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東海理化×Honda【オープン戦】

5/12 オープン戦
東海理化×Honda @県営大宮球場

試合スコア
※ちょっと書き方変えてみました
※カメラの電池が入っていないという失態を犯したのでNoPictureでお送りします

東海理化は1回表、先頭の井貝が四球で出塁するも、2番大谷のところで仕掛けたエンドランはサード正面の強烈なゴロとなりゲッツー。3番安藤がレフト線に2ベースを放ち再びチャンスを作るも4番齋藤はレフトフライに倒れて無得点。3回表にも同じように先頭の井貝がヒットで出塁すると、2番大谷の打球はセカンドゴロとまたもやゲッツーコースに飛んでしまうがセカンド→ショートと渡った後、1塁への送球はそれてしまい、逆に大谷が2塁へ進塁してしまう。俊足の大谷は続く打者の4球目に3盗を決めると、4番齋藤がピッチャー強襲のタイムリーヒットを放ち先制。

齋藤の打球が直撃してしまったHondaの先発田村であったが、スピードこそMax134㌔であったがコースへの角度のあるストレートが決まり、スライダー・カーブ・スクリュー(?)などを織り交ぜたピッチング。特に3回あたりから多くなったカットボールが有効で5回を1失点とまとめあげた。エース福島に、社会人の中ではNo1ドラフト候補といえる齋藤に、スポニチ杯の決勝で先発したルーキー東野と先発投手陣の層も厚いHonda。ただこの日は東野の投球がイマイチであったこともあり、先発左腕の座を奪くべく名乗りをあげたといえる。

対する東海理化の先発の立野は初回から木浪・辻野を連続三振に斬って取るなど素晴らしいピッチング(詳細はPickUp Playerで…)。4回までHonda打線を1安打無失点に抑えるが、迎えた5回裏に四球→鈴木のセーフティバント→松田のセンター前ヒットで満塁とされてしまうと、9番篠塚にレフトへ犠牲フライを浴びてしまい、Hondaが同点に追いついて1-1で前半戦を終える。

6回からは両チームともに継投に入る。Hondaは田村ー辻野の白鴎大バッテリーから、齋藤ー山崎のバッテリーに交代。齋藤はMax145㌔(大宮のスピードガンが厳しいので実際はもう少しでていそう)のうなるようなストレートに変化球はスライダーのみという投球で制球にやや苦しんで四球を2個出してしまうも、他は全員ピッチャーゴロと力で押さえつけて1回無失点。

しかしHonda7回に登板した東野は、先頭の井貝に右中間に2ベースを浴びてしまう。さらにセカンド牽制で井貝が3塁へスタートを切ってしまうと、これを刺そうとしたセカンド→3塁への送球が暴投となり、井貝が1人でホームインして東海理化が勝ち越し。東野は2死から駒大の先輩の4番齋藤(東野が1年のときに齋藤が4年で明治神宮大会を制覇した)にヒットを浴びると、続く5番は米満。昨年東都1部復帰を果たしたエースが東野、主将で3番が米満という駒大同期の対決はレフトフライと東野に軍配があがり、東海理化は1点リードのみ。

齋藤・東野とプロも注目する若手が登板したHondaに対して、東海理化は6回から17年目のベテラン左腕の川脇が登板。川脇はストレートは表示上は120㌔程度であったが、持ち前の投球術で6回・7回と6人パーフェクトピッチ。しかし8回から3番手内田が登板すると、Hondaは松田のセンター前→篠塚のバント→木浪のセンター前で1死1・3塁のチャンスを作ると、山崎のショートゴロの間に1点をあげて同点に追いつく。

Hondaの投手陣の中でこの日1番よかったのは8回から4番手で登板した幸良。130㌔後半の勢いのあるストレートに加えて、スライダー・チェンジアップというピッチングで東海理化から2回で5奪三振。特に打者の手元で急激に沈み込むチェンジアップは健在で、最初の三振3個はチェンジアップ、東海理化打線がチェンジアップを意識し始めると今度は大胆にストレートで三振を奪った。東農大時代は典型的な先発投手であったが、Hondaに入ってから見事にリリーフ適正も証明した。

試合は8回裏にHondaが追いつくと、そのまま2-2で引き分けとなった。

20180512東海理化×Honda
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

両チームともに都市対抗予選開始の1週間後に控え、スタメンの顔ぶれなどはほぼフルというオープン戦。とりあえずは都市対抗出場が目標となるであろう東海理化にとっては、スポニチ杯とJABA四国大会を制するなど1番実績をあがえているHonda相手に引き分けというのはトータルで見れば良い結果といえるだろう。特に先発した立野が強豪相手に素晴らしいピッチングを見せたのは好材料だ。打線で光ったのは1番の井貝で5打席中送りバント以外の4打席で出塁し、2打数2安打の活躍。7回には俊足も絡めてまさに1人でを奪った形であった。この井貝の他にも、大谷・齋藤・米満・中野と左の巧打者が並ぶのが東海理化打線の特徴であった。

一方のHondaとしては立野が良かったとはいえ計2得点というのは打線として物足りないところであろう。鈴木・松田の7・8番はともに2安打と元気であったが、それ以外は木浪のヒット1本のみと2~6番はさっぱりであった。鈴木・松田に関してはこの調子で、都市対抗予選では是非上位を打って欲しいバッターであり、そこで活躍すればプロという話も見えてくる2人である。投手陣は先発として合格点を与えらえるピッチングの田村、リリーフ適正を見せた幸良をはじめとして良かった。ただ失った2点が、篠塚・木浪という鉄壁を誇るはずの二遊間のエラー絡みというのはやや気になるところであった。


Pickup Player
立野和明 東海理化 投手
~強豪相手に見事すぎる5回1失点~
東海理化がHonda相手に引き分けと大善戦できた最大の要因は5回まで1失点の好投をみせた先発の立野であろう。

立野は中部大一高で2年秋からエースを務めるも、5-6と至学館にサヨナラ負けを喫して敗退。この悔しさをバネに冬場のトレーニングで球速を大幅アップさせて140㌔を超える右腕として春・夏と注目されていたが、ともに愛知大会の3回戦で敗退。しかし140㌔超えという球速に加えて、非常に綺麗なフォームとコントロールの良さなども評価されて、東海理化に入社すると、1年目から自己最速を更新する144する㌔をマークするなど活躍していた。

この日先発のマウンドにあがった立野はいきなり木浪・辻野を連続三振に仕留めるなど上々の立ち上狩りを見せると、まるでHonda打線を圧倒するようなピッチングで4回まで許したランナーは鈴木のヒットのみという完璧なピッチング。綺麗なオーバースローか放たれるストレートは表示で最速143㌔(大宮の表示辛いので144㌔を更新している可能性が高い)をマークしたが、球にノビがあるので打者はそれ以上に感じることであろう。120㌔後半のカットボールも効いていて、縦のスライダーもなかなかの代物であり、この他に130㌔のフォーク(?)を投げていて、この球の精度が上がってくればもっと三振を奪える投手だと感じた。5回には満塁のピンチを招くと篠塚に犠牲フライを打たれ1点を失ってしまい5回で降板。しかしまともに打たれたヒットは2本のみで、5回1失点という結果は本当に見事であった。

まだ高卒2年目でこれだけ投げられるのであれば、ドラフト解禁となる来年には十分にドラフト候補として名前が挙がってくる投手。さらにはチーム初の都市対抗勝利に導くことができれば、2013年の金平以来の東海理化からの指名は現実味を帯びてきて、3年目の活躍次第では上位指名もあり得る逸材であろう。


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