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夏の甲子園のベストナインを勝手に選んでみる(2022)

夏の甲子園も終わったので、個人的にベストナインを選んでみました。

ピッチャー
仲井慎 下関国際3年

背番号は6ながら、全試合でショートからピンチの場面でリリーフのマウンドに上がると、回転のいいMax147㌔のストレートに、スライダーのコンビネーションで相手打線を圧倒。大阪桐蔭を終盤無得点に抑え、近江戦では8イニングのロングリリーフをみせるなど強豪撃破の立役者となった。
20220311下関国際 仲井


キャッチャー
松尾汐恩 大阪桐蔭3年

初戦の旭川大戦でタイムリー2本を放つと、続く聖望学園戦では2打席連続ホームランを含む5打点の活躍をみせ、大会通じて打率.571の活躍。守備でも素早い送球をみせ、川原・前田をリードし、この世代No1捕手という呼び声にふさわしい活躍をみせた。
20220814大阪桐蔭 松尾


ファースト
賀谷勇斗 下関国際3年

高い打撃技術を誇り、4番打者として下関国際打線を牽引した。まず初戦の富島戦で3安打を放つスタートを切ると、浜田戦では先制の2点タイムリー。そして大阪桐蔭戦で9回に放った逆転タイムリーは、今大会で最も価値のある一打だったと言えるだろう。
20220311下関国際 賀谷


セカンド
高中一樹 聖光学院2年

初戦の日大三戦では値千金の逆転2ランホームランを放ち、その後も準々決勝まで4試合連続でマルチ安打、準決勝までの5試合全てで安打を放ち打率.500の活躍。打撃では犠打や四球など、持ち前のセカンド守備でも貢献度は高かった。
20220814聖光学院 高中


サード
森凜琥 下関国際3年

コンパクトなスイングでボールを的確に捉え、富島戦では2安打2打点、浜田戦では3安打2打点の活躍をみせると、近江戦では満塁のチャンスで山田の148㌔をライト線へ弾き返す貴重な2点タイムリー。大会通じて打率.500、6打点の活躍でチームの準優勝に貢献した。
20220311下関国際 森


ショート
山田脩也 仙台育英2年

決勝戦では先制点の起点となる貴重な2ベースなど3安打の活躍kをみせ、全試合でヒットを放ち打率.364をマークし、2番打者として明秀日立戦ではスクイズを決めるなど犠打でも貢献。投手として140㌔を超える強肩で、流れるようなショート守備も見事であった。
20220811仙台育英 山田


外野
浅野翔吾 高松商業3年
大会No1打者との呼び通りに、初戦の佐久長聖戦では右中間、レフトと2本のホームランを放つと、近江戦では2ランホームランを含む3安打の活躍で大会No1といわれた投手を攻略。打率.700をマークし。1・2塁の場面でも敬遠される強打者っぷりであった。
20220311高松商 浅野


赤瀬健心 下関国際3年
左打席から難しいボールをうまく逆方向にもっていく打撃が持ち味で、初戦の富島戦では全て逆方向の4安打。以降も全試合でヒットを放ち、途中から1番打者を務め打率.500をマーク。持ち前の脚力で盗塁も記録し近江戦では3得点、さらにはセンター守備でも活躍した。
20220311下関国際 赤瀬


橋本航河 仙台育英2年
この甲子園から仙台育英のリードオフマンを務めると、毎試合安打&得点を記録。決勝戦では貴重なタイムリー3ベースを放つなど、準決勝以降は3試合連続で猛打賞と終盤にかけて圧倒的な打撃をみせて、大会通じて打率.500をマーク。
20220815仙台育英 橋本



ちなみに各ポジションでは以下の選手がノミネートされていました。
投手:斎藤蓉(仙台育英)、山田(近江)、有馬(愛工大名電)
捕手:尾形(仙台育英)
一塁:岩崎(仙台育英)、石浦(近江)、山田(愛工大名電)
二塁:松本(下関国際)、市橋(愛工大名電)
三塁:森(仙台育英)、伊藤(大阪桐蔭)、平井(国学院栃木)
遊撃:赤堀(聖光学院)、長田(国学院栃木)
外野:遠藤(仙台育英)、清谷(近江)、安田(聖光学院)、海老根(大阪桐蔭)、美濃(愛工大名電)

