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履正社×日大三【センバツ】

センバツ甲子園大会1回戦(3/19)
履正社×日大三@阪神甲子園球場

センバツ初日から、咋秋の王者履正社と、練習試合では昨年負けなしという日大三という屈指の強豪対決。
その試合のレポートをお届けします。

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
※学年は4月以降の新学年で表記しています
20170319履正社×日大三.

日大三は1回裏に井上が四球で出塁すると、2番大西が右中間を破る3ベースを放ち先制。さらに金成のファーストゴロの間にもう1点を加える。1・2回と桜井の間に完璧に抑えられた履正社があったが、濱内のチーム初ヒットが出ると、西山がレフトオーバー2ベースで1点を返す。

さらに履正社は四球と西山の2本目の2ベースでチャンスを作ると、1番石田逆転3ラン。7回にも溝辺のタイムリーで1点を加えて試合を有利に進める。日大三の反撃は7回からで、1・2塁から桜井がライト線へ2点タイムリー2ベースを放って1点差。8回には女房役の津原がセンターオーバーのタイムリー3ベースを放って同点に追いつく。

しかし桜井は9回表の先頭打者に四球を与えたところで降板。2番手岡部は2死までとるも、溝辺にしぶとく三遊間を破られて勝ち越しを許す。続くバッター安田を迎えたところで、これまで安田から3個の三振を奪っている桜井をマウンドに戻すも、初球をレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースを浴びる。ここで緊張の糸が切れたか、日大三はエラー、白瀧の走者一掃の3ベースなどこの回合計7得点を奪われジーエンドとなった。

20170319履正社 石田
5回に逆転の3ランを放った石田

20170319日大三 津原
8回に同点打を放つ津原

20170319履正社 竹田
167球を投げ切り完投勝利をあげた竹田


Topic
◆もったいなさすぎた桜井
日大三の桜井は履正社の3番安田・4番若林というプロも注目する左右のスラッガーに対して、3打席目まではすべて三振という素晴らしいピッチング。その一方、9番西山にはレフト方向に2本2ベースを浴びて、この2本がともに得点につながって4失点。石田のホームランにしても、カウント0B2Sからスライダーを続けて甘く入ったところを打たれるという始末。石田のホームランに関しても本人が「慢心」という言葉を使っていた。石田の次の打席では三振に斬ってとるも、その次の溝辺にタイムリーを浴びる。強打者といわれるべきバッターからはしっかりと三振を奪えて抑えた一方、その他の打者に対してはツメが甘く失点につながってしまった。

この結果は清宮から5個の三振を奪いながらも敗れてしまった東京大会の決勝に似ている。また6回くらいからはストレートが140㌔を超すこともなくなり、明らかにスタミナ切れ。ここも東京大会決勝と同じであった。

いまの高校球界にこれだけ強打者相手に三振を奪える投手はいないだろう。そういう意味で奪三振能力はNo1といっても過言でない。それだけに今回のような形で初戦で姿を消してしまうのは「もったいない…」としか言いようがない。

20170319日大三 桜井
履正社から13個もの三振を奪った桜井であったが…


◆試合を決定づけたのはやはり安田
上記のように序盤は桜井相手に3三振と散々であった履正社の3番安田。そのままノーヒットで迎えた9回の第5打席。日大三のピッチャーは岡部に代わっていたが、安田を迎えるこの場面で小倉監督はセンターから桜井を呼び戻した。しかし安田は桜井の初球のストレートを捉えると、打球はレフトフェンスに直撃するタイムリー2ベース。

1点ならまだしも、差を2点に広げられ、さらに圧倒的有利とみて桜井を呼び戻したのに打たれたということでこの1打の日大三へのダメージは大きかった。この1打の後、日大三側の集中力は完全に切れてしまったようで、2死であったのに、エラー2個やタイムリーなどでさらに5点を取られることとなってしまった。つまり安田の1打が勝負を決定づけたというとにもなる。

20170319履正社 安田
待望の1本が出て喜びをみせる安田


◆ヒットは日大三のほうが多いのに…
この試合は日大三がヒット13本で、履正社がヒット10本。7点差で敗けたチームが、勝ったチームよりヒットの数が多いというまか不思議な結果になった。実際日大三は序盤から調子がよくない履正社のエース竹田から毎回のようにチャンスを作るも、初回以外はあと1本が出ずに無得点が続いていた。

投手陣をみても日大三のほうが、履正社より相手を抑えていたともいえる状態で、この試合は「投打でいえば日大三のほうが上回っていた」。それでもそこは咋秋に明治神宮大会を制した経験値か、竹田は粘りのピッチングで追加点を許さずに、打線も9回に相手のミスにも乗じて一気に畳みかけて試合を決めた。



Pickup Player
溝辺冬輝 履正社3年 セカンド
~スタメン復帰に見事応えたセカンド~

咋秋背番号4をつけていた溝辺であるが目立った活躍はできずに、明治神宮大会の2回戦からはついにスタメン落ち。代わりにセカンドに回った松原は大当たりで明治神宮大会優勝に貢献した。そんな状態であったので溝辺のスタメンは厳しいかと思われたが、この大事な初戦には溝辺が2番セカンドでスタメンに名を連ねた。これまで下位打線が多かったので、西山の状態もあるかもしれないが、2番というのは昇格である。

3打席目までは仕事ができていなかったが、2死2塁で迎えた第4打席ではレフト前にタイムリーヒットを放ち、リードを3点に広げた。追いつかれた後回ってきた第5打席でも、しぶとく三遊間を抜くタイムリーヒット。結局このヒットが決勝打となった。

もともと得意な守備でも2回に溝口の1・2塁間をスライディングキャッチして、見事な身のこなしで正確な送球でアウトにするという
ファインプレーを見せた。

この日はさっぱりであったが、3・4番が強力な履正社打線にとって。2番というのは繋ぐ意味でも、その前にランナーとして出るという意味でも重要な役割である。このまま溝辺が2番として活躍できれば、センバツ制覇にとって大きなファクターとなることだろう。

20170319履正社 溝辺
決勝打を含む2本のタイムリーを放った溝辺


余談
まさかのルール違反
日大三は9回をピッチャー桜井で始めたが、先頭に四球を出すと岡部に交代(桜井はセンター)、しかしまた安田を迎えたところで桜井をマウンドに戻すも履正社打線をとめることができずに、再び岡部をマウンドに戻した。このとき桜井は再びセンターの守備位置についたがこれが実はルール違反。1イニングで2度目に降板するともう守備にはつけず、ベンチに戻るしかなかったのだ。しかしこれに誰も気づかずに試合は続行。まぁ結果には影響はなかっただろうが、あんなけ球場にたくさんいる高野連のじじいどもはいったい何をしているのか?


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