4/2 都町田×早稲田実業【春季東京大会】
センバツも終わり、すぐさま春大がスタートです。
まぁ何だかんだいって清宮を見てみたいこともあり、実はこの後の第2試合が目当てだったりすることもあり、東京大会の1回戦、都町田VS早稲田実業の試合を観戦してきました。
スタメン
都町田
早稲田実業
試合経過
1回表:早実の先発:吉村は先頭:島村に1・2塁間を抜かれると、バント→ワイルドピッチでランナーをサードに背負います。ここで3番:窪田はサードゴロですが、前進守備をひいていなかった早実のサード:小西は1塁にあさっり送球し(ホームでもアウトのゴロだったと思うが…)、都町田が先制します。(町1-0早)
1回裏:早実は先頭の主将:金子がライト線への3ベースで出塁。四球で1・3塁となってから、3番:橘内のタイムリーですぐさま同点。続く清宮の春初打席は三遊間を抜くレフト前ヒットとなり、無死満塁。ここからセカンドエラーとサードゴロの間に3点を追加して、勝ち越します。(町1-4早)
2・3回と早実は3人ずつで終わる一方、都町田は毎回ヒットでランナーを出しますが、走塁死などもあり得点を奪えません。すると4回裏、7番:小西の2ベース→バント→犠飛で早実が1点を追加。さらに1番:金子がレフトにソロを放ち、都町田を突き放します。(町1-6早)
5回表、早実はピリッとしない吉村→エースの服部(2年)へ交代します。しかしこの服部も3本のヒットを打たれ、1点を失ってしまいます。(町2-6早)
5回裏、都町田もピッチャーを2番手の西内(3年)に交代。しかしその代わり端の相手は清宮。7球目を神宮第二球場のライトスタンドの防護ネットまで運ぶ、高校通算36号を放ちます。(町2-7早)
立ち直った服部が6回表を3人で抑えると、流れは完全に早実。都町田が6回裏に3四死球2エラーと乱れます。たまらずエース宍戸をピッチャーに戻しますが、最後はワイルドピッチで5点目を追加されサヨナラ。早稲田実業が12-2(6回コールド)で都町田を下しました。

早実先発の吉村 結果だけ見れば4回1失点だが…

高校通算36号を放った清宮
2年生になっても話題性は衰えることがない
スコア
都町田

早稲田実業

感想
結果だけ見れば、早実が順調なスタートを切ったように見えるが、中味はそうでもない。特に投手陣の出来は悪かった。
先発の吉村は、球が高く、高めのボール球を都町田打線に打たれるなど、4回で被安打6。点差もあったのに、5回からのエース服部が投入されたのは、和泉監督の怒りの現れだと思う。ストレートの軌道は悪くないだけに、もう少し球威が欲しいところである(今日は4月に入ったにも関わらず、マフラーを必要な気温だったので、そこらへんは同情できるが…)。
エース服部も、登板した5回は変化球でストライクが取れず(7球投げたが全てボール)、ストレートを狙い打たれて、3安打1失点。変化球が入るようになった6回は、3人で切って取ったが、不安定な部分を見せる結果となってしまった。
打線は金子・清宮の両軸は健在。この2人に続く選手が出てきてほしいところだが、秋からスタメンの半分近くが代わったこともあり、相手が強豪ではなかったこともあり、今日のところはまだ分からないといったところだ。個人的には、秋の控えから3番に抜擢された橘内に期待したい。

3番セカンドに抜擢された橘内
注目の清宮の守備位置ですが、本当に背番号通りセンターで出てきましたね。守備機会は2回ありました。1回目はセンター前方の打球で、前進するもハーフバウンドとなり、ヒット。そこでボールをこぼすのを見て、都町田のランナーが一気にホームを狙いますが、清宮はボールを拾い上げ、ノーステップ(というかほんと手投げ)で見事ホームにワンバンスローし、センターとして初捕殺を記録します(まぁランナーの暴走感はありましたが…)。2回目はセンター後方のフライで、センターオーバー2ベースとなりました。球場が神宮第二ですので、それでオーバーされていますのは、反応や守備位置に少し問題あったのかな…と思います。結論としては、肩の強さは素晴らしいものがあるが、外野としての守備力自体はまだまだでした。でも打球の追い方や、判断などはこれから上達していく部分ですので、それほど問題ではないと思います。

