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創価×関東一【秋季東京大会決勝】

11/5 秋季東京大会決勝
創価×関東一 @神宮球場

試合経過

秋の東京ナンバー1、さらにはセンバツ出場(勝った方は当確)、神宮大会出場をかけた秋季東京大会決勝は、前日の準決勝に勝利した創価と関東一の対戦。創価は前日にも先発して好投した背番号18の左腕森山が、関東一は前日はリリーフで登板した背番号10の右腕坂井が先発のマウンドに上がった。

まず関東一打線を3回までノーヒットと素晴らしい立ち上がりを見せたのが、創価の森山であった。ストレートは130㌔前後ながらも、腕がいきなり出てくるようなフォームで、ブレーキの効いたスライダー、100㌔台と球速差の大きいチェンジアップで相手打線を翻弄した。
20231105創価 森山
素晴らしい立ち上がりをみせた森山

対する関東一の先発坂井も、2・3回とピンチを招くも凌いでいたが、4回には1死から6番井路旗に甘く入ったチェンジアップをライトスタンドに運ばれてしまい、創価が主将の一振りで先制点をあげる。
20231105創価 井路端
先制弾を放った井路端

3回まで沈黙していた関東一打線だが、4回には2番坂本がチーム初ヒットで出塁。続くは主将でチームNo.1打者である高橋なので、バントをせずに強硬策に出るも、強烈な打球は森山を強襲するも、森山が見事に拾い上げて1ー6ー3で併殺。森山は治療のために1度ベンチに下がったものの続投。4回・5回もなんとか無失点に抑えるものの、関東一打線もチャンスを作るなど徐々に本領を発揮し始めてきた。

すると6回裏、先頭の坂本が低めの難しいボールを巧みにレフト前に運ぶと、今度はバントの構えをした高橋は死球となり、これを4番越後が送って関東一が1死2・3塁のチャンス。森山は5番熊谷はファール2球ですぐに追い込むも、最後は熊谷がしぶとく低めのストレートを弾き返し、センターに抜ける2点タイムリーとなり関東一が逆転。創価はここで森山→土居に継投するも、関東一は代打成井→市川の連打で満塁とするも、ここは土居が踏ん張り追加点を与えなかった。
20231105関東一 熊谷
逆転タイムリーを放った熊谷

しかし7回裏には、内野安打2本と四球で土居が無死満塁のピンチを招いてしまうと、創価は背番号1の左腕長谷川へ継投。長谷川は4番越後をショートフライに打ち取ると、5番熊谷の打球は三塁線へ。これをサード中川が捕ると、足元にあったベースを踏み、ホームへ送球し3塁ランナーもタッチアウト。創価が絶体絶命のピンチを防ぎ、粘りをみせた。

それでも関東一は8回裏、先頭の成井が四球で出塁して、市川が送ってチャンスメイク。創価は長谷川から、同じく左腕の川瀬へ継投に出るも、関東一は8番小島が右中間へタイムリー3ベースを放ち待望の追加点。さらに9番坂井も犠牲フライを放ち、4ー1とリードを広げる。
20231105関東一 小島
貴重な追加点となるタイムリー3ベースを放った小島

坂井は4回に井路畑に1発を浴びて以降は、創価打線をパーフェクトに抑えていたが、創価は9回に田村がヒットを放ち久しぶりランナーを出す。しかし坂井は4番高橋から三振を奪うと、最後は小宮をセカンドゴロに抑えてゲームセット。関東一が4ー1で勝利して、秋季東京大会を制覇。神宮大会出場を決め、来年春のセンバツ出場を当確とした。
20231105関東一 優勝
優勝を決めてマウンドに集まる関東一ナイン


20231105創価×関東一
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


新チームの準備期間が短く、各チームが秋季大会で苦戦する中でも、毎年秋でもきっちりとしたチームを作り上げてくることに定評のある関東一。しかも例年関東一のレギュラーは3年生は多く、新チームは初レギュラー組が多いが、今年は畠山・坂井の投手2枚看板に加えて、野手も主将高橋をはじめとして、坂本・越後の1年生コンビも前チームからレギュラーを務めており、経験値のある選手が残っており、鬼に金棒状況で、見事に秋の東京を制した。

関東一打線はスラッガーといえるパンチ力のある選手は高橋くらいだが、この試合でも単打で繋いで、持ち前の機動力も絡めて得点を奪った。そんな関東一を象徴するような選手が、2番を打つ坂本だ。167㎝と小柄な1年生であるが、この試合では送りバントを俊足でヒットにするなど3打数3安打でエラーも含めれば4打席全てで出塁し、盗塁も決めている。U15日本代表の左腕としても有名で、投手も務めるが、まずは外野手として見事に関東一の野球にハマっている印象だ。
20231105関東一 坂本
関東一野球を体現するような3安打の活躍をみせた坂本

敗れてしまった創価は、投手陣の細かなリレーもあり、粘りを見せて3点差と関東一に善戦したものの、ややセンバツは厳しいかと思われる。関東6枠目は、東京2校目の創価と、関東大会で5校目と思われる桐光学園との比較になりそうだが、桐光学園は敗れた試合でも関東大会準Vの山梨学院にタイブレークにも連れ込む大善戦をみせている。昨年は東京が2校選ばれたという経緯を踏まえても、久々に創価の野球が甲子園で見られるという期待は希薄なものとなりそうだ。


Pickup Player
坂井遼 関東一2年 投手
~チームをセンバツに導く1失点完投~

関東一はこの試合で先発のマウンドを任された坂井が1失点完投で、チームをセンバツ出場に導いた。

坂井は中学時代は江戸川南ボーイズで外野手であったが、関東一に入学すると投手に転向。1年秋からベンチ入りすると、2年春にはエースナンバーを背負い、2年夏は日大豊山戦のタイブレークでリリーフ登板するも敗戦投手となってしまった。前チームから坂井とともに2枚看板として活躍していた左腕畠中も残っており、この秋は畠中が背番号1で、坂井は背番号10。2回戦の日体大荏原戦、3回戦の城西戦で先発のマウントに上がっていたものの、準々決勝の東海大菅生戦と準決勝の早稲田実業戦という山場では畠中が先発で、坂井はリリーフに回っていた。決勝戦でも同様に畠中→坂井という継投かと思われたが、米澤監督は気持ちの強い選手として坂井を先発のマウンドに送った。

坂井はピンチは招いたものの3回までは創価打線を無失点に抑えていたが、4回2死から創価の6番井路端に対して、追い込んでから浮いてしまったチェンジアップをライトスタンドに運ばれて先制を許してしまう。ただこれで坂井としては目が覚めたのか、バランスのいいフォームからMax143㌔のストレートに加えて、スライダー・カーブ・チェンジアップといった変化球を本当に器用に操り、5~8回は創価打線をパーフェクトに抑える投球。最終回には久ぶりにヒットは浴びたものの、後続を抑えて5安打1失点7奪三振完投勝利。米澤監督の先発起用に見事なまでに応えて見せた。

関東一の投手陣の中でも、Max145㌔と球の力でいえば間違いなくNo1といえる坂井。器用さもあって万能タイプの右腕でもあり、ややオーソドックスすぎるところはあるが、センバツなど来年も実績を積んでいけば、ドラフト候補といわれる投手となることであろう。
20231105関東一 坂井



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