センバツ出場校紹介① 日大三
センバツ開幕まで20日ほどになったので今年もセンバツ出場校を紹介していきたいと思います。
まず1回目は地元の日大三です。
秋の成績
東京大会は初戦から城東→修徳→昭和→帝京…と強豪校ばかりとぶつかる組み合わせであったが、初戦の城東を6-1で破ると後は全てコールド勝ちという圧倒的な強さを見せた。昨年が東京2位でのセンバツ出場であったために、今年は負ければ絶対になりという東京大会決勝戦では勢いのある佼成学園の前に9回を1点ビハインドで迎えるも、その土壇場で打者一巡の猛攻で8点を奪い(観戦記あり)、王者の底力を見せつけて東京を制した。
秋の基本オーダー
投手陣
昨秋投手陣の中心として活躍したのが中村。ステップ幅を広くして重心を落としたフォームから140㌔前後のストレートにスライダー・チェンジアップなどの多彩な変化球を織り交ぜるピッチングの右腕。昨年の桜井と同じく、外野手としての能力も高く秋は背番号8であったが、センバツではエースナンバーを手にすることだろう。2年生右腕の井上はMax145㌔と球威ではチームNo1であり、秋は主にリリーフを務めた。秋に背番号1をつけた河村は2試合に先発するも制球に課題を残し、早々に交代となってしまった。だがテイクバックの小さなフォームからのストレートは威力があり、また投手陣で唯一の左腕としても魅力的である。河村が早々にマウンドを降りた2試合で、好投をみせたのは林であった。縦のスライダーを武器としてテンポのいいピッチングで、どんな場面でもマウンドに上がれる非常に心強い存在だ。このように力のある4人の投手が揃う一方、いわゆるエースと言い切れる投手もいないのが課題である。

背番号8であるが秋は投手陣の中心的存在であった中村
野手陣
攻撃陣の中心は前チームからのレギュラーである3番日置と4番大塚。主将の日置は、秋は佼成学園戦で9回に同点タイムリーを放つなど、まさにチームの精神的支柱である。昨年のセンバツの履正社戦ではノーヒットで代打を送られてしまったが、その悔しさを晴らすべく、唯一のセンバツ経験者としてチームを牽引して欲しい。大塚は秋は打率.514の打点18と圧倒的な成績を残していて、ホームランこそ1本であったもののまさに日大三の4番にふさわしい活躍をみせた。この2人の後を打つ飯村は技術でボールを飛ばすことのできるバッターで昭和戦では2打席連続2ランを放った。中村は投げないときはセンターを守るなどバッティングの能力も高く秋は打率.400にチーム2位の10打点をマークしていて、クリーンアップに入ってきてもおかしくない。3~6番は強力なだけに、金子・木代のミート力・走力があり小技も使える1・2番がどれだけチャンスを作れるかが重要になってくる。その他下位打線からも得点をあげることができる「さすが三高」と言わんばかりの強力打線であるが、ホームランは例年に比べると少ない。
守備の中心もやはり日置で、ショートの守備範囲が広く、安定感もあり、木代と組む二遊間はハイレベルだ。中村がマウンドに上がるときは、本来レフトの柳沢がセンターに回るため、打力のある佐藤や1年生の前田(元中日・巨人の前田幸長の息子)らがレフトの座を争う。

攻守にわたりチームの中心を担う主将の日置

秋は打率.514の18打点と大活躍であった4番大塚
センバツ制覇のキーマン
井上広輝 投手 2年
エース不在と言われた投手陣の中であるが、ポテンシャルから見ればエースになって欲しいのはこの井上だ。前チームの1番打者でU18日本代表にも選ばれた井上大成を兄に持つ右腕は、日大三にしては珍しく1年夏からベンチ入り。しなやかな腕の振りのフォームは、本当に美しく、そこから繰り出すストレートは最速145㌔をマーク。これにスライダーをはじめとした多彩な変化球を交える。東京大会ではリリーフとして優勝に貢献すると、明治神宮大会でも2番手で登板し6回8奪三振無失点の好投(最後はタイブレークで捕逸でサヨナラ負け)を見せた。まだ新2年生ということで、一冬越えて成長し、センバツにはエースとして最初のマウンドに上がってくれることを期待したい。

