JR東日本×ジェイプロジェクト【第71回東京スポニチ大会】
さぁ球春到来です。
ってことでスポニチ大会の開幕戦に行ってきました。
Aブロックの初戦、JR東日本×ジェイプロジェクトです。
スタメン
JR東日本
本来の3番畑中(横浜商大)・4番松本(横浜商大)を抜いた打順で、
高卒2年目の國松、大卒ルーキーの渡辺・丸子という若いクリーンラップを形成しています。
にしても、國松は投手として入団したのに、もう野手転向か…まぁそれでもうスタメンってのは凄すぎなんですが…。
ジェイプロジェクト

JR東日本の先発:田嶋

ジェイプロジェクトの先発:中野
試合展開
ジェイプロジェクト:中野、JR東日本:田嶋とそれぞれ似たよう腕が遅れてくるスリークウォーター左腕が先発です。
ただ投球スタイルは対照的で、速球を軸にどんどん投げ込んでくる田嶋に対し、中野は変化球中心の投球を展開します。
試合が動いたのは3回裏、
ジェイプロジェクトは1死1塁から9番松田が4球続いたストレートを右中間にはじき返し、1点を先制します。
しかしその直後の4回表
JR東日本は四球、丸子の社会人初ヒットとなる2ベースで1死2・3塁のチャンスを作ると、
早くも代打として温存していた畑中を起用。畑中は死球で満塁となると、8番中村の強烈なサードゴロの間に
JR東日本が1点を返して、同点とします。
しかしそれ以降はどちらのチームもランナーは出すものの、得点は奪えず、
試合は1-1のまま9回に突入しました。
9回表、ジェイプロジェクトはこの回から登板した河野(名城大)が連続四球で降板。
影山が代わった笠原(石巻専修大)から送りバントを決めて、1死2・3塁と勝ち越しのチャンスを得ます。
3番國松がショートゴロで2死となったところで、4番渡辺に対して、代打(本当の4番の)松本を起用します。
当然敬遠かと思われた展開ですが、ジェイプロジェクトバッテリーは勝負を選択、
その結果松本に左中間に2点タイムリー2ベースを浴びます。
ジェイプロジェクトは9回裏に3連打で1点差に迫り、
なおも1死満塁というチャンスまでもってきますが、最後は松田がショートゴロ併殺でジーエンド。
社会野球の開幕戦はJR東日本が辛くも3-2でジェイプロジェクトを下しました。
スコア
(すいません、2回表からスコアつけました)
JR東日本

ジェイプロジェクト

感想
まず全体として
結果だけ見ると、ジェイプロジェクトがJR東日本に善戦したように見えますが、実際はそうではありません。
中野をはじめとするジェイプロジェクト投手陣は、要所では確かによく抑えましたが、計13四死球というのは多すぎです。
1番長谷川は四球で4回も出塁しているなど、ランナーは出させてもらっているのに、
8回まで1点しかとれなかったJR東日本打線の不甲斐なさが目立つ結果となってしまいました。
(飛車角スタメン外して戦っている場合ではないですね…)
そして9回裏のあの場面
「何勝負しているんだよ、バカじゃね~の」の一言に尽きます。
そもそも松本を出した時点で「堀井さん何やってんの?」と思いました。
本来4番の松本はJR東日本No1打者なので、例え4番の渡辺にでも代えること自体は問題ありません。
でも1点を争う9回1死2・3塁で、チーム1の打者を出しても敬遠されるだけでしょう。
丸子勝負だと左対左+塁が埋まっている状態なので、渡辺をそのまま打たせたほうがいいかと思いました。
また松本という切り札をとっておくことで、相手チームへのプレッシャーにもなります。
(だから渡辺打たせて、丸子に代打:松本がベストだったかと思います)
しかしなぜか松本との勝負を選んだ、ジェイプロジェクトバッテリーは2-2からストライクゾーンにストレートを投げ、
見事左中間に運ばれて2点の勝ち越しを許したわけです。
この場面で打った松本もさすがですが、どう考えても勝負したベンチが悪い。
理由はよく分からないですが、
・予選リーグの初戦から敬遠なんてしなくなかった
・13四死球の投手陣なので、押し出しが恐かった
とかが考えられます。
ただあそこで松本を送ったってことは、
堀井監督の中にも勝負してくるという何か根拠があったのかもしれませんね。
いずれにせよ、我々素人にとっては真相は謎のままです。

