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明治大×早稲田大【東京六大学野球連盟】

8/10 東京六大学野球連盟 春季リーグ1日目
明治大×早稲田大 @神宮球場

試合経過

もう8月ですが、ついに開幕した東京六大学野球連盟。初日の第2試合では明治大と早稲田大が激突した。そんな試合において、いきなりセンセーショナルな投球をみせたのが、早稲田大のエースで主将でもある早川。1回表に先頭打者の村松の打席で、自己最速を更新する153㌔をマークすると、3番丸山の打席ではなんと155㌔を計測。若干疑惑つきではあったものの、その他にも150㌔を超えを連発していて、ドラフトイヤーにパワーアップした姿を披露した。

そんな主将の投球で勢いづいた早稲田大は1回裏、先頭の金子がヒットで出塁すると、中川卓・瀧澤の内野ゴロの間に進塁して。2死3塁という状況で、早稲田の新4番岩本を迎える。明治大の先発の竹田とは同学年であり、大阪桐蔭ー履正社という間柄で高校時代からのライバルであった2人の対決は、岩本が初球の変化球をうまく捉え、左中間フェンス直撃の2ベースを放ち、早稲田大が先制する。
20200810早稲田大 岩本
先制タイムリーを放ちガッツポーズの早稲田大4番の岩本

ただ明治大も2回表、先頭の4番主将の公家が早川にバットを折られながらも、しぶとくレフト前に運んでシュル内すると、5番清水が送って、2死2塁という場面でスタメンに抜擢されたルーキーの西川を迎える。これが大学公式戦初打席となる西川であったが、初球から早川のストレートを積極的に振りに行くと、2球目の148㌔のストレートを詰まりながらもセンター前に運ぶと、これで公家が生還し、明治大が1-1の同点に追いついた。
20200810明治大 西川
初打席で同点タイムリーを放った明治大のルーキー西川

ただここからは早稲田大の早川、明治大の竹田による投手戦となる。早川は初回ほどのスピードはないものの、ストレートは140㌔後半~150㌔をマークしており、スライダーやチェンジアップに加えて、この日は特に有効だったのが130㌔後半のカットボール。このカットボールの割合は次第に増えていき、カットボールで三振を奪う場面も目立ってきて、5回までに7奪三振。一方の竹田はストレートはMax145㌔だったものの、明らかに前よりストレートで押せる場面が増えてきていた。またこちらも130㌔中盤のカットボールを有効に使っており、これにカーブやフォークも混じえて、2回以降は早稲田打線に得点を許さない。結局試合は1-1のまま前半を終了することとなる。
20200810明治大 竹田
明治大の先発の竹田は5回まで早稲田打線を1点に抑えた

試合が動いたのは6回裏、早稲田大は先頭の3番瀧澤が右中間にうまく落とすと、持ち前の積極的な走塁で2塁を陥れ、さらに4番岩本も三遊間を破り、無死1・3塁と勝ち越しのチャンスを作る。すると5番蛭間はインコースのストレートを腕をたたんでうまく振りぬき、その打球はライトスタンドに飛び込む勝ち越しの3ランホームランとなる。
20200810早稲田大 蛭間
勝ち越しの3ランを放った早稲田大の蛭間

早川はこれまでは素晴らしいピッチングをしていても、終盤に捕まってしまうところがたが、この試合では8回には3者連続三振を奪うなど、その課題を克服。小宮山監督は8日で5試合という過密なスケジュールに加え、他の投手に神宮のマウンドを経験させたかったとこともあるようだが、早川本人が志願して続投。すると8回裏には蛭間が2打席連続弾となるソロを右中間スタンドに放り込み勝負あり。結局早川は9回1失点12奪三振の完投で、早稲田大が5-1で明治大を破った
20200810早稲田大 早川1
1失点完投勝利をあげた早稲田大のエース早川


20200810明治大×早稲田大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

昨年は森下(明治大→広島カープ)とともに、大学日本代表で先発を務めていた早川。今年は森下が卒業したこともあり、名実ともに東京六大学No1投手としての呼び声は高かったが、その期待に応える見事な投球であり、155㌔というスピードは多少疑惑は残るものの、誰もの期待以上のものであった。早川は上述のように、これまでは終盤に打たれる傾向もあり、意外なことにこれがリーグ戦初完投。最終学年を迎えて主将にも就任して、また一皮むけた姿を見せ、ドラフトの主役としての評価も上がったことだろう。

