どうして健大高崎より国学院栃木なのか納得がいかない
センバツ選考で関東5枠目には国学院栃木が選ばれた。ただ国学院栃木もこの秋の戦いぶりとしては見事であったが、秋の成績と実力から個人的にも周囲を見ても、健大高崎を推す声の方が多くこれは意外であった。
◆秋の成績
国学院栃木
・栃木大会優勝
・関東大会1回戦 ○2-1市立川越
・関東大会2回戦 ●2-3慶応
健大高崎
・群馬大会優勝
・関東大会1回戦 ○3-1桐光学園
・関東大会2回戦 ●5-7明秀日立
秋の成績を見るとともに関東ベスト8であるが、この後明秀日立が慶応に勝利したという事実から見ると、あえていえば健大高崎の方が上といえる。また慶応は神奈川2位、桐光学園は神奈川3位であったが直接対決があったわけでなく、ともに東海大相模に大敗している。慶応がくじ運に恵まれた中でも僅差で勝ち上がってきたのに対し、桐光学園は横浜商大・横浜隼人といった強豪をコールドで破って勝ちがってきている。実際に両チームの試合を見た身としても慶応<桐光学園であると言いたい。つまり慶応に敗れた国学院栃木よりも、桐光学園に勝った健大高崎の方が成績的にも上といえるのだ。
次に戦力面で見てみるとだうだろうか?
国学院栃木は水沢・渡辺・宮の3人の投手による継投で失点を抑え、僅差で勝利を納めてきた。その反面、関東大会では2試合とも2点しか奪えないなど打線は力不足感が否めない。
一方の健大高崎は昨春のセンバツベスト8の立役者である山下・大柿・大越・高山・今井といった選手が残り、攻撃力は関東でも随一といえるレベル。ただ投手陣にはやや不安があり、明秀日立戦では4回裏に6点を奪われて敗れてしまった。
最終的には「3投手の継投策で失点が少ない」との理由で高野連は国学院栃木を選んだ。ただ総合力でいえば断然に健大高崎というのは関東大会を見ていた人間であれば全員が言うことであろう。前に書いたセンバツ出場校発表&勝手にランク付けでも国学院栃木はDランク。これがもし健大高崎であればBをつけていただろう。投手陣に関しても健大高崎の吉田・藤原という左右の1年生投手はストレートに非常にいいものがあり、球の力ではすでに健大高崎の方が上である。その一方国学院栃木も3人が3イニングずつという見事な継投であったが、裏を返せば1人の力だと…というところなのである。投手陣も結果という面ではもちろん国学院栃木に分があるが、実際の力で言えば健大高崎も劣らず、むしろ健大高崎の上ともいえるのである。
国学院栃木もセンバツに出場するには十分な実力と結果は備えている。だが健大高崎との比較をしたときに、優勢となるような要因は実際はないように思える。
ではなぜ国学院栃木が選ばれたのであろうか?
それには高野連の強豪校嫌いの風習と地域性という観点がある気がする。
健大高崎は軌道破壊で名を馳せて、もはや全国レベルの強豪校であり、ここ最近のセンバツでは第84回ベスト4、第87回ベスト8、第89回ベスト8と見事な成績を納めている。それに対して国学院栃木は何と18年ぶりの出場ということである。もちろん国学院栃木も十分なほどの実力校であるが、現状では健大高崎にははるかに及ばない。ただ「球数制限だと投手の多い強豪校に有利になってしまうのでおかしい」という言ってしまうほどの強豪校嫌いであり、なおかつ久しぶりに出てくるようなチームが大好きな高野連の好みにあったのは国学院栃木ということであろう。
また昨年の前橋育英・健大高崎のダブル出場に象徴されるように、近年群馬県勢のセンバツ出場が多い。また関東の21世紀枠候補も群馬の藤岡中央であったことから、地域性ということで群馬より栃木となった可能性もある。
ただいずれにせよ、こんな選出は納得できるはずがなく、健大高崎は高野連の気まぐれの犠牲になったと言える。今年は例年以上の戦力の攻撃力を備え、投手陣も成長が楽しみな選手を備えているだけに、この悔しさを是非とも夏の甲子園では晴らして欲しいものだ。

