【センバツ出場校紹介①】履正社
さて今日から昨年と同じくセンバツ出場校を紹介してきます。
さすがに全校は無理ですが、秋に実際に見たチームを中心にできるだけ紹介してきたいです。
第1回目は明治神宮大会を制した秋の王者履正社です。
秋の成績
大阪大会準優勝
近畿大会優勝
明治神宮大会優勝
秋のオーダー
投手力
エースの竹田(3年)はMax145㌔のストレートにスライダーが武器の右腕。全チーム時から球速は140㌔を超える投手であったが、どこか安定感がなかったが、この秋にエースとなると変化球の精度などがアップし、エースらしい安定感のあるピッチングができる投手に成長した。大阪大会で大阪桐蔭相手に完投勝利をあげたあたりから勢いに乗り、近畿大会では24回4失点、明治神宮大会では20回1失点の好投でこの秋のMVPといえる存在だ。2番手を争うのは松井(3年)・田中(3年)の左右の3年生投手もそれぞれ明治神宮大会で先発をするなど秋に経験を積み、どちらも試合が作れる投手である。また右サイドの美野田(2年)、監督と名前の漢字が全く同じ左腕の岡田龍生(りゅうい)ら2年生も楽しみな存在だ。

明治神宮大会優勝の立役者のエース竹田
攻撃力
打線の中心はやはり東の清宮、西の安田と言われるプロ注目のスラッガー安田(3年)。188㎝92㎏という体格の大型スラッガーは全チームから4番を務め、高校通算44発を誇り、この秋は確実性も増してきた。主将を務める若林(3年)も前チームからのレギュラーで秋は安田を超えるチーム最多の24打点をたたき出した。3番安田・4番若林という全国でも屈指の左右のスラッガーコンビである。前チームでは若林とレフトのレギュラーを争った石田(3年)・筒井(2年)がそれぞれ1番・5番を務めともに打率は4割超と強力。そして新チーム始動時はレギュラーでなかった松原(2年)・片山(3年)が秋はラッキーボーイ的な存在で、チャンスでいいバッティングが光った。
布陣はファースト・セカンド以外はほぼ盤石。このどちらかには松原が入り、神宮大会のようにセカンドに入れば、身長186㎝というプロでも稀に見ないほどの大型セカンドになる。ファーストは白瀧(2年)・濱内(2年)の2年生の争いが有力だが、松原やライトの石田が回ることもある。

高校通算44本を誇る左のスラッガー安田

主将も務める右のスラッガー若林
センバツ制覇へのキーマン
西山虎太郎 2年 ショート
2年生ながら強豪履正社のショートストップにだけあって、打撃に守備にセンスが感じられるのが西山。しかし秋はスタメンの中では最も低い打率.250、ショートというポジション柄もあるがエラー数も最多であった。ただ控えの層も厚く、不調であるとほかのポジションではスタメン入替などがみられた履正社にあって、岡田監督は西山を2番ショートで使い続けた。すると明治神宮大会の決勝の早実戦で、満塁のチャンスで1塁線をやぶる貴重な走者一掃のタイムリー2ベースを放つ活躍を見せた。
まあ2年生であり、身長180㎝ながら体重64㎏という細身であるために冬場のトレーニングで体重が増えてくれば、一気に三拍子そろった大型ショートになるポテンシャルもある。3番安田・4番若林と西山の後には高校球界屈指の強打者が続くために、この西山の出塁率が上がる、あるいはつなぎ役としての力が上がれば、履正社の攻撃力も大幅に上げることだろう。

