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ENEOS×日本通運【オープン戦】

4/2 オープン戦
ENEOS ✕ 日本通運 @日通ボールパーク

試合経過

ENEOSは1課表、1番村上が追い込まれてからうまくライト前に運ぶと、2番川口が1球でバントをきめて、3番小豆澤がライト前にタイムリーヒットと絵に描いたような展開でENEOSが先制する。さらに5番山崎が2ベースを放ち、2死2・3塁とチャンスを広げるも、ここは日通の先発の釘宮が得意のSFFで6番篠原から三振を奪い、初回を最少失点で乗り切る。
20210402ENEOS 小豆澤
先制タイムリーを放ったENEOSの小豆澤

2回までENEOS先発の大場の前に打者6人で攻撃が終わっていた日通だが3回裏、四球と磯網のヒットで1死1・2塁のチャンスを作ると、1番手銭の打球はレフト前へのライナー。これをENEOSのレフト岡部がダイビングキャッチを試みるも、打球はグラブに収まらず後方に点々とする間に、2点タイムリー3ベースとなり日通が逆転。さらに2死となってから3番稲垣がヒットで繋ぐと、4番浦部がレフト線にタイムリー2ベース、さらに5番添田もライト前へのタイムリーと、クリーンアップの3連打で2点を追加して、リードを4-1に広げる。
20210402日本通運 手銭
逆転タイムリーを放った日本通運の手銭

日通の釘宮は今年はエースとして期待される投手。ストレートはMax147㌔をマークし、得意のSFFを多めに使い、他にもカットボール・スライダー・カーブなども交えた投球で、ピンチは招いてもENEOS打線にあと1本を許さない投球。結局5回まで投げて、初回の1失点のみでしっかりと試合を作ってマウンドを降りた。
20210402日本通運 釘宮
5回1失点の好投をみせた日本通運の先発釘宮

ENEOSは5回から2番手として高卒ルーキーの若杉が登板。センバツ準Vを果たした明豊の昨年のエースは、Max143㌔のイキのいいストレートに、スライダー・チェンジアップを交えた投球で、日通の1・2番を打ち取り2死となる。ただここからが社会人の底力か、稲垣→浦部→添田と日通のクリーンアップが前の打席に続いて3連打を放ち1点を追加した。それでも続く満塁のピンチでは、大谷からスライダーで空振り三振を奪うなど若杉も、さすがという片鱗は見せつけた。
20210402ENEOS 若杉
ENEOSの2番手として登板した高卒ルーキーの若杉

日通は釘宮の後を、6回から中田が登板。東洋大では甲斐野(ソフトバンク)・上茶谷(DeNA)・梅津(中日)・藤井(楽天)と同期であった左腕は、足をあげたところでタメを作ってから繰り出す独特なスリークウォーターのフォームで、ストレートと球速差の少ないカットボールでENEOS打線を打ち取っていき2回を0封。その後の8回は同じく左腕で、浮き上がるようなストレートとスライダーが武器のサイドスローの庄司が抑えると、最終回は2年目の期待の本格派右腕の前田がMax146㌔のストレートを軸に抑えて、無失点リレー。日本通運が5-1で、JABA大会前の最後のオープン戦を勝利で飾った。
20210402日本通運 中田
2回無失点の好リリーフをみせた日本通運の中田


20210402ENEOS×日本通運
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


この試合の1つの注目は、日通の釘宮✕ENEOSの大場という日大三の先輩後輩対決であった。日大三では大場が釘宮の1個上にあたる関係で、大場が2年・釘宮が1年の夏大会から2人で投手陣を支え、2年連続で夏の甲子園に出場している。そんな2人の対決は、初回に釘宮が先制点を許し、大場は2回まで打者6人で片づけるなど最初は先輩大場が優位に進めたものの、大場が3回には4失点を喫してしまい逆転。結果的には5回1失点で勝ち投手が釘宮、4回4失点で負け投手が大場となり、後輩の釘宮に軍配が上がった。
20210402ENEOS 大場
惜しくも後輩釘宮との対決に敗れてしまったENEOSの先発大場

