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慶応大×日本大【オープン戦】

12/17 オープン戦
慶応大×日本大 @日大実籾グランド

試合経過

日大の実籾グランドには、神宮大会を制して秋の日本一に輝いた慶応大が訪れ、12月も半分以上が過ぎたので、さすがに今年最終戦となるだろうオープン戦が開催された。

慶応大は3回表、この回から登板した日大の2番手川端に対して、先頭の森谷がセンター前ヒットで出塁すると、1死から古野もうまくレフト前に運び1・3塁のチャンス。3番真田がライト前へタイムリーヒットを放つと、4番常深のサードゴロ併殺崩れの間にも追加点をあげて、慶応大が2点を先制する。

慶応大の先発広池(元広島カープの広池浩二の息子)は、12中中旬と寒い中でもストレートに力があり、3回まで日大打線を1安打に抑える好投。日大は4回裏に、瀬谷・山内の連打で無死1・2塁のチャンスを作るも、広池は後続を打ち取って、4回無失点でマウンドを降りた。
20231217慶応大 広池
先発し4回無失点の好投をみせた広池

慶応大は5回裏に2番手として浮橋が登板するも、ここから日大が反撃に出る。2死から9番尾島がライトフェンス直撃の3ベースを放つと、1番相澤は難しいボールを見事にセンター前に運ぶタイムリー。投げては5回を石橋が、6回を清水がそれぞれ1イニングパーフェクトに抑える投球をみせて、流れを日大に呼び込んだ。
20231217日大 清水
1イニングをわずか8球で片づけ流れを呼び込んだ清水

すると日大は6回裏、先頭の山内が3ベースを放つと、1死1・3塁から、ファーストゴロの間に好スタートを切りホームイン(記録はFC)で同点。この日はレフト→センター方向に強い風が吹いていた実籾グランド、続く山口雄の打球はレフトファールフライかと思われたが、この強風で戻され、慌てたレフトは転倒すると、ボールはフェアゾーンにポトリと落ちるラッキーな2ベースとなり、この間に2者が生還して、日大が4ー2と逆転に成功する。
20231217日大 山内1
この試合3安打目となる3エースを放ち逆転の起点となった山内

この攻撃の口火を切った山内は、ホームインすると、そのままブルペンに向かい、直後の7回表にはリリーフ登板。しかし慶応大は代打の巨漢スラッガー上江州が、初球のストレートを捉え、高く上がった打球はそのままホームランとなり、慶応大が1点差に迫る。
20231217慶応大 上江洲
代打ホームランを放った上江洲

勢いに乗る慶応大は8回表にも、この回から登板して日大の坂尾に対して、先頭の古野が左中間2ベース。タッチアップと四球で1死1・3塁となってから、日大高出身の5番堀がライトへ犠牲フライを放ち同点に追いつく。さらに6番吉野の打球は、風の影響もあって伸びて、ライトに戻った山内がわずかに届かず、さらに日大の中継プレーが乱れる間に吉野は一気に3塁を回ってホームインし、慶応大が2点を勝ち越して、この回6-4と逆転に成功した。
20231217慶応大 吉野
タイムリー3ベースを放ち一気にホームインまで果たした吉野

慶応大は8回から4番手として向井がマウンドに登るも、先頭打者に四球を与えてしまうと、日大は9番尾島が左中間を破るタイムリー2ベースを放ち1点差。さらに無死1・2塁と逆転のチャンスまで作るも、向井がバントのために代打起用された岸本、さらにはサイクルリーチの山内の2人を連続三振に仕留め、4番谷端の左中間へのライナーを放つも、センター古野が打球に一直線に走ってダイビングキャッチというスーパープレーをみせて、慶応大はリードを守った。

それでも日大は9回裏、1死から連続四死球で1・2塁のチャンスを作ると、途中からマスクを被っていた松浦が、低めの変化球をうまくライトに運ぶ同点タイムリー。ここで迎えたこの試合絶好調の9番尾島は、カウント2B2Sからのストレートを左中間に弾き返し、ランナーが返ってサヨナラ勝ち。日大がシーソーゲームを逆転サヨナラで制した。
20231217日大 尾島1
サヨナラ打を放ちガッツポーズの尾島


