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秋の神奈川総括+ベストナイン

もう終わってから少し時間が経ってしまいましたが…
この秋の神奈川大会の総括+個人的にベストナインを選んでみました。

2017秋_神奈川結果

本来ならば優勝した東海大相模から書くべきところだが、この秋の神奈川の1番の衝撃であったのが準々決勝での横浜のコールド負けだ。前チームからのレギュラー6人いて、他にもベンチ入りしていた選手が多く、実力・経験値ともに神奈川トップといえる存在であった横浜はこの大会でも、三浦学苑・アレセイヤ湘南・弥栄(星槎国際湘南と桐蔭学園を破った)相手に3試合全てコールド勝ちとその評判通りの強さを発揮していた。しかし鎌倉学園戦では及川・黒須・板川といった投手陣が総崩れで15失点。特に前チームからのエースであった板川はこの秋は終始いいところがなかった。打線も万波は相変わらず波があり鎌倉学園戦ではノーヒットと横浜の4番としてはまだまだ安定度に欠ける。そのほか主将で3番の齊藤も夏以降本来の力を発揮できていない感があった。

20170910横浜 板川
この大会エースとしての仕事を果たせなかった板川は心配である


その横浜をコールドで破った鎌倉学園。最近はいわゆる古豪と言われていた存在であり、横浜コールド勝ちは相手の自滅もり(失礼ながら)たまたまかと思ったが、準決勝の慶応戦、3位決定戦の桐光学園戦もいずれも1点差での惜敗とあって実力の高さを証明した。打撃では横浜戦でサイクルヒットをは放った3番新倉を初めてとして、松丸・中野のクリーンアップ、投手陣では慶応を1失点完投のエース小島に、187㎝の期待の右腕大浦、新倉もテイクバックの小さなフォームからノビのあるストレートを放り好守にわたって戦力が充実していて、春以降も上位に食い込んでくる可能性は大いにある。

20170924鎌倉学園 新倉
横浜戦でサイクル安打を達成した新倉


優勝した東海大相模は、苦手の向上戦こそ延長戦までもつれ込んだものの、それ以外は全てコールド勝ちに相当する試合。特に斎藤・野口をはじめとした投手陣は盤石で、向上戦以外は全て完封勝ち。決勝戦で斎藤が死球を受けて交代したのが気がかりだが、代わりに公式戦初登板を果たした浅海が5回無失点の好投を見せるなど戦力層が厚い。打っては前チームからの二遊間であり1・2番の小松・山田コンビが健在で、この秋は3番を務めた森下は打球のスピードが桁違いであり、慶応戦では2ホーマーを放った。新チームは練習試合も含めてまだ無敗であるらしく、スーパーシードも獲得してセンバツへの道のりは順調だ。

20170909東海大相模 斎藤
この大会23イニング無失点とMVPともいえる活躍をみせた斎藤


準優勝の慶応は平塚学園・藤嶺藤沢・鎌倉学園戦と3試合連続で1点差をモノにするなど勝負強さが光った。その立役者はやはりエースの生井であり、柔らかい肩関節を生かしたフォームからの球を打者は球速以上に感じていることだろう。特に鎌倉学園戦の14奪三振完封はチームが1-0で勝利したこともあり見事であった。その反面生井の疲れが見えた決勝では東海大相模に0-12と完敗中の完敗。上記の1点差勝利も裏を返せば、勝ち切る実力がなかったということであり、関東大会で勝ち抜くにはもうワンランクレベルアップしたいところである。

20170924慶応 生井
準々決勝では14奪三振完封の慶応のエース生井


個人的に関東大会で慶応より期待できると感じたのは桐光学園。準々決勝では横浜隼人もコールドで破った。右スリークの谷村と、松井裕樹そっくちな左腕冨田の1年生2枚看板はとてもレベルが高く、夏同様に谷村→冨田というリレーで勝ち進んだ。打っては夏に大活躍だった山田が主将に就任し、3位決定戦では鎌倉学園戦では場外弾を放つなどこの秋も大当たりで打線を牽引し、その後を打つ1年生天野の打撃も非常に力強かった。スタメンの半分以上が1年生で、まだちょっと早いが来年のチームは相模・横浜を凌ぐ可能性も秘めている。

20170910桐光学園 山田
この秋も打撃の勢いが止まらない3番主将の山田


その他にこの大会で(実際に見て)目についたのは日大と弥栄。日大は前チームからのエース左腕の中島がいよいよ独り立ちしてきた感じであり、ノビのあるストレートは非常に魅力的であり、日大藤沢との投手戦にも投げ勝った。弥栄は粘り強い戦いで星槎国際・桐蔭学園という2強を撃破したことが評価に値する。どちらのチームとも中島・河野というエースが連投で本来の力を発揮できずにそれぞれ横浜隼人・横浜という強豪に敗れてしまったところが残念であった。

20170903日大 中島
ノビのあるストレートが武器の日大のエース左腕中島



以下(個人的な)ベストナイン

【投  手】 斎藤   (東海大相模2)
【捕  手】 高橋   (桐光学園1)
【一塁手】 中野   (鎌倉学園2)
【二塁手】 山田拓 (東海大相模2)
【三塁手】 山田陸 (桐光学園2)
【外野手】 森下   (東海大相模2)
       新倉   (鎌倉学園2)
       佐藤   (横浜隼人2)


以上です。
10/21から始まる関東大会は神奈川開催。近年神奈川勢はセンバツ出場を逃しているだけに、期待したいところです。


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