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源田は9番、高梨は野手転向間近だったという事実

パ・リーグのクライマックスシリーズの1stステージは西武と楽天が大激戦の末に3位の楽天が下克上で、ソフトバンクとのファイルステージに進出した。この1stステージで、3試合全てにリリーフとして登板した楽天の高梨、そしてこのシリーズではヒット1本に終わったもののシーズンではショートとしてフルイニング出場を果たした源田は新人王候補の筆頭である。

シーズンの成績
高梨雄大
46試合登板
防御率 1.04 1勝0敗  ホールド14

源田壮亮
143試合出場(フルイニング出場)
打率.270 本塁打3 打点57 盗塁37(リーグ2位)

他にも石川(ソフトバンク)、森原(楽天)、山岡(オリックス)、黒木(オリックス)らも候補にあがるが、やはりインパクトとしては源田が最有力であり、このクライマックスシリーズの好投で高梨も株をあげたのではないだろうか?

この2人はともに社会人からプロ入りしたのだが、まさかこんな成績を残すとは昨年のドラフト時は誰も思っていなかったであろう。


まずは源田。大分商で3番ショートとして活躍するも、甲子園出場はなく、愛知学院大に進学。1年秋から守備力を武器にショートのレギュラーとなるも打力はなく打順は下位。4年になると主将も務め、さらには打力アップに成功し、4年春秋はともに打率.370をマークし、春はMVP、秋は敢闘賞とベストナインを受賞した。ただ4度出場した全国大会では通算打率.233、リーグ戦でもホームランは0本(ただし全国大会では1本)とまだまだ打力不足は否めなかった。

トヨタ自動車に入社すると、1年目の都市対抗では代走・守備固めの出場のみも、秋からはレギュラーを獲得。次の年に藤岡・北村・河原といった強力な内野手が入社して、史上最高レベルに飽和状態となったトヨタの内野陣においても、ショートのレギュラーを死守し、2年目で都市対抗優勝、優秀選手賞を受賞した。それでも打順は9番で、ホームランを打ったとは聞いたことがないような状況であった。

その年のオフに西武からドラフト3位指名を受けたのだが、この段階では「永江もう1人増やしてどうするんだ、西武…」というのが個人的な感想であった。しかしプロに入って、足を生かして左方向に転がす打撃だけでなく、引っ張れるようになり打撃ができるようになり打撃が開眼すると、開幕スタメンショートの座を勝ち取る。すでにプロでも十分すぎるレベルにあった守備・走塁に打力が備わったことで、中島がメジャーに行って以来固定できていなかった西武のショートの座を確固たるものとすると、フルイニング出場を果たし、積み重ねたヒットは新人では歴代3位の155本となった。

トヨタといえども9番であった選手が、ここまで打つとは正直誰が予想したであろうか?

20170805西武 源田
西武:源田


ただそんな源田の予想外の活躍を上回る予想外の活躍を見せたのは高梨であった。

高梨は川越東で元日本ハムのヘッドコーチである阿井監督のもと、1年夏からエースの座を獲得すると、2年秋からは4番主将エースとして活躍。3年夏には春日部共栄相手に14回完封勝利をあげるも、続く試合では先発を回避し花咲徳栄に敗れ、埼玉4強止まり。143㌔左腕として注目集めると早稲田大に進学。1年春から同期の有原(日本ハム)とともにリリーフとしてチーム最多の10試合に登板。1年秋には先発として5勝をあげた。2年春も4勝をあげる活躍を見せたが、その後はケガにも悩み、3年春に東大戦で完全試合を達成するも、それが大学時代最後の勝ち星になってしまった。

JX-ENOSに入社すると、直後のスポニチ杯で先発を任されるなど活躍するが、その後は不調もあり二大大会ではベンチ外。2年目の夏に意を決してサイドスローに転向するも、秋の日本選手権ではワンポイントで打者1人の登板のみ。サイドに転向したばかりで、社会人としての実績も皆無に等しかったが、楽天はその秋のドラフトで高梨を9位指名した。高梨に関してはここで指名されたこと自体がかなりの驚きであった。

高梨は早稲田大時代にもファーストも守ったほどの打力の持ち主で、昨年までのJX-ENEOSの和嶋監督はドラフトで指名されていなければ高梨を野手に転向させるつもりであったことを後で明かしている。

高梨はドラフト指名後もサイドスローのフォーム固めに努め、春にはオープン戦で好投をみせて左キラーとして開幕ベンチ入りを果たすと44試合登板の防御率1.09という活躍に至った。

20170701楽天 高梨
楽天:高梨


社会人からプロ入りする選手はある程度完成されていて即戦力と言われるが、この2人に関してはドラフト指名後からさらに伸びて1年目からの大活躍に至った。2人の頑張りもさることながら、源田に関してはこの順位で、高梨に関してはそもそも指名自体を決行したスカウトを含めたチームの首脳陣が素晴らしかったということであろう。


今年もドラフト会議まであと1週間を切った。特に社会人選手においては、「あの選手よりこの選手の方が実績ないのに~」という指名もあるかもしれないが、この2人の例をもとに、少し見守ってみてはいかがだろうか?




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