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東邦ガス×楽天イーグルス【練習試合】

3/4 練習試合
東邦ガス×楽天イーグルス @お倉ヶ浜総合公園野球場

試合経過

プロ野球はキャンプが終わり、この試合の前日から、各チームの本拠地に戻ってのオープン戦が始まっている。一方本拠地の仙台がまだ寒い楽天の2軍は、まだ日向でキャンプを行なっており、この日は東邦ガスとの練習試合を行った。

楽天は1回裏、東邦ガスの先発のエース辻本に対して、武藤・石原の連打でチャンスを作ると入江の死球で満塁。6番の台湾の大学から逆輸入で入団したルーキー永田は、フルカウントから外のボールを見極め、押し出しで楽天が先制。楽天は3回裏にも武藤がエラーで出塁すると、4番正随がレフト線へタイムリー2ベース。さらに入江がヒットで続いて1・3塁とすると、永田がレフトに犠牲フライを放ち3ー0とリードを広げる。楽天の先発の塩見は、実績のある投手だけあって、さすがという投球で、ランナーを出しても動じることなくピンチを防ぎ、4回無失点の好投をみせた。
20230304楽天 塩見
4回無失点の好投を見せた楽天の先発塩見


楽天は5回から2番手で藤井が登板。2020年のドラフト会議で指名された後に開催された都市対抗では、ENEOSのリリーフ投手として東邦ガスを5回無失点に抑えており、東邦ガスとしては何としてもリベンジをしたい左腕だ。そんな藤井に対して、1死から大木がしぶとくライト前に落として出塁すると、四球などで2死1・2塁として迎えた3番宮下は、バットを折りながらも三遊間を破り、大木が生還して東邦ガスが初得点。今年からショートにも挑戦している、ほぼフルメンバーといえるこの試合では3番に起用された、期待の高卒2年目が結果で応えた。
20230304東邦ガス 宮下2
3番起用にこたえタイムリーを放った宮下

東邦ガスは7回表にも、向井・大木と下位打線の連打から1死1・3塁のチャンスを作ると、2番比嘉がライトへ犠牲フライ。さらにバッテリーミスと四球で2死1・3塁と一気に同点・逆転のチャンスを作ると、ここは藤井が踏ん張り、4番若林を3球三振に抑えてピンチを脱した。
20230304楽天 藤井
楽天の2番手として登板した藤井

この東邦ガスの反撃ムードを作ったといえるのが、関西学生野球連盟から加入した新人の2投手であろう。4回から登板した近畿大出身の左腕大石が2イニングを1安打無失点に抑えると、6回から登板した同志社大出身の高橋も同じく2イニングを1安打無失点に抑えた。さらに8回からは加藤が登板して、自慢の威力のあるストレートで楽天打線を圧倒。結局4回以降は楽天に追加点を与えなかった。
20230304東邦ガス 高橋
2回無失点の好投を見せた東邦ガスのルーキー高橋

東邦ガスは9回表、先頭の9番大木がこの試合3本目のヒットとなる右中間への2ベースを放ち、バッテリーミスで3塁へ進む。1死3塁で迎えた比嘉は前進守備のショート正面のゴロでランナー動けず。2死となったところで楽天は3番手として清宮をマウンドに送り、東邦ガスの3番宮下は強烈な打球を放つも、レフト正面でダイレクトキャッチ。東邦ガスは追いつくことはできず、練習試合の特別ルールで行われた9回裏にエラー絡みで1点を追加した楽天が4ー2で勝利した。


20230304東邦ガス×楽天
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


この試合で東邦ガスのスタメンには、比嘉・西脇・虎谷・向井と4人もの亜細亜大出身選手が名を連ね、途中からも代走で木村、リリーフで加藤が出場した。昨年は加藤ー向井のバッテリーが入社し、今年も西脇が入社するなど、ここ最近亜細亜大→東邦ガスというルートがさらに確立されてきている印象がある。対する楽天も、彼らの先輩(木村だけは後輩)であり、現役ドラフトで広島から移籍してきた正随が4番に座り、2打席目にはレフト線へタイムリー2ベースを放ち、先輩、そしてプロとしての威厳をみせるなど、まさに亜細亜大祭りであった。
20230304楽天 正随
楽天の4番としてタイムリーを放った亜細亜大出身の正随

