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成田×千葉県選抜 【台湾遠征前壮行試合】

12/17 台湾遠征前壮行試合
成田×千葉県選抜@県営千葉球場

12/22-30まで千葉・岐阜・和歌山・大阪の県選抜チームが台湾に遠征して、現地の高校の上位4チームと試合を行う。この千葉県選抜が壮行試合として成田高校と試合を行った。バットは県選抜が木製使用で、試合は勝負・点差に関係なく10回裏まで、選手の再出場も可という特殊ルールの試合です。


試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20171217成田×千葉県選抜

1回表、県選抜の先発渡部は四球のあとの連続デットボールでいきなり1死満塁のピンチを招くも、5番秋葉を三振に斬ってとるなど後続を抑える。その後は渡部→箱山→清宮と2イニングずつ繋いで成田打線を抑えるが、一方の打線も成田のエース仲澤の前に無得点に抑えられてしまう。

試合が動いたのは5回裏、成田はこの回から2番手の杉田をマウンドに送るが、いきなり連続四死球でランナーを出すと、バントで送って1死2・3塁。さらに成田にバッテリーミスが飛び出し県選抜が先制。1・3塁となってから野尻の併殺崩れの間にも県選抜が得点をあげて2点を先制する。

県選抜は7回裏には、先頭の小林のヒットと四球で1死1・2塁とすると、3番今里が右中間を破るタイムリー2ベースで1点追加。さらに続く4番野尻も前進守備の二遊間を破る2点タイムリーを放ち、主軸のタイムリーで県選抜がこの回3点を追加する。

しかし成田も終盤意地をみせる。8回表に連続四球とバントで2・3塁とすると、ショートゴロ(エラー)の間に初得点をあげると、9回裏には2死1・2塁から3番手で登板していた荒張が左中間を破る2点タイムリー2ベース。10回表にも2四球と代打高田のヒットで1死満塁とすると6番吉岡が犠牲フライ。なおも1打逆転のチャンスであったが、最後は並木が三振に倒れてあと1点及ばなかった。県選抜が何とか逃げ切り、選抜としての面目を保った。

20171217成田 仲澤
4回無失点の好投をみせた成田のエース仲澤

20171217千葉県選抜 箱山
3回・4回を1安打無失点に抑えた県選抜2番手の箱山

20171217千葉県選抜 野尻
7回裏に2点タイムリーを放つ県選抜の4番野尻


Topic
◆県選抜の軸はやはり今里・野尻
3番今里、4番野尻と、専大松戸・木更津総合の4番という千葉を代表する2人の左の強打者が3番・4番をつとめた。今里は長身ながらバットを構えた姿勢が何ともよく芯のしっかりとしたスイング、一方野尻はどっしりと構えてから強靭な下半身で思い切ったスイング。それぞれタイプは異なるが、他の選手と比べても雰囲気があった。

ただこの日は県選抜は木製バット使用ということもあり、ともに3打席目までは1四球の2打数ノーヒット。しかし7回裏1死1・2塁で3番今里を迎えると、今里は高めのストレートをうまくたたき右中間へのタイムリー2ベース。続く4番野尻も詰まりながらもその打球速度で二遊間を破る2点タイムリー。期待の2人が連続タイムリーとしっかり役割を果たした。

5回裏の2点も相手のミスもあったものの、ともに今里・野尻の打席で生まれていて、この日の県選抜チームの5得点は全てこの2人の打席から生まれている。各チームから選りすぐりの打者が集まっていても木製バットでは簡単に打てないということが分かった今日の試合。それだけ打撃面ではこの2人にかかる期待と負担はより大きいものになったであろう。

20171217千葉県選抜 今里
野尻とともに県選抜の打線を牽引した3番の今里


◆期待の二刀流清宮
5回表に3番手として千葉県選抜のマウンドに上がったのが清宮(せいみや)。188㎝の長身からの角度のあるストレートはMax146㌔を誇る本格派右腕である。この日の清宮はコントロールに若干のバラツキがあったが、それでも威力のあるストレートに加えて落差の大きなスライダーもかなりの代物で、成田打線を完全に詰まらされていた。ヒットは2本浴びたものの、キャッチャー内野安打とピッチャー内野安打のみであり、2イニングで外野手1球も飛ばされなかった。

マウンドを降りた7回からはライトの守備に就いた清宮。18人中、野手は11人のみで、外野が本職は2人というメンバーにおいて外野も守れる投手というのは貴重な存在だ。8回裏に回ってきた打席ではレフト線にいいファールを打つも、最後は低めの変化球に三振してしまったが、この二刀流は台湾でも必要であろう。

その名前(清宮虎太郎と清宮虎太郎は似ているよな?)、188㎝という長身、ピッチンング、そして外野手とこの日出場した中では1番ともいえるインパクトのあった清宮。今年も清宮フィーバー起きることに期待したいです。

20171217千葉県選抜 清宮 20171217千葉県選抜 清宮2
投打での活躍が期待される県選抜の清宮


◆若干不安だった県選抜投手陣
何とか1点差で逃げ切るという形での勝利は県選抜としては納得のいくものではないだろう。上記のように今里・野尻のところでしか点のとれなかった打線も課題ではあるが、これは木製バットという条件下ではある意味予想できたことだろう。それより不安であったのは、終盤に4点を失ってしまった投手陣であった。