勝ち越しの2点タイムリーを放った松本
ピックアッププレイヤー
田嶋大樹(JR東日本:佐野日大高)
9回2失点14奪三振で見事完投勝利を挙げた、高卒2年目の田嶋大樹。
今日の試合は「この田嶋をエースとして使っていく」というJR東日本の強い意志が表れた試合でした。
田嶋のこの日のMaxは147㌔ですが、144㌔以上のMaxに近い球速のボールが非常に多く、
球春到来といいつつも、寒すぎた今日の神宮球場でこれだけの球速は大したものです。
9回にも146㌔をマークするなどスタミナも十分でした。
このままいけば、間違いなく来年のドラフトでは、上位指名される逸材です。
課題としては「詰めの甘さ」ですね…。
3回裏の先制点は、9番打者にストレートを4球続けて(全てストライク)、右中間に持っていかれたので、
もったいないな…という感じです。
また2点をリードしてくれた直後の9回裏も、3連打で1点差と迫れるなど綺麗に終わりませんでした。
堀井監督は連打を浴びた時点で1度マウンドに行きますが、
その後は3本目のヒットを打たれても、ストレートの四球を出して満塁(1打逆転サヨナラのピンチ)にしても
ベンチから動きませんでした(ふつうなら絶対に代えていただろうな…)。
ここら辺から冒頭の「この田嶋をエースとして使っていく」を感じたのです。
今日のピッチングを見る限りでは、すぐにでもJR東日本のエースとしてやっていける能力は
十分に備えているので、あとは余計なところで打たせれない失点しない投手になって欲しいですね。
余談
今日は神宮球場では3試合が予定されいたのですが、
この第1試合が終わった瞬間に、第2試合・第3試合の中止が発表されました。
まぁ妥当な判断ではあったのですが、
日程の関係とかで何だかんだ粘って試合やるだろうと思っていました。
酒居(大阪ガス)や山岡(東京ガス)が見れる予定だったので、残念です。
1試合目は展開としては面白かったのでよかったですが、やはり1試合だけだと不完全燃焼です。
会社の休み使う日ミスったかな…。
ってことでスポニチ大会の開幕戦に行ってきました。
Aブロックの初戦、JR東日本×ジェイプロジェクトです。
スタメン
JR東日本
7 | 長谷川 | 国際武道大 | 4 |
9 | 影山 | 中央大 | 8 |
5 | 國松 | 静岡商高 | 15 |
DH | 渡辺 | 専修大 | 5 |
3 | 丸子 | 早稲田大 | 7 |
6 | 東條 | 早稲田大 | 6 |
8 | 佐々木 | 早稲田大 | 25 |
2 | 中村 | 横浜商大 | 22 |
4 | 安田 | 青山学院大 | 24 |
P | 田嶋 | 佐野日大高 | 14 |
本来の3番畑中(横浜商大)・4番松本(横浜商大)を抜いた打順で、
高卒2年目の國松、大卒ルーキーの渡辺・丸子という若いクリーンラップを形成しています。
にしても、國松は投手として入団したのに、もう野手転向か…まぁそれでもうスタメンってのは凄すぎなんですが…。
ジェイプロジェクト
5 | 今井 | 大体大 | 10 |
4 | 武田 | 専修大 | 2 |
6 | 田中 | 京都翔英高 | 5 |
7 | 平賀 | 日本文理大 | 3 |
DH | 杉本 | 関西外語大 | 31 |
8 | 世古口 | 愛知東邦大 | 1 |
3 | 小川 | 上武大 | 8 |
9 | 村松 | 焼津水産高 | 6 |
2 | 松田 | 日本文理大 | 27 |
P | 中野 | PL学園高 | 22 |

JR東日本の先発:田嶋

ジェイプロジェクトの先発:中野
試合展開
ジェイプロジェクト:中野、JR東日本:田嶋とそれぞれ似たよう腕が遅れてくるスリークウォーター左腕が先発です。
ただ投球スタイルは対照的で、速球を軸にどんどん投げ込んでくる田嶋に対し、中野は変化球中心の投球を展開します。
試合が動いたのは3回裏、
ジェイプロジェクトは1死1塁から9番松田が4球続いたストレートを右中間にはじき返し、1点を先制します。
しかしその直後の4回表
JR東日本は四球、丸子の社会人初ヒットとなる2ベースで1死2・3塁のチャンスを作ると、
早くも代打として温存していた畑中を起用。畑中は死球で満塁となると、8番中村の強烈なサードゴロの間に
JR東日本が1点を返して、同点とします。
しかしそれ以降はどちらのチームもランナーは出すものの、得点は奪えず、
試合は1-1のまま9回に突入しました。
9回表、ジェイプロジェクトはこの回から登板した河野(名城大)が連続四球で降板。
影山が代わった笠原(石巻専修大)から送りバントを決めて、1死2・3塁と勝ち越しのチャンスを得ます。
3番國松がショートゴロで2死となったところで、4番渡辺に対して、代打(本当の4番の)松本を起用します。
当然敬遠かと思われた展開ですが、ジェイプロジェクトバッテリーは勝負を選択、
その結果松本に左中間に2点タイムリー2ベースを浴びます。
ジェイプロジェクトは9回裏に3連打で1点差に迫り、
なおも1死満塁というチャンスまでもってきますが、最後は松田がショートゴロ併殺でジーエンド。
社会野球の開幕戦はJR東日本が辛くも3-2でジェイプロジェクトを下しました。
スコア
(すいません、2回表からスコアつけました)
JR東日本

