを後ろに逸らさない守備が評価されて、東京ガスという社会人の名門に入社した。東京ガスでも昨年まで主将も務めていた山内がずっと正捕手として降臨していたので、なかなか正捕手の座を獲得はできていなかった。

今年初の対外試合となるこの試合に安本は9番キャッチ-として出場。守っては臼井・野村・岩佐とタイプの違う右腕3人を巧みにリードして広島打線を初回の1点のみに抑え、7回には永井の盗塁も見事に刺してみせた。打つ方でも2回の第1打席でしぶとく三遊間を破るヒットを放ち、続く笹川の逆転タイムリー2ベースに繋げる貴重な働き。最終回にも2死からレフト前ヒットで出塁すると、
ここから笹川・西丸の連打でトドメとなる4点目のホームを踏んだ。この試合ではチームNo1の打者である笹川を1番に置いたため、その前を打つ安本が活躍したことが大きく得点に繋がった。

山内の後継者が欲しい東京ガスにとって、この日の安本の活躍は非常に喜ばしいことであろう。ただまだ手放しで喜べないのは、シーズン当初は山内以外のキャッチャーを使ってみるも、都市対抗などになったらやはり山内頼みになっているのが近年の東京ガスのキャッチャー事情である。山内も今年で30歳であることから、今年こそ安本が今日のような活躍を持続させて、正捕手の座を獲得して欲しいところだろう。

20190217東京ガス 安本
好リードに、ともに得点につながる2安打と活躍をみせた東京ガスのキャッチャー安本



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2019年の大学生捕手四天王

最近のドラフトでは大学生捕手の指名が少ない。

2018年 太田(大商大→楽天2位)
2017年 指名なし
2016年 長坂(東北福祉大→阪神7位)、宗接(亜大→ロッテ7位)
2015年 坂本(明大→阪神2位)、宇佐美(城国大→巨人4位)
2014年 寺嶋(創価大→ロッテ4位)、加藤(青学大→中日5位)
2013年 吉田(立正大→ロッテ2位)、嶺井(亜大→DeNA3位)、桂(大商大→中日3位)、梅野(福岡大→阪神4位)
2012年 伏見(東海大→オリックス3位)、杉山(早大→中日4位)

2013年を除けば基本2人のみであり、ドラフト1位はいない。特に顕著なことに、一昨年は0人を記録し、昨年も1人のみ。太田も春先には肩のケガなどがあったので、2位という指名順位は予想外(予想以上に早く指名されたという意味で)であり、これも大学生捕手が希少種となりつつあることが指名順位をあげた可能性もある。
20180624大商大 太田
昨年のドラフト会議では大学生捕手で唯一指名をうけた太田


しかし新4年生を迎える大学生捕手たちには逸材が揃っていて、いずれもドラフト1位を狙える「大学生捕手四天王」が存在する。

佐藤都志也(東洋大) ~打率も走力もある万能型キャッチャー~
まさにキャッチャーになるべく名前をつけられた選手であり、東洋大では3年春から正捕手の座を獲得すると、上茶谷・甲斐野・梅津の3本柱をリードしてリーグ制覇。セカンド送球はコンスタントに2秒を切る強肩も誇る。2年春にはファーストのレギュラーとして打率.458をマークして首位打者、昨年の大学日本代表では外野も務めるなど、足も使える万能型の捕手である。
20180501東洋大 佐藤


藤野隼大(立教大) ~頭脳も明細の総合力の高いキャッチャー~
セカンド送球1.85秒を誇る強肩の大型捕手で、立教大では2年春に正捕手となると、チームの59年ぶりの全日本大学野球選手権制覇の立役者となる。進学校である川越東の出身で、4年を前にして早くも単位を揃えるなど捕手に必要な頭脳もある。打っても3季連続で打率3割をマークし、勝負強さや、2年秋にリーグ戦4ホーマーを放ったパンチ力も持ち合わせる。総合力の高い捕手である。
20180624立教大 藤野