以上です。異論は認めます。


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大阪桐蔭を止められるのはどこだ

夏の甲子園は、大阪桐蔭が2回戦で聖望学園を19-0というスコアで破り、この試合が大きな衝撃を与えている。

センバツの王者で、今大会も大本命と言われる大阪桐蔭であるが、相手も激戦区の埼玉を勝ち抜き、1回戦を突破してきている聖望学園。この2回戦でも、埼玉大会決勝では、センバツ4強の浦和学院を完封したエース岡部がマウンドに上がったものの、4回まで毎回の9失点で、1度外野へ退くこととなった。
20220814聖望学園 岡部
岡部(聖望学園)

この毎回というところが鬼門であり、結局この聖望学園戦で大阪桐蔭は9イニングのうち、7回を除く8イニングで得点をあげている。野球において大差がつく場合には、いわゆるビックイニングが大きく影響してくる。このビックイニングの発生には、その時々の流れが大きく影響しており、実力とは異なる結果となることも多い。だが大阪桐蔭は、5点入ったイニングが2回あったものの、それ以外にも毎回コツコツと得点をあげており、これは実力以外の何者でもない。

また守備面でも素晴らしく、先発した2年生左腕の前田は5回1安打無失点で余裕をもってマウンドを降り、その後を小林→青柳という甲子園初登板の投手が繋ぎ、最後は150㌔右腕の別所が登板して、2安打完封リレー。「打線は水物」という言葉はあるが、こちらの守備の方が、大阪桐蔭から得点をあげる方も大変であろう。
20220814大阪桐蔭 前田
前田(大阪桐蔭)


このままだとセンバツに続いて、大阪桐蔭の独壇場となってしまいそうな夏の甲子園。そんな大阪桐蔭を止めらえる可能性のある4チームを紹介していきたい。

まず前提として、大阪桐蔭打線を抑えられる可能性があることだ。上述の通り、一般的に守備の方が安定しているので、大量得点を奪うのは容易ではない。また野球では弱者が強者に勝つセオリーとして、ロースコアの試合というものがある。

まず大本命はやはり、近江というか山田であろう。Max149㌔のストレートにスライダー・SFFといった高速変化球を操り、甲子園では通算9勝と実力・経験値ともにNo1投手といえる。実際に昨年の夏には大阪桐蔭から勝利をあげており、今年の春季近畿大会でも大阪桐蔭を6回途中まで2失点に抑えている。懸念材料としては、センバツ決勝の再来にならないことだ。近江の投手陣は山田依存が強く、山田が連投の末に大阪桐蔭と当たるようなことがあれば、本来の実力も発揮できないだろう。まず近江としては、いかに山田を温存して、星野をはじめとした他の投手陣で勝ち上がれるかもキーとなってくる。
20220812近江 山田
山田(近江)

もう1人面白いのが、九州国際大付の左腕香西である。こちらは山田とは対照的に、ストレートは何と120㌔台。それでもコントロールと緩急で打者を翻弄する投球で、個人的には石川(ヤクルト)タイプだと思っている。1回戦では明徳義塾から1失点完投勝利をあげているし、センバツでも広陵から完投勝利もあげている。九州国際大付と大阪桐蔭は、神宮大会で対戦しており、この時は大阪桐蔭がコールド勝ちを収めているが、九州国際大付はエース香西を登板させていない。この選択が、夏の甲子園で吉と出るのかも見物である。
20220811九州国際大付 香西
香西(九州国際大付)

