ハナマウイ×かずさマジック【都市対抗千葉予選】
8/29 都市対抗千葉予選準決勝
ハナマウイ×かずさマジック @ゼットエーボールパーク
試合経過
勝った方は都市対抗の南関東予選進出が決まるという、都市対抗の千葉予選。JFE東日本が昨年は都市対抗を制して予選免除なので、この千葉予選で圧倒的大本命となるのがかずさマジック。そこに挑むのは、今年が都市対抗に初挑戦となる新規チームのハナマウイとなる。
1回裏、かずさは1死から2番のベテラン田中がセンター前ヒットで出塁すると、3番小泉の1・2塁間への打球は内野安打、4番のルーキー吉田は死球で1死満塁となる。5番宮澤は見逃しの三振に倒れてしまうも、6番主将の長谷川はハナマウイの先発平野の変化球をうまく左中間にもっていくと、これが走者一掃のタイムリー3ベース。さらに7番平の打球も、ちょうどレフト後方に向かって吹いていた風に乗って、レフトの頭上を越えてエンタイトル2ベースとなって、かずさが初回に4点を先制する。

走者一掃のタイムリーを放ったかずさマジックの主将長谷川
かずさマジックにとっては、これが今年初の公式戦ということでスタメンはフルメンバーといえる状態で、渡辺俊介監督は先発のマウンドにもプロ注目の右腕の山本を送った。山本はストレートはこの試合ではMax148㌔をマークし、これにカットボール・カーブ・フォーク・2シームといった変化球を操っていた。剛腕というイメージの強い山本だが、この試合ではこのように変化球も使いながら余裕のあるピッチングを見せ、4回までハナマウイ打線をノーヒットに抑える。

4回までノーヒットピッチングのかずさマジックの先発山本
ハナマウイの先発の平野は、昨年までSUNホールディングスでエース格として活躍した投手。ストレートは140㌔前後であるが、得意のカットボールを多く使った投球で、2・3回はかずさ打線を3人ずつで打ち取っていく。ただ4回には先頭の長谷川がライト前にうまく落として出塁すると、小関のバントで2死2塁となってから。9番奈良原・1番松田が連打で繋いで、リーグを5点に広げ、4回まではかずさマジックが完全にペースを握り、コールドも見えてくる展開であった。

ハナマウイの先発の平野
しかしハナマウイは5回表、この回先頭の5番林がチーム初ヒットをセンターに弾き出塁。続く6番道上もライト前ヒットを放ち、桐蔭横浜大コンビで無死1・2塁のチャンスを作る。7番引木はライトライナーに倒れるも、いきなり山本を捉えだしてきたハナマウイ打線。8番御所名が四球を選らんで満塁とすると、9番松井(楽天の松井裕樹の弟)が3塁線を破る2点タイムリー2ベースを放つ。この山本のあまりの豹変ぶりに、かずさは溜まらず2番手として元広島の左腕オスカルをマウンドに送る。オスカルは加藤に犠牲フライは許したものの、続く大友を打ち取り、試合は5-3とかずさがリードして前半戦を終える。

3塁線を破る2点タイムリー2ベースを放ったハナマウイの松井
かずさは7回裏、初回と同じように田中・小泉の連打と死球で1死満塁のチャンスを作ると、ここで代打としてルーキー喜多を起用。喜多は社会人野球初の公式戦とあってか、いきなりワンバウンドの変化球を空振りするなど硬さが見られたが、最後はカットボールを何とかレフトに運んで犠牲フライとして、かずさが待望の追加点をあげる。

