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東海大相模×橘学苑【春季神奈川大会】

4/29 春季神奈川大会準々決勝
東海大相模×橘学苑 @サーティーフォー保土ヶ谷球場

春の神奈川大会も準々決勝、勝てば夏の第1シードという試合。東海大相模に、「たちばながくえん対決」を制して、好投手川井擁する横浜創学館を破って勢いに乗る橘学苑が挑みます。


試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20170429東海大相模×橘学苑

橘学苑は3回裏に7番麦田が初ヒットで出塁すると、2死2塁から2番鈴木が3塁線を破り先制。続く3番三谷はレフトオーバーの2ベースを放ち、2者が生還して3点を先制する。

ただこれで火が付いたか相模打線。3回まで9人で抑えられてきた、橘学苑の先発高波から、小松・山田拓の1・2番の連打で無死1・3塁のチャンスを作ると、黒澤のセカンドゴロがフィルダースチョイスとなり1点。4番森下のセーフティで満塁とすると、菊地・喜友名秋の連続タイムリーで同点。横田の押し出し死球で勝ち越したところで、橘学苑はエースの森屋を送る。森屋は無死満塁から8番・9番を連続内野フライに打ち取るが、小松・山田拓・黒澤には3連続タイムリーを浴びるなど上位打線に捕まり、結局この回相模は11得点。

5回表にも小松の2ランで10点差とすると、投げては安里が3回に3点を失うも、それ以外はパーフェクトの5回9奪三振。東海大相模が13-3の5回コールドでベスト4進出。夏の第1シードを獲得した。

20170429橘学苑 三谷
3回表に2点タイムリー2ベースを放った三谷

20170429東海大相模 黒澤
3打点の活躍をみせた黒澤

20170429東海大相模 喜友名秋
2本のタイムリーを放った喜友名秋



Topic
◆最初は橘学苑の狙い通り
橘学苑の先発はエースの森屋でなく、背番号10をつけた左サイドの高波であった。高波は球速はないものの緩急をつけたピッチングで相模打線を1・2回はパーフェクト。3回の先頭の横田が初ヒットをう当たれるも、続く山田翔がバントを見事なフィールディングでゲッツーにとった。

その裏に橘学苑も先頭の麦田が初ヒットで出塁すると、こちらは見事にバントを成功させて、先制点に繋げるという展開。投打にわたって橘学苑の狙い通りで3回までは完全な橘学苑ペースであった。

20170429橘学苑 高波
3回までは東海大相模打線を完璧に抑えた高波


◆強力打線であっという間の逆転劇
上記のように3回までは完全な橘学苑ペースでスコアは0-3。しかしこれで相模打線が目を覚ましてしまった。打順が2廻り目に入ったということもあり、高波の球にも合い始めた打線は小松・山田拓の連打に始まり、あっという間に4点を奪って逆転して、なおも無死満塁として高波をマウンドからおろした。代わった背番号1の森屋は球威があったが、むしろそのほうが好物と言わんばかりに上位打線が襲い掛かった。結局3回までの有様が嘘かのように、4回の1イニングで10安打11得点をあげた。

これで東海大相模は2年ぶりに夏の第1シード獲得。春季大会はここまで予選から7試合全てでコールド勝ちという圧勝っぷりである。2015年に小笠原(中日)を擁して甲子園優勝して以来、神奈川でも準決勝以降に進むのは初めて。次の準決勝の相手は秋に敗れた桐光学園。秋のリベンジを果たすことができれば、東海大相模の完全復活となることだろう。


◆背番号20のエース
勝てば第1シードというこの大一番で東海大相模の先発を務めたのは背番号20の安里。安里は咋夏は背番号10、秋は背番号1をつけたいた。しかし大会後に肘を痛めて、まだ復帰の段階を踏んでいるということもあり、この大会では背番号20である。だが山場であった横浜商大高戦でも先発するなど実質的にはエースとしての役割を果たしている。

また安里はこの春からフォームも大幅に変えた。もとは左の本格派と言われるような投手であったが、咋秋に肘を痛めたこともあり、腕の位置を下げたと聞いていた。スリークウォーターくらいかと思っていたが、実際にはサイドに近い位置くらいまで腕を下げたフォームになっていた。

ただそれでもストレートに勢いはあり、初回からいきなり4者連続三振。3回には橘学苑打線に3点を奪われてしまうが、それ以外のイニングは全てパーフェクトで5回を投げて9奪三振というピッチングであった。夏にはこの安里が再び背番号1をつけて、名実ともに東海大相模のエースとしてチームを引っ張っていくことを期待したい。

20170429東海大相模 安里
腕をさげた新フォームで5回9奪三振の好投の安里



Pickup Player
小松勇輝 東海大相模2年 ショート
~見事に流れをつくった相模の核弾頭~

昨年の春季大会でいきなり東海大相模のショートのレギュラーを掴んだ1年生が小松であった。あれから1年当時9番であった打順を、1番にあげて再び春の保土ヶ谷に戻ってきた。

この日も1番ショートで先発出場した小松は、初回にいきなり鋭い打球を放つもレフト正面のライナー。そしてそのまま東海大相模打線が沈黙。無得点のまま4回の先頭打者として迎えた第2打席はライトへのポテンヒットで俊足を飛ばしてこれを2塁打にする。これを機に東海大相模打線は大爆発して一気に逆転。ただ無死満塁から内野フライ2つで2アウトとやや流れが止まりかけた場面で打者一巡したまた小松に打席が回る。ここで小松の強烈な打球はファースト強襲ヒットとなり、2点を追加。これが再び打線に火をつけた四球を挟んで小松から5連続ヒットで橘学苑をさらに突き放した。そしてとどめは5回1死3塁で迎えた第4打席。カウント1B1Sからのストレートを振り抜くと打球はライトスタンドに飛び込む2ラン。これで10点差をつけた東海大相模はそのままコールド勝ちした。

結局この日は4打数3安打4打点1ホーマーという大活躍。自らの結果だけでなく小松が打てば、東海大相模打線が波の乗るという
流れもできていた。昨年のでデビューから1年して、もともと武器の守備に加えて、力強さを増した打撃でさらに好選手となった小松。このまま東海大相模を引っ張る存在として期待です。

20170429東海大相模 小松
5回表にトドメとなる2ランを放つ小松



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