暁星国際×木更津総合【千葉南部大会】
千葉県の南部大会の決勝を観戦しに、富津ふれあい球場まで行ってきました。試合禁止期間前の最後の土日ということで、これが今年最後の観戦になります。
試合スコア
暁 ●百瀬・塚田ー宇野
木 〇山下ー芦名
※お多数ですが、スコアが見づらい場合は拡大してみてください
木更津総合

暁星国際


1回途中からリリーフして最後まで投げ切った塚田

3打点の活躍の大木

8回にトドメのソロホームランを放つ峯村
Topic
春に向けてコンバート中
秋は2回戦で千葉英和に敗れてしまった木更津総合。春に向けて、早くもコンバートなどが始まっていた。
まず細田はセカンドから夏までのレフトに戻り、そのセカンドにはライトから山中が回った。県大会ではファーストであった芦名は本職のキャッチャーに戻り、この試合のファーストのスタメンは準決勝で先発した白井であった。
ただそんなコンバートはまだまだ完成には遠いようでこ4の試合ではとられた4点ともエラーが絡んでいる。また記録はエラーでない守備のミスもあった。ファーストの白井は7回表にバントの送球を連続でアウトにできず(1個は記録内野安打)、その場でファースト綿田に交代。セカンドの山中も平凡なゴロをエラーして、ベンチに帰った後五島監督の怒号が飛ぶ結果になった。芦名のキャッチングもちょっと不安定かなと思った。
まぁまだコンバートして間もないし、そもそも単なるお試しの可能性もあるので、この段階ではしょうがないところもある。3年連続のセンバツが叶わなかった冬には、そこのところをみっちりと鍛えて欲しいものだ。

ライト→セカンドにコンバートとなった山中
ピッチャーとしての山下
この秋から木更津総合のエースとなったのが185㎝左腕の山下。山下といえば1年夏からファーストのレギュラーとして活躍していたが中学時代は投手であり、早川ら前チームの投手陣は全員3年生だったこともあり、新チームのエースとなった。この大会では背番号10であるが、秋季大会は背番号1であり、この決勝戦に先発して完投、またピッチング内容をみる限りは明らかにエースはこの山下であった。
山下はストレートは130㌔中盤といったところであろうが、やはりその体格もあり非常に威力を感じた。またストレートも大胆いいくストレートと低めに丁寧にコントロールされたストレートがあった。縦に大きく曲がるスライダー(?)もなかなかの代物であり、暁星国際打線から8個の三振を奪った。4失点であるが、これは全て上記のようなエラーが絡んだものであり、守備さえ問題なければ完封していてもおかしくない内容であった。
ただそんな内容も山下自身のもつポテンシャルから見ればまだまだかなというところだ。ストレートはまだまだスピードは出るだろうし、球種もまだまだ増やせるだろう。そしてこれらが実現できれば、ドラフト候補にも十分なり得る存在だ。

完投勝利をあげたエース山下
五島監督古巣との対戦
木更津総合を率いる五島監督は元暁星国際の監督。暁星国際といえば小笠原(現中日2軍監督)の出身校として有名だが、小笠原もこの五島監督の教え子になる。暁星国際の監督を退任してから5年後の1998年に木更津総合の監督に就任すると、2003年に現在は五島監督の傍らで木更津総合のコーチを務める大島らを有して甲子園初出場。2016年は春夏連続で甲子園ベスト8と木更津総合を千葉でもトップクラスの強豪校に育てあげた。
そんな五島監督は、この日は上述のように守備が乱れると、ベンチでは大声で激を飛ばしていたが、結果的に木更津総合を率いて古巣の暁星国際を撃破。秋や夏の公式戦とは違うので、5回裏のグランド整備の間には3塁側の暁星国際を訪れて、何やらスタンドの方々と話をするなど和やかな古巣との再会であった。
Pickup Player
芦名望 木更津総合2年 キャッチャー
一気にチームの中心へ
この秋の新チームでは5番ファーストのレギュラーを掴んだ芦名。そんな芦名であるが、この南部大会では背番号14も、4番キャッチャーという大役を担った。
この日の芦名は先制タイムリーを含む5打数3安打の活躍。しっかりとバットを振りぬくことができていたので、真芯でとらえていなくてもいい打球を飛ばすことができていた。また4番としてチャンスでは凡退せずに、ヒットを打っていた点も評価できる。お試しのとこもあるのだろうが、今日の結果でいえば峯村・山下らを差し置いて4番を打つだけあるという印象だ。
木更津総合には前田という前チームからベンチ入りしたキャッチャーがいて、秋の県大会は前田が正捕手であったが、この大会では芦名がもともと本職のキャッチャーに再コンバートされてマスクを被っていた。キャッチングや送球などはまだまだかなと思うところもあったが、今日の山下のリードは悪くなかった。芦名がキャッチャーとなれば、その分ファーストに打力のある選手を置くこともできる。
春になっても芦名が4番キャッチャーとして君臨し続けれたら、木更津総合にとっては大きなプラスとなるだろう。