代打で出場して犠牲フライを放ったかずさマジックのルーキー喜多
ハナマウイは7回・8回ともに2ベースからチャンスを作るものの、あと1本が出ずに、3点ビハインドのまま最終回を迎える。この回先頭の道上は、かずさの3番手川名から四球を選んで出塁すると、8番御所名・9番松井も連打で続いて1死満塁のチャンスを作る。1番加藤の併殺崩れの間に1点をあげると、2番大友は四球を選んで再び満塁。ハナマウイは最終回4-6と2点ビハインドで2死満塁、1打同点、長打が出れば逆転という展開を作り出す。かずさはたまらず川名→山田に投手をスイッチし、迎えるハナマウイのバッターは前の打席に代打で登場して2ベースを放っている山田という山田対決に両チームの命運が託されることとなる。カウント1B2Sから山田の放った打球はライナー性でレフトへ飛ぶものの、この打球は前進したレフト長谷川のグラブにダイレクトで収まりゲームセット。かずさマジックが6-4で逃げ切り、都市対抗南関東予選進出を決めた。

※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
かずさマジックとてはこの試合が今年初の公式戦であり、さらにはJFE東日本がいない千葉の大会で敗けるなんてありえないというプレッシャーもあったである中で、ひやひやの勝利となった。特に先発したエース山本に関しては4回までは見事な投球を見せていたが、5回に急遽捕まりKO。この試合はスカウトは見に来ていないようであったが、ドラフトイヤーの2020年シーズンの公式戦のスタートとしては気がかりなものであった。ちなみにかずさマジックとは昨年まで12年間監督を務めた鈴木監督に代わって、今年から指揮をとるのが、ロッテなどで活躍したサブマリンの渡辺俊介。ということでこの試合が渡辺俊介監督の公式戦初勝利。

今年からかずさマジックの監督に就任した渡辺俊介
そんなかずさマジックを追い詰めたハナマウイに対して、世間では「ハナマウイが大健闘」「ハナマウイ強いじゃね~か」といったコメントが目立っている。確かに今年で初めて都市対抗予選に参加するチームが、都市対抗優勝経験もあるかずさマジックをあと1歩のところまで追い詰めたというのは、賞賛に値すべきものだ。ただこのチームは1年目ながら、それなりの戦力を有しているチームであり、個人的にも早く見たいチームであった。
まず監督は、オリックス時代にはゴールデングラブ賞し、ロッテ・楽天などでもコーチを務めた本西厚博。ちなみに本西は2001年にロッテで現役を引退しているが、この年にロッテにルーキーとして入団したのが、今年からかずさマジックの監督に就任した渡辺俊介であり、実はロッテの元チームメイト対決であった。
選手の方も新規チームということで、大卒1年目のルーキーが多いものの、それなりに実績のある選手も招聘している。SUNホールディングスから加入した平野・林コンビがチームの中心となり、平野はエースとして7回まで投げ抜き、林はチーム初安打を放ち、5回の山本KOの突破口を開いた。その他にも加藤・引木らは独立リーグでプレーしていただけあって経験は十分。特に1番セカンドの加藤は、この試合では4打数ノーヒットと結果は残せなかったものの、福井では1シーズン19盗塁をマークした俊足が持ち味でプロからも注目されていた選手であり注目である。現段階でも千葉でいえば、JFE東日本・かずさマジックに次ぐ戦力を擁しているといえるので、今日は敗けたものの、敗者復活戦からの南関東予選進出は濃厚であり、JFE東日本が予選免除な分の枠が増えるので、いきなり都市対抗本戦出場のチャンスもありそうだ。

SUNホールディングスから移籍してハナマウイ打線を支える林
またハナマウイでショート松井和輝の活躍が目立った。楽天の松井裕樹の弟ということで注目されていたが、この試合では9番打者ながら5回には3塁線を破る2点タイムリー2ベースを放つと、その後もセーフティバントにショート内野安打と猛打賞を記録。持ち前の守備ではエラーが1個あったものの、スムーズな動きをみせていた。かずさマジックのショートは同じく大卒ルーキーの奈良原稔也であったが、こちらも楽天の2軍奈良原監督ということで、両チームのショートが楽天親族であった。楽天といえば、かずさマジックの正捕手の小関は元楽天であり、この試合では7回のピンチで3塁ランナーを牽制で刺すという素晴らしいプレーも見せていた。監督はロッテ関係者だが、選手は楽天関係者が多い、そんな試合でもあった。