センター清宮
対する都町田は、エースの宍戸が金子や清宮に対しても臆せずストライクを投げ込み、2球で追い込むなど、序盤は強豪校に対しても強気な姿勢がよかったです。ただ6回裏は満塁から清宮にストレートの四球を与えるなど、その姿勢が崩れてしまったことがコールド負けという結果に繋がってしまったのかと思います。
Pickup Player
金子銀佑(3年)
昨年の夏は5番ショートとして、甲子園ベスト4に大きく貢献した金子。新チームでは主将を務め、秋は4番を打っていましたが、春は本来の1番に戻った感じですね。
1点を先制された、その裏にこの先頭の金子がライト線に3ベース。また流れが都町田に行きかけていた4回裏には、2死からレフトへのソロホームランと非常にいいところで今日は2本出しました。1番打者として、本当にいい起爆剤になっていたと思います。ショートの守備では、6回で5つの打球をさばいたのですが、とってから送球までの流れ非常にスムーズで完璧でした。
清宮ばかりが注目されますが、清宮と双璧をなす早稲田実業の柱:金子にこれからも注目です。

余談
今日の神宮大球場です↓

内野の後ろの方から外野にかけて、人工芝はがれまくって、もはやただの黒い堅いとことです。内野後方でダイブを試みた早実セカンドの橘内がすぐには起き上がれない感じになるなど、選手にとっても本当に危ないです。
神宮第二は見る方としては立地的には非常にありがたいのだが、選手のこと考えるともう使わない方がいいのでは…。太田スタジアムなり、府中市民なりなら十分に東京の決勝とかやっても問題ないキャパあると思うので…。神宮第二は土日もゴルフに開放した方が儲かるだろうしね…w
以上です。
まぁ何だかんだいって清宮を見てみたいこともあり、実はこの後の第2試合が目当てだったりすることもあり、東京大会の1回戦、都町田VS早稲田実業の試合を観戦してきました。
スタメン
都町田
SS | 島村 | (3) | 6 |
2B | 小林 | (3) | 4 |
CF | 窪田 | (3) | 8 |
C | 野口 | (3) | 2 |
3B | 荒川 | (3) | 5 |
LF | 千葉 | (3) | 7 |
1B | 小松崎 | (2) | 3 |
RF | 富澤 | (3) | 9 |
P | 宍戸 | (3) | 1 |
早稲田実業
SS | 金子 | (3) | 6 |
RF | 小西 | (2) | 18 |
2B | 橘内 | (2) | 4 |
CF | 清宮 | (2) | 8 |
1B | 工藤 | (3) | 3 |
C | 小掛 | (3) | 2 |
3B | 小西 | (2) | 5 |
P | 吉村 | (3) | 10 |
LF | 渡部 | (3) | 7 |
試合経過
1回表:早実の先発:吉村は先頭:島村に1・2塁間を抜かれると、バント→ワイルドピッチでランナーをサードに背負います。ここで3番:窪田はサードゴロですが、前進守備をひいていなかった早実のサード:小西は1塁にあさっり送球し(ホームでもアウトのゴロだったと思うが…)、都町田が先制します。(町1-0早)
1回裏:早実は先頭の主将:金子がライト線への3ベースで出塁。四球で1・3塁となってから、3番:橘内のタイムリーですぐさま同点。続く清宮の春初打席は三遊間を抜くレフト前ヒットとなり、無死満塁。ここからセカンドエラーとサードゴロの間に3点を追加して、勝ち越します。(町1-4早)
2・3回と早実は3人ずつで終わる一方、都町田は毎回ヒットでランナーを出しますが、走塁死などもあり得点を奪えません。すると4回裏、7番:小西の2ベース→バント→犠飛で早実が1点を追加。さらに1番:金子がレフトにソロを放ち、都町田を突き放します。(町1-6早)
5回表、早実はピリッとしない吉村→エースの服部(2年)へ交代します。しかしこの服部も3本のヒットを打たれ、1点を失ってしまいます。(町2-6早)
5回裏、都町田もピッチャーを2番手の西内(3年)に交代。しかしその代わり端の相手は清宮。7球目を神宮第二球場のライトスタンドの防護ネットまで運ぶ、高校通算36号を放ちます。(町2-7早)
立ち直った服部が6回表を3人で抑えると、流れは完全に早実。都町田が6回裏に3四死球2エラーと乱れます。たまらずエース宍戸をピッチャーに戻しますが、最後はワイルドピッチで5点目を追加されサヨナラ。早稲田実業が12-2(6回コールド)で都町田を下しました。