今度は1人の投手でなく、複数投手で凌ぐパターンにも言及したい。実際に今年の大阪桐蔭を、公式戦で唯一破っている智弁和歌山は4投手の継投で大阪桐蔭打線を2点に抑えた。今大会でまさに智弁和歌山に対して、そのお株を奪うように、4投手の継投で臨んだのが国学院栃木。誰もが2年生エース盛永が先発かと思ったところで、左腕の中澤→サード兼任の平井→186㎝右腕の中川と繋いで6回からエース盛永が登板して、智弁和歌山打線を3点に抑えて勝利したのだ。もうこの奇策はバレてしまったので研究はされるものの、大阪桐蔭に対しても同じような形がとれると面白い。
20220813国学院栃木 盛永
盛永(国学院栃木)

そして複数投手といえば、1回戦では全員が140㌔オーバーの5投手で完封リレーを達成した仙台育英である。チームに140㌔越えが14人いるという投手王国は、主に先発を務める2年生右腕の高橋、経験豊富なエース左腕の古川を筆頭として、宮城大会では登板のなかった2年生左腕の仁田が147㌔をマークするなど、甲子園に来てさらに厚みが増している。目を慣れさせないための継投が、140㌔投手陣で実現されれば、大阪桐蔭といえども簡単に捉えることはできないかもしれない。
20220811仙台育英 仁田
仁田(仙台育英)


以上4チームが、STOPザ大阪桐蔭の筆頭となると思うものの、それは容易ではないでしょう。今大会はオッズがなしであれば、誰もが優勝予想は大阪桐蔭と答える大会。そこに他のチームがどれだけ食らいついていけるか注目していきたいと思い。


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夏の甲子園出場校を勝手にランク付け(2022)

今日から夏始まる夏の甲子園出場を勝手にランク付けしてみました。

S:大本命
A:優勝候補筆頭
B:上位進出レベル
C1・2回戦レベル
D:1回戦突破できたら嬉しい
E:1回戦突破できたら奇跡

2022年夏の甲子園出場校ランク

最近はずっとAランクまでだったのですが、今年は大阪桐蔭の実力がかなり抜きんでているのでSランクが久しぶりに復活。センバツを制するなど、この世代の公式戦で敗けたのは春の近畿大会決勝のみというチームは、この夏も大阪大会では決勝で履正社に7-0と完勝して甲子園に出場。投手陣は川原・前田の2枚看板に加えて、別所も150㌔をマークするなど実力を発揮して3枚看板となっており、大阪大会ではトータルで1失点のみ。持ち前の攻撃陣も、ホームランを量産している3番松尾を筆頭に、センバツ優勝メンバーが順当に結果を出しており、もう手がつけられず、今年の夏の甲子園は「ストップ・ザ・大阪桐蔭」がテーマになると言ってもいいだろう。
20211125大阪桐蔭 別所
大阪大会では20回無失点であった大阪桐蔭の別所

打倒大阪桐蔭の筆頭となるAランクでは、やはりセンバツ準Vの近江が最有力。エース山田は、昨夏には大阪桐蔭から勝利をあげており、疲労やケガもあったセンバツ決勝こそKOされたものの、春の近畿大会でも大阪桐蔭相手に好投をみせている。連覇を狙う智弁和歌山は、春の近畿大会決勝で大阪桐蔭を撃破している。塩路・武元の2人を中心とした多彩な投手陣に、昨夏の甲子園優勝時からの主力である渡部・岡西の3・4番など投打に戦力が充実している。決勝では東海大相模を破り、激戦区の神奈川を制した横浜も1年生で昨夏の甲子園を経験したエース杉山、ショート緒方を筆頭に2年生に逸材が揃っており、地力がある優勝候補といえよう。
20220320近江 山田3
打倒大阪桐蔭の筆頭はやはり近江のエース山田

その他Bランクには、仙台育英・明秀日立・山梨学院・星稜・愛工大名電・京都国際・天理・九州州国際大付・明豊を選出。なかでもセンバツをコロナで辞退した京都国際は、センバツの時点でもNo2の評価をしていた。そこからチームの状態が上がらず、またエース左腕の森下もケガ明けということでBとされてもらったが、森下が本調子であればAランクというチームで期待だ。
20211023京都国際  森下1
京都国際はエース森下が本調子であれば優勝候補筆頭


上記は個人の勝手な見解になりますが、以上です。


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