ハナマウイのショートの松井和輝(楽天松井裕樹の弟)
Pickup Player
長谷川雄飛 かずさマジック 外野手
~主将が初回に貴重な走者一掃のタイムリー~
終わってみれば、初回に長谷川が放った走者一掃のタイムリーがこの試合を決めたといっても過言でなかった。
長谷川は走攻守揃った強打の右の外野手であり、東海大菅生では4番センターとして活躍。駒澤大では2年秋におもにDHを務め、エース今永(DeNA)の擁して神宮大会を制覇。その後は2部降格を味わうも、4年時はクリーンアップを務めた。かずさマジックに入団すると、3年目の昨年は都市対抗の南関東予選5試合で打率.471の活躍をみせると、チームは予選敗退したものの、祖の活躍で評価されて日本通運の補強選手に選ばれる。今年はチームの主将も務めることになった。
この試合では6番レフトでスタメン出場した長谷川だが、1回裏に2死満塁のチャンスで打席が回ってくる。いきなりここで打つか打たないがその日のチームの流れを大きく左右する場面であったが、平野のカットボールをうまく左中間のちょうど真ん中にうまく運び、走者一掃のタイムリー3ベースとなり、初回の4得点の立役者となった。4回の第2打席でもポテン気味ではあるがライト前ヒットで出塁すると、生還して5点目のホームを踏んだ。結局この試合では3打数2安打3打点2得点という活躍であった。守備面でもレフトとして最後に見せ場がやってきた。6-4と2点リードの2死満塁で迎えた最終回には、山田の放ったレフトへのライナー性の打球を前進して見事にダイレクトキャッチ。後ろにやれば逆転という場面であったが、きっちりといつも通りの守備をみせた。
昨年は都市対抗出場を逃している上に、今年はJFE東日本のおかげで事実上、南関東の枠が1つ増えている状態なので、都市対抗の本戦出場は必須。チームの主将ということで、今日のようにプレッシャーのかかることも多いだろうが、走攻守において、また主将としてチームを牽引して欲しい。

初回に貴重な走者一掃のタイムリー3ベースを放ったかずさマジックの主将長谷川
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ハナマウイ×かずさマジック @ゼットエーボールパーク
試合経過
勝った方は都市対抗の南関東予選進出が決まるという、都市対抗の千葉予選。JFE東日本が昨年は都市対抗を制して予選免除なので、この千葉予選で圧倒的大本命となるのがかずさマジック。そこに挑むのは、今年が都市対抗に初挑戦となる新規チームのハナマウイとなる。
1回裏、かずさは1死から2番のベテラン田中がセンター前ヒットで出塁すると、3番小泉の1・2塁間への打球は内野安打、4番のルーキー吉田は死球で1死満塁となる。5番宮澤は見逃しの三振に倒れてしまうも、6番主将の長谷川はハナマウイの先発平野の変化球をうまく左中間にもっていくと、これが走者一掃のタイムリー3ベース。さらに7番平の打球も、ちょうどレフト後方に向かって吹いていた風に乗って、レフトの頭上を越えてエンタイトル2ベースとなって、かずさが初回に4点を先制する。

走者一掃のタイムリーを放ったかずさマジックの主将長谷川
かずさマジックにとっては、これが今年初の公式戦ということでスタメンはフルメンバーといえる状態で、渡辺俊介監督は先発のマウンドにもプロ注目の右腕の山本を送った。山本はストレートはこの試合ではMax148㌔をマークし、これにカットボール・カーブ・フォーク・2シームといった変化球を操っていた。剛腕というイメージの強い山本だが、この試合ではこのように変化球も使いながら余裕のあるピッチングを見せ、4回までハナマウイ打線をノーヒットに抑える。

4回までノーヒットピッチングのかずさマジックの先発山本
ハナマウイの先発の平野は、昨年までSUNホールディングスでエース格として活躍した投手。ストレートは140㌔前後であるが、得意のカットボールを多く使った投球で、2・3回はかずさ打線を3人ずつで打ち取っていく。ただ4回には先頭の長谷川がライト前にうまく落として出塁すると、小関のバントで2死2塁となってから。9番奈良原・1番松田が連打で繋いで、リーグを5点に広げ、4回まではかずさマジックが完全にペースを握り、コールドも見えてくる展開であった。

