関東一×堀越【全国高校野球選手権東東京大会】 ~関東一が猛打で堀越を返り討ち~
7/17 全国高校野球選手権東東京大会4回戦
関東一×堀越 @神宮球場
試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

関東一は1回表、先頭の齋藤は左中間よりのヒットで一気に2塁を狙うもタッチアウト。しかしここから斎藤・増田の連打で1・3塁のチャンスを作ると4番石𣘺のサード内野安打で先制。さらにセカンドエラーで1点を加えると、6番高橋は右中間を破る2点タイムリー3ベースを放ち、初回に4点を先制する。
対する堀越は2回裏。こちらも無死2塁のチャンスを作るも2塁ランナーがキャッチャーからの牽制死。チャンスが消えたかのように思ったが、四球と2個のエラーで満塁とすると、1番野口の打球は二遊間へ…セカンドがキャッチし2塁へトスをするも、ショートも打球を追っていたためにセカンドには誰もおらずに暴投となる。さらに続く内田がレフト前にタイムリーを放ち2点を返す。
ただ関東一は4回表に柿澤のヒットからチャンスを作ると、斎藤・小林・増田の1・2・3番が3連続タイムリーヒット、さらに石𣘺のセカンドゴロの間にも1点を加え、関東一が点差を6に広げる。
堀越は6回裏に4番神保のソロ、7回裏に野口のライト線への2ベースで食らいつこうとするも、8回表に関東一打線が三度火を噴くこととなる。エラー→四球→ヒットで満塁とすると、堀越は3番手の原島をマウンドに送る。しかし原島は増田に押し出し死球を与えてしまうと。4番石𣘺にはレフトスタンドに飛び込む満塁ホームランを浴びてします。これで点差は9となり、8回裏を無得点に抑えた関東一が堀越を8回コールドで破った。

6回に反撃となるソロホームランを放った神保

4安打の活躍をみせた小林

満塁ホームランを放ってベースを回る石𣘺
Topic
◆復活の4番石𣘺
この試合で関東一の4番に座ったのは石𣘺。石𣘺は本職はキャッチャーながら持ち前の打撃で1年夏(昨夏)は5番ファーストを務めていた。1年秋の新チームからはキャッチャーに戻るも、2年春はケガでベンチ外となってしまった。その間に現在正捕手を務めている横山が成長したこともあり、夏に帰ってきた石𣘺に与えられた背番号は13であった。
それでも4番ファーストで出場した石𣘺は、第1打席では強くたたいた打球が跳ね上がり先制のサードタイムリー内野安打を放つと、第3打席でも1死3塁の場面で強烈なセカンドゴロを放ち、3塁ランナーを迎いいれている。そして極め付けが8回の第5打席、代わったばかりの原島の2球目をたたくとレフトスタンドに飛び込むグランドスラムとなった。
結局2安打6打点と見事に4番として結果を出した石𣘺。春の負傷から復活した4番石𣘺にこの後も期待です。

6打点の活躍をみせた4番石𣘺
◆元4番でも出られない厳しいレギュラー争い
関東一は戦力層が厚く、各ポジションで激しいレギュラー争いが起きている状況。それを象徴するかのように、この日は秋・春でそれぞれ4番を経験した選手の名がスタメンになかった。1人目が秋に4番を経験した立崎で、背番号3を背負いながら、石𣘺が復帰したこともあり、この日はスタメン外となった。もう1人が春にショートorサードで4番を打っていた背番号5の溝淵。溝淵は途中からサードの守備に入り、唯一回ってきた打席では結果を出そうと焦ったか、ボール気味の球を打ってセカンドファールフライであった。
この日もビックイニングを3回作って、猛打をふるって快勝した関東一。その根底には選手層の厚さと、それによる激しいレギュラー争いがありそうだ。
◆昨夏のリベンジは…
関東一×堀越というカードはちょうど1年前の7月3連休でも対戦していて、昨年は関東一が9回裏に米田のサヨナラ2ランで勝利していた。よって堀越にとっては昨年のリベンジに燃える試合となった。その中でも数少ない昨年の試合の経験者として、昨年の試合では9回から登板してサヨナラ弾を浴びた原島がいる。
原島は秋は背番号1であったが、この夏は背番号10であり、この日は8回の満塁のピンチに3番手としてマウンドに上がった。これまではどちらかというとスリークウォーター気味であった原島だが、この夏はもう完全なサイドになっていた。そんなリベンジに燃える原島であったが、増田に押し出し死球を与えてしまうと、続く石𣘺には満塁弾を浴びてしまい、完全に試合を決められてしまった。
リベンジどころか完全に返り討ちに遭ってしまった堀越。新チームではこの紫対決に勝利すべく頑張ってほしい。