また日通の釘宮✕ENEOSの4番佐々木は、日大三→立正大とともにチームメイトで(学年では釘宮が1個上)、2018年秋には明治神宮大会を制した間柄。ちなみにこの時のエースは、ENEOSの3番手として登板した糸川でもあった。いずれもチャンスの場面で回ってきたそんな2人の対決は、1打席目が3球三振、2打席目も佐々木が何とか食らいつくもショートライナーゲッツーという結果となり、先輩の釘宮の勝利に終わった。ただ昨年の都市対抗では出番がなかったものの、2年目の今年4番に抜擢された佐々木については、まだ粗さもあるものの、パワフルで非常に期待できる打者で今後の活躍が楽しみである。
20210402ENEOS 佐々木
この試合ではENEOSの4番に座った佐々木

今年はなんとルーキーが9人も入ったENEOSはこの試合ではそのうち8人もの選手が登場。投手では先発の大場の後を、若杉→糸川→加藤と3人のルーキーが繋いだ。特に加藤は8回には3者三振を奪っており、強力な日通打線を糸川と加藤の2人で3回無失点に抑えたは明るい材料だ。一方の野手は終盤に5人が出場したものの、全選手が終盤からの途中出場で打席数が少なかったこともあり、それほどインパクトを残すことができなかった。社会人も本格的にJABA大会が始まってくるところで、この試合でもスタメンはルーキーは0人でほぼベストといえる布陣で臨んだENEOS。このベストのスタメンな布陣に、何人かルーキーが入って来れると面白いだろう。
20210402ENEOS 加藤
8回には3者三振の投球をみせたENEOSの4番手加藤


Pickup Player
添田真海 日本通運 ショート
~5番打者という新境地でタイムリー2本の活躍~
この試合では日本通運の5番に入った添田が、タイムリーを2本放つ活躍をみせた。

中学時代にはU-15アジアチャレンジマッチ日本代表にも選ばれ、エース小笠原(中日)らとともに優勝を果たした添田は、作新学院に俊足巧打の内野手として1年春からレギュラーを獲得し、同じく1年春からエース格としてマウンド上がっていた朝山(Honda)とともに活躍。1年夏には2番サード、2年夏には1番ショート、3年夏には3番ショートと3年連続で甲子園に出場した。

明治大に進学すると、2年春にリーグ戦デビューを果たし、規定打席未到達ながら打率.385をマーク。その後も3年春以外は全て3割以上の打率をマークし、本格的にレギュラーとなった4年春には打率.400の活躍で首位打者を獲得。チームのリードオフマンとして活躍し、エース森下(広島)を擁して、全日本大学野球選手権も制覇した。4年春にはセカンドで、4年秋にはショートでベストナインも受賞している。

昨年日本通運に入社すると、浦部・諸見里・稲垣と鉄壁な内野陣を擁するチームにおいても存在感を現し、都市対抗では2戦とも1番DHとして出場。2年目を迎え、この試合では5番ショートとしてスタメン出場。添田は1発というよりは典型的なアベレージヒッタータイプの打者であるために、高校時代からずっと1~3番を打っており、この5番という打順はやや意外であった。

この試合では1打席目こそショートゴロに倒れたものの、2死2・3塁で迎えた第2打席では、追い込まれてから大場のカットボールをライト前に運ぶタイムリー。2死1・3塁で迎えた第3打席では、初球を叩くと打球は三遊間を抜けるタイムリーとなった。どちらも大きな当たりではなかったものの、添田の武器であるバットコントロールを生かしてのタイムリー。勝負強さを見せけて、3打数2安打2打点の活躍で5番としても適正があることを証明した。

今年は大卒2年目でドラフト解禁年となる添田。体は大きくないものの、振り子打法のようなフォームからのバットコントロールはピカイチで、走力・守備力も兼ねそろえた走攻守揃った内野手。タイプとしては小深田(楽天)のような枠でプロ入りを狙いたいところだ。そのためにはまず日本通運でもDHでなく、セカンドorショートとして二大大会に出場し、そこでしっかりと結果を残していきたいところだ。

20210402日本通運 添田
2本のタイムリーを放ち5番打者としての適正をみせた日本通運の添田


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センバツのベストナインを勝手に選んでみた(2021)