20231217慶応大×日本大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


神宮大会を制した慶応大だが、来年は勝負の年となる。というのも現在の3年生世代は、中日で活躍してWBC日本代表にも選ばれた高橋、今年中日のドラフト2位で指名された津田ら有力選手を試験で落としており、AO入試での有力選手の合格が少ない年。これには甲子園が中止になるなどして、実績という面でアピールできなかったこともあるが、そのよく年以降も慶応大の有力選手の合格は減っており、甲子園で活躍した選手でも合格へのハードルが高くなっていると思われる。その分付属校や、一般入試で入ってきた選手でチームを組まなければならず、この試合のスタメンもそれを象徴するかのように、付属校の慶応義塾を除けば、スタメンに高校野球の超強豪校はいないという布陣であった。この布陣でも、超強豪の選手ばかりがスタメンに名を連ねる日大と互角の勝負をしたという意味では凄いことだ。そして来年には他からとってこなくても、夏の甲子園で優勝した慶応義塾のメンバーも入ってくる。付属校+一般入試メンバーで、スポーツ推薦の選手の集まる強豪を倒せるのか、来年の慶応大には要注目である。

日大はこの試合でも、山内が二刀流として活躍。打撃では3打席目までに、2ベース→シングルヒット→3ベースと放ちサイクルヒットにリーチ。3ベースの後は好走塁でホームインして、そのままブルペンに行き、直後の守りでは登板という、大谷翔平を彷彿とされるような活躍であったが、やはり大谷のようなヒーローになるのは簡単ではない。投手としては上江洲に1発を浴びてしまい1回1失点で、その後は再びライトに戻るも、風の影響もあったが吉野の打球をあと1歩で取れずに逆転を許してしまい、打撃でもあとの2打席はノーヒットであった。これまでは1試合の中では投手・野手のどちらかのみであったが、おそらく来年からは本当の意味での二刀流挑戦。リーグ戦は連戦であるし、二刀流としてのスタミナもつけていく必要がありそうだ。
20231217日大 山内2
ライトからマウンドに上がったリアル二刀流山内


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尾島叶大 日本大2年 外野手
~サヨナラ打を含む長打3本でレギュラー獲りに大きくアピール~
日本大は9番センターで出場した尾島が、サヨナラ打を含む3本の長打を放つ活躍で、外野のレギュラーを獲りに大きくアピールした。

尾島叶大は成田高校では父の尾島治信監督のもとで、2年秋はから俊足巧打のリードオフマンとして活躍。しかし2年秋は準々決勝で粟飯原(DeNA)率いる東京学館に、3年夏は5回戦で木更津総合に敗れ、親子での甲子園出場はならなかった。日本大に進むと、1年秋には代走としてリーグ戦デビューを果たすも、2年春秋はリーグ戦出場無し。この秋も11月末のオープン戦ではベンチメンバーではなかったものの、その後は代走に加えて、打撃好調で結果を残すと、この試合では9番センターでスタメンの座を掴んだ。

3回の1打席目はセンターフライに倒れたものの、センター後方に鋭い打球を放ち、打撃の好調さをアピールすると、第2打席ではインコースのボールをうまく打つとあわやホームランというライトフェンス直撃の3ベースヒットを放ち、チームの初得点となるホームを踏んだ。第3打席ではストレートの四球で出塁し、8回裏に無死1塁で迎えた第4打席ではストレートをライナーで左中間に弾き返し、1点差に迫るタイムリー2ベースヒット。そして9回裏に同点に追いついた後、なおも1死1・2塁というチャンスで尾島に第5打席が回ってきた。慶応大としては日大で1番当たっている打者ということで本当に嫌なところであったことだろうが、尾島は勢いそのままにカウント2B2Sからストレートを捉えると、打球は前進守備のレフトの横を抜けていくサヨナラ打となった。結果的に4打数3安打2打点、3安打は全て長打という大活躍であった。

この試合でもベンチ入りのほとんどの選手が出場した日大において、フル出場したのは、3番山内・4番谷端の主力2人に加えて、この尾島のみでいかにこの試合で尾島が当たっていたかがわかる。どちらかというと、小柄で俊足が1番の武器である選手だが、この試合ではパンチ力も見せつけて、3安打全てが長打であった。

それでも日大の選手層は厚く、外野でいえば山内は二刀流でフル稼働すれば確定で、センターレギュラーに最有力候補の星はこの試合には出場していなかった。まだまだ強力なライバルが多くレギュラーへの道のりは簡単ではないが、この試合での活躍は片岡監督にとって大きなアピールになったはず。調子が上がってきたところで、今年の試合が終わってしまうのは残念であるが、是非とも来年のオープン戦でもこの好調をキープして、センターのポジションを狙いたいところだ。
20231217日大 尾島2



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