昨年に続き3番手として登板した原島であったが、関東一に返り討ちに遭ってしまった
Pickup Player
高橋晴 関東一 ピッチャー
打って投げて主将に大活躍
関東一のエースで主将をつとめるのが高橋である。
高橋はMax147㌔を誇る186㎝の大型右腕としてプロからも注目されている。2年夏まではベンチ入りして期待されていたものの、公式戦での登板機会は少ない状態が続いたが、2年秋の新チームからは背番号1を背負い、チームの主将も務める。
この日の高橋はまず打で魅せた。前の試合の4番からこの日は6番に打順を下げたが、第1打席では外角の変化球にうまく合わせて右中間を抜く2点タイムリー3ベース。第2打席では対照的に、ストレートを引っ張ってレフト線への2ベース。第4打席ではセンター前に運ぶなど見事な打ち分けを見せた。これでホームランが出ればサイクル安打という状態であったが、第5打席では打ちに行く気が溢れすぎていて、ファーストファールフライに倒れてサイクル安打はお預けとなった。
投げてはこの日はやや抑え気味なのかと思うストレートに、スライダー・緩いカーブを交えた打たせてとるピッチング。ちょっと思っていたのと印象が違ったが、それでも時より力を入れて投げるストレートには素晴らしいものがあった。関東一には小川というダブルエースとも呼べるピッチャーがいるが、この日は高橋が4点(自責点は2)を奪われながらも8回完投。
エースとして、バッターとして、主将としてチームを牽引する高橋。関東一の東東京3連覇はこの男にかかっていると言っても過言でない。

投げては8回完投、打っては3安打3打点の高橋
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関東一×堀越 @神宮球場
試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

関東一は1回表、先頭の齋藤は左中間よりのヒットで一気に2塁を狙うもタッチアウト。しかしここから斎藤・増田の連打で1・3塁のチャンスを作ると4番石𣘺のサード内野安打で先制。さらにセカンドエラーで1点を加えると、6番高橋は右中間を破る2点タイムリー3ベースを放ち、初回に4点を先制する。
対する堀越は2回裏。こちらも無死2塁のチャンスを作るも2塁ランナーがキャッチャーからの牽制死。チャンスが消えたかのように思ったが、四球と2個のエラーで満塁とすると、1番野口の打球は二遊間へ…セカンドがキャッチし2塁へトスをするも、ショートも打球を追っていたためにセカンドには誰もおらずに暴投となる。さらに続く内田がレフト前にタイムリーを放ち2点を返す。
ただ関東一は4回表に柿澤のヒットからチャンスを作ると、斎藤・小林・増田の1・2・3番が3連続タイムリーヒット、さらに石𣘺のセカンドゴロの間にも1点を加え、関東一が点差を6に広げる。
堀越は6回裏に4番神保のソロ、7回裏に野口のライト線への2ベースで食らいつこうとするも、8回表に関東一打線が三度火を噴くこととなる。エラー→四球→ヒットで満塁とすると、堀越は3番手の原島をマウンドに送る。しかし原島は増田に押し出し死球を与えてしまうと。4番石𣘺にはレフトスタンドに飛び込む満塁ホームランを浴びてします。これで点差は9となり、8回裏を無得点に抑えた関東一が堀越を8回コールドで破った。

