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早稲田大×日本通運【東京六大学社会人対抗戦】

4/1 東京六大学社会人対抗戦
早稲田大×日本通運 @神宮球場

試合スコア
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
20180401早稲田大×日本通運

日通:生田目、早稲田:早川の好投で始まった試合は2回まで両チームとも無得点。しかし日本通運は3回裏、先頭の主将浦部が早川のストレートをバックスクリーンに運んで先制。続く4回裏にも先頭の稲垣のセンター前の当たりをセンター山田が飛び込むも取れずに3ベースとなると、4番北川が1・2塁間を抜くタイムリー。北川は3塁まで進むと、7番浦部のサードフライでタッチアップし、日通がサードファールフライの犠牲フライで3点目をあげる。

早稲田打線は5回まで生田目の前に吉澤のヒット以外はパーフェクトに抑えられるも、2番手庄司に代わった6回には初めてランナーを得点圏に進め、7回にも1死1・2塁とこの日最大のチャンスを迎える。しかし6番丸山は三振、7番檜村は盗塁の際に守備妨害をとられてしまい無得点。

日通打線は8回裏に1死1塁から代打藤嶋が右中間スタンドに2ランを放ってとどめを刺した。日通が4投手の完封リレーで早稲田相手に社会人チームの意地を見せた。

20180401早稲田大 早川
4回3失点であったが5三振を奪うなどまずまずの投球を披露した早稲田大の先発早川

20180401日本通運 浦部

先制ホームランを含む2打点をあげた日本通運の主将浦部

20180401日本通運 藤嶋
代打2ランを放った日本通運の藤嶋


感想など
◆メンバーガチな日通
相手は大学生ということもあって、この六大学社会人対抗戦では新人を起用したりすることも多い社会人チーム。しかしこの日の日本通運のスタメンには浦部・関本ら年長者もちゃんと名を連ねていて、現時点でのフルメンバーといえる布陣であった。そして先発にも高山や阿部でこそないものの、今年のドラフト候補筆頭である生田目を据えてのガチであった(でもさすがに武田久はベンチ入りしていないかった)。

7回に迎えたこの日最大のピンチでも左打者を打ち取るところまでは左サイドの庄司を続投されて、右の檜村を迎えたところで右腕池田にスイッチ。8回はアンダースローの和田、9回は左腕の渡辺と本番さながらのリレーで完封。まさにガチな戦いぶりで、ちょうど2年前の対抗戦で2-6と敗れた早稲田に対し、今回はまったく寄せ付けない戦いぶりでの快勝であった。


◆大阪桐蔭バッテリーが早くも神宮デビュー
早稲田の2番手としてマウンドに上がったのは新1年生の徳山。ちょうど1年前の同じ日には大阪桐蔭のエースとしてセンバツ制覇を果たした投手だ。そして徳山登板と同時にキャッチャーも同じく大阪桐蔭出身の1年生岩本に代わった。岩本は秋は徳山とバッテリーを組んでセンバツ出場権確保をするも、センバツ直前に骨折をして、センバツ制覇の瞬間をスコアラーとして迎えることとなった。その後はセンバツで捕手として活躍した福井(慶応大)が正捕手を務め、岩本は復帰しても外野兼2番手捕手となってしまった。それでももともとはプロも注目であった捕手岩本は、徳山とともに早稲田にスポーツ推薦で入学。4枠ほどしかない早稲田のスポーツ推薦に同じ高校の選手が選ばれるのは極めて異例である。そしてこの日、1年前のセンバツでバッテリーを組むことができなかった2人がこの神宮の地でバッテリー組むこととなった。

徳山は最速こそ139㌔であったが。回転のいいストレートがアウトコースに決まっていた。先頭の代打佐藤デシャーンを全球ストレートで三振にとると、続く1番大谷も連続三振。最後は鎌田をショートゴロに打ち取り、完璧な内容の神宮デビューを果たした。投じた12球中10球がストレートであり、高校を卒業したばかりの徳山であるが、その球が社会人の強豪にも通用することを証明した。エース小島に、2番手も早川or今西と先発が固まりつつある中、リリーフとしての適性も十分そうで、春のリーグ戦デビューの可能性もかなり高そうだ。

