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東海大北海道×日本文理大【明治神宮大会】

明治神宮大会2日目の第3試合は東海大北海道(北海道)☓日本文理大(九州)という日本の北端と南端の戦いです。

試合スコア
Team123456789R
東海大北海道1010010003
日本文理大0000100012

東 山根・〇水野ー廣辻
日 ●弘中・清松・古村・坂本ー柏木

※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

東海大北海道
20161112東海大北海道

日本文理大
20161112日本文理大

20161112東海大北海道 長田
1回と3回にそれぞれタイムリーヒットを放った長田

20161112東海大北海道 山根
先発の山根は4回まで見事なピッチングも5回に3連続四球で降板した

20161112日本文理大 犬塚
日本文理大の2点はいずれも犬塚のバットから生まれた


Topic
DHなしを有効活用
明治神宮大会はDH制を採用していないために、普段DHありのリーグで戦っているチームにとっては、普段打席に立っていない投手も打席に立たなくてはいけないという課題がある。この東海大北海道、日本文理大も普段のリーグではDH有で戦っているチームだ。

しかしこれを逆手にとって有効に使えたのが東海大北海道。6回表1死2塁という場面でバッターは9番ピッチャーの水野。点差は1点だけという状況だが、前の回からリリーフしたばかりのエースとあっては代打は使えない状況だ。しかしその初球2塁ランナーの中西が3盗成功!日本文理バッテリーも普段は打席に立たないピッチャーとあって油断していたところをつかえれた感じだ。そしてその次の球で東海大北海道はスクイズを決行。水野がバントをうまくサード前にころがし、サードのエラーもあって水野自身もセーフとなった。

相手バッターが普段打席に立たないピッチャーというところから生まれた油断をついてとった見事な1点であった。結局3-2で勝利したために、この3点目の価値は非常に大きなものであった。

こんなDH解除というのも、明治神宮大会の1つの見どころかと思うので、注目してみては?


1球で降板の先発投手
日本文理大の先発は弘中であったが、プレイボール初球を竹中にセンター前に運ばれると、いきなり降板…場内がざわめいた。その1球は140㌔を記録していたので、故障という可能性も少なそうだし、試合後に中村監督が「私のやり方では普通」と語ったように、日本文理大としてはこれは列記とした投手交代であった。ただ日本文理大はピッチャーを頻繁に交代させるマシンガン継投は知っていたが、これはさすがにやりすぎだろうと思った。

こんなことをしてしまうと流れは悪くなるもので、代わった清松はバントの後に長田にタイムリーを浴びて先制を許してしまう。そしてこの1点(ランナーを出した弘中の自責点)が決勝点となったために、弘中は負け投手となってしまった。先発投手が1球だけしか投げずに負け投手になったのは史上初らしい。

この大会後は不安のある肩肘の検査を受け、結果次第では野球を辞める可能性もあるという弘中。しかし投じた1球はコースこそ甘かったものの、勢いのある球であり、中村監督も球威ではチームNo1と評価する。来年ぜひともこの舞台に戻ってきて、今度は1試合投げ抜くぐらいのピッチングを見せてほしいものだ。

継投なんて必要なかった
継投の多い日本文理大にもエースは存在し、それが坂本である。坂本は如水館では左サイドの2番手ピッチャーでストレートも120㌔台であったが、日本文理大進学後に大幅に球速アップを果たし、田中(日本ハム)・栄(日本新薬)らが抜けた後エースを務めると、春にはリーグMVPを獲得した。

坂本はこの試合5回から4番手で登板すると、重心を低くしたスリークウォーターのフォームから自己最速を更新する147㌔をマーク
したストレートに、ツーシーム・スライダーを絡めたピッチングで東海大北海道打線に立ち向かった。6回に上記のように油断もあり水野にスクイズを決めらて失点したものの、5回4安打1失点というピッチングであった。

投げた球を見ていると、東海大北海道はよく4安打も打ったな…というほどの内容。大人しくエースを先発させていれば、1球交代することも、負けることもなかったのでは?と思わざるを得なかった。