6回に反撃となるソロホームランを放った神保

4安打の活躍をみせた小林

満塁ホームランを放ってベースを回る石𣘺
Topic
◆復活の4番石𣘺
この試合で関東一の4番に座ったのは石𣘺。石𣘺は本職はキャッチャーながら持ち前の打撃で1年夏(昨夏)は5番ファーストを務めていた。1年秋の新チームからはキャッチャーに戻るも、2年春はケガでベンチ外となってしまった。その間に現在正捕手を務めている横山が成長したこともあり、夏に帰ってきた石𣘺に与えられた背番号は13であった。
それでも4番ファーストで出場した石𣘺は、第1打席では強くたたいた打球が跳ね上がり先制のサードタイムリー内野安打を放つと、第3打席でも1死3塁の場面で強烈なセカンドゴロを放ち、3塁ランナーを迎いいれている。そして極め付けが8回の第5打席、代わったばかりの原島の2球目をたたくとレフトスタンドに飛び込むグランドスラムとなった。
結局2安打6打点と見事に4番として結果を出した石𣘺。春の負傷から復活した4番石𣘺にこの後も期待です。

6打点の活躍をみせた4番石𣘺
◆元4番でも出られない厳しいレギュラー争い
関東一は戦力層が厚く、各ポジションで激しいレギュラー争いが起きている状況。それを象徴するかのように、この日は秋・春でそれぞれ4番を経験した選手の名がスタメンになかった。1人目が秋に4番を経験した立崎で、背番号3を背負いながら、石𣘺が復帰したこともあり、この日はスタメン外となった。もう1人が春にショートorサードで4番を打っていた背番号5の溝淵。溝淵は途中からサードの守備に入り、唯一回ってきた打席では結果を出そうと焦ったか、ボール気味の球を打ってセカンドファールフライであった。
この日もビックイニングを3回作って、猛打をふるって快勝した関東一。その根底には選手層の厚さと、それによる激しいレギュラー争いがありそうだ。
◆昨夏のリベンジは…
関東一×堀越というカードはちょうど1年前の7月3連休でも対戦していて、昨年は関東一が9回裏に米田のサヨナラ2ランで勝利していた。よって堀越にとっては昨年のリベンジに燃える試合となった。その中でも数少ない昨年の試合の経験者として、昨年の試合では9回から登板してサヨナラ弾を浴びた原島がいる。
原島は秋は背番号1であったが、この夏は背番号10であり、この日は8回の満塁のピンチに3番手としてマウンドに上がった。これまではどちらかというとスリークウォーター気味であった原島だが、この夏はもう完全なサイドになっていた。そんなリベンジに燃える原島であったが、増田に押し出し死球を与えてしまうと、続く石𣘺には満塁弾を浴びてしまい、完全に試合を決められてしまった。
リベンジどころか完全に返り討ちに遭ってしまった堀越。新チームではこの紫対決に勝利すべく頑張ってほしい。

昨年に続き3番手として登板した原島であったが、関東一に返り討ちに遭ってしまった
Pickup Player
高橋晴 関東一 ピッチャー
打って投げて主将に大活躍
関東一のエースで主将をつとめるのが高橋である。
高橋はMax147㌔を誇る186㎝の大型右腕としてプロからも注目されている。2年夏まではベンチ入りして期待されていたものの、公式戦での登板機会は少ない状態が続いたが、2年秋の新チームからは背番号1を背負い、チームの主将も務める。
この日の高橋はまず打で魅せた。前の試合の4番からこの日は6番に打順を下げたが、第1打席では外角の変化球にうまく合わせて右中間を抜く2点タイムリー3ベース。第2打席では対照的に、ストレートを引っ張ってレフト線への2ベース。第4打席ではセンター前に運ぶなど見事な打ち分けを見せた。これでホームランが出ればサイクル安打という状態であったが、第5打席では打ちに行く気が溢れすぎていて、ファーストファールフライに倒れてサイクル安打はお預けとなった。
投げてはこの日はやや抑え気味なのかと思うストレートに、スライダー・緩いカーブを交えた打たせてとるピッチング。ちょっと思っていたのと印象が違ったが、それでも時より力を入れて投げるストレートには素晴らしいものがあった。関東一には小川というダブルエースとも呼べるピッチャーがいるが、この日は高橋が4点(自責点は2)を奪われながらも8回完投。
エースとして、バッターとして、主将としてチームを牽引する高橋。関東一の東東京3連覇はこの男にかかっていると言っても過言でない。


投げては8回完投、打っては3安打3打点の高橋
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