FC2ブログ

4番ピッチャーは希少種で流行りは7番ピッチャー?

4番ピッチャーというのは野球の花形である。
高校野球などにおいては、どこでも見られたこの花形が現在は希少種となっている。

下のグラフは今年の夏の甲子園でのピッチャーの打順とそのチーム数を表したグラフである。
※打順は各チームの初戦のもので計算

ピッチャーの打順



見てわかる通り4番ピッチャーは1チーム、済美の八塚のみであった。4番だけでなくクリーンアップも3番:三本松の佐藤、5番:前橋育英の皆川とそれぞれ1チームずつしかいない。その他の46チームは全てピッチャーを7番以降の下位打線に置いたのである。

やはり1番多いのは9番で、その9番にいいバッターを置くことで1番にいい形で回すべく流行ってきた8番がそれに次ぐ。この2つは予想通りであったが、7番の多さは予想以上であった。しかもこの7番の中には、木更津総合の山下、二松学舎大付の市川、津田学園の水谷、高岡商の土合と降板時にはどこか他の守備に就くようなバッティングに力がある選手が目立った。打てるピッチャーを7番に置くというのは、また1つのトレンドになりつつあるのかもしれない。


今年の甲子園はホームラン数が過去最多を更新する打高投低で、いわゆる超高校級のエースはいなかった。4強では天理(碓井涼・坂根)、広陵(平元・山本)、花咲徳栄(綱脇・清水)、東海大菅生(松本・戸田)と全てのチームが2枚看板のチームであった。投手の投球数が増えることを、厳しく非難する世間の風潮もあり、もはや1人のピッチャーで勝ち抜くという時代は終わり、ピッチャーの分業制が増えてきている。どのみち複数の投手を使うのであれば、負担の多くなる野手に投げさせる必要性も低くなり、これに伴い打者とピッチャーの分業もはっきりしてきた結果が上記のグラフである。

ただそんな中でもこの甲子園で異彩を放ったのが、3回戦で1番ピッチャーでスタメン出場した前橋育英の丸山であった。この夏、甲子園記録タイとなる8盗塁をマークした俊足の1番打者はMax144㌔のサウスポーとしての能力も高く、センバツでは2試合で12回無失点のピッチングを見せた。ただその先発した試合では甲子園初失点を喫するとその後も優勝した花咲徳栄打線を止めることができずに3回5失点で降板し、負け投手となってしまった。

まぁ分業制は時代の流れとして仕方ないし、多くの選手が活躍の機会を得ることは好ましいと思う。ただその一方大谷のような二刀流のスターや、今回の丸山のようなマルチプレイヤーが生まれにくくなるというのは残念である。

20170814済美 八塚
この夏の甲子園で唯一の4番でエースの八塚(済美)

20170320前橋育英 丸山
3回戦では1番ピッチャーを務めた丸山


ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓
にほんブログ村 野球ブログ 高校野球へ
にほんブログ村

スポンサーサイト



テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
ランキング
おススメ
カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
プロフィール

ぶるーたす

Author:ぶるーたす
高校野球~社会人野球までアマチュア野球なら何でも好きです

アクセスカウンター
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

注目ブログ