郡司裕也(慶応大) ~4番も打てるパワーヒッター型キャッチャー~
仙台育英時代には3年夏に甲子園準Vをはたし、U18日本代表にも選出された。慶応大では1年秋から正捕手となると、巧みな配球で多彩な投手陣をリードして2年秋・3年春とリーグ制覇、2年春・3年春はベストナインにも輝いた。打っても4番を務め、ここまででリーグ通算8ホーマーをマークしているパワーヒッター型の捕手である。
20180624慶応大 郡司


海野隆司(東海大) ~キャノンに期待の守備型キャッチャー~
2年春から東海大の正捕手となると、3年春秋は強力投手陣を牽引してリーグ制覇。セカンド送球1.8秒を誇るセカンド送球は正確さも兼ねそろえていて、は大学野球界の中ではNo1といえるレベル。課題であった打撃も向上してきて、3年春には首位打者を獲得しているが、どちらかというと守備力に秀でた甲斐タイプのキャッチャーである。
20180407東海大 海野


この4人のうち、海野以外の3人は今年のチームでそれぞれ強豪大学の主将を務め、郡司以外の3人は昨年から大学日本代表にも名を連ねている。つまり4人とも今年の大学野球界の主役といえる存在であり、プロ野球のどのチームも捕手は欲しているという事情もあり、活躍次第では十分にドラフト1位もあり得る存在である。4人ともタイプのことなった捕手であるために、それぞれのチームがどのキャッチャーを指名するのかということも含めて注目していきたい。



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東邦ガス2019年度新加入選手

社会人野球チームの新加入選手紹介の3回目は東邦ガスです。

東邦ガスの新加入選手紹介は以下の3人↓
名前 ポジション 出身校
辻本 宙夢 P 静岡→駒澤大
氷見 泰介 C 豊川→明治大
小林 満平 O/2B/3B 中京大中京→法政大


昨年は駒大のエースとして大車輪の活躍をみせたのが辻本。静岡のエースとして2014年の夏の甲子園に出場した辻本は、駒澤大では3年秋に東都2部で3勝の防御率1.25の活躍でチームの1部昇格に貢献。エースとなった昨年はフォークを有効に使ったテンポのいいピッチングが冴えわたり、春には3勝、そして秋には5勝あげた。秋には亜細亜大戦で3連投をみせるなどして、チームを優勝プレーオフに導き、自身も最優秀投手賞・敢闘賞を獲得した。水田・小椋とベテランが未だに中心となっている投手陣にメスを入れ、1年目からエースとして期待したいところだ。
20180901駒澤大 辻本
辻本 宙夢

補強ポイントであったキャッチャーには明治大から氷見が入社。豊川高時代には4番キャッチャーとして、チームを3年春のセンバツ4強に導いた。このときにバッテリーを組んでいたエース田中は、高卒で東邦ガスに入社しているので、氷見が入社すれば豊川バッテリーの復活もある。明治大ではスタメンマスクを被ることも多かったが、正捕手獲得とはならなかったので、東邦ガスではその正捕手の座を是非とも手にしたいところだ。
20180304明治大 氷見
氷見泰介(明治大)

小林は高いミート力と俊足が持ち味で、セカンド・サード・外野とユーティリティーに守れるので、1年目から非常に使い勝手がいいことであろう。法政大では2年春にレギュラーとなると打率.382の活躍をみせ大学日本代表候補にも選出。その後は不調などに陥るも、咋秋に2番打者として復活を果たすと、打率.419の活躍で法政大のリーグ制覇に大いに貢献した。
20181002法政大 小林
小林満平(法政大)

入社は3人のみであるが、まさに「少数精鋭」という言葉がふさわしい3人の顔ぶれとなった。また3人とも出身が中京大中京・豊川・静岡と地元東海地方の高校の出身者を揃えた形となった。


