各球団におススメのドラ1を紹介してみる【パリーグ編】
いよいよ今月がドラフト会議ということで…プロ野球の各球団に対して、個人的に勝手にドラフト1位の選手をおススメしていきたいと思います。例えるなら自分がその球団のGMだったら、この選手をドラフト1位で指名するという話になります。セリーグ編から時間が経ってしまいましたが、パリーグ編です。
オリックス:堀柊那(報徳学園)
リーグ3連覇を達成しており、今のうちに次世代戦力を獲得しておきたいオリックス。メジャー挑戦が噂される山本の後釜は気になるところだが、投手陣は今年も山下や東と若い先発陣が台頭して、宮城も含めて次世代が充実しており、やはり野手陣の補強を図りたい。中でも今年森を獲得した捕手陣は、今のところ次世代に目ぼしが立っておらず、また若手は福永と中川のみと少ない。そんな次世代捕手を欲するオリックスにお勧めしたいのは、報徳学園の堀です。
セカンド送球1.81秒の超強肩に加えて、コンタクト率が高くヒットを量産する打撃が魅力の捕手。ドラフト1位捕手というと、体が大きくホームランを量産する打撃に、強肩というタイプが多いが、堀はもちろん1発を打つ力もあるものの、スピード感が魅力のプレイヤーであり、守備面に関しては昨年ドラフト1位の松尾(DeNA)を彷彿とさせるものがあり、セーフティバントと決めるなどその俊足も魅力で、将来的には1番捕手に育てあげたい。実際に名門報徳学園で1年秋から1番捕手として活躍し、3年春のセンバツでは3番捕手として打率.400をマークし、後輩2人を含む3人の投手を巧みにリードして準優勝に導くなど捕手としての実績も十分である。オリックスの地元の兵庫県神戸市出身ということもある。

ロッテ:度会隆輝(ENEOS)
今年吉井監督のもとに、その起用法もあり投手陣は充実し、パリーグ2位に進出したロッテ。その反面こちらも攻撃陣においては、まだ力不足感が否めずに、打力のある即戦力が欲しいところ。そんなロッテにお勧めしたいのは、今年社会人野球選手の中ではNo1ドラフト候補との呼び声高い度会です。
元ヤクルトの渡会博文を父に持ち、中学時代にジャイアンツカップを制して、U15W杯ではMPVを獲得。その打撃技術の高さは天才と評されており、横浜高校に進むと、1年夏から代打ながら7打席連続ヒットを放ち、1年秋から1年秋から3番セカンドを務めるも、2年春のセンバツはケガの影響で代打出場。その後はコロナもあり、思った成績も残せずに、3年秋のドラフト会議では指名漏れ。社会人野球の名門ENEOSに進むと、高卒ルーキーながら1年目からライトのレギュラーに定着。もとからの打撃技術に加えて、フルスイングできるパワーも身に着け、2年目の都市対抗では打率.429、4本塁打、11打点の大活躍でチームを優勝に導き、橋戸賞を獲得。ドラフト解禁となる今年は、相手からのマークも厳しくなり、昨年ほどのパフォーマンスは残せていないものの、高卒3年目の若い選手とあって、プロからの評価も高い。
ロッテは藤原・和田・高部など左打ちの若い外野手は多いものの、度会は内野もこなすことができ、中村の後釜としても期待ができる。さらに明るい性格も魅力で、人気選手となることも間違いない無し。さらにさらに横浜→ENEOSと神奈川のイメージも強いものの、実は千葉県の出身で、中学時代にはロッテに所属する西川(戦力外も育成契約の見込み)とはチームメイトであり、ジャイアンツカップ優勝コンビの復活にも期待したい。

