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中央学院×明徳義塾【選抜高校野球大会】

3/25 選抜高校野球大会
中央学院×明徳義塾 @阪神甲子園球場

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20180324中央学院×明徳義塾

1回表、中央学院は1番ピッチャー大谷がいきなり打席に立つと、ライト前ヒットで出塁。送って1死2塁のチャンスも中軸が打てずに無得点。対する明徳義塾は1回裏、先頭の眞鍋が四球で出塁すると、続く田中のバントを大谷がフィルダースチョイス。3番渡部が送って2・3塁のチャンスとすると、5番中隈の先制タイムリー、さらに6番安田もセンターオーバーの2点タイムリー2ベースで続いて明徳義塾がいきなり3点をリードする。

中央学院の反撃は4回表、先頭の平野がライト前ヒットで出塁すると、続く3番宇田が右中間を破るタイムリー2ベースで1点。なおも無死3塁であったが、ここからスクイズ失敗などもあり1点止まりとなってしまう。ただそれ以外は明徳義塾の市川、中央学院の大谷の両エースが好投を見せて、試合は3-2と明徳義塾が1点リードしたまま終盤を迎える。

8回表、中央学院は1死から大谷が四球で出塁すると、市川が平野・宇田に連続死球を与えてしまい満塁。迎える4番高鹿はここまで3三振であったが、初球を捉えると打球は三遊間を抜ける2点タイムリーで同点。さらにまた満塁となってから7番西村にも2点タイムリーが飛び出し中央学院が5-3と逆転に成功する。

明徳義塾はその裏に安田のこの日2本目のタイムリーで1点を返すも、続くチャンスでは市川が倒れて同点とはいかない。そのまま9回裏も藤森・眞鍋が倒れて2死となってしまうが、そこから田中のヒットと死球で2死1・2塁。迎えるはここまで4タコで全くいいところのなかった4番谷合であったが、谷合が大谷の甘く入ったストレートを捉えると打球はバックスクリーンに飛び込む逆転サヨナラ3ランとなった。明徳義塾が秋の神宮大会でも対戦した中央学院を返り討ちにして、3回戦進出。

20170325中央学院 西村
8回に勝ち越しとなる2点タイムリーを放つ中央学院の西村

20180325明徳義塾 安田
2本のタイムリーで3打点をあげた明徳義塾の安田

20180325明徳義塾 谷合
サヨナラホームランの谷合をホームで迎える明徳義塾ナイン


Topic
◆会場どよめきの1番ピッチャー大谷
試合のメンバー発表、いきなり「1番ピッチャー大谷」がコールされ、会場はどよめいた。中央学院の投打の柱である大谷は昨秋は全試合で4番を務めて、本家エンゼルスの大谷に絡む形で二刀流として注目を集めていたが、「1番打つ打者を1番に置いた」という相馬監督のサプライズであった。

惜しくも本家と同じように先頭打者ホームランとはいかなかったが、つまりながらもライト前に持っていき仕事は果たした。ただトータルとしては4打数1安打1四球という結果。この四球がきっかけで8回の逆転劇が始まったわけであるが、少し物足りない打撃成績となってしまった。

投げる方では秋にはやや下がっていた腕の位置を上げていたが残念なことに球速はMax139㌔止まり。それでもフォークを多めに使うなどして、スライダーなどとともに変化球を駆使したピッチングで2回~7回は明徳打線を無得点に抑えるなど悪いなりにまとめ上げた点は評価できる。ただ最後は谷合投じた球が甘く入ってしまいサヨナラ負け。まるで夏敗れたときのように涙ぐんでいたが、これをバネに夏には甲子園に戻ってきて、投打で活躍して欲しい。

20170325中央学院 大谷
初回に1番打者としてライト前ヒットを放つ中央学院の大谷


◆初スタメンが甲子園で4番
秋は4番だった大谷が1番に抜擢され、その代わりに4番に座ったのが、この試合が公式戦初スタメンとなる2年生の高鹿であった。そんな高鹿であったが、明徳義塾の好投手市川の前に1打席目~3打席目まで3三振と全くいいところがなかった。

