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東大×法政大【東京六大学野球連盟】

5/13 東京六大学野球連盟第5週2日目
東大×法政大

試合経過

前日の初戦は法政が中山のサイクル安打などで17-2と大勝して迎えた、東大×法政の2試合目。東大は先発のマウンドに前日に続き左腕の小林を送る。前の週に早稲田大相手に9回途中1失点(0-1でサヨナラ負け)の好投を見せてから完全に東大の投手陣の1番手となっている。そんな小林はカットボール、スライダー、カーブと緩急をつけたピッチングで1・2回と法政打線をノーヒットに抑えていた。しかし法政は3回裏に先頭の安本に内野安打で出塁し、高田がバントで送ると、1番相馬の打球は詰まりながらもセンター前に落ち、またこの詰まったことが幸いして2塁ランナーの安本が一気にホームインを果たし先制する。

20180513東大 小林
前日に続き先発のマウンドにあがり3回1失点とまとめた東大の小林


法政の先発は3週連続で2戦目に先発と、先発2番手に定着した高田。高田は3回まで東大打線を無得点に抑えるが、先制点をもらった直後の4回表、1死から東大の4番岡に左中間スタンドにホームランを浴びて同点。2年生ながら東大の4番を務めているだけはあるという見事なリーグ戦初ホームランであった。

東大は4回裏から2番手宮本をマウンドに送り継投に入る。小林は前日に5回に捕まっていたこともあり、3回1失点であるが早めの継投となった。2番手で登板したのは背番号1を背負う宮本で、宮本はストレートは130㌔前半であるが、同じように腕を思いっきり振ったフォームからスライダーを投じることができるのは非常に魅力であり、東大投手陣の中では小林と左右の双璧をなす存在といえる。宮本は4回は法政打線を見事に打ち取るが、迎えた5回裏…法政は1死から安本がレフト線への2ベースで出塁すると、続く9番高田が自らのバットでレフトオーバーのタイムリー2ベースを放ち勝ち越しに成功。さらに2番川口にもタイムリーが飛び出して2点を勝ち越す。

これ以上突き放されたくない東大は6回裏から3番手として有坂をマウンドに送るも、先頭の4番中山が右中間を破る3ベース。中山といえば186㎝90㎏という巨漢で大学球界屈指のパワーヒッターであるが、身体能力は高いために走力もスピードに乗るとなかなかのもので一気に3塁を陥れガッツポーズ。クールなキャプテン向山とはまた異なった形で気迫を全面に押し出して、ここまで勝ち点0と低迷していたチームを牽引していると感じた。この中山を中村浩が犠牲フライで返し、4-1。

20180513法政大 中山
この日は足でも魅せた法政の主砲中山


続く7回裏にも三度安本のヒットからチャンスを作ると、川口のライトフェンス直撃の2打席連続となるタイムリー、さらに2・3塁から3番向山のセンター前ヒットで2者が生還し、とどめはここまでリーグ首位打者の6番中村浩のタイムリーでこの回一挙4点。8回裏にも東大5番手の山下大がいきなり連続死球を与えて降板すると、相馬のヒットで満塁としてから、川口・向山の連続犠牲フライで2点を加えた。ここまで打率1割台と不調に苦しんでいた川口だが、この日は3打席目から3打席連続で打点を挙げていて復調の兆しが見られたのは大きかった。

20180513法政大 川口
タイムリー2本を含む3安打の活躍と復調してきた法政大の川口


法政は投げては高田が6回1失点、2番手で登板した石川は7・8回を6人パーフェクト。石川はこの日はストレートは141㌔止まりであったが、藤平(楽天)と横浜の左右2枚看板として活躍していた高校時代と相変わらず、キレに加えてオーバースローからの縦に角度のあるストレートであった。変化球に関しては大きく曲がる縦のスライダーに、チェンジアップと高校時代よりもレベルがあがっていて、ストレートの最速が146㌔に伸びたことばかりが話題になっているが、変化球をうまく使えるようになったことがこの春からリリーフ投手として活躍できる要因であると感じた。

20180513法政大 石川
7・8回をパーフェクトに抑えた法政2番手の石川


立教との3回戦、慶応との1・2回戦に続いて最終回には朝山が登板。先頭打者のライト前ヒットを向山が突っ込んで逸らして3ベースになってしまった関係でこの春初失点を喫してしまうが、やや癖のあるMax145㌔のストレートを中心に押すピッチングで後続3人を抑えてゲームセット。法政が10-2と快勝して、東大に連勝で今季初の勝ち点を手に入れた。