秋は主戦格として活躍した健大高崎の1年生右腕の吉田はさらに成長が楽しみなピッチャーである

昨年のセンバツでは満塁ホームランを2本放った山下が今年は見られないのは残念である
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◆秋の成績
国学院栃木
・栃木大会優勝
・関東大会1回戦 ○2-1市立川越
・関東大会2回戦 ●2-3慶応
健大高崎
・群馬大会優勝
・関東大会1回戦 ○3-1桐光学園
・関東大会2回戦 ●5-7明秀日立
秋の成績を見るとともに関東ベスト8であるが、この後明秀日立が慶応に勝利したという事実から見ると、あえていえば健大高崎の方が上といえる。また慶応は神奈川2位、桐光学園は神奈川3位であったが直接対決があったわけでなく、ともに東海大相模に大敗している。慶応がくじ運に恵まれた中でも僅差で勝ち上がってきたのに対し、桐光学園は横浜商大・横浜隼人といった強豪をコールドで破って勝ちがってきている。実際に両チームの試合を見た身としても慶応<桐光学園であると言いたい。つまり慶応に敗れた国学院栃木よりも、桐光学園に勝った健大高崎の方が成績的にも上といえるのだ。
次に戦力面で見てみるとだうだろうか?
国学院栃木は水沢・渡辺・宮の3人の投手による継投で失点を抑え、僅差で勝利を納めてきた。その反面、関東大会では2試合とも2点しか奪えないなど打線は力不足感が否めない。
一方の健大高崎は昨春のセンバツベスト8の立役者である山下・大柿・大越・高山・今井といった選手が残り、攻撃力は関東でも随一といえるレベル。ただ投手陣にはやや不安があり、明秀日立戦では4回裏に6点を奪われて敗れてしまった。
最終的には「3投手の継投策で失点が少ない」との理由で高野連は国学院栃木を選んだ。ただ総合力でいえば断然に健大高崎というのは関東大会を見ていた人間であれば全員が言うことであろう。前に書いたセンバツ出場校発表&勝手にランク付けでも国学院栃木はDランク。これがもし健大高崎であればBをつけていただろう。投手陣に関しても健大高崎の吉田・藤原という左右の1年生投手はストレートに非常にいいものがあり、球の力ではすでに健大高崎の方が上である。その一方国学院栃木も3人が3イニングずつという見事な継投であったが、裏を返せば1人の力だと…というところなのである。投手陣も結果という面ではもちろん国学院栃木に分があるが、実際の力で言えば健大高崎も劣らず、むしろ健大高崎の上ともいえるのである。
国学院栃木もセンバツに出場するには十分な実力と結果は備えている。だが健大高崎との比較をしたときに、優勢となるような要因は実際はないように思える。
ではなぜ国学院栃木が選ばれたのであろうか?
それには高野連の強豪校嫌いの風習と地域性という観点がある気がする。
健大高崎は軌道破壊で名を馳せて、もはや全国レベルの強豪校であり、ここ最近のセンバツでは第84回ベスト4、第87回ベスト8、第89回ベスト8と見事な成績を納めている。それに対して国学院栃木は何と18年ぶりの出場ということである。もちろん国学院栃木も十分なほどの実力校であるが、現状では健大高崎にははるかに及ばない。ただ「球数制限だと投手の多い強豪校に有利になってしまうのでおかしい」という言ってしまうほどの強豪校嫌いであり、なおかつ久しぶりに出てくるようなチームが大好きな高野連の好みにあったのは国学院栃木ということであろう。
また昨年の前橋育英・健大高崎のダブル出場に象徴されるように、近年群馬県勢のセンバツ出場が多い。また関東の21世紀枠候補も群馬の藤岡中央であったことから、地域性ということで群馬より栃木となった可能性もある。
ただいずれにせよ、こんな選出は納得できるはずがなく、健大高崎は高野連の気まぐれの犠牲になったと言える。今年は例年以上の戦力の攻撃力を備え、投手陣も成長が楽しみな選手を備えているだけに、この悔しさを是非とも夏の甲子園では晴らして欲しいものだ。

秋は主戦格として活躍した健大高崎の1年生右腕の吉田はさらに成長が楽しみなピッチャーである

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