今回の選抜メンバーには7人の投手が含まれているが、全員が右投手であり、そのうちのほとんどがテンポのいいピッチングを持ち味とするスリークウォーター右腕。この試合では7人全員が登板したが、上記の清宮以外は相手打線に対してあまり違いを作り出せなかったかもしれない。また終盤に成田打線に捉えられてしまった投手(國藤・菅澤・伊藤)たちは、序盤に登板した投手(渡部・箱山・清宮・瀧田)に比べると力不足感は否めなく、メンバー構成に疑問を感じた。

ただ今回はあくまで"選抜"チーム。強い選手を集めてベストのチームを作り上げるという代表とは違うのだ。野手ならともなく、冬のこの時期に投手を派遣して、試合で投げさせるというのはそれぞれのチームにとってリスクもあることだ。よって中央学院の大谷、専大松戸の古川、習志野の古谷、流通経済大柏の高坂、千葉敬愛の新原といった好投手が入っていないところをみると、辞退した選手もいそうだ。また18人のうち、銚子商と拓大紅陵からは2人が選ばれたが、他は各チーム1人ずつという構成であるために、選手の所属チームに偏りが出ないように、あえて強豪私立以外から選んだという可能性もある。

U18代表を見てもわかる通り、国際試合では投手陣の出来が与える影響は大きい。今日の試合を見て若干不安を覚えてしまったが、台湾の舞台ではそんな不安を払拭するようなピッチングを期待したい。

20171217県選抜 渡部
県選抜の先発を務めた渡部


◆扇の要を相手に獲られながらも、あと1歩まで善戦の成田
壮行試合の相手ということで、対外試合禁止の期間にも関わず、高野連の大公認のもとで今日の試合を行った成田。1チームVS県選抜というもともと不利な構図に加えて、チームの4番主将正捕手である田宮は相手チームとして、熟知する自チームの打線を抑えるためにリードするという状態であった。

それでもエースの仲澤を先発にたてると、仲澤が4回無失点の好投。3番手の荒張も落差のある変化球で3個の三振を奪い、打っても2点タイムリー2ベースを放つ大活躍。終盤に4点を奪って、県選抜をあと1点差というところまで追い詰めた。結果的には1点差で敗れてしったが、見事な健闘ぶりであった。そして秋に敗れた千葉黎明の渡部をはじめとして、各チームのエースと対戦したこの経験を春以降に生かして頑張ってほしい。

20171217成田 荒張
投げては3回無失点、打っては2点タイムリー2ベースの荒張


Pickup Player
田宮裕涼 成田2年 キャッチャー
~チームメイト相手に存在感を発揮した県選抜主将~
成田の4番正捕手主将でありながら、この日は県選抜の一員としてプレーした田宮には、1塁側の県選抜スタンドと3塁側の成田スタンドの両方から声援が注がれた。

前チームから3番キャッチャーとして活躍する田宮は、守っては好リードに強肩から繰り出す低くてコントロールのよい送球、打っても左打席から力強い打球を放つ。この日7番キャッチャーとしてスタメンマスクを被った田宮はまず守っては、熟知しているだろう成田打線を6回まで無得点に抑える。3回には盗塁を試みた1番打者の吉田慎の盗塁を完璧な送球で刺して見せると。成田スタンドからは苦笑があがった。また5回表にキャッチャー前のボテボテのゴロを足を滑らせて内野安打にしてしまうと、両チームのベンチから様々な声を浴びせられていた。

打っては第1打席では強烈なファーストゴロを放つと、2死2塁で迎えた第2打席では見事にライト前ヒットを放つも、打球が早すぎたせいでランナーは3塁ストップで先制打を逃した。第3打席もファーストゴロ、第4打席は四球で結局3打数1安打。相手投手を熟知しているというメリットはあったものの、打席の内容だけでいえば今里・野尻に次ぐ存在であった。

背番号10を背負い、この県選抜では主将も務める田宮。マスクは6回まで被り、その後はDHとしてフル出場するなど扱いも完全に主力である。味方との対戦も経て、旅立つ台湾では主将として、正捕手としてチームを率いて是非とも大暴れしてきて欲しいものだ。

20171217千葉県選抜 田宮  20171217千葉県選抜 田宮2
県選抜の主将であり正捕手として期待される田宮


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お疲れ様です。

今年も選抜チームを作って遠征に行くの初めて知りました。5年ぶりとかです確か。

しかし知らない子が多く選ばれてますね☆秋以降の千葉は
木更津総合…白井、山中、小池①、野尻、東
専修大松戸…古川、岩渕、今里、昆野
習志野…古谷、川島、鈴木、加瀬
中央学院…大谷
千葉敬愛…新原
成田…田宮
銚子商…宮内
流経大柏…高坂
八千代松陰…清宮
館山総合…相川
ぐらいしか把握してなかったので、今回の選抜チームに入ってきた子にも春以降注目してみたいと思います。

イチ推しの子はいましたか?(^o^)v

岐阜・和歌山・大阪の選抜チーム(特に大阪)も気になりますねφ(..)

Re: タイトルなし

>好投手さん

観戦記にもあげた清宮がイチ推しですが…
その他だと秋に専大松戸を撃破した千葉学芸の瀧田もスライダーの曲がりが大きい好投手で、
望洋の主将も務める吉澤も若干粗さはありますが、木製バット対応もできていたしセンスのあるショートでした。

岐阜選抜と和歌山選抜のメンバーは球歴ドットコムに載っていましたね。
大阪選抜は今年はほぼ大阪桐蔭という噂をどこかで見ましたね…。
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