Max145㌔の2年生右腕はセンバツではエースに名乗りを上げて欲しい
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まず1回目は地元の日大三です。
秋の成績
東京大会は初戦から城東→修徳→昭和→帝京…と強豪校ばかりとぶつかる組み合わせであったが、初戦の城東を6-1で破ると後は全てコールド勝ちという圧倒的な強さを見せた。昨年が東京2位でのセンバツ出場であったために、今年は負ければ絶対になりという東京大会決勝戦では勢いのある佼成学園の前に9回を1点ビハインドで迎えるも、その土壇場で打者一巡の猛攻で8点を奪い(観戦記あり)、王者の底力を見せつけて東京を制した。
秋の基本オーダー
守備 | 選手名 | 学年 | |
1 | 3B | 金子 | 3 |
2 | 2B | 木代 | 3 |
3 | SS | 日置 | 3 |
4 | RF | 大塚 | 3 |
5 | 1B | 飯村 | 3 |
6 | P | 中村 | 3 |
7 | LF | 前田 | 2 |
8 | CF | 柳沢 | 3 |
9 | C | 斉藤 | 3 |
投手陣
昨秋投手陣の中心として活躍したのが中村。ステップ幅を広くして重心を落としたフォームから140㌔前後のストレートにスライダー・チェンジアップなどの多彩な変化球を織り交ぜるピッチングの右腕。昨年の桜井と同じく、外野手としての能力も高く秋は背番号8であったが、センバツではエースナンバーを手にすることだろう。2年生右腕の井上はMax145㌔と球威ではチームNo1であり、秋は主にリリーフを務めた。秋に背番号1をつけた河村は2試合に先発するも制球に課題を残し、早々に交代となってしまった。だがテイクバックの小さなフォームからのストレートは威力があり、また投手陣で唯一の左腕としても魅力的である。河村が早々にマウンドを降りた2試合で、好投をみせたのは林であった。縦のスライダーを武器としてテンポのいいピッチングで、どんな場面でもマウンドに上がれる非常に心強い存在だ。このように力のある4人の投手が揃う一方、いわゆるエースと言い切れる投手もいないのが課題である。

背番号8であるが秋は投手陣の中心的存在であった中村
野手陣
攻撃陣の中心は前チームからのレギュラーである3番日置と4番大塚。主将の日置は、秋は佼成学園戦で9回に同点タイムリーを放つなど、まさにチームの精神的支柱である。昨年のセンバツの履正社戦ではノーヒットで代打を送られてしまったが、その悔しさを晴らすべく、唯一のセンバツ経験者としてチームを牽引して欲しい。大塚は秋は打率.514の打点18と圧倒的な成績を残していて、ホームランこそ1本であったもののまさに日大三の4番にふさわしい活躍をみせた。この2人の後を打つ飯村は技術でボールを飛ばすことのできるバッターで昭和戦では2打席連続2ランを放った。中村は投げないときはセンターを守るなどバッティングの能力も高く秋は打率.400にチーム2位の10打点をマークしていて、クリーンアップに入ってきてもおかしくない。3~6番は強力なだけに、金子・木代のミート力・走力があり小技も使える1・2番がどれだけチャンスを作れるかが重要になってくる。その他下位打線からも得点をあげることができる「さすが三高」と言わんばかりの強力打線であるが、ホームランは例年に比べると少ない。
守備の中心もやはり日置で、ショートの守備範囲が広く、安定感もあり、木代と組む二遊間はハイレベルだ。中村がマウンドに上がるときは、本来レフトの柳沢がセンターに回るため、打力のある佐藤や1年生の前田(元中日・巨人の前田幸長の息子)らがレフトの座を争う。

攻守にわたりチームの中心を担う主将の日置

秋は打率.514の18打点と大活躍であった4番大塚
センバツ制覇のキーマン
井上広輝 投手 2年
エース不在と言われた投手陣の中であるが、ポテンシャルから見ればエースになって欲しいのはこの井上だ。前チームの1番打者でU18日本代表にも選ばれた井上大成を兄に持つ右腕は、日大三にしては珍しく1年夏からベンチ入り。しなやかな腕の振りのフォームは、本当に美しく、そこから繰り出すストレートは最速145㌔をマーク。これにスライダーをはじめとした多彩な変化球を交える。東京大会ではリリーフとして優勝に貢献すると、明治神宮大会でも2番手で登板し6回8奪三振無失点の好投(最後はタイブレークで捕逸でサヨナラ負け)を見せた。まだ新2年生ということで、一冬越えて成長し、センバツにはエースとして最初のマウンドに上がってくれることを期待したい。

Max145㌔の2年生右腕はセンバツではエースに名乗りを上げて欲しい
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