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【夏の代表予想 2017】 千葉編 ~今年も木総・専大松戸・望洋の3強だが不気味な習志野~

有力校紹介

○東海大望洋市原 専大松戸 木更津総合
△習志野


○東海大望洋市原
咋秋は圧倒的な強さで千葉を制し、センバツに出場した東海大市原望洋だが、この春は3回戦敗退。というのもプロ注目でMax147㌔のストレートに総合力の高いエースで、打っても4番の金久保はセンバツで14回投げた疲れもあって出場を回避したのであった。代わりに左腕鎌形、右腕早川の両2年生が登板したが合格点を与えられる内容ではなく、結局は金久保次第ということになってしまいそうだ。

秋は打力のある中軸とつながりのある下位が連動したいい打線であったが、この春は1年生からレギュラーの3番荒川、4番金久保を欠いていたこともあり、イマイチであった。この2人に加えて秋4番を打っていた塚本が復調し、中軸を形成できるようになると夏も安心できる。U18日本代表候補に選ばれた鯨井をはじめ、ショート藤本らは守備が固い。またこの2人に加えて金久保、塚本は中学時代からのチームメイトでもある。秋の姿を取り戻せば、佐倉シニアの再来(全国制覇)も期待できるチームだ。

20160919東海大望洋市原 金久保2
結局この夏も望洋は金久保次第となりそうだ


○専大松戸
春の千葉大会を制した専大松戸は投手の3本柱が武器だ。中心となるのは145㌔のストレートで押すピッチングが武器のスリークウォーターの川上で、この春は柏日体戦で15奪三振完投勝利をあげるなどエースとして活躍。1年秋~2年夏までエースを務めていた左腕の濵名は春の関東大会の日大三で先発するも肘痛で降板し、夏に間に合うかがポイント。2年生右腕の古川も、咋秋には背番号1を背負った実力の持ち主だ。

打線の中心は2年生ながら春は4番を務めた左の強打者の今里。3番を打つ本橋は正捕手で主将も務め、全てにおいてチームの中心となる選手だ。春にセカンドのレギュラーを獲得した昆野は、千葉大会でホームラン2本、関東大会でも日大三からタイムリー2本と放つなど急成長した。ただ投手陣は例年よりいいが、例年自慢の打線はやや迫力不足感があり、夏までにそれだけレベルアップできるかがカギとなる。

20170521専大松戸 川上
3本柱の中でもMax145㌔右腕の川上が中心となることであろう


○木更津総合
2年連続での夏の甲子園を目指す木更津総合は、秋は2回戦負け、春はベスト4と新チームの実績では上記の2チームに劣るが夏は期待できる。その理由はエースの山下である。1年夏から打力を武器にファーストとして出場していた山下は、2年夏からエースを務める187㎝左腕。一冬越えてピッチングがだいぶ安定してきて、秋準Vの中央学院から12奪三振の完投勝利、敗れた準決勝の千葉敬愛戦もエラーで失った1点で0-1と敗れた試合であり、一気にプロも注目する投手となった。

打線は山下と同じく1年夏からレギュラーを務める峯村が3番ショート主将として牽引する。186㎝の大型ショートである峯村はパワーだけでなく柔らかさも掛け持ち、こちらもプロ注目だ。4番に座る芦名は鋭いスイングが持ち味で、この春は立派な木更津総合の4番に成長し、山下のリードもレベルが高くなった。そのほか山中・東の1・2番コンビ、パワーのある野尻ら2年生も期待で、1年生には昨年のU18日本代表主将の小池の弟も入部し、春からサードやファーストを務めていて、戦力は充実している。

20170423木更津総合 山下
秋春の実績は乏しいものの、この山下の成長こそが木更津総合を押す理由


△習志野
上記の私学3強を追うのが、公立の雄である習志野だ。習志野高校といえば夏には大応援団がかけつけ、球場の雰囲気をもっていく力もある。昨年は投手陣に苦しんだが、今年は投手陣が豊富。186㎝から140㌔を超えるストレートを投げる関口は咋夏の背番号1で、ケガ明けのこの春も、昨夏敗れた市立船橋相手に8回途中まで無失点の好投。咋秋とこの春背番号1を背負った石川水も140㌔のストレートにコントロールもよく、この2人のエース争いに注目だ。他に右サイドの戸村や、2年生の古谷も控える。

打線は1年夏から4番を打つ吉野がラストイヤーを迎える。これまでは波があったが、最終学年となってからは守備・走塁も含めてハイレベルを維持していて期待ができる。主将でショートの吉田、ライトの菅谷、春のケガから復活を目指すセカンドの小安ら昨夏ベスト4の経験者もいてチーム力も高い。

20160823習志野 吉野1
1年夏から4番を務める吉野もついにラストイヤーを迎える



展望と優勝予想
予想:木更津総合
正直今年の千葉3強(専大松戸・東海大望洋市原・木更津総合)はかなり甲乙つけがたい。ともに3チームともプロ注目の好投手を擁していて、戦力的にもハイレベルであるが、専大松戸:打線が弱い、望洋:金久保の状態が悪いと終わり、木更津総合:新チームでの実績がないと不安材料も抱えている。

組み合わせで注目であったのが、春大の3回戦敗退でCシードとなってしまった望洋がどこに入るか?結果的に望洋は準々決勝で専大松戸と、準決勝で木更津総合と当たるところに入ってしまった。金久保でもこの連投はかなりキツいだろう。そういう意味で専大松戸と望洋の勝者が木更津総合と当たるという構図なので、木更津総合が組み合わせではこの3校の中で若干有利かと思い、木更津総合を優勝予想とした。

ちなみにこの3校が同じ側に入った一方、習志野は決勝までこの3校と対戦する必要がない。1番いいくじ運といえるのは千葉黎明や成田であろうが、習志野もこれらに次ぐレベルで組み合わせに恵まれていて、私学3校が争った後を習志野がもっていくという展開も大いにあり得る。

2017夏 千葉



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おはようございます!今日も暑いですね☆

千葉の展望、ありがとうございます♪どの雑誌より詳しく、楽しく拝読させてもらいましたm(__)m

地元千葉を離れてるので、中々試合を観れないんですが、
望洋
木総
専松
と、有力な3校が全て右側のブロックに入り、んー…

左側のブロックは、仰る通り投手陣が安定してそうな習志野が最有力だと私も思ってます。

明日と15 16はチラッと千葉大会が観れる予定ですので、ほんと楽しみです♪

展望ありがとうございます☆☆☆

Re: タイトルなし

> 好投手さん

千葉は望洋・木総・専松に習志野が順調に大量得点で勝ち上がっていますね…。
このままいけば順当に強豪どうしの試合が見れそうで、わたしも来週くらいには見に行こうと思っているので非常に楽しみです。
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