東海大相模の優勝で終わった2021年の選抜高校野球大会。
そんな大会のベストナインを個人的に選んでみました。

ちなみに選考基準は大会中の活躍のみであり、プロ注だから本当は能力高いとかは関係ないので悪しからず…。


ピッチャー
石田隼都 東海大相模3年

福岡大大濠・天理戦では完封勝利をあげ、あとの3試合はいずれもリリーフで登板し、5試合全てで勝ち投手となり、東海大相模を優勝に導いた。29回1/3を投げて無失点、45個という圧倒的な奪三率も誇り、満場一致で今大会のMVPに値する活躍であった。
20210320東海大相模 石田

キャッチャー
政所蒼太 天理3年

達との身長30㎝差バッテリーで相手打線を封じ、準決勝では仲川も好リードして東海大相模打線を封じた。打撃面でも9番打者ながら、3試合連続でマルチヒットをマークして、いずれもチームトップの打率.583(今大会の首位打者)、7安打、5打点をマークした。
20210320天理 政所

ファースト
竹下聖人 明豊2年

初戦の東播磨戦ではライト線に素晴らしい打撃をみせ2安打、市和歌山戦では代打で登場すると小園から決勝タイムリーを放った。準々決勝からは3番に座り、中京大中京戦では5得点の起点となるヒットを放ち、決勝でも2安打をマークした。
20210322明豊 竹下

セカンド
黒木日向 明豊3年

今大会は1・3・4番と様々な打順を任されたが、対応力の高いバッティングで、東播磨戦と智弁学園戦ではともに3安打3打点の活躍をみせるなどして、今大会最多の9安打、7打点をマークし、明豊打線を牽引した。東播磨戦では4得点をあげるなど走塁も素晴らしかった。
20210322明豊 黒木

サード
柴田疾 東海大相模3年

初戦の東海大甲府線では延長線に、天理戦では9回にともにダメ押しとなる貴重なタイムリーと東海大相模の4番として勝負強さを発揮して打線を牽引。多少崩されても強い打球の打てる打撃で、福岡大大濠戦と天理戦ではマルチヒットをマークして打率.333の活躍をみせた。
20210320東海大相模 柴田

ショート
幸修也 明豊3年

明豊を準優勝に導いた主将であり、大会通じて無失策の明豊守備陣の中核を担った。打撃でも1番に座った智弁学園戦では先頭打者ホームランを放ち、決勝でも四球を3個選んだりと、チャンスメーカーとしての貴重な役割を果たした。
20210322明豊 幸

外野
門馬功 東海大相模3年
東海大相模の核弾頭として、福岡大大濠戦では2ランホームラン、天理戦では2試合連続となる猛打賞をマークすると、明豊戦では2回も申告敬遠されてしまった。大塚の離脱後は、代行主将も務め、父の門馬敬治監督との親子鷹で優勝を果たした。
20210320東海大相模 門馬

阿南心雄 明豊3年
主に明豊のリードオフマンを担い、2回戦以降では全試合でヒットを放ち、打率.333をマーク。レフトの守備でも守備でも智弁学園戦と中京大中京戦で、それぞれフェンス際の打球を大ファインプレーでキャッチし、チームのピンチを救った。
20210322明豊 阿南

松尾光気 福岡大大濠3年
初戦の大崎戦では2点タイムリーヒット(チームは2-1で勝利)、続く具志川商戦では延長線での2ランホームランを含む3安打と2試合連続で決勝打を放つ活躍。打順は8番であったが、元4番という肩書を証明するかのようなパワフルで勝負強い打撃であった。
20210322福岡大大濠 松尾

参考までに…
惜しくも選出はならなかったものの候補にノミネートされていた選手は以下の通り

投手:達(天理)、畔柳(中京大中京)
捕手:小島(東海大相模)、加藤(中京大中京)、川上(福岡大大濠)
一塁
二塁:綛田(東海大相模)
三塁:米田(明豊)
遊撃:岡島(智弁学園)
外野:瀨(天理)、木下(天理)、櫛田(中京大中京)、杉浦(中京大中京)、八巻(仙台育英)