明治大打線はそんなリーグ屈指の左腕に対して、公家や清水といった中軸ですらバットを短くもったり、クロスファイヤー気味のボールを早めに捉えるためか打席の前目に立つ選手もいたりと、色々工夫しながら対策を講じていたものの、散発の6安打で、12個もの三振を喫するなど完璧に抑えられてしまった。ただ相手がサウスポーなのに、打線では左バッターを4人もスタメンで起用したことは見事に裏目っており、ヒットでいえば左バッターのヒットは6本中1本であったのに対し、三振は12個中8個が左バッターであった。結果論ではあるが、早川対策で日置・山田・五十嵐らをスタメンで使ってみる、あるいは早い段階で代打に送ってみるという戦い方もあったと思う。いずれにせよ秋のリーグ戦でも早川は倒さなければいけない壁なので、今回の経験を糧に秋はリベンジして欲しい。
20200810明治大 日置
代打で登場した日置(早川対策でバットを短く持つ)

ただ経験という意味だと明治大はそもそも不足している。昨年は森下を中心に、全日本大学野球選手権を制するなど結果を残したものの、レギュラーには4年生が多かった。この日のスタメンも、1年生の西川を除けば、みんなリーグ戦出場経験はあったものの、昨年からのレギュラーといえる存在は丸山のみ。今年は思うようにオープン戦などもこなせず、メンバーを固める時間も足りていないことだろう。スタメンの大半が昨年からのレギュラーである早稲田大とでは経験の差というものもあったかもしれない。


Pickup Player
蛭間拓哉 早稲田大2年 外野手
~強烈なインパクトの2打席連発~
投げる方で強烈なインパクトを残したのが早川であれば、打つ方で強烈なインパクトを残したのは5番に入った蛭間であった。

蛭間は名門浦和学院で1年春から4番に座った逸材であり、2年夏の埼玉大会では3試合連続を含む4ホーマーの活躍をみせていた。3年春の前にはケガなどはあったものの、浦和学院の中軸をずっと務めていた一方、甲子園とは縁がなかったが、3年夏の南埼玉大会には3番センター主将として臨み、決勝の川口戦で3ランを放つ、打率.440、6試合で9盗塁と足での活躍も目立ち、エース格の渡邊(西武)らとともに甲子園出場に貢献。甲子園では初戦の仙台育英戦でホームラン(高校通算28号)を放ち、守備でもダイビングキャッチで観衆を沸かせたが、3回戦ではその夏を制する根尾・藤原に加えて、現在はチームメイトである中川率いる大阪桐蔭に敗れた。大会後にはU18日本代表にも選出されている。

プロからの注目も高かったが、スポーツ推薦で早稲田大に進学すると、1年春からリーグ戦出場をはたし、1年秋には開幕戦でスタメンの座を射止めるも、途中体調不良もあり、スタメン出場は5試合にとどまった。ただ今年は満を持してレギュラーの座を射止め、オープン戦から5番打者として出場しており、この開幕戦でも5番ライトでスタメンに名を連ねた。

この試合での蛭間は第1打席では竹田のストレートにバットが空を切ってしまったもののの、第2打席では低めの変化球をうまくライトに運び今シーズン初ヒットをマーク。そして好投のエースに対して「早川さんのために打ってきます!]といって向かった第3打席は、無死1・3塁という格好のチャンスであり、カウント2B1Sからのインコースのストレートを腕をたたんでうまく捉えると、打球は放物線を描いてライトスタンドへの勝ち越し3ランホームラン。8回の第4打席でも、明治大の3番手西城に対して、カウント2Bからの甘く入ったストレートを捉えると、今度は弾丸ライナーで右中間スタンドに突き刺さるソロホームランとなった。2本ともに打った瞬間にいったと分かる強烈な打球であり、開幕を待ち望んでいた神宮のファンに強烈なインパクトを残した。

結局この試合では4打数3安打4打点という活躍。守って、P7回にライト前方のフライをスライディングキャッチして早川を援護した。1年目はやや不完全燃焼に終わった早稲田の期待の星が、この2年目にようやく本来の実力を発揮しつつあり、今年は神宮で大暴れする姿に期待したい。

20200810早稲田大 蛭間2
2ホーマー4打点と強烈なインパクトを残した早稲田大の5番蛭間


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