8回表は2点ビハインドで2死満塁という場面で4番高鹿を迎えた。ひょっとしたら代打もあるかもという場面であったが、相馬監督は「力を抜いていけ」とそのまま高鹿を送り出すと、初球のスライダーを捉えて前進守備の三遊間を抜ける、2点タイムリーヒットとなった。これまでの3打席ではいずれもこのスライダーで三振を喫していたので、見事にやり返した形であった。惜しくも試合には敗れてしまったが、まだ2年生である高鹿がこのような経験を積めたことは、今後の中央学院にとっての財産となることであろう。

20170325中央学院 高鹿
初スタメンで中央学院の4番に抜擢された高鹿


◆エース市川がまさかの5失点も…
秋は公式戦全試合を1人で投げ抜き、明徳義塾を明治神宮大会優勝に導いた市川。大会で1位2位を争うといわれる右腕は、序盤はその評判通りのレベルの高いピッチングで、ストレートは最速146㌔をマークし、キレのあるスライダーなども交えて中央学院打線を手玉にとっていった。4回に1点を失うも、それ以外は得点圏にランナーを背負ったのは2度だけで、7回まで4安打1失点9奪三振無四球というナイスピッチングであった。

しかし8回表、警戒する大谷に四球を与えたのはしょうがないが、スライダーが引っ掛かったのか左バッターのインコースにいってしまい、平野・宇田という左バッター2人に連続死球を与えてしまい満塁。経験豊富な市川であったが、キャッチャーの安田が何度もマウンドにいっていたことに象徴されるように、動揺していたようで、高鹿・西村に2本の2点タイムリーを浴びてしまい逆転を許してしまった。

幸いチームが逆転勝ちをしたが、まさかの5失点とあって市川は反省の弁を述べた。それでも今日の試合も8回の1イニング以外は申し分ないピッチングであったし、大会でも大会で1位2位という評価は変わらない。次戦では市川の完封勝利も大いに期待できることであろう。

20180325明徳義塾 市川
5失点を喫してしまった明徳義塾のエース市川だが次戦に期待


Pickup Player
谷合悠斗 明徳義塾3年 外野手
~全く機能していなかった4番が最後に成し遂げた大仕事~
それまでの内容も加味すると、まさに「一振りで決めた」という言葉がふさわしい明徳義塾の4番谷合のサヨナラ3ランであった。

谷合は強豪明徳義塾において強打を武器に1年夏から5番レフトとして甲子園に出場。2年秋からは4番を務め、昨年のセンバツでは早実戦でホームランを放つなど活躍。昨秋は不振で打順は6番まで落ちるも、明治神宮大会優勝の準決勝で貴重な2ランを放ち4番に戻ると、決勝戦では3安打の活躍。オフは右肘の手術なども経験したが、無事に復帰を果たすと、自身4度目となる甲子園の舞台でも4番を務めた。

しかしこの日の谷合はまさにブレーキであった。1死2・3塁で迎えた第1打席ではショートゴロ、2死3塁で迎えた3打席ではレフトフライ。8回表に逆転をされた直後の8回裏は、先頭の渡部が出塁して反撃の狼煙をあげるも、セカンドゴロ併殺。と4打席目までは全くいいところがなかった。このままいけば戦犯ともなりえた谷合であったが、9回2死から味方が粘って、1点ビハインドの2死1・2塁という場面で第5打席が回ってきた。谷合は3球目の大谷の甘く入ったストレートを捉えると、打球は伸びてセンターのバックスクリーンに飛び込む逆転3ランとなった。

抽選後のインタビューで中央学院の大谷について尋ねられた馬淵監督は「うちの谷合の方が上」と言い切った。そんな監督に恩返しをするかのごとく、最後は最高のバッティングで甲子園通算50勝目をプレゼントした。前にも書かせてもらったように(センバツ出場校紹介③ 明徳義塾)、谷合が打てば明徳打線は波に乗る。苦しみながらも勝利を手にした明徳義塾は次戦以降さらに調子が上がってきて、他チームにとってはさらなる脅威となることだろう。

20180325明徳義塾 谷合
逆転サヨナラ3ランを放つ明徳義塾の4番谷合


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