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慶応大2019年度新入部員

大学の新入部員情報の6回目は慶応大です。
ということで慶応大のAOでの入学者及び内部進学の有力選手は以下の通り↓

名前 ポジション 出身校
小林 綾 P 松本深志
増居 翔太 P 彦根東
橋本 達弥 P 長田
生井 惇己 P 慶応
古川 智也 SS/3B 広島新庄
下山 悠介 3B 慶応
宮尾 将 SS 慶応
青木 大周 2B 慶応志木
朝日 晴人 2B 彦根東
文元 洸成 O/1B 智弁和歌山
萩尾 匡也 O 文徳
山本 晃大 O 浦和学院


投手陣ではセンバツで対決した(彦根東×慶応)2人の左腕に注目。まずその試合で勝利した彦根東の増居は、次の試合では花巻東を9回ノーヒットに抑えたこと(試合は延長戦でサヨナラ負け)でも名をあげた。140㌔をマークするストレートは回転がよく、これをきっちりと内外に投げ分けることのできる左腕で、進学校の彦根東を2年夏に続いて甲子園に導いている。生井は肩の可動域の広さを生かしたフォームからMax143㌔のストレートにスライダー・チェンジアップを繰り出す左腕。激戦区の神奈川において、慶応を春夏連続で甲子園に導いた功績は大きい。松本深志の小林綾は、双子の弟の絃とともにチームを牽引し3年春には長野ベスト4に導いた148㌔右腕である。

20171103彦根東 増居
増居翔太(彦根東)

20180812慶応 生井
生井惇己(慶応)


慶応からは生井と共にチームの核であった下山・宮尾もいる。下山は1年夏から1番サードのレギュラーを掴んだバットコントロールに優れた打者であったが、上級生になるにつれてパワーもついてきて、2年秋からは4番打者。夏の甲子園の高知商戦で放ったホームランで高校通算は37発に載せることとなった。宮尾の機敏な動きのショート守備は本当に一級品であり、50㍍6.0秒の俊足も武器にして1年秋から慶応の1番ショートを担った。小柄であるがパンチ力もあり、高校通算14発を放っている。古川は1年夏に広島新庄でサードのレギュラーとして甲子園に出場する。1年秋からは走攻守揃った1番ショートとして活躍し、以降春・秋と広島大会を3度制覇するも、ライバル広陵に阻まれて甲子園に出場はならなかった。朝日は3番セカンドで出場した3年春のセンバツの慶応戦では大逆転のきっかけとなる3ベースを含む3安打の活躍で、増居とともに慶応撃破の立役者となった。

20180812慶応 下山
下山悠介(慶応)

20180812慶応 宮尾
宮尾将(慶応)


文元は3年春にセンバツ準Vを果たした智弁和歌山の主将。林(広島D3位)とともに1年春から智弁和歌山の中軸を打った実力者は、逆方向にも長打の打てる右のスラッガーであり、2年秋以降は4番打者として勝負強さも加わった打撃をみせた。山本は浦和学院では1年秋からセンター、さらには中軸を務めた実力者であったが、なんと1浪を経ての慶応大入学。1年のブランクが心配ではある一方、慶応大では岩見(楽天)ら浪人ではいって活躍した選手も多いので、山本にも期待したい。

20171104智弁和歌山 文元
文元洸成(智弁和歌山)


スポーツ推薦がない慶応大にとって、AO入試という枠組みのなかではなかなかの選手が揃ったと思う。特にセンバツで慶応を破った学力もある彦根東から2選手をとったあたりはさすがであった。春夏連続で甲子園に出場を果たした慶応高校からはこのほかに、内部進学組も多く入る見込み。慶応大は投手陣の育成に秀でていて、近年の躍進を支えた林助監督が去り、代わりに元エースでトヨタ自動車で引退した竹内大助を助監督に迎えた。そのことも関係してか、投手は3/4が竹内助監督と同じサウスポーであり、是非ともこの3人をどう成長させていくのか期待したい。


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日大三→明治大の黄金ルードが復活か?

