衝撃であった埼玉ベスト4
秋季埼玉大会では今日準々決勝が行われ、ベスト4が決定した。
しかしその顔ぶれは当初の予想と大きく異なるものであった。
順当であったシード校
この秋の埼玉のシード校は花咲徳栄・浦和学院・春日部共栄・埼玉栄の4チームであった。個人的にも埼玉4強と思っていたチームが順当にシードとなった。なぜこれほど綺麗に4強がシードになったかというと、このシードは各チームの監督投票により決められたからである。そうでなければ、若生監督ともに入ってきた強力1年生が最終学年となり戦力は充実しているものの、ここ最近は上位進出できていなかった埼玉栄がシードになることはなかったであろう。
実力で頭の抜けた4チームがお互いがつぶし合うこともなく、準決勝まで行けるということで、この4チームがそのままベスト4になる可能性は高かったといえる。(この4チームの詳しい寸評はコチラを参照)
4チームの初戦は…
先週の金曜日に開幕した秋季埼玉大会では、2日目の土曜日にこのシード校4チームが揃って登場した。この初戦では浦和学院が10-0と大宮東に圧勝、埼玉栄もエース米原の圧倒的なピッチングで6-1と所沢商に点差以上の差を見せつけて快勝した。狭山ヶ丘相手に2-1となんとか勝利した春日部共栄であったが、投手陣は大木・村田と安定していて、この他にもエースの内藤が控えるなど守りが安定していたために勝ち上がりが期待できた。その一方花咲徳栄は甲子園優勝によりチームの始動が遅れたことをそのまま象徴するように、守備ではエラーを連発、投手陣もエースと呼べる存在がおらず、滑川総合相手に終盤追いつき、最後はポテンヒットでサヨナラ勝ちという王者らしからぬ有様であった。(滑川総合×花咲徳栄)
この時点では1番不安を抱えるのは花咲徳栄で、その他の3チームは「まぁ大丈夫だろう」といった印象であった。
しかし春日部共栄は次戦で上尾に完敗してしまい、早々に姿を消してしまう。
謎の日程で悔やまれる埼玉栄の采配
前日の雨により1日順延となった迎えた今日の準々決勝。
これにより
金曜:準々決勝
土曜:準決勝
月曜:決勝
という日程になった。
しかし関東大会が決めった後の決勝とあれば、もともと同じ県のライバル相手にエースを使うというチームは少なく、決勝前の休みは無意味に見えた。
金曜:準々決勝
日曜:準決勝
月曜:決勝
のようが理にかなっている日程であり、上記の日程は謎としか言いようがない。
しかし上記のように準々決勝・準決勝が連戦となった。埼玉栄にとっては準々決勝が山村学園、準決勝が花咲徳栄(が有力)であったために、山村学園戦には背番号10の左腕嶋田を先発され、プロ注目のエース米倉は花咲徳栄戦に温存した。おそらく準々決勝と準決勝の間に1日あれば米倉を準々決勝にも先発されていたことであろう。
しかし山村学園との試合では嶋田が2回に2点を奪われるなどイマイチな内容。3回から慌てて米倉を投入するが、この米倉もリズムに乗れずに、米倉としては不本意な7回3失点のピッチング。打線は夏ベスト4の立役者となった山村学園の1年生左腕の和田の前に2得点しか奪えずに敗れてしまった。たらればではきりがないが、米倉先発であればどうだったのだろうという展開であり、上記の謎日程が大きく影響したといえる。

日程変更により温存が裏目に出てしまった埼玉栄のエース米倉
昨夏のデジャビュな浦和学院
4強の中でも1番実力があると目されていたのが浦和学院。この準々決勝では左打者ばかりの浦和学院対策として、市立川越はエース太賀でなく、1年生左腕の和田光を起用。この和田光が粘り強いピッチングをみせ浦和学院を完封。打線は3安打しか放てなかったものの、浦和学院のエース佐野から放った唯一の安打がタイムリーとなり1-0で市立川越が浦和学院を破った。
これで思い出すのが昨年の夏。このときも優勝候補No1と言われていた浦和学院であるが、市立川越の左腕メンディスの粘りのピッチングの前に0-1の完封負け。まさにこのときと同じ展開で敗れてしまった。
残ったのは不安であった花咲徳栄
その結果埼玉のベスト4は上記の通り、花咲徳栄・上尾・山村学園・市立川越の4チーム。なんと上記の4強からは、初戦の段階では1番不安であった花咲徳栄のみであった。