期待のかかる2年生ショート西山
その他
明治神宮大会を制して秋の日本一となった履正社。しかし明治神宮大会王者は2001年の報徳学園(エースは現ロッテの大谷智久)以来センバツで優勝しておらず、秋の王者はセンバツでは優勝できないというジンクスがある。もちろん履正社が優勝候補の本命であることは確かだが、なんとも不気味なデータである。
さすがに全校は無理ですが、秋に実際に見たチームを中心にできるだけ紹介してきたいです。
第1回目は明治神宮大会を制した秋の王者履正社です。
秋の成績
大阪大会準優勝
近畿大会優勝
明治神宮大会優勝
秋のオーダー
1 | RF | 石田 | ③ |
2 | SS | 西山 | ② |
3 | 3B | 安田 | ③ |
4 | LF | 若林 | ③ |
5 | CF | 筒井 | ② |
6 | P | 竹田 | ③ |
7 | 1B | 松原 | ② |
8 | C | 片山 | ③ |
9 | 2B | 溝辺 | ③ |
投手力
エースの竹田(3年)はMax145㌔のストレートにスライダーが武器の右腕。全チーム時から球速は140㌔を超える投手であったが、どこか安定感がなかったが、この秋にエースとなると変化球の精度などがアップし、エースらしい安定感のあるピッチングができる投手に成長した。大阪大会で大阪桐蔭相手に完投勝利をあげたあたりから勢いに乗り、近畿大会では24回4失点、明治神宮大会では20回1失点の好投でこの秋のMVPといえる存在だ。2番手を争うのは松井(3年)・田中(3年)の左右の3年生投手もそれぞれ明治神宮大会で先発をするなど秋に経験を積み、どちらも試合が作れる投手である。また右サイドの美野田(2年)、監督と名前の漢字が全く同じ左腕の岡田龍生(りゅうい)ら2年生も楽しみな存在だ。

明治神宮大会優勝の立役者のエース竹田
攻撃力
打線の中心はやはり東の清宮、西の安田と言われるプロ注目のスラッガー安田(3年)。188㎝92㎏という体格の大型スラッガーは全チームから4番を務め、高校通算44発を誇り、この秋は確実性も増してきた。主将を務める若林(3年)も前チームからのレギュラーで秋は安田を超えるチーム最多の24打点をたたき出した。3番安田・4番若林という全国でも屈指の左右のスラッガーコンビである。前チームでは若林とレフトのレギュラーを争った石田(3年)・筒井(2年)がそれぞれ1番・5番を務めともに打率は4割超と強力。そして新チーム始動時はレギュラーでなかった松原(2年)・片山(3年)が秋はラッキーボーイ的な存在で、チャンスでいいバッティングが光った。
布陣はファースト・セカンド以外はほぼ盤石。このどちらかには松原が入り、神宮大会のようにセカンドに入れば、身長186㎝というプロでも稀に見ないほどの大型セカンドになる。ファーストは白瀧(2年)・濱内(2年)の2年生の争いが有力だが、松原やライトの石田が回ることもある。

高校通算44本を誇る左のスラッガー安田

主将も務める右のスラッガー若林
センバツ制覇へのキーマン
西山虎太郎 2年 ショート
2年生ながら強豪履正社のショートストップにだけあって、打撃に守備にセンスが感じられるのが西山。しかし秋はスタメンの中では最も低い打率.250、ショートというポジション柄もあるがエラー数も最多であった。ただ控えの層も厚く、不調であるとほかのポジションではスタメン入替などがみられた履正社にあって、岡田監督は西山を2番ショートで使い続けた。すると明治神宮大会の決勝の早実戦で、満塁のチャンスで1塁線をやぶる貴重な走者一掃のタイムリー2ベースを放つ活躍を見せた。
まあ2年生であり、身長180㎝ながら体重64㎏という細身であるために冬場のトレーニングで体重が増えてくれば、一気に三拍子そろった大型ショートになるポテンシャルもある。3番安田・4番若林と西山の後には高校球界屈指の強打者が続くために、この西山の出塁率が上がる、あるいはつなぎ役としての力が上がれば、履正社の攻撃力も大幅に上げることだろう。

期待のかかる2年生ショート西山
その他
明治神宮大会を制して秋の日本一となった履正社。しかし明治神宮大会王者は2001年の報徳学園(エースは現ロッテの大谷智久)以来センバツで優勝しておらず、秋の王者はセンバツでは優勝できないというジンクスがある。もちろん履正社が優勝候補の本命であることは確かだが、なんとも不気味なデータである。
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