以上です。異論は認めます。


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東北福祉大×JR東日本【オープン戦】

3/29 オープン戦
東北福祉大×JR東日本 @JR東日本柏グランド


試合経過

東北の大学球界の雄である東北福祉大が関東遠征で、JR東日本と対戦しました。

2回までJR東日本の先発小谷野に完璧に抑えられていた東北福祉大だが、3回表に1死から8番渡辺がエラーで出塁すると、2死となってから1番齋藤がチーム初ヒットを放ち、2死1・3塁とチャンスを広げる。ここで迎えるは、この試合では2番に入っていた昨秋の東北王者決定戦では4番も務めていた強打者の小椋は初球を振り抜くと、打球はセンターの前にポトリと落ちるヒットとなり、東北福祉大が先制する。
20210329東北福祉大 小椋
先制タイムリーを放った東北福祉大の2番小椋

東北福祉大の先発は、大学日本代表候補にも選ばれ、今年は先発の柱として期待される左腕の三浦。ストレートではコントロールよくコースをつき、スライダー・チェンジアップといった変化球でJR東日本打線を打ち取っていく。この試合では特にチェンジアップがいいアクセントなっていたように見えた。3回には2死から9球連続でボールが続くなど、いきなり連続四球を与えるなど乱れたものの、そこも修正して1・2塁のピンチでは最後は糸野から高めの球で三振を奪う。ただそれ以外は非常に安定した内容で、4回を無安打無失点という見事なピッチングでマウンドを降りる。
20210329東北福祉大 三浦
4回ノーヒットピッチングをみせた東北福祉大の先発三浦

JR東日本の先発の新人小谷野も素晴らしい投球。ちょうどJR東日本から阪神に入った伊藤の右バージョンというような、前は大きく、腕は隠れるようなフォームからコントロールよくボールを繰り出し、スライダー・カーブ・フォーク・チェンジアップといった変化球も織り交ぜた投球。3回には上述の通りエラー絡みで1点を失うも、5回までは4安打無四球1失点(自責点0)という内容。社会人の公式戦デビューとなった、春季東京企業大会ではホロ苦デビューとなったものの、今日は伊藤に代わる先発に名乗りをあげられる内容であった。
20210329JR東日本 小谷野
自責点は0の好投を見せたJR東日本の先発小谷野

小谷野は6回にはサード北野のエラーによりランナーを許し。2死2塁となったところで降板。小谷野と同じく日本大から加入したサイドスローのルーキー川西が2番手としてマウンドに上がる。ただ川西に対して東北福祉大打線は、6番岡崎がレフト前にタイムリーを放ち2点目。さらに7番竹中もヒットで続いたところで、川西は降板となり、続く2死1・2塁のピンチはJR東日本3番手の永谷が凌いだ。

永谷は7回以降も続投して、テンポのいいピッチングで東北福祉大打線に追加点を許さない。ただ東北福祉大の投手陣も、三浦の後を5回は5回金原→6・7回は坂根→8回は小松とリリーフ陣が、JR東日本打線を見事に無得点に抑え。試合は東北福祉大が2-0とリードしたまま最終回を迎える。

9回裏、東北福祉大のマウンドには5番手として左腕の柴崎が上がった。JR東日本は1番からの好打順で、いきなり1番金子はセーフティバントを試みるもこれがフライ…だがピッチャーとキャッチーのちょうど間のフライであり、お互いが一瞬躊躇してからキャッチャー戸高がこれを捕りに行ったこともあり、打球はミットからこぼれてしまい、俊足の金子が出塁。柴崎はワイルドピッチ→四球と制球が定まらず、JR東日本は無死1・3塁のチャンスを迎える。ここで3番杉崎はスライダーをうまく右中間に運ぶタイムリー2ベースで1点差に迫る。さらに4番渡辺は死球で満塁となったところで、JR東日本は代打に小室を送る。この小室の打席で、柴崎の投球が再びワイルドピッチとなり、JR東日本が同点に追いつくと、最後は小室がレフトに犠牲フライを放ち、JR東日本が3-2とサヨナラ勝ちを収めた。
20210329JR東日本 小室
サヨナラ犠飛を放ったJR東日本の小室