明治大のスポーツ推薦合格者が発表された↓
明治大野球部のスポーツ推薦合格者(2019年度)

日大三からは中村と日置の2人が明治大に進学する。中村はステップが広く体を柔らかく使ったフォームからMax144㌔のストレートに加え、スライダー・カットボール・フォーク・チェンジアップなどの多彩な変化球を操る右腕で日大三のエースを務めた。登板時以外はセンターを守り、5番を務めるなど野手としての能力も高く、野手に専念しても十分なほどだ。日置は1年秋から日大三のショートストップを務めた。スクエアスタンスからの力強いスイングが持ち味で、2年春の東京大会で5ホーマーを放った。2年秋からは3番ショート主将とまさにチームの核として活躍し、東京では無敗という最強世代を作り上げ、夏の甲子園でもベスト4に進出。大会後にはU18日本代表にも選出された。つまり今年は日大三からエースとNo1野手の2人が明治大に進学することとなる。

20180414日大三 中村
Max144㌔を誇る日大三のエース中村

20180810日大三 日置
3番ショート主将とチームを牽引した日置


かつては日大三の主力が明治大に進学するというのは、もはやお決まりのルートであった。現在のプロ野球選手でいっても、荒木(阪神)・関谷(ロッテ)・山崎(オリックス)・高山(阪神)らがまさにその日大三→明治大という経歴をもつ選手たちだ。

ただ以前は毎年いた日大三から明治大に進学する選手は少なくなり、またそれらの選手も活躍しているとは言いづらい状況。2015年に149㌔右腕の三輪、主将で1番打者の稲見と、まさに今年と同じように投打の主力2人が入学したが、ともにレギュラーといえる地位にはないまま今年卒業。一方同世代で立正大に進学した釘宮・伊藤裕は、咋秋に明治神宮大会を制覇し、伊藤裕に関してはドラフト会議でDeNAにドラフト2位で指名された。その他の選手も系列校の日大に進学することも多く、昨年は日大のスタメンのうち4人が日大三という試合もあった。この他にも進学傾向が強かった日大三だが、板倉・桜井のように直接プロ入りするケースも出てきて、日大三の選手の進路も多様化してきていた。

20181110立正大 伊藤裕
日大三から立正大に進んで今年ドラフト2位でDeNAに入団した伊藤


三輪と稲見の卒業により、明治大の日大三の選手は0人となってしまうところだったので、今後のことも考え、また夏の甲子園ベスト4という実績からも、明治大としては是が非でも日大三の選手が欲しいところであった。日置に関しては父が明治大野球部に所属していたという縁もあり、もともと入学が噂されていたが、それに加えエース中村も手に入れた形で、明治大にとっては願ったりかなったりであろう。

ただそれは同時にプレッシャーでもある。逸材を獲得したからにはしっかりと活躍できるまでに成長させる必要があり、もしこの2人が明治大で活躍できればければ、日大三からは進学先として烙印を押されてしまう可能性もあるのだ。そういう面でも中村・日置の2人が明治大でどのように成長していくのかも見ていきたいものだ。


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センバツの選考基準が真逆だった関東と近畿

センバツの選考結果で話題となっているのが、ともにセンバツ当落線上にあった「横浜の選出」「大阪桐蔭の落選」という、現役プロ野球選手の出身校の1位2位を誇る高校野球界の2大巨頭の明暗が分かれたことだ。

まずは横浜のまさかの選出。横浜は昨秋の関東大会の準々決勝では春日部共栄にコールド負けを喫してしまった。センバツの選考は秋の地区大会の成績で決めるのが基本で、この実績でいえば関東大会出場校の中でも6番目、さらに東京2位の東海大菅生よりも劣ると思われていた。

