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【センバツ出場校紹介①】国士館

一応センバツも無観客でやる方針ということなので…
今年もセンバツ出場校の紹介を始めていきたいと思います。

1回目は東京代表の国士館です。

秋の戦いぶり
戦力的にも決して前評判は高くなく、東京大会でも2回戦では都立校である富士森に9-7と大苦戦を強いられた。ただそれでも強豪チームが反対ブロックに固まり、さらに同ブロックで最大のライバルとされた二松学舎大付が初戦で敗れるなど運も味方して、なんとか勝ち上がると準決勝・決勝とエース中西が神がかったピッチングをみせて城東・帝京と2日連続で2安打完封勝利をあげて東京を制した。復帰した永田監督のマジックもあってか、まるで1年前と同じように前評判を覆しての東京制覇であった。ただ神宮大会でも前チームと同じく、初戦で北海道のチームに敗れてしまう。センバツでも前チームと同じように初戦敗退は避けたいところである。


戦力分析

秋の基本オーダー
  守備 選手名 学年
1 LF2
2 3B伊藤3
3 CF清水2
41B黒澤3
5 RF齋藤3
6 C吉田3
7 2B 鎌田 3
8 P 中西 3
9 SS 中泉 3


東京大会制覇の最大の立役者となったのは、エース中西。身長186㎝のサイド気味のフォームの右腕であり、ストレートは130㌔ちょっとであるが、コントロールがよく、スライダー・カットボール・シンカーといった変化球を操る。昨年のセンバツでは直前の負傷によりベンチ入りを逃していることもあり、センバツに対する思い入れも強いであろう。ただ中西は本来であれば、完封するというよりは安定して試合を作るタイプの投手であり、全国の強豪と戦うにはリリーフ投手が欲しいところ。駒崎、岩瀬といった神宮大会で登板した投手もいるが、個人的には中学時代には投手としても名を馳せていて、球に力のある主将兼セカンドの鎌田をリリーフに推したい。
20191110国士舘 中西
エース中西

攻撃の中心となるのは前チームから4番を打つ黒澤。黒澤は身長は168㎝と小柄ながら独特の重心を低くしたフォームが特徴から強烈な打球を放つ強打者でポイントゲッター的な存在だ。この黒澤に加えて、秋は3番清水、6番吉田が当たっていた。清水は鹿児島から国士館に入学してきた選手で、東京大会決勝では先制の2点タイムリー2ベースを放つなど勝負強い打撃が持ち味で、秋はチームトップの打率.458をマーク。身体能力が高く、秋からコンバートされたセンター守備も魅力だ。正捕手としても強肩と好リードで中西を支えた吉田はを、打っても6番打者として打率.429の活躍。この間を打つ齋藤もチームトップの打点10をあげるなど力強い打撃が光った。2番伊藤は小技を得意とする器用な打者で、セカンド・サードと守る内野守備も軽快。エース中西は打者としてのセンスもあり、8番打者だからといって油断すると怖い。注目は1番打者で、本来は1番ライトであった門田と、門田の負傷により準決勝・決勝と1番に座って大活躍をみせた2年生の林の争いも注目えある。
20191110国士舘 黒澤
独特な打撃フォームの4番黒澤

20191110国士舘 清水
秋はチームトップの打率.458をたたき出した3番清水


センバツ制覇へのキーマン
鎌田州真 国士館3年 セカンド
中学時代には内山(星稜)らとともに、BFA-U15アジア選手権の代表として活躍した逸材は、国士舘では1レギュラーを1年秋よりショートのレギュラーを掴むと、東京大会決勝では先制のタイムリー3ベースを放つなどチームトップの打率・打点をたたき出した。新チームでは主将にも就任した鎌田であったが、昨秋は不調に陥ち打順はまさかの7番まで降格してしまった。ただ身長185㎝を誇る内野手はその守備力と、ライナー性の打球で長打を連発する打撃が持ち味であり、本来の実力を発揮すれば3番を打てる打者だ。この鎌田が復活すれば、国士舘打線にとっては秋から大きな上澄みとなることだろう。