ハナマウイの先発の平野
しかしハナマウイは5回表、この回先頭の5番林がチーム初ヒットをセンターに弾き出塁。続く6番道上もライト前ヒットを放ち、桐蔭横浜大コンビで無死1・2塁のチャンスを作る。7番引木はライトライナーに倒れるも、いきなり山本を捉えだしてきたハナマウイ打線。8番御所名が四球を選らんで満塁とすると、9番松井(楽天の松井裕樹の弟)が3塁線を破る2点タイムリー2ベースを放つ。この山本のあまりの豹変ぶりに、かずさは溜まらず2番手として元広島の左腕オスカルをマウンドに送る。オスカルは加藤に犠牲フライは許したものの、続く大友を打ち取り、試合は5-3とかずさがリードして前半戦を終える。

3塁線を破る2点タイムリー2ベースを放ったハナマウイの松井
かずさは7回裏、初回と同じように田中・小泉の連打と死球で1死満塁のチャンスを作ると、ここで代打としてルーキー喜多を起用。喜多は社会人野球初の公式戦とあってか、いきなりワンバウンドの変化球を空振りするなど硬さが見られたが、最後はカットボールを何とかレフトに運んで犠牲フライとして、かずさが待望の追加点をあげる。

代打で出場して犠牲フライを放ったかずさマジックのルーキー喜多
ハナマウイは7回・8回ともに2ベースからチャンスを作るものの、あと1本が出ずに、3点ビハインドのまま最終回を迎える。この回先頭の道上は、かずさの3番手川名から四球を選んで出塁すると、8番御所名・9番松井も連打で続いて1死満塁のチャンスを作る。1番加藤の併殺崩れの間に1点をあげると、2番大友は四球を選んで再び満塁。ハナマウイは最終回4-6と2点ビハインドで2死満塁、1打同点、長打が出れば逆転という展開を作り出す。かずさはたまらず川名→山田に投手をスイッチし、迎えるハナマウイのバッターは前の打席に代打で登場して2ベースを放っている山田という山田対決に両チームの命運が託されることとなる。カウント1B2Sから山田の放った打球はライナー性でレフトへ飛ぶものの、この打球は前進したレフト長谷川のグラブにダイレクトで収まりゲームセット。かずさマジックが6-4で逃げ切り、都市対抗南関東予選進出を決めた。

※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
かずさマジックとてはこの試合が今年初の公式戦であり、さらにはJFE東日本がいない千葉の大会で敗けるなんてありえないというプレッシャーもあったである中で、ひやひやの勝利となった。特に先発したエース山本に関しては4回までは見事な投球を見せていたが、5回に急遽捕まりKO。この試合はスカウトは見に来ていないようであったが、ドラフトイヤーの2020年シーズンの公式戦のスタートとしては気がかりなものであった。ちなみにかずさマジックとは昨年まで12年間監督を務めた鈴木監督に代わって、今年から指揮をとるのが、ロッテなどで活躍したサブマリンの渡辺俊介。ということでこの試合が渡辺俊介監督の公式戦初勝利。