4番として先制タイムリーを含む3安打の活躍の芦名
試合スコア
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | ||
暁星国際 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 4 | ||
木更津総合 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 7 |
暁 ●百瀬・塚田ー宇野
木 〇山下ー芦名
※お多数ですが、スコアが見づらい場合は拡大してみてください
木更津総合

暁星国際


1回途中からリリーフして最後まで投げ切った塚田

3打点の活躍の大木

8回にトドメのソロホームランを放つ峯村
Topic
春に向けてコンバート中
秋は2回戦で千葉英和に敗れてしまった木更津総合。春に向けて、早くもコンバートなどが始まっていた。
まず細田はセカンドから夏までのレフトに戻り、そのセカンドにはライトから山中が回った。県大会ではファーストであった芦名は本職のキャッチャーに戻り、この試合のファーストのスタメンは準決勝で先発した白井であった。
ただそんなコンバートはまだまだ完成には遠いようでこ4の試合ではとられた4点ともエラーが絡んでいる。また記録はエラーでない守備のミスもあった。ファーストの白井は7回表にバントの送球を連続でアウトにできず(1個は記録内野安打)、その場でファースト綿田に交代。セカンドの山中も平凡なゴロをエラーして、ベンチに帰った後五島監督の怒号が飛ぶ結果になった。芦名のキャッチングもちょっと不安定かなと思った。
まぁまだコンバートして間もないし、そもそも単なるお試しの可能性もあるので、この段階ではしょうがないところもある。3年連続のセンバツが叶わなかった冬には、そこのところをみっちりと鍛えて欲しいものだ。

ライト→セカンドにコンバートとなった山中
ピッチャーとしての山下
この秋から木更津総合のエースとなったのが185㎝左腕の山下。山下といえば1年夏からファーストのレギュラーとして活躍していたが中学時代は投手であり、早川ら前チームの投手陣は全員3年生だったこともあり、新チームのエースとなった。この大会では背番号10であるが、秋季大会は背番号1であり、この決勝戦に先発して完投、またピッチング内容をみる限りは明らかにエースはこの山下であった。
山下はストレートは130㌔中盤といったところであろうが、やはりその体格もあり非常に威力を感じた。またストレートも大胆いいくストレートと低めに丁寧にコントロールされたストレートがあった。縦に大きく曲がるスライダー(?)もなかなかの代物であり、暁星国際打線から8個の三振を奪った。4失点であるが、これは全て上記のようなエラーが絡んだものであり、守備さえ問題なければ完封していてもおかしくない内容であった。
ただそんな内容も山下自身のもつポテンシャルから見ればまだまだかなというところだ。ストレートはまだまだスピードは出るだろうし、球種もまだまだ増やせるだろう。そしてこれらが実現できれば、ドラフト候補にも十分なり得る存在だ。

完投勝利をあげたエース山下
五島監督古巣との対戦
木更津総合を率いる五島監督は元暁星国際の監督。暁星国際といえば小笠原(現中日2軍監督)の出身校として有名だが、小笠原もこの五島監督の教え子になる。暁星国際の監督を退任してから5年後の1998年に木更津総合の監督に就任すると、2003年に現在は五島監督の傍らで木更津総合のコーチを務める大島らを有して甲子園初出場。2016年は春夏連続で甲子園ベスト8と木更津総合を千葉でもトップクラスの強豪校に育てあげた。
そんな五島監督は、この日は上述のように守備が乱れると、ベンチでは大声で激を飛ばしていたが、結果的に木更津総合を率いて古巣の暁星国際を撃破。秋や夏の公式戦とは違うので、5回裏のグランド整備の間には3塁側の暁星国際を訪れて、何やらスタンドの方々と話をするなど和やかな古巣との再会であった。
Pickup Player
芦名望 木更津総合2年 キャッチャー
一気にチームの中心へ
この秋の新チームでは5番ファーストのレギュラーを掴んだ芦名。そんな芦名であるが、この南部大会では背番号14も、4番キャッチャーという大役を担った。
この日の芦名は先制タイムリーを含む5打数3安打の活躍。しっかりとバットを振りぬくことができていたので、真芯でとらえていなくてもいい打球を飛ばすことができていた。また4番としてチャンスでは凡退せずに、ヒットを打っていた点も評価できる。お試しのとこもあるのだろうが、今日の結果でいえば峯村・山下らを差し置いて4番を打つだけあるという印象だ。
木更津総合には前田という前チームからベンチ入りしたキャッチャーがいて、秋の県大会は前田が正捕手であったが、この大会では芦名がもともと本職のキャッチャーに再コンバートされてマスクを被っていた。キャッチングや送球などはまだまだかなと思うところもあったが、今日の山下のリードは悪くなかった。芦名がキャッチャーとなれば、その分ファーストに打力のある選手を置くこともできる。
春になっても芦名が4番キャッチャーとして君臨し続けれたら、木更津総合にとっては大きなプラスとなるだろう。

4番として先制タイムリーを含む3安打の活躍の芦名
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