ただ高校四天王に含まれるエース及川はMax153㌔を誇る左腕であり、その他にも安定感のある長身サイドスローの黒須、ともに140㌔中盤をマークする木下・松本の左右の1年生コンビ。打線も前チームからレギュラーのスラッガー内海に、走攻守揃ったセンターの小泉の2人がそれぞれ4番・1番としてチームの中核を担い、ここに度会・冨田・大手・津田といった1年生が台頭してきて戦力的には全国屈指である。実際に神奈川大会では、決勝で関東大会を制した桐蔭学園相手に12-2と大勝して、見事激戦区の神奈川を制している。

今回の横浜も選出理由もまさにこの及川であった。つまり秋の成績よりも、そのチームの実力を優先した結果となった。そこには横浜を出したほうが、「大会が盛り上げる」「関東大会から優勝チームを出す」という思惑もあったことだろう。

20180908横浜 及川2
横浜の選出の理由はエース及川の実力が認められたことであった。


一方の大阪桐蔭は近畿大会ではベスト8止まりであったが、準々決勝では智弁和歌山相手に2-5と接戦を演じていて、秋の成績からいっても十分に選出の可能性はあった。近畿ベスト8の中では市立和歌山が1番手で、続く2番目の枠を大阪桐蔭と報徳学園で争う形かと思われた。しかしフタを開けてみれば、近畿5枠目としては福知山成美が決まり、6枠目を市立和歌山と大阪桐蔭が争った結果、市立和歌山が選出された。

ただ近畿大会の試合を実際に見た者からいえば、大阪桐蔭の方が実際に力があったことは明らか。大阪桐蔭は絶対的なエースはいないものの、新井・中田はともに130㌔後半のストレートに落差のある変化球を操る一方、福知山成美のエース小橋はテクニックはあるもののストレートは130㌔に及ばない。打線も準々決勝では福知山成美は履正社の清水の前に全く点がとれる気配がなく、0-5というスコア以上の差が感じられた。大阪大会の決勝で履正社相手に2-5であった大阪桐蔭とはスコア的にも差は明らかであった。大阪桐蔭の落選理由に「個々の力はあるが、チームとしての力がない」とのがあったが、野球なんてスポーツはコンビネーションプレーがあるわけでないので、個々の力の集合がチームの力といっても過言でないスポーツだ。

20181027大阪桐蔭 新井
大阪桐蔭のエース新井


近畿高野連は3位であった龍谷大平安が優勝したことから、京都のレベルの高さをあげ、その京都1位であるというのも福知山成美の選考理由であった。ただ勝負というのは一時のものであり、昨秋の大会では流れにのった龍谷大平安が優勝したが、もう1回近畿大会を行ったら、また龍谷大平安が優勝すると予想する人が少ないだろう。実際に投げて、打ってという姿を見ていれば、レベル的には京都<大阪ことも明らかだ。

高野連としては大阪桐蔭の1強時代というのは面白くないのかもしれない。そこでいろいろな思惑や近畿大会の成績という面から大阪桐蔭が落選となった。「大会が盛り上げる」「関東大会から優勝チームを出す」という意味では大阪桐蔭を出した方がよいに決まっているが、そんなことはお構いなしと言わんばかりで、関東の横浜選出とは正反対の選考を近畿は下した形だ。

センバツの選考なんてものは直接対決したチーム同士を比較しているわけではないので、難しいものである。ただ地区によって、ここまで選考基準が違うのもどうかと思う。個人的には強いチームが甲子園に出るべきであり、各地区はセンバツで勝てるチームを選んで欲しい。

そこで提案なのだが、チーム数などからしばらくは固定となっているセンバツの各地区の出場枠を変動制にするのはどうだろうか?センバツで勝てない地区は出場枠を減らし、その分好成績を納めているチームは出場枠を増やす。こうすることで各地区は、センバツで勝てるチームを選ぶということをせざるを得ないし、そうなるとセンバツの選考基準も少しは統一できるのではないだろうか?

実力で選んだ関東と、実力を無視して選んだ近畿。この結果がセンバツでそのように出るのかも注目して見てきていた。



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