また鎌田にはもう1つ期待されていることがある。上述の通りに中西をリリーフする投手を必要としている国士舘。中学時代は投手も兼任していて、軟式で130㌔後半をマークしていたという鎌田も当然その候補になってくる。実際に昨秋の東京大会では試合でもブルペンに入ることはあったが、結局登板はなし。ただ冬の間に本格的に投手練習も積めば、センバツではストッパー鎌田が見られる可能性も大いにあると思っている。

20191110国士舘 鎌田
野手としてだけでなくストッパーとしても期待のかかる鎌田



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テーマ : 高校野球
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早稲田大×駒澤大【オープン戦】

3/1 オープン戦
早稲田大×駒澤大 @駒澤大グランド

試合経過

駒大の竹本、早稲田大の西垣の両長身右腕の先発で始まった試合。竹本は腕をうまく折りたたんででコンパクトに振りぬくフォームのストレートは威力を増したようで、この試合では146㌔をマークしていたらしい。これにカットボール、スライダー。フォークを交えた投球が非常に安定していた。早稲田大の先発の西垣も角度のあるストレートに加えて、得意のフォーク、さらにこの日は小さく曲がるスライダーが冴えていて、これが左バッターのインコースに決まり新田・藤田から三振を奪っていた。この2人がともに素晴らしい立ち上がりをみせて2回まで0-0となる。
20200301駒澤大 竹本
駒澤大の先発竹本

試合が動いたのは3回裏、駒大は1死から9番谷本がセンター前ヒットで出塁すると、続く1番緒方は低めの変化球をうまく捉え、ライナー性の打球はライトフェンスを越える2ランホームラン。京都外大西コンビの活躍で先制した駒大は、なおも2死から3番の新主将若林がレフトオーバーの2ベースを放つと、続く4番新田はこちらも西垣の変化球にうまく合わせ、逆方向のレフトポール際に飛び込む2ランホームラン。駒大が2本の2ランでこの回4点を先制する。
20200301駒澤大 緒方1
先制2ランを放った緒方

早稲田大は4回表、2死か6番吉澤がライト前にうまく運んで出塁すると、7番真子の打球は右中間を破り、吉澤が1塁から激走してホームイン。早稲田大は5回にも2死から打席に入った中川は、この試合は竹本に警戒されれいたのか1・2打席目ともにストレートの四球。この3打席目も初球ボールから、10球目にして初めて来たストライクを逃さずにとらえると、打球は高い放物線を描いてライトスタンドに飛び込むホームランとなり、早稲田大が2-4と迫ったところで前半戦が終わる。
20200301早稲田大 中川
5回にソロホームランを放った中川

早稲田大は5回から3番手としてリリーフエースの柴田が登板している。エース早川が主将を務めていることもあり、オープン戦とはいえ早稲田のエースナンバーである背番号11を背負う右腕は、低めにノビのあるストレートを決めて5回は駒大打線を3人で片づけていた。ただ駒大は6回裏に1死から新田のヒットと死球でチャンスを作ると、6番前田が外角の変化球をうまく左中間に運ぶ2点タイムリー2ベースを放ち6-2とリードを広げる。
20200301早稲田大 柴田
早稲田大のエースナンバーを背負う柴田

さらに駒大打線は7回裏にも、早稲田大の4番手雪山に襲いかかる。1死から1番緒方がピッチャー強襲ヒットで出塁しチャンスを作ると、2番小園・3番若林に連打が飛び出してまず1点。さらに4番新田はライト線に2点タイムリー2ベースを放ち、鵜飼の2打席連続死球を挟んでから、6番前田がまるで前の打席のデジャヴのように左中間に2点タイムリー2ベースを放ち、この回打者一巡の猛攻で一挙5点を追加する。
20200301駒澤大 前田
2打席連続で左中間に2点タイムリー2ベースを放った前田

8回にも途中出場の佐々木魁のヒットにエラーが絡んで作ったチャンスから、2番小園がきっちりとセンター前にタイムリーを放って12点目をあげた駒大。投手陣は先発したエース竹本が5回2失点とまとめた後に、6回は山本、7回は越智、8・9回は村越とリリーフ陣が早稲田大打線を0封。駒大が12ー2と早稲田大相手に大勝した。