ソフトバンク:武内夏暉(国学院大)
今年先発の投球回数が少なく、即戦力投手が求められていると言われているソフトバンク。とりわけ先発左腕という意味では、今年は大関が開幕投手を務めていたものの離脱もあり、結局ローテにいた左腕は大ベテランの和田のみという状況だった。そんなソフトバンクにお勧めしたいのは、地元の福岡県北九州市出身の左腕の武内だ。
高校時代はそれほど有名な投手ではなかったが、国学院大に進むと2年秋より神宮のマウンドで活躍。武内の最大の魅力は、出所がみづらく、またタイミングの取りづらいフォームにも関わらず(ここら辺は和田に似ている)、Max153㌔と力強いストレートを投げることができ、変化球もスライダー・カーブ・チェンジアップ・2シームと球速差に富んだ多彩なボールを持っている。国学院大のエースとして3年秋には4勝0敗で防御率0.68という好成績をあげてリーグ戦MVP、神宮大会準Vに貢献。4年夏には大学日本代表にも名を連ね、この秋はチームは残留争いとなってしまったが、チーム6勝のうち5勝を武内があげて、防御率0.97で最優秀防御率に輝くなど孤軍奮闘した。
同じ左腕であれば細野(東洋大)も候補となるが、安定感であれば武内の方が上であり、来年から先発で確実に使いたいということえあれば、地元の左腕ということもあり、武内の方をお勧めしたい。

楽天:西舘勇陽(中央大)
そろそろ地元東北のスターが欲しいということで、佐々木麟太郎をお勧めしようと思っていた楽天であるが、まさかのNPB入りでなく、アメリカの大学へ進学。代わりにお勧めしたのが、その花巻東の先輩にあたる中央大の西舘。単に東北出身の逸材というだけでなく、球にスピードがあり、先発だけでなく抑えも任せられる投手なので、海外FAを獲得した松井の後釜という可能性も含めてお勧めしたい。
西舘は花巻東では菊池雄星・大谷翔平も1年生のときには背負った、出世番号である「17」を背負い、1年秋の東北大会では3試合に先発登板して、防御率1.33の活躍でチームを翌春のセンバツ出場。中学時代は軟式でMax127㌔であったが、高1の冬には142㌔をマークするなど、その成長スピードとポテンシャルに、スカウトも大きな期待を頂いたが、その後はケガもあり、2年春・2年夏・3年夏と3度も甲子園に出場するも、本来の投球は披露できなかった。ただ中央大に進学すると、1年秋からリリーフ投手として150㌔を越えるスピードをマーク。3年春の途中から先発にまわり、中央大のエースとして活躍。3年秋までは全てのシーズンで、防御率が1点台と安定した成績で、3年秋はベストナインも獲得しています。今年の春や防御率3.43と不調に苦しみ、大学日本代表も落選。ただ現在の秋季リーグ戦では、復活をとげており、中央大のエースとして防御率1.11と抜群の安定感をみせている。
クイック気味のフォームから繰り出すストレートはMax155㌔をマークし、140㌔前後のフォークというのは、まさに抑えに推薦したい投手。ただ先発としてもスピードを落としながらも、落ち着いて抑えたりと能力を発揮しており、田中・岸・則本ら高齢化が進んでいる先発としても期待できる。昨年のドラフト1位で、シーズン途中からはローテに定着した荘司とも似たタイプであり、西舘にも同じように1年目からの活躍を期待したい。

西武:進藤勇也(上武大)
昨年は森がオリックスにFA移籍してしまったものの、代わりに捕手を補強できていない西武。代わりに正捕手格として古賀が台頭して、パリーグトップの盗塁阻止率をマークしたものの、まだ安泰とはいえない。さらに数という面でも、1軍レベルの捕手は他には柘植しかいない。昨年のドラフトの段階では森の流出も確定しておらず、むしろそこで即戦力捕手を多めに指名したりしては流出に拍車をかけてしまうので指名はしづらかった。なので今年は大手を振って即戦力捕手を指名できるので、西武には大学No1捕手の進藤をお勧めしたい。
進藤は筑陽学園時代から強肩の捕手として名を馳せており、2年秋には九州大会を制して、3年春夏と連続で甲子園に出場。ちなみにこのときバッテリーを組んでいた西舘(専修大)も今年のドラフト上位候補となっており、また同じチームでのプレーにも期待したい。上武大に進むと、当時正捕手として4年生に古川(日本ハム)がいたものの、1年春から試合でマスクを被ることもあり、古川が卒業した2年春から正捕手となると、ここで打撃も向上し、リーグ戦では本塁打王・打点王の2冠にも輝く。3年生の時から、大学日本代表でも正捕手を務め、実力・経験ともに大学No1捕手となり、3年秋から早くも主将として上武大という大所帯をまとめ上げている。今年も日米大学野球選手権の優勝に貢献し、4年秋のリーグ優勝も果たした。
いきなり古賀を差し置いて、正捕手の座も狙える逸材であり、一気にチームの捕手レベルをあげられる。松井監督の2年目で、今年の5位からの躍進に必要な選手と思われる。