20180401早稲田大 徳山 20180401早稲田大 岩本
大阪桐蔭時代に続きこの神宮でもバッテリーを組むことのできた徳山と岩本


◆丸山のシンデレラストーリー
徳山・岩本(ともに大阪桐蔭)の他にも、西垣(報徳学園)・鈴木(作新学院)と甲子園を沸かせた新1年生のスポーツ推薦カルテッドが出場したこの試合。しかし新1年生でこの日1番出場したのはセカンドでフル出場した丸山であった。

丸山は広陵で夏に甲子園準Vを経験しているが、その道のりは4人とは対照的だ。丸山は甲子園でも背番号は15であり、レギュラーになったのはなんと甲子園3試合目の聖光学院戦から。ケガで不調の高田桐に代わってショートのスタメンに名を連ねると、センターオーバーのタイムリー2ベースを放つ活躍を見せてスタメンに定着し、夏の甲子園で19打数9安打4打点と見事な活躍をみせた。そして秋の国体では正真正銘のレギュラーとして、決勝では徳山・岩本のいる大阪桐蔭を破って優勝を果たした。

この日は3打数ノーヒット2三振と活躍できなかった丸山だが、オープン戦の出場状況や、野手はレギュラーで臨んだこの試合でフル出場を果たしたところを見ると、現状はセカンドのレギュラー筆頭。2年秋には1度はベンチ外でもあった丸山が、夏の甲子園ではレギュラーを掴み、翌春には大学の名門早稲田のレギュラーを掴む。まさにシンデレラのようなストーリーが現実味を帯びてきている。

20180401早稲田大 丸山
セカンドとしてフル出場をはたした早稲田の新1年生丸山


Pickup Player
生田目翼 日本通運 投手
~早稲田にリベンジで先発投手としてアピールに成功~
日通の先発の生田目のこの日のピッチングは圧巻の一言でしかなかった。

水戸工では4番エースとして活躍した生田目は流通経済大に進学すると、1年春よりリリーフとして登板を果たし、2年春よりエースとなる。この2年春のリーグ戦では田中正義(ソフトバンク)と投げ合った創価大戦で1-0の完封勝利を納めており、これが田中にとって大学のリーグ戦で唯一の敗けとなった。3年春には創価大から2試合連続完投勝利、東京国際大戦で155㌔をマークするなど、6勝0敗の成績でチームをリーグ制覇に導きMVPを獲得。大学野球選手権でも神奈川大を完封するなどして決勝まで進出するも、連投の疲れもあり早稲田大の前に敗れた。その後3年春には肘を故障し、さらに右肩も痛め、4年時には1勝のみとなってしまった。3年春の大学野球選手権のときは「公務員になりたい」と発言して物議をかもしたが、最終的にはプロ志望届を提出するも、(おそらく上位縛りがあって)指名漏れで日本通運に入社した。日本通運では1年目から都市対抗で抑えを務めるなどして準Vを経験した。

そんな社会人になってからリリーフが主戦場であった生田目だが、この日は先発のマウンドに上がった。初回から151㌔をマークするなど全開の投球で、そのストレートを見せた球にして、100㌔前後のスローカーブなども交えて、最後はスライダーかフォークで仕留めるという投球スタイル。初回に吉澤にヒットを浴びたがそれ以外はランナーすら出さらないパーフェクトピッチングで、5回1安打無失点7奪三振という圧巻の内容で、大学のときに敗れた早稲田に見事リベンジを果たした。生田目は馬力がある分、コントロールにはバラツキが残る投手だったので、特に無四球というのは評価したいところで、うまく先発仕様にシフトできていると感じた。

またこの日もう1つ注目だったのがバッティングだ。生田目は流通経済大時代はDHありのリーグなのでバッティングは行っていたかったが、3年秋の投げられないときに打撃を練習して横浜市長杯ではDHとして出場したほどの実力の持ち主。社会人になればバッティングの機会は完全に失われたが、東京六大学のルールに合わせる形のこの試合では打席にも立った。「本当に連取していない投手かよ?」というくらい豪快なスイングを見せた生田目は三振に終わるが、その豪快なスイングのせいもあってからキャッチャーが捕逸して振り逃げで出塁した。

やはり生田目というのは見ていて華のある選手だと再認識した。今日のような投球を続けていけば、今年の秋のドラ1も大いにあり得るだろう。

20180401日本通運 生田目
5回1安打無失点7奪三振という圧巻のピッチングを披露した日本通運先発の生田目


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