ジェイプロジェクト

感想
まず全体として
結果だけ見ると、ジェイプロジェクトがJR東日本に善戦したように見えますが、実際はそうではありません。
中野をはじめとするジェイプロジェクト投手陣は、要所では確かによく抑えましたが、計13四死球というのは多すぎです。
1番長谷川は四球で4回も出塁しているなど、ランナーは出させてもらっているのに、
8回まで1点しかとれなかったJR東日本打線の不甲斐なさが目立つ結果となってしまいました。
(飛車角スタメン外して戦っている場合ではないですね…)
そして9回裏のあの場面
「何勝負しているんだよ、バカじゃね~の」の一言に尽きます。
そもそも松本を出した時点で「堀井さん何やってんの?」と思いました。
本来4番の松本はJR東日本No1打者なので、例え4番の渡辺にでも代えること自体は問題ありません。
でも1点を争う9回1死2・3塁で、チーム1の打者を出しても敬遠されるだけでしょう。
丸子勝負だと左対左+塁が埋まっている状態なので、渡辺をそのまま打たせたほうがいいかと思いました。
また松本という切り札をとっておくことで、相手チームへのプレッシャーにもなります。
(だから渡辺打たせて、丸子に代打:松本がベストだったかと思います)
しかしなぜか松本との勝負を選んだ、ジェイプロジェクトバッテリーは2-2からストライクゾーンにストレートを投げ、
見事左中間に運ばれて2点の勝ち越しを許したわけです。
この場面で打った松本もさすがですが、どう考えても勝負したベンチが悪い。
理由はよく分からないですが、
・予選リーグの初戦から敬遠なんてしなくなかった
・13四死球の投手陣なので、押し出しが恐かった
とかが考えられます。
ただあそこで松本を送ったってことは、
堀井監督の中にも勝負してくるという何か根拠があったのかもしれませんね。
いずれにせよ、我々素人にとっては真相は謎のままです。

勝ち越しの2点タイムリーを放った松本
ピックアッププレイヤー
田嶋大樹(JR東日本:佐野日大高)
9回2失点14奪三振で見事完投勝利を挙げた、高卒2年目の田嶋大樹。
今日の試合は「この田嶋をエースとして使っていく」というJR東日本の強い意志が表れた試合でした。
田嶋のこの日のMaxは147㌔ですが、144㌔以上のMaxに近い球速のボールが非常に多く、
球春到来といいつつも、寒すぎた今日の神宮球場でこれだけの球速は大したものです。
9回にも146㌔をマークするなどスタミナも十分でした。
このままいけば、間違いなく来年のドラフトでは、上位指名される逸材です。
課題としては「詰めの甘さ」ですね…。
3回裏の先制点は、9番打者にストレートを4球続けて(全てストライク)、右中間に持っていかれたので、
もったいないな…という感じです。
また2点をリードしてくれた直後の9回裏も、3連打で1点差と迫れるなど綺麗に終わりませんでした。
堀井監督は連打を浴びた時点で1度マウンドに行きますが、
その後は3本目のヒットを打たれても、ストレートの四球を出して満塁(1打逆転サヨナラのピンチ)にしても
ベンチから動きませんでした(ふつうなら絶対に代えていただろうな…)。
ここら辺から冒頭の「この田嶋をエースとして使っていく」を感じたのです。
今日のピッチングを見る限りでは、すぐにでもJR東日本のエースとしてやっていける能力は
十分に備えているので、あとは余計なところで打たせれない失点しない投手になって欲しいですね。
余談
今日は神宮球場では3試合が予定されいたのですが、
この第1試合が終わった瞬間に、第2試合・第3試合の中止が発表されました。
まぁ妥当な判断ではあったのですが、
日程の関係とかで何だかんだ粘って試合やるだろうと思っていました。
酒居(大阪ガス)や山岡(東京ガス)が見れる予定だったので、残念です。
1試合目は展開としては面白かったのでよかったですが、やはり1試合だけだと不完全燃焼です。
会社の休み使う日ミスったかな…。
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