花咲徳栄のチームを牽引し4強に導いた野村
強豪ひしめく埼玉
上記のように本命通りでなく、意外な顔ぶれとなった埼玉のベスト4。しかし4強を破った上尾、山村学園、市立川越も十分に強豪といえるチームである。もちろん浦和学院・埼玉栄・春日部共栄が関東大会に出られないというのは残念であるが、上記の3チームも十分に関東で戦える戦力を有しているといえるチームであり、期待したい。
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しかしその顔ぶれは当初の予想と大きく異なるものであった。
順当であったシード校
この秋の埼玉のシード校は花咲徳栄・浦和学院・春日部共栄・埼玉栄の4チームであった。個人的にも埼玉4強と思っていたチームが順当にシードとなった。なぜこれほど綺麗に4強がシードになったかというと、このシードは各チームの監督投票により決められたからである。そうでなければ、若生監督ともに入ってきた強力1年生が最終学年となり戦力は充実しているものの、ここ最近は上位進出できていなかった埼玉栄がシードになることはなかったであろう。
実力で頭の抜けた4チームがお互いがつぶし合うこともなく、準決勝まで行けるということで、この4チームがそのままベスト4になる可能性は高かったといえる。(この4チームの詳しい寸評はコチラを参照)
4チームの初戦は…
先週の金曜日に開幕した秋季埼玉大会では、2日目の土曜日にこのシード校4チームが揃って登場した。この初戦では浦和学院が10-0と大宮東に圧勝、埼玉栄もエース米原の圧倒的なピッチングで6-1と所沢商に点差以上の差を見せつけて快勝した。狭山ヶ丘相手に2-1となんとか勝利した春日部共栄であったが、投手陣は大木・村田と安定していて、この他にもエースの内藤が控えるなど守りが安定していたために勝ち上がりが期待できた。その一方花咲徳栄は甲子園優勝によりチームの始動が遅れたことをそのまま象徴するように、守備ではエラーを連発、投手陣もエースと呼べる存在がおらず、滑川総合相手に終盤追いつき、最後はポテンヒットでサヨナラ勝ちという王者らしからぬ有様であった。(滑川総合×花咲徳栄)
この時点では1番不安を抱えるのは花咲徳栄で、その他の3チームは「まぁ大丈夫だろう」といった印象であった。
しかし春日部共栄は次戦で上尾に完敗してしまい、早々に姿を消してしまう。
謎の日程で悔やまれる埼玉栄の采配
前日の雨により1日順延となった迎えた今日の準々決勝。
これにより
金曜:準々決勝
土曜:準決勝
月曜:決勝
という日程になった。
しかし関東大会が決めった後の決勝とあれば、もともと同じ県のライバル相手にエースを使うというチームは少なく、決勝前の休みは無意味に見えた。
金曜:準々決勝
日曜:準決勝
月曜:決勝
のようが理にかなっている日程であり、上記の日程は謎としか言いようがない。
しかし上記のように準々決勝・準決勝が連戦となった。埼玉栄にとっては準々決勝が山村学園、準決勝が花咲徳栄(が有力)であったために、山村学園戦には背番号10の左腕嶋田を先発され、プロ注目のエース米倉は花咲徳栄戦に温存した。おそらく準々決勝と準決勝の間に1日あれば米倉を準々決勝にも先発されていたことであろう。
しかし山村学園との試合では嶋田が2回に2点を奪われるなどイマイチな内容。3回から慌てて米倉を投入するが、この米倉もリズムに乗れずに、米倉としては不本意な7回3失点のピッチング。打線は夏ベスト4の立役者となった山村学園の1年生左腕の和田の前に2得点しか奪えずに敗れてしまった。たらればではきりがないが、米倉先発であればどうだったのだろうという展開であり、上記の謎日程が大きく影響したといえる。

日程変更により温存が裏目に出てしまった埼玉栄のエース米倉
昨夏のデジャビュな浦和学院
4強の中でも1番実力があると目されていたのが浦和学院。この準々決勝では左打者ばかりの浦和学院対策として、市立川越はエース太賀でなく、1年生左腕の和田光を起用。この和田光が粘り強いピッチングをみせ浦和学院を完封。打線は3安打しか放てなかったものの、浦和学院のエース佐野から放った唯一の安打がタイムリーとなり1-0で市立川越が浦和学院を破った。
これで思い出すのが昨年の夏。このときも優勝候補No1と言われていた浦和学院であるが、市立川越の左腕メンディスの粘りのピッチングの前に0-1の完封負け。まさにこのときと同じ展開で敗れてしまった。
残ったのは不安であった花咲徳栄
その結果埼玉のベスト4は上記の通り、花咲徳栄・上尾・山村学園・市立川越の4チーム。なんと上記の4強からは、初戦の段階では1番不安であった花咲徳栄のみであった。


花咲徳栄のチームを牽引し4強に導いた野村
強豪ひしめく埼玉
上記のように本命通りでなく、意外な顔ぶれとなった埼玉のベスト4。しかし4強を破った上尾、山村学園、市立川越も十分に強豪といえるチームである。もちろん浦和学院・埼玉栄・春日部共栄が関東大会に出られないというのは残念であるが、上記の3チームも十分に関東で戦える戦力を有しているといえるチームであり、期待したい。
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