20180513東大×法政大

法政としては前日の試合に続いての快勝で、相手は東大といえども投打ともにいい内容の試合で、咋秋東大に勝ち点を献上してしまったという経験も生きている感じた。中でも大きな収穫であったのは先発の2年生高田が投打にわたる活躍で、リーグ戦初勝利をあげたこと。高田はストレートこそMax141㌔であったが、その他にスライダー・カーブ・フォーク・チェンジアップ(?)など多彩な変化球を操り、四死球も0個と非常に安定したピッチングで6回1失点。あとはこのピッチングが今後早稲田・明治に対してどれだけ通用するかというところであるが、平塚学園では1年秋に翌年の夏に甲子園を制した東海大相模を破った右腕がその実力を発揮しつつあるといえる。打線も前日からスタメンに抜擢された安本が2日連続で起用に応える3安打で、不調であった川口も3打点をあげるなど全体的に活気を取り戻しつつある。この世代は菅野・中山・川口・中村浩・大西といった下級生頃からチームの中心を担ってきた選手たちがいて期待されたいた代だけに、もう春は優勝はなくなってしまったが、秋に向けてどんどん勢いをつけていき優勝を狙って欲しい。

20180513法政大 高田
投打にわたる活躍でリーグ戦初勝利をあげた法政大の高田


一方の東大はやはりまだまだ戦力が整っていないと感じた。昨年の宮台(日本ハム)のように絶対的エースが不在であり、継投でつないだ投手陣は小林・宮本に次ぐ投手が明らかに力不足。やはり継投に持ち込むのであれば、もう1人出てきて3人で回したいところであり、昨秋は先発2番手を務めていた濱崎ら経験のある選手に期待したい。打線は結果から見ればこちらもまだまだであるが、この日のスタメンで4年生は2人のみ。2年生の4番岡がホームランを放つなど収穫もあり、投手陣の小林・宮本も3年生であることを考えると、このメンバーで経験を積んでいけば、ちょうど昨年のチームと同じような境遇だけに勝ち点をあげられるようなチームになるかもしれない。

20180513東大 岡
2回に同点ホームランを放った東大の2年生の4番岡


Pickup Player
安本竜二 法政大3年 ファースト
~この日はチャンスメークに大活躍~
法政大が先制した3回、勝ち越した5回、ビックイニングとなった7回の攻撃は全て8番の安本のヒットから始まっていた。

安本は静岡高で高校通算14発を誇った強打と安定した守備で主軸を担った。2年夏・3年春は5番ショート、3年夏は5番サードとして3度も甲子園出場を果たしていて、同期に堀内(楽天)・内山(明治大)・平野(駒澤大)、1個下に村木(筑波大)・鈴木(西武)とタレントが揃ったチームの中心であった。法政大では入学前のオープン戦からトップチームに帯同していたが、1年目はリーグ戦出場はなく、2年目にリーグ戦デビューを果たすも打席は1打席のみ。3年になった今季はチームの開幕戦で7番ファーストでスタメン出場を果たすも2三振にノーヒットと結果を残せずにいると、1度はベンチ外も経験。しかしベンチ復帰即スタメンとなった前日の東大戦で5打数4安打4打点という大活躍を見せると、この試合でもその活躍が評価されて2試合連続でスタメン出場(8番ファースト)を果たした。

安本は1打席目は決していい当たりでなかったが。サードのとりづらいベース付近のゴロとなると懸命に走って内野安打。相馬のタイムリーで先制のホームを踏んだ。2打席目には宮本のスライダーをうまくレフト線に運ぶ2ベースで出塁すると、高田のタイムリー2ベースで勝ち越しのホームを踏んだ。第3打席でもレフト前ヒットを放ち、7回のビックイニングの口火を切った。上述もした通り、先制した3回、勝ち越した5回、4得点とビックイニングとなった7回とこの試合の法政の攻撃のキーとなったイニングの攻撃はいずれもランナー無しの場面から安本がヒットを放つことで始まっている。この試合の安本は3打数3安打という結果であったのが、そういう意味でこの3安打はいずれも法政の攻撃の口火を切る非常に貴重な3安打であった。

この東大2連戦では8打数7安打と素晴らしい結果を残した安本。ただここ2試合とも相手ピッチャーが左腕だったこと、戦力層の厚い法政でのファーストのレギュラー争いはし烈を極めていることから、まだレギュラーに定着とは言い切れない状態である。この活躍を来週も継続してもらい、是非ともレギュラーの座を確固たるものにして欲しいものだ。

20180513法政大 安本
得点イニングの口火をきる3安打を放った法政安本大の安本


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