今年からかずさマジックの監督に就任した渡辺俊介
そんなかずさマジックを追い詰めたハナマウイに対して、世間では「ハナマウイが大健闘」「ハナマウイ強いじゃね~か」といったコメントが目立っている。確かに今年で初めて都市対抗予選に参加するチームが、都市対抗優勝経験もあるかずさマジックをあと1歩のところまで追い詰めたというのは、賞賛に値すべきものだ。ただこのチームは1年目ながら、それなりの戦力を有しているチームであり、個人的にも早く見たいチームであった。
まず監督は、オリックス時代にはゴールデングラブ賞し、ロッテ・楽天などでもコーチを務めた本西厚博。ちなみに本西は2001年にロッテで現役を引退しているが、この年にロッテにルーキーとして入団したのが、今年からかずさマジックの監督に就任した渡辺俊介であり、実はロッテの元チームメイト対決であった。
選手の方も新規チームということで、大卒1年目のルーキーが多いものの、それなりに実績のある選手も招聘している。SUNホールディングスから加入した平野・林コンビがチームの中心となり、平野はエースとして7回まで投げ抜き、林はチーム初安打を放ち、5回の山本KOの突破口を開いた。その他にも加藤・引木らは独立リーグでプレーしていただけあって経験は十分。特に1番セカンドの加藤は、この試合では4打数ノーヒットと結果は残せなかったものの、福井では1シーズン19盗塁をマークした俊足が持ち味でプロからも注目されていた選手であり注目である。現段階でも千葉でいえば、JFE東日本・かずさマジックに次ぐ戦力を擁しているといえるので、今日は敗けたものの、敗者復活戦からの南関東予選進出は濃厚であり、JFE東日本が予選免除な分の枠が増えるので、いきなり都市対抗本戦出場のチャンスもありそうだ。

SUNホールディングスから移籍してハナマウイ打線を支える林
またハナマウイでショート松井和輝の活躍が目立った。楽天の松井裕樹の弟ということで注目されていたが、この試合では9番打者ながら5回には3塁線を破る2点タイムリー2ベースを放つと、その後もセーフティバントにショート内野安打と猛打賞を記録。持ち前の守備ではエラーが1個あったものの、スムーズな動きをみせていた。かずさマジックのショートは同じく大卒ルーキーの奈良原稔也であったが、こちらも楽天の2軍奈良原監督ということで、両チームのショートが楽天親族であった。楽天といえば、かずさマジックの正捕手の小関は元楽天であり、この試合では7回のピンチで3塁ランナーを牽制で刺すという素晴らしいプレーも見せていた。監督はロッテ関係者だが、選手は楽天関係者が多い、そんな試合でもあった。

ハナマウイのショートの松井和輝(楽天松井裕樹の弟)
Pickup Player
長谷川雄飛 かずさマジック 外野手
~主将が初回に貴重な走者一掃のタイムリー~
終わってみれば、初回に長谷川が放った走者一掃のタイムリーがこの試合を決めたといっても過言でなかった。
長谷川は走攻守揃った強打の右の外野手であり、東海大菅生では4番センターとして活躍。駒澤大では2年秋におもにDHを務め、エース今永(DeNA)の擁して神宮大会を制覇。その後は2部降格を味わうも、4年時はクリーンアップを務めた。かずさマジックに入団すると、3年目の昨年は都市対抗の南関東予選5試合で打率.471の活躍をみせると、チームは予選敗退したものの、祖の活躍で評価されて日本通運の補強選手に選ばれる。今年はチームの主将も務めることになった。
この試合では6番レフトでスタメン出場した長谷川だが、1回裏に2死満塁のチャンスで打席が回ってくる。いきなりここで打つか打たないがその日のチームの流れを大きく左右する場面であったが、平野のカットボールをうまく左中間のちょうど真ん中にうまく運び、走者一掃のタイムリー3ベースとなり、初回の4得点の立役者となった。4回の第2打席でもポテン気味ではあるがライト前ヒットで出塁すると、生還して5点目のホームを踏んだ。結局この試合では3打数2安打3打点2得点という活躍であった。守備面でもレフトとして最後に見せ場がやってきた。6-4と2点リードの2死満塁で迎えた最終回には、山田の放ったレフトへのライナー性の打球を前進して見事にダイレクトキャッチ。後ろにやれば逆転という場面であったが、きっちりといつも通りの守備をみせた。
昨年は都市対抗出場を逃している上に、今年はJFE東日本のおかげで事実上、南関東の枠が1つ増えている状態なので、都市対抗の本戦出場は必須。チームの主将ということで、今日のようにプレッシャーのかかることも多いだろうが、走攻守において、また主将としてチームを牽引して欲しい。

初回に貴重な走者一掃のタイムリー3ベースを放ったかずさマジックの主将長谷川
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