日本ハム:細野晴希(東洋大)
その年のNo1選手をドラフト1位で指名するという方針の日本ハム。なのでこちらも佐々木麟太郎と思っていたが、プロ志望届を提出しなかったので、今年豊作といわえる大学生投手陣の中でも、個人的にはNo1だと思う細野を勧めたい。
細野は東亜学園ではキレのあるボールが武器の左腕として活躍し、2019年には佐々木朗(ロッテ)・奥川(ヤクルト)・宮城(オリックス)らと共にU18日本代表候補合宿のメンバーに選出(合宿は春季大会と日程が重なり辞退)。東洋大に進学すると、一気にスケールアップして、140㌔程度だったストレートは150オーバーを連発するまでに成長し、大きく曲がるスライダーをはじめとして、SFF・カットボール・カーブなどの変化球も一級品。東洋大では2年春からエースとして活躍し、2年春のリーグ戦では8個もの牽制を刺しており、初見では盗塁は不可能と言われる牽制も大きな武器。今年は東都2部で、5勝0敗、防御率0.82という成績で、MVP・最優秀投手・最優秀防御率などのタイトルを総なめにし、入替戦では駒澤大から1失点完投勝利をあげ、チームを1部昇格に導いた。夏には大学日本代表として、日米大学野球選手権を制し、U18日本代表との壮行試合では、東京ドームのマウンドでなんと158㌔をマーク。秋のリーグ戦では、チームは再び入替戦を戦うことになってしまい、細野自身も1勝にとどまったが、防御率は1.38と好成績を残している。
まだ好不調の波が大きい、球数が多すぎるなど課題はあるものの、それも逆に見れば伸びしろで、今年の大学生ドラフト候補としてはNo1といえる投手。日本ハムは万波や野村など若手野手は育ってきている一方で、投手陣はまだまだであり、最下位からの脱出を目指す上でも、新庄監督も方針を示したように、まずはディフェンス面での強化が必要。さらに右のエースの上沢がポスティングでメジャー移籍を希望し、左のエース加藤がFAを取得しているという背景もあり、是非とも細野のようにエースとなれる投手が欲しいところだ。

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オリックス:堀柊那(報徳学園)
リーグ3連覇を達成しており、今のうちに次世代戦力を獲得しておきたいオリックス。メジャー挑戦が噂される山本の後釜は気になるところだが、投手陣は今年も山下や東と若い先発陣が台頭して、宮城も含めて次世代が充実しており、やはり野手陣の補強を図りたい。中でも今年森を獲得した捕手陣は、今のところ次世代に目ぼしが立っておらず、また若手は福永と中川のみと少ない。そんな次世代捕手を欲するオリックスにお勧めしたいのは、報徳学園の堀です。
セカンド送球1.81秒の超強肩に加えて、コンタクト率が高くヒットを量産する打撃が魅力の捕手。ドラフト1位捕手というと、体が大きくホームランを量産する打撃に、強肩というタイプが多いが、堀はもちろん1発を打つ力もあるものの、スピード感が魅力のプレイヤーであり、守備面に関しては昨年ドラフト1位の松尾(DeNA)を彷彿とさせるものがあり、セーフティバントと決めるなどその俊足も魅力で、将来的には1番捕手に育てあげたい。実際に名門報徳学園で1年秋から1番捕手として活躍し、3年春のセンバツでは3番捕手として打率.400をマークし、後輩2人を含む3人の投手を巧みにリードして準優勝に導くなど捕手としての実績も十分である。オリックスの地元の兵庫県神戸市出身ということもある。