東邦はルーキー投手陣が好投を見せたのは上述の通り。ただ野手に関しても、浦口、西脇の2人がスタメン出場。浦口は1番打者として持ち前の俊足で内野安打を放ち、盗塁も決め、そして1番目だったのは打席での粘りである。追い込まれてからも、狙ったかのようにファールで粘る打撃を、塩見・藤井といったNPBでも1軍クラスの投手相手にできたのは、大きなアピールポイントだった。5番とクリーンアップの一角を務めた西脇は、1打席目で強烈なレフト前ヒットを放つと、バンドも決めたりと器用な部分も見せた。守備もスタメンのセカンドからサード→ファーストとマルチにこなした。この2人な加えて、3番ショートで出場した宮下は高卒2年目。打ってはタイムリーを放ち、今年から挑戦しているショートではフライのエラーこそあったものの、三遊間の難しい打球を2つ捌き、見せ場を作った。今年の東邦ガスは、若返りの予感がしており楽しみだ。
20230304東邦ガス 宮下
今年から東邦ガスのショートを務める宮下


Pickup Player
加藤竜馬 東邦ガス 投手
~ドラフト解禁年にポテンシャル枠から脱却なるか~
東邦ガスの4番手として8回からマウンドにあがった加藤は、プロ相手に強烈なインパクトを残した。

加藤は大阪偕星では本格的に投手を始めたのは2年夏からであるが、2年秋はチームの主将兼エースとして、翌春のセンバツを制する大阪桐蔭相手に2-3と善戦(加藤は3失点完投)。そのあとは腰痛もあり、3年夏は4番ライトとして出場した。亜細亜大に進学すると、またもや腰痛に苦しみ、リーグ戦デビューは3年秋と遅かったものの、4年春のリーグ戦では神宮で151㌔をマークした。ただ1個上には平内(巨人)・内間(楽天)、同期に岡留(阪神)、1個下に青山(西武)とハイレベルな亜細亜大投手陣において、投球の安定感に課題がある加藤は、結果的に大学通算9試合11イニングしいう登板機会に終わってしまった。それでもスピードに加えて、185㎝96㎏(当時)という体格の良さ、身体能力の高さなどからポテンシャルを評価されており、ドラフト候補として名があがるほどの投手であった。昨年東邦ガスに加入し、JABA長野大会やJABA四国大会では登板も成績は残せておらず、2大大会での登板もなく、ドラフト解禁年となる2年目を迎えた。

この試合では8回から4番手としてマウンドに上がると、代打堀内に対してストレートで押してファールでカウントを稼ぐと、最後もストレートで空振りの三振。永田・江川もストレートで押して打ち取り、わずか8球で三者凡退とした。特別ルールで行われた9回裏も引き続きマウンドに上がると、エラーでランナーを出して、村林のヒット→ワイルドピッチで1点を献上してしまい、2回1安打2奪三振1失点(自責点0)という内容であった。ただその結果以上に目を引いたのはやはりそのストレートで縦に角度があり、この試合では球速表示はなかったもののスピードも出ており、さらにそのストレートをやや力を抜いたようなフォームから繰り出していることも厄介であり、楽天の各打者は完全に振り遅れていた。変化球も大きく曲がるスライダーとフォークを持っており、三振を奪える球であった。

この試合でのインパクトは大きく、正直この試合の内容だけをみれば、ドラフトの上位候補である。あとはこのピッチングが安定してできるかが鍵となってくる。安定さえしてくれば、ずっとポテンシャル枠でのドラフト候補であった加藤が、いよいよ即戦力のドラフト候補に浮上してくることだろう。
20230304東邦ガス 加藤


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