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期待のできる関東の21世紀枠候補たち

センバツ甲子園における21世紀枠の成績はかなり思わしくない。具体的にいえば、ここ5年計15チームの中で1回戦を突破したのは3チームのみで、そのうちの2チームは1回戦が21世紀枠同士なので、実質的にはここ5年で1回戦を突破したのは2015年の松山東のみという状態である。

来年のセンバツの21世紀枠の各県の候補チームが発表されているが、そんな事情を考慮してか、今年の関東には実力面では期待できるチームが名を連ねた。この中から関東としての推薦チームが決まり、1月に書く地区の代表校との比較の上で選出となる。

茨城:日立一(茨城ベスト4)
栃木;青藍泰斗(栃木ベスト4)
群馬:藤岡中央(群馬ベスト4)
埼玉:市立川越(埼玉準V、関東大会1回戦敗退)→不祥事により辞退
千葉:柏南(千葉ベスト16)
東京:佼成学園(東京準V)
神奈川:鎌倉学園(神奈川ベスト4)

まずこの秋最大のインパンクを残したのは鎌倉学園。神奈川大会の準々決勝では、夏の甲子園に出場したレギュラー6人が残る横浜からコールド勝ちを納めた。準決勝・3位決定戦では敗れてしまい関東大会出場を逃したが、ともに慶応・桐光学園という強豪に対して1点差と善戦した。投手陣は安定した投球で慶応を1失点で完投したエース小島、ノビのあるストレートが武器の新倉、190㎝右腕の大浦の3本柱、打線も横浜戦でサイクル安打を放った新倉、4番の松丸らクリーンアップが強力で投打ともに戦力が充実している。横浜コールド勝ちというインパクトに加え、古豪であること、3回目の21世紀枠推薦であることから通常では第1候補となるが、神奈川からは東海大相模・慶応がセンバツ確実なだけにこの地域性がどう影響するかが焦点となる。

20170924鎌倉学園 新倉3
横浜戦でサイクル安打を達成した鎌倉学園の新倉


続いてこの秋の神宮をもっとも沸かせたのが佼成学園。東京大会の準決勝では、早実を破るなどして大会通じて2失点のみという国士館から3点を奪って逆転勝ちを納めると、決勝では9回表まで日大三からリードを奪う快進撃。ただ最後は日大三の猛攻にあって8失点で、結果的に6点差をつけての敗戦となって、東京2位ではあるが関東5枠目との争いではかなりの劣勢。この大躍進を支えたのはエースの青木で、独特なスリークウォーターから打者の手元で曲がる変化球を駆使した投球が光った。準決勝からはケガで出遅れていた夏のエース左腕の中村も復活した。打線は得点こそ少なかったものの、長打のある松下・平澤に、センターではファインプレーを連発した3番岸川、国士館戦では走者一掃のタイムリー3ベースを放っ出塁率の高い1番笹渕と充実していて、ここ1番では効果的に得点をあげていた。

20171105佼成学園 青木
佼成学園の快進撃の立役者となったエース青木


藤岡中央は143㌔右腕のエース門馬の活躍が目立った。群馬大会の準々決勝では14回6安打11奪三振1失点の快投で前橋育英を破り、前橋育英の県内の連勝記録を33で止めた。続く関東学園大付戦では延長11回にサヨナラ負けで関東大会を逃すも、なんと20個もの三振を奪った。打っても4番とまさにチームの大黒柱である。このように全国でも通用する投手がいる以上、センバツに出場しても簡単に負けることはないであろう。

この3校に共通するのは秋に好成績を残したというだけでなく、それぞれ国士館、横浜、前橋育英といった超がつくほどの強豪校を倒していることとそして投手力があることだ。高校野球の成績を大きく左右するのはやはりくじ運であり、シードという制度のない秋の大会ではその要素がさらに大きくなる。同じ県ベスト4でも、くじ運で強豪校に当たらずに勝ち上がってきたチームと、このように強豪校を破ってきたチームとではその実際の力は大きく違うといえる。そして投手力がある以上、大崩れすることもなく安定した戦いができて、センバツでも大敗することがなさそうなのも大きなポイントだ。

市立川越も2年生のエース右腕、1年生の左腕和田と2枚看板を擁して、浦和学院を破り埼玉準Vという見事な成績であり、上記の3チームと同等に評価ができた。しかし中学生を練習に参加させたということで、推薦を辞退。昨年は東海大市原望洋が中学生を練習に参加させても、監督や部長が責任をとった上で、センバツに選出されるということはあったが、これは関東準Vという成績での一般枠の選出であった。このようなちょっとしたことでも問題を起こしてしまえば、21世紀枠での選出はほぼないといえ、辞退というのはやむなしかと思う。

その他には栃木の青藍泰斗はもはや悲願校といえるレベルの活躍ぶりで、昨秋・昨夏は優勝した作新学院に僅差で、この秋も優勝した国学院栃木に2点差で敗れている。ただできることなら石川(中日D2位)のいる昨年のチームで推薦して欲しかったところはある。

そんな有望で実力十分な関東の21世紀枠候補校たちであるがその反面欠点もある。残念ながらこれらのチームはすでに強豪校と言われるようなチームであり、21世紀枠としての要素にはやや欠けてしまうのである。そうなると日立一や柏南にもチャンスはあるかもしれないが、やはりセンバツでの活躍を考えると上記の3校を見たいところだ。

21世紀枠の地区推薦校の発表は15日(金)。関東からどの高校が選ばれるのは非常に楽しみなところです。


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