早実先発の吉村 結果だけ見れば4回1失点だが…

高校通算36号を放った清宮
2年生になっても話題性は衰えることがない
スコア
都町田

早稲田実業

感想
結果だけ見れば、早実が順調なスタートを切ったように見えるが、中味はそうでもない。特に投手陣の出来は悪かった。
先発の吉村は、球が高く、高めのボール球を都町田打線に打たれるなど、4回で被安打6。点差もあったのに、5回からのエース服部が投入されたのは、和泉監督の怒りの現れだと思う。ストレートの軌道は悪くないだけに、もう少し球威が欲しいところである(今日は4月に入ったにも関わらず、マフラーを必要な気温だったので、そこらへんは同情できるが…)。
エース服部も、登板した5回は変化球でストライクが取れず(7球投げたが全てボール)、ストレートを狙い打たれて、3安打1失点。変化球が入るようになった6回は、3人で切って取ったが、不安定な部分を見せる結果となってしまった。
打線は金子・清宮の両軸は健在。この2人に続く選手が出てきてほしいところだが、秋からスタメンの半分近くが代わったこともあり、相手が強豪ではなかったこともあり、今日のところはまだ分からないといったところだ。個人的には、秋の控えから3番に抜擢された橘内に期待したい。

3番セカンドに抜擢された橘内
注目の清宮の守備位置ですが、本当に背番号通りセンターで出てきましたね。守備機会は2回ありました。1回目はセンター前方の打球で、前進するもハーフバウンドとなり、ヒット。そこでボールをこぼすのを見て、都町田のランナーが一気にホームを狙いますが、清宮はボールを拾い上げ、ノーステップ(というかほんと手投げ)で見事ホームにワンバンスローし、センターとして初捕殺を記録します(まぁランナーの暴走感はありましたが…)。2回目はセンター後方のフライで、センターオーバー2ベースとなりました。球場が神宮第二ですので、それでオーバーされていますのは、反応や守備位置に少し問題あったのかな…と思います。結論としては、肩の強さは素晴らしいものがあるが、外野としての守備力自体はまだまだでした。でも打球の追い方や、判断などはこれから上達していく部分ですので、それほど問題ではないと思います。

センター清宮
対する都町田は、エースの宍戸が金子や清宮に対しても臆せずストライクを投げ込み、2球で追い込むなど、序盤は強豪校に対しても強気な姿勢がよかったです。ただ6回裏は満塁から清宮にストレートの四球を与えるなど、その姿勢が崩れてしまったことがコールド負けという結果に繋がってしまったのかと思います。
Pickup Player
金子銀佑(3年)
昨年の夏は5番ショートとして、甲子園ベスト4に大きく貢献した金子。新チームでは主将を務め、秋は4番を打っていましたが、春は本来の1番に戻った感じですね。
1点を先制された、その裏にこの先頭の金子がライト線に3ベース。また流れが都町田に行きかけていた4回裏には、2死からレフトへのソロホームランと非常にいいところで今日は2本出しました。1番打者として、本当にいい起爆剤になっていたと思います。ショートの守備では、6回で5つの打球をさばいたのですが、とってから送球までの流れ非常にスムーズで完璧でした。
清宮ばかりが注目されますが、清宮と双璧をなす早稲田実業の柱:金子にこれからも注目です。

余談
今日の神宮大球場です↓

内野の後ろの方から外野にかけて、人工芝はがれまくって、もはやただの黒い堅いとことです。内野後方でダイブを試みた早実セカンドの橘内がすぐには起き上がれない感じになるなど、選手にとっても本当に危ないです。
神宮第二は見る方としては立地的には非常にありがたいのだが、選手のこと考えるともう使わない方がいいのでは…。太田スタジアムなり、府中市民なりなら十分に東京の決勝とかやっても問題ないキャパあると思うので…。神宮第二は土日もゴルフに開放した方が儲かるだろうしね…w
以上です。
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