ロッテ:度会隆輝(ENEOS)
今年吉井監督のもとに、その起用法もあり投手陣は充実し、パリーグ2位に進出したロッテ。その反面こちらも攻撃陣においては、まだ力不足感が否めずに、打力のある即戦力が欲しいところ。そんなロッテにお勧めしたいのは、今年社会人野球選手の中ではNo1ドラフト候補との呼び声高い度会です。
元ヤクルトの渡会博文を父に持ち、中学時代にジャイアンツカップを制して、U15W杯ではMPVを獲得。その打撃技術の高さは天才と評されており、横浜高校に進むと、1年夏から代打ながら7打席連続ヒットを放ち、1年秋から1年秋から3番セカンドを務めるも、2年春のセンバツはケガの影響で代打出場。その後はコロナもあり、思った成績も残せずに、3年秋のドラフト会議では指名漏れ。社会人野球の名門ENEOSに進むと、高卒ルーキーながら1年目からライトのレギュラーに定着。もとからの打撃技術に加えて、フルスイングできるパワーも身に着け、2年目の都市対抗では打率.429、4本塁打、11打点の大活躍でチームを優勝に導き、橋戸賞を獲得。ドラフト解禁となる今年は、相手からのマークも厳しくなり、昨年ほどのパフォーマンスは残せていないものの、高卒3年目の若い選手とあって、プロからの評価も高い。
ロッテは藤原・和田・高部など左打ちの若い外野手は多いものの、度会は内野もこなすことができ、中村の後釜としても期待ができる。さらに明るい性格も魅力で、人気選手となることも間違いない無し。さらにさらに横浜→ENEOSと神奈川のイメージも強いものの、実は千葉県の出身で、中学時代にはロッテに所属する西川(戦力外も育成契約の見込み)とはチームメイトであり、ジャイアンツカップ優勝コンビの復活にも期待したい。

ソフトバンク:武内夏暉(国学院大)
今年先発の投球回数が少なく、即戦力投手が求められていると言われているソフトバンク。とりわけ先発左腕という意味では、今年は大関が開幕投手を務めていたものの離脱もあり、結局ローテにいた左腕は大ベテランの和田のみという状況だった。そんなソフトバンクにお勧めしたいのは、地元の福岡県北九州市出身の左腕の武内だ。
高校時代はそれほど有名な投手ではなかったが、国学院大に進むと2年秋より神宮のマウンドで活躍。武内の最大の魅力は、出所がみづらく、またタイミングの取りづらいフォームにも関わらず(ここら辺は和田に似ている)、Max153㌔と力強いストレートを投げることができ、変化球もスライダー・カーブ・チェンジアップ・2シームと球速差に富んだ多彩なボールを持っている。国学院大のエースとして3年秋には4勝0敗で防御率0.68という好成績をあげてリーグ戦MVP、神宮大会準Vに貢献。4年夏には大学日本代表にも名を連ね、この秋はチームは残留争いとなってしまったが、チーム6勝のうち5勝を武内があげて、防御率0.97で最優秀防御率に輝くなど孤軍奮闘した。
同じ左腕であれば細野(東洋大)も候補となるが、安定感であれば武内の方が上であり、来年から先発で確実に使いたいということえあれば、地元の左腕ということもあり、武内の方をお勧めしたい。

楽天:西舘勇陽(中央大)
そろそろ地元東北のスターが欲しいということで、佐々木麟太郎をお勧めしようと思っていた楽天であるが、まさかのNPB入りでなく、アメリカの大学へ進学。代わりにお勧めしたのが、その花巻東の先輩にあたる中央大の西舘。単に東北出身の逸材というだけでなく、球にスピードがあり、先発だけでなく抑えも任せられる投手なので、海外FAを獲得した松井の後釜という可能性も含めてお勧めしたい。
西舘は花巻東では菊池雄星・大谷翔平も1年生のときには背負った、出世番号である「17」を背負い、1年秋の東北大会では3試合に先発登板して、防御率1.33の活躍でチームを翌春のセンバツ出場。中学時代は軟式でMax127㌔であったが、高1の冬には142㌔をマークするなど、その成長スピードとポテンシャルに、スカウトも大きな期待を頂いたが、その後はケガもあり、2年春・2年夏・3年夏と3度も甲子園に出場するも、本来の投球は披露できなかった。ただ中央大に進学すると、1年秋からリリーフ投手として150㌔を越えるスピードをマーク。3年春の途中から先発にまわり、中央大のエースとして活躍。3年秋までは全てのシーズンで、防御率が1点台と安定した成績で、3年秋はベストナインも獲得しています。今年の春や防御率3.43と不調に苦しみ、大学日本代表も落選。ただ現在の秋季リーグ戦では、復活をとげており、中央大のエースとして防御率1.11と抜群の安定感をみせている。
クイック気味のフォームから繰り出すストレートはMax155㌔をマークし、140㌔前後のフォークというのは、まさに抑えに推薦したい投手。ただ先発としてもスピードを落としながらも、落ち着いて抑えたりと能力を発揮しており、田中・岸・則本ら高齢化が進んでいる先発としても期待できる。昨年のドラフト1位で、シーズン途中からはローテに定着した荘司とも似たタイプであり、西舘にも同じように1年目からの活躍を期待したい。