20161112日本文理大 坂本
Max147㌔のストレートで5回1失点と見事なピッチングをみせた坂本


Pickup Player
水野滉也 東海大北海道4年 ピッチャー
緊急登板にも動じなかったDeNAのドラフト2位
東海大北海道の注目といえば、なんといってもDeNAにドラフト2位指名された水野。札幌日大高ではエースとして3年夏に南北海道大会準優勝。東海大北海道に進学すると、1年目から防御率1.05の活躍で新人賞を獲得するなど活躍。チームを2年連続大学野球選手権出場、この秋の明治神宮大会出場に導いている。今年の春は大学野球選手権で立命館大から16奪三振完封勝利をあげて、大学日本代表にも選出され、ドラフト2位へとつながった。

しかしこの日の東海大北海道の先発は、水野とともに右サイドのエース2枚看板でチームを牽引してきた山根が先発。山根はいい感じに力の抜けた安定したピッチングで、4回まで日本文理大打線を2安打無得点に抑えていた。しかし5回になると突如乱れて、3連続四球で無死満塁のピンチを招き、ここで東海大北海道は水野をマウンドに送った。

水野はファーストゴロの間に1点は失うも、2個の三振を奪うなどしてこの最大のピンチを最少失点で切り抜けた。その後も140~145㌔のストレートに、スライダー・シンカーなどの変化球がキレて、日本文理大打線を寄せ付けないピッチング。打っても普段は打席に立たないにも関わらず自身のスクイズで追加点をあげるなど順調そのままで、9回も2連続三振を奪い、あと1人というところまで来た。

しかしこれが全国のプレッシャーというものであろうか、そこから日本文理大の代打の主将乙津に2ベースを浴びると、1番犬塚にも2ベースを浴びて1点差。さらに四球で逆転サヨナラのランナーを出してしまう…。ここで迎えた3番高橋にショート内野安打を打たれるも、一気に2塁からホームを狙った犬塚がタッチアウトとなって、なんとか東海大北海道が逃げきった。

このように最後はだいぶヒヤッとしたが、それまでのピッチングはドラフト2位にふさわしい見事なものであった。次戦は東都チャンピオンの日大で、エース水野の先発が予想される。日大には小笠原・山田ら高校の同期と、東海林・松田ら高校の後輩が所属しているので、そこの札幌日大対決にも注目したい。

20161112東海大北海道 水野
5回からリリーフした最後まで1失点で投げぬいた水野


余談
踊り場の使い方は自由
神宮大会では東京六大学野球や東都大学野球のように1塁側・3塁側にそれぞれ応援用の踊り場が用意されている。日ごろから準備された応援団であれば、団長が真ん中に立ち、その横でチアが躍るというのが一般的な使い方だが、地方からやってきたこの2校はそれぞれ独特な使い方をしていた。

まず東海大北海道であるが、初回からチアの代わりにユニフォームを着た控え部員たちがキレっキレのダンスを披露し、弘中1球交代で騒然とした場内に笑いを与えて和ませていた。これを見る限り彼らはちゃんとダンスを練習してきたのだろうが、すぐにネタ切れ…。そして今度は何と組体操を始めた↓。ちなみにこの組体操、ピラミッドはうまくいっていたが、扇は全然できていなかった。

そしてさらに謎なのが、試合の終盤になるとチアが踊り場でダンスをする。「えっ、チアいたんかい!?」と誰もが突っ込みたくなる展開であった。

20161112東海大北海道 組体操
踊り場で組体操をはじめる東海大北海道の控え部員

一方日本文理大もわざわざ九州からチアを連れてきたようだが、応援団が控え部員とチアだけで全く噛み合っていない。序盤は控部員が踊り場で応援するのみで、チアはずっと座っていた。中盤になると、チアはひたすらタワーを作り、その横で応援団長の部員が持ちギャクをひらすら披露するというシュールな展開に…。最後はその応援団団長がタワーの上に乗るというコラボが発生して、少しは一体感が出てきたが…。おそらく連れてきたチアは応援用じゃなあくて競技用の方々だったんでしょうね…。神宮であんなたにタワー作ったり、回転して飛んだりしている人たちは初めて見た(でもあれファール飛んで来たらマジで危ない…)。

詳しくはコチラ↓
2016秋神宮大会 日本文理大 アクロバットチアによる応援+オマケ

試合もさることながら、そんな感じで応援席からも目の離せない試合でしした。

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テーマ : 大学野球
ジャンル : スポーツ

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