専修大×国士舘大【東都入替戦】
試合スコア
専 ○高橋礼・平間・金城ー深水・上木
国 ●椎野・園田・松尾・矢口ー弓削田・山田
sennsesenn
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
専修大

国士舘大


6回途中まで2失点の好投をみせた椎野

3安打4打点の活躍の福永

8回に2ランを放った山本
Topic
ここにきてエースの復調
専修大のエースは1年時から大学日本代表にも名を連ねている長身アンダースローの高橋礼。しかし今年はこの高橋礼の調子がイマイチで大学日本代表の候補にも選ばれず、秋のリーグ戦では防御率5.83と規定投球回に達した投手の中では最下位で、専修大の勝ち点0での最下位の原因ともなってしまった。
そんな高橋礼ですがこの需要な入替戦初戦の先発を務めた。序盤は国士館大椎野との投手戦であったが、7回表に打線が爆発して大量リードを奪い、その裏を投げたところで余裕の降板。結局7回を投げて被安打2、失点1(自責点0)という内容で、見事大役を果たした。四死球も5と毎回のようにランナーを背負ったが、ランナーを背負っても粘り強く投げぬいた。投じた球でいえば、ストレートは本来のMaxである141㌔には及ばない136㌔だが、以前よりは変化球(特にスライダー)を使えるようになっっていた。
国士館大は2部のチームなので、日ごろから対戦している1部のチームと違って、長身アンダースローという独特の球の軌道に慣れていないというのもあったかもしれない。ただいずれにせよ、専修大にとってエース高橋礼がこの大一番で復調したのは大きい。明日負けてもまた3戦目を十分に任せらえる内容であったし、明日勝負を決めに行くために連投でリリーフ登板というのも十分にある。

7回1失点と初戦先発の役割を果たした高橋礼
プロ入り前のキャプテンの置き土産
専修大の注目はなんといっても日本ハムにドラフト4位指名されたスラッガーの森山。7回に無死2塁で迎えた第4打席では、4番手矢口の代わりっぱな初球をたたくと、打球はライトスタンドに吸い込まれるホームラン。これで試合が6-1となり、専修大の勝ちを決定付けた貴重な1発であった。
しかし森山は秋のリーグ戦では当たりが今一つでホームランは0本(よってこれがこの秋の初ホームラン)。打順も6番に下がり、チームの勝ち点0の一因となってしまった。そんな中迎えた入替戦では、10人中5人が1年生という若いスタメンのチームにおいて伊与田とただ2人の4年生として、また主将としてチームを牽引している。プロ入り前に「1部残留」という置き土産を残すためには、もう1勝が必要だ。

7回に2ランを放った主将森山
国士舘ブルペンはお通夜状態に…
国士舘大は先発の椎野は得意の小さく曲がるスライダーを中心に好投しますが、6回に勝ち越し打を浴びると、なおも1死3塁というピンチで園田にスイッチ。園田がそのピンチを乗り切ると、7回からは3番手松尾と早めの継投をした。
しかしこの松尾が大誤算で1死もとれずに2失点で降板。代わった4番手の矢口も代わった初球を森山にライトスタンドに運ばれた。ランナーがいなくなった後も波に乗れない矢口はそこからさらに3失点…勝負は決まってしまい、国士館のブルペンでは逆に誰も投げなくなるというまさにお通夜状態であった。
続く8回も矢口は打ち込まれると、ピッチャーでなくキャッチャーを山田に交代。しかし山田に代わってからも四球に連続タイムリーで流れは止まらない。結局矢口は最後まで投げ切ったものの3回10安打9失点という内容であり、見ている方からすると「代えてあげて…」という状況であった。
今日13失点と完敗の国士館だが、たとえ1点差であろうが、1敗は1敗。明日の試合に向けて温存した主将の武内(4丸亀城西)ら投手陣には明日奮起してタイに持ち込んでほしいものだ。

7回途中からリリーフし最後まで投げぬいた矢口
Pickup Player
岡本良樹 専修大1年 サード
エラーを挽回の勝ち越し打
元オリックスの2軍監督の岡本哲司さんを父親に持ち、専大松戸では3番サード主将として、いわゆる悲願校であった専大松戸を昨年の夏に初めて甲子園に導いた岡本。そのまま進んだ専修大でも、1年目から出場機会を得ていて、この日は8番サードでスタメンでした。
まず岡本で目に入ったのが好守。ノックを見ていると軽快な凄きから、力強い送球をコントロールよく1塁へ投げていたのが印象的でした。そんな岡本は5回裏2死3塁、国士館の2番伊藤が粘りに粘って13球目をミートすると打球は三遊間へ。岡本がダイビングキャッチするも、1塁への送球がショートバウンドになってファーストが取れず…。記録は岡本のエラーで専修大は同点に追いつかれた。
しかし続く6回表に1死3塁で打席が回ってくる。椎野の前にいきなり変化球2球で追い込まれるものの、3球続けてきた変化球にうまく合わせると、打球はわずかにセンターのグラブをかすめて左中間を転々とするタイムリー3ベース。エラーをすぐさま挽回する見事な1打で専修大は勝ち越しに成功した。
この勝ち越しを機に専修大打線の気運が高まり、7回には一挙7点の猛攻。岡本の1打は単なる勝ち越し打というだけでなく、専修大打線の爆発の見事なスイッチとなったのである。
まだ1年生の岡本。是非とも明日勝って、来年も神宮でプレーをして経験を積んでほしい。

