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投手なの?野手なの?どちらに絞るのか注目の選手たち

「二刀流」という言葉はプロ野球だから珍しいのである。
近年は高校野球においても分業化が進んできて、いわゆる「4番ピッチャー」という選手は減ってきてはいる。それでもやはりエースを務めるような選手は打ってもそこそこの能力があるし、逆に打てる奴は投げてもそこそこの球を放る。高校野球においては二刀流など当たり前なのである。

しかしこれが高校野球が終わって、大学・社会人・プロとなるとどうであろうか?以前大学野球界での二刀流の選手たちを紹介したが→大学球界で活躍する二刀流たち、これは極めてレアなケースであり、社会人野球でもトップレベルでは皆無で、プロ野球でも大谷翔平だけである。つまり高校時代二刀流として活躍した選手のほぼ全員がトップレベルで野球を続けるならば、投手か野手かのどちらかを選ばなければならないのである。

今日はこの春高校を卒業する中で、投手・野手どちらを選択するのか注目の選手たちを紹介したい。


①中川颯(桐光学園→立教大進学予定)
二刀流で注目される選手は打っては強打者、投げては剛速球という選手が多い。この中川も打撃に関しては1年秋から桐光学園の中軸を担う強打者であるが、投げてはなんとアンダースローの投手である。

中川は桐光学園で1年夏から控え投手としてベンチ入り。慶応戦では1回無死満塁からリリーフ登板して、9回1失点の好投でチームを勝利(2-1)に導くなどリリーフ投手として活躍する一方、打席に立っても打率5割を残した。1年秋は投手兼ショートで4番打者としてチームを関東大会に導き、それ以降は投手兼ファーストで4番として常にチームの中心として活躍し続けた。

セオリーからいけば野手である。184㎝79㎏という立派な体格で、3年夏には石川(横浜3)から3ランを放つなど高校通算26発。パワーだけでなく逆方向にも打つことができてアベレージも高く、東海大相模の門間監督から神奈川No1打者と評された逸材だ。守備もピッチャーとしてのフィールディングのレベルが高く、1年秋にはショートも務めていた。

ただし大型アンダースローというのは非常に貴重な存在であり、こちらも捨てがたい。Max133㌔の浮き上がるストレートはまだまだ伸びしろがあり、スライダー・シンカーなどの緩急も使えてコントロールもよい。現在の高校野球界では間違いなくNo1アンダスローであり、オンリー1となれる存在である。

投手か野手かで1番迷える選手といえ、また立教大で二刀流として活躍する可能性も大いにある選手だ。

20160424桐光学園 中川4桐光学園 中川2
アンダースローの二刀流中川(桐光学園)


②松山仁彦(東邦→東海大進学予定)
東邦といえば藤嶋(中日D5)が4番エースの二刀流として注目されていた。この東邦において投打でこの藤嶋に次ぐ存在であったのが松山である。

2年夏までは控え投手としてベンチ入りしていた松山であったがもともと打撃もよく、2年秋の新チームでは5番ライトの座を獲得すると、打率.420本4点23という見事な活躍で東邦を明治神宮大会に導き、投手としても25回を投げて自責点1という好成績であった。3年春のセンバツは3番ライトで迎えるも、登板は1/3回のみ。3年夏の甲子園では投げては不調のエース藤嶋を毎試合リリーフして2勝をあげた。

松山に関しては投手が優勢なのかなと個人的には思う。左のサイドに近いスリークウォーターからのMax144㌔のストレートは角度もあり、スライダーも非常に切れるなど、今年の大学No1投手との呼び声高い斎藤(明治3)を彷彿とさせる。左バッターからしてみると相当打ちづらそうであり、大学ではリリーフという需要がありそうである。こまめな投手の継投を行う東海大(といっても最近監督代わってしまったが…)が獲ったということを考えても投手なのかなと思う。

その一方でパワフルさと左右に打ち分ける技術を兼ねそろえた打撃をはじめとして、ライトの守備も魅力的。高校時代は投手として過ごした期間が長い分、野手にもまだまだ伸びしろがありそうである。

20160322東邦 松山20160322東邦 松山2
東邦の二刀流は藤嶋だけなく、この松山も大いに注目


③堀江航平(秀岳館→JFE東日本入社予定)
昨年のセンバツでベスト4の秀岳館でエース格として好投したのが背番号4をつけた投手の堀江であった。背番号4をつけているだけあって投げないときはセカンドで強打も光る選手だ。

もともとはU15日本代表にも選ばれる投手であったが、肩のケガもあり2年秋の新チームではセカンド。投手復帰したのは秋の九州大会の決勝で、そこから冬場に状態を戻すと、ストレートもMax145㌔右腕としてセンバツでは主に先発を務めた。一方打っても木更津総合戦で早川からサヨナラ安打を放つなどの活躍で高打率を残した。3年夏は他の投手陣が台頭してきて枚数が揃ったこともありセカンドに専念するも、甲子園ではブルペンで練習する姿も見られた。

投手としてはMax145㌔のストレートに縦に大きく曲がるスライダーをはじめとした多彩な変化球をもち、相手打者に対して冷静にピンチングをすることができる。春以降は登板が少なかったが1本でやるのなら投手かと思う。ネックとなるのは2年春に痛めた肩の状態であろうか。

一方野手としても強打の右バッターのセカンドという存在は貴重である。春以降にマウンドに立つことが少なかったのも、鍛治舎監督が将来的な野手としての堀江の可能性を買ったからかもしれない。

20160327秀岳館 堀江20160328秀岳館 堀江2
投打で秀岳館の春夏連続甲子園ベストに貢献した堀江


以上の3名が個人的には投手になるのか、野手になるのか注目の選手です。

他にも
投げてはMax145㌔、打っては高校通算45発の旭川実業の外野手兼投手の陣翔大(専修大進学)、
聖光学園の4番センターであったが、夏初登板となる甲子園の東邦戦で2失点完投勝利をあげた鈴木駿輔(青学大進学)、
夏の甲子園準Vの大西ももとは北海の4番で進学する慶応大では二刀流に挑戦したいと言っているないて、
指名漏れした川越東の4番エース星野もMax146㌔にパワフルなバッティングでどちらでプロを目指したのかわからないくらいだ。

これらの選手もこれから先は投打のどちらか、あるいは二刀流挑戦か?
投手・野手面のどちらかという意味で進路が楽しみな選手はたくさんいる。


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