20210329東北福祉大×JR東日本
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


敗れた東北福祉大であるが、社会人の強豪を抑えこむなど、屈指の投手力があることを証明した。プロから注目されている先発の三浦は4回ノーヒットと見事な内容で、昨年の山野(ヤクルト)のような左のエースとしての活躍が期待できそうであり、リリーフした金原・坂根・小松といった投手陣も安定した投球でJR東日本を無失点に抑えた。この日は登板がなかったものの、これにリリーフエースとして、サイド気味のフォームからMax153㌔を繰り出す椋木もいるので、体制としては盤石といえるだろう。
20210329東北福祉大 坂根
2回無失点の好リリーフをみせた東北福祉大の坂根

JR東日本は勝ったものの、なんとも社会人チームとしては不甲斐ない内容であった。佐藤・丸子といった主力こそスタメンを外れたものの、5回までノーヒットであり、最終回は相手投手の乱調もあってサヨナラ勝ち。小谷野・永田と投手陣はいいピッチングをみせたものの、ずっとセカンドを守っていた杉崎をショート・本職が捕手で高卒2年目の北野をサードとしたお試し布陣のところでのエラーからそれぞれ失点してしまったのは残念であった。

ただショート杉崎に関していえば、エラーの場面以外はいい動きはしていた。杉崎は1年目の昨年はずっとセカンドのレギュラーとして活躍したものの、この試合では浜岡監督はセカンド杉崎・ショート糸野というそれまでの二遊間を逆転させたたシフトで臨んでいた。ただもとは名門の東海大相模で1年夏からレギュラーを掴んだショートストップであり、東海大でもずっとショート。むしろ3番ショートという定位置に戻って、生き生きしているウようにも見えたくらいであった。今日の結果を踏まえて、今後JR東日本の二遊間がどのような起用になるかは注目である。
20210329JR東日本 杉崎2
この試合では久しぶりのショート復帰となったJR東日本の杉崎


Pickup Player
永谷暢章 JR東日本 投手
~モデルチェンジを経て好リリーフ~
6回途中からリリーフして、テンポよく東北福祉大打線を封じた永谷の好投が、結果的に逆転勝利を呼んだ。

馬力のある右腕として注目されており、履正社では1年夏からベンチ入りを果たしたのが永谷。2年春にはリリーフとして、溝田との2枚看板で、センバツ準Vを達成。さらに1個下の寺島(ヤクルト)が加わった強力投手陣の一角として活躍したものの、以降は大阪桐蔭の牙城を崩せずに甲子園出場はならなかった。Max147㌔の187㎝右腕として、ドラフトでは上位候補と言われていが、プロ志望届は提出せずにJR東日本に進んだ。

JR東日本では1年目から主にリリーフとして登板し、プロアマで構成されたU23日本代表にも最年少として参加。2大大会での登板こそなかったものの、2年目もリリーフとして順調に登板をしていが、3年目からはケガもあって、一時期や野手としてプレーしていました。ただ昨年から本格的に投手に復帰すると、またオープン戦などでは登板を重ねていました。

ただ高校から剛腕とイメージとは変わり、150㌔を期待されれいたストレートは、この試合でのストレートは140㌔前半。ただコンパクトなテイクバックのフォームからテンポよくボールを投げこみ、スライダーやフォークも交えてうまく打者を打ち取っていく、いい投手になっていた。この試合では6回のピンチに3番手として登板すると、1球で代打戸高を打ち取ってピンチを脱すると、9回まで3回1/3を投げて、球数はわずか26球で奪った三振は1個のみだが、3回1/3を無失点という内容であり、チームがサヨナラ勝ちしたこともあり、勝利投手となった。

今年で高卒6年目を迎える永谷。以前ほどの馬力は感じないところは、スカウトからしてみれば不満かもしれないが、年齢的には大卒2年目と同じなので、プロ入りの可能性もなくはない。ただタイプとしてはもうボール自体の力というようりは、実績で評価される投手となっているので、まずは今年は確実に二大大会デビューを果たして、そこで実績を積みたいところだ。

20210329JR東日本 永谷
6回途中からの好リリーフでチームに勝利を呼び込んだJR東日本の永谷



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