西武:進藤勇也(上武大)
昨年は森がオリックスにFA移籍してしまったものの、代わりに捕手を補強できていない西武。代わりに正捕手格として古賀が台頭して、パリーグトップの盗塁阻止率をマークしたものの、まだ安泰とはいえない。さらに数という面でも、1軍レベルの捕手は他には柘植しかいない。昨年のドラフトの段階では森の流出も確定しておらず、むしろそこで即戦力捕手を多めに指名したりしては流出に拍車をかけてしまうので指名はしづらかった。なので今年は大手を振って即戦力捕手を指名できるので、西武には大学No1捕手の進藤をお勧めしたい。
進藤は筑陽学園時代から強肩の捕手として名を馳せており、2年秋には九州大会を制して、3年春夏と連続で甲子園に出場。ちなみにこのときバッテリーを組んでいた西舘(専修大)も今年のドラフト上位候補となっており、また同じチームでのプレーにも期待したい。上武大に進むと、当時正捕手として4年生に古川(日本ハム)がいたものの、1年春から試合でマスクを被ることもあり、古川が卒業した2年春から正捕手となると、ここで打撃も向上し、リーグ戦では本塁打王・打点王の2冠にも輝く。3年生の時から、大学日本代表でも正捕手を務め、実力・経験ともに大学No1捕手となり、3年秋から早くも主将として上武大という大所帯をまとめ上げている。今年も日米大学野球選手権の優勝に貢献し、4年秋のリーグ優勝も果たした。
いきなり古賀を差し置いて、正捕手の座も狙える逸材であり、一気にチームの捕手レベルをあげられる。松井監督の2年目で、今年の5位からの躍進に必要な選手と思われる。

日本ハム:細野晴希(東洋大)
その年のNo1選手をドラフト1位で指名するという方針の日本ハム。なのでこちらも佐々木麟太郎と思っていたが、プロ志望届を提出しなかったので、今年豊作といわえる大学生投手陣の中でも、個人的にはNo1だと思う細野を勧めたい。
細野は東亜学園ではキレのあるボールが武器の左腕として活躍し、2019年には佐々木朗(ロッテ)・奥川(ヤクルト)・宮城(オリックス)らと共にU18日本代表候補合宿のメンバーに選出(合宿は春季大会と日程が重なり辞退)。東洋大に進学すると、一気にスケールアップして、140㌔程度だったストレートは150オーバーを連発するまでに成長し、大きく曲がるスライダーをはじめとして、SFF・カットボール・カーブなどの変化球も一級品。東洋大では2年春からエースとして活躍し、2年春のリーグ戦では8個もの牽制を刺しており、初見では盗塁は不可能と言われる牽制も大きな武器。今年は東都2部で、5勝0敗、防御率0.82という成績で、MVP・最優秀投手・最優秀防御率などのタイトルを総なめにし、入替戦では駒澤大から1失点完投勝利をあげ、チームを1部昇格に導いた。夏には大学日本代表として、日米大学野球選手権を制し、U18日本代表との壮行試合では、東京ドームのマウンドでなんと158㌔をマーク。秋のリーグ戦では、チームは再び入替戦を戦うことになってしまい、細野自身も1勝にとどまったが、防御率は1.38と好成績を残している。
まだ好不調の波が大きい、球数が多すぎるなど課題はあるものの、それも逆に見れば伸びしろで、今年の大学生ドラフト候補としてはNo1といえる投手。日本ハムは万波や野村など若手野手は育ってきている一方で、投手陣はまだまだであり、最下位からの脱出を目指す上でも、新庄監督も方針を示したように、まずはディフェンス面での強化が必要。さらに右のエースの上沢がポスティングでメジャー移籍を希望し、左のエース加藤がFAを取得しているという背景もあり、是非とも細野のようにエースとなれる投手が欲しいところだ。

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