20200301早稲田大×駒澤大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


昨年は春秋ともに入替戦を経験するなど苦戦した駒澤大であるが、昨年からチームの主力となっていた下級生がこの試合でも活躍し、早稲田大相手に予想外の大勝を収めた。打線でいえば1番緒方、3番若林、4番新田は1年時からリーグ戦に出場するなど経験が豊富で、3回には緒方と新田がともに2ランを放って試合の主導権を握るなど、3人ともマルチヒットを放ち、計7得点7打点と打線を牽引していた。これに加えて昨秋から正捕手の座を手にした6番前田もタイムリー2ベース2本の活躍、キャッチャーとしても投手陣を支えて、課題の投手陣で早稲田大打線を2点に抑えた。
20200301駒澤大 若林
前チームからの主力で、新チームでは主将も務める若林

ただ守備面では大きな変革があり、これまで外野を務めていた緒方が京都外大西時代のショートに再コンバート。緒方はショートで軽快な動きをみせていて、個人的にはやはりショートの方が似合うと感じた。これによりこれまでショートだった新田はサードにコンバートすることで、内野は強固になった。空いた外野ポジションは、この試合でスタメン出場した佐藤やDHだった藤田、昨年は1年生ながらライトでの出場機会の多かった与倉が争う激戦区となりそうだ。
20200301駒澤大 緒方2
この春からショートに復帰した緒方

敗れた早稲田大はやはり投手が…ということろだ。この試合では早川・徳山・今西という主力投手は投げなかったものの、徳山と先発の座を争うだろう西垣が3回4失点で降板、リリーフエースとして期待されている柴田も2失点というのはよろしくない。7回に登板した雪山に関しては新2年制ということでまだまだであるが、本来の安定したピッチングが見られず、ストライク・ボールがはっきりしていて集中打を浴びる形となってしまった。駒澤大と違って福岡・加藤・檜村とクリーンアップがごそっと抜けた早稲田大の新チームはどちらかというと投のチームであり、この結果には小宮山監督もご立腹なことであろう。
20200301早稲田大 西垣
3回4失点と結果を残すことができなかった早稲田大の先発西垣


Pickup Player
新田旬希 駒澤大3年 サード
~新4番が3安打4打点の大爆発~

駒澤大の新4番の新田が、2ランホームランを含む3安打4打点と大爆発した。

新田は走攻守揃ったショートストップで、市立呉では2年秋に4番ショート主将を務める。自身は不調に陥るも、チームは中国大会で準優勝を果たすと、3年春のセンバツでは初戦の至学館戦で3安打の活躍をみせた。スカウトからの注目も集めたが、駒澤大に進学すると1年春よりDHまたはショートとしてスタメン出場を果たす。2年春にはショート、2年秋にはセカンドのレギュラーに定着すると、春秋にはともに打率3割を超える活躍をみせるなど、駒澤大の主力に成長していた。

昨年まで4番を務めていた平野こともあり、この試合では4番を務めた新田。ポジションも緒方のショートへのコンバートなどもあり、サードを務めることとなった。そんな新田は1打席目こそ西垣のスライダーの前に三振に倒れるも、緒方のホームランで2点を先制した後に2死1塁で迎えた第2打席ではアウトコースの変化球にうまく合わせただけのように見えた打球は意外と伸びて、逆方向であるレフトポール際に飛び込む2ランホームラン。

第4打席では柴田のストレートにつまりながらも、センターの前にうまく落としチャンスを作ると、前田のタイムリー2ベースで生還。第5打席では今度は雪山のインコースのストレートをうまくとらえると、ライト線に2点タイムリー2ベースを放った。結局4打数3安打4打点という見事な活躍で、しっかりと4番の役割を果たし、チームの大勝の立役者となった。

これまでは上述したように走攻守揃った内野手というイメージの強かった新田であるが、185㎝の大型打者であり、構えなどからも風格も漂ってきたようにみある。実際に2打席目のホームランが代表するように、スラッガーとしての資質を開花させつつあると感じた。このままリーグ戦でも4番として結果を出すことができれば、来年にはドラフト上位候補として名のあがってくる逸材であろう。

20200301駒澤大 新田
新4番として3安打4打点と見事に結果を残した新田


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