6回に勝ち越し打を放つ岡本
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | ||
専修大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 7 | 4 | 1 | 14 | ||
国士舘大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
専 ○高橋礼・平間・金城ー深水・上木
国 ●椎野・園田・松尾・矢口ー弓削田・山田
sennsesenn
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
専修大

国士舘大


6回途中まで2失点の好投をみせた椎野

3安打4打点の活躍の福永

8回に2ランを放った山本
Topic
ここにきてエースの復調
専修大のエースは1年時から大学日本代表にも名を連ねている長身アンダースローの高橋礼。しかし今年はこの高橋礼の調子がイマイチで大学日本代表の候補にも選ばれず、秋のリーグ戦では防御率5.83と規定投球回に達した投手の中では最下位で、専修大の勝ち点0での最下位の原因ともなってしまった。
そんな高橋礼ですがこの需要な入替戦初戦の先発を務めた。序盤は国士館大椎野との投手戦であったが、7回表に打線が爆発して大量リードを奪い、その裏を投げたところで余裕の降板。結局7回を投げて被安打2、失点1(自責点0)という内容で、見事大役を果たした。四死球も5と毎回のようにランナーを背負ったが、ランナーを背負っても粘り強く投げぬいた。投じた球でいえば、ストレートは本来のMaxである141㌔には及ばない136㌔だが、以前よりは変化球(特にスライダー)を使えるようになっっていた。
国士館大は2部のチームなので、日ごろから対戦している1部のチームと違って、長身アンダースローという独特の球の軌道に慣れていないというのもあったかもしれない。ただいずれにせよ、専修大にとってエース高橋礼がこの大一番で復調したのは大きい。明日負けてもまた3戦目を十分に任せらえる内容であったし、明日勝負を決めに行くために連投でリリーフ登板というのも十分にある。

7回1失点と初戦先発の役割を果たした高橋礼
プロ入り前のキャプテンの置き土産
専修大の注目はなんといっても日本ハムにドラフト4位指名されたスラッガーの森山。7回に無死2塁で迎えた第4打席では、4番手矢口の代わりっぱな初球をたたくと、打球はライトスタンドに吸い込まれるホームラン。これで試合が6-1となり、専修大の勝ちを決定付けた貴重な1発であった。
しかし森山は秋のリーグ戦では当たりが今一つでホームランは0本(よってこれがこの秋の初ホームラン)。打順も6番に下がり、チームの勝ち点0の一因となってしまった。そんな中迎えた入替戦では、10人中5人が1年生という若いスタメンのチームにおいて伊与田とただ2人の4年生として、また主将としてチームを牽引している。プロ入り前に「1部残留」という置き土産を残すためには、もう1勝が必要だ。

7回に2ランを放った主将森山
国士舘ブルペンはお通夜状態に…
国士舘大は先発の椎野は得意の小さく曲がるスライダーを中心に好投しますが、6回に勝ち越し打を浴びると、なおも1死3塁というピンチで園田にスイッチ。園田がそのピンチを乗り切ると、7回からは3番手松尾と早めの継投をした。
しかしこの松尾が大誤算で1死もとれずに2失点で降板。代わった4番手の矢口も代わった初球を森山にライトスタンドに運ばれた。ランナーがいなくなった後も波に乗れない矢口はそこからさらに3失点…勝負は決まってしまい、国士館のブルペンでは逆に誰も投げなくなるというまさにお通夜状態であった。
続く8回も矢口は打ち込まれると、ピッチャーでなくキャッチャーを山田に交代。しかし山田に代わってからも四球に連続タイムリーで流れは止まらない。結局矢口は最後まで投げ切ったものの3回10安打9失点という内容であり、見ている方からすると「代えてあげて…」という状況であった。
今日13失点と完敗の国士館だが、たとえ1点差であろうが、1敗は1敗。明日の試合に向けて温存した主将の武内(4丸亀城西)ら投手陣には明日奮起してタイに持ち込んでほしいものだ。

7回途中からリリーフし最後まで投げぬいた矢口
Pickup Player
岡本良樹 専修大1年 サード
エラーを挽回の勝ち越し打
元オリックスの2軍監督の岡本哲司さんを父親に持ち、専大松戸では3番サード主将として、いわゆる悲願校であった専大松戸を昨年の夏に初めて甲子園に導いた岡本。そのまま進んだ専修大でも、1年目から出場機会を得ていて、この日は8番サードでスタメンでした。
まず岡本で目に入ったのが好守。ノックを見ていると軽快な凄きから、力強い送球をコントロールよく1塁へ投げていたのが印象的でした。そんな岡本は5回裏2死3塁、国士館の2番伊藤が粘りに粘って13球目をミートすると打球は三遊間へ。岡本がダイビングキャッチするも、1塁への送球がショートバウンドになってファーストが取れず…。記録は岡本のエラーで専修大は同点に追いつかれた。
しかし続く6回表に1死3塁で打席が回ってくる。椎野の前にいきなり変化球2球で追い込まれるものの、3球続けてきた変化球にうまく合わせると、打球はわずかにセンターのグラブをかすめて左中間を転々とするタイムリー3ベース。エラーをすぐさま挽回する見事な1打で専修大は勝ち越しに成功した。
この勝ち越しを機に専修大打線の気運が高まり、7回には一挙7点の猛攻。岡本の1打は単なる勝ち越し打というだけでなく、専修大打線の爆発の見事なスイッチとなったのである。
まだ1年生の岡本。是非とも明日勝って、来年も神宮でプレーをして経験を積んでほしい。

6回に勝ち越し打を放つ岡本
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